JP6872125B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置および画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置において、現像装置の内圧が高くなった場合の対策に関し以下の特許文献1〜3に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開2015−004773号公報には、現像装置(8)の供給スクリュ(81)の上方に圧抜き開口部(5)を形成して、フッ素樹脂製の多孔質膜で構成された圧抜きフィルタ(15)を配置する構成が記載されている。特許文献1に記載の技術では、圧抜きフィルタ(15)として、孔の口径がトナーよりも小径のものを使用することが記載されている。
特許文献2としての特許第4502771号公報には、トナー容器(11)の側面に回収容器(13)を装着して、トナー容器(11)と回収容器(13)を孔(11a,13a)で接続して、トナー容器(11)の圧力を抜く構成が記載されている。特許文献2に記載の構成では、孔(11a,13a)の間に、フィルタ(17)が配置されている。フィルタ(17)としては、不織布や高密度ポリエチレンを使用する例が記載されており、現像剤がフィルタ(17)を通過しても回収容器(13)で回収する技術が記載されている。
特許文献3としての特許第4338553号公報には、平均粒径5μmのトナーに対して、トナー捕集用フィルタとして、ポリオレフィンやポリエステル等のフッ素非含有材料の多孔質膜または不織布で、粒径が1μm〜5μmの粒子を5.3cm/secの流速で透過させた時の捕集効率が60%以上のものを使用することが記載されている。
特開2015−004773号公報(「0040」〜「0045」、図1) 特許第4502771号公報(「0047」〜「0053」、図2、図4〜図9) 特許第4338553号公報(「0016」、「0019」、「0101」)
本発明は、孔の平均最短径がトナーの中心粒径以下の濾過部材を使用する場合に比べて、目詰りと現像剤の漏れを低減しつつ、現像装置の内圧上昇を抑制することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の現像装置は、
トナーとキャリアとを有する現像剤を収容する現像容器と、
前記現像容器の現像剤を表面に保持して回転する現像剤保持体と、
前記現像容器の内部と外部とを接続する通気部と、
気泡同士の壁に孔を有する連続気泡体において、前記孔の平均最短径がキャリアの中心粒径D50(vol)以下且つトナーの中心粒径D50(vol)よりも大きい第1の層と、前記孔の平均最短径がキャリアの中心粒径D50(vol)よりも大きい第2の層とを有し、前記通気部に配置された濾過部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の現像装置において、
前記濾過部材の第1の層の厚み方向の壁の孔が、第2の層の厚み方向の壁の孔の平均最短径より小さくされた前記濾過部材、
を備えたことを特徴とする。
なお、厚み方向の孔の孔径(平均最短径)とは、試料を厚み方向にカットして、切断面を観察して算出できる孔の平均最短径を指す。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の現像装置において、
前記濾過部材の第1の層の厚み方向の壁の孔の平均最短径が10〜30μmに設定された
ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の現像装置において、
空気の通過方向に対して、前記第2の層の上流側および下流側に配置された前記第1の層、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置において、
前記通気部に設けられ、空気の通過方向に対して前記濾過部材の一面側を支持する支持部と、
前記濾過部材の他面側を支持する庇状の脱落防止部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置において、
前記現像剤保持体の表面の現像剤の層の厚さを規制する層厚規制部材と、
前記現像剤保持体の回転方向に対して前記層厚規制部材の上流側に配置された前記通気部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の現像装置において、
前記現像剤保持体に隣り合って配置され、前記現像容器内で回転して現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌部材と、
前記撹拌部材の上方に配置された前記通気部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の現像装置において、
前記現像剤保持体に隣り合って配置され、前記現像容器内で回転して現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌部材と、
前記現像剤保持体の回転方向に対して、潜像を可視像に現像する領域よりも下流側、且つ、前記現像剤保持体と前記撹拌部材との最近接位置よりも上流側に配置された前記通気部と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項9に記載の発明の画像形成装置は、
像保持体と、
前記像保持体に保持された潜像を可視像に現像する請求項1ないし8の何れかに記載の現像装置と、
前記像保持体の可視像を媒体に転写する転写装置と、
前記媒体に転写された可視像を定着させる定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1、2、3、9に記載の発明によれば、孔の平均最短径がトナーの中心粒径以下の濾過部材を使用する場合に比べて、目詰りと現像剤の漏れを低減しつつ、現像装置の内圧上昇を抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第2の層の下流側にさらに第1の層を有しない場合に比べて、現像剤の漏れ出しを低減することができる。
請求項5に記載の発明によれば、庇状の脱落防止部材を有しない場合に比べて、濾過部材と支持部との間を通過した現像剤が漏れ出すことを低減できる。
請求項6に記載の発明によれば、層厚規制部材の上流側の圧力が高い空間の空気を通気部から外部に抜くことができる。
請求項7に記載の発明によれば、現像剤が通常存在する位置に通気部を配置する場合に比べて、撹拌部材の上方で通常現像剤が存在しない位置に配置された濾過部材の目詰まりを低減できる。
請求項8に記載の発明によれば、現像剤保持体の回転に伴って現像容器に送り込まれた空気を、現像剤保持体の回転方向に対して潜像を可視像に現像する領域よりも下流側且つ現像剤保持体と撹拌部材との最近接位置よりも上流側に配置された通気部から速やかに排気できる。
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例の現像装置の要部拡大図である。 図3は実施例1の通気部および濾過部材の説明図である。 図4は実施例1の現像装置の斜視図である。 図5は実施例1の濾過部材の説明図である。 図6は非圧縮、成型前の実施例1の濾過部材の説明図であり、図6Aは全体の断面図、図6Bは一部の模式図である。 図7は成型後の濾過部材の説明図であり、図7Aは全体の断面図、図7Bは表層の一部の模式図である。 図8は実施例1の濾過部材の実験例の説明図である。 図9は実施例1の実験結果を整理した図であり、横軸に表層の垂直又は斜め方向壁にあいた孔径を取り、縦軸に現像器の内圧と現像剤の漏れの評価結果を取ったグラフである。 図10は発泡体として低硬度と高硬度のものを用いた実施例の特性を示す表である。 図11は現像装置において内圧が上昇するメカニズムの説明図である。 図12は実施例2の現像装置の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の電子機器の一例であって、画像形成装置の一例としてのプリンタUでは、装置本体の一例であって、画像形成装置本体の一例としてのプリンタ本体U1を有する。プリンタ本体U1の前面には、開閉部材の一例としての前カバーU1aが配置されている。前カバーU1aは、回転中心を中心として開閉可能に支持されている。また、プリンタUの上面には、排出部の一例としての排出トレイTRhが形成されている。さらに、プリンタ本体U1の後面には、開閉部材の一例としての後カバーU1bが回転可能に支持されている。後カバーU1bは、実線で示す閉塞位置と、破線で示す開放位置との間で回転可能に支持されている。開閉部材の一例としての後カバーU1bは、紙詰まりや内部の点検等をする場合に、プリンタ本体U1の後面を開放可能である。
実施例1のプリンタUは、制御部の一例としてのコントローラCを有する。コントローラCには、画像処理部IPSや、潜像形成回路の一例としてのレーザ駆動回路DL、電源回路Eが電気的に接続されている。したがって、コントローラCは、画像処理部IPS等に制御信号が出力可能である。
プリンタUの後部には、回転駆動する像保持体の一例としての感光体PRが支持されている。回転部材の一例としての感光体PRの周囲には、感光体PRの回転方向に沿って、帯電ロールCR、潜像形成装置LH、現像装置G、転写装置の一例としての転写ロールTr、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLが配置されている。
図1において、前記帯電ロールCRには、帯電器用の清掃器の一例としての帯電ロールクリーナCRcが対向、接触して配置されている。
実施例1の潜像形成装置LHは、左右方向に沿って、予め設定された間隔で潜像書込素子の一例としてのLED:Light Emitting Diodeが線状に配置された装置、いわゆるLEDヘッドにより構成されている。
現像装置Gは、内部に現像剤が収容される現像容器Vを有する。前記現像容器V内には、現像剤保持体の一例としての現像ロールGaが、感光体PRに対向して配置されている。現像容器V内には、現像ロールGaと平行して、撹拌部材の一例として、一対の循環搬送部材Gb,Gcが配置されている。また、現像容器Vには、層厚規制部材Geが現像ロールGaに対向して配置されている。
前記現像容器Vの前側上面には、補給部の一例としてのトナー補給口V1が形成されている。トナー補給口V1には、トナー搬送路の一例としてのトナー補給路V3が連結されている。前記トナー補給路V3は前方に延びる筒状に形成されている。トナー補給路V3の内部には、トナー搬送部材の一例としての補給オーガV4が回転可能に支持されている。前記トナー補給路V3の前端には、トナーの収容容器の一例としてのトナーカートリッジTCが着脱可能に支持されている。トナーカートリッジTCには、流出口TC1が形成されており、トナーカートリッジTCからトナー補給路V3にトナーが流入可能に構成されている。
図1において、プリンタUの下部には、媒体の収容部の一例としての給紙トレイTR1が配置されている。給紙トレイTR1の後部には、媒体取り出し部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。ピックアップロールRpの後方には、媒体さばき部材の一例としてのさばきロールRsが配置されている。さばきロールRsの上方には、時期調節部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。
感光体PRと転写ロールTrとが対向する転写領域Q4の上方には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは定着部材の一例としての一対の定着ロールFh,Fpを有し、前記一対の定着ロールFh,Fpの圧接領域によって定着領域Q6が形成される。
定着装置Fの上方には、媒体の案内部材の一例としてのシートガイドSG1,SG2が配置されている。シートガイドSG1,SG2の前方には、排出部材の一例としての排出ロールR1が配置されている。
(画像形成動作の説明)
プリンタUのコントローラCには、外部の情報送信装置の一例としてのホストコンピュータ等から印刷情報が送信される。コントローラCが印刷情報を受信すると画像形成動作が開始される。コントローラCは、印刷情報を画像処理部IPSに出力する。画像処理部IPSは、印刷情報を潜像形成用の画像情報に変換して、予め設定された時期、すなわち、タイミングで、像書込回路の一例としてのレーザ駆動回路DLに出力する。レーザ駆動回路DLは、入力された画像情報に応じて駆動信号を潜像形成装置LHに出力する。
画像形成動作が開始されると感光体PRが回転を開始する。
帯電ロールCRには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。帯電ロールCRと感光体PRとが対向する帯電領域Q1において、帯電ロールCRは感光体PRの表面を帯電させる。
帯電ロールクリーナCRcは、帯電ロールCRの表面を清掃する。
潜像形成装置LHは、書き込み領域Q2において、感光体PRの表面に、画像情報に応じた静電潜像を形成する。
現像装置Gでは、一対の循環搬送部材Gb,Gcが、現像容器Vの内部の現像剤を撹拌しながら循環搬送する。循環搬送部材Gb,Gcで撹拌された現像剤は、現像ロールGaに供給される。現像ロールGa表面の現像剤は、層厚規制部材Geとの対向領域を通過する際に、層厚を規制される。現像ロールGaには、電源回路Eから現像電圧が印加される。現像ロールGaと感光体PRとが対向する現像領域Q3において、感光体PRの静電潜像は、現像ロールGaの現像剤で可視像に現像される。
現像装置Gでのトナーの消費量に応じて、補給オーガV4が駆動して、トナーカートリッジTCから現像装置Gにトナーが補給される。
ピックアップロールRpは、給紙トレイTR1に収容された記録シートSを送り出す。
さばきロールRsは、ピックアップロールRpが記録シートSを複数送り出した場合に、1枚づつ分離する。さばきロールRsで1枚ずつ分離された記録シートSは、レジロールRrに送られる。レジロールRrは、予め設定されたタイミングで転写領域Q4に記録シートSを搬送する。
転写ロールTrには、電源回路Eから転写電圧が印加される。転写ロールTrは、転写領域Q4を通過する記録シートSに感光体PR上のトナー像を転写する。
感光体クリーナCLは、転写領域Q4の下流側に設定された清掃領域の一例としてのクリーニング領域Q5において、感光体PR表面の残留トナーを除去する。
転写領域Q4においてトナー像が転写された記録シートSは、トナー像が未定着の状態で定着装置Fに搬送される。
定着装置Fでは、定着ロールFh,Fpの圧接領域によって定着領域Q6が形成される。定着装置Fに搬送された記録シートSは、定着領域Q6において一対の定着ロールFh,Fpによりトナー像が定着される。
トナー像が定着された記録シートSは、シートガイドSG1,SG2によってガイドされる。
排出ロールR1は、記録シートSを、排出トレイTRhに排出する。
(内圧上昇を抑制する構成の説明)
図2は実施例の現像装置の要部拡大図である。
図3は実施例1の通気部および濾過部材の説明図である。
図4は実施例1の現像装置の斜視図である。
図1、図2において、実施例の現像装置Gでは、現像ロールGaに隣り合って、供給オーガGcが配置されている。図2〜図4において、供給オーガGcの上方には、現像容器Vの蓋部1に、通気部の一例としての通気口2が形成されている。図3、図4において、実施例1の通気口2は、支持部の一例として、蓋部1に形成された凹部1aの底部に形成されている。凹部1aの前後両端には、左右方向に延びる段差部1bが形成されている。図4において、通気口2は、左右方向に間隔をあけて複数形成されている。
図3、図4において、前記凹部1aには、濾過部材の一例としてのフィルタ3が支持されている。フィルタ3は、通気口2の上方を覆うように配置されている。実施例1のフィルタ3は、段差部1bよりも内側に配置されている。
フィルタ3の上方には、脱落防止部材の一例としてのフィルタ落下防止部材4が配置されている。実施例1のフィルタ落下防止部材4は、段差部1bの上面に支持される。また、フィルタ落下防止部材4の中央部には、通気部の一例としての開口4aが形成されている。よって、実施例1のフィルタ落下防止部材4は、フィルタ3の外周を押さえる枠状に形成されている。図3に示すように、フィルタ落下防止部材4の枠状の部分4bの内端は、フィルタ3の外端3dに対して、内側に配置されており、枠上の部分4bが庇状に配置されている。
したがって、実施例1の現像装置Gでは、通気口2およびフィルタ3および開口4aを通じて、現像容器Vの内部と外部との間で空気が通過可能に構成されている。
(濾過部材の説明)
図5は実施例1の濾過部材の説明図である。
図5において、実施例1のフィルタ3は、第1の層の一例としての内層3aと、第2の層の一例としての中間層3bと、第1の層の一例としての外層3cとを有する。実施例1のフィルタ3では、内層3aが通気口2に対向し、外層3cが現像装置Gの外部に露出する。
図6は非圧縮、成型前の実施例1の濾過部材の説明図であり、図6Aは全体の断面図、図6Bは一部の模式図である。
図7は成型後の濾過部材の説明図であり、図7Aは全体の断面図、図7Bは表層の一部の模式図である。
図6、図7において、実施例1のフィルタ3は、発泡体の一例としての発泡ウレタンフォーム11を使用している。発泡体には独立気泡体と連続気泡体とが存在するが、本発明の発泡体は連続気泡体である。即ち、一般的な製法で作られる連続気泡体(いわゆる連泡体)は層内部に気泡(セル)13が存在するが、気泡13同士の壁14に小さな孔16が開いていて、気泡13同士が繋がっている。したがって気体や小さな粒子は通過できる。気泡13は断面を顕微鏡観察した場合、水平方向と垂直方向の直径がほぼ同程度の円または円に近い楕円形、おむすび状、凹凸のある円形など種々の形状をしている。形状は種々であるが円の直径に該当するいわゆるセル径と呼ぶ目開きの大きさは、水平方向と垂直方向で概略同程度である。実施例1の発泡体セル径は十分な通気性を確保するために約200から400μmが好ましい。なお、平均セル径の測定方法は、一例として、フィルタ3を所定の大きさにカットし、露出表面を顕微鏡等の観察装置にて、セルとセルがつながっている孔の径を直接観察法で測定し、平均値を算出することが可能である。
気泡13同士の壁14に開いている孔16は円または楕円形、おむすび形状、凹凸のある円形など種々の形状をしている。中間層3bの気泡13同士の壁14に開いている孔16は、垂直方向の壁と水平方向の壁とで孔形状に大差は無く、中間層3bの孔径は約20から200μmであった。この一般的な連泡体を中間層(第2の層)3bとし、その中間層3bの表面に、中間層3bと同一のセル径の気泡13を有する発泡層3a,3cを、厚み方向(空気の通過方向)に圧縮して積層した形態が本発明の濾過部材(フィルタ)3である。
一方、実施例1のフィルタ3の表層3a,3cにおいては、圧縮の影響により水平方向壁の孔の径は中間層3bの孔16の径と概略同一であるが、垂直方向壁の孔16′の径は垂直方向(厚み方向)圧縮により潰されて孔16′の径が水平方向の数分の一から十分の一程度、すなわち平均最短径で10〜30μmへと小さくなっている。また一部は完全に塞がっているものもある。なお、平均最短径は、孔16,16′について、孔の中心部を通過し且つ径がもっとも狭くなる箇所(方向)、もしくはその孔16,16′の内接円の直径に相当する。また、平均最短径は、平均セル径の算出の場合を同様にカットして撮影し、直接観察法で複数の孔16,16′をサンプリングして、その孔16,16′の最短径を孔ごとに複数回計測して、平均値を算出した。
発泡体の材料としては、通常のものが使用可能であり、例えばポリスチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、その他一般汎用樹脂であるポリエチレン、ポリプロピレンなどを発泡させて作られる。
なお、実施例1では、現像剤として、トナーとキャリアとを含む、いわゆる2成分現像剤を使用している。実施例1のトナーは、一例として、中心粒径D50(vol)が6μm程度である。また、キャリアは、一例として、中心粒径D50(vol)が35μmである。なお、中心粒径D50(vol)は、粒径の分布ヒストグラムの下側から頻度を累積していき50%(中心)となる位置を「中心粒径」として、「D50(vol)」を使用している。なお、「D」はDiameter、「50」は50%、volは体積(重量)基準を表す。
したがって、実施例1のフィルタ3では、中間層3bは、セル径の大きさが、トナーとキャリアの大きさよりも大きく、気泡(セル)13同士の壁14の孔16の平均最短径は、トナーよりも大きいが、キャリアの大きさよりも大きいものと小さいものがある。
一方、内層3aおよび外層3cは、水平方向セル径は、トナーとキャリアの大きさよりも大きいが、垂直方向のセル径は潰されて小さくなっており、垂直方向壁の孔16′の平均最短径はキャリアの中心粒径よりは小さく、さらにトナーの中心粒径よりも小さいものがある。
本発明のフィルタ3を用いた場合、そのメカニズムの詳細は不明であるが、発泡体フィルタの表層3a,3cが高密度になっているため現像剤中のキャリア粒子およびトナー粒子の通過を妨害する確率が増加するものと推定される。ところが、この高密度の表層3a,3cの厚みは非常に薄いので、気体の通気性は低下しないと推定される。キャリア粒子およびトナー粒子は、一か所でも通過を阻害する発泡体壁面があればそこで捕獲されフィルタ3の表層(圧縮層)3a,3cを通過できないが、気体は移動時に通過を阻害する発泡体壁面があっても、通過できる孔が壁に少し開いていれば圧縮層3a,3cを通過できる。このように本発明の表層3a,3cのみ圧縮した発泡体フィルタ3においては、圧縮層3a,3cが薄いので通気性の低下に及ぼす影響は小さいと推定される。
高密度かつ垂直方向および斜め方向壁の孔径の小さな層と、中間層3bとして低密度かつ孔径の大きな層と、を積層してフィルタ3を作成することも可能である。
図8は実施例1の濾過部材の実験例の説明図である。
図8において、フィルタ3として、使用可能な材料や圧縮率を確認するための実験を行った。
実験では、ブリヂストン化成品株式会社製の発泡ウレタン(型番:DGZ、UBTK、RGZ、STXE、SPG、EAX−50、QZK−70)を使用し、圧縮率(=成形後の厚さ/成形前の厚さ)を変えて現像装置の内圧を圧力計で測定し、現像剤の漏れを官能評価した。なお、成形前の特性値は、メーカーの型番の特性値である。なお、内圧は28Pa以下を合格とし、現像剤の漏れは5段階評価で0〜2を合格とした。なお、セル数はJIS K 6400−1に基づいてセル径算出時と同様に濾過部材露出部を撮影して算出した。平均セル径はフィルタ3を1mm厚でカットし、露出表面を株式会社キーエンス製デジタルマイクロスコープVDH−900(倍率100倍)にて撮影し、セルとセルがつながっている孔16,16′について中心部を通過し且つ径が最も狭くなる箇所(方向)を直接観察法で測定し、4箇所の平均値を算出した。現像器の内圧は、株式会社キーエンス製の気体用圧力センサAP−30にて現像器の印刷中における内圧を測定した。
図9は実施例1の実験結果を整理した図であり、横軸に表層の垂直又は斜め方向壁にあいた孔径を取り、縦軸に現像器の内圧と現像剤の漏れの評価結果を取ったグラフである。
図8において、圧縮率がゼロの構成では、比較例1〜比較例12に示すように、内圧が高かったり、現像剤の漏れが多い結果が得られた。図8の結果から得られる図9のグラフにおいて、垂直方向および斜め方向壁の平均孔径と現像器内圧及び現像剤漏れに相関が得られた。セル間壁のうち、水平方向の壁に開いた孔の平均径は、表層3a,3cでも図7に示すように、概略同一で実施例でも比較例でも平均孔径が100〜240μmである(比較例2は独立気泡体であるため除く)。ところが、垂直方向壁に開いている孔径についてみると、実施例が孔径20〜30μmであり、適度な通気性を保持している。比較例では垂直方向壁に開いている孔径は5μmと小さいか、100μm以上と大きいかであり、通気性が1以下か、100以上である。
図10は発泡体として低硬度と高硬度のものを用いた実施例の特性を示す表である。
図8、図9において、この部分の孔径が10〜30μmの範囲において、現像器内圧も低く保たれつつ、現像剤の漏れも少ない。
次に、表層の特性の厚みに関して図10で説明する。図10において、全体厚み3mm程度になるように表層を形成したものである。表層は全体厚みの8%から20%の厚みを占めていた。
(実施例1の作用)
図11は現像装置において内圧が上昇するメカニズムの説明図である。
前記構成を備えた実施例1の現像装置Gでは、感光体PRの表面の潜像を可視像に現像する際に現像ロールGaが回転する。図11において、現像ロールGaの回転に伴って、現像領域Q3の下流側では、穂立ちした現像剤21の間の空気22が現像容器Vの内部に送り込まれる。一方で、現像ロールGaと層厚規制部材Geとの間は、現像剤の層厚規制に伴って、いわば、現像剤で塞がれた状態となっている。したがって、現像容器V内に送り込まれた空気が、現像ロールGaと層厚規制部材Geとの間からほとんど抜けられず、現像容器V内の内圧が上昇する。現像容器Vの内圧が上昇して限界まで達すると、現像容器Vから現像剤とともに空気が吹き出すこととなる。現像容器V内の内圧が上昇すると、現像領域Q3を経て現像容器Vに戻るはずの現像剤が影響を受ける。即ち現像容器Vに戻るはずの現像剤に含まれるトナー粒子の一部(特に帯電量が低いトナー)が、現像容器V入口部で内部から吹き出す空気のために、現像器外部へ吹き飛ばされ浮遊し、その後プリンタU内に付着し汚染してしまう。したがって、プリンタUの内部が現像剤あるいはトナーで汚れたり、感光体PRの画像に吹出した現像剤、トナーが付着して画像欠陥が発生する等の問題がある。
実施例1の現像装置Gでは、供給オーガGcの上方に通気口2が形成されている。したがって、現像容器Vの高圧の空気を外部に逃がすことが可能である。ここで、通気口2にフィルタ3が配置されていないと、空気とともに現像剤が外部に漏れ出すが、フィルタ3の通気性が低いと、空気が外部に移動しにくく内圧が上昇する問題がある。従来技術に示すように、従来のフィルタでは、通過させたくないもの(トナー)の大きさよりもセル径の小さいものを使用することが一般的であった。しかしながら、この構成では、セル径が小さいため、通気性が確保しにくいとともに、セルにトナーが詰まる目詰まりが発生すると、通気性がさらに悪化し、定期的に交換する必要があった。
これに対して、実施例1のフィルタ3では、表層(内層3a、外層3c)の垂直方向セル間壁の孔16,16′の平均最短径がキャリアの中心粒径より小さく、トナーの中心粒径よりもやや大きい程度である。したがって、表層3a,3cにおいてキャリアの通過を十分阻止し、トナー粒子の通過も阻止される確率が高い。なお、孔16,16′の平均最短径が、キャリアの中心粒径と同一または少し大きくても、キャリアが孔16,16′の最短径の部分を正確に通過しないと、キャリアが孔16,16′を通過できず、少しでもずれると、壁14に触れてフィルタ3を通過できない。また、キャリアに静電的にトナーが付着していると、実質的なキャリアの粒径は、中心粒径よりも大きくなる。よって、孔16,16′の平均最短径は、要求されるフィルタの性能に応じて、キャリアの中心粒径と同一(または少し大きく)することも可能である。
また、仮にトナー粒子が表層を通過できたとしても厚みがある中間層(3b)で通過を阻止される。一方、表層は孔径が小さくなってはいるが気体の通過には十分な孔径であるため通気性は損なわれていない。よって、現像容器Vの内圧の上昇も抑制可能である。
実施例1では、層厚規制部材Geよりも現像ロールGaの回転方向上流側で、供給オーガGcの上方に通気口2およびフィルタ3が配置されている。したがって、通気口2およびフィルタ3には、現像容器Vに収容されている現像剤が、通常は、接触せず、現像容器V内で浮遊している現像剤・トナーしか接触しない。したがって、現像剤が常時存在する位置、例えば、現像容器Vの底部等にフィルタ3を配置する場合に比べて、フィルタ3の目詰まりの発生が抑制される。
また、実施例1の現像装置Gでは、内層3aの下流側に、内層3aよりもセル間の垂直方向壁の孔径が大きく、低密度の中間層3bが配置されている。この中間層3bは内層3aよりも厚みを大きくしてある。したがって、中間層3bへトナーが入り込んだとしても、トナー粒子が通過しなければならない経路長は内層3aよりも長いので、内層3aを通過したトナー8は中間層3bのセル間の壁表面に吸着されやすい。特に、中間層3bは、表層3a,3cに比べて、孔(空間)により断面積が大きくなる。したがって、中間層3bでは、表層3a,3cに比べて、流体における連続の式から流速が低下する。流速が低下するとトナー粒子8の移動速度が遅くなり、セル間壁に吸着されてトナー粒子8が捕捉されやすい。よって、中間層3bを有しない場合に比べて、現像装置Gから外部に漏れる現像剤およびトナーを減らすことも可能である。
さらに、実施例1のフィルタ3では、中間層3bの外側に内層3aと同様に構成された外層3cが配置されている。したがって、セル間の垂直方向壁の孔が大径の中間層3bと、セル間の垂直方向壁の孔が小径の外層3cとの間で通気性が変化する。よって、中間層3bと外層3cとの境界部分で、トナー8が溜まったり、引っ掛かったりしやすく、外層3cを設けない場合に比べて、トナー8の外部への漏出がさらに低減可能である。
また、実施例1の現像装置Gでは、フィルタ3の外部にフィルタ落下防止部材4が配置されている。ここで、フィルタ落下防止部材4はフィルタ3の外端3dよりも内側に庇状に配置されている。ここで、フィルタ落下防止部材4が設けられていない構成では、フィルタ3の外端3dと、凹部1aとの間の隙間から現像剤あるいはトナーが外部に漏れ出す可能性がある。これに対して、実施例1では、フィルタ落下防止部材4が庇状に配置されており、フィルタ3の外端3dと、凹部1aとの間の隙間を通過した現像剤あるいはトナーは、フィルタ落下防止部材4でせき止められる。したがって、フィルタ落下防止部材4を有しない構成に比べて、現像剤あるいはトナーの外部への漏れ出しが抑制される。
さらに、実施例1の現像装置Gでは、ウレタン製のフィルタ3を使用可能であり、フッ素径樹脂を使用していた従来の構成に比べて、費用を削減することも可能である。
次に本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図12は実施例2の現像装置の説明図である。
図12において、実施例2の現像装置Gでは、通気口2およびフィルタ3の位置が、実施例1の現像装置Gとは異なる。すなわち、実施例2の現像装置Gでは、現像ロールGaの回転方向に対して、現像領域Q3よりも下流側、且つ、現像ロールGaと供給オーガGcとの最近接位置31よりも上流側に、通気部2およびフィルタ3が配置されている。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の現像装置Gでは、現像ロールGaの回転に伴って現像容器Vの内部に送り込まれる空気が、実施例1の構成よりも、空気が送り込まれる領域に近い位置に配置された通気口2を通じて外部に逃される。したがって、実施例1の場合よりも内圧の上昇が抑制されることが期待できる。特に、現像剤またはトナー粒子が現像領域Q3を経て現像容器Vに戻る現像容器Vの入口部近くの内圧の上昇が抑制されることは、現像容器V外部へトナーが浮遊してしまうことを抑制することになり好ましい。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H07)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてのプリンタUを例示したが、これに限定されず、例えば、複写機、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、前記プリンタUは、単色の現像剤が使用される構成を例示したが、これに限定されず、例えば、2色以上の多色の画像形成装置にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、フィルタ3として、3層構造の構成を例示したがこれに限定されない。例えば、4層以上とすることも可能であるし、内層3aと中間層3bの2層構造としたり、内層3aのみとすることも可能である。
(H04)前記実施例において、表層3a,3cを厚み方向に圧縮して積層した構成や、発泡率を制御して作製する構成、すなわち、各層3a〜3cが一体的に形成された構成を例示したがこれに限定されない。例えば、各層3a〜3cを別個に作製しておいて、積み重ねておいてフィルタ落下防止部材4で押さえる構成とすることも可能である。したがって、各層3a〜3cの境界で孔が不連続な構成とすることも可能である。また、他にも、フィルタ落下防止部材4のような外枠状の部材で、中間層3bと同一の材料を圧縮した状態で保持することで表層3a,3cを作製して、中間層3bは圧縮しない状態で積み重ねる構成とすることも可能である。さらに、フィルタ落下防止部材4に代えて、中間層3bと同一の材料を圧縮した状態で、外枠の部分のみを接着剤や熱融着等で固めることで圧縮した状態で保持された表層3a,3cを作製することも可能である。
(H05)前記実施例において、フィルタ落下防止部材4は設けることが望ましいが、設けない構成とすることも可能である。
(H06)前記実施例において、通気口2の位置や形状、大きさ、数は、実施例に例示した構成に限定されず、設計や仕様等に応じて変更可能である。例えば、実施例では、キャリアとして、D50(vol)が35μmのものを使用する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、25μm〜60μmのものを好適に使用可能である。なお、キャリアの粒径に応じて、孔6の径も変更することが可能である。
(H07)前記実施例において、現像剤としてキャリア粒子とトナー粒子からなる2成分現像剤を使用する例を示したが、トナー粒子のみからなる1成分現像剤を使用する現像器においても通気口の位置や、形状、フィルタの構成は同様とすることも可能である。
1a…支持部、
2…通気部、
3…濾過部材、
3a,3c…第1の層、
3b…第2の層、
4…脱落防止部材、
6…孔、
31…現像剤保持体と撹拌部材との最近接位置、
G…現像装置、
Ga…現像剤保持体、
Gc…撹拌部材、
Ge…層厚規制部材、
F…定着装置、
PR…像保持体、
Q3…現像する領域、
S…媒体、
Tr…転写装置、
U…画像形成装置、
V…現像容器。

Claims (9)

  1. トナーとキャリアとを有する現像剤を収容する現像容器と、
    前記現像容器の現像剤を表面に保持して回転する現像剤保持体と、
    前記現像容器の内部と外部とを接続する通気部と、
    気泡同士の壁に孔を有する連続気泡体において、前記孔の平均最短径がキャリアの中心粒径D50(vol)以下且つトナーの中心粒径D50(vol)よりも大きい第1の層と、前記孔の平均最短径がキャリアの中心粒径D50(vol)よりも大きい第2の層とを有し、前記通気部に配置された濾過部材と、
    を備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記濾過部材の第1の層の厚み方向の壁の孔が、第2の層の厚み方向の壁の孔の平均最短径より小さくされた前記濾過部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記濾過部材の第1の層の厚み方向の壁の孔の平均最短径が10〜30μmに設定された
    ことを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 空気の通過方向に対して、前記第2の層の上流側および下流側に配置された前記第1の層、
    を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の現像装置。
  5. 前記通気部に設けられ、空気の通過方向に対して前記濾過部材の一面側を支持する支持部と、
    前記濾過部材の他面側を支持する庇状の脱落防止部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記現像剤保持体の表面の現像剤の層の厚さを規制する層厚規制部材と、
    前記現像剤保持体の回転方向に対して前記層厚規制部材の上流側に配置された前記通気部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記現像剤保持体に隣り合って配置され、前記現像容器内で回転して現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌部材と、
    前記撹拌部材の上方に配置された前記通気部と、
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記現像剤保持体に隣り合って配置され、前記現像容器内で回転して現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌部材と、
    前記現像剤保持体の回転方向に対して、潜像を可視像に現像する領域よりも下流側、且つ、前記現像剤保持体と前記撹拌部材との最近接位置よりも上流側に配置された前記通気部と、
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  9. 像保持体と、
    前記像保持体に保持された潜像を可視像に現像する請求項1ないし8の何れかに記載の現像装置と、
    前記像保持体の可視像を媒体に転写する転写装置と、
    前記媒体に転写された可視像を定着させる定着装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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