JP2010084690A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ターボファンを備え、空調風を複数の吹き出し口より吹き出し可能とした空気調和機において、複数の吹き出し口の一方のみから空調風を吹き出す際に、風量のダウンや騒音の増大を抑制することができる空気調和機を提供することを目的とする。
【解決手段】ケーシング2内に配設されたターボファン17を介して、熱交換器12およびベルマウス14を通して吸い込んだ空気を半径方向に吹き出し、該空気をケーシング2に設けられた第1および第2吹き出し口7,9より室内へと吹き出す空気調和機1において、第2吹き出し口9への第2導風路24に設けられ、ターボファン17から吹き出された空調風を第2吹き出し口9へとガイドする第2ノーズ部26に、第2吹き出し口9から空調風を吹き出す際の気流形成に必要なノーズ先端部26Aを残して、第1吹き出し口7側の第1導風路23へと通ずる第2通風路31が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ターボファンを備え、ケーシングの前面側から熱交換器、ベルマウスを介して吸い込んだ空気を半径方向に吹き出し、該空気を複数の吹き出し口より室内へと吹き出す空気調和機に関するものである。
従来から、ファンケースを必要としないターボファンを備え、該ターボファンによりケーシングの前面側から室内熱交換器、ベルマウスを通過させて吸い込んだ空気を半径方向に吹き出し、この空調風をケーシングに設けられている上下複数の吹き出し口から、各吹き出し口の長手方向に配設されている複数枚の縦ルーバにより整流して室内へと吹き出すように構成した空気調和機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような空気調和機では、一般にターボファンから吹き出された空調風を上部吹き出し口および下部吹き出し口に導風する導風路に、各吹き出し口に対応してターボファンから吹き出された空調風を吹き出し口へとガイドするノーズ部を設けている。このノーズ部は、上部吹き出し口および下部吹き出し口から空調風を同時に吹き出す際において、ターボファンの空力性能を確保するために必須のものである。
特開2007−183016号公報
上記のように、上部吹き出し口および下部吹き出し口に対応して、それぞれ導風路に空調風をガイドするノーズ部を設けた構成とすることは、上下の吹き出し口から空調風を同時吹き出す場合において、ターボファンの空力性能を確保する上で有効である。しかしながら、上部吹き出し口または下部吹き出し口のいずれか一方のみから空調風を吹き出すモード時においては、以下のような問題が発生する。
つまり、上部吹き出し口のみから空調風を吹き出すモードでは、下部吹き出し口に対応して設けられたノーズ部によってメイン流路が塞がれ、ターボファンから吹き出された空調風の流路が絞られるため、圧損が増大して風量がダウンするとともに、騒音が増大するという問題が発生する。また、下部吹き出し口のみから空調風を吹き出すモードでは、上部吹き出し口に対応して設けられたノーズ部によってメイン流路が塞がれ、ターボファンから吹き出された空調風の流路が絞られるため、同様の問題が発生する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ターボファンを備え、空調風を複数の吹き出し口より吹き出し可能とした空気調和機において、複数の吹き出し口の一方のみから空調風を吹き出す際に、風量のダウンや騒音の増大を抑制することができる空気調和機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の空気調和機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる空気調和機は、ケーシング内に配設されたターボファンを介して、前記ケーシングの前面側から熱交換器およびベルマウスを通して吸い込んだ空気を半径方向に吹き出し、該空気を前記ケーシングに設けられた第1および第2吹き出し口より室内へと吹き出す空気調和機において、前記第2吹き出し口への第2導風路に設けられ、前記ターボファンから吹き出された空調風を前記第2吹き出し口へとガイドする第2ノーズ部に、前記第2吹き出し口から空調風を吹き出す際の気流形成に必要なノーズ先端部を残して、前記第1吹き出し口側の第1導風路へと通ずる第2通風路が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第2吹き出し口への第2導風路に設けられ、ターボファンから吹き出された空調風を第2吹き出し口へとガイドする第2ノーズ部に、第2吹き出し口から空調風を吹き出す際の気流形成に必要なノーズ先端部を残して、第1吹き出し口側の第1導風路へと通ずる第2通風路が形成されているため、第2吹き出し口を閉じて第1吹き出し口のみから空調風を吹き出す際に、第2吹き出し口側への第2導風路に吹き出された空調風を第2ノーズ部および該第2ノーズ部に形成された第2通風路を介して第1吹き出し口側の第1導風路へと導風することができる。これにより、第2導風路側から第1導風路側への通風路を十分に確保して圧損を低減することができ、従って、第1吹き出し口のみから空調風を吹き出す際の風量ダウンを防止することができるとともに、騒音を低減することができる。
さらに、本発明にかかる空気調和機は、ケーシング内に配設されたターボファンを介して、前記ケーシングの前面側から熱交換器およびベルマウスを通して吸い込んだ空気を半径方向に吹き出し、該空気を前記ケーシングに設けられた第1および第2吹き出し口より室内へと吹き出す空気調和機において、前記第1吹き出し口への第1導風路に設けられ、前記ターボファンから吹き出された空調風を前記第1吹き出し口へとガイドする第1ノーズ部に、前記第1吹き出し口から空調風を吹き出す際の気流形成に必要なノーズ先端部を残して、前記第2吹き出し口側の第2導風路へと通ずる第1通風路が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1吹き出し口への第1導風路に設けられ、ターボファンから吹き出された空調風を第1吹き出し口へとガイドする第1ノーズ部に、第1吹き出し口から空調風を吹き出す際の気流形成に必要なノーズ先端部を残して、第2吹き出し口側の第2導風路へと通ずる第1通風路が形成されているため、第1吹き出し口を閉じて第2吹き出し口のみから空調風を吹き出す際に、第1吹き出し口側への第1導風路に吹き出された空調風を第1ノーズ部および該第1ノーズ部に形成された第1通風路を介して第2吹き出し口側の第2導風路へと導風することができる。これにより、第1導風路側から第2導風路側への通風路を十分に確保して圧損を低減することができ、従って、第2吹き出し口のみから空調風を吹き出す際の風量ダウンを防止することができるとともに、騒音を低減することができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記第1通風路および前記第2通風路が形成された前記第1ノーズ部および前記第2ノーズ部が、前記ターボファンの回転中心を挟んで前記第1導風路および前記第2導風路にそれぞれ対称または前記第1および第2吹き出し口からの風量を調節するために非対称に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第1通風路および第2通風路が形成された第1ノーズ部および第2ノーズ部が、ターボファンの回転中心を挟んで第1導風路および第2導風路にそれぞれ対称または前記第1および第2吹き出し口からの風量を調節するために非対称に設けられているため、第1吹き出し口または第2吹き出し口の一方から空調風を吹き出す際に、第2導風路または第1導風路から第1導風路側または第2導風路側への通風路を十分に確保して圧損を低減することができる。従って、第1吹き出し口または第2吹き出し口の一方のみからの空調風の吹き出し時において、それぞれ風量ダウンを防止することができるとともに、騒音を低減することができる。
さらに、本発明の空気調和きは、上述のいずれかの空気調和機において、前記第1ノーズ部および/または前記第2ノーズ部が、前記ケーシングを構成しているベースに一体成形されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1ノーズ部および/または第2ノーズ部が、ケーシングを構成しているベースに一体成形されているため、第1通風路および/または第2通風路の形成に際して、第1ノーズ部および/または第2ノーズ部の成形形状を変更するだけでよく、部品の増減等は一切不要である。従って、第1ノーズ部および/または第2ノーズ部の成形形状を変えるだけの簡単な構成変更により、第1または第2吹き出し口の一方のみからの空調風の吹き出し時において、風量ダウンと騒音増大を抑制することができる。
本発明によると、第2吹き出し口を閉じて第1吹き出し口のみから空調風を吹き出す際に、第2吹き出し口側への第2導風路に吹き出された空調風を第2ノーズ部および該第2ノーズ部に形成された第2通風路を介して第1吹き出し口側の第1導風路へと導風することができるため、第2導風路側から第1導風路側への通風路を十分に確保して圧損を低減することができ、従って、第1吹き出し口のみから空調風を吹き出す際の風量ダウンを防止することができるとともに、騒音を低減することができる。
また、本発明によると、第1吹き出し口を閉じて第2吹き出し口のみから空調風を吹き出す際に、第1吹き出し口側への第1導風路に吹き出された空調風を第1ノーズ部および該第1ノーズ部に形成された第1通風路を介して第2吹き出し口側の第2導風路へと導風することができるため、第1導風路側から第2導風路側への通風路を十分に確保して圧損を低減することができ、従って、第2吹き出し口のみから空調風を吹き出す際の風量ダウンを防止することができるとともに、騒音を低減することができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1および図2を用いて説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る空気調和機のターボファンの回転中心を通る縦断面図が示され、図2には、その空気調和機のターボファンの配設位置付近における縦断面図が示されている。空気調和機1としては、上下2方向吹き出しの床置き形空気調和機の例が示されており、該空気調和機1は、樹脂製のベース3と前面パネル4とによって構成された横長長方形状のケーシング2を備えている。
前面パネル4の前面には、室内の空気を吸い込む吸い込み口5が開口されており、該吸い込み口5には、吸い込みグリル6が設けられている。また、前面パネル4の前面から上にかけてのコーナー部分には、第1吹き出し口(上部吹き出し口)7が幅方向に水平に開口されており、この第1吹き出し口7は、開口部に回動自在に設置されている水平ルーバ8によって開閉可能とされている。さらに、前面パネル4の下方部には、第2吹き出し口(下部吹き出し口)9が幅方向に水平に開口され、この第2吹き出し口9は、開口部に回動自在に設置されている水平ルーバ10によって開閉可能とされている。
ケーシング2内において、吸い込みグリル6の背後には、エアーフィルタ11が着脱自在に配設され、その背後には、プレートフィンチューブ形の室内熱交換器(熱交換器)12が固定設置されている。室内熱交換器12は、図示省略されている室外ユニット側の機器と冷媒配管を介して接続されることにより公知の冷凍サイクルを構成している。室内熱交換器12の下部には、ドレンパン13が配設されており、冷房運転および除湿運転時に室内熱交換器12の表面で結露し落下するドレン水を受け、図示省略のドレンホースを介して外部に排出できる構成とされている。
室内熱交換器12の下流側には、該室内熱交換器12を流通した空気をその下流側に設置されているターボファン17に導くためのベルマウス14が、室内熱交換器12と一体化されてケーシング2内に固定設置されている。ベルマウス14の中央部には、ターボファン17と対向するように吸い込み部15が形成され、該吸い込み部15には円形のベル形状とされた吸い込み口16が開口されている。また、ベルマウス14の下流には、ベル形状とされた状吸い込み口16に対向するようにターボファン17が設置されている。
ターボファン17は、主板18とシュラウド19と複数枚のブレード20とから構成されており、主板18の中心部がベース3上に固定設置されているファンモータ21の水平に配設された回転軸22の先端に固定されることにより、ファンモータ21を介して回転軸22周りに回転駆動されるようになっている。ターボファン17を介してラジアル方向に吹き出される空調風は、ターボファン17の外周から接線方向に対して外向きに或る角度をもって吹き出されるようになる。
また、ターボファン17から吹き出された空調風を第1吹き出し口7および第2吹き出し口9に導くための第1導風路23および第2導風路24が、ベース3とベルマウス14との間に形成されている。さらに、ベース3には、第1吹き出し口7および第2吹き出し口9に対応して各吹き出し口7,9にターボファン17から吹き出された空調風をガイドする第1ノーズ部25および第2ノーズ部26が一体に成形されている。この第1ノーズ部25および第2ノーズ部26は、第1吹き出し口7および第2吹き出し口9から空調風を同時に吹き出す際において、ターボファン17の空力性能をアップさせるために必須のものである。
また、第1吹き出し口7に空調風を導く上部側の第1導風路23には、第1吹き出し口7の長手方向に沿って複数枚の縦ルーバ27が互いに連結されて縦軸周りに回動可能に設置され、また、第2吹き出し口9に空調風を導く下部側の第2導風路24には、第2吹き出し口9の長手方向に沿って複数枚の縦ルーバ28が互いに連結されて縦軸周りに回動可能に設置されている。
本実施形態では、上記に加えて、第2吹き出し口9にターボファン17から吹き出された空調風をガイドする第2ノーズ部26に対して、ターボファン17から第2導風路24側に吹き出された空調風を第1導風路23側へと導風する第2通風路31を設けた構成としている。この第2通風路31は、第2吹き出し口9から空調風を吹き出す際の気流形成に必要なノーズ先端部26Aを残して、該ノーズ先端部26Aとケーシング側壁2A(図2の右側壁)との間に形成されている。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
空気調和機1の運転開始によりターボファン17が回転されると、室内の空気が吸い込み口5から吸い込みグリル6を介してケーシング2内に吸い込まれる。この空気は、エアーフィルタ11で塵埃が除去された後、室内熱交換器(熱交換器)12を通過する過程で冷媒と熱交換されることによって冷却または加熱され、その下流側に設けられているベルマウス14により案内されてベル形状の吸い込み口16からターボファン17に吸い込まれる。
ターボファン17によって昇圧され、その外周部からラジアル方向に吹き出された空調風は、ターボファン17の外周から接線方向に対して外向きに或る角度をもって吹き出される。この空調風は、第1ノーズ部25および第2ノーズ部26によってガイドされながら、第1導風路23および第2導風路24を経て第1吹き出し口(上部吹き出し口)7および/または第2吹き出し口(下部吹き出し口)9に導かれ、室内へと吹き出されることによって冷房または暖房に供される。空調風の室内への吹き出しは、吹き出しモードに応じて第1吹き出し口7および第2吹き出し口9の双方、またはそのいずれか一方から選択的に吹き出される。
ここで、第1吹き出し口7および第2吹き出し口9の双方から同時に空調風を吹き出す場合、第1ノーズ部25および第2ノーズ部26によって、それぞれ第1吹き出し口7および第2吹き出し口9から吹き出される空調風の気流が形成されることになるが、第2吹き出し口9を閉じて第1吹き出し口7のみから空調風を吹き出す場合、ターボファン17から第2導風路24側に吹き出された空調風は、第2ノーズ部26によりメイン流路が絞られた状態となるため、圧損が増大して風量ダウン、騒音増大の要因となる。
しかるに、本実施形態では、第2ノーズ部26に気流形成に必要なノーズ先端部26Aを残して第2通風路31を形成しているため、ターボファン17から第2導風路24側に吹き出された空調風を第2ノーズ部26および第2通風路31を介して第1導風路23側へと導風することができる。これによって、第2導風路24側から第1導風路23側への通風路を十分に確保して圧損を低減することができる。このため、第1吹き出し口(上部吹き出し口)7のみから空調風を吹き出す際の風量ダウンを防止することができるとともに、騒音を低減することができる。
また、第1ノーズ部25および第2ノーズ部26が、ケーシング2を構成しているベース3に一体成形されているため、第2ノーズ部26に第2通風路31を形成する場合、第2ノーズ部26の成形形状を変更するだけでよく、部品の増減等は一切不要である。従って、第2ノーズ部26の成形形状を変えるだけの簡単な構成変更により、第1吹き出し口(上部吹き出し口)7から空調風を吹き出す上吹き出し時において、風量ダウンと騒音増大を抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図3を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、第1ノーズ部25に第1通風路30を設けた構成としている点が異なる。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図3に示されるように、第1吹き出し口7にターボファン17から吹き出された空調風をガイドする第1ノーズ部25に対して、ターボファン17から第1導風路23側に吹き出された空調風を第2導風路24側へと導風する第1通風路30を設けた構成としている。この第1通風路30は、第1吹き出し口7から空調風を吹き出す際の気流形成に必要なノーズ先端部25Aを残して、該ノーズ先端部25Aとケーシング側壁2B(図3の左側壁)との間に形成されている。
上記のように、第1吹き出し口7にターボファン17から吹き出された空調風をガイドする第1ノーズ部25に第1通風路30を設けることにより、第1吹き出し口(上部吹き出し口)7を閉じて第2吹き出し口(下部吹き出し口)9のみから空調風を吹き出す場合において、ターボファン17から第1導風路23側に吹き出された空調風を、第1ノーズ部25および第1通風路30を介して第2導風路24側へと導風することができる。これによって、第1導風路23側から第2導風路24側への通風路を十分に確保して圧損を低減することができる。このため、第2吹き出し口(下部吹き出し口)9のみから空調風を吹き出す際の風量ダウンを防止することができるとともに、騒音を低減することができる。
また、第1ノーズ部25および第2ノーズ部26が、ケーシング2を構成しているベース3に一体成形されているため、第1ノーズ部25に第1通風路30を形成する場合、第1ノーズ部25の成形形状を変更するだけでよく、部品の増減等は一切不要である。従って、第1ノーズ部25の成形形状を変えるだけの簡単な構成変更により、第2吹き出し口(上部吹き出し口)9から空調風を吹き出す下吹き出し時において、風量ダウンと騒音増大を抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、上下2方向吹き出しの床置き形空気調和機の例について説明したが、本発明は、床置き形や上下2方向吹き出しの空気調和機に限定されるものではなく、ターボファンを備え、該ターボファンから吹き出されて空調風を複数の吹き出し口より室内へと吹き出す空気調和機に広く適用することができる。
また、上記実施形態では、第2ノーズ部26に第2通風路31、または第1ノーズ部25に第1通風路30を個別に設けた2つの例について説明したが、第1ノーズ部25および第2ノーズ部26の双方に第1通風路30および第2通風路31をそれぞれ設けた構成としてもよいことはもちろんである。この場合、第1通風路30を設けた第1ノーズ部25と第2通風路31を設けた第2ノーズ部26は、ターボファン17の回転中心を挟んでそれぞれ対称または前記第1および第2吹き出し口7,9からの風量を調節するために非対称に設けられるようになる。さらに、第1通風路30および第2通風路31の大きさについては、各ノーズ部25,26の大きさに合わせて適宜設定すればよい。
本発明の第1実施形態に係る空気調和機のターボファンの回転中心を通る縦断面図である。 図1に示す空気調和機のターボファンの配設位置付近における縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る空気調和機のターボファンの配設位置付近における縦断面図である。
符号の説明
1 空気調和機
2 ケーシング
3 ベース
7 第1吹き出し口(上部吹き出し口)
9 第2吹き出し口(下部吹き出し口)
12 室内熱交換器(熱交換器)
14 ベルマウス
17 ターボファン
23 第1導風路
24 第2導風路
25 第1ノーズ部
25A ノーズ先端部
26 第2ノーズ部
26A ノーズ先端部
30 第1通風路
31 第2通風路

Claims (4)

  1. ケーシング内に配設されたターボファンを介して、前記ケーシングの前面側から熱交換器およびベルマウスを通して吸い込んだ空気を半径方向に吹き出し、該空気を前記ケーシングに設けられた第1および第2吹き出し口より室内へと吹き出す空気調和機において、
    前記第2吹き出し口への第2導風路に設けられ、前記ターボファンから吹き出された空調風を前記第2吹き出し口へとガイドする第2ノーズ部に、前記第2吹き出し口から空調風を吹き出す際の気流形成に必要なノーズ先端部を残して、前記第1吹き出し口側の第1導風路へと通ずる第2通風路が形成されていることを特徴とする空気調和機。
  2. ケーシング内に配設されたターボファンを介して、前記ケーシングの前面側から熱交換器およびベルマウスを通して吸い込んだ空気を半径方向に吹き出し、該空気を前記ケーシングに設けられた第1および第2吹き出し口より室内へと吹き出す空気調和機において、
    前記第1吹き出し口への第1導風路に設けられ、前記ターボファンから吹き出された空調風を前記第1吹き出し口へとガイドする第1ノーズ部に、前記第1吹き出し口から空調風を吹き出す際の気流形成に必要なノーズ先端部を残して、前記第2吹き出し口側の第2導風路へと通ずる第1通風路が形成されていることを特徴とする空気調和機。
  3. 前記第1通風路および前記第2通風路が形成された前記第1ノーズ部および前記第2ノーズ部が、前記ターボファンの回転中心を挟んで前記第1導風路および前記第2導風路にそれぞれ対称または前記第1および第2吹き出し口からの風量を調節するために非対称に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記第1ノーズ部および/または前記第2ノーズ部が、前記ケーシングを構成しているベースに一体成形されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気調和機。
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