JP6873894B2 - ロール回転検出装置及びフィルム検出システム - Google Patents
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特許文献1に開示されたマルチ作業機は、トラクタと、ロータリ耕耘機と、マルチフィルム敷設装置とを備えており、1台の機械で、走行しながら耕耘作業とマルチフィルムの敷設作業とを同時にすることができる。
このため、従来においては、マルチ作業機による作業時に、フィルムロールからマルチフィルムが無くなったことに気付かぬ状態で、作業を進めることがあり、この場合には、畝にマルチフィルムが敷設されないことになる。このようなときには、マルチ作業機による作業後に、面倒な手作業で畝にマルチフィルムを敷設する必要があった。
本発明のロール回転検出装置は、軸心回りに回転可能なロールの回転を検出するロール回転検出装置であって、回転自在に支持される回転軸と、前記回転軸の径外方向に延設された複数の検出対象部と、前記複数の検出対象部に設けられ且つ前記ロールの表面に当接する当接部と、前記検出対象部の有無を検出することで前記回転軸の回転を検出する検出センサと、を備え、前記複数の検出対象部は、前記回転軸の周方向に沿って間隔をあけて設けられて、前記回転軸の径外方向に放射状に延設されており、前記当接部は、前記検出対象部の延設端から屈曲して前記回転軸の軸方向に沿って延びているとともに、弾性素材により形成された筒状の弾性カバーの内部に挿入されている。
また、前記当接部は、前記第1姿勢において自重により前記ロールの表面に当接する。
また、前記検出センサは、検出光を照射する近接センサであり、前記近接センサは、当該近接センサから照射された検出光が前記検出対象部で反射した場合には前記検出対象部が有ると検出し、前記近接センサから照射された検出光が隣り合う検出対象部の間を通過した場合は前記検出対象部が無いと検出する。
また、前記フィルムが、圃場に敷設されるマルチフィルムである。
フィルム検出システムは、軸心回りに回転可能なロールの回転を検出するロール回転検出装置及びフィルム敷設装置を有するマルチ作業機に設けられた圃場支援端末と、前記圃場支援端末に接続可能な農業管理サーバとを備えたフィルム検出システムであって、前記ロールは、フィルムが巻回されたフィルムロールであり、前記ロール回転検出装置は、前記フィルムロールの回転に伴って回転する回転体と、前記回転体の回転に基づいて残量状態を検出する検出センサを有し、前記圃場支援端末は、前記検出センサが前記残量状態として、前記フィルムの残量があることを検出している間は、前記フィルムが敷設されていることを示す敷設情報を表示する表示部と、前記敷設情報を農業管理サーバに送信する通信部とを備えている。
以下の実施形態では、本発明のロール回転検出装置を、圃場にマルチフィルムを敷設するマルチ作業機のマルチフィルム残量検出装置に適用した場合について説明する。
図1は、マルチ作業機を示している。図1に示すように、マルチ作業機は、走行車両1と、走行車両1の後部に装着された対地作業機2と、対地作業機2に装着された畝成形器3と、対地作業機2に装着されたマルチフィルム敷設装置4とを有する。
ロータリ機枠11は、ギヤケース(図示省略)と、サポートアーム16と、伝動ケース17と、サイドフレーム(図示省略)と、マスト18とを有する。ギヤケースは、ロータリ耕耘機2の幅方向K2の略中央部に位置している。サポートアーム16は、ギヤケースから左側と右側に突出している。伝動ケース17の上部は、左側のサポートアーム16の左端部に取り付けられている。
取付ブラケット24の後端部には、枠体36が固定されている。枠体36には、畝成形器3とマルチフィルム敷設装置4が取り付けられている。枠体36は、矩形枠39と、横枠材40と、上枠材41とを有する。矩形枠39は、平面視矩形状とされており、矩形枠39の一辺部(図示省略)が前側とされている。この一辺部は、上部カバー33の後部の上方で幅方向に配置され、上部カバー33の後部に沿っている。横枠材40は、幅方向に延びる側面視六角形状の棒状とされている。
マルチフィルム敷設装置4は、マルチフィルムMを畝Uに敷設するものである。マルチフィルム敷設装置4は、左側と右側のロールホルダ61と、フィルムロールRと、ガイド部材62と、左側と右側の押え輪63と、左側と右側の覆土ディスク64と、鎮圧ロール65と、マルチフィルム残量検出装置66とを有する。
連結機構84は、調整部材85と、移動軸86と、保持ブラケット87とを有する。調整部材85は、上枠材41の後方突出部41bの後部に前後方向に移動調整可能に枢支されている。移動軸86は、調整部材85の後部に上下方向に移動調整可能に挿通されている。保持ブラケット87は、移動軸86の下部に備えられ、鎮圧ロール65を回転自在に支持している。
カバー体94は、下方及び前方に開口する中空状とされ、側面視において略半円形状とされている。カバー体94は、回転体92の上部側を覆うもので、カバー体94の下端の開口部(図示省略)からは回転体92が下方に突出している。そのため、カバー体94が、回転体92とフィルムロールRとの当接やフィルムロールRからのマルチフィルムMの巻出しに支障を及ぼすことはない。
これにより、マルチ作業機による作業時に、畝UにマルチフィルムMが敷設されないことを防止できる。それ故、マルチ作業機による作業後に、面倒な手作業で畝UにマルチフィルムMを敷設する必要が無くなる。なお、フィルムロールRの交換時には、姿勢変更機構によって、回転体92を、フィルムロールRから離間した第2姿勢(図3の仮想線参照)とすることにより、交換作業を容易に行なえる。
図10は、マルチフィルム検出システムを示している。図10に示すように、マルチフィルム検出システムは、圃場支援端末150と、農業管理サーバ170とを備えている。圃場支援端末150と、農業管理サーバ170とは無線等により通信可能であって、農業管理サーバ170は、マルチフィルムMが敷設されていることを示す敷設情報を圃場支援端末150から受信可能である。
さて、トラクタ1は、位置検出装置190を備えていることが好ましい。位置検出装置190は、GPS、みちびき等の測位衛星のデータ(測位衛星システム)に基づいて自己の位置(緯度、経度)を検出する装置である。なお、位置検出装置190は、加速度を検出する加速度センサ、角速度を検出するジャイロセンサ等の慣性装置を有していてもよく、慣性装置で検出された加速度、角速度を用いて位置を補正してもよいし、その他の補正信号等によって位置を補正してもよく限定されない。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 ロータリ耕耘機(対地作業機)
4 マルチフィルム敷設装置
66 マルチフィルム残量検出装置(ロール回転検出装置)
91 回転軸
92 回転体
92b 検出対象部
92c 当接部
92d 非検出対象部
95 検出センサ
96 制御装置
97 報知装置
150 圃場支援端末
151 表示部
152 通信部
160 フィールド表示部
161 幅入力部
170 農業管理サーバ
180 携帯端末
190 位置検出装置
195 記憶部
196 記憶部
D1 圃場図形
D2 装置図形
D3 フィルム図形
F 圃場
L1 検出光
L2 反射光
M マルチフィルム
R フィルムロール(ロール)
U 畝
Claims (8)
- 軸心回りに回転可能なロールの回転を検出するロール回転検出装置であって、
回転自在に支持される回転軸と、
前記回転軸の径外方向に延設された複数の検出対象部と、
前記複数の検出対象部に設けられ且つ前記ロールの表面に当接する当接部と、
前記検出対象部の有無を検出することで前記回転軸の回転を検出する検出センサと、
を備え、
前記複数の検出対象部は、前記回転軸の周方向に沿って間隔をあけて設けられて、前記回転軸の径外方向に放射状に延設されており、
前記当接部は、前記検出対象部の延設端から屈曲して前記回転軸の軸方向に沿って延びているとともに、弾性素材により形成された筒状の弾性カバーの内部に挿入されているロール回転検出装置。 - 前記複数の検出対象部及び前記当接部を、前記当接部が前記ロールの表面に当接する第1姿勢と、前記ロールの表面から離反する第2姿勢とに変更可能とする姿勢変更機構を備えている請求項1に記載のロール回転検出装置。
- 前記当接部は、前記第1姿勢において自重により前記ロールの表面に当接する請求項2に記載のロール回転検出装置。
- 前記検出センサは、検出光を照射する近接センサであり、
前記近接センサは、当該近接センサから照射された検出光が前記検出対象部で反射した場合には前記検出対象部が有ると検出し、前記近接センサから照射された検出光が隣り合う検出対象部の間を通過した場合は前記検出対象部が無いと検出する請求項1〜3のいずれかに記載のロール回転検出装置。 - 前記検出センサによる検出結果を報知する報知装置を備え、
前記ロールが、フィルムが巻回されたフィルムロールであり、
前記報知装置は前記フィルムの残量を報知する請求項1〜4のいずれか1項に記載のロール回転検出装置。 - 前記フィルムが、圃場に敷設されるマルチフィルムである請求項5に記載のロール回転検出装置。
- 軸心回りに回転可能なロールの回転を検出するロール回転検出装置及びフィルム敷設装置を有するマルチ作業機に設けられた圃場支援端末と、前記圃場支援端末に接続可能な農業管理サーバとを備えたフィルム検出システムであって、
前記ロールは、フィルムが巻回されたフィルムロールであり、
前記ロール回転検出装置は、前記フィルムロールの回転に伴って回転する回転体と、前記回転体の回転に基づいて残量状態を検出する検出センサを有し、
前記圃場支援端末は、前記検出センサが前記残量状態として、前記フィルムの残量があることを検出している間は、前記フィルムが敷設されていることを示す敷設情報を表示する表示部と、前記敷設情報を農業管理サーバに送信する通信部とを備えているフィルム検出システム。 - 前記検出センサは、前記回転体の回転の検出時に前記フィルムの残量があることを検出し、
前記表示部は、前記フィルムの残量があると検出された場合に、前記敷設情報を表示する請求項7に記載のフィルム検出システム。
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