JP6865980B2 - 低分子量ヒアルロン酸の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、皮膚透過及び保湿効果に優れた分子量範囲のヒアルロン酸を製造する方法に関する。
ヒアルロン酸は、D−グルクロン酸(D−glucuronic acid)及びN−アセチル−D−グルコサミン(N−acetyl−D−glucosamine)を基本単位とし、分子量が数十万ダルトン〜数百万ダルトンに至り、ほぼ全ての生体において同一の構造で発見される直鎖状ポリマー(liner polymer)であって、主に、細胞外マトリックス(extracellular matrix)の構成成分である。また、ヒアルロン酸は、種間差なく同一の構造を有するので、抽出源とは関係なく免疫反応のないものと知られており、現在まで、退行性関節炎、白内障、シワ改善、薬物伝達、幹細胞支持体、化粧品保湿維持成分などの多くの分野で使用される安全な天然多糖類である。重合体であるヒアルロン酸は、分子量が大きいほど密度が高くなるという特徴を有し、高い粘性を有する。
ヒアルロン酸は、初期には鶏冠から抽出して医薬品、化粧品、食品用などの産業化に使用していたが[Biomacromolecules,5,2122−2127(2004)]、最近は、鳥インフルエンザなどの動物から誘発され得る感染性疾患の憂いのために、主に微生物を用いた発酵法で生産して使用している[Appl.Microbiol.Biotechnol.66(4):341−51(2005)]。
人体の皮膚において、ヒアルロン酸の量は老化と共に減少すると報告されているが、これは、皮膚弾力の低下及び水分含有量の減少の直接的な原因の一つとして見なされている[In:Free radical Damage ant Its control,281−300,Elsevier Science(1994)]。
ヒアルロン酸は、水によく溶解され、分子構造内に多くの水分を保有できるという特性により、化粧品の保湿剤として広く使用されており、火傷や創傷の治療のために塗るクリーム、注射剤、ガーゼなどに適用されており、角膜の内側を保護する製剤としても使用されている。また、ヒアルロン酸は、組織工学分野で創傷被覆材や歯科用マトリックスに使用される多孔性スポンジ形態のマトリックスの製造に使用されてきた。
しかし、動物組織からの抽出又は発酵法で生産されるヒアルロン酸は、重合度が高い50万ダルトン以上の高分子多糖類であるので、一般的に皮膚を透過できない。すなわち、50万ダルトン以上のヒアルロン酸を皮膚に塗布すると、空気中の水分を吸収しようとする性質のために皮膚からの水分蒸発を防止することはできるが、ヒアルロン酸が皮膚を透過できないので、皮膚表面に留まってから洗顔などによって皮膚表面から容易に洗われてしまい、その結果、皮膚の保湿効果が持続されにくい。その一方で、10万ダルトン以下のヒアルロン酸は、皮膚を透過することはできるが、分子サイズが小さいので、水分を含有しようとする性質が不足し、保湿効果が持続されない。
また、2万ダルトン以下のヒアルロン酸は、皮膚を効果的に透過するが、炎症反応(pro−inflammatory response)を誘発するものと知られている。これは、皮膚内大食細胞上の受容体であるトル様(Toll−like)受容体−2及び4と結合して免疫反応を開始し得るためである。
ヒアルロン酸を低分子化する方法としては、ガンマ線、超音波又は紫外線を用いる方法(Journal of Chromatography,435,pp335−342,1988;Int.Biol.Macrmol.,p10,1988)、酸又は塩基触媒を用いる方法(日本特許公開S63−57602)、マイクロフルイダイザー(microfluidizer)を使用する方法などが知られている。しかし、これらの公知の方法は、10万ダルトン以下のヒアルロン酸を製造する方法であって、皮膚透過の直接的な効果を有したり、水分吸収及び含有が可能な分子量範囲のヒアルロン酸を効果的に製造する方法は未だに提示されていない。
本発明は、前記のような従来技術の問題を解決するためのものであって、既存の化粧品などの原料として使用される50万ダルトン以上のヒアルロン酸が持つ保湿効果を維持しながらも、皮膚の角質層に透過されずに洗われることによって皮膚に長時間保湿効果を提供できないという短所を克服し、皮膚に透過されると共に、最適な湿潤状態の維持が可能な低分子量ヒアルロン酸を効果的に製造する方法を提供することを目的とする。
本発明において、前記のような課題を解決するための手段は次の通りである。
1.分子量50万ダルトン以上のヒアルロン酸を含有する水溶液をpH2.5〜pH3.5の範囲で熱処理することを含む、分子量10万ダルトン〜20万ダルトンの低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
2.水溶液の濃度が1%〜2%(重量/体積)である前記1の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
3.熱処理温度が80℃〜90℃である前記1の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
4.熱処理時間が15分〜30分である前記1の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
5.熱処理後、反応溶液をアルカリ金属水酸化物水溶液で中和し、低分子量ヒアルロン酸をアルカリ金属塩の形態で収得することである前記1の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
6.アルカリ金属塩がナトリウム塩である前記1の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
7.中和後、反応溶液に有機溶媒を添加し、沈殿物を生成・ろ過することによってヒアルロン酸のアルカリ金属塩を粉末の形態で収得することである前記5の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
8.有機溶媒がメタノール、エタノール、アセトン及びイソプロピルアルコールで構成された群から1種以上選ばれることである前記7の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
9.有機溶媒を、反応溶液を基準にして1:5〜1:6の体積比で添加することである前記7の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
本発明により、既存の多くの複雑な方法を省略し、単純化された方法を通じて既存の化粧品原料として使用されるヒアルロン酸の短所である皮膚透過が難しいという問題を克服し、皮膚透過のみならず、最大の保湿力を維持できる分子量100kDa〜200kDaのヒアルロン酸を製造する方法を提供した。本発明で提示した方法で製造した低分子量ヒアルロン酸は、皮膚透過が可能であり、最大限の含湿状態を維持することによってアトピー症状緩和などの機能性を有するので、これを化粧品用、医薬用及び医療用組成物に適宜使用することができる。
実施例1〜実施例3で製造した低分子量ヒアルロン酸ナトリウムの分子量分布を確認したHPLCクロマトグラムである。(青色:分子量20万ダルトン標準、赤色:実施例1、緑色:実施例2、黒色:実施例3) 本発明の実施例4及び実施例5で製造した低分子量ヒアルロン酸ナトリウムの分子量分布を確認したHPLCクロマトグラムである。(青色:分子量20万ダルトン標準、赤色:実施例4、緑色:実施例5) 本発明の実施例6及び実施例7で製造した低分子量ヒアルロン酸ナトリウムの分子量分布を確認したHPLCクロマトグラムである。(青色:分子量20万ダルトン標準、赤色:実施例6、緑色:実施例7) 比較例1〜比較例3で製造したヒアルロン酸ナトリウムの分子量分布を確認したHPLCクロマトグラムである。(青色:分子量20万ダルトン標準、赤色:分子量10万ダルトン標準、緑色:比較例1、黒色:比較例2、桃色:比較例3)) 本発明の比較例4〜比較例6で製造したヒアルロン酸ナトリウムの分子量分布を確認したHPLCクロマトグラムである。(青色:分子量20万ダルトン標準、赤色:分子量10万ダルトン標準、緑色:比較例4、黒色:比較例5、桃色:比較例6)) 蛍光標識された本発明の実施例4、対照群及び比較例7の試料をBALB/c−ヌードマウスの背中に10μL(10μg/ml)ずつ塗布し、マウスの左側は15分後、右側は30分後にPBS緩衝液で洗浄し、残留物を除去してから30分後、1時間後、2時間後、6時間後、24時間後にそれぞれIVISスペクトラムで測定した結果を示した図である。 蛍光標識された本発明の実施例4、対照群及び比較例7の試料をBALB/c−ヌードマウスの背中に10μL(10μg/ml)ずつ塗布し、15分後にPBS緩衝液で洗浄し、残留物を除去した後、マウスの皮膚切片を摘出して4%のホルムアルデヒドで固定することによって切開試験片を製作し、2光子顕微鏡を用いて皮膚組織スライドの共焦点イメージングを行った結果を示した図である。
本発明は、分子量50万ダルトン以上のヒアルロン酸を含有する水溶液をpH2.5〜pH3.5の範囲で熱処理することを含む、分子量10万ダルトン〜20万ダルトンの低分子量ヒアルロン酸の製造方法に関する。
本発明において、出発物質として使用する分子量50万ダルトン〜300万ダルトンのヒアルロン酸は、一般的なヒアルロン酸化粧品等級原料である平均分子量50万ダルトン、医薬品原料等級である100万ダルトン及び300万ダルトンのヒアルロン酸を全て含み得る。一般に、価格が低い化粧品原料である平均分子量50万ダルトンのヒアルロン酸を使用することが経済的な側面で好ましいと言えるが、これに限定されることはない。
前記水溶液は、分子量50万ダルトン〜300万ダルトンのヒアルロン酸を水、好ましくは蒸留水に1%〜2%(重量/体積)の濃度で溶解させたものであってもよく、前記酸は、塩酸、リン酸、酢酸などの本発明の分野で通常的に使用する酸のうちいずれでも構わない。
前記熱処理温度は、工程の効率性のために80℃〜90℃であることが好ましく、熱処理時間は、出発物質として使用する原料によって15分〜30分であることが好ましい。
本発明では、分子量50万ダルトン以上のヒアルロン酸を含有する水溶液をpH2.5〜pH3.5の範囲に調整し、前記のような温度及び時間で熱処理することによって平均分子量10万ダルトン〜20万ダルトンのヒアルロン酸を収得することができる。
本発明では、前記熱処理後、反応溶液を塩基、好ましくはアルカリ金属水酸化物水溶液で中和し、低分子量ヒアルロン酸をアルカリ金属塩の形態で収得することもできる。この場合、反応溶液のpHを6.5以上、好ましくは6.5〜7.0に調整する。前記アルカリ金属水酸化物は水酸化ナトリウムであってもよく、この場合、低分子量ヒアルロン酸のナトリウム塩を収得することができる。
上述した方法で製造した低分子量ヒアルロン酸の金属塩は、反応溶液に有機溶媒を添加し、沈殿物を生成・ろ過することによって低分子量ヒアルロン酸のアルカリ金属塩を粉末の形態で回収することができる。前記有機溶媒は、メタノール、エタノール、アセトン及びイソプロピルアルコールで構成された群から1種以上選ばれるものであってもよく、反応溶液を基準にして1:5〜1:6の体積比で添加することができる。
実施例
以下では、実施例を通じて本発明をさらに詳細に説明する。しかし、以下で提示した実施例は、本発明を実施するための例示に過ぎなく、本発明の範囲がこれらの実施例の範囲に限定されることはない。
1.低分子量ヒアルロン酸ナトリウム塩の製造条件の最適化
実施例1
市販の化粧品等級のヒアルロン酸ナトリウム(Bloomage Freda Biopharm Co.,Ltd.製品、分子量50万ダルトン〜120万ダルトン)1gを蒸留水100mlに溶かすことによって1.0%(w/v)の水溶液を製造し、4N HCl溶液0.58mlを加えてpH2.5に調整した後、90℃の水で15分間湯煎した。その次に、冷水に入れて室温に温度を下げた後、4N NaOH溶液を加えてpH6.5に調整した後、無水エタノール400mlを加えることによって沈殿を生成させた。沈殿物をろ過した後、50℃で乾燥することによって8.9gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
実施例2
90℃の水で30分間湯煎したことを除いては、実施例1と同一の方法で実施することによって8.7gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
実施例3
ヒアルロン酸ナトリウム水溶液に4N HCl溶液0.23mlを加えてpH3.5に調整し、90℃の水で30分間湯煎したことを除いては、実施例1と同一の方法で実施することによって9.1gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
図1は、実施例1(赤色ピーク)及び実施例3(黒色ピーク)で得られたヒアルロン酸ナトリウム塩の平均分子量が20万ダルトン標準(青色ピーク)と重畳すること、そして、実施例2(緑色ピーク)で得られたヒアルロン酸ナトリウム塩の分子量が20万ダルトン(青色ピーク)より小さいことを示す。
実施例4
ヒアルロン酸ナトリウム水溶液に4N HCl溶液0.21mlを加えてpH3.0に調整したことを除いては、実施例1と同一の方法で実施することによって8.9gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
実施例5
ヒアルロン酸ナトリウム水溶液に4N HCl溶液0.21mlを加えてpH3.0に調整し、90℃の水で30分間湯煎したことを除いては、実施例1と同一の方法で実施することによって8.2gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
図2は、実施例4(赤色ピーク)で得られたヒアルロン酸ナトリウム塩の平均分子量が20万ダルトン標準と重畳し、実施例5(緑色ピーク)で得られたヒアルロン酸ナトリウム塩の分子量は20万ダルトン標準(青色ピーク)より小さいことを示す。
実施例6
ヒアルロン酸ナトリウム水溶液に4N HCl溶液0.21mlを加えてpH3.0に調整し、80℃の水で15分間湯煎したことを除いては、実施例1と同一の方法で実施することによって8.7gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
実施例7
ヒアルロン酸ナトリウム水溶液に4N HCl溶液0.21mlを加えてpH3.0に調整し、80℃の水で30分間湯煎したことを除いては、実施例1と同一の方法で実施することによって8.5gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
図3は、実施例6(赤色ピーク)で得られたヒアルロン酸ナトリウム塩の分子量分布が20万ダルトン標準(青色ピーク)とほぼ一致し、実施例7(緑色ピーク)で得られたヒアルロン酸ナトリウム塩の平均分子量が20万ダルトン標準(青色ピーク)より小さいことを示す。
比較例1
市販の化粧品等級のヒアルロン酸ナトリウム(Bloomage Freda Biopharm Co.,Ltd.製品、分子量50万ダルトン〜120万ダルトン)1gを蒸留水100mlに溶かすことによって1.0%(w/v)の水溶液を製造し、4N HCl溶液0.62mlを加えてpH2.0に調整した後、90℃の水で15分間湯煎した。その次に、冷水に入れて室温に温度を下げ、4N NaOH溶液を加えてpH6.5に調整した後、無水エタノール400mlを加えることによって沈殿を生成させた。沈殿物をろ過した後、50℃で乾燥することによって7.3gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
比較例2
90℃の水で30分間湯煎したことを除いては、比較例1と同一の方法で実施することによって6.9gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
比較例3
ヒアルロン酸ナトリウム水溶液に4N HCl溶液0.18mlを加えてpH4.0に調整し、90℃の水で30分間湯煎したことを除いては、比較例1と同一の方法で実施することによって9.3gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
図4は、比較例1(緑色ピーク)、比較例2(黒色ピーク)及び比較例3(桃色ピーク)で得られたヒアルロン酸ナトリウム塩の分子量が10万ダルトン標準(赤色ピーク)より小さいことを示す。
比較例4
ヒアルロン酸ナトリウム水溶液に4N HCl溶液0.21mlを加えてpH3.0に調整し、70℃の水で30分間湯煎したことを除いては、比較例1と同一の方法で実施することによって9.1gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
比較例5
ヒアルロン酸ナトリウム水溶液に4N HCl溶液0.21mlを加えてpH3.0に調整し、100℃の水で15分間湯煎したことを除いては、比較例1と同一の方法で実施することによって7.8gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
比較例6
100℃の水で30分間湯煎したことを除いては、比較例5と同一の方法で実施することによって7.4gのヒアルロン酸ナトリウム塩を得た。
図5は、比較例4(緑色ピーク)、比較例5(黒色ピーク)及び比較例6(桃色ピーク)で得られたヒアルロン酸ナトリウム塩の分子量が10万ダルトン標準(赤色ピーク)より小さいことを示す。
実験例
実験例1.FFF−MALSを用いた分子量分布度の確認
前記実施例4で製造したヒアルロン酸ナトリウム塩及び比較例7(市販の化粧品等級のヒアルロン酸ナトリウム(Bloomage Freda Biopharm Co.,Ltd.製品、分子量50万ダルトン〜120万ダルトン))をそれぞれ蒸留水に溶解させた1.0%(w/v)の水溶液を分析試料とし、FFF/MALS(Flow field−flow fraction/multi−angle light scattering)分析装置(Wyatt Technology社)で分子量分布を分析した。その結果は下記の表1の通りである。
分析条件は次の通りである。
スペーサー厚さ(spacer thickness):250μm
メンブレン:複合再生セルロール(Composite Regenerated Cellulose) 20kDa(Millipore社)
注入量(injection amount):20μg
試料濃度:1mg/ml
キャリア溶液:0.1M NaNO+0.02% NaN
試料流速(sample flow rate):0.1mL/min
クロスフロー流速(cross flow rate):0分〜4分間2.0mL/min;4分〜5分間0.5mL/min;5分〜6分間0.1mL/min;6分〜8分間0.02mL/min
Figure 0006865980
表1に示すように、本発明の実施例4で製造したヒアルロン酸ナトリウム塩の平均分子量は16万ダルトンである一方で、一般的な化粧品原料(比較例7)の平均分子量は100万ダルトンであると分析された。
実験例2.HPLCを用いた分子量の確認
HPLC分析装置(Varian Prostar 210 Solvent Delivery System)を使用し、実施例1〜実施例7及び比較例1〜比較例6で製造したヒアルロン酸塩の分子量を確認した。前記実施例1〜実施例7及び比較例1〜比較例6で製造したヒアルロン酸塩と基準物質(株式会社ライフコアの100kDa及び200kDa製品)の各試料10mgを秤量して移動相10mlに溶解させ、0.45μmのフィルターでろ過した後で分析した。その結果は図1〜図6の通りである。
分析条件は次の通りである。
−カラム:1)ウルトラハイドロゲル(Ultrahydrogel)1000、12μm、7.8mm x 300mm、2K−4Mカラム/2)ウルトラハイドロゲル500、10μm、7.8mm x 300mm、10K−400Kカラム、直列連結(tandem connection)
−カラムオーブン:室温
−流速:0.8ml/min
−注入体積:100μl
−検出器:Alltech ELSD 3300
−気体流量(gas flow):1L/min、温度:70℃
−移動相:20mM−炭酸アンモニウム(pH7.8)
−分子量基準物質:200kDa、100kDa HA
実験例3.極限粘度の測定を通じた水分含有度の測定
分子量による水分含有程度を確認するために、欧州薬局方のヒアルロン酸ナトリウム塩の極限粘度測定方法によって次のように試験した。
粘度計としては、ウベローデ(Ubbelohde)型粘度計を使用した。実施例4及び実施例5で製造したヒアルロン酸ナトリウム塩、比較例7及び基準物質(株式会社ライフコアの分子量20kDa、10kDa、5kDaのヒアルロン酸)(M0p)をそれぞれ緩衝溶液10.0g(M0S)に入れて4℃で24時間振って混ぜた後、ガラスろ過器でろ過して検液(T)として使用した。この検液10g(T)に緩衝溶液50gを入れて25℃で20分間振って混ぜた後、ガラスろ過器でろ過した。最初の余液5mlを捨て、次の余液を検液Tとした。検液(T)15gに緩衝溶液5gを入れ、前記と同一の過程を経て検液Tとした。検液(T)10gに緩衝溶液10gを入れ、前記と同一の過程を経て検液Tとした。検液(T)5gに緩衝溶液15gを入れ、前記と同一の過程を経て検液Tとした。
検液を粘度計に入れ、検液の液面が球Aの二つの標線間に来るようにする。この粘度計は、球Dが完全に浸るように動物用医薬品各条で規定する温度(0.1℃)の恒温槽に入れて垂直に維持し、検液が規定温度に到逹するまで約20分間定置する。管Mを指で塞ぎ、気泡が管N中に入らないようにし、管Nの上端から弱く吸入することによって液面を球Dの中心部まで引き上げた後、吸入を停止し、管Mの入口を開けてから管Nの入口を塞ぐ。毛細管の最下端の液柱が切れていることを確認した後、管Nの入口を開け、液面が球Cの上の標線から下の標線まで流下する時間t(秒)を測定する。
1.粘度測定法:毛細管粘度計法
ニュートン液体の粘度を測定する方法で一定体積の液体が毛細管を介して流下するのにかかる時間t(s)を測定し、次の式1によって動粘度νを計算する。
Figure 0006865980
粘度ηを求めるためには、再びその温度での液体の密度ρ(g/mL)を測定し、次の式2によって計算する。
Figure 0006865980
式1及び式2において、K(mm/s)は、粘度計の定数であって、粘度計校正用標準液を使用して予め決定しておく。極限粘度は、液体(検液)中での高分子の拡散程度を示すものであって、分子量の標準ともなる。濃度c(g/dL)である検液が流下する時間t及び溶媒が流下する時間tを測定し、極限粘度[η]を次の式3によって計算する。
Figure 0006865980
2.緩衝溶液:0.15Mの塩化ナトリウムリン酸ナトリウム緩衝溶液(sodium chloride in sodium phosphate buffer solution)pH7.0
溶液A:NaHPO 1.56g及びNaCl 9.0gを蒸留水1Lに溶解させて製造する。
溶液B:NaHPO 3.58g及びNaCl 9.0gを蒸留水1Lに溶解させて製造する。
溶液Aに溶液BをpH7.0になるまで混ぜた後、ガラスろ過器でろ過する。
3.実験の有効性判定
検液T、T、T、T及び緩衝溶液が25℃で毛細管粘度計を介して流下する時間を測定し、それぞれt、t、t、t、tとする。全ての試験に対して同一の粘度計を使用し、全ての試験液に対して3回測定する。3回測定値の偏差が平均値から0.35%以内であり、tがtに対して1.6倍〜1.8倍であると、この値は有効なものと判定する。適切な結果でない場合、緩衝溶液及び検液を再び調剤して試験する。
前記のような方法で実験して得た極限粘度値は、下記の表2に示した通りである。
Figure 0006865980
表2に示すように、分子量が小さいほど極限粘度値が低いことが分かり、これによって、分子量が小さいほど水分を含有する能力が減少することを確認することができる。
実験例4.動物モデルを用いた皮膚透過試験
実施例4で製造したヒアルロン酸ナトリウム、対照群として株式会社ライフコアの分子量200kDaのヒアルロン酸及び比較例7(市販の化粧品等級のヒアルロン酸ナトリウム(Bloomage Freda Biopharm Co.,Ltd.製品、分子量50万ダルトン〜120万ダルトン)に蛍光染料(Flamma496−ジクロロトリアジン、Flamma648−ジクロロトリアジン)を付着させ、BALB/c−ヌードマウス(雄、5週齢、14匹)を対象にして皮膚透過度試験を進めた。試験方法は次の通りである。
1.測定装備
−IVISスペクトラム(製造社:パーキンエルマー、製品番号:124262)
−2光子顕微鏡(Two Photon Microscopy)(製造社:ライカマイクロシステムズ)
2.薬物の蛍光標識
a.実施例4、対照群及び比較例7の試料をPBSに12.5μg/mlの濃度で準備する。
b.蛍光染料(Flamma496−ジクロロトリアジン、Flamma648−ジクロロトリアジン)を1mg/mlの濃度でDMSOに溶解させる。反応直前に製造し、新鮮な状態で使用する。
c.aの薬物溶液1mLにbの蛍光染料溶液20μLを入れる。
d.常温で2時間培養する。15分ごとに上下をひっくり返す。
3.光学イメージングを用いた薬物の皮膚浸透確認
蛍光標識された実施例4、対照群及び比較例7の試料をBALB/c−ヌードマウスの背中に10μL(10μg/ml)ずつ塗布し、マウスの左側は15分後、右側は30分後にPBS緩衝液で洗浄し、残留物を除去する。残留物を除去してから30分後、1時間後、2時間後、6時間後、24時間後にそれぞれIVISスペクトラムで測定した。その結果は図6の通りである。
図6に示すように、対照群及び実施例4の場合は皮膚に透過されたことが分かるが、15分後に比べて30分後にさらに効果的に皮膚組織に透過された。しかし、比較例7の場合は、分子量が実施例4に比べて大きいので、皮膚に透過されずに洗われたことが確認された。
4.2光子顕微鏡(Two Photon Microscopy、TPM)イメージングを用いた薬物の皮膚浸透確認
蛍光標識された実施例4、対照群及び比較例7の試料をBALB/c−ヌードマウスの背中に10μL(10μg/ml)ずつ塗布し、15分後にPBS緩衝液で洗浄し、残留物を除去する。マウスの皮膚切片を摘出し、4%のホルムアルデヒドで固定して切開試験片を製作した後、2光子顕微鏡を用いて皮膚組織スライドの共焦点イメージング(confocal imaging)を行った。
図7に示すように、皮膚組織を切り取り、TPMイメージングを用いた薬物の皮膚浸透を確認したとき、実施例4及び対照群の場合は、相対的な差なしで皮膚組織に浸透されたことが確認されたが、比較例7の場合は、ほとんど皮膚組織内に存在しないことが分かる。
以上説明したように、本発明の属する技術分野で通常の技術者は、多様に変形した形態で実施可能であることを理解できるだろう。そのため、上述した各実施例は、全ての面で例示的なものであって、限定的なものでないことを理解しなければならない。本発明の範囲は、詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示されるものであって、特許請求の範囲の意味及び範囲、そして、等価概念から導出される全ての変更又は変形した形態は本発明の範囲に含まれるものと解釈しなければならない。

Claims (6)

  1. 数平均分子量50万〜300万ダルトンのヒアルロン酸を含有する水溶液をpH2.5〜pH3.5の範囲で熱処理することを含
    前記水溶液の濃度は1%〜2%(重量/体積)であり、
    前記熱処理温度は80℃〜90℃であり、
    前記熱処理時間は15分〜30分である、低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
  2. 熱処理後、反応溶液をアルカリ金属水酸化物水溶液で中和し、低分子量ヒアルロン酸をアルカリ金属塩の形態で収得することである、請求項1に記載の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
  3. 前記アルカリ金属塩はナトリウム塩である、請求項に記載の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
  4. 中和後に反応溶液に有機溶媒を添加し、沈殿物を生成・ろ過することによってヒアルロン酸のアルカリ金属塩を粉末の形態で収得することである、請求項に記載の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
  5. 前記有機溶媒は、メタノール、エタノール、アセトン及びイソプロピルアルコールで構成された群から1種以上選ばれることである、請求項に記載の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
  6. 前記有機溶媒は、反応溶液を基準にして1:5〜1:6の体積比で添加することである、請求項に記載の低分子量ヒアルロン酸の製造方法。
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