JP6872121B2 - 定着装置の製造方法 - Google Patents

定着装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6872121B2
JP6872121B2 JP2017049691A JP2017049691A JP6872121B2 JP 6872121 B2 JP6872121 B2 JP 6872121B2 JP 2017049691 A JP2017049691 A JP 2017049691A JP 2017049691 A JP2017049691 A JP 2017049691A JP 6872121 B2 JP6872121 B2 JP 6872121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
measuring
plate
fixing
measured value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017049691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018151601A (ja
Inventor
龍二 前川
龍二 前川
浩 野々山
浩 野々山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2017049691A priority Critical patent/JP6872121B2/ja
Publication of JP2018151601A publication Critical patent/JP2018151601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6872121B2 publication Critical patent/JP6872121B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、定着装置の製造方法関する。
特許文献1に記載の組立体は、ロールと、一辺がロールに近接して配置された板部材との隙に向けて光ビームを照射し距離を計測する変位センサとを有している。そして、光ビームが一辺を横切る方向に変位センサを移動させながら、順次計測を行い、照射点がロールと板部材の一方から他方に移るときの距離の差分に基いてロールと板部材との間の隙を求めるようになっている。
特開2002-148023号公報
トナー画像を記録媒体に定着する定着装置は、回転する円柱状の加熱部材と、回転する加熱部材から剥離させる板部材とを備えている。この板部材は、定着装置の筐体に取り付けられており、板部材の先端と、加熱部材の外周面との距離の実測値は、加熱部材の軸方向に亘って予め決められた規格内に入っている。
この板部材は、例えば、加熱部材の軸方向に離間した3点で筐体に取り付けられている。そして、板部材の先端と、加熱部材の外周面との実測値を、軸方向に亘って規格内に入れるため、3箇所に前述した距離を測定する測定部材が配置されている。具体的には、軸方向の一端部において、板部材の先端と加熱部材の外周面との距離を測定する測定部材と、軸方向の他端部において、板部材の先端と加熱部材の外周面との距離を測定する測定部材と、中央部において、板部材の先端と加熱部材の外周面の距離を測定する測定部材とが配置されている。
この構成において、一端部の測定部材の実測値に基づいて、板部材の一端部を移動させ、次に、他端部の測定部材の実測値に基づいて、板部材の他端部を移動させ、中央部の測定部材の実測値に基づいて、板部材の中央部を移動させている。このように、各測定部材の測定に基づいて規格外の部位を順番に移動させると、最初に移動させた部位が、次の移動によってずれてしまうことがある。このため、板部材の各部位を規格内に入れるために、多くの工数を必要としていた。
本発明の課題は、各測定部材によって測定された各部位の実測値に基づいて規格外の部位を順番に移動させる場合と比して、工数を低減することである。
本発明の請求項1に係る定着装置の製造方法は、筐体に回転可能に支持された円柱状の加熱部材と、該加熱部材の軸方向に延びる樹脂製の板部材であって、該加熱部材の軸方向に間隔を空けて配置された複数のネジにより該筐体に仮止めされた状態の該板部材の両端部との距離の実測値が予め定められた該両端部の規格内に入るように、該板部材の両端部に形成された挿入孔に挿入されたピン、該加熱部材の軸方向及び該ネジの軸方向とは交差する交差方向に移動させた後、該加熱部材と該板部材の該両端部及び中央部の距離を測定する工程と、該板部材の中央部に形成された挿入孔に挿入されたピンだけに移動力を付与して、予め定められた該両端部及び該中央部の規格内に、該実測値が入るように、該板部材を該交差方向に移動させる移動工程と、該移動工程の後、全ての該ネジをさらに捻じ込むことで、該筐体に仮止めされた状態の該板部材を該筐体に取り付ける工程と、を有することを特徴とする。
本発明の第1態様に係る定着装置の製造装置は、筐体に回転可能に支持された円柱状の加熱部材と、軸方向に延びる板部材の前記軸方向における一端部との距離を測定する第一測定部材と、前記加熱部材と、前記板部材の前記軸方向における中央部との距離を測定する第二測定部材と、前記加熱部材と、前記板部材の前記軸方向における他端部との距離を測定する第三測定部材と、前記板部材において前記軸方向の一端部を、前記加熱部材に対して近接離間する方向に移動させる第一移動部材と、前記板部材において前記軸方向の中央部を、前記加熱部材に対して近接離間する方向に移動させる第二移動部材と、前記板部材において前記軸方向の他端部を、前記加熱部材に対して近接離間する方向に移動させる第三移動部材と、前記第一測定部材、及び第三測定部材の実測値に基づいて、前記第一移動部材、及び第三移動部材を制御して、前記加熱部材と、前記板部材の前記軸方向における両端部との実測値を予め定められた規格内に入れ、この状態で、前記第一測定部材、第二測定部材、及び第三測定部材の実測値に基づいて、少なくとも前記第二移動部材を制御して、前記加熱部材と、前記板部材の前記軸方向における両端部との実測値、及び前記加熱部材と、前記板部材の前記軸方向の中央部との実測値を予め定められた規格内に入れる制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の定着装置の製造方法によれば、各測定部材によって測定された各部位の実測値に基づいて規格外の部位を順番に移動させる場合と比して、工数を低減することができる。
本発明の請求項の定着装置の製造方法によれば、板部材の両端部の実測値が予め定められた規格内に入った後に、板部材の両端部、及び板部材の中央部を移動させる場合と比して、制御を簡略化することができる。
また、本発明の請求項1の定着装置の製造方法によれば、板部材が反っていた場合であっても、反りを矯正することができる。
本発明の第1態様の定着装置の製造装置によれば、各測定部材によって測定された各部位の実測値に基づいて規格外の部位を順番に移動させる場合と比して、工数を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造方法の工程を示したフロー図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造装置の調整装置を示した断面図、及び平面図である。 本発明の本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造装置の測定装置を示した断面図である。 本発明の本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造装置の測定装置を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造装置の調整装置を示した平面図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造方法における制御部の制御系を示したブロック図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造装置によって製造された定着装置の動作を示した動作図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造装置によって製造された定着装置を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造装置によって製造された定着装置を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造装置によって製造された定着装置を示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造装置によって製造された定着装置が用いられた画像形成装置の画像形成ユニットを示した構成図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造装置によって製造された定着装置が用いられた画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る定着装置の製造方法の工程を示したフロー図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る定着装置の製造方法、及び定着装置の製造装置の一例を図1〜図12に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは、後述する画像形成装置10の装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
先ず、定着装置を備えた画像形成装置について説明し、その後、定着装置の製造装置、及び定着装置の製造方法を説明する。
(画像形成装置)
画像形成装置10には、図12に示されるように、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16とが備えられている。さらに、画像形成装置10には、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20と、各部を制御する制御部12とが備えられている。
〔収容部〕
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、収容部材26に積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
〔搬送部〕
搬送部16には、シート部材Pが搬送される搬送経路28に沿って、シート部材Pを搬送する複数の搬送ロール(符号省略)が備えられている。
〔画像形成部〕
画像形成部20には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kが備えられている。なお、以後の説明では、Y、M、C、Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略して記載することがある。
各色の画像形成ユニット18は、装置本体10Aに対して夫々着脱可能とされている。そして、各色の画像形成ユニット18には、図11に示されるように、図中矢印B方向に回転する感光体ドラム36と、感光体ドラム36の表面を帯電する帯電部材38とが備えられている。さらに、画像形成ユニット18には、帯電した感光体ドラム36に露光光を照射する露光装置34と、露光光を照射することで形成された静電潜像を現像してトナー画像として可視化する現像装置40とが備えられている。
さらに、画像形成部20には、図中矢印A方向に周回する無端状の転写ベルト22と、各色の画像形成ユニット18によって形成されたトナー画像を転写ベルト22に転写する一次転写ロール32とが備えられている。
また、画像形成部20には、図12に示されるように、転写ベルト22に転写されたトナー画像をシート部材Pに転写する二次転写ロール54と、トナー画像が転写されたシート部材Pを加熱・加圧して、トナー画像をシート部材Pに定着する定着装置50とが備えられている。
(画像形成装置の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、電圧が印加された各色の帯電部材38は、各色の感光体ドラム36の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電する。続いて、外部から受け取った画像データに基づいて露光装置34は、帯電した各色の感光体ドラム36の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。
これにより、画像データに対応した静電潜像が各色の感光体ドラム36の表面に形成される。さらに、各色の現像装置40は、この静電潜像を現像し、トナー画像として可視化する。また、各色の感光体ドラム36の表面に形成されたトナー画像は、一次転写ロール32によって転写ベルト22に順番に転写される。このようにして、転写ベルト22は、外周面にトナー画像を保持する。
そこで、収容部材26から送出ロール30によって搬送経路28へ送り出されたシート部材Pは、転写ベルト22と二次転写ロール54とが接触する転写位置Tへ送り出される。転写位置Tでは、シート部材Pが転写ベルト22と二次転写ロール54との間で搬送されることで、転写ベルト22の外周面のトナー画像は、シート部材Pに転写される。
また、シート部材Pに転写されたトナー画像が、定着装置50によってシート部材Pに定着される。そして、トナー画像が定着されたシート部材Pは、装置本体10Aの外部へ排出される。
(要部構成)
次に、本実施形態に係る定着装置の製造方法によって製造される定着装置50について説明し、その後、定着装置の製造装置200、及び定着装置の製造方法について説明する。
〔定着装置〕
定着装置50は、電磁誘導加熱方式を採用しており、図8に示されるように、筐体62と、筐体62の内部に配置されている加熱装置64、及び加圧装置66とを備えている。さらに、定着装置50は、加熱されたシート部材Pを加熱装置64から剥離させる剥離板100を備えている。剥離板100は、板部材の一例である。
−加熱装置64−
加熱装置64は、装置奥行方向から見て、シート部材Pの搬送経路28に対して、装置幅方向の一方側(図中右側)に配置されている。そして、加熱装置64は、定着ベルト70と、定着ベルト70を支持する支持部材72と、電磁誘導機構74とを備えている。
定着ベルト70は、無負荷状態で、装置奥行方向に延びる円柱状(円筒状)であって、内周面側から外周面側に向けて図示せぬ基層、発熱層、保護層、弾性層、及び離型層が積層されることで形成されている。また、定着ベルト70の端部には、図示せぬ駆動源から回転力が伝達されるギア76(図10参照)が取り付けられている。定着ベルト70は加熱部材の一例である。
支持部材72は、定着ベルト70の内部に配置され、装置奥行方向に延びている。そして、支持部材72は、本体部72Aと、磁性コア72Bと、弾性部材72Cとを備えている。
本体部72Aは、金属材料で形成されている。そして、本体部72Aにおいて搬送経路28側とは反対側の部分は、装置奥行方向から見て、定着ベルト70の内周面に沿っている円弧状とされている。
磁性コア72Bは、フェライト系の磁性体によって円弧状に形成されており、本体部72Aにおいて、円弧状とされた部分に取り付けられている。そして、磁性コア72Bと、定着ベルト70の内周面との間には、隙が設けられている。
弾性部材72Cは、本体部72Aにおいて磁性コア72Bが取り付けられている側とは反対側の部分に取り付けられており、定着ベルト70の内周面と接触している。
電磁誘導機構74は、装置奥行方向から見て、定着ベルト70に対してシート部材Pの搬送経路28の反対側に配置されている。そして、電磁誘導機構74は、ボビン78と、励磁コイル80と、磁性コア82とを備えている。
ボビン78は、絶縁材で形成されており、定着ベルト70を挟んで磁性コア72Bの反対側に配置され、装置奥行方向から見て、定着ベルト70の外周面70Aに沿った円弧状とされている。そして、ボビン78において周方向の中央側の部分には、筐体62側に突出する凸部78Aが形成されている。
励磁コイル80は、ボビン78の凸部78Aを中心としてボビン78に複数回巻き回されている。
磁性コア82は、フェライト系の磁性体によって形成されており、ボビン78、及び励磁コイル80を挟んで定着ベルト70の反対側に配置されている。そして、磁性コア82は、装置奥行方向から見て、ボビン78に沿った円弧状とされている。
−加圧装置66−
加圧装置66は、加圧部材68を備えており、加圧部材68は、装置奥行方向に延びる円柱状のシャフト68Aと、シャフト68Aが内部に挿入される円筒状のロール部材68Bと、ロール部材68Bの外周面を覆う表面層68Cとを有している。
シャフト68Aは、金属材料で形成され、シャフト68Aの端部には、図示せぬ駆動源から回転力が伝達されるギア84(図10参照)が取り付けられている。ロール部材68Bは、熱硬化性シリコーンゴムで形成されており、内部にシャフト68Aが嵌め込まれている。
そして、加圧部材68は、図示せぬ接離機構によって、装置幅方向(図中矢印E方向)に移動して、定着ベルト70と接触する接触位置(図8参照)と、定着ベルト70と離間する離間位置とに移動するようになっている。
この構成において、図示せぬ駆動源から回転力が伝達されて、接触位置の加圧部材68が矢印F方向回転し、かつ、定着ベルト70が矢印G方向へ周回するようになっている。このとき、励磁コイル80に交流電流が供給されると、励磁コイル80の周囲に磁気回路としての磁界Hが生成消滅を繰り返すようになっている。そして、磁界Hが定着ベルト70を横切ると、定着ベルト70の発熱層に渦電流することで、定着ベルト70が加熱されるようになっている。
さらに、定着ベルト70側にトナー画像が転写されたシート部材Pが、周回する定着ベルト70と回転する加圧部材68との間で搬送されることで、トナー画像がシート部材Pに定着されるようになっている。
−筐体62−
筐体62は、加熱装置64、及び加圧部材68を収容する収容空間62Aを有している。さらに、筐体62は、下方側から上方側へ搬送されるシート部材Pを収容空間62Aに受け入れる受入口62Bと、搬送されるシート部材Pを収容空間62Aから排出する排出口62Cとを有している。
さらに、筐体62において排出口62Cを形成する開口縁には、板状のフランジ90が形成されている。具体的には、板状のフランジ90は、加熱装置64の上方側の開口縁に形成されており、装置奥行方向に延びている。そして、このフランジ90の板面は、装置幅方向を向いている。
このフランジ90には、図10に示されるように、剥離板100を筐体62に取り付ける場合に、取付部材として用いられるネジ86が捻じ込まれるネジ穴92A、92B、92Cが形成されている。具体的には、ネジ穴92A、92B、92Cは、装置奥行方向に間隔を空けて配置されている。そして、フランジ90の装置奥行方向の手前側の部分に、ネジ穴92Aが形成され、フランジ90の装置奥行方向の奥側の部分に、ネジ穴92Cが形成されている。さらに、フランジ90の装置奥行方向の中央側の部分に、ネジ穴92Bが形成されている。
また、フランジ90において、ネジ穴92Aの装置奥行方向の奥側の部分、ネジ穴92Cの装置奥行方向の手前側の部分、及びネジ穴92Bの装置奥行方向の奥側の部分には、後述するピン254A、254B、254Cが夫々貫通する貫通孔94が形成されている。この貫通孔94の外径は、ピン254A、254B、254Cの外径よりも大きくされている。
また、図8に示されるように、筐体62には、ボビン78及び磁性コア82を上方から覆う天板62Dが形成されている。装置奥行方向から見て、天板62Dの装置幅方向の一端(図中右端)は、天板62Dの装置幅方向の他端と比して下方に位置しており、天板62Dは、水平面に対して傾斜している。そして、この天板62Dには、後述するピン254A、254B、254Cが夫々貫通する貫通孔96が夫々形成されている。具体的には、貫通孔96は、天板62Dに3個形成されており、装置幅方向から見て、貫通孔96は、フランジ90の貫通孔94と重なる位置に形成されている。そして、この貫通孔96の装置幅方向から見た外径は、ピン254A、254B、254Cの外径よりも大きくされている。
−剥離板100−
剥離板100は、樹脂材料で一体的に形成されており、図8、図9に示されるように、筐体62の排出口62Cを臨むように配置されている。そして、剥離板100は、装置奥行方向に延びており、フランジ90に装置幅方向の他方側(図中左側)から重なっている板状の本体部102と、本体部102の下端に基端104Aが連結されている剥離部104とを有している。この剥離部104の先端104Bは、搬送経路28側で、かつ、定着ベルト70の外周面70A側に延びている。
剥離板100の本体部102には、図10に示されるように、ネジ86が貫通すると共に上下方向に延びる長孔102A、102B、102Cが形成されている。具体的には、長孔102A、102B、102Cは、装置奥行方向に間隔を空けて形成されている。そして、本体部102の装置奥行方向の手前側の部分に、長孔102Aが形成され、本体部102の装置奥行方向の奥側の部分に、長孔102Cが形成されている。さらに、本体部102の装置奥行方向の中央側の部分に、長孔102Bが形成されている。3個の長孔102A、102B、102Cは、装置奥行方向において、フランジ90のネジ穴92A、92B、92Cと夫々同様の位置に配置されている。また、長孔102A、102B、102Cの装置奥行方向の寸法は、ネジ86の外径と同様で、長孔102A、102B、102Cの装置上下方向の寸法は、ネジ86の外径よりも長くなっている。そして、図9、図10に示されるように、ネジ86を、長孔102A、102B、102Cに貫通させて、ネジ穴92A、92B、92Cに夫々締め込まれることで、剥離板100が筐体62に取り付けられるようになっている。
また、本体部102において、長孔102Aの装置奥行方向の奥側の部分、長孔102Cの装置奥行方向の手前側の部分、及び長孔102Bの装置奥行方向の奥側の部分には、後述するピン254A、254B、254Cが夫々挿入される挿入孔106が形成されている。そして、この挿入孔106の外径は、ピン254A、254B、254Cの外径と同様とされている。
さらに、剥離部104の先端104Bと、定着ベルト70の外周面70Aとの距離(図8の距離L)の実測値は、予め定められた規格内に入っている。
この構成において、周回する定着ベルト70と回転する加圧部材68との間で搬送されるシート部材Pが、シート部材P上のトナーによって定着ベルト70の外周面70Aに付着することがある。しかし、図7(A)(B)(C)に示されるように、搬送されるシート部材Pの先端が、剥離部104の先端104Bと接触することで、シート部材Pは、定着ベルト70が剥離するようになっている。
〔定着装置の製造装置200〕
定着装置の製造装置200は、剥離板100を除く各部材を筐体62に組み付けるために用いる図示せぬ組立装置と、定着ベルト70と、剥離部104の先端104Bとの隙Lを調整する調整装置210とを備えている。
調整装置210は、剥離板100を除く各部材が組立装置を用いるこによって組み立てられ、さらに、剥離板100が筐体62に仮止めされた状態で、剥離部104の先端104Bと定着ベルト70の外周面70Aとの実測値を規格内に入れるための装置である。なお、「剥離板100が筐体62に仮止めされた状態」とは、ネジ86のネジ穴92A、92B、92Cに対する締め込み量が充分ではないため、剥離板100が筐体62に対して自由に移動できる状態である。
調整装置210は、組立装置によって組み立てられ、かつ、剥離板100が仮止め状態の定着装置50が載せられる図示せぬ治具を備えている。さらに、調整装置210は、剥離部104の先端104Bと定着ベルト70の外周面70Aとの距離を測定する測定装置220と、剥離板100を筐体62に対して移動させる移動装置250とを備えている。また、調整装置210は、各部を制御する制御部270(図6参照)を備えている。以下、調整装置210を説明する上で用いる図2、図3、図4に示す矢印UPは、重力方向の上方側を示す。
そして、剥離板100が仮止め状態の定着装置50を、治具に載せた状態では、図3に示されるように、加圧部材68の下方側に加熱装置64が配置されるようになっている。
−測定装置220−
測定装置220は、図4、図5に示されるように、定着ベルト70の回転軸方向(以下「ベルト軸方向」、図中矢印M方向)に並んでいる測定部材222A、測定部材222B、及び測定部材222Cを備えている。測定部材222Aは、剥離板100の一端部における剥離部104の先端104Bと定着ベルト70の外周面70Aとの距離を測定するようになっている。また、測定部材222Cは、剥離板100の他端部における剥離部104の先端104Bと定着ベルト70の外周面70Aとの距離を測定するようになっている。さらに、測定部材222Bは、剥離板100のベルト軸方向の中央部における剥離部104の先端104Bと外周面70Aとの距離を測定するようになっている。測定部材222Aが第一測定部材の一例であって、測定部材222Bが第二測定部材の一例であって、測定部材222Cが第三測定部材の一例である。
また、「一端部」とは、ベルト軸方向における剥離板100の長さを100〔%〕とした場合に、剥離板100の一端から30〔%〕までの範囲であって、「他端部」とは、剥離板100の他端から30〔%〕までの範囲である。また、「中央部」とは、一端部及び他端部を除いた範囲である。つまり、この範囲の一点で、夫々の距離が測定されるようになっている。
各測定部材222A、222B、222Cは、レーザ変位計であって、各部の距離L(図3参照)を測定する(実測する)ようになっている。
なお、以下の説明では、便宜上、剥離板100の一端部の距離Lを距離L1と称し、剥離板100の中央部の距離Lを距離L2と称し、剥離板100の他端部の距離Lを距離L3と称する。また、測定部材222Aによって測定された距離L1の実測値を、実測値J1と称し、測定部材222Bによって測定された距離L2の実測値を、実測値J2と称し、測定部材222Cによって測定された距離L3の実測値を、実測値J3と称する。
また、測定部材222A、222B、222Cの測定結果に基づく制御部270による各部の制御については、後述する作用と共に説明する。
−移動装置250−
移動装置250は、図2(A)(B)、図5に示されるように、ベルト軸方向に並んでいる移動部材252A、移動部材252B、及び移動部材252Cを備えている。移動部材252Aは、剥離板100の一端部を筐体62に対して移動させる部材であって、移動部材252Cは、剥離板100の他端部を筐体62に対して移動させる部材である。さらに、移動部材252Bは、剥離板100の中央部を筐体62に対して移動させる部材である。移動部材252Aが第一移動部材の一例であって、移動部材252Bが第二移動部材の一例であって、移動部材252Cが第三移動部材の一例である。
各移動部材252A、252B、252Cは、同様の構成とされているため、移動部材252Aを例にとって説明する。
移動部材252Aは、図2(A)(B)示されるように、筐体62の貫通孔94、及び貫通孔96を貫通して、先端(上端)が挿入孔106に挿入されるピン254Aと、ピン254Aの基端(下端)が取り付けられているラックギア256Aとを備えている。さらに、移動部材252Aは、ラックギア256Aと噛合うピニオンギア258Aと、ピニオンギア258Aを回転させるステッピングモータ260A(以下「モータ260A」)とを備えている。
ラックギア256Aは、上方から見て、定着ベルト70の短手方向(以下「ベルト短手方向」、図中矢印N方向)に延びるように配置されている(図2(B)参照)。
この構成において、モータ260Aが、ピニオンギア258Aを回転させることで、ラックギア256Aが、ベルト短手方向に移動するようになっている。そして、ラックギア256Aの移動に伴ってピン254Aが移動することで、剥離板100がベルト短手方向に移動するようになっている。これにより、定着ベルト70の外周面70Aとの距離L1が、変わるようになっている。
移動部材252Aと同様に、移動部材252Bは、ピン254B、ラックギア256B、ピニオンギア258B、及びステッピングモータ260B(以下「モータ260B」)を備えている。さらに、移動部材252Cは、ピン254C、ラックギア256C、ピニオンギア258C、及びステッピングモータ260C(以下「モータ260C」)を備えている。
また、制御部270によるモータ260A、260B、260Cの制御については、後述する作用と共に説明する。
−制御部270−
制御部270には、距離L1の実測値J1に対する規格K1、距離L2の実測値J2に対する規格K2、距離L3の実測値J3に対する規格K3が入力されている。なお、規格とは、予め決められた基準値に対して公差をもった幅のある値である。
そして、制御部270は、各測定部材222A、222B、222Cによって測定された距離L1、L2、L3の実測値J1、J2、J3に基づいて、モータ260A、260B、260Cを制御するようになっている。なお、制御部270による各部の制御については、後述する作用と共に説明する。
(作用)
次に、定着装置の製造装置200を用いて定着装置50を製造する定着装置の製造方法について、図1に示すフロー図を用いて説明する。なお、定着装置50が、測定装置220の治具に載せられていない状態では、測定部材222A、222B、222C、及びモータ260A、260B、260Cは、非稼働状態となっている。
先ず、図示せぬ組立装置を用いて、剥離板100を除く図10に示す各部材を、筐体62に組み付けた後、剥離板100を筐体62に仮止めする。
さらに、剥離板100が仮止め状態の定着装置50を、測定装置220の治具に載せる。これにより、図2(A)に示されるように、ピン254A、254B、254Cが、貫通孔94、及び貫通孔96を貫通し、ピン254A、254B、254Cの先端が剥離板100の挿入孔106に挿入される。
剥離板100が仮止め状態の定着装置50が治具に載せられると、図示せぬスイッチがオン状態となり、図1に示すステップS100に移行して、制御部270が、測定部材222A、222B、222Cを稼動させる。そして、測定部材222Aは、図4に示されるように、剥離板100の一端部における剥離部104の先端104Bと、定着ベルト70の外周面70Aとの距離L1を測定する。また、測定部材222Bは、剥離板100の中央部における剥離部104の先端104Bと、定着ベルト70の外周面70Aとの距離L2を測定する。さらに、測定部材222Cは、剥離板100の他端部における剥離部104の先端104Bと、定着ベルト70の外周面70Aとの距離L3を測定する。
さらに、制御部270は、距離L1の実測値J1と、距離L3の実測値J3を入手する。制御部270が、距離L1の実測値J1と、距離L3の実測値J3を入手すると、ステップS200に移行する。
ステップS200で、制御部270は、実測値J1と規格K1とを比較し、さらに、実測値J3と規格K3とを比較する。実測値J1、J3が、規格K1、K3内である場合は、ステップS300に移行し、実測値J1、J3が、規格K1、K3外である場合は、ステップS310に移行する。
ステップS300で、制御部270は、距離L2の実測値J2を入手する。そして、制御部270は、実測値J2と規格K2とを比較する。実測値J2が、規格K2内である場合は、本作業を終了させ、実測値J2が、規格K2外である場合は、ステップS410に移行する。
一方、実測値J1、J3が、規格K1、K3外で、ステップS310に移行した場合には、制御部270が、モータ260A、260Cを稼動させ、距離L1、L3の実測値J1、J3が、規格K1、K3内に入るように、剥離板100を移動させる。制御部270が剥離板100を移動させると、ステップS320に移行する。
ステップS320で、制御部270が、測定部材222A、222B、222Cを測定する。そして、測定部材222A、222B、222Cが、距離L1、L2、L3を測定する。測定部材222A、222B、222Cが、距離L1、L2、L3を測定すると、ステップS200へ移行する。そして、距離L1、Lの実測値J1、J3が、規格K1、K3内に入るまで、ステップS200、S310、S320の工程が繰り返される。
一方、実測値J2が、規格K2外で、ステップS410に移行した場合には、制御部270が、モータ260Bを稼動させ、距離L2の実測値J2が、規格K2内に入るように、剥離板100を移動させる。制御部270が剥離板100を移動させると、ステップS420に移行する。
ステップS420で、制御部270が、測定部材222Bを稼動させる。そして、測定部材222Bが、距離L2を測定する。測定部材222Bが、距離L2を測定すると、ステップS300へ移行する。そして、実測値J2が、規格K2内に入るまで、ステップS300、S410、S420の工程が繰り返される。
以上の工程が終了して、距離L1、L2、L3の実測値J1、J2、J3が、規格K1、K2、K3内に入ると、ネジ86を、各ネジ穴92A、92B、92Cにさらに捻じ込むことで、仮止め状態の剥離板100を筐体62に取り付ける。
このようにして、定着装置50が製造される。
(まとめ)
以上説明したように、本実施形態に係る定着装置の製造装置200、及び定着装置の製造方法では、先ず、剥離板100の両端部の実測値J1、J3を規格K1、K3内に入れる。そして、その後、剥離板100の中央部の実測値J2を規格K2内に入れるようにモータ260Bを制御する。
このため、例えば、各測定部材によって測定された実測値に基づいて規格外の部位を順番に移動させる場合と比して、工数が低減する。
具体的には、各測定部材によって測定された実測値に基づいてベルト軸方向の一端部から規格外の部位を順番に移動させると、一度規格内に入った部位が、次の移動によって規格外になる場合ある。例えば、実測値J1を規格K1内に入れるように剥離板100を移動させ、その後、実測値J2を規格K2内に入れるように剥離板100を移動させ、その後、実測値J3を規格K3内に入れるように剥離板100を移動させる。このような場合には、実測値J2を規格K2内に入れるように剥離板100を移動させると、実測値J1が規格K1外になってしまうことがある。このため、再度実測値J1を規格K1内に入れるように剥離板100を移動させなければならない。このような繰り返しの作業が多く発生してしまう。
これに対して、本願では、前述したように、先ず、剥離板100の両端部の実測値J1、J3を規格K1、K3内に入れ、その後、剥離板100の中央部の実測値J2を規格K2内に入れるようにモータ260Bを制御する。このため、本実施形態では、前述したように、各測定部材によって測定された実測値に基づいて規格外の部位を順番に移動させる場合と比して、工数が低減する。
また、本実施形態では、先ず、剥離板100の両端部の実測値J1、J3を規格K1、K3内に入れ、その後、剥離板100の中央部の実測値J2を規格K2内に入れるように、モータ260Bのみを稼動させる。このため、モータ260A、260B、260Cの全てを稼動させる場合と比して、制御が簡略化される。
また、モータ260Bのみを稼動させることで、剥離板100が反っていた場合であっても、反りが矯正される。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る定着装置の製造方法、及び定着装置の製造装置の一例を図13に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第2実施形態に係る定着装置の製造方法について、図13に示すフロー図を用いて説明する。
剥離板100が仮止め状態の定着装置50が治具に載せられると、図示せぬスイッチがオン状態となり、図13に示すステップS1100に移行して、制御部270が、測定部材222A、222B、222Cを稼動させる。そして、測定部材222Aは、距離L1を測定し、測定部材222Bは、距離L2を測定し、測定部材222Cは、距離L3を測定する。
さらに、制御部270は、距離L1の実測値J1と、距離L3の実測値J3を入手する。制御部270が、距離L1の実測値J1と、距離L3の実測値J3を入手すると、ステップS1200に移行する。
ステップS1200で、制御部270は、距離L1の実測値J1と、距離L3の実測値J3を入手する。そして、制御部270は、実測値J1と規格K1とを比較し、さらに、実測値J3と規格K3とを比較する。実測値J1、J3が、規格K1、K3内である場合は、ステップS1300に移行し、実測値J1、J3が、規格K1、K3外である場合は、ステップS1310に移行する。
ステップS1300で、制御部270は、距離L2の実測値J2を入手する。そして、制御部270は、実測値J2と規格K2とを比較する。実測値J2が、規格K2内である場合は、本作業を終了させ、実測値J2が、規格K2外である場合は、ステップS1410に移行する。
一方、実測値J1、J3が、規格K1、K3外で、ステップS1310に移行した場合には、制御部270が、モータ260A、260Cを稼動させ、距離L1、L3の実測値J1、J3が、規格K1、K3内に入るように、剥離板100を移動させる。制御部270が剥離板100を移動させると、ステップS1320に移行する。
ステップS1320で、制御部270が、測定部材222A、222B、222Cを稼動させる。そして、測定部材222A、222B、222Cが、距離L1、L2、L3を測定する。測定部材222A、222B、222Cが、距離L1、L2、L3を測定すると、ステップS1200へ移行する。そして、実測値J1、J3が、規格K1、K3内に入るまで、ステップS1200、S1310、S1320の工程が繰り返される。
一方、実測値J2が、規格K2外で、ステップS1410に移行した場合には、制御部270が、モータ260A、260B、260Cを稼動させ、距離L2を、規格K2内に入るように、剥離板100を移動させる。制御部270が剥離板100を移動させると、ステップS1420に移行する。
ステップS1420で、制御部270は、測定部材222A、222B、222Cを稼動させる。そして、測定部材222Aは、距離L1を測定し、測定部材222Bは、距離L2を測定し、測定部材222Cは、距離L3を測定する。測定部材222A、222B、222Cが、距離L1、L2、L3を測定すると、ステップS1200へ移行する。そして、実測値J1、J2、J3が、規格K1、K2、K3内に入るまで、ステップS1200〜ステップ1300の工程が繰り返される。
以上の工程が終了して、距離L1、L2、L3の実測値J1、J2、J3が、規格K1、K2、K3内に入ると、ネジ86を、各ネジ穴92A、92B、92Cにさらに捻じ込むことで、仮止め状態の剥離板100を筐体62に取り付ける。
このようにして、定着装置50が製造される。
第2実施形態の作用は、剥離板100の両端部の実測値J1、J3を規格K1、K3内に入れた後、モータ260Bのみを稼動させることで生じる第1実施形態の作用以外の、第1実施形態の作用と同様である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、定着装置50は、電磁誘導加熱方式を採用していたが、例えば、ハロゲンヒータを用いる等の他の加熱方式を採用してもよい。
また、上記実施形態では、測定部材が3個設けられたが、一個の測定部材をベルト軸方向に移動させることで、3箇所の距離Lを測定してもよい。
50 定着装置
62 筐体
70 定着ベルト(加熱部材の一例)
100 剥離板(板部材の一例)
200 定着装置の製造装置
222A 測定部材(第一測定部材の一例)
222B 測定部材(第二測定部材の一例)
222C 測定部材(第三測定部材の一例)
252A 移動部材(第一移動部材の一例)
252B 移動部材(第二移動部材の一例)
252C 移動部材(第三移動部材の一例)
270 制御部
































Claims (1)

  1. 筐体に回転可能に支持された円柱状の加熱部材と、該加熱部材の軸方向に延びる樹脂製の板部材であって、該加熱部材の軸方向に間隔を空けて配置された複数のネジにより該筐体に仮止めされた状態の該板部材の両端部との距離の実測値が予め定められた該両端部の規格内に入るように、該板部材の両端部に形成された挿入孔に挿入されたピン、該加熱部材の軸方向及び該ネジの軸方向とは交差する交差方向に移動させた後、該加熱部材と該板部材の該両端部及び中央部の距離を測定する工程と、
    該板部材の中央部に形成された挿入孔に挿入されたピンだけに移動力を付与して、予め定められた該両端部及び該中央部の規格内に、該実測値が入るように、該板部材を該交差方向に移動させる移動工程と、
    該移動工程の後、全ての該ネジをさらに捻じ込むことで、該筐体に仮止めされた状態の該板部材を該筐体に取り付ける工程と、
    を有する定着装置の製造方法。
JP2017049691A 2017-03-15 2017-03-15 定着装置の製造方法 Active JP6872121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017049691A JP6872121B2 (ja) 2017-03-15 2017-03-15 定着装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017049691A JP6872121B2 (ja) 2017-03-15 2017-03-15 定着装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018151601A JP2018151601A (ja) 2018-09-27
JP6872121B2 true JP6872121B2 (ja) 2021-05-19

Family

ID=63681678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017049691A Active JP6872121B2 (ja) 2017-03-15 2017-03-15 定着装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6872121B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020166096A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0626913Y2 (ja) * 1989-09-29 1994-07-20 富士通株式会社 現像器のギャップ調整構造
JP3421545B2 (ja) * 1997-08-04 2003-06-30 株式会社日立製作所 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP3928348B2 (ja) * 2000-11-10 2007-06-13 富士ゼロックス株式会社 隙間計測方法および隙間調整方法
JP2003233250A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Sharp Corp 画像形成装置の現像器
JP2004170905A (ja) * 2002-10-29 2004-06-17 Sharp Corp 用紙剥離機構およびプロセスカートリッジ
JP5733373B2 (ja) * 2009-12-25 2015-06-10 ブラザー工業株式会社 現像装置および画像形成装置
JP5761579B2 (ja) * 2012-10-29 2015-08-12 コニカミノルタ株式会社 板状部材の取付け構造
JP2014199382A (ja) * 2013-03-15 2014-10-23 株式会社リコー 分離装置及び定着装置並びに画像形成装置
JP6381414B2 (ja) * 2014-11-13 2018-08-29 キヤノン株式会社 現像回転体と現像剤規制部材との間のギャップの測定方法と現像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018151601A (ja) 2018-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6584138B2 (ja) 現像カートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US8565652B2 (en) Development roller, development device, process cartridge and image-forming apparatus
JP5216814B2 (ja) 定着ユニット及び定着ユニットが組み込まれた画像形成装置
JP6872121B2 (ja) 定着装置の製造方法
US7917069B2 (en) Development apparatus including a first developer member made of pure aluminum or an aluminum alloy and a second developer member of stainless steel
EP2738622B1 (en) Fixing device and image forming apparatus including this fixing device
JP5865853B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2008015235A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007212988A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP7494679B2 (ja) 定着装置の製造方法及び定着装置の製造装置
JP5071424B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
US9658582B2 (en) Fusing device employing induction heating method and image forming apparatus using the same
JP2006337577A (ja) 現像装置
JP5704774B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5704775B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP6365448B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
US20120057896A1 (en) Cleaning device, image forming apparatus, and cleaning method
JP2010122553A (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6468794B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6763232B2 (ja) 定着装置の製造方法
JP6631551B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2008209816A (ja) 定着装置およびそれを用いた画像形成装置
JP2017003826A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US20110222925A1 (en) Fixing device, image forming apparatus and fixing method
JP2020144334A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6872121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150