JP6870998B2 - スピーカ装置、スピーカシステムおよびスピーカ装置の制御方法 - Google Patents

スピーカ装置、スピーカシステムおよびスピーカ装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、スピーカ装置、スピーカシステムおよびスピーカ装置の制御方法に関する。
従来、指向性を有するスピーカ装置がある。かかるスピーカ装置は、超音波を搬送波とすることで、特定の方向のみに可聴音を発生させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−10224号公報
しかしながら、従来のスピーカ装置では、指向性を発揮するためにアレイ状に素子を多数配置する必要があり、スピーカ装置の小型化が困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、指向性を有するスピーカ装置を小型化することができるスピーカ装置、スピーカシステムおよびスピーカ装置の制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、実施形態に係るスピーカ装置は、パネルと、取得部と、振動素子と、印加部とを備える。振動素子は、前記パネルの端部に設けられ、前記パネルを振動させる。取得部は、音声情報を取得する。印加部は、前記取得部によって取得された前記音声情報に基づいて前記パネルに定在波が発生する特定周波数の駆動電圧を前記振動素子へ印加する。また、印加部は、超音波帯域における前記特定周波数の搬送波を可聴波帯域の音声信号で変調した前記駆動電圧を印加する。
実施形態に係るスピーカ装置、スピーカシステムおよびスピーカ装置の制御方法によれば、指向性を有するスピーカを小型化することができる。
図1は、スピーカ装置の概要を示す図である。 図2は、スピーカシステムのブロック図である。 図3Aは、指向角と、定在波の周波数の関係を示す図である。 図3Bは、パネルにおける振動素子の取り付け位置の一例を示す図である。 図4Aは、パネルを固定する位置を示す図である。 図4Bは、被固定部に固定したパネルの側面図である。 図5は、スピーカ装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図6Aは、パネルの取り付け位置の具体例を示す図(その1)である。 図6Bは、パネルの取り付け位置の具体例を示す図(その2)である。
以下、添付図面を用いて、実施形態に係るスピーカ装置、スピーカシステムおよびスピーカ装置の制御方法を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態により、この発明が限定されるものではない。
まず、図1を用いて実施形態に係るスピーカ装置の概要について説明する。図1は、スピーカ装置1の概要を示す図である。同図に示すように、スピーカ装置1は、パネルPと、振動素子31とを備える。
パネルPは、例えば、矩形状のガラスであり、振動素子31の振動に応じて振動する。なお、パネルPは、ガラスに限られず、金属やプラスチックなど他の部材を用いることもできる。また、パネルPは、矩形状に限られず、正方形状、円形状、三角形状など、その他の形状であってもよい。
振動素子31は、例えば、ピエゾ素子であり、パネルPの端部に設けられる。また、振動素子31は、例えば、印加される交流電圧の駆動電圧に応じて伸縮することで、パネルPを振動させる。なお、ここでは、振動素子31が2つである場合を示したが、振動素子31は、1つであっても3つ以上であってもよい。
ところで、一般的に、指向性を有するスピーカ装置は、可聴波帯域の音声信号で変調した超音波を発生させ、かかる超音波が空気中を伝搬する際の非線形特性により、音声信号が復調することで可聴音を発生させる。
しかしながら、従来のスピーカ装置(いわゆる、パラメトリックスピーカ)は、超音波を発生させる素子をアレイ状に多数配置する必要があり、小型化が困難であった。
そこで、実施形態に係るスピーカ装置1は、パネルPを振動させてパネルP上に線音源Sを発生させることで、指向性を有するスピーカ装置の小型化を図ることとした。
具体的には、スピーカ装置1は、音声情報を取得し、かかる音声情報に基づいてパネルPに定在波が発生する特定周波数fの駆動電圧を振動素子31に印加する。かかる音声情報は、例えば、上記の音声信号を含む。そして、振動素子31が、特定周波数fの駆動電圧により振動することで、パネルPが共振し、同図に示すようにパネルPに定在波Wが発生する。なお、同図では、定在波Wの腹を実線で示し、定在波Wの節を破線で示す。
このように、実施形態に係るスピーカ装置1では、パネルPにおける定在波Wを発生させることで、定在波Wの腹を線音源Sとして機能させることができる。かかる線音源Sは、2つの振動素子31が対向する向きに沿って等間隔で形成される。そして、実施形態に係るスピーカ装置1は、パネルPに発生する線音源Sを超音波帯域で振動させることで、かかる線音源Sから超音波を発生させることができる。
このように、実施形態に係るスピーカ装置1では、従来のスピーカ装置におけるアレイ状に配置した素子をパネルPに発生させた線音源Sが担う。これにより、実施形態に係るスピーカ装置1では、従来のように、アレイ状に配置した多数の素子を必要としない。
したがって、実施形態に係るスピーカ装置1によれば、指向性を有するスピーカ装置を小型化することができる。
ところで、従来のスピーカ装置では、音を発生させる方向(以下、指向角Aという場合がある)を変更するために、煩雑な制御が必要となる。一方、実施形態に係るスピーカ装置1では、指向角Aを容易に変更することが可能である。この点の詳細については、図3Aおよび図3Bを用いて後述する。
次に、図2を用いて実施形態に係るスピーカ装置1を含むスピーカシステム100の構成について説明する。図2は、スピーカシステム100のブロック図である。
同図に示すように、スピーカシステム100は、スピーカ装置1と、外部装置50とを含む。外部装置50は、例えば、パソコンや、スマートフォン、ホームオーディオシステム、カーオーディオ、カーナビゲーションシステム、その他の音楽再生装置等を含む。
外部装置50は、可聴波帯域の音声信号や、指向角Aを指示する指向角信号、音量を指示する音量信号を含む音声情報をスピーカ装置1へ出力する。音声信号、指向角信号および音量信号は、外部装置50からスピーカ装置1へ入力される入力信号の一例である。
なお、スピーカシステム100では、外部装置50に代えて、スピーカ装置1にラジオ放送や、テレビ放送を受信するアンテナを設け、スピーカ装置1が、かかるアンテナから音声信号などを受信するようにしてもよい。また、スピーカ装置1は、マイク(図示略)で集音した音声信号を取得することもできる。
スピーカ装置1は、印加部10と、記憶部20と、振動素子31と、パネルPとを備える。印加部10は、取得部11と、搬送波生成部12と、変調部13と、音量調整部14と、増幅部15とを備える。また、記憶部20は、指向角情報21を記憶する。
印加部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Desk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶された各種プログラムを読み出して実行することによって、印加部10の取得部11、搬送波生成部12、変調部13、音量調整部14として機能する。
また、印加部10の取得部11、搬送波生成部12、変調部13および音量調整部14の少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部20は、たとえば、ROM、RAMおよびHDDに対応する。ROM、RAMおよびHDDは、指向角情報21や各種プログラムの情報等を記憶することができる。なお、印加部10は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して指向角情報21や各種情報を取得することとしてもよい。
印加部10は、パネルPに定在波Wが発生する特定周波数fの駆動電圧を振動素子31へ印加する。印加部10の取得部11は、外部装置50から出力される上記した音声情報を取得する。
そして、取得部11は、取得した音声情報のうち、音声信号を変調部13へ出力する。また、取得部11は、音声情報のうち、指向角信号を搬送波生成部12へ出力し、音量信号を音量調整部14へ出力する。なお、取得部11は、音声信号のゲイン(振幅)を調整し、調整後の音声信号を変調部13へ出力することもできる。また、取得部11は、可聴波帯域の信号を通過させるローパスフィルタを有していてもよく、かかるローパスフィルタによって可聴波帯域以外の信号を除去することができる。
搬送波生成部12は、取得部11から入力される指向角信号および記憶部20の指向角情報21に基づいて搬送波Wcを生成し、変調部13へ出力する。ここで、指向角情報21は、パネルPから音を発生させる方向を示す指向角Aと、搬送波Wcの周波数とが対応付けられた情報である。
搬送波生成部12は、指向角信号に応じた周波数を指向角情報21から選択し、かかる周波数の搬送波Wcを生成する。かかる搬送波Wcの周波数は、超音波帯域(例えば、20kHz以上)であり、パネルPに定在波Wが発生する特定周波数fである。なお、搬送波生成部12は、図示しない操作部に対するユーザ操作に応じて搬送波Wcの特定周波数fを変更することもできる。
変調部13は、搬送波生成部12から入力される搬送波Wcを取得部11から入力される音声信号で変調した変調信号を生成する。また、変調部13は、かかる変調信号を音量調整部14へ出力する。
なお、変調部13による変調は、AM(Amplitude Modulation)変調(SSB(Single Sideband)変調、DSB(Double Sideband)変調)、FM(Frequency Modulation)変調等の所定の変調方式を用いて行われる。
音量調整部14は、変調部13から入力される変調信号のゲインを取得部11から入力される音量信号に応じて調整することで、パネルPから出力される音量(音圧)を調整する。音量調整部14によってゲインが調整された変調信号は、それぞれ増幅部15によって増幅され、交流電圧の駆動電圧として各振動素子31へ印加される。
そして、振動素子31は、印加された駆動電圧に応じて伸縮し、パネルPに定在波Wを発生させる。かかる定在波Wの腹が線音源Sとなる。かかる線音源Sは、搬送波Wcの特定周波数fを有し、音声信号に応じた振幅で振動する。
このように、印加部10は、超音波帯域の搬送波Wcを可聴波帯域の音声信号で変調することで、音声信号に指向性を持たすことができる。
次に、図3Aを用いて定在波Wの周波数と指向角Aとの関係について説明する。図3Aは、パネルPに発生する定在波Wの模式図である。また、同図では、説明を分かりやすくするために、定在波Wを部分的に示す。また、定在波Wにおいて位相が等しく、隣り合う腹を線音源S1、S2としている。
ここで、線音源S1、S2で発生する超音波は、互いに位相干渉が起こり、超音波を打消しあう角度θと、強めあう角度θが存在する。これは、線音源S1、S2間の距離dおよび角度θに応じて線音源S1、S2で発生する超音波に位相差が生じるためである。
具体的には、任意の角度θに対して、線音源S1、S2で発生する超音波は、距離dcosθだけ位相がずれる。搬送波Wcの波長をλとすると、距離dcosθが波長λ/2の奇数倍となる角度θにおいて線音源S1、S2で発生する超音波は互いに打消し合う。つまり、超音波を打消し合う角度θでは、超音波がキャンセルされる。
また、距離dcosθが波長λの整数倍となる角度θでは、線音源S1、S2で発生する超音波が互いに強め合い、かかる角度θの方向に音が発生する。かかる超音波を強め合う角度θが指向角Aとなる。また、指向角Aとは、パネルPと超音波を強めあう方向とが成す角である。
このように、指向角Aは、隣り合う線音源S間の距離dおよび搬送波Wcの波長λによって変化する。また、かかる距離dが大きいほど、指向角Aは小さくなる。従来のパラメトリックスピーカでは、線音源Sに相当する素子が固定されているため、距離dを変更することはできない。
そのため、かかるパラメトリックスピーカでは、各素子に遅延回路等を設けることで指向角Aを調整していた。かかる遅延回路等を設けると、処理が煩雑になったり、部品数が増加し、製造コストが上昇したりする。
一方、実施形態に係るスピーカ装置1では、定在波Wの波長、すなわち、線音源S間の距離dを変更することで、指向角Aを調整することが可能である。
かかる定在波Wの波長は、搬送波Wcの特定周波数fによって調整することができる。つまり、実施形態に係るスピーカ装置1は、搬送波Wcの特定周波数fを変更するだけで、指向角Aを調整することができる。具体的には、スピーカ装置1は、搬送波Wcの特定周波数fを高くすることで、線音源S間の距離dを小さくすることができ、指向角Aを大きくすることができる。
したがって、実施形態に係るスピーカ装置1は、煩雑な処理を必要とせず、容易な処理で指向角Aを調整することができる。また、スピーカ装置1は、遅延回路等の部品を必要としないため、スピーカ装置1の製造コストを抑えることもできる。
ところで、パネルPに定在波Wが生じる搬送波Wcの特定周波数fは、パネルPにおける振動素子31の取り付け位置などに応じて決まる。ここで、図3Bを用いて特定周波数fと、振動素子31の取り付け位置の関係について説明する。
図3Bは、パネルPにおける振動素子31の取り付け位置の一例を示す図である。なお、図3Bでは、矩形状のパネルPの長手方向について振動素子31を線対称となるように取り付けた場合を示す。
同図に示すように、2つの振動素子31をパネルPの長手方向の両端縁部にそれぞれ取り付けた場合、2つの振動素子31から、駆動電圧に応じた進行波が発生し、かかる進行波の重ね合わせにより定在波Wが発生する。
ここで、パネルPの長手方向の長さをLとし、パネルPの長手方向側の端縁から振動素子31の内側および外側の端縁までの距離をwおよびrとする。そして、パネルPに発生させる定在波Wの波数をnとすると、L―(w+r)=(λ×n)/2の関係を満たす場合に、パネルPに定在波Wが発生する。
そして、上記式に波長λ=v/fを代入することで、線音源Sの波数nに応じた特定周波数fを算出することができる。線音源Sの波数nが少ないほど距離d(図3A参照)が長くなり、上述したように距離dが長いほど指向角Aは小さくなることから、線音源Sの波数nが少ないほどパネルPに対する指向角Aは小さくなる。このように、線音源Sの波数nが少ないほど波長λが大きくなることから、特定周波数fを低くすればするほど、パネルPに対する指向角Aを小さくすることができ、特定周波数fを高くすればするほど、パネルPに対する指向角Aを大きくすることができる。なお、vは、パネルPを伝搬する進行波の速度である。
つまり、実施形態に係るスピーカ装置1は、発生させる線音源Sの波数nに応じて特定周波数fを設定することができ、波数nを多くすることで線音源S間の距離dを短くすることができる。そして、特定周波数fと、指向角Aとを対応付けた情報が、記憶部20に指向角情報21(図2参照)として記憶される。かかる指向角情報21は、パネルPに対する指向角Aが小さいほど特定周波数fが高くなるように設定される。
次に、パネルPの固定例について図4Aおよび図4Bを用いて説明する。図4Aは、パネルPの固定例を示す図である。また、図4Bは、被固定部101に固定したパネルPの側面図である。
なお、図4Aおよび図4Bでは、説明を分かりやすくするために、印加部10、振動素子31および外部装置50の記載を省略している。また、図4Aおよび図4Bでは、鉛直方向上向きを正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を示している。
図4Aに示すように、パネルPを矩形状の板とする場合、被固定部101に対してパネルPの長辺端部Peが固定される。なお、ここで、「長辺端部Pe」とは、長辺の端縁から所定の幅を持たした範囲である。
また、「固定する」とは、パネルPを取り付け後に、パネルPと、被固定部101との位置関係が変化しないことを指す。つまり、パネルPは、被固定部101に対して強固に取り付けられる。
具体的には、長辺端部Peに沿って接着剤等の固定部材Bが塗りつけられ、パネルPは、被固定部101に固定される。このとき、固定部材Bは、固定後に変形しにくい、すなわち、硬化な部材を用いることが好ましい。
これは、振動素子31の振動が固定部材Bによって吸収されることを防ぐためである。仮に、振動素子31の振動が固定部材Bに吸収されると、パネルPの定在波Wの発生が阻害されたり、音圧が低下したりする恐れがある。
つまり、スピーカ装置1は、パネルPを強固に固定することで、効率よく超音波を発生させることができる。なお、固定部材Bは、例えば、熱により硬化する熱硬化樹脂であるが、ネジやテープ、あるいは、パネルPおよび被固定部101を挟み込んで固定する固定具などを適宜用いることもできる。
また、パネルPの長辺端部Peを固定することとしたのは、パネルPの振動により生じるパネルPのたわみを抑制するためである。振動素子31の振動によりパネルPのたわみが生じると、上記のように、パネルPの定在波Wの発生が阻害されたり、音圧が低下したりする。
このため、パネルPの長辺端部Peを固定することで、たわみを抑制することができ、パネルPから効率よく超音波を発生させることができる。なお、パネルPの固定位置は、長辺端部Peに限られるものではなく、パネルPのたわみを抑制するように固定すれば、その位置は問わない。
また、図4Bに示すように、固定後のパネルPをY軸正方向側から見た場合、パネルPは、被固定部101に対して隙間をあけて固定される。これは、パネルPの裏面側(Z軸負方向側)に発生する圧力である背圧をかかる隙間から逃がすためである。
仮に、隙間を設けない場合、背圧がパネルPに跳ね返ってパネルPの振動が阻害されるおそれがある。このため、パネルPと、被固定部101との間に隙間を設けることで、パネルPの振動が背圧によって阻害されるのを抑制することができる。
なお、ここでは、固定部材BによってパネルPと、被固定部101に隙間が生じる場合を示したが、固定部材B以外の部材を用いてかかる隙間を生じさせることとしてもよい。また、パネルPの背面側に背圧を吸収する制振材を設けることにしてもよい。
次に、図5を用いて実施形態に係るスピーカ装置1が実行する処理手順について説明する。図5は、スピーカ装置1が実行する処理手順を示すフローチャートであり、印加部10によって繰り返し、実行される。
図5に示すように、まず、印加部10の取得部11は、音声情報を取得する(ステップS101)。続いて、搬送波生成部12は、かかる音声情報に基づいて搬送波Wcを生成する(ステップS102)。
続いて、変調部13は、搬送波Wcを音声信号で変調する(ステップS103)。そして、音量調整部14は、音量信号に基づき変調信号のゲインを調整し(ステップS104)、増幅部15は、変調信号を増幅し、振動素子31へ印加して(ステップS105)、処理を終了する。
上述したように、実施形態に係るスピーカ装置1は、パネルPと、振動素子31と、取得部11と、印加部10とを備える。振動素子31は、パネルPの端部に設けられ、パネルPを振動させる。取得部11は、音声情報を取得する。印加部10は、取得部によって取得された音声情報に基づいてパネルPに定在波Wが発生する特定周波数fの駆動電圧を振動素子31へ印加する。したがって、実施形態に係るスピーカ装置1によれば、指向性を有するスピーカ装置を小型化することができる。
次に、図6Aおよび図6Bを用いてパネルPの取り付け位置の具体例について説明する。図6Aおよび図6Bは、パネルPの取り付け位置の具体例を示す図である。なお、図6Aおよび図6Bでは、スピーカ装置1が車両150に搭載される場合を示し、外部装置50(ここでは、不図示)が車載装置である場合を示す。
上記したように、パネルPは、ガラスなどの透明性を有する部材で構成することができる。ここで、「透明性を有する」とは、透明や、半透明などを含む。このため、パネルPは、図6Aに示すセンターディスプレイ105aや、サイドディスプレイ105b、105cなどの表示面に取り付けることができる。
かかる場合に、ディスプレイは、パネルPによって遮断されることなく、映像を車両150の乗員に報知することができる。すなわち、パネルPに透明性を有する部材を用いることで、意匠性を向上させることができる。
また、図6Bに示すように、パネルPを車両150のメータフードの奥に取り付けることにしてもよい。かかる場合に、スピーカ装置1は、パネルPから車両150のフロントガラスなどの反射壁150dに向けて超音波を放射することもできる。
かかる超音波は、フロントガラスに反射して音声信号に復調することで、フロントガラスに音像を作ることができる。かかる場合、運転者には、あたかもフロントガラスから音が発生したかのように聞こえる。
すなわち、スピーカ装置1は、反射壁150dに向けて超音波を発生させることで、任意の場所に音像を作ることができる。なお、ここでは、反射壁150dをフロントガラスとしたが、反射壁150dは、天井や、ウインドウガラス等であってもよい。また、スピーカ装置1は、パネルPから運転者に向けて超音波を直接放射することもできる。
また、図6Bに示すように、パネルPを通常では、デッドスペースであるメータフードの奥に取り付けることで、スペースを有効に活用することができる。
なお、図6Aおよび図6Bに示したパネルPの取り付け位置は、一例であって、これに限定されるものではない。さらに、振動素子31をフロントガラスや、ウインドウガラス等に取り付けて、かかるフロントガラスや、ウインドウガラスをパネルPとして用いることにしてもよい。
また、図6Aおよび図6Bでは、スピーカ装置1が車両150に取り付けられる場合について示したが、これに限定されるものではない。スピーカ装置1を駅や美術館など、車両150以外の場所に設置することにしてもよい。
ところで、実施形態に係るスピーカ装置1は、振動素子31の電極を防水すれば、パネルPを、浴室や、屋外などに取り付けることが可能である。このため、スピーカ装置1に振動素子31を覆う防水カバーを設けることにしてもよい。これにより、パネルPの取り付け位置の自由度を向上させることができる。なお、防水カバーは、防水性を有するカバーであればよく、例えば、樹脂部材によって形成される。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な様態は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲および、その均等物によって定義される統括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変化が可能である。
1 スピーカ装置
11 取得部
12 搬送波生成部
13 変調部
14 音量調整部
15 増幅部
21 指向角情報
31 振動素子
50 外部装置
A 指向角
P パネル
S 線音源
W 定在波
Wc 搬送波

Claims (8)

  1. パネルと、
    前記パネルの端部に設けられ、前記パネルを振動させる振動素子と、
    音声情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記音声情報に基づいて前記パネルに定在波が発生する特定周波数の駆動電圧を前記振動素子へ印加する印加部と
    を備え
    前記印加部は、
    超音波帯域における前記特定周波数の搬送波を可聴波帯域の音声信号で変調した前記駆動電圧を印加すること
    を特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記パネルは、
    固定部材によって被固定部に対して固定されること
    を特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 前記パネルは、
    矩形状の板であり、
    前記固定部材は、
    前記パネルの長辺端部を固定すること
    を特徴とする請求項2に記載のスピーカ装置。
  4. 前記印加部は、
    前記特定周波数を変更することで前記パネルから音を発生させる方向を調整すること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載のスピーカ装置。
  5. 前記パネルは、
    透明性を有する部材であること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のスピーカ装置。
  6. 前記振動素子は、
    防水性を有するカバーで覆われていること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のスピーカ装置。
  7. 請求項1〜のいずれか一つに記載のスピーカ装置と、
    前記スピーカ装置へ入力信号を出力する出力装置と
    を備えることを特徴とするスピーカシステム。
  8. パネルと、
    前記パネルの端部に設けられ、前記パネルを振動させる振動素子と
    を用い、
    音声情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記音声情報に基づいて前記パネルに定在波が発生する特定周波数の駆動電圧を前記振動素子へ印加する印加工程
    を含み、
    前記印加工程は、
    超音波帯域における前記特定周波数の搬送波を可聴波帯域の音声信号で変調した前記駆動電圧を印加する
    ことを特徴とするスピーカ装置の制御方法。
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