JP6868157B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、加工室内に残る切屑をクーラントやエアを使用して清掃する清掃装置を備えた工作機械に関する。
工作機械の加工時の加工室内は、加工点にクーラントが噴き出され、切削加工などに対する潤滑や切屑の洗い流しが行われる。また、工作機械には切屑の排出装置として排出コンベアなどが設けられ、その貯留槽に入った切屑が機外へと送り出されようになっている。そのため、加工点の下側には貯留槽への投入口が設けられ、落下した切屑やクーラントが貯留槽に集められるようになっている。そして、投入口へ入らなかった切屑が加工室内に残ってしまわないように、投入口の外側には切屑をクーラントで流し込むようにした構成がとられている。
一方、下記特許文献1には、加工プログラムから検出される加工範囲に基づいて清掃経路を自動的に作成し、ワークの加工によって発生した切粉が溜まる位置を清掃するようにした工作機械が開示されている。この従来例は、マシニングセンタに鉛直下向きの主軸ヘッドが設けられ、主軸の中心部を貫通するようにエア通路が形成されている。そのエア通路は、工具の取付部に開口したエア噴出口が形成され、下方に向けてエアの噴出が可能になっている。 また、主軸ヘッドの外周にはクーラント用ノズルが形成され、下方に向けてクーラントを噴出させる構成となっている。更に、下記特許文献2には、工作機械内の切粉除去に使用する気液混合クーラントノズルに関する技術が開示されている。
特開2008−155324号公報 実開昭63−161645号公報
ところで、前記従来例の工作機械は、主軸ヘッドを清掃経路に沿ってXY平面上を移動させ、その間、高圧エアと共にクーラントを噴出させることにより、加工室内の清掃が行われる。しかし、この従来例における清掃は、ワークに対する加工範囲に基づいて清掃経路が作成され、工具を取外した主軸ヘッドからクーラントなどの噴出が行われるため、加工作業が行われない時間を選択して実行されるものであった。また、前記従来例は、下向きの主軸ヘッドからクーラントなどが噴出されるため、隅部などのように移動が制限される箇所の清掃が困難となってしまう。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、加工作業中であっても切屑の清掃が可能な工作機械を提供することを目的とする。
本発明の一態様における工作機械は、主軸チャックによって把持したワークを回転させる主軸装置と、複数の工具が取り付けられる工具台の旋回割出しが可能であり、工具取付部に開口した通常流路および、装置下面に開口した清掃用流路を備えるタレット装置と、前記タレット装置を加工軸方向に移動させる駆動装置と、ワークの加工によって発生した切屑を排出する排出装置と、前記タレット装置の通常流路および清掃用流路に対してクーラント、エア、又はクーラント及びエアを供給する清掃装置と、前記各装置の駆動を制御する制御装置とを有し、前記タレット装置は、その回転軸上に前記清掃用流路が形成され、装置下面に前記回転軸に対して角度を有する斜めノズルが前記清掃用流路に連通するように取り付けられるものである
前記構成によれば、主軸チャックによって把持したワークが回転し、そのワークに対してタレット装置の工具が加工軸方向に移動することにより所定の加工が行われる。その際、タレット装置には、通常流路や清掃用流路にクーラント、エア、又はクーラント及びエアが任意に供給され、各開口部からクーラントなどが噴出することにより、加工作業中であっても切屑の清掃が可能となる。
工作機械の一実施形態の内部構造を示した側面図である。 流路が構成されたタレット装置を簡略化して示した図である。 加工室内からカバー前面部の下側付近を示した図である。 工作機械の制御システムを表すブロック図である。 タレット装置のX軸方向の移動時について、斜めノズルからクーラントなどを噴出する状態を簡略化して示した図である。 タレット装置のZ軸方向の移動時について、斜めノズルからクーラントなどを噴出する状態を簡略化して示した図である。
次に、本発明に係る工作機械の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態の工作機械について、その内部構造を示した側面図である。工作機械1は、車輪を備えた可動ベッド3の上に組み付けられ、ベース2の上面に敷設されたレール201に沿って前後方向への移動が可能になっている。工作機械1は、エンドミルやドリルなどの回転工具、或いはバイトなどの切削工具を備える工具台16を有し、その工具台16の旋回割出しが可能なタレット装置15が設けられている。そして、工作機械1には、そのタレット装置15を加工軸方向に移動させる駆動装置が構成されている。
工作機械1は、可動ベッド3上に主軸装置11が搭載され、ワークWを把持する主軸チャック12が回転可能な構成を有している。本実施形態では、主軸装置11の水平な回転軸と平行な方向、つまり機体前後に水平な方向がZ軸方向であり、そのZ軸に直交する機体上下の鉛直方向がX軸方向である。工作機械1は、タレット装置15をそのZ軸方向に移動させるZ軸駆動装置13とX軸方向に移動させるX軸駆動装置14とが設けられている。Z軸駆動装置13およびX軸駆動装置14は、摺動可能なZ軸スライド131又はX軸スライド141を有し、各々サーボモータの回転出力をボールネジ機構によって直進運動に変換し、各スライド131,141を移動させるよう構成されている。
工作機械1には閉じられた加工室20が構成され、その下には貯留槽21の投入口211が設けられている。貯留槽21にはスクリューコンベアからなる排出装置17(図4参照)が設けられ、スクリューの回転によって貯留槽21内に溜められた切屑が機体後方へと掻き出され、外部における切屑の回収が可能になっている。また、工作機械1には、ワークの加工に対する潤滑や切屑の洗い流しに使用するクーラントを供給するためのクーラント装置19(図4参照)が設けられている。
クーラント装置19は、使用済のクーラントが貯留槽21に溜められ、そこからクーラントタンク22へとフィルタを通して送られる。切粉などを含んだクーラントは、フィルタによって異物が除かれて再生し、ポンプ23によって送り出されることとなる。ポンプ23に接続されたクーラント管24は、図示するように加工室20にまで延びているが、その他にも不図示の分岐管がタレット装置15へと接続され、工具台16から加工点などへのクーラント供給が可能になっている。
ところで、主軸装置11の主軸チャック12やタレット装置15などは、作動油や圧縮エアによって作動する駆動機構を有している。そのため、工作機械1には機外に油圧ユニット25やエアコンプレッサ26が設置され、作動油や圧縮エアを供給するための油圧ホースやエアホースが接続されている。特に、本実施形態では、エアコンプレッサ26から供給される圧縮エアがタレット装置15にも送られるように構成され、圧縮エアがクーラントと同じく切屑を排除するための清掃用エアとして使用される。
ここで、図2は、流路が構成されたタレット装置15を簡略化して示した図である。タレット装置15は、X軸方向の回転軸を中心にして旋回割出しが行われ、工具台16に装着された複数の工具31から任意に選択することが可能なものである。このタレット装置15は、Z軸スライド131に対して装置本体32が固定され、その装置本体32に対して工具台16が割出し機構を介して組み付けられている。その割出し機構は、装置本体32に対して工具台16のX軸方向の移動と回転とを可能にするものである。
工具台16は、X軸方向に見た場合の形状が八角形(図6参照)であり、その外周側面部に工具31を備えた複数の工具ブロック33が着脱可能になっている。図面には1つの工具31しか記載されていないが、本来は複数の工具が取り付けられる。工具台16には、装置本体32の中心部を通したシャフト部材34が固定されている。そのシャフト部材34にはシャフトギヤが一体に形成され、割出し用モータ35の回転が伝達されるよう構成されている。また、シャフト部材34はピストンによって上下方向に移動可能であり、上昇時にはクラウンギヤの噛み合いによって回転が制限され、下降することによって噛み合いが解除され、工具台の回転つまり旋回割出しが可能になっている。
そうしたタレット装置15には、工具台16を通してワークWの加工箇所へとクーラントなどを噴出させるための流路36が形成されている。流路36は、装置本体32から工具台16へと連通し、その工具台16に取り付けられる工具ブロック33の流路37に接続されている。また、本実施形態では、シャフト部材34にも回転中心部分に貫通孔が形成され、工具台16の下面側からクーラントなどを噴出させるための流路38が形成されている。そして、こうした2つの流路36,38に対しクーラントやエアを供給し、工具台16の下面側からそのクーラントなどを噴出する清掃装置18が構成されている。
清掃装置18は、流路36に対してクーラント流路41とエア流路42がそれぞれ混合装置45を介して接続されている。また、流路38にも同様に、クーラント流路51とエア流路52がそれぞれ混合装置55を介して接続されている。そして、クーラント流路41,51にはポンプ23が、エア流路42,52にはエアコンプレッサ26が接続され、各流路には電磁弁43,53,44,54が設けられている。電磁弁43,44,53,54は、いずれもON/OFFの開閉弁である。
清掃装置18は、タレット装置15の各流路36,38に対し、電磁弁46,47,56,57の開閉の切り換えによってクーラント又は圧縮エアの供給、或はクーラントと圧縮エアを混合させて供給することが可能になっている。そのため、タレット装置15の下面側にある、流路36に連通した流路37や流路38の開口部からクーラントやエアを噴出させることができる。各々の開口部からは直接クーラントやエアを噴出させてもよいが、本実施形態の清掃装置18には、図5に示すように斜めノズル48,58が取り付けられている。
流路36および工具ブロック33の流路37は従来から存在する流路であり、ワークの加工点へとクーラントを噴出する通常流路である。しかし本実施形態では、図5に示すように、斜めノズル48を備え、流路39によって連通するノズルブロック49が工具台16に取り付けられている。さらに、本実施形態のタレット装置15には、その回転軸上を貫く流路38が清掃用流路として新たに構成され、その下端開口部に斜めノズル58を備えたノズルブロック59が工具台16に取り付けられている。
ところで、工作機械1は、全体が機体カバーによって覆われるが、図1にはそのカバー前面部5と、機体前部に取り付けられた前カバー6が示されている。カバー前面部5の内側には、主軸チャック12に把持されたワークに対して加工を行う加工室20が構成されている。カバー前面部5には扉が上下にスライドする通し口が設けられ、前カバー6内を移動するオートローダによって、加工室20におけるワークの出し入れが行われるようになっている。
加工室20内には、二股に分かれたクーラント管24の先に、図3に示すように、カバー前面部5の左右両側に位置するようにノズル27が接続されている。図3は、加工室20内からカバー前面部5の下側付近を示した図である。加工時に発生するワークの切屑は、投入口211から入って貯留槽21内に溜められるが、投入口211へと入らずに加工室20内に切屑が残ってしまうため、その投入口211の外側にはガイドテーブル23が設けられている。ガイドテーブル28は、投入口211側に傾斜し、2つのノズル27からクーラントが噴き出されることにより、ガイドテーブル28の上面の切屑が投入口211へと押し流されるようになっている。
ところが、ノズル27から噴出されるクーラントだけでは、その流れが一定であるため、流れの弱い箇所の切屑が押し流されずにガイドテーブル28の上に残ってしまうことがある。本来であれば、切屑自身が自重で滑り落ちてしまう程度にガイドテーブル28の傾斜角を大きくすることが好ましい。しかし、工作機械1は、コンパクトな設計であるためスペースに制限があり、ガイドテーブル28の傾斜角度を大きくとることができない。ただ、加工室内に切屑が残ってしまう問題は、本実施形態の工作機械1に限らず、様々なタイプの工作機械において共通の課題である。そこで、本実施形態では、こうした課題に対して、タレット装置15に清掃装置18が設けられ、加工室20内の切屑の清掃が行われるようになっている。
また、工作機械1には、主軸装置11や清掃装置18などの各装置について駆動制御するための制御装置15が搭載されている。図4は、工作機械1の制御システムを表すブロック図である。制御装置10は、CPU61のほかにROM62やRAM63、不揮発性メモリ64といった記憶装置などを備えたコンピュータを主体とするものであり、I/068を介して主軸装置11、タレット装置15、X軸駆動装置14およびZ軸駆動装置13、更に清掃装置18などの各駆動部に接続されている。工作機械1には、タッチパネル式やボタン式の入力手段を有し、作業情報や操作画面などの表示や作業者による設定値の入力などが可能な操作表示装置7が設けられ、制御装置10に接続されている。
制御装置10には、各種加工に関する加工プログラムやワークの種類、工具や治具に関するワーク加工情報などが格納されている。また、制御装置10には、主軸装置11など各装置に対してワークの加工を実行させるための加工プログラム641がメモリに格納されている。更に、本実施形態の制御装置10にはリアルタイムクロック(RTC)65が搭載され、現在の時刻が計時され、その時刻情報に基づいて所定の動作が実行されるようになっている。そこで、制御装置10には予約動作を実行させるための動作設定プログラム642がメモリに格納されている。予約動作とは、例えば清掃装置18による清掃作業などの対象動作を予約した時刻に自動で実行させるようにしたものである。
こうした工作機械1は、ワークの加工に際して、タレット装置15の旋回割出しにより工具台16の工具が選択され、X軸駆動装置14及びZ軸駆動装置13の駆動により、その工具についてX軸方向およびZ軸方向の所定位置への移動が行われる。そして、主軸装置11は、主軸チャック12に保持されたワークWに回転が与えられ、そのワークWに工具が当てられて切削加工や中ぐり加工などが行われる。その際、工作機械1の加工室6内は、加工点にクーラントが噴きかけられ、加工に対する潤滑や切屑の洗い流しなどが行われる。そのため、ワークの切屑は、投入口211から入って貯留槽21内に溜められ、スクリューの回転によって機体後方へと掻き出されて回収される。
ワークから発生した切屑は、加工室20内に飛び散るため投入口211の周りにも落ちてしまう。そうした切屑は、ガイドテーブル28の傾斜よって投入口211に落ちるか、ノズル27から噴き出されるクーラントによって流されるようにして投入口211に落される。しかし、前述したように、ガイドテーブル28の傾斜角が小さいため、ある程度の切屑が残ってしまう。そこで、本実施形態では、タレット装置15に取り付けた斜めノズル48,58からクーラントやエアを噴出させ、加工室20内に残る切屑を排除するための清掃作業が行われる。特に、タレット装置15に組み込まれた清掃装置18では、ワークの加工作業と並行して行われる清掃作業のほかに、予約設定による清掃作業が可能になっている。
清掃装置18は、電磁弁43,44,53,54を開弁させることにより、該当するクーラント流路41,51およびエア流路42,52から混合装置45,55を通ってクーラントやエアが流路36,38へと供給される。従来と同様に、クーラントのみの供給であってもよいが、クーラントに圧縮エアを加えるようにしてもよい。クーラントは他の個所に供給されていることもあるため、クーラント流路41,51への供給圧力が低くなっていることがある。そうした場合、混合装置45,55を介してクーラントに圧縮エアの圧力を加えることにより、斜めノズル48,58からクーラントを勢いよく遠くへと噴出させることができる。また、例えば電磁弁53,54を短時間にタイミングを合わせて開閉させることにより、弾丸的な噴出をコントロールすることもできる。
図5及び図6は、清掃装置18の斜めノズル48,58からクーラントなどを噴出する状態を簡略化した図であり、図5はX軸方向の移動時の状態が示され、図6はZ軸方向の移動時の状態が示されている。斜めノズル48,58は、工具台16に取り付けられているため、タレット装置15がX軸駆動装置14の駆動によって上下することにより、クーラントなどの噴出位置が図5に示すように上下に移動する。また、同じくZ軸駆動装置13の駆動によってタレット装置15が機体前後方向に移動することにより、クーラントなどの噴出位置が図6に示すように前後に移動する。
このような移動は、例えばワークを加工するための工具31の移動に伴うものであり、その移動時に斜めノズル48,58からクーラントなどを噴出した清掃が行われる。こうした清掃装置18における清掃は、同じ位置にクーラントを噴きかけるノズル27とは異なり、上下及び前後方向(X軸およびZ軸方向)に移動する斜めノズル48,58からクーラントなどが噴出され、その噴きかけ位置が変化することとなる。つまり、加工室20内の広い範囲において、しかも移動に伴う変化の付いたクーラントなどの噴きかけが行われる。そのため、ノズル27だけでは切屑が残ってしまう箇所を含め、広い範囲においてクーラントなどを勢いよく噴きかけることができ、貯留槽21の投入口211へと切屑を流し落とすことができる。
次に、清掃装置18によれば、斜めノズル48,58から噴出されるクーラントの噴きかけ位置は、タレット装置15の旋回割出しによって変化させることができる。よって、タレット装置15に対して旋回角度を調整することにより斜めノズル48,58の方向を変化させ、切屑が溜まり易い箇所をねらってクーラントなどの噴きかけを行うことが可能になる。この点、加工時には工具31によって旋回割出し位置が制限されるが、非加工時には斜めノズル48,58の方向を任意に変化させることができる。
そこで、工作機械1では、制御装置10に格納された動作設定プログラム642により、予約時刻に自動で清掃作業が行われる。なお、本実施形態では、予約動作として清掃作業についてのみ説明するが、対象動作とその動作時刻に関しては、操作表示装置7から作業者が任意に設定入力することが可能になっている。例えば、工作機械1に対する暖機運転やチャック装置などの動作確認などを予約動作として、作業スケジュールに組み込むようにしてもよい。
予約動作の清掃作業は、工作機械1の加工作業が中断する休憩時間などに合わせて行われ、例えば午前及び午後の休憩時間のほか、昼休憩や終業時間に行われる。ワークの加工に合わせて行われる清掃作業は、斜めノズル58などの移動進路つまりクーラントなどの噴出位置が工具の軌道に従うことになるが、予約動作に基づく清掃作業は、Z軸駆動装置13およびX軸駆動装置14の駆動、タレット装置15の旋回割出しをそれぞれ任意に行い、切屑の溜り箇所を特定してその位置にクーラントなどを噴出させることができる。
更に、本実施形態では、斜めノズル48,58からクーラントとエアを別々に噴出させることができるため、ワークの加工にはクーラントを噴きかけた後、エアに切り換えて水切りを行うようにした清掃なども可能である。また、主軸チャック12に対しては、ワークを位置決めする当金に対しエアを使用し、切粉などを吹き飛ばすようにした清掃も必要である。この点、本実施形態では、タレット装置15の旋回割出しなどにより、斜めノズル48,58の噴き出し口をある程度任意に調整可能であるため、主軸チャック12に対するエアを使用した清掃を自動で行うことが可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、斜めノズル48,58は、ノズルブロック49,59に対して噴き出し口の方向を調整できるようにしたものであっても良い。また、ノズルブロック49,59に対して複数本の斜めノズルを設けるようにしてもよい。
1…工作機械 10…制御装置 11…主軸装置 12…主軸チャック 13…Z軸駆動装置 14…X軸駆動装置 15…タレット装置 16…工具台 17…排出装置 18…清掃装置 19…クーラント装置 20…加工室 36…流路(通常流路) 38…流路(清掃用流路) 41,51…クーラント流路 42,52…エア流路 43,44,53,54…電磁弁 45,55…混合装置

Claims (5)

  1. 主軸チャックによって把持したワークを回転させる主軸装置と、
    複数の工具が取り付けられる工具台の旋回割出しが可能であり、工具取付部に開口した通常流路および、装置下面に開口した清掃用流路を備えるタレット装置と、
    前記タレット装置を加工軸方向に移動させる駆動装置と、
    ワークの加工によって発生した切屑を排出する排出装置と、
    前記タレット装置の通常流路および清掃用流路に対してクーラント、エア、又はクーラント及びエアを供給する清掃装置と、
    前記各装置の駆動を制御する制御装置と、
    を有し、
    前記タレット装置は、その回転軸上に前記清掃用流路が形成され、装置下面に前記回転軸に対して角度を有する斜めノズルが前記清掃用流路に連通するように取り付けられる工作機械。
  2. 前記タレット装置は、前記タレット装置の回転軸に対して角度を有する斜めノズルが、前記通常流路に連通するように前記工具取付部に取り付けられる請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記制御装置は、ワークに対する工具の加工時を除く非加工時に前記清掃装置を制御することにより、前記タレット装置の清掃用流路にクーラント、エア、又はクーラント及びエアを供給し、前記駆動装置を制御することにより前記タレット装置を駆動させる請求項1または請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記制御装置は、清掃用流路にクーラント、エア、又はクーラント及びエアを供給する場合に、前記タレット装置を制御することにより前記斜めノズルに対する旋回割出しを行う請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の工作機械。
  5. 前記駆動装置は、前記主軸装置の主軸方向と平行な水平方向と、前記主軸方向に直交する上下方向とに前記タレット装置を移動させる加工軸を有する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の工作機械。
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