JP6868852B2 - カメラ状態監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載カメラにおける継時的な撮像領域のずれを検知および補正するカメラ状態監視装置に関する。
近年、車載カメラとディスプレイを組み合わせた電子ミラー装置が実用化され、将来的にバックミラー(ルームミラー等の室内後写鏡及びサイドミラー(ドアミラー)等の車外後写鏡を含む)に代わるものとして期待されている。電子ミラー装置においては、車載カメラによって車両周囲が撮像され、撮像画像がディスプレイに表示される。
一般に、車載カメラは、車両に設置した状態において本体部が可動となっており、取付角度を調整することができる。車載カメラの取付角度は、例えば、ネジ止めにより固定される。そのため、車載カメラの撮像領域は、ネジのゆるみなどにより継時的に変化する。例えば、車載カメラの本体部が上下に可動となっている場合、撮像領域は、次第に下方にずれる。
そこで、車載カメラにおいては、撮像領域の中の一部の領域(以下、「切り出し領域」と称する)が切り出されてディスプレイに表示されるようになっている(図1A参照)。切り出し領域を適宜補正することにより、撮像領域がずれても、ディスプレイ上での見え方を維持することができる(図1B参照)。図1Aに示す撮像領域に比較して、図1Bに示す撮像領域は下側にずれているが、切り出し領域を上側に補正することにより、ディスプレイ上での見え方は維持される。例えば、無限遠点などの基準点の位置を画像解析により算出し、ディスプレイ上における基準点の座標が同じ位置になるように切り出し領域の補正が行われる。
しかしながら、表示すべき領域が撮像領域に含まれなくなると、もはや補正不能となるので、取付角度を改めて設定しなおす必要がある(図1C参照)。従来、車載カメラの撮像領域のずれが継時的に大きくなった場合に、ユーザーに通知する技術が知られている(例えば、特許文献1、2)。
特開2003−329439号公報 特開2015−202835号公報
ところで、特許文献1、2に開示の技術においては、撮像領域のずれが予め設定されたしきい値以上となった場合に、補正不能となる時期(以下、「補正限界時期」と称する)が近づいていることが利用者に通知される。つまり、利用者による車両の利用形態にかかわらず、一定のしきい値を基準にして、補正限界時期が近いことを通知するか否かの判定が行われている。
そのため、車両の利用頻度が高い場合には、実際の補正限界時期まで猶予がない状態で通知が行われる虞があり、一方、車両の利用頻度が低い場合には、補正限界時期まで必要以上に余裕がある状態で通知が行われる虞がある。このように、従来技術では、適切な時期に通知が行われているとはいえず、利便性に欠ける。
本発明の目的は、車両の利用形態に応じて、車載カメラの取付状態(例えば、補正限界時期が近いこと)を適切に報知でき、利便性を向上できるカメラ状態監視装置を提供することである。
本発明に係るカメラ状態監視装置は、
車載カメラからの撮像画像の一部の領域を切り出して、切り出し領域を生成する画像処理部と、
前記車載カメラの撮像領域のずれに応じて前記切り出し領域を補正する補正部と、
前記補正部による補正量の継時的な変化を監視し、前記車載カメラの取付状態を推測するカメラ状態監視部と、
前記カメラ状態監視部による推測結果を報知する報知部と、を備え
前記カメラ状態監視部は、前記補正量の長期的な変化に基づいて、前記車載カメラの取付状態が前記切り出し領域の補正が不可能な状態となる補正限界時期を予測することを特徴とする。
また、本発明に係るカメラ状態監視装置は、
車載カメラからの撮像画像の一部の領域を切り出して、切り出し領域を生成する画像処理部と、
前記車載カメラの撮像領域のずれに応じて前記切り出し領域を補正する補正部と、
前記補正部による補正量の継時的な変化を監視し、前記車載カメラの取付状態を推測するカメラ状態監視部と、
前記カメラ状態監視部による推測結果を報知する報知部と、を備え、
前記カメラ状態監視部は、前記車載カメラの取付状態が前記切り出し領域の補正が不可能な状態となる補正限界時期を予測し、所定日数以内に前記補正限界時期が到来しないと判定した場合、前記補正量の短期的な変化を示す変化率に基づいて、前記車載カメラの取付異常の発生有無を推測することを特徴とする。
本発明によれば、利用者による車両の利用形態に応じて、車載カメラの取付状態が適切に報知されるので、利便性の向上を図ることができる。
図1A〜図1Cは、車載カメラの撮像領域と表示領域の関係を示す図である。 実施の形態に係る電子ミラー装置の設置態様を示す図である。 実施の形態に係る電子ミラー装置の構成例を示す図である。 図4A、図4Bは、電子ミラー装置における後方視界の見え方の一例を示す図である。 電子ミラー装置における表示処理の一例を示すフローチャートである。 図6A、図6Bは、補正量の長期的な変化を示す回帰曲線の一例を示す図である。 補正量の短期的な変化の一例を示す図である。 電子ミラー装置の他の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、カメラ状態監視装置を適用した電子ミラー装置について説明する。電子ミラー装置では、車載カメラが撮像した画像を、車内に設置された表示部に表示する。
図2は、実施の形態に係る電子ミラー装置1の設置態様を示す図である。図3は、実施の形態に係る電子ミラー装置1の構成を示す図である。電子ミラー装置1は、車両Vの後方確認のために用いられる。
図2、図3に示すように、電子ミラー装置1は、処理部11、記憶部12、表示部13、通信部15、及び車載カメラ20等を備える。なお、電子ミラー装置1は、補正限界時期を予測する際のしきい値等を設定可能な入力部(図示略)を備えていてもよい。
車載カメラ20は、例えば、車両Vの後部ドアに設置される(以下、「リアカメラ20」と称する)。リアカメラ20は、例えばCCD(charge-coupled device)型イメージセンサー、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)型イメージセンサーなどの撮像素子を有する。撮像素子によって光電変換された後方視界の画像を示す電気信号は、無線通信又は有線通信によって処理部11に送信される。
リアカメラ20は、車両に設置した状態において本体部が可動となっており、取付角度を調整することができる。リアカメラ20の取付角度は、例えば、ネジ止めにより固定される。リアカメラ20の取付角度を、例えば上下に調整できる場合、リアカメラ20の撮像領域は、ネジのゆるみなどにより継時的に下方にずれる。
表示部13は、例えば、表示パネル及びバックライト(図示略)を有する液晶ディスプレイである。表示部13は、例えば車室内のフロントガラスの上部中央(一般的なルームミラーの取付位置)に取り付けられる(図2参照)。なお、表示部13には、有機ELディスプレイを適用してもよい。
処理部11は、演算/制御装置としてのCPU111(Central Processing Unit)、主記憶装置としてのROM112(Read Only Memory)及びRAM113(Random Access Memory)等を備える。ROM112には、BIOS(Basic Input Output System)と呼ばれる基本プログラムや基本的な設定データが記憶される。CPU111は、例えばROM112から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM113に展開し、展開したプログラムを実行することにより、電子ミラー装置1の各ブロックの動作を集中制御する。
記憶部12は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置である。記憶部12は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク、MO((Magneto-Optical disk)等の光磁気ディスクを駆動して情報を読み書きするディスクドライブであってもよい。また例えば、記憶部12は、USBメモリ、SDカード等のメモリカードであってもよい。
通信部15は、例えばNIC(Network Interface Card)、MODEM(MOdulator-DEModulator)等の通信インターフェースである。処理部11は、通信部15を介して、無線ネットワークに接続された端末装置(例えば、車両Vのディーラーに設置された通信端末)との間で各種情報の送受信を行う。
処理部11は、表示処理プログラムを実行することにより、画像処理部11A、表示制御部11B、補正部11C、カメラ状態監視部11D、及び通信制御部11Eとして機能する。表示処理プログラムは、例えばROM112に記憶される。表示処理プログラムは、例えば、当該プログラムが格納されたコンピューター読取可能な可搬型記憶媒体(光ディスク、光磁気ディスク、及びメモリカードを含む)を介して提供される。また例えば、表示処理プログラムは、当該プログラムを保有するサーバ装置から、ネットワークを介してダウンロードにより提供されてもよい。
画像処理部11Aは、リアカメラ20から撮像画像を取得し、撮像画像の一部(切り出し領域)を切り出すとともに、色補正等の所定の補正処理を施して、表示画像データを生成する。
表示制御部11Bは、画像処理部11Aで生成された表示画像データに基づいて、表示部13に画像を表示させる。
補正部11Cは、例えば、常に無限遠点が表示画像上の同じ位置(座標)になるように、切り出し領域を適宜補正する。これにより、表示部13における見え方が維持される。初期状態では、例えば、撮像領域の中央部分が切り出し領域に設定される(補正なし)。切り出し時の補正量は、補正データ121として記憶部12に時系列で蓄積される。
カメラ状態監視部11Dは、画像処理部11Aによる切り出し時の補正量に基づいて、リアカメラ20の取付状態を監視し、リアカメラ20の取付状態を推測する。具体的には、カメラ状態監視部11Dは、切り出し領域の補正が不可能となる補正限界時期を予測する。また、カメラ状態監視部11Dは、リアカメラ20の取付異常の発生有無を推測する。
通信制御部11Eは、通信部15の動作を制御して、カメラ状態監視部11Dによる推測結果等の情報を送信する。
車両Vが走行しているとき、電子ミラー装置1では、リアカメラ20による撮像画像の一部(切り出し領域)が表示部13に表示される(図4A、図4B参照)。これにより、運転者は、後方車両の位置とともに、後側方視界を視認することができる。このとき、リアカメラ20の取付状態が経時的に変化しても、表示部13における見え方が維持されるように、画像処理部11Aによる切り出し領域が補正部11Cによって補正される(図1B参照)。しかし、表示すべき領域が撮像領域に含まれなくなると、もはや補正不能となるので、リアカメラ20の取付角度を改めて設定しなおす必要が生じる(図1C参照)。
本実施の形態では、カメラ状態監視部11Dが、リアカメラ20の取付状態を適切に推測し、利用者(例えば、車両Vの乗員及び/又は車両Vのディーラー)に対して報知するので、利便性が向上する。
図5は、電子ミラー装置1における表示処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば車両Vの動力源(エンジン又はモーター)の始動に伴い電子ミラー装置1が起動され、CPU111がROM112に格納されている表示処理プログラムを呼び出して実行することで実現される。
ステップS101において、処理部11は、リアカメラ20から1フレームの撮像画像を取得する(画像処理部11Aとしての処理)。
ステップS102において、処理部11は、撮像画像の一部を切り出して表示画像データを生成する(画像処理部11Aとしての処理)。このとき、処理部11は、表示部13における見え方が維持されるように補正量を算出し、切り出し領域を適宜補正する(補正部11Cとしての処理)。
ステップS103において、処理部11は、切り出し時の補正量を補正データ121として記憶部12に記憶する(補正部11Cとしての処理)。記憶部12には、補正データ121が時系列で蓄積される。
ステップS104において、処理部11は、補正限界時期を予測する所定のタイミングであるか否かを判定する。所定のタイミングは、例えば、電子ミラー装置1の起動時である。この場合、利用者が車両Vに乗車するたびに、補正限界時期の予測が行われる。所定のタイミングである場合(ステップS104で“YES”)、ステップS105の処理に移行する。所定のタイミングでない場合(ステップS104で“NO”)、ステップS108の処理に移行する。
ステップS105において、処理部11は、記憶部12に蓄積されている補正データ121に基づいて、補正限界時期を予測する(カメラ状態監視部11Dとしての処理)。処理部11は、例えば、補正データ121に基づいて、補正量の長期的な変化を示す回帰曲線(回帰直線を含む)を算出し、補正限界として予め設定されているしきい値と回帰曲線を比較することにより、補正限界時期を予測する。
ステップS106において、処理部11は、所定日数(例えば、15日)以内に、予測された補正限界時期が到来するか否かを判定する(カメラ状態監視部11Dとしての処理)。所定日数以内に補正限界時期が到来する場合(ステップS106で“YES”)、ステップS107の処理に移行する。所定日数以内に補正限界時期が到来しない場合(ステップS106で“NO”)、ステップS108の処理に移行する。
ステップS107において、処理部11は、補正限界時期が近いことを報知する。処理部11は、例えば、表示部13を通じて、車両Vの乗員に対して報知を行う(表示制御部11Bとしての処理)。また例えば、処理部11は、通信部15を通じて、車両Vのディーラーに設置された通信端末に対して報知を行う(通信制御部11Eとしての処理)。すなわち、本実施の形態では、表示制御部11B及び通信制御部11Eは、カメラ状態監視部11Dによる推測結果を報知する報知部を構成する。
図6A、図6Bに、補正量の長期的な変化を示す回帰曲線の一例を示す。車両Vの利用頻度が低い場合、補正量の長期的な変化は緩やかになり(図6A参照)、車両Vの利用頻度が高い場合、補正量の長期的な変化は急になる(図6B参照)。
図6Aに示すような回帰曲線が算出された場合、補正限界時期は30日後であると予測される。補正限界時期が20日以内に到来する場合に報知が行われるように設定されている場合、推測結果の報知は行われない。一方、図6Bに示すような回帰曲線が算出された場合、補正限界時期は15日後であると予測される。補正限界時期が20日以内に到来する場合に報知が行われるように設定されている場合、推測結果の報知が行われる。
このように、補正限界として設定されているしきい値が同じ(図6A、図6Bでは「3」)であっても、車両Vの利用形態(例えば、利用頻度)によって、補正限界時期の予測結果は異なる。すなわち、車両Vの利用形態に応じて、補正限界時期が適切に予測され、報知される。利用者は、切り出し時の補正量に基づいて、補正限界時期が近いことを知得手できるので、電子ミラー装置1の利便性が格段に向上する。
ステップS108において、処理部11は、補正量の短期的な変化(変化率)を算出する(カメラ状態監視部11Dとしての処理)。具体的には、補正量の変化率は、過去のフレームの切り出し時の補正量と今回のフレームの切り出し時の補正量を比較することにより算出される。なお、過去のフレームの補正量には、直前のフレームにおける補正量を用いてもよいし、過去の複数フレームにおける移動平均値を用いてもよい。また、今回のフレームの切り出し時の補正量には、今回の1フレームにおける補正量を用いてもよいし、今回のフレームを含む移動平均値を用いてもよい。
ステップS109において、処理部11は、補正量の変化率が予め設定されたしきい値以上であるか否かを判定する。補正量の変化率が所定値以上である場合(ステップS109で“YES”)、すなわち補正量が急激に変化した場合(図7参照)、ステップS110の処理に移行する。補正量の変化率が所定値未満である場合(ステップS109で“NO”)、ステップS111の処理に移行する。
ステップS110において、処理部11は、リアカメラ20に取付異常(例えば、取付角度の固定状態の緩み)が発生していることを示す取付異常情報を報知する。処理部11は、例えば、表示部13を通じて、車両Vの乗員に対して報知を行う(表示制御部11Bとしての処理)。また例えば、処理部11は、通信部15を通じて、車両Vのディーラーに設置された通信端末に対して報知を行う(通信制御部11Eとしての処理)。すなわち、本実施の形態では、表示制御部11B及び通信制御部11Eは、カメラ状態監視部11Dによる推測結果を報知する報知部を構成する。
これにより、利用者は、切り出し時の補正量に基づいて、リアカメラ20の取付異常を知得することができるので、電子ミラー装置1の利便性がさらに向上する。
ステップS111において、処理部11は、撮像画像から切り出された領域の表示画像を表示部13に表示させる(表示制御部11Bとしての処理)。補正限界時期が近い場合(ステップS106で“YES”)、又は補正量の変化率が大きい場合(ステップS109で“YES”)は、表示画像に重畳して、情報が表示されることになる。
このように、電子ミラー装置1は、リアカメラ20(車載カメラ)からの撮像画像の一部の領域を切り出して、切り出し領域を表示部13に表示させる。電子ミラー装置1は、表示部13における見え方が同じになるように切り出し領域を補正する補正部11Cと、補正部11Cによる補正量の継時的な変化(長期的な変化又は短期的な変化)を監視し、リアカメラ20の取付状態を推測するカメラ状態監視部11Dと、カメラ状態監視部11Dによる推測結果を報知する表示制御部11B及び通信制御部11E(報知部)と、を備える。
電子ミラー装置1によれば、利用者による車両Vの利用形態に応じて、リアカメラ20の取付状態が適切に推測され、報知される。具体的には、補正限界時期が近いこと及び/又は取付異常が発生していることが適切に推測され、報知される。したがって、電子ミラー装置1は、高い利便性を有する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、実施の形態では、リアカメラ20による撮像画像を表示する電子ミラー装置1について説明したが、本発明は、車両の前方視界を撮像するフロントカメラ、又は車両の後側方視界を撮像するサイドカメラによる撮像画像を表示する電子ミラー装置にも適用することができる。
また例えば、実施の形態では、1フレームごとに補正量の変化率を算出して車載カメラ(リアカメラ20)の取付異常の発生有無を判定しているが、所定間隔(例えば、1秒間隔)で補正量の変化率を算出して車載カメラの取付異常の発生有無を判定してもよい。
また、本発明の電子ミラー装置は、車載カメラ、通信部を備えていなくてもよい。これらの構成要素には、車両に既設の装備を利用することができる。
また、本発明は、図8に示すように、通信ネットワークを介して接続された車載機器10及びサーバー30で構成される電子ミラー装置1Aに適用することもできる。車載機器10は、処理部11、表示部13、通信部15及び車載カメラ20を備える。サーバー30は、処理部31、記憶部32及び通信部35を備える。図8に示す電子ミラー装置1Aでは、車載機器10の処理部11が補正部11Cとして機能し、サーバー30の処理部31がカメラ状態監視部31A及び通信制御部31B(報知部)として機能する。車載機器10からサーバー30に対して切り出し時の補正量が送信され、補正データ321として記憶部32に時系列で蓄積される。サーバー30によって補正量の経時的な変化が監視される。
実施の形態では、処理部11(コンピュータ)が、画像処理部11、表示制御部11、カメラ状態監視部11Dとして機能することにより、本発明を実現しているが、これらの機能の一部又は全部は、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等の電子回路によって構成することもできる。
さらに、車載カメラの撮像領域のずれが、カメラの取付角度の変化によるものか、あるいは車両全体の揺れ(段差を踏んだ、など)によるものかを判別するために、車両に搭載された加速度センサまたはジャイロセンサにより車両の揺れを検知し、当該揺れによる変化を補正部による補正量から差し引いても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、車載カメラによって撮像された画像を表示する電子ミラー装置に好適である。
1 電子ミラー装置
11 処理部
11A 画像処理部
11B 表示制御部
11C 補正部
11D カメラ状態監視部
11E 通信制御部
12 記憶部
13 表示部
15 通信部
20 リアカメラ(車載カメラ)

Claims (7)

  1. 車載カメラからの撮像画像の一部の領域を切り出して、切り出し領域を生成する画像処理部と、
    前記車載カメラの撮像領域のずれに応じて前記切り出し領域を補正する補正部と、
    前記補正部による補正量の継時的な変化を監視し、前記車載カメラの取付状態を推測するカメラ状態監視部と、
    前記カメラ状態監視部による推測結果を報知する報知部と、を備え、
    前記カメラ状態監視部は、前記補正量の長期的な変化に基づいて、前記車載カメラの取付状態が前記切り出し領域の補正が不可能な状態となる補正限界時期を予測することを特徴とするカメラ状態監視装置。
  2. 前記カメラ状態監視部は、前記補正量の長期的な変化を示す回帰曲線を算出し、前記回帰曲線を予め設定されたしきい値を比較することにより、前記補正限界時期を予測することを特徴とする請求項に記載のカメラ状態監視装置。
  3. 前記カメラ状態監視部は、前記補正量の短期的な変化を示す変化率に基づいて、前記車載カメラの取付異常の発生有無を推測することを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ状態監視装置。
  4. 車載カメラからの撮像画像の一部の領域を切り出して、切り出し領域を生成する画像処理部と、
    前記車載カメラの撮像領域のずれに応じて前記切り出し領域を補正する補正部と、
    前記補正部による補正量の継時的な変化を監視し、前記車載カメラの取付状態を推測するカメラ状態監視部と、
    前記カメラ状態監視部による推測結果を報知する報知部と、を備え、
    前記カメラ状態監視部は、前記車載カメラの取付状態が前記切り出し領域の補正が不可能な状態となる補正限界時期を予測し、所定日数以内に前記補正限界時期が到来しないと判定した場合、前記補正量の短期的な変化を示す変化率に基づいて、前記車載カメラの取付異常の発生有無を推測することを特徴とするカメラ状態監視装置。
  5. 前記車載カメラは、車両の後方視界を撮像するリアカメラ、車両の前方視界を撮像するフロントカメラ、又は車両の側後方視界を撮像するサイドカメラを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のカメラ状態監視装置。
  6. 前記報知部は、通信ネットワークを介して外部端末に前記推測結果を送信する通信制御部を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のカメラ状態監視装置。
  7. ネットワークを介して接続された車載機器及びサーバーを備え、
    前記補正部は、前記車載機器に設けられ、
    前記カメラ状態監視部及び前記報知部は、前記サーバーに設けられることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のカメラ状態監視装置。
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