以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態:ボディセンサ装置
1.1.ボディセンサ装置の外観例
1.2.ボディセンサ装置の内部構造の一例
1.3.ホルダー
1.4.アプリケーションの一例
1.5.評価
2.第2の実施形態:シャフトセンサ装置
2.1.シャフトセンサ装置の外観例
2.2.本体部及び取付け部の構成
2.3.評価
3.第3の実施形態:情報処理システム
3.1.システム構成
3.2.UI
3.3.評価
4.むすび
<<1.第1の実施形態:ボディセンサ装置>>
<1.1.ボディセンサ装置の外観例>
本開示の第1の実施形態として、ボディセンサ装置について説明する。まず、本実施形態に係るボディセンサ装置の概略的な構成の一例について説明する。本実施形態に係るボディセンサ装置100は、筐体の内部に加速度センサや角速度センサ等のような各種センサを備え、身体の部位に対して一部が当接するように装着されることで、当該部位の動き(例えば、位置や向きの変化)をセンシングする。
例えば、図1及び図2は、本実施形態に係るボディセンサ装置100の構造の一例を示している。具体的には、図1は、本実施形態に係るボディセンサ装置100の概略的な構成の一例を示した斜視図である。また、図2は、本実施形態に係るボディセンサ装置100の概略的な構成の一例を示した三面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、操作部110と、バッテリー部120と、連結部131とを含む。なお、操作部110が、「第1の部材」の一例に相当する。また、バッテリー部120が、「第2の部材」の一例に相当する。
操作部110は、略板状の形状の筐体111を有している。例えば、図1に示す例では、筐体111は、上面112及び下面113が、長手方向及び短手方向を有する矩形状(例えば、長方形状)に形成されている。また、筐体111の内部には各種センサ(例えば、加速度センサ、角速度センサ、ショックセンサ等)や、Blutooth(登録商標)等の通信規格に基づき無線の通信経路を介して他の装置と通信を行う通信部等が設けられたセンサ基板が保持される。なお、当該センサ基板の構成については、詳細を別途後述する。また、筐体111の上面112には、ボディセンサ装置100を操作するためのボタン等のような入力部115が設けられている。例えば、図1に示す例では、入力部115として、電源のON/OFFを操作するための入力部115aと、上記通信部の操作(例えば、通信部のON/OFFやペアリング等の操作)を行うための入力部115bと、が設けられている。
なお、以降の説明では、筐体111の上面112及び下面113の長手方向をx方向、短手方向をy方向とも称し、筐体111の厚み方向をz方向とも称する。
また、バッテリー部120は、略板状の形状の筐体121を有している。例えば、図1に示す例では、筐体121は、上面122及び下面123が、長手方向及び短手方向を有する矩形状(例えば、長方形状)に形成されている。また、当該筐体121の内部にはバッテリーが保持される。なお、バッテリー部120は、筐体121の長手方向が、操作部110の筐体111の長手方向(x方向)と略一致し、かつ、筐体121の外周端部のうち一部の端面114と、筐体121の外周端部のうち一部の端面124と、が対向するように配置される。
連結部131は、操作部110とバッテリー部120との間を連結する。具体的には、連結部131は、操作部110の筐体111の外周端面のうち一部の端面114と、バッテリー部120の筐体121の外周端面のうち一部の端面124との間を連結する。例えば、図1に示す例では、連結部131は、筐体111の外周端面のうち長手方向に延伸する端面114と、筐体111の外周端面のうち長手方向に延伸する端面124と、の間を架設するように、当該端面114と当該端面124との間を連結する。また、このとき連結部131は、筐体111の下面113の面方向と、筐体121の下面123の面方向と、が略一致するように、操作部110とバッテリー部120との間を連結する。また、連結部131は、ゴムやエストラマー等のような柔軟性のある素材(例えば、弾性体)により形成されており、折り曲げ可能に構成されている。
次いで、図2を参照して、本実施形態に係るボディセンサ装置100の各部の寸法の一例について説明する。図2に示すように、操作部110の筐体111と、バッテリー部120の筐体121と、のそれぞれは、長手方向の幅が36mm、短手方向の幅が17.3mm、厚みが5.7mmとなるように形成されている。なお、筐体111の外周端面のうち、長手方向に延伸する端面(例えば、端面114)は、上面112側から下面113側に向けて弧が形成されるような曲面状の形状を有する。同様に、筐体121の外周端面のうち、長手方向に延伸する端面(例えば、端面124)は、上面122側から下面123側に向けて弧が形成されるような曲面状の形状を有する。
また、筐体111と筐体121とは、端面114と端面124との間が1.4mm程度離間するように配置されており、当該端面114と当該端面124との間が連結部131により連結される。連結部131は、筐体111及び筐体121それぞれの厚さよりも薄く形成されており、例えば、図2に示す例では2mm程度に形成されている。
また、筐体111の上面112に設けられた入力部115a直径が10.5mmの円形の形状を有しており、当該上面112に対して0.5mm程度突出するように設けられている。
このように、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、上面側から見て36mm四方の略正方形の形状を有し、最も厚い部分においても厚さが5.75mm程度に形成されている。
以上のような構成の基で、ボディセンサ装置100は、操作部110の筐体111の下面113と、バッテリー部120の筐体121の下面123と、が身体の部位に当接するように装着される。例えば、図3は、本実施形態に係るボディセンサ装置100の装着状態の一例について説明するための説明図である。具体的には、図3の右側の図が、本実施形態に係るボディセンサ装置100の装着状態の一例を示している。なお、図3の左側の図には、比較例として、連結部131が硬い素材で形成された場合のボディセンサ装置100’の装着状態の一例を示している。
図3の左側の図に示すように、身体の部位のような曲面状の部分に対してボディセンサ装置100’が装着される場合において、連結部131が硬い素材で形成されていると、当該ボディセンサ装置100’が当該部位に沿うように配置されない場合がある。このような場合には、筐体111及び121それぞれの下面のうち少なくとも一部と、ボディセンサ装置100’が装着される部位との間に隙間が生じ、当該部位が動くことでボディセンサ装置100’にがたつきが生じる場合も想定され得る。このような、ボディセンサ装置100’のがたつきが生じると、当該ボディセンサ装置100’自体の動きにより、身体の部位の動きのセンシングの精度が低下する場合もある。
これに対して、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、連結部131が柔軟な素材で形成されているため、図3の右側の図に示すように、操作部110の筐体111と、バッテリー部120の筐体121と、の間で折り曲げることが可能である。これにより、身体の部位のような曲面状の部分に対してボディセンサ装置100が装着されるような状況下においても、筐体111及び121それぞれの下面が当該部位に当接し、ボディセンサ装置100を当該部位に沿うように配置することが可能となる。そのため、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、図3の左側の図に示すボディセンサ装置100’に比べて、身体の部位に対する密着性を向上させることが可能となるため、ボディセンサ装置100のがたつきを抑えることが可能となる。
また、図4は、本実施形態に係るボディセンサ装置100の概略的な構成の一例について説明するための説明図であり、当該ボディセンサ装置100の可動範囲の一例を示している。図4に示すように、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、操作部110の筐体111に対して、バッテリー部120の筐体121を、相対的にねじれる方向に動かすことも可能である。このような構成により、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、多様な曲面に対してより密着するように装着することが可能となり、即ち、身体の多様な部位に対してより密着するように装着させることが可能となる。
なお、詳細は後述するが、連結部131の内部には、操作部110の筐体111内に保持されるセンサ基板と、バッテリー部120の筐体121内に保持されるバッテリーと、の間を電気的に接続する配線(例えば、フレキシブルプリント配線基板)が設けられる。そのため、連結部131には、操作部110の筐体111と、バッテリー部120の筐体121と、の間の過度な折り曲げを制限するための制限部材が設けられていてもよい。
例えば、図5は、本実施形態に係るボディセンサ装置100の概略的な構成の一例について説明するための説明図であり、連結部131に設けられる制限部材の構成の一例について示している。図5に示す例では、連結部131には、操作部110の筐体111の端面114から、バッテリー部120の筐体121の端面124に向けて延伸するようにワイヤ状の制限部材133が設けられている。制限部材133は、例えば、金属または樹脂等のような、湾曲可能であり、かつ連結部131よりも剛性の高い素材により形成されている。このように連結部131に対して制限部材133を設けることで、操作部110の筐体111に対する、バッテリー部120の筐体121の可動範囲を制限することが可能となる。そのため、例えば、当該筐体111と当該筐体121との間の過度な折り曲げにより連結部131内に設けられた配線が断線するといった事態の発生を防止することが可能となる。
なお、図1及び図2を参照して説明したボディセンサ装置100の構成はあくまで一例である。即ち、図3の右側の図に示すように、身体の部位に対して、筐体111の下面113と、筐体121の下面123と、が当接するように装着可能であれば、ボディセンサ装置100の構成は必ずしも図1及び図2に示す例には限定されない。具体的な一例として、入力部115が、操作部110の外周端面のうち、端面114(即ち、連結部131により筐体111の端面124と連結された端面)とは異なる他の端面上に設けられていてもよい。また、入力部115は、ボタン等の入力インタフェースに限らず、例えば、スイッチやダイヤル等のような他の入力インタフェースとして構成されていてもよい。また、操作部110及びバッテリー部120それぞれの形状(例えば、筐体111及び121の形状)はあくまで一例であり、必ずしも図1及び図2に示すような長方形状には限定されない。また、図5を参照して説明した制限部材133の構成はあくまで一例である。即ち、操作部110の筐体111に対する、バッテリー部120の筐体121の可動範囲を制限することが可能であれば、当該制限部材133の構造や、当該制限部材133を構成する素材は特に限定されない。
以上、図1〜図5を参照して、本実施形態に係るボディセンサ装置の概略的な構成の一例について説明した。
<1.2.ボディセンサ装置の内部構造の一例>
続いて、本実施系形態に係るボディセンサ装置の内部構造の一例について説明する。例えば、図6は、本実施形態に係るボディセンサ装置の概略的な内部構造の一例を示した分解斜視図である。
図6に示すように、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、操作部110の筐体111と、バッテリー部120の筐体121と、操作部本体130と、バッテリー140とを含む。また、操作部本体130には、基板部150が内蔵されている。また、操作部本体130は、保護部135と、連結部131と、係合部136とを含む。また、基板部150は、センサ基板151と、押しボタン式のスイッチ部153a及び153bと、配線部155とを含む。
ここで、図7及び図8をあわせて参照して、操作部110の筐体111と、バッテリー部120の筐体121と、操作部本体130と、バッテリー140と、基板部150とのそれぞれの構成についてより詳しく説明する。図7は、本実施形態に係るボディセンサ装置の内部構造の一例を示した分解斜視図であり、筐体111と、筐体121と、操作部本体130と、バッテリー140とのそれぞれの構成の一例を示している。また、図8は、本実施形態に係るボディセンサ装置の内部構造の一例を示した分解斜視図であり、操作部本体130に内蔵される基板部150の構成の一例を示している。
図6及び図7に示すように、筐体121は、外周端面のうち短手方向に延伸する端面(即ち、長手方向に位置する端面)の一方に開口部129が設けられている。また、筐体121は、外周端面のうち、長手方向に延伸し、かつ筐体111の端面114と対向するように配置される端面124(即ち、図1及び図2を参照して説明した端面124)に、開口部129から連続するように、当該端面124に沿って長手方向に向けて延伸するように切欠き部127が設けられている。即ち、切欠き部127は、長手方向の端部のうち開口部129側の端部が開口している。
また、筐体111は、筐体121と同様に、外周端面のうち短手方向に延伸する端面(即ち、長手方向に位置する端面)の一方に開口部119が設けられている。また、筐体111は、外周端面のうち、長手方向に延伸し、かつ筐体121の端面124と対向するように配置される端面114(即ち、図1及び図2を参照して説明した端面114)に、開口部119から連続するように、当該端面114に沿って(即ち、長手方向に向けて延伸するように)切欠き部117が設けられている。即ち、切欠き部117は、長手方向の端部のうち開口部119側の端部が開口している。
保護部135は、基板部150が内蔵され、当該基板部150を保護する役割を担う。保護部135は、連結部131と同様に、例えば、ゴムやエストラマー等のような柔軟性を有する部材(即ち、弾性体)により形成されている。
また、操作部本体130の保護部135に相当する部分は、操作部110の筐体111に対して挿脱可能に構成されており、筐体111内に挿入されることで当該筐体111内に収容される。具体的には、保護部135は、長手方向、短手方向、及び厚みのそれぞれの寸法が、筐体111の長手方向、短手方向、及び厚みよりも小さくなるように形成されている。このような構成の基で、筐体111に対して、開口部119から長手方向(−x方向)に向けて保護部135が挿入されることで、当該筐体111内に当該保護部135が収容される。
また、保護部135の上面には、保護部135が筐体111内に挿入された場合に、入力部115a及び115bそれぞれに対応する位置に支持部材139a及び139bが保護部135の厚み方向(z方向)に露出するように設けられている。
支持部材139aは、保護部135の厚み方向に移動可能に支持されている。また、支持部材139aは、図8に示すように、スイッチ部153aの上方に位置するように支持されており、裏面側が当該スイッチ部153aの押しボタンに相当する部分に当接する。また、支持部材139aは、図7に示すように、保護部135が筐体111内に挿入された状態において、入力部115aを裏面側から支持する。即ち、保護部135が筐体111内に挿入された状態で、入力部115aが上方から下方(即ち、−z方向)に向けて押圧されると、当該入力部115aにより支持部材139aが下方に向けて押し込まれることとなる。これにより、支持部材139aによりスイッチ部153aの押しボタンに相当する部分が下方に向けて押圧され、当該スイッチ部153aが切り替えられる(例えば、ON/OFFが切り替えられる)。
同様に、支持部材139bは、保護部135の厚み方向に移動可能に支持されている。また、支持部材139bは、図8に示すように、スイッチ部153bの上方に位置するように支持されており、裏面側が当該スイッチ部153bの押しボタンに相当する部分に当接する。また、支持部材139bは、図7に示すように、保護部135が筐体111内に挿入された状態において、入力部115bを裏面側から支持する。即ち、保護部135が筐体111内に挿入された状態で、入力部115aが上方から下方に向けて押圧されると、当該入力部115bにより支持部材139bが下方に向けて押し込まれることとなる。これにより、支持部材139bによりスイッチ部153bの押しボタンに相当する部分が下方に向けて押圧され、当該スイッチ部153bが切り替えられる。
また、図6及び図7に示すように、保護部135の外周端面のうち、長手方向に延伸する端面の一方には、短手方向(y方向)に向けて延伸するように連結部131(即ち、図1及び図2を参照して説明した連結部131)が形成されている。
連結部131は、z方向の厚みが、保護部135の厚みよりも薄く形成されており、かつ、筐体111の端面114に形成された切欠き部117のz方向の幅よりも薄く形成されている。そのため、保護部135が筐体111の内部に収容された場合に、連結部131は、切欠き部117から短手方向(y方向)に向けて延伸するように筐体111の外部に露出する。なお、このとき保護部135のy方向の厚みは、欠き部117のz方向の幅よりも厚く形成されているとなおよい。このような構成により、保護部135が筐体111の内部に収容された場合に、当該保護部135が切欠き部117から短手方向(y方向)に向けて筐体111の外部に抜去される事態の発生を防止することが可能となる。
また、図6に示すように、連結部131には、短手方向(y方向)に向けて延伸するように制限部材133が設けられていてもよい。具体的な一例として、連結部131には、金属や樹脂等のような当該連結部131よりも剛性の高いワイヤ状の制限部材133が埋め込まれていてもよい。
また、図6及び図7に示すように、連結部131は、保護部135とは逆側の端部に係合部136が設けられている。また、係合部136は、連結部131とは逆側の端部には、当該係合部136に対して、バッテリー140を取り付けるための取付け部137が設けられていてもよい。具体的な一例として、図7に示すように、バッテリー140の外周端部のうち長手方向に延伸する端部側が、取付け部137を介して係合部136に取り付けられることで、当該係合部136によりバッテリー140が支持される。なお、係合部136に対してバッテリー140を取り付けることが可能であれば取付け部137の構成は特に限定されない。例えば、取付け部137は、バッテリー140側に設けられた凹部または凸部と嵌合するように構成されていてもよい。
また、図7に示すように、係合部136には、バッテリー140が取り付けられる部分の一部に電極157が露出している。即ち、係合部136に対してバッテリー140が取り付けられた場合に、当該バッテリー140が電力を出力する出力端子に対して電極157が当接し、当該出力端子と当該電極157との間が電気的に接続される。
また、バッテリー140は、バッテリー部120の筐体121に対して挿脱可能に構成されており、筐体121内に挿入されることで当該筐体121内に収容される。具体的には、係合部136は、z方向の厚さが、筐体121の厚さよりも薄くなるように形成されている。また、バッテリー140は、長手方向、短手方向、及び厚みのそれぞれの寸法が、筐体121の長手方向、短手方向、及び厚みよりも小さくなるように形成されている。このような構成の基で、係合部136に対してバッテリー140が取り付けられた状態において、筐体121に対して、開口部129から長手方向(−x方向)に向けて係合部136及びバッテリー140が挿入されることで、当該筐体121内に当該係合部136及び当該バッテリー140が収容される。
また、連結部131は、筐体121の端面124に形成された切欠き部127のz方向の幅よりも薄く形成されている。そのため、係合部136及びバッテリー140が筐体121の内部に収容された場合に、連結部131は、切欠き部127から短手方向(−y方向)に向けて延伸するように筐体121の外部に露出することとなる。
また、図7に示すように、保護部135の外周端面のうち、連結部131とは逆側に位置する端面にはアンテナ部160が設けられている。アンテナ部160は、ボディセンサ装置100が、無線の通信経路を介して他の装置と通信を行うためのアンテナ素子に相当する。アンテナ部160は、一部が保護部135に内蔵された基板部150と電気的に接続されている。なお、アンテナ部160は、少なくとも一部が保護部135の外部に露出するように設けられていてもよい。また、アンテナ部160は、保護部135が筐体111に収容される際に、当該保護部135とともに当該筐体111内に収容されてもよい。このような構成により、アンテナ部160を、アンテナ素子がバッテリー140から離隔するように配置することが可能となるため、当該アンテナ部160による電波の送受信に伴う信号の劣化を低減することが可能となる。
以上のような構成に基づき、係合部136に対してバッテリー140が取り付けられた状態において、保護部135が筐体111に収容され、係合部136及びバッテリー140が筐体121に収容されることで、ボディセンサ装置100は、図1に示すような形態となる。
ここで、図8を参照して、基板部150の構成についてより詳細に説明する。基板部150は、各種センサが設けられたセンサ基板151の部分と、スイッチ135aが設けられたサブ基板159aと、スイッチ135bが設けられたサブ基板159bと、配線部155とを含む。センサ基板151と、サブ基板159aと、サブ基板159bとは、配線部155を介して電気的に接続されている。
配線部155は、少なくとも一部が連結部131に内蔵され、センサ基板151、サブ基板159a、及びサブ基板159bが接続された部分とは逆側の端部に、バッテリー140の出力端子が電気的に接続される電極157が設けられている。即ち、電極157に接続されたバッテリー140から、センサ基板151、サブ基板159a、及びサブ基板159bのそれぞれに対して、配線部155を介して電力が供給される。
配線部155は、例えば、フレキシブルプリント配線基板(FPC:Flexible Printed Circuits)等のような可撓性の配線により構成されている(即ち、柔軟性を有し変形可能に構成されている)。このような構成により、例えば、図3及び図4に示すように、ボディセンサ装置100が連結部131で折り曲げられ、当該連結部131が変形した場合においても、電極157に接続されたバッテリー140と、センサ基板151と、サブ基板159aと、サブ基板159bと、の間の電気的な接続関係が維持される。
スイッチ部153aは、ボディセンサ装置の電源のON/OFFを切り替えるためのスイッチに相当する。即ち、スイッチ部153aの切り替えに伴い、例えば、電極157に接続されたバッテリー140から、配線部155を介して基板部150の各部に電力が供給される。
アンテナ部160は、参照符号161で示された給電点がサブ基板159bと電気的に接続されている。また、保護部135には、給電点161に対応する位置に開口部138が設けられている。このような構成により、アンテナ部160は、保護部135に内蔵された基板部150(即ち、サブ基板159b)と給電点161を介して電気的に接続され、かつ、少なくとも一部が、開口部138を介して当該保護部135の外部に露出することとなる。また、給電点161に対して、基板部150に設けられた通信部(詳細な図示を省略する)が電気的に接続されている。当該通信部は、例えば、所謂RF回路、バンドパスフィルタ、ミキサ、発振器(例えば、ローカルオシレーター)等のような、無線の通信経路を介した他の装置との間の通信を実現するための構成を含む。このような構成に基づき、当該通信部は、例えば、アンテナ部160により受信された受信信号を復調したり、送信対象となるデータを送信信号に変調し、当該送信信号をアンテナ部160に送信させる。なお、スイッチ部153bは、当該通信部の各種動作を切り替えるためのスイッチに相当する。
センサ基板151には、前述したように各種センサ(詳細な図示を省略する)が設けられている。当該各種センサとしては、例えば、加速度センサや角速度センサのように、ボディセンサ装置100の位置や向きの変化(ひいては、当該ボディセンサ装置100が装着された部位の位置や向きの変化)を検知するためのセンサが設けられていてもよい。また、当該各種センサとしては、ショックセンサのように、ボディセンサ装置100に加わった衝撃(ひいては、当該ボディセンサ装置100が装着された部位に加わった衝撃)を検知するためのセンサが設けられていてもよい。センサ基板151に設けられた各種センサは、例えば、電極157に接続されたバッテリー140から配線部155を介して供給される電力に基づき駆動する。また、当該各種センサは、検知結果を示す情報を上述した通信部に出力してもよい。これにより、例えば、当該各種センサによる検知結果を、無線の通信経路を介して接続された他の装置に送信することも可能となる。
以上、図6〜図8を参照して、本実施系形態に係るボディセンサ装置の内部構造の一例について説明した。
<1.3.ホルダー>
続いて、本実施系形態に係るボディセンサ装置を所定の部位に装着するためのホルダーの一例について説明する。例えば、図9は、本実施形態に係るボディセンサ装置のホルダーの概略的な構成の一例について説明するための説明図である。
図9に示すように、ホルダー300は、ベルト部310と、ポケット部320とを含む。
ベルト部310は、ベルト状の形状を有し、身体の所定の部位(例えば、腕、背中、腰等)に対して一方の面が当接するように巻きつけられることで当該部位に保持される。また、ベルト部310は、例えば、互いに係合する爪やマジックテープ(登録商標)等によって、所定の部位に対して巻き付けられた状態が保持されてもよい。
また、ベルト部310は、装着される部位に対して当接する面とは逆側の面の一部、即ち、装着された場合に外側を向く面の一部に、前述したボディセンサ装置100を収納するポケット部320が設けられている。即ち、ホルダー300が身体の所定の部位に装着された状態で、当該ホルダー300のポケット部320にボディセンサ装置100が収納されることで、当該ボディセンサ装置100の筐体111及び121それぞれの下面がベルト部310を介して当該部位に当接するように装着される。なお、以降の説明では、ベルト部310の各面のうち、ポケット部320が設けられた側の面を「表面」とも称し、身体の部位に当接する面を「裏面」とも称する。
ポケット部320は、内部にボディセンサ装置100が収納された場合に、当該ボディセンサ装置100の入力部115(例えば、図1に示す入力部115a及び115b)に対応する位置に貫通孔330が設けられている。即ち、ポケット部320にボディセンサ装置100が収納された場合に、貫通孔330を介して当該ボディセンサ装置100の入力部115が露出することとなる。このような構成により、ユーザは、ポケット部320にボディセンサ装置100が収納された状態においても、貫通孔330を介して露出した当該入力部115を操作することが可能となる。
なお、本実施形態に係るボディセンサ装置100を複数利用することで、複数の部位それぞれの動きをセンシングすることも可能である。具体的な一例として、腕、背中、及び腰のそれぞれの動きをセンシングする場合には、腕、背中、及び腰それぞれの部位に対して、当該部位にあらかじめ関連付けられたボディセンサ装置100が装着されることとなる。このような状況を鑑み、例えば、互いに異なる部位に関連付けられた複数のボディセンサ装置100それぞれは、筐体111及び121として互いに異なる色の筐体が適用されていてもよい。また、この場合には、ホルダー300は、少なくとも一部が、自身が装着される部位に関連付けられたボディセンサ装置100の筐体と同様の色で示されていてもよい。より具体的な一例として、腰に関連付けられたボディセンサ装置100(即ち、腰の動きをセンシングするボディセンサ装置100)の筐体の色が赤色の場合には、腰に装着されるホルダー300は、少なくとも一部が赤色で示されているとよい。
例えば、図9に示す例では、ホルダー300は、ポケット部320の内部において、少なくとも貫通孔330と対向する位置が、当該ポケット部320に収容されるボディセンサ装置100(即ち、当該ホルダー300が装着される部位に関連付けられたボディセンサ装置100)の筐体と同様の色で示されている。このような構成により、ポケット部320にボディセンサ装置100が収容されていない状態においては、当該ポケット部320に収容されるボディセンサ装置100と同様の色の部分が、貫通孔330から露出することとなる。これにより、ユーザは、当該ホルダー300のポケット部320に対して、どのボディセンサ装置100を収納すればよいかを、貫通孔330から露出した部分の色により認識することが可能となる。
以上、図9を参照して、本実施系形態に係るボディセンサ装置を所定の部位に装着するためのホルダーの一例について説明した。
<1.4.アプリケーションの一例>
続いて、図10を参照して、本実施形態に係るボディセンサ装置100を利用したアプリケーションの一例について説明する。図10は、本実施形態に係るボディセンサ装置100を利用したアプリケーションの一例について説明するための説明図である。
前述したように、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、身体の所定の部位に対して筐体の下面が当接するように装着されることで、当該部位の動き(例えば、当該部位の位置や向きの変化)をセンシングする。また、複数のボディセンサ装置100を利用することで、複数の部位それぞれの動きをセンシングすることも可能である。そのため、本実施形態に係るボディセンサ装置100に依れば、例えば、ゴルフやテニスのスイング時に身体の各部位の動きをセンシングして可視化することで、当該スイングのフォームを確認することも可能となる。
例えば、図10は、ゴルフのスイング時における身体の各部位の動きをセンシングし、センシング結果に基づき当該部位の動き(即ち、当該部位の位置や向きの変化)を画像として可視化した場合の一例を示している。具体的には、図10に示す例では、左ひじ、左手首、腰、右膝、及び左膝の各部位の動きの軌道を、当該部位それぞれに装着されたボディセンサ装置100によるセンシング結果に基づき可視化している。また、各部位の動きのセンシング結果に基づき、クラブのヘッドの動きを推定(シミュレート)することも可能となり、当該ヘッドの動きの推定結果からボールの軌道を推定(シミュレート)することも可能となる。また、他の実施形態として別途後述するシャフトセンサ装置を利用することで、クラブの動き自体を直接センシングして可視化することも可能である。
なお、図10を参照して説明したアプリケーションは、例えば、所謂スマートフォンやタブレット端末等のように、各ボディセンサ装置100と無線の通信経路を介して通信可能な情報処理装置にインストールされるとよい。これにより、例えば、当該情報処理装置は、各ボディセンサ装置100から収集したセンシング結果に基づき、各部位の動きを映像として可視化し、当該映像をディスプレイ等の出力部を介してユーザに提示することが可能となる。
なお、上述した例はあくまで一例であり、本実施形態に係るボディセンサ装置100による各部位のセンシング結果を利用して各種情報を提示することが可能であれば、当該ボディセンサ装置100を利用したアプリケーションの態様は必ずしも上記に示す例には限定されない。なお、本実施形態に係るボディセンサ装置100によるセンシング結果を利用することで各種情報をユーザに提示するユーザインタフェース(UI)の一例については、他の実施形態として別途後述する。
以上、図10を参照して、本実施形態に係るボディセンサ装置100を利用したアプリケーションの一例について説明した。
<1.5.評価>
以上、説明したように、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、略板状の形状の筐体111を有する操作部110と、略板状の形状の筐体121を有するバッテリー部120と、操作部110とバッテリー部120との間を連結する連結部131と、を含む。操作部110には、各種センサ等のような検知部や、無線の通信経路を介して他の装置と通信を行うための通信部等が設けられている。また、バッテリー部120の内部にはバッテリー140が保持される。また、連結部131は、筐体111の外周端面のうち長手方向に延伸する端面114と、筐体111の外周端面のうち長手方向に延伸する端面124と、の間を架設するように、当該端面114と当該端面124との間を連結する。また、このとき連結部131は、筐体111の下面113の面方向と、筐体121の下面123の面方向と、が略一致するように、操作部110とバッテリー部120との間を連結する。また、連結部131は、ゴムやエストラマー等のような柔軟性のある素材(例えば、弾性体)により形成されており、折り曲げ可能に構成されている。このような構成の基で、ボディセンサ装置100は、所定の部位に対して、筐体111の下面113と、筐体121の下面123と、が身体の部位に当接するように装着される。
特に、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、各種センサや通信部への電源供給をバッテリーにより行うことで、装置自体が独立して動作することが可能である。また、ボディセンサ装置100は、無線の通信経路を介して他の装置(例えば、スマートフォン等)と通信可能に構成されており、例えば、各種センサによるセンシング結果を示す情報を、当該通信経路を介して他の装置に送信する。このような構成により、ボディセンサ装置100は、例えば、有線で接続された外部装置から電源供給が行われる場合に比べて、装置の装着に伴い身体の動きが阻害される事態の発生を防止することが可能となる。また、ボディセンサ装置100は、独立して動作することが可能であるため、有線により電源供給を行う構成に比べて、配線等により装着される位置が制限されることが無いため、装着位置の自由度がより高く、多様な部位の動きをセンシングすることが可能である。
一方で、本実施形態に係るボディセンサ装置100のようにバッテリーを内蔵する構成の場合には、バッテリーを内蔵しない構成(例えば、外部から有線で電力を供給する構成等)に比べて、身体の部位に装着される部分(即ち、センサ等が内蔵された部分)が占有する面積や体積が、当該バッテリーの分だけより大きくなる傾向にある。より具体的には、センサ等が設けられたセンサ基板と、バッテリーと、を重ねて設けた場合には、装置自体の高さが高くなり、身体の部位に対して装着された場合に、ユーザが感じる違和感がより大きくなる。これに対して、例えば、センサ基板とバッテリーとを横方向に並べて設けた場合には、装置自体の厚みは薄く形成することは可能であるが、専有面積が大きくなり、例えば、図3の左側の図を参照して説明したように身体の部位に対する密着度が低下する場合がある。
これに対して、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、連結部131がゴムやエストラマー等のような柔軟性のある素材で形成することで、操作部110の筐体111と、バッテリー部120の筐体121と、の間で折り曲げ可能に構成されている。このような構成により、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、当該ボディセンサ装置100の厚みをより薄く形成するとともに、身体の部位への密着性をより向上させることが可能となる。また、ボディセンサ装置100は、図4を参照して説明したように、筐体111に対して筐体111を相対的にねじれる方向に動かすことも可能である。そのため、ボディセンサ装置100は、多様な曲面に対してより密着するように装着することが可能であり、即ち、身体の多様な部位に対してより密着するように装着させることが可能となる。これにより、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、例えば、ボディセンサ装置100のがたつきを抑えることが可能となるため、当該がたつきに伴うセンシングの精度の低下を防止することも可能となる。
また、図2を参照して説明したように、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、上面側から見て36mm四方の略正方形の形状を有し、最も厚い部分においても厚さが5.75mm程度に形成することが可能である。このように、ボディセンサ装置100は、比較的小型かつ薄型に形成することが可能であるため、身体の部位に装着された場合においても、ユーザは違和感なく当該部位を動かすことが可能となる。また、当該ボディセンサ装置100は、比較的小型かつ薄型に形成されることで、装着位置の自由度をより向上させることも可能となる。
また、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、身体の各種部位に装着されることで、当該部位の動きを直接センシングすることが可能である。また、複数のボディセンサ装置100を利用することで、身体の複数の部位それぞれの動きを個別にセンシングし、各ボディセンサ装置100それぞれのセンシング結果を統合することで、身体の動き(例えば、スイングのフォーム等)を分析することも可能である。そのため、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、例えば、ゴルフクラブやラケット等のような道具に装着されたセンサによるセンシング結果に基づき、身体の動きを間接的にセンシングする場合に比べて、身体の動きをより正確にセンシングすることが可能となる。
また、本実施形態に係るボディセンサ装置100は、所謂スマートフォンやタブレット端末のような通信端末に対して無線の通信経路を介して、自身が装着された部位の動きのセンシング結果を送信することが可能である。加えて、当該通信端末に対して所定のアプリケーションをインストールすることで、ボディセンサ装置100によるセンシング結果に基づき各種情報を提示する機能を実現することも可能である。このように、本実施形態に係るボディセンサ装置100に依れば、身体の動き(例えば、スイング等)をセンシングして各種分析を行うためのシステムを、大掛かりな装置を要することなく、より簡素な構成としてより安価に実現することが可能となる。
<<2.第2の実施形態:シャフトセンサ装置>>
<2.1.シャフトセンサ装置の外観例>
続いて、本開示の第2の実施形態として、シャフトセンサ装置について説明する。まず、本実施形態に係るシャフトセンサ装置の概略的な構成の一例について説明する。本実施形態に係るシャフトセンサ装置200は、筐体の内部に加速度センサや角速度センサ等のような各種センサを備え、ゴルフクラブのシャフト等のように柱状の部材に装着されることで、当該部材の動き(例えば、シャフトの動き)をセンシングする。
例えば、図11は、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200の構造の一例を示した斜視図である。
図11に示すように、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200は、本体部210と、取付け部230とを含む。本体部210と取付け部230との間は着脱可能に構成されている。なお、本体部210と取付け部230との間を着脱するための構成の一例については詳細を別途後述する。
本体部210は、内部には各種センサ(例えば、加速度センサ、角速度センサ、ショックセンサ等)や、Blutooth等の通信規格に基づき無線の通信経路を介して他の装置と通信を行う通信部等が設けられている。また、本体部210は、バッテリーを内蔵しており、各種センサや通信部への電源供給を当該バッテリーにより行うことで、装置自体が独立して動作することが可能である。また、本体部210の筐体の一部には、シャフトセンサ装置200を操作するためのボタン等のような入力部213が設けられている。例えば、図11に示す例では、入力部213として、電源のON/OFFを操作するための入力部213aと、上記通信部の操作(例えば、通信部のON/OFFやペアリング等の操作)を行うための入力部213bと、が設けられている。
取付け部230は、柱状の部材810に対して本体部210を装着するための構成である。図11に示すように、取付け部230は、柱状の部材810の側面を把持することで当該柱状の部材810の一部に保持される。このように、取付け部230が柱状の部材810の一部に保持された状態で、当該取付け部230に対して本体部210を装着することで、当該本体部210が、取付け部230を介して柱状の部材810の一部に保持される。このような構成により、柱状の部材810に対してシャフトセンサ装置200が装着される。
以上、図11に示すように、柱状の部材810に対してシャフトセンサ装置200が装着されることで、当該シャフトセンサ装置200は、内部に設けられた各種センサにより当該部材810の動き(例えば、位置や向きの変化)をセンシングすることが可能となる。また、各種センサとしてショックセンサが設けられることで、シャフトセンサ装置200は、例えば、柱状の部材810に加わった衝撃を検出することも可能となる。これにより、例えば、ゴルフクラブのシャフトに対してシャフトセンサ装置200が装着されることで、当該シャフトセンサ装置200は、当該ゴルフクラブのヘッドがボールを打ったタイミング(即ち、インパクトタイミング)を検出することも可能となる。
以上、図11を参照して、本実施形態に係るシャフトセンサ装置の概略的な構成の一例について説明した。
<2.2.本体部及び取付け部の構成>
続いて、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200の本体部210及び取付け部230の構成の一例についてより詳細に説明する。例えば、図12及び図13は、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200の本体部210及び取付け部230の構成の一例について説明するための説明図であり、取付け部230から本体部210を取り外した状態を示している。
例えば、図12は、取付け部230から本体部210を取り外した状態において、本体部210及び取付け部230を、当該本体部210側から見た場合における斜視図に相当する。なお、以降の説明では、本体部210の筐体211うち、入力部213が設けられた面を「表面」と称し、当該表面とは逆側の面を「裏面」とも称する。即ち、図11〜図13に示す例では、本体部210は、参照符号214で示された筐体211の裏面側が取付け部230の一部に当接するように、当該取付け部230に取り付けられることとなる。
図12に示すように、取付け部230は、把持部材231と、筐体233と、ロック機構235とを含む。
把持部材231は、中空かつ略円筒状の部材であり、側面の一部に軸方向に沿って切り欠きが設けられている。把持部材231は、例えば、金属または樹脂等により形成されており、内部に柱状の部材が挿入された状態で外側面が押圧されると、最大で切欠きの幅の分だけ外周がより短くなるように(即ち、内径がより小さくなるように)変形し、当該変形に伴い内側面が柱状の部材の外側面に当接する。即ち、把持部材231の内側面により、柱状の部材の外側面が把持される。
筐体233は、少なくとも一部が把持部材231の一部と係合し、一部が把持部材231の外側面と当接した状態で、後述するロック機構235とともに当該把持部材231の外側面を把持することで、当該把持部材231を一部に保持する。即ち、ロック機構235は、筐体233とともに、当該筐体233の一部に把持部材231を保持するための構成である。このような構成に基づき、柱状の部材の外側面を把持した把持部材231が筐体233の一部に保持されることで、相対的に筐体233が柱状の部材の一部に保持されることとなる。なお、筐体233及びロック機構235が、把持部材231を保持するための詳細な構成の一例については別途後述する。
また、筐体233の一部には、取付け部230に対して本体部210を取り付けるための構成が設けられている。例えば、図12に示す例では、筐体233における、取付け部230が柱状の部材に対して装着された場合に、当該部材とは逆側に位置する外周面の一部に相当する位置に、当該取付け部230に対して(即ち、筐体233に対して)本体部210を取り付けるための装着部237が設けられている。例えば、図11に示す例では、筐体233において、参照符号233aで示された端面上に、装着部237として、本体部210の筐体211の一部(即ち、参照符号214で示された裏面)と嵌合する嵌合部237a及び237bが設けられている。より具体的な一例として、図11に示す例では、嵌合部237a及び237bは、凸状の部材として構成されており、当該嵌合部237a及び237bが、本体部210側に設けられた凹部と嵌合することで、取付け部230に対して本体部210が取り付けられる。なお、装着部237には、取付け部230に対して本体部210が取り付けられた状態を維持するためのロック機構が設けられていてもよい。
次いで、図13を参照して、本体部210の構成のうち特に筐体211の裏面214側の構成に着目して説明する。図13は、取付け部230から本体部210を取り外した状態において、本体部210及び取付け部230を、当該本体部210の筐体211の裏面214側から見た場合における斜視図に相当する。
図13に示すように、筐体211の裏面214側には、本体部210を取付け部230に取り付けるための装着部215が設けられている。具体的には、図13に示す例では、装着部215は、図12を参照して説明した凸状の嵌合部237a及び237bと嵌合する凹部として形成されている。また、凹部として形成された装着部215の内部(例えば、内側面や底面)には、本体部210に内蔵されたバッテリーに対して電力を充電するための充電用端子217が設けられている。即ち、装着部215が充電器に対して本体部210を取り付けるための役割も担っており、充電器に対して本体部210が取り付けられた場合に、充電器側の給電端子に対して、本体部210側に設けられた充電用端子217が電気的に接続される。
また、筐体211の裏面214側には、各種設定をリセットするためのリセットスイッチ219が設けられている。具体的には、図13に示す例では、筐体211の裏面214の一部に孔部が設けられており、当該孔部の内部にリセットスイッチ219が設けられている。このような構成により、取付け部230に本体部210が取り付けられた場合においても、取り付け部230側の一部によりリセットスイッチ219が操作されるような事態の発生を防止することが可能となる。
続いて、図14を参照して、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200における取付け部230のロック機構235の構成の一例について説明する。図14は、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200の構成の一例を示した斜視図であり、ロック機構235の構成の一例を示している。
図14に示すように、筐体233は、装着部237が設けられた面233aとは逆側に、把持部材231の外側面の少なくとも一部が当接するように凹部が形成された支持部239を有する。
また、ロック機構235は、例えば、所謂三つ折れ方式のバックルとして構成されている。即ち、ロック機構235は、折り畳まれた状態において、支持部239とともに把持部材231の外側面を締め付け、当該把持部材231により柱状の部材810の外側面を把持することで、当該部材810を支持する。これにより、柱状の部材810の一部にシャフトセンサ装置200が保持される。
ここで、ロック機構235のより詳細な構成について説明する。図14に示すように、ロック機構235は、カバー部材235a、中板235b、及び下板235cを含む。カバー部材235a、中板235b、及び下板235cそれぞれは、長尺な部材であり、長手方向において湾曲している。特に、下板235cは、ロック機構235が折り畳まれた状態(三つ折れ状態)において、支持部239が設けられた位置から連続して、把持部材231の外側面に沿うように湾曲している。
カバー部材235aは、長手方向の一方の端部が、支持部239のうち、当該支持部239に形成された凹部の内側面の円周方向に沿った一方の端部側に対して回動可能に取り付けられる。同様に、下板235cは、長手方向の一方の端部が、当該支持部239のうち、当該円周方向の他方の端部側に対して回動可能に取り付けられる。
中板235bは、長手方向の一方の端部が、カバー部材235aの長手方向の端部のうち支持部239に取り付けられた端部とは逆側の端部近傍に、当該カバー部材235aに対して回動可能に取り付けられる。また、中板235bは、長手方向の他方の端部が、下板235cの長手方向の端部のうち、支持部239に取り付けられた端部とは逆側の端部に、当該下板235cに対して回動可能に取り付けられる。
下板235cは、長手方向に沿って表裏に貫通する切欠き部237dが形成された枠状の部分を有する。
中板235bは、下板235cの切欠き部237dよりも狭い幅に形成されている。このような構成により、三つ折れ状態において、中板235bは切欠き部237d内に嵌め込まれ、中板235bと下板235cとがほぼ面一となるようになっている。
カバー部材235aは、ロック機構235が折り畳まれた状態(三つ折れ状態)において、下板235c及び中板235bの外側面の上に重なり合うように配置される。
以上のような構成により、ロック機構235が折り畳まれると、支持部239により支持された把持部材231の外側面に対して下板235c及び中板235bの内側面が当接する。そして、当該下板235c及び中板235bと、把持部材231と、により、把持部材231の外側面が押圧され、当該把持部材231は、最大で外側面に設けられた切欠きの幅の分だけ外周がより短くなるように(即ち、内径がより小さくなるように)変形する。これにより、把持部材231の内側面が、柱状の部材831の外側面に当接することとなり、当該把持部材231の内側面と、当該部材831の外側面と、の間に生じる摩擦力により、柱状の部材831の一部に取付け部230(ひいては、シャフトセンサ装置200)が保持される。
なお、上述したロック機構235の構成はあくまで一例であり、ゴルフクラブのシャフト等のような柱状の部材の一部に取付け部230(ひいては、シャフトセンサ装置200)を保持することが可能であれば、ロック機構235の構成は必ずしも図14に示す例には限定されない。
以上、図11〜図14を参照して、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200の本体部210及び取付け部230の構成の一例についてより詳細に説明した。
<2.3.評価>
以上、説明したように、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200は、ゴルフのシャフト等のような柱状の部材の側面を把持することで当該部材に保持される取付け部230と、当該取付け部230に対して着脱可能に構成された本体部210と、を含む。本体部210は、内部には各種センサや、無線の通信経路を介して他の装置と通信を行う通信部等が設けられている。また、本体部210の筐体211のうち、取付け部230に取り付けられる端面(裏面214)には、取付け部230側に設けられた凸状の装着部237と嵌合可能に構成された凹状の装着部215が設けられている。また、凹部として形成された装着部215の内部には、本体部210に内蔵されたバッテリー対して電力を充電するための充電用端子217が設けられている。また、本体部210の筐体211の裏面214側には、各種設定をリセットするためのリセットスイッチ219が設けられていてもよい。
以上のような構成により、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200は、取付け部230に対して本体部210が装着された場合に、充電用端子217やリセットスイッチ219が、取付け部230により遮蔽され外部に露出しない状態となる。このような構成により、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200は、例えば、ゴルフクラブ等の道具の動きのセンシング中に、充電用端子217がショートするような事態や、リセットスイッチ219が不用意に操作されるような事態の発生を防止することが可能となる。
また、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200は、第1の実施形態に係るボディセンサ装置100と同様に、各種センサや通信部への電源供給をバッテリーにより行うことで、装置自体が独立して動作することが可能である。また、シャフトセンサ装置200は、無線の通信経路を介して他の装置(例えば、スマートフォン等)と通信可能に構成されており、例えば、各種センサによるセンシング結果を示す情報を、当該通信経路を介して他の装置に送信する。このような構成により、シャフトセンサ装置200は、例えば、有線で接続された外部装置から電源供給が行われる場合に比べて、装置が装着された部材(例えば、ゴルフクラブのシャフト等)の動きや、当該部材を保持するユーザの身体の動き等が阻害される事態の発生を防止することが可能となる。
また、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200は、前述したように所謂スマートフォンやタブレット端末のような通信端末に対して無線の通信経路を介して、自身が装着された部位の動きのセンシング結果を送信することが可能である。加えて、当該通信端末に対して所定のアプリケーションをインストールすることで、シャフトセンサ装置200によるセンシング結果に基づき各種情報を提示する機能を実現することも可能である。このように、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200に依れば、身体の動き(例えば、スイング等)をセンシングして各種分析を行うためのシステムを、大掛かりな装置を要することなく、より簡素な構成としてより安価に実現することが可能となる。
また、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200と、前述した第1の実施形態に係るボディセンサ装置100と、のそれぞれによるセンシング結果を利用することで、ユーザの身体の動きをより詳細に分析することも可能となる。なお、本実施形態に係るシャフトセンサ装置200によるセンシング結果を利用することで各種情報をユーザに提示するユーザインタフェース(UI)の一例については、他の実施形態として別途後述する。
<<3.第3の実施形態:情報処理システム>>
続いて、本開示の第3の実施形態として、前述した実施形態に係るボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200等によるセンシングの結果に基づき身体の動きを解析するシステムの一例と、当該解析結果をユーザに提示するためのUIの一例とについて説明する。なお、本説明では、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200により、ゴルフのスイング時におけるユーザの身体やゴルフクラブの動きをセンシングし、センシング結果に基づき各種分析やシミュレーションを行うことで各種情報を提示する場合の一例について説明する。
<3.1.システム構成>
まず、図15を参照して、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例について説明する。図15は、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例について説明するための説明図である。図15に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、ボディセンサ装置100a〜100cと、シャフトセンサ装置200と、端末装置500とを含む。ボディセンサ装置100a〜100cと、シャフトセンサ装置200と、のそれぞれは、無線の通信経路を介して端末装置500と接続されている。
ボディセンサ装置100a〜100cは、ユーザUaの身体の各種部位のうち互いに異なる部位に装着され、当該部位の動きをセンシングする。例えば、図15に示す例では、ボディセンサ装置100aは、ユーザUaの腕(利き腕とは逆側の腕)に装着されている。また、ボディセンサ装置100bは、ユーザUaの背中に装着されている。また、ボディセンサ装置100cは、ユーザUaの腰に装着されている。また、シャフトセンサ装置200は、ユーザUaが保持するゴルフクラブに装着されている。
以上のような構成の基で、ボディセンサ装置100a〜100cは、自身が装着された部位の動きをセンシングし、センシング結果を示す情報を、無線の通信経路を介して端末装置500に送信する。同様に、シャフトセンサ装置200は、ゴルフクラブの動きをセンシングし、センシング結果を示す情報を、無線の通信経路を介して端末装置500に送信する。
端末装置500は、例えば、スマートフォンやタブレット端末のような情報処理装置として構成されている。なお、図15に示す例では、端末装置500は、撮像部510と、出力部530とを含む。出力部530は、所謂ディスプレイ等のように、表示情報を画面に表示することでユーザに各種情報を提示する出力インタフェースである。撮像部510は、所謂デジタルカメラ等のように、静止画像や動画像等のような映像を撮像するための構成である。なお、図15に示す例では、撮像部510は、所謂インカメラとして構成され、出力部530の画面と対向する領域の画像を撮像可能に構成されている。
このような構成の基で、図15に示す情報処理システム1では、撮像部510によりユーザUaの映像(特に、ユーザUaの身体の動きを示す)を撮像し、ユーザUa側に向けられた出力部530を介して当該ユーザUaに各種情報を提示する。このような構成により、ユーザUaは、例えば、端末装置500の撮像部510による自身の身体の動きの撮像結果に基づく映像(例えば、動画像)を、当該端末装置500の出力部530を介して確認することも可能である。
また、端末装置500は、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200による各部の動きのセンシング結果に基づき、ユーザの身体の動きを解析する機能を有する。これにより、端末装置500は、ボディセンサ装置100a〜100cやシャフトセンサ装置200からセンシング結果を取得することで、例えば、ユーザUaのスイングのフォームを解析し、出力部530を介して解析結果をユーザUaに提示することも可能である。なお、ユーザの身体の動きを解析する機能の一例については別途後述する。また、上記機能については、例えば、端末装置500に所定のアプリケーションをインストールすることで実現することが可能である。
なお、図15に示した構成はあくまで一例であり、必ずしも本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成を限定するものではない。具体的な一例として、ユーザUaの映像を撮像する撮像部として、端末装置500とは異なる撮像装置が適用されてもよい。また、端末装置500が各種情報を出力する出力先として、出力部530とは異なる他の出力装置(例えば、外付けのディスプレイ等)が適用されてもよい。
以上、図15を参照して、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例について説明した。
<3.2.UI>
続いて、本実施形態に係る情報処理システムが、ユーザの身体の動きの解析結果を提示するためのUIの一例について説明する。なお、本項では、端末装置500が、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200によるセンシング結果に基づき、ゴルフのスイング時におけるユーザの身体の動き(例えば、スイングフォーム)を分析し、分析結果に基づく情報をユーザに提示する場合の一例について説明する。
(1)メニュー画面
まず、図16を参照して、本実施形態に係るUIにおけるメニュー画面の一例について説明する。図16は、本実施形態に係るUIにおけるメニュー画面の一例を示した図である。図16に示すように、メニュー画面v110には、本実施形態に係るUIを介して端末装置500によりユーザに提供される各種機能が一覧として提示される。
端末装置500は、所定の入力部を介した操作に基づき、メニュー画面v110に提示された項目が選択されると、当該項目に対応した画面(即ち、当該項目が示す機能の画面)を、出力部530を介してユーザに提示する。
なお、メニュー画面v110に提示された項目に対応する機能の一例や、当該機能に対応する画面の一例については別途後述する。
(2)ホーム画面
続いて、図17を参照して、本実施形態に係るUIにおけるホーム画面の一例について説明する。図17は、本実施形態に係るUIにおけるホーム画面の一例を示した図である。図17に示すように、ホーム画面v120は、スイングフォームの分析結果として蓄積されたデータや、当該蓄積されたデータの集計結果に基づく情報等を、サマリーとして提示する。
例えば、参照符号v121で示す領域には、ショット数(即ち、分析したスイングの数)や、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200を利用したスイングの練習時間が、所定の単位ごとにグラフとして提示されている。より具体的には、図17に示す例では、棒グラフは所定の期間ごと(例えば、月、週、または日ごと)のショット数の推移を示しており、線グラフは当該所定の期間ごとの練習時間の推移を示している。なお、ショット数や練習時間の推移を示すグラフの提示単位については、所定の操作に基づき切り替えられてもよい。例えば、図17に示す例では、参照符号v123で示すように、各種情報の提示単位となる期間を、「Month」、「Week」、及び「Day」の間で切り替えるためのタブが提示されている。即ち、タブv123が操作されると、領域v121には、操作対象となるタブv123に対応した期間を情報の提示単位として、ショット数や練習時間の推移を示すグラフが提示される。
また、参照符号v125で示された領域には、タブv123に基づき指定された期間を提示単位として、スイングフォームの分析結果として蓄積されたデータのサマリーが提示される。例えば、図17に示す例では、領域v125には、ショット数を示す情報が提示されている。また、他の情報として、領域v125には、スイングの分析結果に基づきシミュレートされたボールの飛距離の分布を示すキャリーマップが、練習に使用されたゴルフクラブごとに提示されている。なお、図17に示す例はあくまで一例であり、必ずしも、所定の期間ごとに提示される情報の種別を限定するものではない。また、提示対象となる情報の種別については、例えば、各種設定の変更により選択的に切り替えられてもよい。
参照符号v129で示されたアイコンは、ホーム画面v120に提示される情報の少なくとも一部を、選択的に切り替えるための入力インタフェースである。具体的な一例として、アイコンv129に対する操作により、スイングフォームの分析結果に基づくボールの飛距離のシミュレート結果として提示される情報が、複数のデータ間における総和、最大値、及び平均値の間で選択的に切り替えられてもよい。もちろん、アイコンv129に対する操作により切り替えられる情報の種別や、当該切り替えの対象となる選択肢の種別は、必ずしも上記に示す例には限定されず、本実施形態に係るUIの利用シーンに応じて適宜設定されてもよい。
参照符号v127で示されたアイコンは、ユーザが端末装置500に対して練習の開始を支持するための入力インタフェースである。即ち、端末装置500は、アイコンv127に対する操作を受け付けると、例えば、スイングフォームの分析を開始するための各種設定や、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200からのセンシング結果の取得等のような、スイングフォームの分析に係る各種処理を開始する。
以上、図17を参照して、本実施形態に係るUIにおけるホーム画面の一例について説明した。
(3)ゴルフクラブごとの情報の提示
続いて、図18〜図20を参照して、分析結果として蓄積されたデータに基づく情報をゴルフクラブごとに提示するための画面の一例について説明する。
例えば、図18は、本実施形態に係るUIにおける、蓄積されたデータに基づく情報の提示画面の一例を示した図である。具体的には、図18に示す画面v130では、参照符号v133で示された領域に、ショット数と、ボールの飛距離のシミュレート結果と、のそれぞれを示す情報がゴルフクラブごとに提示されている。なお、当該画面v130では、ゴルフクラブごとのショット数及び飛距離に関する情報が、ショット数の多い順に提示されている。
また、参照符号v131で示すタブは、ゴルフクラブごとに提示されるショット数及び飛距離に関する情報の提示単位を指定するための入力インタフェースである。例えば、図18に示す例では、ショット数や飛距離に関する情報の提示単位を、「ALL」、「Month」、「Week」、及び「Day」の間で切り替えるためのタブv131が提示されている。即ち、タブv131が操作されると、領域v133には、操作対象となるタブv131に対応した提示単位で、ショット数及び飛距離に関する情報がゴルフクラブごとに提示される。なお、「ALL」として示されたタブv131は、過去に蓄積された全データを提示対象として指定することを意味している。
また、領域v133には、参照符号v134として示すように、ショット数及び飛距離に関する情報の提示対象となる日付を示す情報が提示されてもよい。例えば、領域v133に月ごとの情報が提示されている場合には、日付を示す情報v134として、情報の提示対象となる月を示す情報(例えば、年及び月を示す情報)が提示される。また、領域v133に週ごとの情報が提示されている場合には、日付を示す情報v134として、情報の提示対象となる週を示す情報(例えば、年、月、及び週を示す情報)が提示される。同様に、領域v133に日ごとの情報が提示されている場合には、日付を示す情報v134として、情報の提示対象となる日を示す情報(例えば、年、月、及び日を示す情報)が提示される。なお、過去に蓄積された全データが提示対象として選択されている場合には、日付を示す情報v134は表示されなくてもよい。
画面v130は、ショット数及び飛距離に関する情報の提示単位として、「Month」、「Week」、及び「Day」のいずれかが選択されている場合には、画面の切り替えに係る所定の操作(例えば、スワイプ操作)が受け付けられた場合に、情報の提示対象となる日付が変更されてもよい。具体的には、領域v133に対して月ごとの情報が提示されている状況で、左方向に向けてスワイプ操作が行われた場合には、操作前に情報の提示対象となっていた月よりも後の月に対応する情報が当該領域v133に提示されてもよい。また、右方向に向けてスワイプ操作が行われた場合には、操作前に情報の提示対象となっていた月よりも前の月に対応する情報が当該領域v133に提示されてもよい。また、領域v133に対して週ごとの情報が提示されている状況でスワイプ操作が受け付けられた場合には、操作前に情報の提示対象となっていた週よりも、後の週に対応する情報と前の週に対応する情報とのうち、当該スワイプ操作の方向に対応する情報が当該領域v133に提示されてもよい。これは、領域v133に対して日ごとの情報が提示されている場合についても同様である。
画面v130では、ゴルフクラブごとの飛距離に関する情報として、情報の提示単位として指定された期間における飛距離の平均値を示す情報と、当該期間における飛距離の最大値を示す情報と、が提示されている。これに対して、領域v133に提示される飛距離に関する情報の種別については、選択的に切り替えられてもよい。例えば、参照符号v135で示されたプルダウンメニューは、領域v133に提示される情報の少なくとも一部を、選択的に切り替えるための入力インタフェースである。具体的な一例として、プルダウンメニューv135に対する操作により、領域v133に提示される飛距離に関する情報の少なくとも一部が、例えば、情報の提示単位として指定された期間における総和、最大値、及び平均値の間で選択的に切り替えられてもよい。
参照符号v136で示されたアイコンは、領域v133に提示されたゴルフクラブごとの情報を並び替える条件を指定するための入力インタフェースである。例えば、図18に示す画面v130では、ゴルフクラブごとの情報がショット数の多い順に提示されているが、アイコンv136に対する操作により、ゴルフクラブごとの情報が、ショット数とは異なる条件に基づき並べ替えられてもよい。
例えば、図19は、本実施形態に係るUIにおける、蓄積されたデータに基づく情報の提示画面の他の一例を示した図である。具体的には、図19に示す画面v140は、図18に示した画面v130において提示されたゴルフクラブごとの情報が、ゴルフクラブの番号順に並び替えられて提示された場合の一例を示している。
また、図18に示す画面v130の領域v133に提示されたゴルフクラブごとの情報が選択されることで、当該ゴルフクラブに対応するより詳細な情報が提示されてもよい。例えば、図20は、本実施形態に係るUIにおける、蓄積されたデータに基づく情報の提示画面の他の一例を示した図であり、ゴルフクラブごとのより詳細な情報を提示する場合の画面の一例を示している。例えば、図20に示す画面v150では、参照符号v153として示された領域に、選択されたゴルフクラブについて、ショットの総数を示す情報と、飛距離ごとのショット数の分布を示す情報とが、振り幅に応じたスイングの種別(例えば、「Full」、「Half」、「1/3」、及び「1/4」等)ごとに提示されている。また、領域v153に提示される情報の提示単位については、図18に示す画面v130と同様に、参照符号v151として示したタブにより切り替えることが可能である。
以上、図18〜図20を参照して、分析結果として蓄積されたデータに基づく情報をゴルフクラブごとに提示するための画面の一例について説明した。
(4)スイングフォームの解析のための初期設定画面
続いて、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200により、スイング時におけるユーザの身体の動きをセンシングし、スイングフォームを解析するための初期設定に係る画面の一例について説明する。
例えば、図21は、本実施形態に係るUIにおける、スイングフォームの解析のための初期設定の画面の一例を示した図であり、使用するゴルフクラブを選択する画面の一例を示している。ユーザは、参照符号v161で示されたプルダウンを操作することで、使用するゴルフクラブの番号を指定し、参照符号v163で示されたOKボタンを操作することで、使用するゴルフクラブを決定する。以上のように、使用するゴルフクラブが指定されることで、端末装置500は、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200によるセンシング結果に基づき、各種シミュレーションを行うことが可能となる。具体的な一例として、端末装置500は、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200によるセンシング結果に基づきスイング速度やインパクトの位置を算出することが可能である。そのため、端末装置500は、例えば、スイング速度やインパクトの位置の算出結果と、使用するゴルフクラブの設定(例えば、選択されたゴルフクラブのフェース角)とに基づき、ボールの球筋や飛距離をシミュレートすることも可能となる。
また、図22は、本実施形態に係るUIにおける、スイングフォームの解析のための初期設定の画面の他の一例を示した図であり、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200に設けられた各種センサのキャリブレーションを行うための画面の一例である。具体的には、図22示す画面v170では、参照符号v171で示された領域に、ゴルフクラブを構えた状態を示す画像情報(例えば、シルエット)を提示することで、ユーザに対して画像情報と同様にゴルフクラブを構えた状態を保持する旨が通知される。このように、端末装置500は、画面v170をユーザに提示し、ゴルフクラブが構えられた状態が保持されている期間中に、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200の初期設定(例えば、初期位置の認識)を行う。また、このとき参照符号v173に示すように、各種センサのキャリブレーションの進捗状況を示す情報がプログレスバーとして提示されてもよい。
また、参照符号v173として示すように、領域v171に対して提示される情報を選択的に切り替えるためのオプションメニューが設けられていてもよい。具体的な一例として、オプションメニューv173からの指定により、領域v171に対して、所定の撮像部(例えば、端末装置500の撮像部510)により撮像された画像が表示できるように構成されていてもよい。例えば、所定の撮像部により撮像されたユーザの画像が領域v171に表示されることで、当該ユーザは、当該領域v171に提示されたシルエットに自身の撮像結果が略一致するように、身体の位置やゴルフクラブの構え方を調整することが可能となる。
また、他の一例として、オプションメニューv173からの指定により、領域v171に表示させる画像を撮像する撮像部を選択的に切り替えられるように構成されていてもよい。例えば、図22に示す例では、当該画像を撮像する撮像部として、端末装置500の出力部530側に設けられた撮像部(インカメラ)と、端末装置500の出力部530とは逆側に設けられた撮像部(アウトカメラ)と、端末装置500とは異なる他の撮像装置と、のいずれかを選択することが可能である。
また、ユーザと、当該ユーザの画像を撮像する撮像部と、の間の位置関係に応じて、領域v171に提示される、ゴルフクラブを構えた状態を示す画像情報(例えば、シルエット)を選択的に切り替えられるように構成されていてもよい。例えば、スイングのフォームを当該スイングの後ろ側(即ち、ボールが跳ぶ方向とは逆側)から撮像する場合には、当該画像情報として、ゴルフクラブを構えたユーザをスイングの後ろ側から撮像したようなシルエットが提示されてもよい。
以上、図21及び図22を参照して、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200により、スイング時におけるユーザの身体の動きをセンシングし、スイングフォームを解析するための初期設定に係る画面の一例について説明した。
(5)ボールの球筋や飛距離のシミュレーション結果の提示
続いて、図23〜図31を参照して、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200によるセンシング結果に基づき、ボールの球筋や飛距離のシミュレートを行い、その結果を提示するための画面の一例について説明する。図22〜図33は、本実施形態に係るUIにおける、ボールの球筋や飛距離のシミュレーション結果を提示するための画面の一例を示した図である。
例えば、図23に示す画面v180には、シミュレートされた飛距離の分布、ボールの球筋、及びスイングの分析結果に基づく情報が示されている。
具体的な一例として、参照符号v181で示された領域には、複数ショット分のスイングの分析結果に基づき、ショットごとにシミュレートされたボールの飛距離の分布を示すキャリーマップが示されている。具体的には、当該キャリーマップに示された円形状のプロットは、それぞれが各ショットのシミュレーション結果に対応している。即ち、円形状のプロットが示す位置が、当該プロットに対応するショットの飛距離を示している。
また、飛距離のシミュレーション結果が同じ値を示すショットが複数存在する場合には、キャリーマップには、飛距離が同じ値を示すショットの数に応じて、円形状のプロットに対して同心円が追加されて提示される。このような構成により、ユーザは、円形状のプロットに対して追加された同心円の数に応じて、当該プロットに対応する飛距離を示すショットの数を直感的に認識することが可能となる。
以上のような構成の基で、ユーザは、例えば、キャリーマップに提示されたプロットを選択することで、当該プロットに対応するショットに関する情報(例えば、球筋のシミュレーション結果やスイングの分析結果)を参照することが可能である。
例えば、参照符号v182で示した領域には、キャリーマップ上で選択されたプロットに対応するショットについて、ボールの球筋のシミュレーション結果を示す情報が提示されている。具体的な一例として、端末装置500は、スイングの分析結果に基づき、インパクト時におけるゴルフクラブのヘッドとボールとの間の位置関係や、選択されたゴルフクラブのフェースの傾斜角等の情報に基づき、ボールの球筋をシミュレートする。そして、端末装置500は、ボールの球筋のシミュレーション結果に基づき、当該球筋を視覚的に示した表示情報を領域v182に提示する。例えば、図23に示す例では、領域v182に表示される表示情報として、複数種類の球筋それぞれを示した矢印のうち、シミュレーション結果を示す矢印が強調表示された表示情報が提示されている。なお、ボールの球筋のシミュレーション結果を視覚的に示す表示情報のバリエーションとしては、例えば、参照符号v185として示した例が挙げられる。
また、参照符号v183a〜v183eには、キャリーマップ上で選択されたプロットに対応するショットについて、スイングの分析結果を示す各種情報が提示されている。例えば、領域v183aには、対応するショットの飛距離のシミュレーション結果が数値で示されている。また、領域v183bには、振り幅に応じたスイングの種別を示す情報と、ゴルフクラブのヘッドスピードの算出結果を示す情報と、が提示されている。なお、スイングの種別を示す情報としては、例えば、参照符号v184として示した例(即ち、「Full」、「Half」、「1/3」、及び「1/4」等)が挙げられる。また、領域v183cには、ゴルフクラブのフェースの傾斜角を示す情報が提示されている。また、領域v183dには、スイングの軌道を示す情報(例えば、「Outside-In」、「Inside-In」、「Inside-Out」等)が提示されている。また、領域v183eには、ゴルフクラブのフェース部分とボールが衝突する角度(即ち、アタックアングル)の算出結果示す情報が提示されている。
また、画面v180は、複数種類の画面(例えば、ゴルフクラブごとの画面等)が、タブ等により選択的に切り替えられるように構成されていてもよい。そのため、例えば、図23に示す例では、参照符号v187として示すように、複数種類の画面のうち、表示されている画面を示すタブインディケータが提示されていてもよい。
また、画面v180には、参照符号v186として示すように、次のスイングの分析の準備状況を示すインディケータが提示されていてもよい。
また、図24に示す画面v190は、図23に示す画面v180の領域v181に提示されたキャリーマップを拡大表示した場合の一例を示している。図24に示すように、画面v190には、スライダーを左右方向に操作可能に構成されたシークバーv191が提示されている。シークバーv191の左右方向の位置のうち、左端は、情報の提示対象となる各ショットのデータのうち最も古いデータに対応しており、右端が最も新しいデータに対応している。即ち、シークバーv191のスライダーが左端から右端に向けて操作されると、データが取得された順序で当該データに対応するプロットがキャリーマップ上に追加される。また、シークバーv191のスライダーが右端から左端に向けて操作されると、キャリーマップ上に提示されたプロットのうち、最も新しいデータに対応するプロットがキャリーマップ上から順次削除される。このような構成により、ユーザは、例えば、シークバーv191を左右に操作することで、練習中のショットの推移を時系列に沿って視覚的に確認することが可能となる。
また、図25に示す画面v200は、キャリーマップとして提示される情報の一態様について示した図である。図25に示す画面v200は、参照符号v201で示された領域に提示されたキャリーマップの態様が、図23に示す画面v180と異なる。具体的には、図25に示す例では、所定の飛距離を基準として、ショットの正確性を示す情報(換言すると、ショットごとの飛距離のばらつきを示す情報)や、基準となる飛距離に対する各ショットの飛距離の乖離度を示す情報等が、スコアとして提示されている。なお、参照符号v202〜v207で示された情報は、図23に示す画面v180において参照符号v182〜v187として示された情報と同様である。
また、図26に示す画面v210は、過去に取得された、ボールの球筋や飛距離のシミュレーション結果を示すデータの一覧を、履歴として提示する画面の一例を示している。具体的には、図26に示す画面v210では、参照符号v213で示された領域に、ショット数を示す情報とキャリーマップとが、情報の提示単位として設定された期間ごとに一覧として提示されている。なお、領域v213に提示される情報の提示単位については、例えば、参照符号v211として示したタブにより切り替えることが可能である。具体的な一例として、図26に示す画面v210では、情報の提示単位として、「Month」、「Week」、及び「Day」を指定することが可能である。
また、領域v213に提示される情報を、所定の条件に基づきフィルタリングする機能が設けられていてもよい。例えば、参照符号v215で示されたプルダウンメニューは、ゴルフクラブの番号を条件として、領域v213に提示される情報をフィルタリングするための入力インタフェースである。即ち、プルダウンメニューv215に対する操作に基づきゴルフクラブの番号が指定されると、指定された番号のゴルフクラブに対応するデータが抽出され、領域v213に一覧として提示される。また、参照符号v217で示されたプルダウンメニューは、振り幅に応じたスイングの種別を条件として、領域v213に提示される情報をフィルタリングするための入力インタフェースである。即ち、プルダウンメニューv217に対する操作に基づきスイングの種別が指定されると、指定されたスイングの種別に対応するデータが抽出され、領域v213に一覧として提示される。
続いて、図27を参照して、図26に示す履歴から選択されたキャリーマップを提示するための画面の一例について説明する。図27に示すように、履歴から選択されたキャリーマップを提示する画面v220は、図24を参照して説明した画面v190と同様に、ショットごとにシミュレートされたボールの飛距離の分布が提示される。
また、図27に示すように、画面v220には、スライダーを左右方向に操作可能に構成されたシークバーv221が提示されている。シークバーv221は、キャリーマップの提示対象となる日付を指定するための入力インタフェースである。シークバーv221の左右方向の位置のうち、左端は、情報の提示対象となる各データのうち日付の最も古いデータに対応しており、右端が最も新しい日付のデータに対応している。即ち、シークバーv221が操作されると、スライダーの位置に応じた日付に対応するデータに基づくキャリーマップが表示される。このような構成により、ユーザは、例えば、シークバーv221を左右に操作することで、日付ごとのキャリーマップの推移を時系列に沿って確認することが可能となる。
また、飛距離のシミュレーション結果が同じ値を示すショットが複数存在する場合には、キャリーマップには、参照符号v223として示すように、飛距離が同じ値を示すショットの数に応じて、円形状のプロットに対して同心円が追加されて提示される。より具体的には、円形状のプロットに対して追加された同心円のそれぞれは、1ショット分のデータに対応している。このような構成により、ユーザは、円形状のプロットに対して追加された同心円の数に応じて、当該プロットに対応する飛距離を示すショットの数を直感的に認識することが可能となる。
また、同心円が追加されたプロットがタップ操作等により選択されると、当該プロット及び同心円が示す複数のショットそれぞれに対応するデータが、互いに異なるプロットとして横方向に展開するように提示される。例えば、参照符号v224として示すプロットは、3ショット分のデータが含まれることを示している。このプロットがタップ操作等により選択されると、参照符号v225として示すように、3ショット分のデータそれぞれに対応するプロットが横方向に展開するように提示される。このとき、各ショットに対応するプロットには、ショット番号を示す情報が関連付けられて提示されてもよい。
また、詳細は後述するが、所望のショットのシミュレーション結果(例えば、スイング分析結果)をお気に入り(Favorite)として登録することも可能である。そのため、お気に入りとして登録されたショットに対応するプロットは、他のショットに対応するプロットとは異なる表示態様で提示されてもよい。例えば、図27に示す例では、参照符号v226として示すように、お気に入りとして登録されたショットに対応するプロットが、他のショットに対応するプロットとは異なる色で提示されている。
なお、画面v220には、図26を参照して説明した画面v210と同様に、提示対象となる情報を各種条件(例えば、ゴルフクラブの番号やスイングの種別等)に基づきフィルタリングするための機能が設けられていてもよい。この場合には、当該画面v220には、フィルタリングの条件を指定するための入力インタフェース(例えば、図26に示すプルダウンメニューv215及びv217に相当する入力インタフェース)が提示されていてもよい。
続いて、図28を参照して、ボールの球筋や飛距離のシミュレーション結果や、スイングの分析結果を履歴として提示する画面の一例について説明する。例えば、図28に示す画面v230では、過去に蓄積された、ボールの球筋や飛距離のシミュレーション結果や、スイングの分析結果を示すデータに基づき、飛距離、ゴルフクラブのヘッドスピード、ボールの球筋、アタックアングル、及びスイングテンポのそれぞれを示す情報の履歴が提示されている。
具体的には、参照符号v231で示された領域には、飛距離のシミュレーション結果を示す情報の履歴が、ショットごとに時系列に沿って棒グラフとして提示されている。また、参照符号v232で示された領域には、ゴルフクラブのヘッドスピードの算出結果を示す情報の履歴が、ショットごとに時系列に沿って棒グラフとして提示されている。また、参照符号v234で示された領域には、アタックアングルの算出結果示す情報の履歴が、ショットごとに時系列に沿って棒グラフとして提示されている。また、参照符号v235で示された領域には、スイングテンポの分析結果示す情報の履歴が、ショットごとに時系列に沿って帯グラフとして提示されている。このような構成により、ユーザは、過去の練習結果に応じたスイングの各種分析や飛距離のシミュレーションの結果の推移を、時系列に沿って確認することが可能となる。
また、参照符号v233で示された領域には、球筋のシミュレーション結果を示す情報の履歴が、球筋ごとのデータの分布として提示されている。このような構成により、ユーザは、過去の練習結果に応じた球筋のシミュレーション結果の傾向を確認することが可能となる。
また、画面v230には、図26を参照して説明した画面v210と同様に、提示対象となる情報を各種条件(例えば、ゴルフクラブの番号やスイングの種別等)に基づきフィルタリングするための機能が設けられていてもよい。この場合には、当該画面v230には、フィルタリングの条件を指定するための入力インタフェース(例えば、図26に示すプルダウンメニューv215及びv217に相当する入力インタフェース)が提示されていてもよい。
なお、図22〜図28を参照して説明した画面の例はあくまで一例であり、各画面に表示される情報の種別及び態様や、各種情報が提示される位置(即ち、画面のレイアウト)は、必ずしも図22〜図28を参照して説明した例には限定されない。
例えば、図29は、球筋や飛距離のシミュレーション結果に基づくキャリーマップが提示された画面の一例を示している。具体的な一例として、図29に示すように、キャリーマップが提示された画面として、アッパーブローでスイングが行われた場合について情報が提示された画面v240と、ダウンブローでスイングが行われた場合について情報が提示された画面v250とが選択的に切り替え可能に提示されてもよい。
また、図29に示す例では、キャリーマップの提示態様が、図23及び図24を参照して説明したキャリーマップと異なり、ボールの方向ごとに飛距離の分布を示す情報が提示されている。具体的には、図29に示す例では、正面を基準とした左右の5方向それぞれについて、スイングごとに飛距離のシミュレーション結果に応じたプロットが提示されている。また、図29に示す例においても、図27を参照して説明した例と同様に、各方向において飛距離のシミュレーション結果が同じ値を示すショットが複数存在する場合には、キャリーマップには、飛距離が同じ値を示すショットの数に応じて、円形状のプロットに対して同心円が追加されて提示されてもよい。
また、図29に示す例では、画面中の上側の領域がキャリーマップの提示に利用され、下側の領域に、スイングテンポ、ゴルフクラブのヘッドスピード、飛距離を示す数値、ゴルフクラブのフェースの傾斜角、スイングの軌道、及びアタックアングル等を示す情報が提示されている。
また、図30に示す画面v260は、図29に示したキャリーマップの一例において、図27を参照して説明したように、各方向において飛距離のシミュレーション結果が同じ値を示すショットが複数存在する場合において、ショットごとのデータを展開した場合の一例を示している。具体的には、参照符号v261として示すプロットは、3ショット分のデータが含まれることを示している。このプロットがタップ操作等により選択されると、参照符号v263として示すように、3ショット分のデータそれぞれに対応するプロットが横方向に展開するように提示されている。また、このとき、各ショットに対応するプロットには、ショット番号を示す情報が関連付けられて提示されてもよい。また、お気に入りとして登録されたショットに対応するプロットは、他のショットに対応するプロットとは異なる表示態様(例えば、異なる色)で提示されてもよい。
また、図31に示す画面v270は、図29に示したキャリーマップの一例において、ボールの球筋や飛距離のシミュレーション結果の提示態様の一例を示している。具体的には、画面v270に示す例では、所定の操作により所望のプロットが選択された場合に、参照符号v271で示すように、当該プロットに対応するボールの球筋や飛距離のシミュレーション結果をアニメーションとして再現して提示している。このような構成より、ユーザは、ボールの球筋や飛距離のシミュレーション結果を直感的に認識することが可能となる。
以上、図23〜図31を参照して、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200によるセンシング結果に基づき、ボールの球筋や飛距離のシミュレートを行い、その結果を提示するための画面の一例について説明した。
(6)スイングフォームの分析結果の提示
続いて、図32〜図38を参照して、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200によるセンシング結果に基づき、スイングフォームの分析を行い、その結果を提示するための画面の一例について説明する。図32〜図38は、本実施形態に係るUIにおける、スイングフォームの分析結果を提示するための画面の一例を示した図である。
例えば、図32に示す画面v280には、スイングの分析結果に基づく各種情報が提示されている。
具体的な一例として、参照符号v281で示された領域には、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200によるセンシング結果に基づき算出されたスイングの軌跡(例えば、クラブヘッドの軌跡)が画像として視覚的に識別可能に提示されている。この場合には、端末装置500は、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200による身体の部位やゴルフクラブの動きのセンシング結果に基づき、当該ゴルフクラブの一部(例えば、ヘッド)の位置や向きの変化を時系列に沿って算出する。そして、端末装置500は、当該ゴルフクラブの一部の時系列に沿った位置や向きの変化の算出結果を、軌跡として可視化して提示すればよい。例えば、図32に示す例では、スイング時におけるゴルフクラブのヘッドの位置の変化の算出結果が、例えば、CG(Computer Graphics)等により3次元的な画像として、領域v281に提示されている。また、領域v281に提示されたスイングの軌跡を示す画像は、タップやドラッグ等の操作に基づき、3次元的に回転可能に提示されていてもよい。
また、領域v281に提示されるスイングの軌跡を示す画像は、当該スイングの時系列に沿った流れが動画像(例えば、アニメーション)として再生可能に提示されてもよい。具体的な一例として、スイングの軌跡の再生が開始されると、当該スイングの軌跡を示す画像が、スイングの開始位置から終了位置に向けて、時系列に沿って延伸するようなアニメーションとして提示されてもよい。また、このとき領域v281には、スイングの軌跡を示す動画像の再生や停止を制御するための入力インタフェースが提示されていてもよい。例えば、図32に示す例では、参照符号v282として示すように、スイングの軌跡を示す動画像の再生や停止を制御するための入力インタフェースとしてプログレスバーが提示されている。また、当該プログレスバー上には、スイング中の所定のタイミングを示すマーカが提示されていてもよい。例えば、図32に示す例において、プログレスバーの上側に提示された逆三角の形状のマーカは、ゴルフクラブのヘッドスピードがトップスピードとなったタイミングを示している。また、プログレスバーの下側に提示された三角の形状のマーカは、インパクトタイミングを示している。
また、参照符号v283で示された領域には、スイングの分析結果に基づく各種情報が数値情報として提示されている。例えば、図32に示す例では、「ゴルフクラブのヘッドスピード(Club head speed)」、「スイングテンポ(Swing tempo)」、「スイング全体に要した時間(Total swing)」、「アドレスからトップまでに要した時間(Addr.−Top)」、及び「トップからスイングが終了するまでの時間(Top−Finish)」それぞれが数値情報として提示されている。
また、領域v283に提示される各情報については、スイングの一連の流れのうち少なくとも一部のタイミングと同期するように、提示タイミングが制御されてもよい。具体的な一例として、「アドレスからトップまでに要した時間(Addr.−Top)」については、バックスイングがトップに到達したタイミングで提示されてもよい。また、「トップからスイングが終了するまでの時間(Top−Finish)」と「スイングテンポ(Swing tempo)」とついては、スイングが終了したタイミングで提示されてもよい。
また、領域v281に提示されたスイングの軌跡を示す画像とあわせて、所定の撮像部により撮像された映像(例えば、スイングの動画像)が提示されてもよい。
また、参照符号v285に示すように、ショット数を示す情報が提示されていてもよい。なお、ショット数を示す情報v285としては、例えば、領域v281及びv283に提示されている情報に対応するショットの番号が提示されてもよい。また、他の一例として、ショット数を示す情報v285として、情報の提示対象となっている期間(例えば、「Month」、「Week」、及び「Day」等)におけるショット数の総数が提示されていてもよい。また、ショット数を示す情報v285については、所定の画面から図32に示す画面v280に遷移した場合に提示されてもよい。具体的な一例として、図26に示す画面v200のように、過去に取得された、分析結果やシミュレーション結果を示すデータの一覧を履歴として提示する画面から、選択されたデータに対応する情報が画面v280として提示された場合に、ショット数を示す情報v285が提示されてもよい。
参照符号v286で示されたアイコンは、画面v280に提示されている情報(即ち、スイングの分析結果を示す情報)を、「お気に入り」として登録するか否かを選択的に切り替えるための入力インタフェースである。また、参照符号v287で示されたアイコンは、所定の撮像部により撮像された映像(例えば、スイングの動画像)の表示及び非表示を選択的に切り替えるための入力インタフェースである。また、参照符号v288で示されたアイコンは、画面v280に提示されている情報(即ち、スイングの分析結果を示す情報)を、他の情報(即ち、他のスイングの分析結果を示す情報)と比較するための機能に対応する画面を呼び出すための入力インタフェースである。なお、比較機能については、詳細を別途後述する。
また、画面v280は、複数種類の画面(例えば、ゴルフクラブごとの画面等)が、タブ等により選択的に切り替えられるように構成されていてもよい。そのため、例えば、図32に示す例では、参照符号v289として示すように、複数種類の画面のうち、表示されている画面を示すタブインディケータが提示されていてもよい。
また、画面v280には、参照符号v284として示すように、次のスイングの分析の準備状況を示すインディケータが提示されていてもよい。
なお、画面v280にスイングの分析結果として提示される情報は、必ずしも過去に取得されたデータに基づく情報のみには限定されない。具体的な一例として、端末装置500が、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200から取得したセンシング結果に基づき、リアルタイムでスイングの分析を行い、画面v280に対して各種情報を提示してもよい。
また、図32を参照して説明した、スイングの分析結果を示す画面の例はあくまで一例であり、画面に表示される情報の種別及び態様や、各種情報が提示される位置(即ち、画面のレイアウト)は、必ずしも図32を参照して説明した例には限定されない。
例えば、図33に示す画面v290は、スイングの分析結果が提示された画面の他の一例を示している。図33に示す画面v290では、画面中の上側の領域がスイングの軌跡を示す画像の提示に利用され、下側の領域に、スイングテンポ、ゴルフクラブのヘッドスピード、飛距離を示す数値、ゴルフクラブのフェースの傾斜角、スイングの軌道、及びアタックアングル等を示す情報が提示されている。
図34に示す画面v300は、スイングの分析結果を示す情報とともに、所定の撮像部により撮像された映像(例えば、スイングの動画像)を提示する場合の一例を示している。具体的な一例として、画面v300では、図32に示す画面v280における領域v281に提示されたスイングの軌跡を示す画像に替えて、参照符号v301で示された領域に、所定の撮像部により撮像されたスイングの動画像が提示されている。なお、画面v300において、参照符号v303で示された領域に提示されている情報は、図32に示す画面v280において領域v283で示された領域に提示されている情報と同様である。
また、参照符号v302で示されたプログレスバーは、領域v301に提示される動画像の再生や停止を制御するための入力インタフェースである。プログレスバーv302には、例えば、図32を参照して説明したプログレスバーv282と同様に、ゴルフクラブのヘッドスピードがトップスピードとなったタイミングを示すマーカや、インパクトタイミングを示すマーカが提示されていてもよい。
参照符号v304、v305、v306、v307、及びv309で示された各種情報については、図32に示す例において、参照符号v284、v285、v286、v288、及びv289で示された情報と同様のため、詳細な説明は省略する。
また、画面v300には、例えば、ユーザが、領域v301に提示された動画像に対して、所定の操作を介して各種情報が関連付けるための機能が設けられていてもよい。具体的な一例として、参照符号v308で示されたアイコンは、領域v301に提示された動画像に対して、手書きで情報を書き込むための所謂ドローイングツールを起動するための入力インタフェースである。
なお、画面v300に提示されるスイングの動画像は、必ずしも過去に記録された動画像のみには限定されない。具体的な一例として、端末装置500は、所定の撮像部により撮像された画像をリアルタイムで画面v300の領域v301に提示してもよい。なお、このとき端末装置500は、外部の撮像装置から転送された動画像を領域v301に提示してもよい。また、このとき端末装置500は、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200から取得したセンシング結果に基づき、リアルタイムでスイングの分析を行い、領域v303に対して当該分析結果に基づく各種情報を提示してもよい。
また、図34を参照して説明した、所定の撮像部により撮像されたスイングの動画像を提示する画面の例はあくまで一例であり、画面に表示される情報の種別及び態様や、各種情報が提示される位置(即ち、画面のレイアウト)は、必ずしも図34を参照して説明した例には限定されない。
例えば、図35に示す画面v310は、所定の撮像部により撮像されたスイングの動画像を提示する画面の他の一例を示している。図35に示す画面v310では、画面中の上側の領域が所定の撮像部により撮像された映像(即ち、スイングの動画像)の提示に利用され、下側の領域に、スイングテンポ、ゴルフクラブのヘッドスピード、飛距離を示す数値、ゴルフクラブのフェースの傾斜角、スイングの軌道、及びアタックアングル等を示す情報が提示されている。
また、図36に示す画面v320は、図35に示す画面v310において、提示された動画像に対して、所謂ドローイングツールにより手書きで情報が書き加えられた場合の一例を示している。具体的には、ユーザは、参照符号v321で示されたアイコンを操作してドローイングツールを起動することで、指等の操作体で画面上をなぞることにより、提示されたスイングの映像に重畳するように、所望の情報を手書きで書き加えることが可能である。
次いで、図37及び図38を参照して、図32を参照して説明したプログレスバーv282や、図34を参照して説明したプログレスバーv302等のように、各種動画像の再生や停止を操作するためのプログレスバーの一例についてより詳細に説明する。なお、本説明では、図37及び図38に示したプログレスバーv331a〜v331fそれぞれを一般的に示す場合には、単に「プログレスバーv331」と称する場合がある。
例えば、図37において、参照符号v331aは、動画像が一時停止中のプログレスバーv331の状態を示しており、参照符号v331bは、動画像が再生中のプログレスバーv331の状態を示している。図37に示すように、プログレスバーv331では、参照符号v332で示されたバー上に提示されたアイコンの横方向の位置が、再生される動画像における時間軸上の位置(即ち、再生時間)に対応している。なお、参照符号v331aで示すように、動画像の一時停止中は、バーv332上に提示されるアイコンとして、再生マークが付されたアイコンv333aが提示される。即ち、当該アイコンv333aが操作されることで、動画像の再生が開始される。また、参照符号v331bで示すように、動画像の再生中は、バーv332上に提示されるアイコンとして、一時停止マークが付されたアイコンv333bが提示される。即ち、当該アイコンv333bが操作されることで、動画像の再生が一時的に停止される。なお、以降の説明では、アイコンv333a及びv333bを特に区別しない場合には、単に「アイコンv333」と称する場合がある。
また、動画像の再生速度が選択的に切り替えられるように構成されていてもよい。例えば、参照符号v335に示すように、動画像の再生速度を指定するための入力インタフェースが設けられていてもよい。より具体的な一例として、図37に示す例では、再生速度として、「×1」、「×1/2」、「×1/4」、及び「×1/8」のいずれかが選択可能に構成されている。
また、バーv332は、表示態様の違いにより、スイングの一連の動きにおける各過程(例えば、テイクバック、トップ、ダウンスイング、インパクト、フォロー、及びフィニッシュ等)を識別可能に提示されていてもよい。例えば、図37に示す例では、参照符号v334で示されたマーカを提示することで、インパクトタイミングが示されている。また、図37に示す例では、インパクトタイミングの前後の期間がより強調されるように、バーv332において、当該期間に対応する部分が、他の期間に対応する部分とは異なる色で提示されている。
また、マーカv334は、動画像の再生時間がインパクトタイミングに近づくほど、より強調表示されるように表示態様が制御されてもよい。例えば、参照符号v331cとして示した例では、動画像の再生時間がインパクトタイミングに近づくほど、マーカv334のサイズがより拡大するように、当該マーカv334の表示態様が制御されている。具体的には、参照符号v334cで示した状態が、再生時間がインパクトタイミングと略一致した状態を示している。即ち、動画像の再生時間がインパクトタイミングに近づくほど、参照符号v334a〜v334cとして示すように、マーカv334のサイズはより拡大するように制御される。そして、動画像の再生時間がインパクトタイミングを過ぎると、参照符号v334c〜v334eとして示すように、再生時間が進むほどマーカv334のサイズがより縮小するように制御される。
また、図38において、参照符号v331dとして示すように、動画像の再生が一時的に停止されている状態においては、参照符号v336a及びv336bとして示すように、動画像をコマ送りするための入力インタフェースが表示されてもよい。具体的には、参照符号v336aで示されたアイコンは、動画像の再生時間を時系列に沿った方向に所定のフレーム数分(例えば、1フレーム分)だけ移動させる(即ち、時系列に沿ってコマ送りする)ための入力インタフェースである。また、参照符号v336bで示されたアイコンは、動画像の再生時間を時系列とは逆の方向に所定のフレーム数分(例えば、1フレーム分)だけ移動させる(即ち、時系列とは逆の方向にコマ送りする)ための入力インタフェースである。
また、プログレスバーv331は、アイコンv333をドラッグすることで、動画像の再生時間を明示的に指定することも可能である。なお、参照符号v331eとして示すように、動画像が一時的に停止している状態において、アイコンv333aに対してドラッグ操作が行われた場合には、当該操作後のプログレスバーv331の状態は、動画像が一時的に停止している状態となるように制御されてもよい。同様に、参照符号v331fとして示すように、動画像が再生中の状態において、アイコンv333bに対してドラッグ操作が行われた場合には、当該操作後のプログレスバーv331の状態は、動画像が再生中の状態となるように制御されてもよい。
以上、図32〜図38を参照して、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200によるセンシング結果に基づき、スイングフォームの分析を行い、その結果を提示するための画面の一例について説明した。
(7)スイングフォームの比較
続いて、図39〜図44を参照して、互いに異なるショットに対応するスイングフォームの分析結果を比較するための画面の一例について説明する。まず、図39〜図42を参照して、所定の撮像部により撮像されたスイングの動画像を互いに異なるショット間で比較する画面の一例について説明する。図39〜図42は、本実施形態に係るUIにおける、スイングの動画像を互いに異なるショット間で比較するための画面の一例を示した図である。
例えば、図39に示す画面v340は、比較元及び比較対象となるデータを選択するための画面の一例を示している。具体的には、画面v340では、参照符号v341として示された領域に、過去に取得された分析結果やシミュレーション結果を示すデータの一覧が提示されている。なお、当該一覧の各項目には、各データに対応する情報の一部が提示されている。具体的な一例として、各データに対応する項目には、当該データが取得された日時、スイングの練習に利用したゴルフクラブの番号のような分析やシミュレーションに関連する設定に関する情報、及び分析結果やシミュレーション結果に対応する情報等のうち少なくとも一部の情報が提示される。また、各データに対応する項目には、当該データに関連付けられた動画像のサムネールが提示されていてもよい。このような構成の基で、ユーザは、領域v341に提示された一覧の中から、タップ操作等のような所定の操作に基づき、比較元及び比較対象となるデータに対応する項目を選択すればよい。
図40に示す画面v350は、比較元となる動画像と、比較対象となる動画像と、を縦方向に並べて表示することで、当該動画像間を比較可能に提示する画面の一例である。具体的には、参照符号v351aで示された領域には、比較元として選択された動画像が表示される。また、参照符号v351bで示された領域には、比較対象として選択された動画像が表示される。また、参照符号v352として、比較元の動画像と比較対象の動画像とを同期するように、各動画像の再生や停止を操作するためのプログレスバーが提示されている。また、プログレスバーv352には、比較元及び比較対象それぞれの動画像に提示されたスイングのインパクトタイミングを示すマーカが提示されている。
なお、スイングの動画像を互いに異なるショット間で比較する場合の比較方法として、例えば、「インパクトのみ同期する方法」と、「Clock同期を行う方法」とが挙げられる。
例えば、参照符号v352aで示されたプログレスバーは、インパクトのみを同期する方法に基づき、比較元及び比較対象の双方の動画像を同期して再生させる場合に提示されるプログレスバーの一例を示している。インパクトのみを同期する場合には、比較元及び比較対象の双方の動画像それぞれのスイングにおけるインパクトタイミングが一致するように、各動画像の再生タイミングが制御される。なお、この場合には、各画像の再生速度は一致することとなる。
また、他の一例として、参照符号v352bで示されたプログレスバーは、Clock同期する方法に基づき、比較元及び比較対象の双方の動画像を同期して再生させる場合に提示されるプログレスバーの一例を示している。Clock同期では、比較元及び比較対象の双方の動画像間において、一連のスイングの動作が略同期するように、比較元及び比較対象のうちの少なくともいずれかの動画像の再生タイミングや再生速度が制御される。
より具体的には、互いに異なるショット間において、スイングの開始タイミングやスイングスピードが一致するとは限らない。そのため、比較元及び比較対象の双方の動画像の再生速度を一致させると、あるタイミングにおいてスイング時におけるゴルフクラブの角度を一致させたとしても、他のタイミングにおいてゴルフクラブの角度が一致するとは限らない。そこで、Clock同期では、比較元及び比較対象の双方の動画像間において、一連のスイングの動作において複数のタイミングのそれぞれでゴルフクラブの角度が略一致するように(ひいては、一連の流れにおいてゴルフクラブの角度が常に略一致するように)、少なくとも一方の動画像の再生タイミングや再生速度を制御する。なお、プログレスバーv352bに示された、時計の針を模したアイコンのそれぞれは、当該時計の針が示す角度が、スイング時におけるゴルフクラブのシャフトの角度を示している。
Clock同期を利用することで、スイングスピードの異なるショット間において、スイングの一連の動作が同期するように、比較元及び比較対象の双方の動画像を再生することが可能となる。そのため、スイングスピードの異なるショット間における、スイングのフォームの一連の流れを比較することが可能となる。
参照符号v353で示されたアイコンは、各種機能を実行させるためのアイコンが提示されたメニューを表示するための入力インタフェースである。メニューとして提示されるアイコンとしては、例えば、参照符号v354〜v359で示されたアイコンが挙げられる。
具体的には、アイコンv354は、互いに異なるショット間における動画像の比較の解除を支持するための入力インタフェースである。
また、アイコンv355〜v357は、互いに異なるショット間においてそれぞれの動画像を比較する場合の比較方法を指定するための入力インタフェースである。具体的には、アイコンv355は、一方の動画像に対して他方の動画像を重畳させることで、互いに異なるショット間において動画像を比較する方法を選択するための入力インタフェースである。また、アイコンv356は、互いに異なるショットそれぞれに対応する動画像を縦方向に並べることで、当該ショット間において動画像を比較する方法を選択するための入力インタフェースである。また、アイコンv357は、互いに異なるショットそれぞれに対応する動画像を横方向に並べることで、当該ショット間において動画像を比較する方法を選択するための入力インタフェースである。
また、アイコンv358は、互いに異なるショット間において動画像を比較する方法を選択するための入力インタフェースである。なお、動画像を比較する方法としては、例えば、前述した「インパクトのみ同期する方法」と「Clock同期を行う方法」とが挙げられる。また、アイコンv359は、提示された動画像に対して、手書きで情報を書き込むための所謂ドローイングツールを起動するための入力インタフェースである。
また、他の一例として、図41に示す画面v360は、比較元となる動画像と、比較対象となる動画像と、を横方向に並べて表示することで、当該動画像間を比較可能に提示する画面の一例である。具体的には、参照符号v361aで示された領域には、比較元として選択された動画像が表示される。また、参照符号v361bで示された領域には、比較対象として選択された動画像が表示される。また、参照符号v362として、比較元の動画像と比較対象の動画像とを同期するように、各動画像の再生や停止を操作するためのプログレスバーが提示されている。プログレスバーv362は、図40を参照して説明したプログレスバーv352と同様である。
また、図40を参照して説明した画面v350と同様に、画面v360においても、動画像間の比較方法として、「インパクトのみ同期する方法」と、「Clock同期を行う方法」とのいずれかを選択することも可能である。そのため、異なるショット間における動画像の比較方法に応じて、プログレスバーv362として、当該同期方法に応じた入力インタフェース(例えば、図40に示すプログレスバーv352a及びv352b等)が提示されてもよい。
また、他の一例として、図42に示す画面v370は、比較元となる動画像と、比較対象となる動画像と、のうち一方に対して他方法を重畳させることで、当該動画像間を比較可能に提示する画面の一例である。例えば、図42に示す例では、参照符号v371で提示された領域において、比較元となる動画像に対して、半透明で提示された比較対象となる動画像が重畳表示され、各動画像が同期するように再生される。このとき、各動画像を同期させる方法については、図40に示す画面v350と同様に、「インパクトのみ同期する方法」と、「Clock同期を行う方法」とを選択することが可能である。また、参照符号v372として示すように、選択された動画像間の同期方法に応じて、当該同期方法に対応したプログレスバーが表示される。例えば、図42に示す例では、「Clock同期を行う方法」が選択されており、当該同期方法に応じてプログレスバーが提示されている。
また、領域v371に提示される動画像については、ユーザ操作に基づき提示態様を制御することも可能である。具体的な一例として、ドラッグ等の操作により、比較元及び比較対象の動画像の表示位置を変更することが可能である。また、ピンチアウト及びピンチイン等の操作により、比較元及び比較対象の動画像の表示サイズを調整(拡縮)することも可能である。また、所定の入力インタフェースを操作することで、比較元の動画像に重畳された比較対象の動画像の透明度が変更できてきもよい。なお、比較対象の動画像の透明度を調整するための入力インタフェースについては、所定の操作(例えば、画面に対するタップ操作)に応じて提示されればよい。
また、動画像のみに限らず他のデータを異なるショット間で比較するための機能が設けられていてもよい。例えば、図43及び図44は、本実施形態に係るUIにおける、スイングの軌跡を互いに異なるショット間で比較するための画面の一例を示した図である。
具体的には、図43に示す画面v380は、図32を参照して説明したスイングの分析結果(例えば、スイングの軌道を示す画像)を異なるショット間で比較するための画面の一例である。具体的には、参照符号v383で示された領域には、比較元及び比較対象として選択されたショットそれぞれに対応する、スイングの軌道を示す画像が重畳するように提示されている。また、図43に示す例では、比較元及び比較対象それぞれに対応する、スイングの軌跡を示す画像それぞれが互いに異なる色で提示されている。これにより、ユーザは、比較対象及び比較元それぞれに対応する、スイングの軌跡を示す画像を直感的に判別することが可能となる。
また、参照符号v383で示された領域には、スイングの分析結果に基づく各種情報が数値情報として提示されている。例えば、図43に示す例では、「ゴルフクラブのヘッドスピード(Head speed)」、「スイングテンポ(Tempo)」、「スイング全体に要した時間(Total swing)」、「バックスイングに要した時間(Back Swing)」、及び「ダウンスイングに要した時間(Down Swing)」それぞれが数値情報として提示されている。
また、図39を参照して説明した、動画像の比較元及び比較対象となるデータを選択する画面v340と同様に、スイングの分析結果を比較する機能についても、比較元及び比較対象となるデータを選択するための画面が設けられていてもよい。例えば、図44に示す画面v390は、比較元及び比較対象となるデータを選択するための画面の一例を示している。具体的には、画面v390では、参照符号v391として示された領域に、過去に取得された分析結果やシミュレーション結果を示すデータの一覧が提示されている。なお、当該一覧の各項目には、各データに対応する情報の一部が提示されている。具体的な一例として、各データに対応する項目には、当該データが取得された日時、スイングの練習に利用したゴルフクラブの番号のような分析やシミュレーションに関連する設定に関する情報、及び分析結果やシミュレーション結果に対応する情報等のうち少なくとも一部の情報が提示される。また、各データに対応する項目には、当該データに対応するサムネールが提示されていてもよい。例えば、図44に示す例では、当該サムネールとして、各データに関連付けられた動画像のサムネールが提示されている。このような構成の基で、ユーザは、領域v341に提示された一覧の中から、タップ操作等のような所定の操作に基づき、比較元及び比較対象となるデータに対応する項目を選択すればよい。
以上、図39〜図44を参照して、互いに異なるショットに対応するスイングフォームの分析結果を比較するための画面の一例について説明した。
(8)画面のカスタマイズ
続いて、図45〜図47を参照して、各画面において、当該画面に表示される情報をカスタマイズするための設定画面の一例について説明する。図45〜図47は、本実施形態に係るUIにおける、各画面の表示態様の設定を変更するための画面の一例を示している。
例えば、図45に示す画面v400は、図23を参照して説明した画面v180に表示される情報をカスタマイズするための設定画面の一例を示している。参照符号v401として示すように、各情報に対応する項目それぞれにはチェックボックスが関連付けられて提示されており、所定の操作により、各項目に対応するチェックボックスにおけるチェックマークの表示及び非表示を切り替えることで、当該項目の表示及び非表示を制御することが可能である。また、参照符号v403として示すように、画面上の全項目について表示及び非表示を切り替えるためのチェックボックスが設けられていてもよい。また、参照符号v405として示すように、対応する画面に表示される情報の表示単位を設定するための入力インタフェースが設けられていてもよい。
また、図46に示す画面v410は、図32を参照して説明した画面v280に表示される情報をカスタマイズするための設定画面の一例を示している。同様に、図47に示す画面v420は、図34を参照して説明した画面v300に表示される情報をカスタマイズするための設定画面の一例を示している。
以上、図45〜図47を参照して、各画面において、当該画面に表示される情報をカスタマイズするための設定画面の一例について説明した。
(9)お気に入りとして登録したデータの選択
続いて、図48を参照して、事前にお気に入りとして登録されたデータを一覧として提示し、当該一覧の中から所望のデータを選択して情報を表示させる画面の一例について説明する。図48は、本実施形態に係るUIにおける、お気に入りとして登録されたデータの一覧を提示するための画面の一例を示している。
具体的には、図48に示す画面v430では、事前にお気に入りとして登録されたデータが抽出され、参照符号v431で示された領域に、抽出されたデータの一覧が提示されている。なお、当該一覧の各項目には、各データに対応する情報の一部が提示されている。具体的な一例として、各データに対応する項目には、当該データが取得された日時、スイングの練習に利用したゴルフクラブの番号のような分析やシミュレーションに関連する設定に関する情報、及び分析結果やシミュレーション結果に対応する情報等のうち少なくとも一部の情報が提示される。また、各データに対応する項目には、当該データに対応するサムネールが提示されていてもよい。例えば、図48に示す例では、当該サムネールとして、各データに関連付けられた動画像のサムネールが提示されている。このような構成の基で、ユーザは、領域v431に提示された一覧の中から、タップ操作等のような所定の操作に基づき、所望のデータ(例えば、各種情報の提示対象となるデータ)に対応する項目を選択すればよい。
また、参照符号v433で示されたアイコンは、各データについて、お気に入りとしての登録と解除とを選択的に切り替えるための入力インタフェースである。例えば、ユーザは、領域v431に提示された一覧のうち、所望の項目に提示されたアイコンv433を操作することで、お気に入りとして登録された当該項目に対応するデータについて、当該登録を解除することも可能である。
以上、図48を参照して、事前にお気に入りとして登録されたデータを一覧として提示し、当該一覧の中から所望のデータを選択して情報を表示させる画面の一例について説明した。
(10)キネマティックシーケンス/ボディシーケンス
続いて、図49〜図55を参照して、本実施形態に係る情報処理システム1が提供するキネマティックシーケンス及びボディシーケンスの機能と、当該機能に対応するUIの一例とについて説明する。例えば、図49〜図52、図54は、本実施形態に係るUIにおける、キネマティックシーケンスの機能に対応する画面の一例を示している。また、図53及び図55は、本実施形態に係るUIにおける、ボディシーケンスの機能に対応する画面の一例を示している。
まず、キネマティックシーケンス及びボディシーケンスの機能について概要を説明する。キネマティックシーケンスは、複数のボディセンサ装置100と、シャフトセンサ装置200と、を利用して、ゴルフのスイング等のような一連の動作における、腕、背中、及び腰等の各部位の動きや、ゴルフクラブ等の道具の動きを解析し、解析結果を提示する機能である。具体的には、身体の各部の動きについては、当該部位に装着されたボディセンサ装置100によるセンシング結果に基づき個別に分析することが可能である。同様に、ゴルフクラブ等のようなユーザが使用する道具の動きについては、当該道具に装着されたシャフトセンサ装置200によるセンシング結果に基づき分析することが可能である。キネマティックシーケンスでは、このように個々に取得された、身体の各部位や道具の動きの分析結果を統合し、当該統合結果に基づき各種情報を提示する。このような制御に基づき、キネマティックシーケンスでは、例えば、スイング等の一連の動作において、ユーザの身体の各部位や当該ユーザが使用する道具の動きがどのように連動しているかを視覚的に識別可能に提示する。また、ボディシーケンスは、複数のボディセンサ装置100を利用して、一連の動作における、腕、背中、及び腰等の各部位の動きを解析し、解析結果を提示する機能である。ボディシーケンスについては、シャフトセンサ装置200によるセンシング結果が使用されない点を除けば、キネマティックシーケンスと同様の機能となる。
そこで、以下に、キネマティックシーケンス及びボディシーケンスの機能のより詳細について、UIの画面の一例とあわせて説明する。なお、本説明では、キネマティックシーケンス及びボディシーケンスの機能について、特に、ゴルフのスイングを分析する場合の一例に着目して説明する。
例えば、図49に示す画面v440は、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200の設置位置をユーザに提示するための画面の一例を示している。図49に示すように、ゴルフのスイングを分析する場合には、例えば、腰、背中、及び腕のそれぞれに対して個別にボディセンサ装置100が装着される。このとき、各ボディセンサ装置100は、当該ボディセンサ装置100が装着される部位にあらかじめ関連付けられており、例えば、当該部位に応じた色の筐体が適用されている。また、画面v440では、腰、背中、及び腕のそれぞれに装着するボディセンサ装置100が、当該ボディセンサ装置100に対応する色のマーカにより提示されている。例えば、図49に示す例では、参照符号v441aとして示すように、人間の身体のシルエットが提示されており、ボディセンサ装置100が装着される部位に対応する部分に、当該ボディセンサ装置100に対応する色のマーカが提示されている。これにより、ユーザは、複数のボディセンサ装置100のそれぞれを、身体のどの部位に装着すればよいかを直感的に認識することが可能となる。
また、ゴルフのスイングを分析する場合には、シャフトセンサ装置200がゴルフクラブのシャフトに装着される。そんため、画面v440では、参照符号v441aに示すように、ゴルフクラブのシルエット上に、シャフトセンサ装置200を示すマーカを提示することで、当該シャフトセンサ装置200の設置位置を示している。
また、ゴルフのスイングを分析する場合には、左右の腕のうち利き腕とは逆の腕の動きを分析することが望ましい。即ち、ユーザが右利きの場合には、腕に関連付けられたボディセンサ装置100は左腕に装着される。また、ユーザが左利きの場合には、腕に関連付けられたボディセンサ装置100は右腕に装着される。このように、ユーザの利き腕に応じて、一部のボディセンサ装置100の装着位置が異なるため、図49に示す画面v440では、参照符号v443で示すように、利き腕を指定するための入力インタフェースが提示されている。即ち、利き腕として左腕が選択された場合には、例えば、参照符号v441aとして示された右利き用の画像に替えて、参照符号v441bとして示された左利き用の画像が提示される。
なお、キネマティックシーケンスやボディシーケンスの機能を利用するための初期設定として、例えば、図21を参照して説明したゴルフクラブの設定や、図22を参照して説明した各種センサのキャリブレーションが行われてもよい。
続いて、図50を参照して、身体の各部に装着されるボディセンサ装置100の設定を行うための画面の一例について説明する。例えば、図50に示す画面v450では、身体の各部位と各ボディセンサ装置100との間の関連付けや、各部位の動きに応じたフィードバックに関する設定を行うことが可能である。
具体的には、参照符号v451として示すように、ボディセンサ装置100の装着位置の候補となる部位には、チェックボックスが関連付けられて提示されている。即ち、チェックボックスにチェックマークが入力されることで、当該チェックボックスに対応する部位へのボディセンサ装置100の関連付けが指定される。また、チェックボックスv451にチェックマークが入力されると、参照符号v452として示すように、当該チェックボックスv451に対応する部位に関連付けるボディセンサ装置100を指定するための入力インタフェースが提示される。
例えば、図50に示す例では、各ボディセンサ装置100を選択するための入力インタフェースとして、所望のボディセンサ装置100を、当該ボディセンサ装置100に対応する色により指定するためのプルダウンメニューv452が提示されている。例えば、身体の各部位に装着される複数のボディセンサ装置100として、青、赤、緑、及び黒の筐体が適用されたボディセンサ装置100が使用される場合には、プルダウンメニューv452には、選択候補として、青、赤、緑、及び黒で示された項目が一覧として提示され得る。また、複数の部位それぞれには、互いに異なる色の筐体が適用されたボディセンサ装置100が装着されることとなる。そのため、例えば、ある部位について、プルダウンメニューv452により青色の項目が選択された場合には、他の部位に対応するプルダウンメニューv452では、既に選択された青色の項目が候補から除外される。
また、参照符号v453で示された領域には、各部位の可動範囲を設定するための入力エリアが提示されている。具体的には、領域v453に提示された各部位に対応する入力エリアのうち、チェックボックスv451により選択された部位に対応する入力エリアへの情報の入力が有効化される。なお、選択されていない部位に対応する入力エリアについては、情報の入力が無効化されている。なお、設定可能な可動範囲の一例としては、例えば、右腕及び左腕の肘の角度、背中の折り曲げ角度や回転角、及び腰の背中の折り曲げ角度や回転角等が挙げられる。
以上のように、ボディセンサ装置100の装着が指定された各部位について、可動範囲が設定されることで、例えば、端末装置500は、各部位が設定された可動範囲を超えて動いた場合に、ユーザに対して情報をフィードバックすることが可能となる。これにより、ユーザは、自身の身体の各部位が、あらかじめ設定した可動範囲を超えて動いていることを認識し、フォームを修正するといった対応を行うことも可能となる。
続いて、図51を参照して、スイングフォームの分析結果を提示する画面の一例について説明する。例えば、図51に示す画面v460では、参照符号v461で示された領域に、スイング時における各部位(即ち、腰、背中、及び腕)とゴルフクラブとのそれぞれについて、時系列に沿った回転速度の変化が線グラフとして提示されている。具体的には、領域v461に提示された線グラフは、横軸が時間を示しており、縦軸が回転速度を示している。なお、縦軸に示された回転速度は、横軸を基点として、下側がバックスイング方向の回転速度に相当し、上側がダウンスイング方向の回転速度に相当する。
また、領域v461に提示された線グラフでは、各部位(即ち、腰、背中、及び腕)とゴルフクラブとのそれぞれに対応するグラフが、互いに異なる色で提示されている。このとき、各グラフは、当該グラフを生成するための情報(センシング結果)の取得元となるセンサ装置(例えば、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200)に対応する色(例えば、当該センサ装置の筐体の色)で提示されていてもよい。
より具体的には、端末装置500は、各ボディセンサ装置100及びシャフトセンサ装置200によるセンシング結果に基づき、各部位(即ち、腰、背中、及び腕)とゴルフクラブとのそれぞれについて、時系列に沿った回転速度の変化を算出する。そして、端末装置500は、各部位とゴルフクラブとの時系列に沿った回転速度の変化をグラフ化し、各グラフの時間軸をあわせることで、各部位とゴルフクラブとのそれぞれに対応したグラフを統合する。これにより、図51に示す画面v460の領域v461に提示されるような、スイング時における各部位とゴルフクラブとのそれぞれについて、時系列に沿った回転速度の変化が示されたグラフを提示することが可能となる。
また、領域v461には、各部位とゴルフクラブとのそれぞれの時系列に沿った回転速度の変化を示すグラフとあわせて、対応するスイングの動画像の再生や停止を制御するためのプログレスバーが提示されてもよい。例えば、図51に示す例では、動画像の再生時間が、グラフの横軸と上記グラフの横軸と関連付けられるように、当該動画像の再生や停止を制御するためのプログレスバーが提示されている。このような構成により、例えば、対応する動画像から、各部位の回転速度が最大となったタイミングに対応する再生時間から再生することも可能となる。
以上のように、各部位やゴルフクラブの回転速度を示したグラフが時間軸をあわせるように統合されて提示されることで、ユーザは、スイングの一連の動作において、身体の各部位やゴルフクラブの回転速度がどのように変化したかを認識することが可能となる。特に、ゴルフのスイングにおいては、インパクトタイミングまでに、腰、背中、腕、ゴルフクラブの順に、回転速度が最大となるようなフォームが望ましいとされている。そのため、ユーザは、領域v461に提示されたグラフに基づき、自身のスイングのフォームが理想的な状態となっているかを確認することが可能となる。また、理想的なスイングのデータと、自身のスイングのデータとを比較することで、スイングフォームの問題点の抽出が可能となることも期待される。
また、参照符号v462で示された領域には、領域v461にグラフが提示されたスイングに対応する動画像の再生結果が表示される。なお、当該動画像の再生や停止は、領域v461に提示されたプログレスバーを介した操作により制御される。
また、参照符号v463で示された領域には、身体の各部位やゴルフクラブの位置や姿勢を3次元的に模擬した画像(例えば、CG等)が提示されている。具体的には、端末装置500は、各ボディセンサ装置100及びシャフトセンサ装置200によるセンシング結果に基づき、各部位(即ち、腰、背中、及び腕)とゴルフクラブとのそれぞれについて、3次元的な位置や姿勢を認識する。そして、端末装置500は、ボディセンサ装置100が装着された各部位とゴルフクラブとのそれぞれの位置や姿勢の認識結果に基づき、身体の各部位やゴルフクラブの位置や姿勢をシミュレートし、シミュレーション結果に基づき領域v463に提示される画像を生成すればよい。
また、領域v463に提示された画像では、各センサ装置(即ち、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200)が装着された部位や道具に対応する部分が、他の部分とは異なる色で提示されている。具体的な一例として、図51に示す例では、センサ装置が装着された部位やゴルフクラブが、当該センサ装置に対応する色(例えば、当該センサ装置の筐体の色)で提示されている。このような構成より、例えば、ユーザは、領域v461に提示された各グラフと、領域v463に提示された画像の各部分と、の間の対応関係を直感的に認識することが可能となる。
また、領域v463に提示された画像は、ドラッグ等の操作により視点が3次元的に回転するように表示が制御されてもよいし、ピンチアウト及びピンチイン等の操作により拡縮するように表示が制御されてもよい。また、各種センサ装置が装着された各部位やゴルフクラブに対応する部分には、当該センサ装置によるセンシング結果に基づく情報が関連付けられて提示されていてもよい。例えば、図51に示す例では、領域v463に提示された画像中の腰、背中、腕、及びゴルフクラブそれぞれに対応する部分には、対応する部分の角度の算出結果が提示されている。
また、領域v463に提示される画像は、領域v462に表示された動画像の再生結果と同期するように、身体の各部位やゴルフクラブの位置や姿勢の時系列に沿った変化がアニメーションとして再現された動画像として提示されてもよい。
参照符号v464で示された領域には、スイング時における各部の動きの分析結果に基づく情報を表示される。例えば、図51に示す例では、領域v464には、腰の回転に関する分析結果に基づく情報が、スイングの一連の流れにおけるアドレス(Address)、トップ(Top)、インパクト(Impact)、及びフィニッシュ(Finish)それぞれのタイミングについて提示されている。なお、図51に示す例はあくまで一例であり、領域v464に表示される情報の種別は特に限定されない。例えば、腰に関する情報に限らず、腕や背中等のようなボディセンサ装置100が装着された部位に関する情報が表示されてもよい。また、腰や背中等の各部位に関する情報として、回転速度に関する情報に限らず、例えば、腰や背中の折り曲げ角等のような各部の位置や姿勢等に関する情報が提示されてもよい。また、ゴルフクラブに関する情報として、例えば、ヘッドスピード、フェースの傾斜角、スイングパス、及びアタックアングル等を示す情報が提示されてもよい。また、領域v464に提示される情報は、所定の操作に基づき選択的に切り替えられてもよい。具体的な一例として、領域v464に対して左右方向に向けたスワイプ操作が行われた場合に、当該領域v464に表示される情報が順次切り替えられてもよい。
また、画面v460においては、各センサ装置が装着された各部に関する情報を文字情報として提示する場合には、当該文字情報のうち少なくとも一部を、当該センサ装置に対応する色で提示してもよい。例えば、図51に示す例では、領域v464には、腰の回転に関する情報が提示されている。そのため、当該領域v464に提示された情報の項目名が、腰に装着されたボディセンサ装置100に対応する色(例えば、筐体の色)と同様の色で提示されている。これにより、ユーザは、提示された情報が、どの部分の動きの分析結果に対応しているかを直感的に認識することが可能となる。
また、画面v460には、参照符号v465として示すように、次のスイングの分析の準備状況を示すインディケータが提示されていてもよい。
また、画面v460の各領域に提示される情報は、所定の操作に基づき拡大されて表示されてもよい。例えば、図52に示す画面v470は、図51に示す例において領域v463に提示された画像を拡大表示した場合の一例を示している。
例えば、参照符号v473で示された領域には、図51に示す例において領域v463に提示された画像が、同様に提示されている。また、当該領域v473には、身体の各部位やゴルフクラブの位置や姿勢の時系列に沿った変化をアニメーションとして再現した動画像の再生や停止を制御するためのプログレスバーが提示されていてもよい。
また、参照符号v471で示された領域には、図51に示す例において領域v464に提示された情報が、同様に提示されている。なお、領域v471に提示された情報については、図51に示す例において領域v464に提示された情報と同様に、所定の操作に基づき選択的に切り替えられてもよい。
また、図52に示す画面v470は、例えば、図51に示す画面v460中の所定の位置に提示されたバー状の表示情報v475が、ドラッグ等により上方向に引き上げられるように操作された場合に提示される。また、画面v470が提示された状態で、バー状の表示情報v475が、ドラッグ等により下方向に引き下げられるように操作された場合には、当該画面v470の呼び出し元である他の画面(例えば、図51に示す画面v460)が提示される。
続いて、図53を参照して、ボディシーケンスの機能のUIの一例について説明する。前述したようにボディシーケンスの機能は、複数のボディセンサ装置100を利用して、一連の動作における、複数の部位(例えば、腰、背中、腕等)の動き解析し、解析結果を提示する機能である。例えば、図53に示す画面v470では、背中及び左腕のそれぞれの動きを分析し、分析結果に基づく情報を提示している。
具体的には、領域v471で示す領域には、各ボディセンサ装置100によるセンシング結果に基づく各部位の姿勢の検出結果が数値情報として提示されている。具体的な一例として、左腕の姿勢の分析結果を示す情報として、x、y、及びzそれぞれの軸について、左腕の角度の検出結果を示す数値情報が提示されている。また、背中の姿勢の分析結果を示す情報として、背中の折り曲げ角度や回転角を示す数値情報が提示されている。
また、参照符号v473で示された領域には、身体の各部位の位置や姿勢を3次元的に模擬した画像(例えば、CG等)が提示されている。具体的には、端末装置500は、各ボディセンサ装置100によるセンシング結果に基づき、各部位(例えば、背中及び左腕)のそれぞれについて、3次元的な位置や姿勢を認識する。そして、端末装置500は、ボディセンサ装置100が装着された各部位それぞれの位置や姿勢の認識結果に基づき、身体の各部位の位置や姿勢をシミュレートし、シミュレーション結果に基づき領域v463に提示される画像を生成すればよい。
また、領域v473に提示された画像では、各ボディセンサ装置100が装着された部位に対応する部分が、他の部分とは異なる色で提示されている。具体的な一例として、図53に示す例では、センサ装置が装着された部位が、当該センサ装置に対応する色(例えば、当該センサ装置の筐体の色)で提示されている。
また、領域v473に提示された画像は、ドラッグ等の操作により視点が3次元的に回転するように表示が制御されてもよいし、ピンチアウト及びピンチイン等の操作により拡縮するように表示が制御されてもよい。
また、各種センサ装置が装着された各部位に対応する部分には、当該センサ装置によるセンシング結果に基づく情報が関連付けられて提示されていてもよい。例えば、図53に示す例では、領域v473に提示された画像中において、左腕のx軸方向の角度、背中の折り曲げ角、及び背中の回転角それぞれの算出結果を示す情報が、対応する位置に関連付けられて提示されている。また、このとき、領域v473に提示された数値情報のそれぞれと、領域v471に提示された数値情報のうち対応する情報とが同じ表示態様で提示されてもよい。例えば、図53に示す例では、領域v473に提示された数値情報のそれぞれと、領域v471に提示された数値情報のうち対応する情報とが同じ色で提示されている。このような構成より、例えば、ユーザは、領域v471に提示された各情報と、領域v473に提示された各情報と、の間の対応関係を直感的に認識することが可能となる。
また、領域v473に提示される画像は、身体の各部位の位置や姿勢の時系列に沿った変化がアニメーションとして再現された動画像として提示されてもよい。また、このとき、情報の提示対象となるスイングのデータに、当該スイングの撮像結果に基づく動画像が関連付けられている場合には、参照符号v475として示すように、当該撮像結果に基づく動画像があわせて提示されてもよい。
また、領域v473に提示された画像(即ち、動画像)をキャプチャするための機能が設けられていてもよい。例えば、図53に示す例では、参照符号v477a及びv477bで示されたアイコンとして、キャプチャの開始及び停止を制御するための入力インタフェースが提示されている。具体的には、アイコンv477aは、キャプチャの開始を指示するための入力インタフェースであり、キャプチャの停止中に提示される。即ち、アイコンv477aがタップ操作等により操作されると、画像のキャプチャが開始される。また、アイコンv477bは、キャプチャの停止を指示するための入力インタフェースであり、キャプチャの実行中に提示される。即ち、アイコンv477bがタップ操作等により操作されると、実行中の画像のキャプチャが停止される。
なお、図49〜図53を参照して説明した画面はあくまで一例であり、各画面に表示される情報の種別、当該情報それぞれの表示態様、及びレイアウト等は必ずしも上述した例には限定されない。
例えば、図54は、キネマティックシーケンスの機能に対応する画面の他の一例を示している。具体的には、図54に示す画面v480において、参照符号v481〜v484それぞれで示された領域は、図51を参照して説明した画面v460における領域v461〜v464に対応している。一方で、図54に示す画面v480では、領域v483に提示される画像として、図51に示す領域v463に提示された画像に替えて、あらかじめ登録されたユーザのアバターが提示されている。即ち、図54に示す例では、領域v483に提示されたアバターの各部位の位置や姿勢により、スイング時におけるユーザの各部位の位置や姿勢(ひいては、スイング時のフォーム)を視覚的に提示している。
また、他の一例として、図55は、ボディシーケンスの機能に対応する画面の他の一例を示している。具体的には、図55に示す画面v490において、参照符号v491及びv493それぞれで示された領域は、図52を参照して説明した画面v470における領域v471及びv473に対応している。一方で、図56に示す画面v490では、領域v493に提示される画像として、図52に示す領域v473に提示された画像に替えて、あらかじめ登録されたユーザのアバターが提示されている。即ち、図55に示す例では、領域v493に提示されアバターの各部位の位置や姿勢により、スイング時におけるユーザの各部位の位置や姿勢(ひいては、スイング時のフォーム)を視覚的に提示している。
以上、図49〜図55を参照して、本実施形態に係る情報処理システム1が提供するキネマティックシーケンス及びボディシーケンスの機能と、当該機能に対応するUIの一例とについて説明した。
<3.3.評価>
以上、説明したように、本実施形態に係る情報処理システム1に依れば、前述した実施形態に係るボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200等によるセンシングの結果を利用することで、ユーザの身体の動きを解析し、当該解析結果を示す情報を提示することが可能である。また、当該情報処理システム1に依れば、身体の各部位やゴルフクラブ等の動きの分析結果を示す情報を個々に提示するのみに限られず、各情報を統合することで、スイング等の一連の動作における各部の動きを、グラフ等のような可視化したデータとして提示することも可能となる。このような構成より、例えば、ユーザは、スイング等の一連の動きにおける腰、背中、及び腕等の各部位や、ゴルフクラブ等の道具が、どのように連動して動くのかを、定量的な数値情報や可視化されたデータ等に基づき確認することも可能となる。
また、図15を参照して説明したように、本実施形態に係る情報処理システム1は、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200等の各センサ装置と、スマートフォン等のような端末装置500と、により実現することが可能である。また、ボディセンサ装置100やシャフトセンサ装置200によるセンシング結果を分析する機能については、所定のアプリケーションを端末装置500にインストールすることで実現することが可能である。そのため、本実施形態に係る情報処理システム1に依れば、身体の動き(例えば、スイング等)をセンシングして各種分析を行うためのシステムを、大掛かりな装置を要することなく、より簡素な構成としてより安価に実現することが可能となる。
<<4.むすび>>
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
略板状の筐体を有し、所定の検知部が設けられた第1の部材と、
略板状の筐体を有し、内部にバッテリーを保持する第2の部材と、
弾性体により形成され、前記第1の部材の一方の面の面方向と、前記第2の部材の一方の面の面方向と、が略一致するように、前記第1の部材の外周端面の一部と、前記第2の部材の外周端面の一部と、の間を連結する連結部と、
を備え、
所定の部位に対して、前記第1の部材の前記一方の面と、前記第2の部材の前記一方の面と、が当該部位側に位置するように装着される、
情報処理装置。
(2)
前記連結部は、前記第1の部材と前記第2の部材との間の相対的な位置関係の変化を所定の範囲内に制限する制限部材を備える、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記制限部材は、前記第1の部材の前記外周端面の一部から、前記第2の部材の前記外周端面の一部に向けて延伸するように設けられたワイヤ状の部材である、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記第1の部材は、入力部を備える、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(5)
前記入力部は、前記第1の部材の前記一方の面とは逆側の他方の面に設けられている、前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記第1の部材の前記一方の面と、前記第2の部材の前記一方の面と、のそれぞれは、長手方向及び短手方向を有する矩形状に形成され、
前記連結部は、前記第1の部材の前記外周端面のうち長手方向に延伸する端面と、前記第2の部材の前記外周端面のうち長手方向に延伸する端面と、の間を連結する
前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(7)
前記第2の部材は、前記バッテリーを挿脱可能に構成されている、前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
前記第2の部材は、前記外周端面のうち短手方向に延伸する端面側から、前記バッテリーが長手方向に沿って挿脱される、前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
前記第1の部材は、無線の通信経路を介して他の装置と通信を行う通信部を備える、前記(6)〜(8)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(10)
前記通信部に接続されたアンテナ素子が、前記第1の部材の前記外周端面のうち、前記連結部により前記第2の部材と連結された端面とは逆に位置する端面側に設けられている、前記(9)に記載の情報処理装置。