JP6879057B2 - 監視システム - Google Patents

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Description

この発明は監視システムに関する。
研削盤や旋盤等の加工装置に関して、気温の変化や経年変化、ジグの摩耗やたわみなどによる状態変化は、製品の品質異常につながる。そのため、加工装置の状態変化を監視することは、製品の品質管理において重要である。
特開2006−173373号公報(以下、特許文献1)は、加工装置の異常を監視する監視システムを備えた製造システムを提案している。特許文献1に記載の監視システムは、加工装置の状態を表す値を測定し、予め設定した加工装置の状態計測値の判定基準を用いて加工装置の異常を検知している。
特開2006−173373号公報
特許文献1に記載の監視システムでは、製品の異常を監視するために、加工装置の異常を、加工装置の状態計測値と設定されている基準のみと比較することによって検出している。この監視システムで加工装置の上記の状態変化が原因となって加工装置の異常が検出された場合、加工装置の稼動を停止し、製品の品質異常の要因となった加工装置の異常を特定し、特定してからその異常を解消する作業を行う。そのため、加工装置の稼動を停止する期間が長くなり、生産性が低下する。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、加工装置による加工品質の異常の兆候を高精度で検出できる監視システムを提供することを目的とする。
この発明にかかる監視システムは、製品加工中の加工装置の形状的な状態と電気的な状態との少なくとも一方を測定する第1のセンサと、加工装置で加工された製品の品質を検査する検査装置と、第1のセンサおよび検査装置と通信可能な処理装置と、を含む監視システムであって、処理装置は、第1のセンサによる測定データと、検査装置による品質検査データと、を受信する受信部と、受信部が受信した測定データを用いて加工中の製品の品質を評価するための指標値を算出する算出部と、指標値と品質検査データとに基づいて、加工装置の形状的な状態変化と電気的な状態変化との少なくとも一方による製品の品質異常の兆候の有無を判定する判定部と、を有する。
この監視システムによれば、製品の加工中における加工装置の形状的な状態と電気的な状態との少なくとも一方の測定データと、加工装置で加工された製品の品質検査データとの両データに基づいて、加工装置の形状的な状態変化と電気的な状態変化との少なくとも一方による加工装置の加工品質の異常の兆候が検出される。つまり、この検出手法では、加工装置の形状的な状態または電気的な状態のみならず、品質検査データも考慮して加工品質の異常の兆候が検出される。そのため、製品の品質に実際に異常が生じるよりも前に製品の品質の異常の兆候を検出することができるとともに、品質の異常の要因となる状態を特定することができる。これにより、品質異常の発生を未然に防ぐことができるとともに、加工装置側の品質異常の要因を容易に特定できる。その結果、加工装置の稼動を停止する期間を短縮でき、加工装置の稼動の停止による生産性の低下を抑えることができる。
好ましくは、監視システムは、加工装置による製品の加工量を測定する第2のセンサをさらに備え、第1のセンサは、加工装置における加工電力量を測定し、指標値は、単位時間当たりの加工装置による加工量と、加工量の単位時間当たりの加工電力量に対する割合と、の少なくとも一方をパラメータとして算出される値である。
これにより、この検出手法では、加工装置での実際の加工量を用いて加工品質の異常の兆候が検出される。そのため、加工装置での実際の加工量を用いないで加工装置の形状変化のみによる製品の品質の異常の兆候を検出する手法よりも高精度で製品の品質異常の兆候を検出することができる。
好ましくは、判定部は、連続して測定された複数の測定データそれぞれから算出された複数の指標値と、品質検査データとの関係の変化に基づいて、品質異常の兆候の有無を予測する。
これにより、判定時には製品の品質異常の兆候がないと判定される場合であっても、例えば、経時的な変化などに対応して当該兆候を予測することができる。
好ましくは、算出部は、指標値を算出するための計算式を記憶しており、指標値と品質検査データとに基づいて計算式を調整する。
これにより、製品の品質異常の兆候を検出する精度を向上させることができると共に、加工装置における測定データのみに基づいて、高精度で製品の品質を予測することが可能になる。
この発明によると、加工装置による加工品質の異常の兆候を高精度で検出できる。また、加工装置側の加工品質の異常の要因を容易に特定できる。
実施の形態にかかる監視システムの構成の一例を表した概略図である。 研削装置である加工装置の、加工部およびセンサの構成の一例を示す概略図である。 図2の加工装置の、加工中のワーク周辺の拡大概略図である。 研削加工中の研削電力(グラフA)と、研削残量(グラフB)との時間変化の様子を示した図である。 処理装置の構成の一例を示す概略図である。 処理装置の動作の一例を表したフローチャートである。 図6のステップS1の具体的な処理内容を表したフローチャートである。 図6のステップS1の具体的な処理内容を表したフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、好ましい実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる監視システム100の構成の一例を表した概略図である。図1を参照して、本実施の形態にかかる監視システム100は、処理装置1と、製品加工中の加工装置5の形状的な状態を測定する測定装置であるセンサ60と、検査装置8と、出力装置2と、を含む。また、図1に示されるように、記憶装置としてのサーバ3を含む。サーバ3は、処理装置1に含まれていてもよいし、有線または無線、またはインターネットなどの通信網を介して処理装置1に接続された異なる装置であってもよい。
加工装置5および検査装置8は、同一の製造ラインに備えられる。ワーク(製品)Wは、図1の矢印F方向に、加工装置5および検査装置8の順に運ばれる。従って、加工装置5が製造ラインの上流側、検査装置8が当該製造ラインの下流側に配置されている。ワークWは、加工装置5によって加工され、その後、検査装置8に運ばれて検査される。
加工装置5は、センサ60に加えて、ワークWを加工する加工部50と、処理装置1と通信するための、無線モジュールなどにより構成される通信部70と、をさらに含む。センサ60は、製品加工中の加工装置5の形状的な状態を測定するために、加工部50の状態を測定する。センサ60は、通信部70に通信可能に接続されて、測定結果を示す信号を通信部70に入力する。通信部70は、センサ60による測定結果を示す信号に基づいた測定データを、処理装置1に送信する。
また、検査装置8は、ワークWの、予め規定された検査項目に必要な箇所を測定する測定部80と、処理装置1と通信するための、無線モジュールなどにより構成される通信部90と、を含む。測定部80は、通信部90に通信可能に接続されて、測定値を示す信号を通信部90に入力する。通信部90は、測定部80による測定値を示す信号に基づいた品質検査データを、処理装置1に送信する。
ワークWは環状部品であって、たとえば、転がり軸受の内輪や外輪である。本実施の形態におけるワークWは、内面が被研削面である転がり軸受の外輪とする。この場合、加工装置5は、たとえば、ワークWの内周面を研削する研削装置である。また、検査装置8の検査項目は、ワークWの真円度、円筒度、各位置の寸法、などを含む。
処理装置1は、いわゆるエッジコンピュータと呼ばれる、コンピュータ装置である。処理装置1は、加工装置5および検査装置8それぞれと通信可能に接続されている。
出力装置2は、たとえば、ディスプレイやスピーカなどの、情報出力装置である。出力装置2は処理装置1と通信可能に接続されて、出力する情報を処理装置1から受け付ける。
<装置構成>
図2は、研削装置である加工装置5の、加工部50およびセンサ(第1のセンサ)60の構成の一例を示す概略図である。図2を参照して、加工部50は、ワークWを保持して回転させる切込台52と、研削砥石53が装着されて回転する砥石軸54を有するホイルヘッド55と、ホイルヘッド55の砥石軸54をベルト57を介して回転させるホイルヘッド駆動用モータ56と、切込台52をホイルヘッド55に対して相対移動させて砥石53にワークWに対する切込み動作(研削加工)を行わせる切込みモータ58と、を含む。加工部50は、さらに、ワークWの加工寸法を測定するためのインプロセスゲージ59を含む。インプロセスゲージ59は、加工装置5によるワークWの加工量を測定する第2のセンサである。
また、図2を参照して、加工装置5のセンサ60は、ホイルヘッド駆動用モータ56に流れる電流(モータ電流)Imを測定する電流センサ61と、ホイルヘッド55の振動Puを測定する振動センサ62と、ホイルヘッド55の温度Teを測定する温度センサ63と、を含む。これらセンサ61〜63は、一例として、ホイルヘッド駆動用モータ56やホイルヘッド55に外側から装着されてモータ電流Im、振動Pu、および温度Teを測定する。センサ61〜63は、通信部70に通信可能に接続されて、測定値を示す信号を通信部70に入力する。通信部70は、センサ61〜63による測定値を示す信号に基づいた測定データを、処理装置1に送信する。
ワークWは、切込台52によって、ワークW内周面に砥石53が接触する位置までワークWの軸方向にホイルヘッド55に向けて移動する(トラバース)。ワークW内周面に接触した砥石53が砥石軸54の回転に従って回転することによって、ワークW内周面が砥石53によって研削される。研削後、ワークWは、切込台52によってワークWの軸方向にホイルヘッド55から後退する向きに移動する。
図3は、加工中のワークW周辺の拡大概略図である。図3を参照して、インプロセスゲージ59は、砥石53近傍に設けられる。このため、インプロセスゲージ59のゲージ部59aは、加工中のワークW内周面に接触して、内径を測定する。インプロセスゲージ59は、一例として、ワークW内周面の軌道溝底面を計測点として内径を測定する。インプロセスゲージ59による測定値は、実際の加工量(研削量)である。
インプロセスゲージ59は、通信部70に通信可能に接続されて、測定値としてゲージ位置Xを示す信号を通信部70に入力する。通信部70は、インプロセスゲージ59による測定値を示す信号に基づいた測定データを、処理装置1に送信する。
図4は、電流センサ61に基づく研削加工中における研削電力WA(グラフA)と、インプロセスゲージ59が示す研削残量(グラフB)との時間変化の様子を示した図である。研削電力WAは、ホイルヘッド駆動用モータ56における消費電力であって、ホイルヘッド駆動用モータ56のモータ電流Imにモータ電圧Eを乗じて得られる。
研削加工は、割出工程、準急工程、黒皮工程、粗工程、仕上工程およびスパークアウト(SO)工程を含み、この順で行われる。割出工程では、砥石53はワークWに非接触である。準急工程において、砥石53はワークWの軌道の肩に接触する。準急工程では、砥石53はワークWの内周面全面に接触するまでには至らず、黒皮工程の途中において、全面接触となる。粗工程では砥石53は定電力で所定研削量、ワークW内周面を研削し、仕上工程で、表面粗さが所定精度となるように研削する。
図4のグラフAを参照して、準急工程において砥石53がワークWへの接触を開始してから黒皮工程で砥石53が全面接触して粗工程に達するまで研削電力WAが増加する。これにより、切込みモータ58による研削加工の速度が変更される。粗工程では定電力で所定研削量、ワークW内周面が研削されるために、研削電力WAが一定となる。その後、仕上工程でワークW内周面の表面粗さが所定精度に近づくにつれて研削電力WAが減少する。
また、図4のグラフBを参照して、準急工程において砥石53がワークWへの接触を開始してから黒皮工程で砥石53が全面接触を開始するまでワークW内周面の軌道溝底面の研削がなされていないため、砥石53による研削量は測定されない。黒皮工程で砥石53が全面接触を開始してから粗工程を経て仕上げ工程に達するまで軌道溝底面の研削が進むため、砥石53による研削量は増加する。その後、仕上工程でワークW内周面が所定精度に近づくにつれて研削量の増加率が減少し、仕上工程終了時点で研削が完了している。
図5は、処理装置1の構成の一例を示す概略図である。図5を参照して、処理装置1は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やCPUで実行するプログラムを記憶するメモリなどを含んだ処理部11と、加工装置5および検査装置8とからデータを受信するための受信部12と、ディスプレイやスピーカなどの出力装置2にデータを送信するための送信部13と、を含む。処理部11は、さらに、外部装置であるサーバ3と通信可能である。
<動作概要>
加工装置5の砥石53の砥粒状態や、クイル54aのたわみ量などの加工部50の形状が変化すると、加工装置5によるワークWの加工状態、つまりワークWの品質が変化する。たとえば、図2,3に示されたように、砥石53の取り付けられたクイル54aは、砥石軸54よりも小径であり、かつ、クイル54aは片持ち状態であるため、加工方向に対する研削力GFによって撓みやすい。
加工部50の形状は、ある程度の使用量までは使用量に応じて変化し、それ以上の使用量に達すると変化度合いが大きくなる(急激に形状が変化する)。通常の変化度合いの場合、加工部50の形状とワークWとの品質との間には所定の相関関係があるため、加工装置5の加工品質の異常は加工部50の形状変化に基づいて予測される。一方、加工装置5の使用量が多くなって急激に加工部50の形状が変化すると、加工部50の形状とワークWとの品質との間の上記の相関関係が適用されなくなる。そこで、本実施の形態にかかる監視システム100は、ワークWの加工中の加工部50の形状的な状態の測定データと、加工装置5で加工された当該ワークWの検査装置8における品質検査データとに基づいて、ワークWの品質異常の兆候を検出する。これにより、加工装置5の使用量が多くなって急激に加工部50の形状が変化した場合であっても、ワークWの品質の異常の兆候を高精度で検出することができる。
<機能構成>
ワークWの品質異常の兆候を検出するため、処理装置1の処理部11は、図5に示されたように、算出部111、比較部112、および判定部113を含む。これらは、処理部11に含まれる図示しないCPUがメモリに記憶されているプログラムを読み出して実行することによって、主にCPUによって実現される機能である。
算出部111で表された機能(以下、算出部111)は、加工装置5の測定データから、当該加工装置5で加工中のワークWの品質を評価するための指標値を得る際に用いるパラメータを算出する。パラメータは、たとえば、加工除去量Rや加工除去効率REである。加工除去量Rは、単位時間当たりの加工装置5による研削量であって、インプロセスゲージ59のゲージ位置Xの単位時間あたりの変化量(加工量)として得られる。加工除去効率REは、加工除去量Rの単位時間あたりの研削電力量(加工電力量)に対する割合である。ここで、研削電力量は、たとえば、図4で示すような研削電力WAより求めることができる。
インプロセスゲージ59のゲージ位置Xから加工除去量Rを算出するために、算出部111は、下の計算式(1)を予め記憶しておく。そして、加工装置5から取得したゲージ位置Xを計算式(1)に代入して加工除去率Rを算出する。
R=Xn−X(n−1) (n=0,1,…) …(1)
また、インプロセスゲージ59のゲージ位置X、および研削電力WAから加工除去効率REを算出するために、算出部111は、下の計算式(2)を予め記憶しておく。そして、加工装置5から取得したゲージ位置Xおよびモータ電流Imを計算式(2)に代入して加工除去効率REを算出する。なお、研削電力WA=モータ電流Im×モータ電圧Eである。
RE=(Xn−X(n−1))÷(Wn−W(n−1)) …(2)
算出部111は、上記2つのパラメータの少なくとも一方を用いて指標値を算出する。算出される指標値は、品質検査データに対応する値である。本実施の形態では、品質検査データに対応する値は、一例として、真円度Ciに対応する値Ci’とする。このような指標値を用いることによって、容易に、加工部50の測定データと品質検査データとを考慮してワークWの品質異常の兆候の有無を検出することができる。
算出部111は、上記パラメータから指標値を得るために、A,Bを係数とした、下の計算式(3)を予め記憶している。
Ci’=A×R+B×RE …(3)
なお、指標値は、上記2つのパラメータの両方を用いて算出されるものに限定されない。指標値は、加工除去率Rのみをパラメータとして加工除去効率REを用いずに算出される値であってもよいし、加工除去効率REのみをパラメータとして加工除去率Rを用いずに算出される値であってもよい。
比較部112で表された機能(以下、比較部112)は、算出された指標値と品質検査データとを比較する。そして、比較部112は、指標値の品質検査データからの乖離度合いを示す値を比較結果とする。本実施の形態では、比較部112は、指標値の品質検査データに対する割合(Ci’/Ci)を比較結果として算出する。比較結果は、他の例として、指標値と品質検査データとの差分の絶対値であってもよい。
判定部113で表された機能(以下、判定部113)は、比較部112での比較結果に基づいて、加工装置5の装置状態が品質異常の兆候のある状態か否かを判定する。そのために、判定部113は、比較部112での比較結果の品質異常の兆候がないとする範囲(正常範囲)を閾値として予め記憶しておく。正常範囲は、指標値の品質検査データからの乖離度合いが品質異常の兆候がないと判定できる範囲である。比較結果が指標値の品質検査データに対する割合である場合、正常範囲は、たとえば、0.8以上かつ1.2以下である。この場合、判定部113は、比較結果(Ci’/Ci)が下の判定式(4)を満たす場合には品質異常の兆候がないと判定し、満たさない場合に品質異常の兆候があると判定する。
0.8≦Ci’/Ci<1.2 …(4)
正常範囲は、品質異常の兆候のレベルごとに多段階に設定されていてもよい。この場合、判定部113は、判定部113は、品質異常の兆候の有無のみならず、品質異常の兆候のレベルを判定する。
処理部11は、判定部113において品質異常の兆候があると判定した場合、送信部13に制御信号を出力して、出力装置2に警告を出力するための情報を送信させる。これにより、品質異常の兆候があることを示す警告が出力装置2から出力される。この警告は、ディスプレイによる警告画面の表示や、スピーカからの警告音の出力などである。これにより、ユーザは、品質異常の兆候があることを把握することができる。
なお、処理部11は、判定部113において品質異常の兆候がないと判定した場合にも、その旨を示す情報を出力装置2から出力させてもよい。つまり、処理部11は、判定部113における判定結果を出力装置2から出力させてもよい。これにより、ユーザは、品質異常の兆候があることもないことも把握することができる。
<動作フロー>
図6は、処理装置1の動作の一例を表したフローチャートである。処理装置1は、たとえば、所定間隔、ワークWの加工の開始時、開始してから所定時間後、などの予め規定されたタイミングで、図6のフローチャートに示された動作を繰り返す。図6のフローチャートに表された動作は、処理装置1の図示しないCPUがメモリに記憶されているプログラムを読み出して実行し、図5に示された各機能を発揮することによって実現される。
図5および図6を参照して、はじめに、処理装置1は、ワークWの加工中の加工装置5の形状的な状態の測定データを取得し、サーバ3に蓄積する(ステップS1)。一例として、処理装置1は、ワークWの加工中におけるインプロセスゲージ59のゲージ位置X、ホイルヘッド駆動用モータ56のモータ電流Im、ホイルヘッド55の振動Pu、およびホイルヘッド55の温度Teなどを取得する。
また、処理装置1は、加工装置5で加工されたワークWの、真円度Ciなどの検査装置8における品質検査データを取得し、加工装置5からの測定データと関連付けてサーバ3に蓄積する(ステップS3)。処理装置1は、サーバに蓄積された加工装置5の測定データからパラメータ(加工除去率R、加工除去効率RE)を算出し、当該パラメータを用いて指標値を算出する(ステップS5)。そして、処理装置1は、算出された指標値と、当該指標値の算出に用いた測定データに関連付けられてサーバ3に蓄積されている品質検査データとを比較する(ステップS7)。なお、処理装置1は、加工装置5から測定データを受信するとパラメータを算出し、算出されたパラメータをサーバ3に蓄積してもよい。
指標値と品質検査データとの比較結果が、加工装置5の装置状態が品質異常の兆候がないとする範囲内である場合(ステップS9でNO)、処理装置1は、品質異常の兆候がないと判定する。この場合には、処理装置1は、警告出力を行わない。または、処理装置1は、出力装置2に、品質異常の兆候がないとの判定結果を出力させてもよい。
比較結果が上記範囲外の場合(ステップS9でYES)、処理装置1は、品質異常の兆候があると判定する。この場合には、処理装置1は、出力装置2に警告出力を行わせる(ステップS11)。
図7および図8は、図6のステップS1の具体的な処理内容を表したフローチャートである。図7および図8の処理では、図4に表された工程ごとに、1ミリ秒ごとに測定データを受信し、受信した測定データから加工除去量Rおよび加工除去効率REを算出する。測定データの間隔は1ミリ秒ごとに限定されず、10ミリ秒ごとや100ミリ秒ごとなどであってもよい。
詳しくは、図7を参照して、粗工程に達すると(ステップS101でYES)、処理装置1は、当該工程開始時におけるインプロセスゲージ59のゲージ位置Xおよび研削電力WAを、それぞれ、粗工程におけるゲージ位置初期値X0および研削電力初期値W0としてサーバ3に記憶する(ステップS103)。
次に、処理装置1は、粗工程に達してから1ミリ秒ごとに(ステップS105でYES)、粗工程におけるインプロセスゲージ59のゲージ位置Xanおよび研削電力Wanをサーバ3に記憶する(ステップS107)。
好ましくは、処理装置1は、1ミリ秒ごとにゲージ位置Xanおよび研削電力Wanを取得し、加工除去量Rおよび加工除去効率REを算出してこれらパラメータをサーバ3に記憶する(ステップS109)。すなわち、処理装置1は、粗工程における加工除去量Rを、1ミリ秒ごとに、受信したゲージ位置Xanとサーバ3に記憶された直近のゲージ位置Xa(n−1)とから算出して(R=Xan−Xa(n−1))、サーバ3に記憶する。また、処理装置1は、粗工程における加工除去効率REを、1ミリ秒ごとに、受信したゲージ位置Xan、サーバ3に記憶した直近のゲージ位置Xa(n−1)、受信しモータ電流Imnから得られる研削電力Wan、およびサーバ3に記憶された直近のモータ電流Im(n−1)から得られる研削電力Wa(n−1)、から算出して(RE=(Xan−Xa(n−1))/(Wan−Wa(n−1)))、サーバ3に記憶する。
図7および図8を参照して、処理装置1は、ステップS107〜S109の処理を、粗工程が終了して仕上工程に達するまで(ステップS113でNO)、1ミリ秒ごとに(ステップS111でYES)繰り返す。これにより、処理装置1は、粗工程中の測定データまたは測定データから算出されるパラメータを、1ミリ秒ごとに取得してサーバ3に蓄積することができる。
次に、図8を参照して、粗工程が終了して仕上工程に達すると(ステップS113でYES)、処理装置1は、当該工程開始時におけるインプロセスゲージ59のゲージ位置Xおよび研削電力Wを、それぞれ、仕上工程におけるゲージ位置初期値Xs0および研削電力初期値Ws0としてサーバ3に記憶する(ステップS115)。
次に、処理装置1は、仕上工程に達してから1ミリ秒ごとに(ステップS117でYES)、仕上工程におけるインプロセスゲージ59のゲージ位置Xsnおよび研削電力Wsnをサーバ3に記憶する(ステップS119)。
好ましくは、処理装置1は、粗工程中と同様に、1ミリ秒ごとにゲージ位置Xsnおよび研削電力Wsnを取得すると、加工除去量Rおよび加工除去効率REを算出してこれらパラメータをサーバ3に記憶する(ステップS121)。
処理装置1は、ステップS119〜S121の処理を、仕上工程が終了して加工完了までのあいだ(ステップS125でNO)、1ミリ秒ごとに(ステップS123でYES)繰り返す。これにより、処理装置1は、仕上工程中の測定データまたは測定データに基づいたパラメータを、1ミリ秒ごとに取得してサーバ3に蓄積することができる。
<第1の実施の形態の効果>
第1の実施の形態にかかる監視システム100では、加工装置5でワークWの加工中における加工部50の形状的な状態の測定データと、検査装置8による当該ワークWの検査結果を表わす測定値である品質検査データとの両データに基づいて、加工部50の形状変化によるワークWの品質異常の兆候が検出される。これにより、実際に製品の品質に異常が生じるよりも前に製品の品質の異常の兆候を検出することができる。これにより、品質異常の発生を未然に防ぐことができる。
また、品質異常の兆候が検出されると、加工装置5側の当該品質異常の要因が、当該測定データに関連する加工部50の部分であることが特定される。そのため、加工装置5の稼動を停止してメンテナンスを行う際にメンテナンスの対象となる箇所が特定されているので、メンテナンスの開始時に対象箇所を特定しなければならない場合と比べて加工装置5の稼動を停止する期間を短縮することができる。
さらに、第1の実施の形態にかかる監視システム100では、測定データとして加工装置5での実際の加工量であるインプロセスゲージ59のゲージ位置Xの変化を用いて加工状態が数値化される。これにより、高精度でワークWの品質異常の兆候を検出することができる。
<変形例1>
第1の実施の形態にかかる監視システム100では、処理装置1において、測定データを用いて指標値を算出するために、加工部50の測定データから指標値を算出するためのパラメータを算出し、当該パラメータを用いて指標値を算出して判定に用いている。この指標値の算出方法は一例であって、算出方法はこの方法のみには限定されない。測定データを用いて指標値を算出する方法の他の例として、処理装置1は、測定データ自体をパラメータとして指標値を算出してもよい。
第1の変形例にかかる監視システム100において、処理装置1は、加工部50の測定データ自体をパラメータとして指標値を算出する。このため、第1の変形例にかかる処理装置1の算出部111は、指標値を算出するための下の計算式(5)を予め記憶している。計算式(5)は、C〜Eを任意の定数とし、モータ電流Im、振動Pu、および温度Teをパラメータとして、ワークWの真円度Ciに対応する値Ci’を算出する式である。
Ci’=C×Im+D×Pu+E×Te …(5)
<変形例2>
なお、処理装置1は、加工装置5の形状的な状態の測定データを用いて試験的に指標値を算出し、当該指標値と、当該ワークWの検査装置8における品質検査データとを用いて、指標値を算出するための計算式(3)または式(5)を調整してもよい。一例として、処理装置1は、予め記憶している変化量ΔA,ΔB,ΔC分だけ、係数A,B,Cをそれぞれ変化させて算出された指標値Ci’と真円度Ciとを比較し、指標値Ci’が真円度Ciに最も近い値となったときの変化量ΔA,ΔB,ΔCを用いて係数A,B,Cを調整することによって、式(3)を調整する。
これにより、ワークWの品質異常の兆候を検出する精度を向上させることができると共に、加工装置5における測定データのみで高精度でワークWの品質を予測することが可能になる。
<変形例3>
なお、加工装置5の形状的な状態を測定する際に当該加工装置5で加工中のワークWと、当該測定データから算出された指標値を用いてワークWの品質異常の兆候を判定する際に用いられる検査装置8における品質検査データの対象となったワークWとは、完全に同一のワークWであってもよいし、いわゆる同一ロットと言われる、同一条件にて連続して加工される複数のワーク群に属する異なるワークであってもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態にかかる監視システム100では、処理装置1で算出された指標値をサーバ3に蓄積しておき、当該指標値の変化に基づいて品質異常の兆候を予測する。すなわち、処理装置1は、上記ステップS5での指標値の算出と、ステップS7での品質検査データとの比較を、ワークWの加工中、所定間隔で繰り返す。処理装置1は、指標値の品質検査データからの乖離度合いを示す値を算出し、記憶しておく。そして、処理装置1は、当該ワークWの加工期間中の、連続する複数の指標値それぞれについての上記値の、変化度合いを算出する。変化度合いは、たとえば、変化の方向性と変化速度とである。処理装置1は、加工期間中、指標値の品質検査データからの乖離度合いが大きくなるように変化し、かつ、その変化速度が予め規定している閾値以上である場合、品質異常の可能性があると判定する。
処理装置1がこのような判定を行うことによって、第2の実施の形態にかかる監視システム100では、判定時にはワークWの品質異常の兆候がないと判定される場合であっても、当該兆候を予測することができ、異常が生じる可能性を警告することができる。これにより、事前にメンテナンスを行って品質異常を防止することができる。
[第3の実施の形態]
なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態では、研削盤や旋盤等の加工装置5に起因する製品の品質異常の要因として、摩耗やたわみなどによる形状的な状態変化に着目している。そのため、その要因を測定するセンサ60は加工部50の形状的な状態を測定するためのセンサとしている。
しかしながら、他の要因として、モータなどに接続される電力線の経年劣化(電気的な状態変化)などによる動作不良も加工装置5に起因する製品の品質異常の要因として考えられる。このような要因もまた、センサ60によって測定可能である。
加工部50の形状的な状態変化および電気的な状態変化は、加工部50の外乱ととらえることができる。従って、本実施の形態にかかる監視システム100は、加工部50の形状的な状態変化と電気的な状態変化との少なくとも一方である製品加工中の加工部50の外乱の測定データと、検査装置8による品質検査データとから、加工部50の外乱に起因する製品の品質異常の兆候の有無を判定する監視システムといえる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 処理装置、2 出力装置、5 加工装置、8 検査装置、12 受信部、59 インプロセスゲージ(第2のセンサ)、60 センサ(第1のセンサ)、50 加工部、100 監視システム、111 算出部、113 判定部

Claims (4)

  1. 製品加工中の加工装置の形状的な状態と電気的な状態との少なくとも一方を測定する第1のセンサと、前記加工装置で加工された製品の品質を検査する検査装置と、前記第1のセンサおよび前記検査装置と通信可能な処理装置と、を含む監視システムであって、
    前記処理装置は、
    前記第1のセンサによる測定データと、前記検査装置による品質検査データと、を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記測定データを用いて前記加工中の前記製品の品質を評価するための指標値を算出する算出部と、
    前記指標値と前記品質検査データとに基づいて、前記加工装置の形状的な状態変化と電気的な状態変化との少なくとも一方による前記製品の品質異常の兆候の有無を判定する判定部と、を有する、監視システム。
  2. 前記加工装置による前記製品の加工量を測定する第2のセンサをさらに備え、
    前記第1のセンサは、前記加工装置における加工電力量を測定し、
    前記指標値は、単位時間当たりの前記加工装置による加工量と、前記加工量の単位時間当たりの加工電力量に対する割合と、の少なくとも一方をパラメータとして算出される値である、請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記判定部は、連続して測定された複数の前記測定データそれぞれから算出された複数の前記指標値と、前記品質検査データとの関係の変化に基づいて、前記品質異常の兆候の有無を予測する、請求項1または2に記載の監視システム。
  4. 前記算出部は、前記指標値を算出するための計算式を記憶しており、
    前記指標値と前記品質検査データとに基づいて前記計算式を調整する、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の監視システム。
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