JP7493593B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本開示は、ベルマウスを有する空気調和機に関する。
特許文献1には、吸入口から吸入した空気を遠心ファンに誘導するベルマウスを有する空気調和機が開示されている。
特開2016-14368号公報
特許文献1の空気調和機では、ベルマウスの下流側端部が、遠心ファンのシュラウドの上流側端部の内側に入れ子状に配置され、ベルマウスの下流側端部とシュラウドの上流側端部との間に風路が形成される。ベルマウスの下流側端部とシュラウドの上流側端部との間に風路が形成されると、ベルマウスの内側を流れる主気流と、ベルマウスの下流側端部とシュラウドの上流側端部との間を流れる副気流とが、遠心ファンの回転により発生する。気流の速度は、気流の流路面積が小さくなると増加するため、副気流の流速は、主気流の流速よりも大きくなる。したがって、特許文献1の空気調和機では、副気流の流速の増大に伴い、シュラウドに沿って流れる副気流のシュラウドからの剥離が発生し、ファン効率が低下する可能性があった。
本開示は、上述の課題を解決するものであり、シュラウドの内面を沿って流れる副気流の剥離を抑制可能な空気調和機を提供することを目的とする。
本開示の空気調和機は、ボスと、前記ボスの外周面から離れる方向に延びる主板と、前記主板と間隔をあけて配置された環状のシュラウドと、前記主板と前記シュラウドとの間に配置された複数の翼とを有する遠心ファンと、前記シュラウドと間隔をあけて前記シュラウドの径方向内側に配置された第1通風管と、前記シュラウド及び前記第1通風管と間隔をあけて前記第1通風管の径方向内側に配置された第2通風管とを有し、空調対象空間の空気を前記遠心ファンに誘導するベルマウスとを備え、前記第1通風管の下流側端部、前記第2通風管の上流側端部と、前記シュラウドの上流側端部と、が、前記遠心ファンの径方向に対向するように配置されており、前記第2通風管は、前記第2通風管の流出口を形成し、前記流出口に向けて内径が大きくなるテーパ部を有している。
本開示の空気調和機においては、第2通風管がテーパ部を有することにより、第1通風管と第2通風管との間を流れる空気は、シュラウドの方向に誘導され、シュラウドと第1通風管との間を流れる空気と合流する。シュラウドと第1通風管との間を流れる空気の流れは、シュラウドの方向に誘導された空気と合流することによりシュラウドに沿った方向に偏向される。したがって、第2通風管の下流側端部にテーパ管を設けることにより、シュラウドと第1通風管との間を流れる空気がシュラウドから剥離するのを抑制できる。
実施の形態1に係る空気調和機を外面パネルの表面側から見た概略的な正面図である。 図1のA-A断面図である。 実施の形態1に係る遠心ファンの斜視図である。 実施の形態1に係るベルマウスの斜視図である。 実施の形態1に係るベルマウスを遠心ファンのシュラウドに取り付けた状態を示した斜視図である。 図2の領域Bにおけるベルマウスとシュラウドとの位置関係を示した拡大図である。 実施の形態2に係る空気調和機における、図2の領域Bにおけるベルマウスの変形例を示した拡大図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る空気調和機100について図1~図4を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る空気調和機100を外面パネル2の表面側から見た概略的な正面図である。図2は、図1のA-A断面図である。図3は、実施の形態1に係る遠心ファン6の斜視図である。図4は、実施の形態1に係るベルマウス7の斜視図である。
実施の形態1では、空気調和機100の一例として、天井埋込カセット型の室内機として形成された、空気調和機100の室内機について説明する。以下の図面では図示しないが、空気調和機100の室内機は、空気調和機100の室外機と、例えば、空気調和機100を設置する物件に既設の冷媒配管等によって配管接続される。室内機と室外機とが配管接続されることにより、室内機と室外機との間で冷媒が循環する冷媒回路が形成される。以降の説明においては、特に区別する必要がない限り、空気調和機100の室内機を空気調和機100と称する。
なお、以下の図面においては、各構成部材の形状及び相対的な大きさは、実際のものと異なる場合がある。また、同一の部材若しくは部分又は同一の機能を有する部材若しくは部分には、同一の符号を付すか、又は符号を付すことを省略している。また、空気調和機100の各々の構成部材同士の位置関係、例えば、上下、左右、前後等の位置関係は、原則として、空気調和機100を使用状態に設置したときの位置関係とする。
空気調和機100は、筐体1と、外面パネル2と、断熱箱3と、断熱パネル4と、熱交換器5と、遠心ファン6と、ベルマウス7とを有している。
筐体1は、例えば、ステンレス鋼等の板金で形成されており、天井裏の空間に配置される。筐体1は、板金の折り曲げ加工等により、矩形形状に形成された箱体であり、下方向に開口している。筐体1は、断熱箱3と、断熱パネル4とを収容している。
外面パネル2は、例えば、プラスチック等の熱可塑性樹脂で形成されており、室内等の空調対象空間の天井面に配置される。外面パネル2は、天井裏の空間において、ネジ止め又は嵌め込み等により筐体1及び断熱パネル4に隙間なく固定される。
外面パネル2は、中央部分に吸入口2aを有している。外面パネル2の吸入口2aには、吸入口2aを下方から覆う保護パネルが着脱可能に取り付けられる。例えば、保護パネルの中央部分にスリット形状の複数の通気穴を有するグリルを設けることにより、グリルの通気穴と吸入口2aとを連通させることができる。なお、保護パネルは、グリルを有しない保護パネルとして形成し、外面パネル2の吸入口2aは、保護パネルと外面パネル2との間の隙間を介して、空調対象空間と連通するようにしてもよい。また、外面パネル2の吸入口2aには、吸入口2aから吸入された空気から粉塵及び細菌等を除去する多孔性部材であるフィルタが配置されている。なお、図1及び図2では、保護パネル及びフィルタを脱離した状態の空気調和機100が図示されている。
外面パネル2は、吸入口2aの周囲に配置され、筐体1の内部と連通する1以上の吹出口2bを有している。図1では、吹出口2bは、吸入口2aの周囲に4つ配置されているが、吸入口2aを挟んで2つ配置してもよいし、1つのみ配置してもよい。また、吹出口2bは、吸入口2aの周囲に矩形形状に周回したスリット形状の開口としてもよい。
なお、外面パネル2には、吹出口2bから吹き出される風向を偏向するベーン2cが配置されている。ベーン2cの回転駆動により、吹出口2bから吹き出される風向は、天井面に沿った方向から、空調対象空間の床面方向まで多段階に制御できる。図1及び図2には示さないが、ベーン2cの回転駆動は、例えば、ステッピングモータによって行われる。
断熱箱3は、発泡性プラスチック等の断熱性の合成樹脂で形成される。断熱箱3の材料としては、例えば、ポリスチレン等の発泡スチロールが用いられる。ポリスチレン等の発泡スチロールを用いる場合、断熱箱3は、予め形成した断熱箱3の鋳型に、融解した発泡スチロールを押出成型することにより製造される。なお、断熱箱3は、ポリスチレン等の粒子を、蒸気で加熱し膨張させるビーズ法発泡等の公知の方法により製造してもよい。
断熱箱3は、断熱箱3の外壁面が筐体1の内壁面と形状が一致するように形成され、下方向に開口した箱体である。断熱箱3の外壁面は、例えば、シリコーンゴム等のシール材、及びネジ止め等により、筐体1の内壁面に密着固定される。
断熱箱3は、熱交換器5と遠心ファン6とを収容する空隙3aを有している。断熱箱3の空隙3aは、吸入口2aから吸入された空気を、遠心ファン6の回転駆動により、熱交換器5を通過させ、熱交換器5で熱交換した空気を吹出口2bに誘導する風路を形成する。断熱箱3の空隙3aは、断熱性の壁で囲まれた空間であるため、熱交換器5で熱交換した空気の熱エネルギーが、外部との熱移動により変化するのを抑制できる。
断熱パネル4は、外面パネル2と断熱箱3との間に配置される内板である。断熱パネル4は、断熱箱3と同様に、発泡性プラスチック等の断熱性の合成樹脂で形成され、例えば、予め形成した断熱パネル4の鋳型に、融解した発泡スチロールを押出成型することにより製造される。断熱パネル4の側面は、筐体1の内壁面と形状が一致するように形成され、例えば、シリコーンゴム等のシール材、及びネジ止め等により、筐体1の内壁面に密着固定される。また、断熱パネル4の上面は、断熱箱3の壁の下端部に、例えば、シール材等により密着固定される。
断熱パネル4には、吸気穴4aが形成されている。吸気穴4aは、外面パネル2の吸入口2aと、断熱箱3の空隙3aとの間を連通させる貫通穴である。吸気穴4aは、例えば、断熱パネル4の中央部分に円形状の貫通穴として形成される。吸気穴4aは、吸入口2aから吸入された空気を、遠心ファン6を介して熱交換器5に誘導する。
また、図1及び図2には図示されていないが、断熱パネル4には、外面パネル2の吹出口2bと断熱箱3の空隙3aとの間を連通させる貫通穴である複数の吹出穴が形成されている。吹出穴は、例えば、吸気穴4aの周囲を囲むように、四方に2つずつ形成される。
また、断熱パネル4には、受水溝4bが設けられている。受水溝4bは、熱交換器5で発生し、滴下した水滴を貯留するドレンパンとして機能する。受水溝4bに貯留された水は、図示しないが、例えば、ドレンポンプによって空気調和機100の外部に排出される。
受水溝4bは、例えば、吸気穴4aを取り囲み、吸気穴4aと吹出穴との間を区画する風路壁4cに形成される。受水溝4bの底面には、熱交換器5の下部が載置される熱交換器載置台4b1が形成されている。熱交換器載置台4b1は、熱交換器5の形状に応じて複数設けることができる。例えば、受水溝4bの底面には、細長形状の熱交換器載置台4b1を受水溝4bに沿って複数設けることができる。受水溝4b及び熱交換器載置台4b1は、例えば、断熱パネル4の鋳型における受水溝4bに対応する部分に、撥水性のコーティング材を配置し、融解した発泡スチロールを押出成型することにより形成される。
なお、空気調和機100においては、受水溝4b及び熱交換器載置台4b1は、断熱パネル4に設けなくてもよい。空気調和機100においては、例えば、断熱パネル4と別にドレンパンを形成し、ドレンパンに受水溝4b及び熱交換器載置台4b1を設けてもよい。
断熱箱3には、熱交換器5及び遠心ファン6が収容されている。熱交換器5は、遠心ファン6の下流側に配置されている。
熱交換器5は、熱伝達機器であり、保有する熱エネルギーの異なる2つの流体間で熱エネルギーの移動及び交換を行うものである。熱交換器5としては、例えば、熱交換器5を通過する空調対象空間の空気と、熱交換器5の内部を流通する冷媒との間で熱交換を行う空冷式熱交換器が用いられる。熱交換器5としては、例えば、並列に配置された複数の板状フィンと、複数の板状フィンを貫通する複数の伝熱管とを備え、隣接する板状フィンの間を通過する空気と、複数の伝熱管を流れる冷媒との間で熱交換を行うフィンアンドチューブ型熱交換器が用いられる。
熱交換器5は、例えば、筐体1及び断熱箱3の上壁から吊り下げた状態で筐体1に取り付けられる。また、熱交換器5をフィンアンドチューブ型熱交換器とした場合、熱交換器5は、複数の伝熱管が断熱パネル4から離れる方向に整列し、かつ、複数の板状フィンの一端が断熱パネル4に載置されるように配置される。熱交換器5は、遠心ファン6を取り囲むように形成される。例えば、熱交換器5は、平板状の熱交換器5を中空矩形形状に屈曲して形成してもよいし、4つの平板状の熱交換器5を中空矩形形状に配置して形成してもよい。
遠心ファン6は、吸入口2aから吹出口2bに空気を送風するものである。遠心ファン6としては、多翼ファンが用いられ、例えば、多翼型シロッコファン又はターボファン等が用いられる。
遠心ファン6は、遠心ファン6を回転駆動させるファンモータ11を有している。ファンモータ11は、例えば、遠心ファン6の回転数を調整できるように形成されている。ファンモータ11としては、例えば、ブラシレスDCモータが用いられる。ファンモータ11は、断熱箱3の上壁に設けられた開口を介してネジ止め等により筐体1に取り付けられる。
また、遠心ファン6は、ファンモータ11の駆動軸11aに接続された円筒形状のボス12と、ボス12の外周面から離れる方向に延びる主板13とを有している。主板13は、ボス12の外周面から離れる方向、かつ、断熱箱3の上壁の方向に延びる傾斜壁13aを有している。傾斜壁13aは、円錐台形状に形成され、ファンモータ11の外周面を包囲している。また、主板13は、傾斜壁13aから離れる方向に、傾斜壁13aの先端13a1から断熱箱3の上壁に沿って延びる平面壁13bを有している。平面壁13bは、例えば円板形状に形成される。
また、遠心ファン6は、駆動軸11aの軸方向において、主板13と間隔をあけて配置される環状のシュラウド14を有している。また、遠心ファン6は、シュラウド14と主板13の平面壁13bとの間に配置された複数の翼15を有している。複数の翼15は、駆動軸11aを中心として周方向に間隔をあけて配置され、シュラウド14に支持されている。
シュラウド14は、吸入口2aから吸入された空気を複数の翼15に誘導する遠心ファン6の風路壁を形成する。シュラウド14は、下流側の内径が、上流側の内径より大きくなり、駆動軸11aの軸方向における断面がテーパ形状となるように形成されている。例えば、シュラウド14は、シュラウド14の内部側に湾曲した形状でもよいし、円錐台形状でもよい。また、シュラウド14は、上流側端部14aに直管部分を有してもよい。
断熱パネル4には、吸入口2aから吸入された空気を遠心ファン6のシュラウド14に誘導するベルマウス7が配置されている。
ベルマウス7は、断熱パネル4の吸気穴4aを形成する内周壁4a1に取り付けられた第1通風管21と、第1通風管21の内部において第1通風管21と間隔をあけて配置された第2通風管23とを有している。
また、ベルマウス7は、第1通風管21と第2通風管23とを連結する複数のリブ25を有している。複数のリブ25は、ベルマウス7の周方向に間隔をあけて配置されている。例えば、図1においては、ベルマウス7の周方向に等間隔に4つのリブ25が設けられている。なお、第1通風管21、第2通風管23、及び複数のリブ25は、鋳型成型等により一体成型できる。
図5は、実施の形態1に係るベルマウス7を遠心ファン6のシュラウド14に取り付けた状態を示した斜視図である。図6は、図2の領域Bにおけるベルマウス7とシュラウド14との位置関係を示した拡大図である。図4~図6を参照して、まず、ベルマウス7の構造を説明する。ベルマウス7は、シュラウド14の内部に入れ子状に配置されている。また、ベルマウス7の第1通風管21の下流側端部21dは、シュラウド14の上流側端部14aと間隔をあけて、シュラウド14の上流側端部14aの径方向内側に配置されている。また、第1通風管21の下流側端部21dは、第2通風管23の上流側端部23cとシュラウド14の上流側端部14aとの間に入れ子状に配置されている。
第1通風管21は、内周壁4a1から気流の下流方向に向けて内径が小さくなる縮小管21aと、縮小管21aの下流側末端に連なる直管21bと、直管21bの下流側末端に連なり、気流の下流方向に向けて内径が大きくなる拡大管21cとを有している。ベルマウス7における、第1通風管21の下流側端部21dは、例えば、拡大管21cと直管21bの下流側の一部を含む部分として形成される。
また、第2通風管23は、第1通風管21と間隔をあけて第1通風管21の径方向内側配置された直管部23aと、直管部23aの下流側末端に連なり、第2通風管23の流出口23b1を形成するテーパ部23bとを有している。テーパ部23bは、流出口23b1に向けて内径が大きくなるように形成されている。テーパ部23bは、例えば、第2通風管23の内部に向けて湾曲するように形成される。また、第2通風管23は、テーパ部23bのみを有するように形成でき、直管部23aを省略できる。
なお、第2通風管23の上流側端部23cは、図6に示すように直管部23aの一部又は全部を含むように形成してもよいし、直管部23a及びテーパ部23bの一部を含むように形成してもよい。また、第2通風管23をテーパ部23bのみを有するように形成した場合、上流側端部23cはテーパ部23bの一部を含むように形成される。
次に、空気調和機100の駆動時の動作について説明し、空気調和機100の駆動時におけるベルマウス7及びシュラウド14における空気の流れについて説明する。図2及び図6では、空気調和機100の駆動時における空気の流れが矢印で示されている。なお、図2の点線で示されている空調対象空間の空気の流れFFは、図2において図示されていない風路を通過することを示したものである。
空気調和機100が駆動し、遠心ファン6が回転すると、空調対象空間の空気が、外面パネル2の吸入口2a、断熱パネル4の吸気穴4a、及びベルマウス7を介して、遠心ファン6のシュラウド14に誘引される。シュラウド14に誘引された空気は、複数の翼15の回転駆動によって、熱交換器5に送風される。遠心ファン6によって送風された空気は、熱交換器5のフィンの間を通過する。熱交換器5では、熱交換器5のフィンの間を通過する空気と熱交換器5の伝熱管の内部を流通する冷媒との間で熱交換が行われる。熱交換器5において熱交換された空気は、遠心ファン6の回転によって、断熱パネル4の吹出穴を介して、外面パネル2の吹出口2bに送風され、外面パネル2の吹出口2bから空調対象空間に吹き出される。
二重管状のベルマウス7は、シュラウド14の内部に入れ子状に配置されている。二重管状のベルマウス7を、シュラウド14の内部に入れ子状に配置することにより、ベルマウス7の下流側管壁が、シュラウド14の内部に配置される。ベルマウス7の下流側管壁をシュラウド14の内部に配置することにより、ベルマウス7から流出した空調対象空間の空気は、漏れなく遠心ファン6に供給される。したがって、ベルマウス7をシュラウド14の内部に入れ子状に配置することにより、遠心ファン6における空調対象空間の空気の損失を抑制できるため、遠心ファン6のファン効率を向上させることができる。
また、第1通風管21の下流側端部21dをシュラウド14の上流側端部14aと間隔をあけて配置することにより、ベルマウス7がシュラウド14に干渉するのを抑制できる。したがって、ベルマウス7がシュラウド14に干渉することによる、遠心ファン6の動作不良等の不具合の発生を抑制できるため、空気調和機100の信頼性を向上させることができる。
一方、上述したように、第1通風管21の下流側端部21dは、シュラウド14の上流側端部14aと間隔をあけて配置されている。したがって、空気調和機100が駆動し、遠心ファン6が回転すると、遠心ファン6と熱交換器5との間の風路から、第1通風管21とシュラウド14との間に向かって流れる副次的な気流SFが発生する。副次的な気流SFは、吸入口2aから吸入され、ベルマウス7の管内を流れる空調対象空間の空気の流れFFとは別に、シュラウド14の壁面周りを環流する。
第1通風管21とシュラウド14との間隔が広くなると、空気調和機100の小型化が困難になるため、空気調和機100の設計上、第1通風管21とシュラウド14との間隔は狭い方が好ましい。一方、第1通風管21とシュラウド14との間隔が狭くなると、第1通風管21とシュラウド14との間の流路面積が小さくなるため、第1通風管21とシュラウド14との間に発生する副次的な気流SFの流速が大きくなる。また、一般的に、気流の速度は、気流の流路面積が小さくなると増加するため、副次的な気流SFの流速は、主気流である空調対象空間の空気の流れFFの流速よりも大きくなる。
副次的な気流SFの流速が大きくなると、第1通風管21とシュラウド14との間から流出した副次的な気流SFの流れが、シュラウド14の内壁面から剥離する可能性が高くなる。したがって、ベルマウス7が第1通風管21のみを有している場合、遠心ファン6のファン効率が低下する可能性がある。
しかしながら、実施の形態1においては、ベルマウス7は、シュラウド14及び第1通風管21と間隔をあけて第1通風管21の径方向内側に配置された第2通風管23を有している。また、ベルマウス7の第1通風管21の下流側端部21dは、第2通風管23の上流側端部23cとシュラウド14の上流側端部14aとの間に入れ子状に配置されている。ベルマウス7に第2通風管23を設けることによって、第1通風管21に流入する空調対象空間の空気の流れFFは、第2通風管23の内部を通る主流の気流MFと、第1通風管21と第2通風管23との間を通る傍流の気流EFとに分流される。
さらに、第2通風管23は、第2通風管23の流出口23b1に向けて内径が大きくなるように形成されたテーパ部23bを有している。第2通風管23にテーパ部23bを設けることにより、第1通風管21と第2通風管23との間を流れる傍流の気流EFは、テーパ部23bの外壁面に沿って、シュラウド14の方向に誘導される。シュラウド14の方向に誘導された傍流の気流EFは、シュラウド14と第1通風管21との間を流れる副次的な気流SFと合流する。シュラウド14と第1通風管21との間を流れる副次的な気流SFは、シュラウド14の方向に誘導された傍流の気流EFと合流することにより、シュラウド14に沿った方向に、気流の向きが偏向される。したがって、第2通風管23がテーパ部23bを有することにより、シュラウド14と第1通風管21との間を流れる副次的な気流SFがシュラウド14から剥離するのを抑制できるため、ファン効率の低下を抑制できる。
また、第2通風管23にテーパ部23bを設けることにより、シュラウド14と第1通風管21との間を流れる副次的な気流SFがシュラウド14から剥離するのを抑制できるため、シュラウド14と第1通風管21との間の間隔を狭くすることができる。したがって、第2通風管23にテーパ部23bを設けることにより、空気調和機100の小型化が可能となる。
また、テーパ部23bを流出口23b1に向けて湾曲するように形成すれば、第1通風管21と第2通風管23との間を流れる傍流の気流EFを第2通風管23の外壁面に沿って滑らかにシュラウド14の方向に誘導できる。例えば、テーパ部23bを直線形状に形成した場合、直管部23aとテーパ部23bとの接続位置に角が形成されるため、直管部23aとテーパ部23bの接続位置で気流EFの剥離が生じる可能性がある。一方、テーパ部23bを流出口23b1に向けて湾曲するように形成すれば、直管部23aとテーパ部23bとの接続位置に角が形成されないため、直管部23aとテーパ部23bの接続位置で気流EFの剥離を抑制できる。したがって、テーパ部23bを流出口23b1に向けて湾曲するように形成すれば、ファン効率の低下の抑制が容易になる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る空気調和機100について図7を用いて説明する。図7は、実施の形態2に係る空気調和機100における、図2の領域Bにおけるベルマウス7の変形例を示した拡大図である。図7では、第1通風管21の下流側端部21dが直管形状に形成されており、拡大管21cが省略されている。その他の構造は、上述の実施の形態1と同様であるため、説明は省略する。
第1通風管21の下流側端部21dを直管形状に形成すれば、シュラウド14と第1通風管21との間の距離を更に狭めることができるため、空気調和機100の小型化が可能となる。また、第1通風管21の内径を拡げることも可能となるため、ファン効率を向上させることも可能となる。
1 筐体、2 外面パネル、2a 吸入口、2b 吹出口、2c ベーン、3 断熱箱、3a 空隙、4 断熱パネル、4a 吸気穴、4a1 内周壁、4b 受水溝、4b1 熱交換器載置台、4c 風路壁、5 熱交換器、6 遠心ファン、7 ベルマウス、11 ファンモータ、11a 駆動軸、12 ボス、13 主板、13a 傾斜壁、13a1 先端、13b 平面壁、14 シュラウド、14a 上流側端部、15 翼、21 第1通風管、21a 縮小管、21b 直管、21c 拡大管、21d 下流側端部、23 第2通風管、23a 直管部、23b テーパ部、23b1 流出口、23c 上流側端部、25 リブ、100 空気調和機。

Claims (4)

  1. ボスと、前記ボスの外周面から離れる方向に延びる主板と、前記主板と間隔をあけて配置された環状のシュラウドと、前記主板と前記シュラウドとの間に配置された複数の翼とを有する遠心ファンと、
    前記シュラウドと間隔をあけて前記シュラウドの径方向内側に配置された第1通風管と、前記シュラウド及び前記第1通風管と間隔をあけて前記第1通風管の径方向内側に配置された第2通風管とを有し、空調対象空間の空気を前記遠心ファンに誘導するベルマウスと
    を備え、
    前記第1通風管の下流側端部、前記第2通風管の上流側端部と、前記シュラウドの上流側端部と、が、前記遠心ファンの径方向に対向するように配置されており、
    前記第2通風管は、前記第2通風管の流出口を形成し、前記流出口に向けて内径が大きくなるテーパ部を有している
    空気調和機。
  2. 前記テーパ部は、前記流出口に向けて湾曲している
    請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記ベルマウスは、
    前記第1通風管と前記第2通風管とを連結するリブを有している
    請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記第1通風管の前記下流側端部は直管形状である
    請求項1~3のいずれか一項に記載の空気調和機。
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