JP7078251B2 - ツール洗浄装置及びマシニングセンタ - Google Patents
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Description
図1は、実施の形態に係るマシニングセンタ1を上方から見た平面図、図2は、図1の矢印A方向から見たマシニングセンタ1の正面図、図3は図1の矢印B方向から見たマシニングセンタ1の側面図である。なお、マシニングセンタ1を正面からみて左右方向をX軸、紙面の奥行方向をY軸、X-Y平面に対して鉛直方向をZ軸として説明する。図1に示すように、マシニングセンタ1には、平面視中央部にワークを加工する機械本体2が配置されている。機械本体2は、加工時に発生する切粉が外部に飛散しないように略ボックス型のカバー3で囲まれている。カバー3で囲まれた領域が加工室である。機械本体2のY軸右方には、機械本体2の駆動の全体を制御する制御部が格納される制御盤4が配置されている。機械本体2の中心にはスピンドルヘッド5が配置され、スピンドルヘッド5に隣接してツールマガジン6とツール交換機構としてのATC(AUTO TOOL CHANGER)機構部7とが配置されている。
図4は、スピンドルヘッド5の構成を示す部分断面図であり、スピンドルヘッド5の先端部を表している。図4は、ツールホルダ21がスピンドル22に装着された状態を表している。ツールホルダ21は、ツール23が装着された状態でスピンドル22に装着される。スピンドル22は、スピンドルケース(ハウジング)24にアンギュラ玉軸受25によって回転可能に軸支されている。スピンドル22の回転中心を軸心Pと表す。ツールホルダ21は、フランジ部26とテーパシャンク部27と、プルスタット部28で構成されている。スピンドル22は、テーパシャンク部27を挿嵌可能なテーパ孔29を有している。スピンドル22にツールホルダ21を装着する際に、テーパシャンク部27とテーパ孔29は密接する。
図5は、ツール洗浄装置20を示す図であり、図5(a)は、図4に示すスピンドルケース24側から見た平面図、図5(b)は、図5(a)のA-A切断線で切断した断面図、図5(c)は、図5(b)において点線の円Eで囲んだ領域を拡大して示す部分断面図、図5(d)は、図5(a)のB-B切断線で切断した断面図である。
図6は、クーラント液供給システム60の構成を示す回路図である。クーラント液供給システム60は、クーラント液Lを貯留する貯留槽61と、貯留槽61に貯留されたクーラント液Lを吸引し送り出すポンプ62と、ポンプ62から送られるクーラント液Lを浄化するサイクロンフィルタ63を有する。サイクロンフィルタ63で浄化されたクーラント液Lは、切削油経路64と洗浄液経路65とに分岐され、それぞれワーク加工部(不図示)とツール洗浄装置20に送られる。ポンプ62とサイクロンフィルタ63の間には、開閉バルブ66と圧力計67とが備えられている。圧力計67は、ポンプ62によるクーラント液Lの供給圧力を検知する。
図7は、ツール洗浄装置20によるツール洗浄作用を説明する図である。なお、ツール洗浄装置20の構成の詳しい説明は省略する。クーラント液Lは、クーラント液溜まり50、隙間43を通ってノズルキャップ44の斜面53に当たって斜面53の傾斜角の延長線上(図示、実線の矢印方向)に噴射される。図7において斜面53の傾斜角をαで表す。傾斜角αは、軸心Pに直交する平面に対する傾斜角度である。すなわち、クーラント液Lは、噴射口部52から傾斜角αで、軸心Pを回転中心とする円錐形の途切れることがない膜状となってツールホルダ21に当たり、ツールホルダ21を洗浄する。膜状に噴射されたクーラント液Lの内側は空間Sであり、この空間S内へのクーラント液Lの飛散は少ない。又、この膜状に噴射されるクーラント液Lの厚さ(幅)は、隙間43の幅とほぼ同じとなる。
Claims (8)
- ツールをツール交換機構によって交換する際に、前記ツールを装着したツールホルダがスピンドルに形成されたテーパ孔に向かって移動中に、クーラント液を前記ツールホルダに噴射して前記ツールホルダを洗浄するツール洗浄装置であって、
前記スピンドルを回転可能に保持するベアリング軸受を備えるスピンドルケースの前記ツールホルダ装着側端面に固定され、前記スピンドルからみて前記ツールホルダが配置される側に向かって開口するようにして環状の凹部が設けられている外側リングと、
前記外側リングに設けられた前記凹部の内部に配置される内側リングと、
前記外側リングの外縁の端面に配置される環状のノズルキャップと、
を有し、
前記凹部の外側内径と前記内側リングの外径との差によって環状の隙間が形成され、前記隙間はクーラント液供給システムのクーラント液供給配管に接続されており、
前記ノズルキャップの内周には、前記隙間から噴射される前記クーラント液を前記スピンドルの軸線に向かって膜状に噴射する斜面を有し、
前記斜面は、前記ツールホルダが前記スピンドルに向かって前記軸線上を移動中に前記クーラント液を前記ツールホルダの前記スピンドル側の先端部からテーパシャンク部の元部まで噴射させるように傾斜角が設定されており、
前記内側リング、前記外側リングの凹部の外側内壁及び前記ノズルキャップの内周面に囲まれた空間を前記クーラント液の「閉鎖的な流路」と定義したときに、前記ノズルキャップの前記斜面の終端部の位置は、前記内側リングにおける前記閉鎖的な流路を構成する面の端部の位置よりも、前記軸線寄りに配置されている、
ことを特徴とするツール洗浄装置。 - 請求項1に記載のツール洗浄装置において、
前記傾斜角は、前記軸線に直交する平面に対して40度以上70度未満、好ましくは40度以上60度未満、より好ましくは40度以上50度未満に設定される、
ことを特徴とするツール洗浄装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のツール洗浄装置において、
前記クーラント液供給システムから供給される前記クーラント液の噴射量は毎分20リットル以上、かつ洗浄1回当たり1リットル以上である、
ことを特徴とするツール洗浄装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のツール洗浄装置において、
前記クーラント液供給システムから供給される前記クーラント液の噴射圧力は、0.1MP~0.3MPに設定されている、
ことを特徴とするツール洗浄装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のツール洗浄装置において、
前記隙間の上流側に、前記クーラント液供給配管に連通し、前記隙間より幅が広く、かつ容積が大きい環状のクーラント液溜まりがさらに設けられている、
ことを特徴とするツール洗浄装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のツール洗浄装置と、
前記ツール洗浄装置が取り付けられたスピンドルヘッドと、
前記ツールを保持するツールマガジンと、
前記ツールマガジンと前記スピンドルヘッドとの間でツールを交換するツール交換機構と、
前記ツール洗浄装置に前記クーラント液を供給するクーラント液供給システムと、
を有する、
ことを特徴とするマシニングセンタ。 - 請求項6に記載のマシニングセンタにおいて、
前記クーラント液供給システムは、
前記クーラント液を貯留する貯留槽と、
前記貯留槽から前記クーラント液を吸引し送り出すポンプと、
送り出された前記クーラント液に含まれる異物を除去するフィルタと、
前記フィルタによって異物が除去された前記クーラント液を切削油として供給する切削油経路及び洗浄液として供給する洗浄液経路と、
を有する、
ことを特徴とするマシニングセンタ。 - 請求項6または請求項7に記載のマシニングセンタにおいて、
前記ポンプは、前記ツール洗浄装置からの前記クーラント液の噴射量が毎分20リットル以上、かつ噴射圧力が0.1MP~0.3MPとなるように前記クーラント液を供給するものである、
ことを特徴とするマシニングセンタ。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018011089A JP7078251B2 (ja) | 2018-01-26 | 2018-01-26 | ツール洗浄装置及びマシニングセンタ |
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