JP6880250B2 - 送風機及び空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、送風機及び空気調和装置に関し、特に、ベルマウスを備えている送風機及び空気調和装置に関するものである。
従来、回転自在に設けられている遠心ファンと、空気が通過する開口部が形成されているベルマウスを有する仕切板とを備えている送風機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の送風機の仕切板は、ベルマウスの環状端部に繋がっているフランジ部を有している。また、特許文献1に記載の送風機は、フランジ部からベルマウスにかけて延びているガイド部を有している。特許文献1の送風機のガイド部は、遠心ファンに流入する空気を旋回させる機能を有している。
遠心ファンに流入する空気の速度ベクトルは、ベルマウスの径方向に平行な速度成分Vrと、ベルマウスの周方向の速度成分Vθと、ベルマウスの軸方向に平行な速度成分Vzとを有している。また、ベルマウスから遠心ファンに流入する空気の量を吸込空気量と定義する。ここで、一般的に、速度成分Vrの増加及び速度成分Vzの増加は単位時間あたりの吸込空気量の増加に寄与するが、速度成分Vθの増加は単位時間あたりの吸込空気量の増加に寄与しない。また、一般的に、フランジ部に沿って流れる空気がベルマウスに近づくにしたがって、速度成分Vrと速度成分Vθとの合成速度成分は増加する。なお、以下では、速度成分Vrと速度成分Vθとの合成速度成分を、単に合成速度成分とも称する。この合成速度成分が増加すると、その分、仕切板に沿って流れている空気が仕切板の表面から剥離しやすくなる。このような空気の剥離は、送風機の運転音の増大の一因となっている。
特開2009−24595号公報
特許文献1の送風機において、遠心ファンに流入する空気の速度成分Vrの一部は、ガイド部の作用により、遠心ファンに流入する空気の速度成分Vθへ変換される。遠心ファンに流入する空気の速度成分Vrの一部が速度成分Vθに変換されると速度成分Vrが低減するとともに速度成分Vθが増大することになるので、遠心ファンに流入する空気の速度成分Vrの一部が速度成分Vθに変換されると単位時間あたりの吸込空気量が低減してしまう。ここで、特許文献1の送風機における、遠心ファンに流入する空気の合成速度成分と、ガイド部が存在しない送風機における、遠心ファンに流入する空気の合成速度成分とは、遠心ファンの出力等の種々の条件が同じであれば、大差がないと考えられる。このため、特許文献1の送風機における空気の剥離に伴う運転音と、ガイド部が存在しない送風機における空気の剥離に伴う運転音とについても、大差がないと考えられる。つまり、特許文献1の送風機は、単位時間あたりの吸込空気量に対する、空気の剥離に伴う運転音が大きくなってしまう、という課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、単位時間あたりの吸込空気量に対する運転音を抑制することができる送風機及び空気調和装置を提供することを目的としている。
本発明に係る送風機は、電動機と、一端部が電動機に接続されているシャフトと、シャフトの他端部が固定されている主板、及び、主板に設けられている複数の翼を有する遠心ファンと、遠心ファンよりも空気流れ方向の上流側に設けられ、空気が通過する開口部が形成されている筒状のベルマウス、及び、ベルマウスの上流側の環状端部に繋がっている板状のフランジ部を有する仕切板と、フランジ部に立設された第1の立設部と、ベルマウスに立設された第2の立設部とを有し、第1の立設部から第2の立設部までが、フランジ部からベルマウスにかけて延びており、且つ、ベルマウスの径方向に平行に設けられている板状部と、を備えている。
本発明によれば、仕切板が板状部を有しているので、空気の速度成分Vrの低減が抑制されるとともに空気の速度成分Vθの増大が抑制され、その結果、単位時間あたりの吸込空気量の低減が抑制される。このため、本発明によれば、単位時間あたりの吸込空気量に対する運転音が抑制される。
実施の形態に係る送風機5を備えている空気調和装置100の冷媒回路図である。 実施の形態に係る送風機5を備えている室内機50の断面図である。 実施の形態に係る送風機5の遠心ファン5Aの斜視図である。 実施の形態に係る送風機5の仕切板10の説明図である。 図4に示すA−A断面図である。 (a)は板状部11の斜視図であり、(b)は板状部11の寸法の説明図である。 実施の形態に係る送風機5を備えている室内機50の動作説明図である。 仕切板10及び板状部11における空気の流れの説明図である。 速度成分Vθ、速度成分Vr及び速度成分Vzの説明図である。 実施の形態に係る送風機5の板状部11の配置の変形例である。
実施の形態.
以下、図面を参照しながら実施の形態について説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
<実施の形態の構成>
図1は、実施の形態に係る送風機5を備えている空気調和装置100の冷媒回路図である。図1に基づいて、空気調和装置100の構成について説明する。空気調和装置100は、冷媒を圧縮する圧縮機41と、冷媒を液化する熱交換器3と、冷媒を減圧させる絞り装置42と、冷媒を気化する蒸発器43とを備えている。また、空気調和装置100は、熱交換器3へ空気を供給する送風機5と、蒸発器43へ空気を供給する送風機44とを備えている。
図2は、実施の形態に係る送風機5を備えている室内機50の断面図である。図3は、実施の形態に係る送風機5の遠心ファン5Aの斜視図である。図4は、実施の形態に係る送風機5の仕切板10の説明図である。図5は、図4に示すA−A断面図である。図6は、(a)は板状部11の斜視図であり、(b)は板状部11の寸法の説明図である。図2〜図6に基づいて、室内機50及び送風機5の構成について説明する。
図2に示すように、室内機50は、天井40に設置される天井埋込型の室内機である。室内機50は、枠状の本体1と、本体1に固定されている化粧パネル2と、冷媒と空気とを熱交換する熱交換器3と、熱交換器3の下に設けられ、ドレン水を貯留するドレンパン4と、本体1内に空気を取り込む送風機5とを備えている。また、室内機50は、空気の吹出方向を調整するルーバー6と、送風機5が設けられている側と化粧パネル2が設けられている側とを仕切る仕切板10と、仕切板10に設けられている板状部11とを備えている。
図2に示すように、本体1には、化粧パネル2が設けられている風路AP1と、送風機5が設けられ、且つ、風路AP1よりも空気流れ方向の下流側に設けられている風路AP2と、風路AP2よりも空気流れ方向の下流側に設けられている風路AP3と、が形成されている。本体1内には、仕切板10と、板状部11と、送風機5と、熱交換器3と、ドレンパン4とが収容されている。本体1には、熱交換器3を通過した空気を室内へ導く吹出口Op2が形成されている。吹出口Op2にはルーバー6が設けられている。化粧パネル2には、本体1に固定されている枠体2Aと、柵状のグリル2Bと、空気中の塵埃を捕集するフィルター2Cとを有している。また、化粧パネル2には、室内の空気を風路AP1へ導く吸込口Op1が形成されている。熱交換器3は風路AP2と風路AP3との間に設けられている。ドレンパン4には仕切板10が取り付けられている。
図2及び図3に示すように、送風機5は、遠心ファン5Aと、本体1に固定され、遠心ファン5Aを駆動する電動機5Bと、一端部が電動機5Bに接続され、他端部が遠心ファン5Aに固定されているシャフト5Cとを有している。図3に示すように、遠心ファン5Aは、シャフト5Cの他端部が挿入されている主板5A1と、主板5A1に設けられている複数の翼5A2と、円環状に形成されているシュラウド5A3とを有している。主板5A1の中央部には、電動機5B側からシュラウド5A3側へ突出し、シャフト5Cの他端部が挿入されているボス部5A4が形成されている。シュラウド5A3には空気が通過する開口部5A5が形成されている。
図2及び図5に示すように、仕切板10は、板状のフランジ部10Aと、遠心ファン5Aよりも空気流れ方向の上流側に設けられている筒状のベルマウス10Bと、ドレンパン4に取り付けられる縁部10Cとを備えている。フランジ部10Aは、ベルマウス10B及び縁部10Cと繋がっている。フランジ部10Aの下面Sr1は化粧パネル2に向かい合っている。具体的には、フランジ部10Aは、化粧パネル2の吸込口Op1の上側に設けられている。フランジ部10Aの上面Sr2は遠心ファン5Aに向かい合っている。ベルマウス10Bは、空気が通過する開口部10Dが形成されている。ベルマウス10Bは、シュラウド5A3の内側すなわちシュラウド5A3の開口部5A5に設けられている環状端部10B1と、フランジ部10Aに繋がっている環状端部10B2とを有している。
図5及び図6(a)に示すように、板状部11は平板状部材であり、板状部11は仕切板10を流れる空気を整流する機能を有している。図2、図4及び図5に示すように、板状部11は、フランジ部10Aの下面Sr1及びベルマウス10Bの内周面Sr3に設けられている。板状部11は、フランジ部10Aからベルマウス10Bにかけて延びている。また、板状部11は、ベルマウス10Bの径方向Drに平行に設けられている。なお、図5に示すように、ベルマウス10Bの径方向Drは、ベルマウス10Bの軸方向Dzに直交している。図4に示すように、仕切板10には、板状部11が8個設けられている。8個の板状部11は、ベルマウス10Bの周方向において等ピッチで配置されている。つまり、隣接する2つの板状部11の中心角は45度である。なお、板状部11の数は8個に限定されるものではない。
図5及び図6(a)に示すように、板状部11は、フランジ部10Aに設けられている第1の立設部11Aと、ベルマウス10Bに設けられている第2の立設部11Bとを有している。第1の立設部11Aはフランジ部10Aの下面Sr1に設けられ、第2の立設部11Bはベルマウス10Bの内周面Sr3に設けられている。第1の立設部11Aは、フランジ部10Aの下面Sr1に接触している第1の縁部11A1と、第1の縁部11A1に向かい合う第2の縁部11A2とを有している。第1の縁部11A1及び第2の縁部11A2は径方向Drに平行に延びている。また、第2の立設部11Bは、ベルマウス10Bの内周面Sr3に接触している第3の縁部11B1と、第3の縁部11B1に向かい合う第4の縁部11B2とを有している。第3の縁部11B1は、ベルマウス10Bの内周面Sr3に沿うように湾曲している。第4の縁部11B2は、第2の縁部11A2に繋がっている縁部Ed1と、縁部Ed1に繋がっている縁部Ed2とを有している。縁部Ed1は、ベルマウス10Bの軸方向Dzに平行な方向に鋭角φをなしている。縁部Ed2は、ベルマウス10Bの軸方向Dzに平行に延びている。実施の形態において、仕切板10と板状部11とは別々の部材であるものとして説明しているが、仕切板10と板状部11とは一体成形されていてもよい。
図6(b)に示すように、第1の縁部11A1と第2の縁部11A2との間における第1の立設部11Aの幅Wt1は、第3の縁部11B1と第4の縁部11B2との間における第2の立設部11Bの幅よりも広い。ここで、第3の縁部11B1と第4の縁部11B2との間における第2の立設部11Bの幅には、第3の縁部11B1と縁部Ed1との間における第2の立設部11Bの幅Wt2と、第3の縁部11B1と縁部Ed2との間における第2の立設部11Bの幅Wt3と、が存在する。また、幅Wt2は、縁部Ed1の中央で最小となり、縁部Ed1の端で最大となる。幅Wt1は、幅Wt2のうちの最大よりも広く、且つ、幅Wt3よりも広くなっている。
<実施の形態1の動作>
図7は、実施の形態に係る送風機5を備えている室内機50の動作説明図である。図7に基づいて、室内機50の空気の流れについて説明する。送風機5が運転している場合において、室内の空気は、吸込口Op1を介して、本体1内の風路AP1に吸い込まれる。風路AP1の空気は、仕切板10の開口部10Dを通過し、風路AP2に流入する。風路AP2に流入した空気は、翼5A2を通過した後に、熱交換器3に流入する。熱交換器3に流入した空気は、熱交換器3の伝熱管を流れる冷媒と熱交換する。熱交換器3を通過した空気は、風路AP3を通過した後に、吹出口Op2を介して室内へ吹き出される。
図8は、仕切板10及び板状部11における空気の流れの説明図である。図9は、速度成分Vθ、速度成分Vr及び速度成分Vzの説明図である。なお、図8は、図4に示すB−B断面における説明図である。また、図9において、仕切板10のベルマウス10Bのみが、説明の便宜上、模式的に示されており、フランジ部10A、縁部10C及び板状部11については図示省略としている。上述した図7と、図8及び図9とに基づいて、室内機50の空気の流れのうち、仕切板10及び板状部11における空気の流れを詳しく説明する。
図7及び図9に示すように、遠心ファン5Aに流入する空気の速度ベクトルVは、ベルマウス10Bの径方向Drに平行な速度成分Vrと、ベルマウス10Bの周方向の速度成分Vθと、ベルマウス10Bの軸方向Dzに平行な速度成分Vzとを有している。また、ベルマウス10Bから遠心ファン5Aに流入する空気の量を吸込空気量と定義する。
図8に示すように、仕切板10の開口部10Dを通過する空気には、ベルマウス10Bの中央部を通過する空気Ar1と、仕切板10に沿って流れる空気Ar2とを含んでいる。板状部11は、仕切板10に沿って流れる空気Ar2を整流している。吸込口Op1を介して風路AP1に流入した空気Ar2は、フランジ部10Aに近づいていき、その後、フランジ部10Aの下面Sr1及びベルマウス10Bの内周面Sr3に沿いながら吸込口Op1を通過する。ベルマウス10Bにおける空気の流速は、フランジ部10Aにおける空気Ar2の流速よりも高くなっている。
ここで、空気Ar2がフランジ部10Aの下面Sr1及びベルマウス10Bの内周面Sr3に沿いながら流れる過程において、板状部11はベルマウス10Bの周方向における空気Ar2の流れを規制している。つまり、板状部11の整流作用により、空気Ar2はベルマウス10Bの内周面Sr3を旋回しにくくなっている。このため、空気Ar2がフランジ部10Aの下面Sr1及びベルマウス10Bの内周面Sr3に沿いながら流れる過程において、空気Ar2の速度成分Vrは空気Ar2の速度成分Vθへ変換されにくくなっている。つまり、空気Ar2がフランジ部10Aの下面Sr1及びベルマウス10Bの内周面Sr3に沿いながら流れる過程において、空気Ar2の速度成分Vrの低減が抑制されるとともに空気Ar2の速度成分Vθの増大が抑制されている。
一般的に、速度成分Vrの増加は単位時間あたりの吸込空気量の増加に寄与するが、一方、速度成分Vθの増加は単位時間あたりの吸込空気量の増加に寄与しない。ここで、上述の通り、空気Ar2がフランジ部10Aの下面Sr1及びベルマウス10Bの内周面Sr3に沿いながら流れる過程において、空気Ar2の速度成分Vrの低減が抑制されるとともに空気Ar2の速度成分Vθの増大が抑制されているので、単位時間あたりの吸込空気量の低減は抑制される。
<実施の形態1の効果>
実施の形態1に係る送風機5の仕切板10が板状部11を有している。このため、空気Ar2がフランジ部10Aの下面Sr1及びベルマウス10Bの内周面Sr3に沿いながら流れる過程において、板状部11はベルマウス10Bの周方向における空気Ar2の流れを規制している。つまり、板状部11の整流作用により、空気Ar2はベルマウス10Bの内周面Sr3を旋回しにくくなっている。したがって、空気Ar2がフランジ部10Aの下面Sr1及びベルマウス10Bの内周面Sr3に沿いながら流れる過程において、空気Ar2の速度成分Vrの低減が抑制されるとともに空気Ar2の速度成分Vθの増大が抑制されている。一般的に、速度成分Vrの増加は単位時間あたりの吸込空気量の増加に寄与するが、一方、速度成分Vθの増加は単位時間あたりの吸込空気量の増加に寄与しない。よって、送風機5において、単位時間あたりの吸込空気量の低減が抑制される。
空気Ar2がフランジ部10Aの下面Sr1及びベルマウス10Bの内周面Sr3に沿いながら流れる過程において、空気Ar2の速度成分Vθの増大は抑制されているが、空気Ar2の速度成分Vrは増大する。つまり、空気Ar2がフランジ部10Aの下面Sr1及びベルマウス10Bの内周面Sr3に沿いながら流れる過程において、速度成分Vrと速度成分Vθとの合成速度成分は増大する。しかしながら、上述のように、送風機5は、単位時間あたりの吸込空気量の低減が抑制されている。このため、単位時間あたりの吸込空気量に対する送風機5の運転音は抑制される。
ベルマウス10Bにおける空気の流速は、フランジ部10Aにおける空気の流速よりも高い。つまり、第2の立設部11Bにおける空気の流速は、第1の立設部11Aにおける空気の流速よりも高い。ここで、板状部11の幅が空気の流速が高い領域において大きくなっていると、その分、空気の流速が高い領域における空気の流れが阻害されてしまう場合がある。そこで、第1の立設部11Aの幅Wt1は、第2の立設部11Bの幅Wt2よりも広く、且つ、第2の立設部11Bの幅Wt3よりも広くなっている。このため、第2の立設部11Bにおける空気の流れすなわちベルマウス10Bにおける空気の流れが阻害されてしまうことが抑制される。
図4に示すように、仕切板10には板状部11が複数設けられ、複数の板状部11はベルマウス10Bの周方向に配置されている。このため、ベルマウス10Bの周方向における、板状部11の整流作用のばらつきが、抑制される。その結果、送風機5は、単位時間あたりの吸込空気量に対する運転音の抑制効果をより確実に得ることができる。
空気調和装置100は板状部11を有する送風機5を備えている。このため、空気調和装置100は、上述した送風機5の効果と同様の効果を有する。
<実施の形態の変形例>
図10は、実施の形態に係る送風機5の板状部11の配置の変形例である。変形例に係る送風機の仕切板10は、板状部11a〜板状部11hを有している。板状部11a〜11hの形状は、実施の形態で説明した板状部11と同じである。板状部11a〜11hは、ベルマウス10Bの周方向において不等ピッチで配置されている。例えば板状部11a及び板状部11hのピッチは、例えば板状部11a及び板状部11のピッチよりも短くなっている。
送風機の運転音には、板状部のピッチに起因する運転音が含まれる場合がある。板状部のピッチに起因する運転音は、板状部が等ピッチで配置されている場合に、増大しやすい性質がある。そこで、変形例に係る送風機において、板状部11a〜11hは、ベルマウス10Bの周方向において不等ピッチで配置されている。このため、変形例に係る送風機において、板状部11a〜11hのピッチに起因する運転音が抑制される。
1 本体、2 化粧パネル、2A 枠体、2B グリル、2C フィルター、3 熱交換器、4 ドレンパン、5 送風機、5A 遠心ファン、5A1 主板、5A2 翼、5A3 シュラウド、5A4 ボス部、5A5 開口部、5B 電動機、5C シャフト、6 ルーバー、10 仕切板、10A フランジ部、10B ベルマウス、10B1 環状端部、10B2 環状端部、10C 縁部、10D 開口部、11 板状部、11A 第1の立設部、11A1 第1の縁部、11A2 第2の縁部、11B 第2の立設部、11B1 第3の縁部、11B2 第4の縁部、11a 板状部、11b 板状部、11c 板状部、11d 板状部、11e 板状部、11f 板状部、11g 板状部、11h 板状部、40 天井、41 圧縮機、42 絞り装置、43 蒸発器、44 送風機、50 室内機、100 空気調和装置、AP1 風路、AP2 風路、AP3 風路、Ed1 縁部、Ed2 縁部、Op1 吸込口、Op2 吹出口、Sr1 下面、Sr2 上面、Sr3 内周面。

Claims (5)

  1. 電動機と、
    一端部が前記電動機に接続されているシャフトと、
    前記シャフトの他端部が固定されている主板、及び、前記主板に設けられている複数の翼を有する遠心ファンと、
    前記遠心ファンよりも空気流れ方向の上流側に設けられ、空気が通過する開口部が形成されている筒状のベルマウス、及び、前記ベルマウスの上流側の環状端部に繋がっている板状のフランジ部を有する仕切板と、
    前記フランジ部に立設された第1の立設部と、前記ベルマウスに立設された第2の立設部とを有し、前記第1の立設部から前記第2の立設部までが、前記フランジ部から前記ベルマウスにかけて延びており、且つ、前記ベルマウスの径方向に平行に設けられている板状部と、
    を備えている
    送風機。
  2. 記第1の立設部は、前記フランジ部に接触している第1の縁部と、前記第1の縁部に向かい合う第2の縁部とを有し、
    前記第2の立設部は、前記ベルマウスに接触している第3の縁部と、前記第3の縁部に向かい合う第4の縁部とを有し、
    前記第1の縁部と前記第2の縁部との間における前記第1の立設部の幅は、前記第3の縁部と前記第4の縁部との間における前記第2の立設部の幅よりも広い
    請求項1に記載の送風機。
  3. 前記仕切板には、前記板状部が複数設けられ、
    前記複数の前記板状部は、前記ベルマウスの周方向において不等ピッチで配置されている
    請求項1又は2に記載の送風機。
  4. 前記仕切板には、前記板状部が複数設けられ、
    前記複数の前記板状部は、前記ベルマウスの周方向に配置されている
    請求項1又は2に記載の送風機。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の送風機を備えている
    空気調和装置。
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