JP2018086877A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Naoto Hayashi
直人 林
長野 秀樹
Hideki Nagano
秀樹 長野
池田 勝之
Katsuyuki Ikeda
勝之 池田
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Abstract

【課題】送風部から配風部への円滑な送風を可能とする車両用空調装置を提供する。
【解決手段】車両用空調装置1は、複数のブレード12を有するインペラ111とインペラ111を回転駆動するモータ19とを有する送風部10と、複数の吹出口24,25を有する配風部20と、送風部10と配風部20とを連結し送風部10から吹出される空気の流路31を有するダクト部30と、を備え、流路31の進行方向D2は、モータ19の回転軸Oに垂直な軸垂直面のうちインペラ111の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ111に吸込まれる空気の吸込み方向D1側に傾斜しており、かつ、ブレード12は、インペラ111の吸込み口17側の端部の回転位相がインペラ111の吸込み口17側とは反対側の端部の回転位相より先行するよう捻じられている。
【選択図】図1

Description

本開示は、車両用空調装置に関する。
送風部と、配風部と、送風部と配風部とを連結するダクト部とを有する車両用空調装置は広く製品化されている(例えば、特許文献1を参照。)。特許文献1では、ダクト部の流路の進行方向が、下方に傾斜した構造となっている。
特開平10−297271号公報
特許文献1では、送風機のインペラのブレードがモータの回転軸に対して平行に配置されているので、送風機から吹き出された空気は、モータの回転軸に略垂直な方向に吹き出される。このため、送風機から吹き出された空気は、傾斜したダクト部の上側の内壁に衝突して方向が変更されて、下流側へと進むこととなる。よって、ダクト部の内部において、一部の空間の空気圧力が上昇し、円滑な送風が妨げられていた。
本開示は、送風部から配風部への円滑な送風を可能とする車両用空調装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用空調装置は、複数のブレードを有するインペラと該インペラを回転駆動するモータとを有する送風部と、複数の吹出口を有する配風部と、前記送風部と前記配風部とを連結し前記送風部から吹出される空気の流路を有するダクト部と、を備え、前記流路の進行方向は、前記モータの回転軸に垂直な軸垂直面のうち前記インペラの中央を横断する軸垂直面に対して前記インペラに吸込まれる空気の吸込み方向側に傾斜しており、かつ、前記ブレードは、前記インペラの吸込み口側の端部の回転位相が前記インペラの吸込み口側とは反対側の端部の回転位相より先行するよう捻じられていることを特徴とする。
本発明に係る車両用空調装置は、複数のブレードを有するインペラと該インペラを回転駆動するモータとを有する送風部と、複数の吹出口を有する配風部と、前記送風部と前記配風部とを連結し前記送風部から吹出される空気の流路を有するダクト部と、を備え、前記流路の進行方向は、前記モータの回転軸に垂直な軸垂直面のうち前記インペラの中央を横断する軸垂直面に対して前記インペラに吸込まれる空気の吸込み方向とは反対方向側に傾斜しており、かつ、前記ブレードは、前記インペラの吸込み口側の端部の回転位相が前記インペラの吸込み口側とは反対側の端部の回転位相より後退するように捻られていることを特徴とする。
本発明に係る車両用空調装置は、複数のブレードを有するインペラと該インペラを回転駆動するモータとを有する送風部と、複数の吹出口を有し、内部に熱交換器が配置された配風部と、を備え、前記熱交換器が、該熱交換器の中心を、前記モータの回転軸に垂直な軸垂直面のうち前記インペラの中央を横断する軸垂直面に対して前記インペラに吸込まれる空気の吸込み方向側にずらして配置され、かつ、前記ブレードは、前記インペラの吸込み口側の端部の回転位相が前記インペラの吸込み口側とは反対側の端部の回転位相より先行するよう捻じられていることを特徴とする。
本発明に係る車両用空調装置は、複数のブレードを有するインペラと該インペラを回転駆動するモータとを有する送風部と、複数の吹出口を有し、内部に熱交換器が配置された配風部と、を備え、前記熱交換器が、該熱交換器の中心を、前記モータの回転軸に垂直な軸垂直面のうち前記インペラの中央を横断する軸垂直面に対して前記インペラに吸込まれる空気の吸込み方向とは反対方向側にずらして配置され、かつ、前記ブレードは、前記インペラの吸込み口側の端部の回転位相が前記インペラの吸込み口側とは反対側の端部の回転位相より後退するように捻られていることを特徴とする。
本発明に係る車両用空調装置では、前記送風部が、前記インペラを収容するスクロールケーシングを備え、該スクロールケーシングは、舌部を有し、前記軸垂直面において、前記舌部の前記インペラに最も近い部分と前記回転軸との距離が、前記回転軸方向に沿って一定であることが好ましい。スクロールケーシングの形状を変更することなく、一般的なスクロールケーシングを用いながら、騒音防止ができる。
本開示によれば、送風部から配風部への円滑な送風を可能とする車両用空調装置を提供することができる。
第一実施形態に係る車両用空調装置の一例を示す縦断面図である。 図1のインペラの斜視図である。 インペラの形状説明図である。 図1の送風部の平面図である。 図4のX−X線断面図である。 第二実施形態に係る車両用空調装置の一例を示す縦断面図である。 図6のインペラの斜視図である。 第三実施形態に係る車両用空調装置の一例を示す縦断面図である。 図8のインペラの斜視図である。 第四実施形態に係る車両用空調装置の一例を示す縦断面図である。 図10のインペラの斜視図である。 シミュレーションの結果である。
以下、添付の図面を参照して本発明の一態様を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。本発明の効果を奏する限り、種々の形態変更をしてもよい。
本実施形態に係る車両用空調装置は、第一〜第四実施形態を包含し、いずれの実施形態も、ブレードが軸方向に対してツイスト状に傾斜したインペラが用いられ、送風部から配風部への送風が円滑になるように、送風部及び配風部の配置に応じてブレードの傾斜方向が設定されている。より具体的には、第一実施形態及び第二実施形態では、インペラに対するダクト部の傾斜方向に応じてブレードの傾斜方向が設定される。第三実施形態及び第四実施形態では、インペラに対する熱交換器の中心の位置に応じてブレードの傾斜方向が設定される。次に、各実施形態について、より詳細に説明する。
(第一実施形態)
図1〜図5を参照して、第一実施形態に係る車両用空調装置1について説明する。第一実施形態に係る車両用空調装置1は、図1に示すように、複数のブレード12を有するインペラ111とインペラ111を回転駆動するモータ19とを有する送風部10と、複数の吹出口24,25を有する配風部20と、送風部10と配風部20とを連結し送風部10から吹出される空気の流路31を有するダクト部30と、を備え、流路31の進行方向D2は、モータ19の回転軸Oに垂直な軸垂直面のうちインペラ111の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ111に吸込まれる空気の吸込み方向D1側に傾斜しており、かつ、ブレード12は、図2に示すように、インペラ111の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ111の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より先行するよう捻じられている。
送風部10は、インペラ111の回転によって、空気を取り込むとともに、取り込んだ空気を下流に送風する部分である。
インペラ111は、シロッコファンであることが好ましい。インペラ111は、図2又は図3に示すように、複数のブレード12と、環状リム13と、鍔状部14と、コーン部15(図3に図示)と、ボス部16(図3に図示)とを有する。ブレード12は、モータ19の回転軸Oを中心とした円周上に所定の間隔で配置される。ブレード12は、図3に示すように、回転軸O方向に対して所定の傾斜角αをもって、環状リム13と鍔状部14とを結ぶように配置される。環状リム13は、図2に示すように、ブレード12の一方の端部12aを固定する。ブレード12と環状リム13とで形成された開口が、空気の吸込み口17となる。鍔状部14は、ブレード12の他方の端部12bを固定する。コーン部15(図3に図示)は、鍔状部14に連接し、インペラの軸方向の環状リム13側に膨出する部分である。ボス部16は、コーン部15の中央部に設けられ、モータ19の軸と嵌合する。
送風部10は、図1に示すように、インペラ111を収容するスクロールケーシング50を備えることが好ましい。スクロールケーシング50は、インペラ111の吸込み口17に対向する位置にベルマウス51を有する。スクロールケーシング50は、図4に示すように、インペラ111を取り囲むように配置され、渦巻状流路52を形成する周壁53と、周壁53の巻き始めに連接し、スクロールケーシングの径外方向に湾曲する舌部54とを有する。
スクロールケーシング50は、図5に示すように、回転軸Oに垂直な軸垂直面P1,P2において、舌部54のインペラ111に最も近い部分54aと回転軸Oとの距離a1,a2が、回転軸O方向に沿って一定であることが好ましい。従来のインペラでは、ブレードが回転軸Oに対して平行であるため、舌部54の近くをブレードが通過する時とブレード間の隙間が通過する時との間で圧力変動が生じ、騒音発生の原因となっていた。本実施形態で用いるインペラ111では、ブレード12が回転軸Oに対して捻れているため、圧力変動を抑制することができる。このため、スクロールケーシング50の形状を変更することなく、一般的なスクロールケーシング50を用いながら、騒音防止ができる。また、インペラと舌部54との距離は近いほど送風効率が高くなる傾向がある。しかし、従来のインペラでは、舌部54に近づけるほど騒音が大きくなることから、インペラと舌部54との距離を縮められない事情があった。本実施形態では、前記のとおり、ブレード12が回転軸Oに対して捻れていることによって騒音を防止することができるため、インペラ111と舌部54との距離を縮めることができる。
モータ19は、インペラ111の回転駆動手段である。
送風部10の上流側には、図1に示すように、インテーク部40が配置されることが好ましい。インテーク部40は、外気導入口41と、内気導入口42と、内外気切り替えドア43とを有する。
配風部20は、空気流路の最下流部に、ベントドア24aによって開閉されるベント吹出口24と、デフロストドア25aによって開閉されるデフロスト吹出口25と、フットドア26aによって開閉されるフット吹出口(不図示)とを有する。
配風部20は、各吹出口24,25の上流側に、冷却用熱交換器21が配置されることが好ましい。冷却用熱交換器21は、冷凍サイクル(不図示)の一部として冷媒が通流可能とされており、必要に応じて送風空気を冷却する。配風部20は、冷却用熱交換器21の下流に、加熱用熱交換器22とエアミックスドア23とが配置されてもよい。加熱用熱交換器22は、例えば、エンジンの排熱によって温められた温水が流通可能とされており、必要に応じて送風空気を加熱する。エアミックスドア23は、加熱用熱交換器22を通過する空気(温風)の割合と加熱用熱交換器22をバイパスする空気(冷風)の割合とを調整する。
ダクト部30は、送風部10と配風部20との連結部であり、内部に空気の流路31を有する。流路31は、筒状であり、送風部10から吹き出された空気を配風部20へ向けて流す。
第一実施形態では、流路31の進行方向D2は、モータ19の回転軸Oに垂直な軸垂直面のうちインペラ111の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ111に吸込まれる空気の吸込み方向D1側に傾斜している。インペラ111に吸込まれる空気の吸込み方向D1は、回転軸O方向のうちインペラ111の環状リム13側から鍔状部14側へ向かう方向である。図1のように、吸込み口17を車両の上方向に向け、かつ、回転軸O方向を車両の上下方向に向けてインペラ111を配置したとき、インペラ111に吸込まれる空気の吸込み方向D1は、上から下へ向かう方向である。このとき、流路31の進行方向D2は、下流に向かうにしたがって下方に向かう。
第一実施形態では、ブレード12は、図2に示すように、インペラ111の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ111の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より先行するよう捻じられている。インペラ111の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ111の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より先行するとは、インペラ111が回転方向d1に回転するとき、各ブレード12において、吸込み口17側の端部12aが反対側の端部12bよりも先に、回転軸Oを含む任意の面を通過する関係にあることをいう。
インペラ111では、空気が、インペラ111の吸込み口17から回転軸Oの軸方向に沿って吸入され、ブレード12間から吹き出される。第一実施形態では、ブレード12が図2に示すように捻られていることによって、インペラ111から吹き出される空気流れの進行方向d2は、インペラ111の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ111に吸込まれる空気の吸込み方向D1側に傾斜する方向となる。このように、インペラ111から吹き出される空気流れの進行方向d2とダクト部30の流路31の進行方向D2とがインペラ111の中央を横断する軸垂直面Pに対して同じ方向に傾斜する。このため、送風部10から吹き出された空気を、ダクト部30に沿って円滑に送風することができる。
(第二実施形態)
図6〜図7を参照して、第二実施形態に係る車両用空調装置2について説明する。第二実施形態に係る車両用空調装置2は、図6に示すように、複数のブレード12を有するインペラ112とインペラ112を回転駆動するモータ19とを有する送風部10と、複数の吹出口24,25を有する配風部20と、送風部10と配風部20とを連結し送風部10から吹出される空気の流路31を有するダクト部30と、を備え、流路31の進行方向D2は、モータ19の回転軸Oに垂直な軸垂直面のうちインペラ112の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ112に吸込まれる空気の吸込み方向D1とは反対方向側に傾斜しており、かつ、ブレード12は、図7に示すように、インペラ112の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ112の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より後退するように捻られている。
第二実施形態に係る車両用空調装置2は、ダクト部30の流路31の進行方向が傾斜する方向、及びブレード12が捻られる方向が異なる以外は、第一実施形態に係る車両用空調装置1と基本的な構成を同じくする。ここでは、共通する構成について説明を省略し、異なる構成について説明する。
第二実施形態では、流路31の進行方向D2は、インペラ112の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ112に吸込まれる空気の吸込み方向D1とは反対方向側に傾斜している。図6のように、吸込み口17を車両の上方向に向け、かつ、回転軸O方向を車両の上下方向に向けてインペラ112を配置したとき、インペラ112に吸込まれる空気の吸込み方向D1とは反対方向は、下から上へ向かう方向である。このとき、流路31の進行方向D2は、下流に向かうにしたがって上方に向かう。
第二実施形態では、ブレード12は、図7に示すように、インペラ112の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ112の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より後退するように捻られている。インペラ112の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ112の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より後退するとは、インペラ112が回転方向d1に回転するとき、各ブレード12において、吸込み口17側の端部12aが反対側の端部12bよりも後に、回転軸Oを含む任意の面を通過する関係にあることをいう。
第二実施形態では、ブレード12が図7に示すように捻られていることによって、インペラ112から吹き出されるから吹き出される空気流れの進行方向d2は、インペラ112の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ112に吸込まれる空気の吸込み方向D1側とは反対方向側に傾斜する方向となる。このように、インペラ112から吹き出される空気流れの進行方向d2とダクト部30の流路31の進行方向D2とがインペラ112の中央を横断する軸垂直面Pに対して同じ方向に傾斜する。このため、送風部10から吹き出された空気を、ダクト部30に沿って円滑に送風することができる。
第一実施形態又は第二実施形態に係る車両用空調装置1,2は、送風部10を配風部20に対して車両の左方向又は右方向に配置する横置きレイアウトであることが好ましい。
第一実施形態及び第二実施形態では、図2及び図7に示すように、インペラ111,112を吸込み口17が上側となるよう配置し、かつ、インペラ111,112を上方から見下ろしたとき、回転方向d1が時計回りとなる形態を一例として示したが、本発明はこれに限定されない。回転方向d1及びスクロールケーシング50の周壁53の巻き角方向が反時計回りとなる形態であってもよい。
第一実施形態及び第二実施形態では、図1及び図6に示すように、送風部10、ダクト部30及び配風部20が、それぞれ別体である3ピースの形態を示したが、本発明はこれに限定されず、送風部10及びダクト部30が一体であり、かつ、配風部20が別体である2ピースの形態、ダクト部30及び配風部20が一体であり、かつ、送風部10が別体である2ピースの形態、又は、送風部10、ダクト部30及び配風部20が一体である1ピースの形態であってもよい。
(第三実施形態)
図8〜図9を参照して、第三実施形態に係る車両用空調装置3について説明する。第三実施形態に係る車両用空調装置3は、図8に示すように、複数のブレード12を有するインペラ113とインペラ113を回転駆動するモータ19とを有する送風部10と、複数の吹出口(不図示)を有し、内部に熱交換器21が配置された配風部20と、を備え、熱交換器21が、熱交換器21の中心21aを、モータ19の回転軸Oに垂直な軸垂直面のうちインペラの中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ113に吸込まれる空気の吸込み方向D2側にずらして配置され、かつ、ブレード12は、図9に示すように、インペラ113の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ113の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より先行するよう捻じられている。
第三実施形態に係る車両用空調装置3は、ダクト部を備えない以外は、第一実施形態に係る車両用空調装置1と基本的な構成を同じくする。ここでは、共通する構成について説明を省略し、異なる構成について説明する。
第三実施形態では、熱交換器21が、図8に示すように、熱交換器21の中心21aを、インペラ113の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ113に吸込まれる空気の吸込み方向D1側にずらして配置される。熱交換器21は、冷却用熱交換器であることが好ましい。熱交換器21の中心21aは、熱交換器21の吸込面21sの中心である。図8のように、吸込み口17を車両の左方向に向け、かつ、回転軸O方向を車両の左右方向に向けてインペラ113を配置したとき、インペラ113に吸込まれる空気の吸込み方向D1は、左から右へ向かう方向である。このとき、熱交換器21は、熱交換器21の中心21aを、インペラ113の中央を横断する軸垂直面Pに対して右側にずらして配置される。
第三実施形態では、ブレード12は、図9に示すように、インペラ113の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ113の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より先行するよう捻じられている。インペラ113の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ113の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より先行するとは、インペラ113が回転方向d1に回転するとき、各ブレード12において、吸込み口17側の端部12aが反対側の端部12bよりも先に、回転軸Oを含む任意の面を通過する関係にあることをいう。
第三実施形態では、ブレード12が図9に示すように捻られていることによって、インペラ113から吹き出される空気流れの進行方向d2は、インペラ113の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ113に吸込まれる空気の吸込み方向D1側に傾斜する方向となる。このように、インペラ113から吹き出される空気流れの進行方向d2と熱交換器21の中心部21aの位置とが、インペラ113の中央を横断する軸垂直面Pに対して同じ方向にずれている。このため、送風部10から吹き出された空気を、熱交換器21の中心21aに向けて円滑に送風することができる。
(第四実施形態)
図10〜図11を参照して、第四実施形態に係る車両用空調装置4について説明する。第四実施形態に係る車両用空調装置4は、図10に示すように、複数のブレード12を有するインペラ114とインペラ114を回転駆動するモータ19とを有する送風部10と、複数の吹出口(不図示)を有し、内部に熱交換器21が配置された配風部20と、を備え、熱交換器21が、熱交換器21の中心21aを、モータ19の回転軸Oに垂直な軸垂直面のうちインペラ114の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ114に吸込まれる空気の吸込み方向D1とは反対方向側にずらして配置され、かつ、ブレード12は、図11に示すように、インペラ114の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ114の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より後退するように捻られている。
第四実施形態に係る車両用空調装置4は、インペラ114の中央を横断する軸垂直面Pに対して熱交換器21の中心21aがずれる方向、及びブレード12が捻られる方向が異なる以外は、第三実施形態に係る車両用空調装置3と基本的な構成を同じくする。ここでは、共通する構成について説明を省略し、異なる構成について説明する。
第四実施形態では、熱交換器21が、図10に示すように、熱交換器21の中心21aを、インペラ114の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ114に吸込まれる空気の吸込み方向D1とは反対方向側にずらして配置される。図10のように、吸込み口17を車両の左方向に向け、かつ、回転軸O方向を車両の左右方向に向けてインペラ114を配置したとき、インペラ114に吸込まれる空気の吸込み方向D1とは反対方向は、右から左へ向かう方向である。このとき、熱交換器21は、熱交換器21の中心21aを、インペラ114の中央を横断する軸垂直面Pに対して左側にずらして配置される。
第四実施形態では、ブレード12は、図11に示すように、インペラ114の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ114の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より後退するように捻られている。インペラ114の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ114の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より後退するとは、インペラ114が回転方向d1に回転するとき、各ブレード12において、吸込み口17側の端部12aが反対側の端部12bよりも後に、回転軸Oを含む任意の面を通過する関係にあることをいう。
第四実施形態では、ブレード12が図11に示すように捻られていることによって、インペラ114から吹き出される空気流れの進行方向d2は、インペラ114の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ114に吸込まれる空気の吸込み方向D1側とは反対方向側に傾斜する方向となる。このように、インペラ114から吹き出される空気流れの進行方向d2と熱交換器21の中心部21aの位置とが、インペラ114の中央を横断する軸垂直面Pに対して同じ方向にずれている。このため、送風部10から吹き出された空気を、熱交換器21の中心21aに向けて円滑に送風することができる。
第三実施形態又は第四実施形態に係る車両用空調装置3,4は、送風部10を配風部20に配置される熱交換器21に対して車両の上方向に配置する縦置きレイアウトであることが好ましい。
第三実施形態及び第四実施形態では、図9及び図11に示すように、インペラ113,114を吸込み口17が左側となるよう配置し、かつ、インペラ113,114を左側から右側に向けてみたとき、回転方向d1が反時計回りとなる形態を一例として示したが、本発明はこれに限定されない。回転方向d1及びスクロールケーシング50の周壁53の巻き角方向が時計回りとなる形態であってもよい。
第三実施形態及び第四実施形態では、図8及び図10に示すように、送風部10及び配風部20が、それぞれ別体である2ピースの形態を示したが、本発明はこれに限定されず、送風部10及び配風部20が一体である1ピースの形態であってもよい。
以下、実施例に基づき本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例に何ら限定されるものではない。
(1)図2に示すインペラ111、(2)図7に示すインペラ112及び(3)従来のブレードが回転軸Oに対して平行なインペラ115に基づいたモデルを用いて、それぞれ回転時の風向及び風速をシミュレーションした。シミュレーション結果を図12に示す。図12において、各インペラのモデル図の下方に、インペラの回転軸を通る縦断面についての(A)圧力分布図及び(B)風向ベクトル図を示した。
図12の(1)について、(A)(B)の丸で囲んだ部分を見ると、ブレード12が、インペラ111の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ111の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より先行するよう捻じられていることによって、インペラ111から吹き出される空気流れの進行方向d2が、インペラ111の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ111に吸込まれる空気の吸込み方向D1側に傾斜する方向となることが確認された。図12の(2)について、(A)(B)の丸で囲んだ部分を見ると、ブレード12が、インペラ112の吸込み口17側の端部12aの回転位相がインペラ112の吸込み口17側とは反対側の端部12bの回転位相より後退するように捻られていることによって、インペラ112から吹き出される空気流れの進行方向d2が、インペラ112の中央を横断する軸垂直面Pに対してインペラ112に吸込まれる空気の吸込み方向D1側とは反対方向側に傾斜する方向となることが確認された。図12の(3)について、(A)(B)の丸で囲んだ部分を見ると、ブレードが回転軸に対して平行であることによって、インペラ115から吹き出される空気流れの進行方向が、回転軸に略垂直な方向であることが確認された。
1,2,3,4 車両用空調装置
10 送風部
12 ブレード
12a,12b 端部
13 環状リム
14 鍔状部
15 コーン部
16 ボス部
17 インペラの吸込み口
19 モータ
20 配風部
21 冷却用熱交換器
21s 熱交換器の吸込面
22 加熱用熱交換器
23 エアミックスドア
24 ベント吹出口
24a ベントドア
25 デフロスト吹出口
25a デフロストドア
26a フットドア
30 ダクト部
31 流路
40 インテーク部
41 外気導入口
42 内気導入口
43 内外気切り替えドア
50 スクロールケーシング
51 ベルマウス
52 渦巻状流路
53 周壁
54 舌部
54a 舌部のインペラに最も近い部分
111,112,113,114 インペラ
115 ブレードが回転軸Oに対して平行なインペラ
D1 インペラに吸込まれる空気の吸込み方向
D2 流路の進行方向
d1 インペラの回転方向
d2 インペラから吹き出される空気流れの進行方向
O モータの回転軸
P インペラの中央を横断する軸垂直面
P1,P2 軸垂直面

Claims (5)

  1. 複数のブレードを有するインペラと該インペラを回転駆動するモータとを有する送風部と、
    複数の吹出口を有する配風部と、
    前記送風部と前記配風部とを連結し前記送風部から吹出される空気の流路を有するダクト部と、を備え、
    前記流路の進行方向は、前記モータの回転軸に垂直な軸垂直面のうち前記インペラの中央を横断する軸垂直面に対して前記インペラに吸込まれる空気の吸込み方向側に傾斜しており、かつ、前記ブレードは、前記インペラの吸込み口側の端部の回転位相が前記インペラの吸込み口側とは反対側の端部の回転位相より先行するよう捻じられていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 複数のブレードを有するインペラと該インペラを回転駆動するモータとを有する送風部と、
    複数の吹出口を有する配風部と、
    前記送風部と前記配風部とを連結し前記送風部から吹出される空気の流路を有するダクト部と、を備え、
    前記流路の進行方向は、前記モータの回転軸に垂直な軸垂直面のうち前記インペラの中央を横断する軸垂直面に対して前記インペラに吸込まれる空気の吸込み方向とは反対方向側に傾斜しており、かつ、前記ブレードは、前記インペラの吸込み口側の端部の回転位相が前記インペラの吸込み口側とは反対側の端部の回転位相より後退するように捻られていることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 複数のブレードを有するインペラと該インペラを回転駆動するモータとを有する送風部と、
    複数の吹出口を有し、内部に熱交換器が配置された配風部と、を備え、
    前記熱交換器が、該熱交換器の中心を、前記モータの回転軸に垂直な軸垂直面のうち前記インペラの中央を横断する軸垂直面に対して前記インペラに吸込まれる空気の吸込み方向側にずらして配置され、かつ、前記ブレードは、前記インペラの吸込み口側の端部の回転位相が前記インペラの吸込み口側とは反対側の端部の回転位相より先行するよう捻じられていることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 複数のブレードを有するインペラと該インペラを回転駆動するモータとを有する送風部と、
    複数の吹出口を有し、内部に熱交換器が配置された配風部と、を備え、
    前記熱交換器が、該熱交換器の中心を、前記モータの回転軸に垂直な軸垂直面のうち前記インペラの中央を横断する軸垂直面に対して前記インペラに吸込まれる空気の吸込み方向とは反対方向側にずらして配置され、かつ、前記ブレードは、前記インペラの吸込み口側の端部の回転位相が前記インペラの吸込み口側とは反対側の端部の回転位相より後退するように捻られていることを特徴とする車両用空調装置。
  5. 前記送風部が、前記インペラを収容するスクロールケーシングを備え、
    該スクロールケーシングは、舌部を有し、
    前記軸垂直面において、前記舌部の前記インペラに最も近い部分と前記回転軸との距離が、前記回転軸方向に沿って一定であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両用空調装置。
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WO2024018651A1 (ja) * 2022-07-19 2024-01-25 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 送風機並びにこれを備えた洗濯乾燥機及び乾燥機

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