JP6865937B1 - 箱詰装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化を抑えつつ、箱詰め効率を向上させる技術を提供する。【解決手段】箱詰装置は、コンベヤ10、転換ロボット30、移載ロボット50、箱体保持部60、および制御部80を備える。箱体保持部60は、開口91を有する箱体90を保持する。コンベヤ10は、ワークW1,W2を含む複数のワークWを搬送する。制御部80は、コンベヤ10上のワークW1,W2を検出するとともに、開口91の大きさと、ワークW2の位置に基づいて、ワークW1の移動先であるコンベヤ10上の目標位置L11を算出する。転換ロボット30は、ワークW1を目標位置L11に移動させる。移載ロボット50は、コンベヤ10上のワークW1,W2を同時に保持して、箱体90の内部に移す。【選択図】図1

Description

この発明は、箱詰装置に関する。
特許文献1には、1つずつワークを箱体に収容する箱詰めシステムが開示されている。具体的には、箱詰めシステムは、コンベヤによって搬送される各ワークをCCDカメラで撮像し、画像データに基づいて、位置および向きを検出する。そして、ロボットがコンベヤからワークを1つずつ取り上げるとともに、向きをそろえて箱体に収容する。
特開2014−108868号公報
従来技術では、1つずつ箱詰めを行うため、箱詰め効率に限界があった。そこで、2台以上のロボットを用意し、各ロボットで順番に箱詰め効率を向上させることが考えられる。しかしながら、1つの箱体に詰める場合には、各ロボットが干渉しないように動作させる必要があり、装置の大型化といった種々の問題が生じ得る。一方、複数の箱体を用意し、各ロボットが異なる箱体に詰めるようにすることも考えられる。しかしながら、各箱体を設置するスペースや、ロボットの移動範囲などが増大することによって、装置全体が顕著に大型化するおそれがある。
本発明の目的は、装置の大型化を抑えつつ、箱詰め効率を向上させる技術を提供することにある。
上記課題を解決するため、第1態様は、箱詰装置であって、開口を有する箱体を保持する箱体保持部と、第1ワークおよび第2ワークを含む複数のワークを所定の搬送方向に搬送するコンベヤと、前記コンベヤ上の前記第1ワークおよび第2ワークを検出するワーク検出部と、前記開口の大きさ、および、前記ワーク検出部によって検出された前記第2ワークの前記コンベヤ上の位置に基づいて、前記第1ワークの移動先である前記コンベヤ上の目標位置を算出する目標位置算出部と、前記第1ワークを、前記目標位置に移動させる転換機構と、前記目標位置に移動された前記第1ワークと、前記第2ワークとを同時に保持する保持部を有するとともに、前記保持部に保持した前記第1ワークおよび前記第2ワークを、前記開口を通じて前記箱体の内部に移す移載機構とを備える。
第2態様は、第1態様の箱詰装置であって、前記ワーク検出部は、前記第1ワークおよび前記第2ワークの向きを検出し、前記転換機構は、前記第1ワークの向きを前記第2ワークの向きに揃える。
第3態様は、第1態様または第2態様の箱詰装置であって、前記第1ワークが前記第2ワークよりも前記搬送方向の上流側に位置しており、前記目標位置が、前記第2ワークの位置よりも前記搬送方向の下流側に設定される。
第4態様は、第1態様から第3態様のいずれか1つの箱詰装置であって、前記転換機構が、前記第1ワークを前記目標位置に移動させることにより、前記第1ワークの一部が前記第2ワークの一部に重ねられる。
第5態様は、第1態様から第4態様のいずれか1つの箱詰装置であって、前記ワークが、袋体である。
第6態様は、第1態様から第5態様のいずれか1つの箱詰装置であって、前記転換機構がスカラロボットであり、前記移載機構がパラレルロボットである。
第1態様の箱詰装置によると、転換装置が第2ワークの位置を基準にして第1ワークを目標位置に移動させることにより、移載機構が第1ワークおよび第2ワークを同時に保持して箱体に移す。これにより、第1ワークおよび第2ワークを個別に箱体に移す場合よりも、効率良く第1および第2ワークを箱体に収容できる。また、転換機構は、コンベヤ上でワークを移動させるため、転換機構の動作範囲を移載機構の動作範囲よりも小さくできる。これにより、装置の大型化を抑制しつつ、箱詰め効率を向上できる。
第2態様の箱詰装置によると、第1ワークと第2ワークの向きを揃えて、箱体に収容できる。
第3態様の箱詰装置によると、転換機構が後続の第2ワークの位置に合わせて先行の第1ワークを移動させる。この場合、転換機構は、第1ワークをコンベヤから取り上げてコンベヤ10に載置することによって、第1ワークを第2ワークに近づけることができる。したがって、転換機構が第1ワークを移動させるストロークを短くできる。
第4態様の箱詰装置によると、第1ワークおよび第2ワークを、互いに部分的に重ねられた状態で、箱体の内部に収容できる。
第1実施形態に係る箱詰装置の構成を示す平面図である。 箱体保持部にワークWを移す移載ロボットを示す概略側面図である。 制御部と、箱詰装置の各部との電気的接続を示すブロック図である。 転換ロボットによる転換処理の流れを模式的に示す図である。 第2実施形態に係るコンベヤおよびコンベヤによって搬送されるワークを示す図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張又は簡略化して図示されている場合がある。
<1. 第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る箱詰装置100の構成を示す平面図である。以下の説明では、鉛直方向をZ軸、Z軸に直交しかつコンベヤ10の延びる方向(搬送方向)をY軸、Z軸およびY軸に直交する方向をX軸とする。また、Z軸においては、鉛直上向きをプラス方向(+Z方向)とし、Y軸においては、第1撮像部20から移載ロボット50に近づく方向をプラス方向(+Y方向)とし、X軸方向においては、コンベヤ10から箱体保持部60に近づく方向をプラス方向(+X方向)とする。
箱詰装置100は、ワークWを箱体90に収容する装置である。ワークWは、具体的には、長方形状の袋体である。袋体の内部には、物品(食料品、日用品、事務用品、化粧用品、工業用の部品など)が収容されている。このため、ワークWは、内容物に応じた膨らみ、凹み、しわ等、個体毎に異なる部分的な変形が生じる。なお、ワークWが長方形状であることは必須ではない。ワークWは、例えば、四角形以外の多角形状、円形状(楕円形状を含む。)、または長円形状であってもよい。また、ワークWが袋体であることは必須ではなく、ある程度の剛性を有する、所定の立体形状の物品であってもよい。
箱体90は、具体的には、段ボール、厚紙、樹脂または金属などで構成される。箱体90は、4枚の連続する側板と、各側板の上端縁から延出した4枚の蓋フラップと、各側板の下端縁から延出した4枚の底フラップを有する。4枚の底フラップが閉じられることによって、4枚の側板の下方が閉じられる。また、4枚の蓋フラップが開かれることによって、4枚の側板の上部に開口91が形成される。
箱詰装置100は、コンベヤ10、第1撮像部20、転換ロボット30、第2撮像部40、移載ロボット50、箱体保持部60、および、制御部80を備える。以下、箱詰装置100の各要素について説明する。
<コンベヤ10>
コンベヤ10は、水平方向であるY方向に延びるベルトコンベヤである。コンベヤ10は、複数のワークWを、一定の速度で+Y方向へ搬送する。コンベヤ10の上流側(−Y側)の端部には、複数のワークWが、所定の時間間隔で1つずつ供給される。コンベヤ10は、下流側(+Y側)に向けて、所定の間隔でワークWを搬送する。なお、コンベヤ10が搬送する複数のワークWには、X方向の位置や水平内における向きに関してバラツキがある。
<第1撮像部20>
第1撮像部20は、イメージセンサを備えており、コンベヤ10の上面の一部を含む所定の撮像領域を撮像する。第1撮像部20は、イメージセンサで取得した画像信号を、制御部80に送信する。
<転換ロボット30>
転換ロボット30は、いわゆる水平多関節ロボット(スカラロボット)であり、アームの先端にワークWを吸着して保持する吸着保持部31を有する。吸着保持部31は、ワークWを1つだけ吸着して保持することが可能である。
転換ロボット30は、各関節に設けられたモータを駆動することによって、吸着保持部31をX方向、Y方向、およびZ方向の各方向に移動させる。また、転換ロボット30は、吸着保持部31をZ軸まわりに回転させる。転換ロボット30は、吸着保持部31にワークWを保持しつつ、吸着保持部31を移動または回転させることにより、ワークWのコンベヤ10上における位置と、ワークWの向きとを転換する。なお、転換ロボット30が、吸着保持部31によってワークWを吸着しつつ保持することは必須ではない。例えば、転換ロボット30は、吸着保持部31の代わりに、ワークWを挾んでつかむチャック部を備えてもよい。
<第2撮像部40>
第2撮像部40は、イメージセンサを備えており、コンベヤ10の上面の一部を含む所定の撮像領域を撮像する。第2撮像部40は、イメージセンサで取得した画像信号を、制御部80に送信する。第2撮像部40の撮像領域は、第1撮像部20の撮像領域よりも+Y側に位置する。また、第2撮像部40の撮像領域は、転換ロボット30が、ワークWの位置を変更する領域よりも+Y側に位置する。このため、第2撮像部40は、転換ロボット30によって位置および向きが変更されたワークWを撮像可能である。
<移載ロボット50>
図2は、箱体保持部60にワークWを移す移載ロボット50を示す概略側面図である。移載ロボット50は、いわゆるパラレルリンクロボットである。図1および図2に示すように、移載ロボット50は、ベース51と、ベース51に連結される3つのレバー52と、3つのレバー52それぞれに連結されている3つのアーム部53と、3つのアーム部53の先端に連結される吸着保持部54と、Z軸を中心に吸着保持部54を回転させる回転駆動部55とを備える。ベース51が支持フレーム102に取り付けられることにより、移載ロボット50は、コンベヤ10の上方に吊り下げられる。吸着保持部54は、2つのワークWを同時に保持可能である。
移載ロボット50は、各レバー52および各アーム部53を駆動することによって、吸着保持部54をX方向、Y方向、およびZ方向の各方向に移動させる。また、移載ロボット50は、回転駆動部55を駆動することによって、吸着保持部54をZ軸まわりに回転させる。図2に示すように、移載ロボット50は、コンベヤ10によって搬送される2つのワークWを吸着保持部54で吸着し、上方へ持ち上げる。そして、移載ロボット50は、持ち上げた2つのワークWを、箱体保持部60に保持された箱体90の上方の位置まで移動させた後、下降させることにより、開口91を通じて、箱体90の内部に移す。なお、移載ロボット50は、パラレルロボットであることは必須ではない。例えば、移載ロボット50は、転換ロボット30と同様に、スカラロボットで構成されてもよい。
<箱体保持部60>
箱体保持部60は、X方向に所定の間隔をあけて配置された一対のベルトコンベヤ61,61を備える。各ベルトコンベヤ61は、Y方向に延びる。箱体保持部60は、一対のベルトコンベヤ61,61の間に、箱体90を保持する。箱体保持部60は、一対のベルトコンベヤ61を駆動することによって、箱体90を+Y方向へ移動させる。
箱体保持部60の−Y側には、製函機(不図示)が設けられてもよい。製函機は、シート状に畳まれた状態の箱体90から、4つの底フラップをテープ止めなどで閉じ、かつ、4つの蓋フラップを開けることによって、開口91を形成する状態の箱体90を作製する。製函機が、作製した箱体90を箱体保持部60の−Y側端部に供給する。すると、箱体保持部60が空の箱体90を、箱詰位置L31まで移動させて停止させる。すると、移載ロボット50が、箱詰位置L31の箱体90に、所定数のワークWを収容する。また、箱体保持部60は、箱体90に所定数のワークWが収容されると、箱体90を+Y側へ搬送する。箱体保持部60の+Y側端部まで搬送された箱体90は、不図示の装置によって4つの蓋フラップがテープ止めされることによって、開口91が閉じられ、次の工程へと搬送される。
<制御部80>
制御部80は、CPU等のプロセッサ81と、RAM等のメモリ83と、ハードディスクドライブなどの非一過性の記憶部85とを備えるコンピュータである。記憶部85は、プログラムPを記憶する。制御部80は、プログラムPをメモリ83に読み出し、プログラムPに含まれる命令に従って、プロセッサ81が演算処理を行う。これにより、箱詰装置100において、ワークWを箱体90に収容する箱詰め処理が実行される。
図3は、制御部80と、箱詰装置100の各部との電気的接続を示すブロック図である。制御部80は、コンベヤ10、第1撮像部20、転換ロボット30、第2撮像部40、移載ロボット50、および箱体保持部60と電気的に接続されている。また、制御部80は、第1検出部801、目標位置算出部803、および第2検出部805を備える。第1検出部801、目標位置算出部803、および第2検出部805は、プロセッサ81がプログラムPを実行することによって実現される機能である。なお、プロセッサ81は、ASIC(特定用途向け集積回路)など、専用回路を含んでもよい。
図4は、転換ロボット30による転換処理の流れを模式的に示す図である。図4(a)に示すように、第1検出部801は、第1撮像部20が取得した画像P1に基づいて、コンベヤ10に搬送される2つのワークWを検出する。以下、第1検出部801によって検出される2つのワークWのうち、下流側(+Y側)のワークWをワークW1(第1ワーク)、上流側(−Y側)のワークWをワークW2(第2ワーク)と表記する。ワークW1,W2は、コンベヤ10上において連続している。すなわち、ワークW1とワークW2との間には、他のワークWはないものとする。ただし、ワークW1とワークW2との間に、別のワークWが存在してもよい。
第1検出部801は、画像P1に基づいて、ワークWの位置、および、水平面内の向きを検出する。具体的には、図4(a)に示すように、第1検出部801は、画像P1基づいて、ワークW1のコンベヤ上の位置L1および向きd1と、ワークW2のコンベヤ上の位置L2の向きd2とを検出する。
ワークWの位置および向きを検出する方法は、特に制限されない。例えば、第1検出部801は、まず画像P1において、ワークW1,W2の位置L1,L2(例えば、輪郭または面積に基づく重心の座標)を特定する。そして、第1検出部801は、特定した位置L1,L2に基づいて、パターンマッチングを行うことにより、ワークWの向き(基準方向に対して成す角度)を検出してもよい。パターンマッチングでは、記憶部85に予め保存された基準となるワークWの画像データや、ワークWの形状を表すデータ等が利用されてもよい。
また、第1検出部801は、ワークWにおける3点以上の特徴点を公知の手法で検出し、検出した特徴点に基づいて、ワークWの位置および方向を検出してもよい。特徴点は、ワークWの外形に基づいて4つのコーナーとしててもよいし、あるいは、ワークWの表面にプリントされた文字または図柄上の点としてもよい。また、第1検出部801は、機械学習によって得られる学習済みモデルを使用して、各ワークWの位置および向きを検出してもよい。
目標位置算出部803は、ワークW1の移動先となるコンベヤ10上の目標位置L11を算出する。図4(b)に示すように、目標位置L11は、位置L2から、向きd2に直交する方向d21に、距離DT1だけ離れた位置とされる。目標位置L11は、位置L2よりも上流側(+Y側)である。
図4(c)に示すように、ワークW1が転換ロボット30に取り上げ可能な位置まで搬送されると、転換ロボット30が、位置L1のワークW1を取り上げ、目標位置算出部803によって算出された目標位置L11まで移動させる。また、転換ロボット30は、目標位置L11に載置する前に、吸着保持部31を回転させることによって、ワークW1の向きを、ワークW2の向きd2に一致させる。
なお、「コンベヤ10上の位置L1,L2」および「コンベヤ10上の目標位置L11」は、コンベヤ10上に定義される座標系を基準とする座標を意味する。コンベヤ10上に定義される座標系は、XY座標系からみて、時間の経過とともにコンベヤ10の搬送速度で+Y方向へ移動(平行移動)する。制御部80は、コンベヤ10上の目標位置L11に基づいて転換ロボット30を制御する場合、コンベヤ10の搬送速度に基づいて、目標位置L11の座標を、XY座標系における座標に適宜変換してもよい。
図4(c)に示すように、目標位置L11に移動したワークW1と、位置L2のワークW2との間には、わずかに隙間が形成される。また、目標位置L11に移動したワークW1と、位置L2のワークW2とが占有する領域AR1は、破線で示す開口91よりも小さい。このように、目標位置L11は、ワークWの大きさ、ワークW2の位置L2および開口91の大きさに基づいて決定される。領域AR1を開口91よりも小さくすることによって、移載ロボット50がワークW1,W2を箱体90の内部に容易に収容できる。
第2検出部805は、第2撮像部40が取得した画像において、ワークW1,W2のコンベヤ10上の位置および向きを検出する。第2撮像部40は、転換ロボット30によって目標位置L11に移動されたワークW1を撮像する。このため、第2検出部805は、転換ロボット30によって移動されたワークW1,ワークW2のコンベヤ10上の位置、および、ワークW1,W2の向きを検出する。
第2検出部805がワークW1,W2を検出すると、移載ロボット50は、所定の待機位置に配置された吸着保持部54を、検出されたワークW1,W2の位置に移動させる。このとき、移載ロボット50は、検出されたワークW1,W2の向きに応じた角度分だけ吸着保持部54をZ軸まわりに回転させる。そして、移載ロボット50は、吸着保持部54を下降させることによってコンベヤ10上のワークW1,W2を吸着し、吸着保持部54を上昇させることによってワークW1,W2をコンベヤ10から取り上げる。
移載ロボット50は、コンベヤ10からワークW1,W2を取り上げた吸着保持部54を、箱詰位置L31の箱体90の上方に移動させる。このとき、移載ロボット50は、吸着保持部54をZ軸まわりに回転させることにより、吸着保持部54に保持されたワークW1,W2の向きがX方向と一致させる。そして、移載ロボット50は、吸着保持部54を下降させることにより、吸着保持部54とともにワークW1,W2を、開口91を介して箱体90の内部へ進入させる。そして、移載ロボット50は、吸着保持部54の吸着を解除することによって、ワークW1,W2を箱体90の内部に落下させる。その後、移載ロボット50は、吸着保持部54を上昇させることにより、箱体90の内部から外部へ移動させ、さらに、待機位置まで移動させる。
以上のように、移載ロボット50は、第2検出部805によるワークW1,W2の検出結果に基づいて、コンベヤ10が搬送するワークWを、2つずつ順に箱体90の内部へ収容する。
ワークW1,W2が距離DT1よりも離れて搬送されていた場合、転換ロボット30がワークW1,W2を近づける。これにより、移載ロボット50が、ワークW1,W2を同時に保持することができる。また、転換ロボット30が、ワークW1,W2の向きを揃えることにより、箱体90にワークW1,W2を同じ向きに積み上げることができる。
箱詰装置100によると、転換ロボット30がワークW2の位置L2を基準にしてワークW1を目標位置L11に移動させることによって、移載ロボット50がワークW1,W2を同時に保持しつつ箱体90に移すことができる。このため、ワークW1,W2を個別に箱体90に移す場合よりも、効率良くワークW1,W2を箱体90に収容できる。
また、転換ロボット30は、コンベヤ10上でワークW(ワークW1)の位置及び向きを転換する。これに対して、移載ロボット50は、ワークWをコンベヤ10上から箱体90に移す。このため、転換ロボット30の動作範囲は、移載ロボット50の動作範囲よりも小さい。このため、転換ロボット30を採用することによって、装置の大型化を抑えつつ、箱詰め効率を向上することができる。
また、転換ロボット30は、ワークW1,W2のうち、ワークW2の向きを変更する動作を行わない。このため、転換ロボット30がワークW1,W2両方の向きを変更する場合に比べて、転換ロボット30の動作効率が高められる。
また、転換ロボット30は、後続のワークW2の位置に合わせて先行のワークW1を移動させる。この場合、転換ロボット30は、ワークW1をコンベヤ10から取り上げて載置することによって、ワークW1をワークW2に近づけることができる。したがって、転換ロボット30がワークW1を移動させる距離(ストローク)を短くすることができる。
<2. 第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、以降の説明において、既に説明した要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号又はアルファベット文字を追加した符号を付して、詳細な説明を省略する。
図5は、第2実施形態に係るコンベヤ10およびコンベヤ10によって搬送されるワークW1,W2を示す図である。図5(a)は平面図であり、図5(b)は側面図である。図5に示すように、第2実施形態の箱詰装置100では、転換ロボット30が目標位置L11にワークW1を移動させると、ワークW1の一部がワークW2の一部と重なった状態となる。具体的には、ワークW1の−Y側の端部が、ワークW2の+Y側の端部の上側に重ねられる。
このように、ワークW1,W2の各端部を上下に重ねることによって、ワークW1,W2を互いに接近するため、ワークW1,W2が占有する領域AR1が小さくなる。これにより、箱体90の開口91が小さい場合であっても、ワークW1,W2を容易に収容できる。
また、ワークWが袋体であるため、ワークWの端部の厚さ(Z方向の寸法)は、ワークWの中央部の厚さに比べて小さい。このため、ワークW1,W2の端部同士を重ねたとしても、ワークW1,W2の重複部分の厚さは、それほど大きくはならない。このため、ワークW1,W2を箱体90に多段に積層した場合でも、ワークW1,W2の重複部分が箱体90の内部でかさばることを抑制できる。
<3. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、コンベヤ10上の第1撮像部20よりも−Y側に、ワークWの位置および向きをある程度揃えるガイドが設けられてもよい。ガイドを設けることによって、転換ロボット30の動作量を小さくすることができる。
例えば、転換ロボット30が、ワークW1の向きをワークW2に向きに一致させることは必須ではない。すなわち、転換ロボット30は、ワークW1を、向きd1のまま、目標位置L11に移動させてもよい。
移載ロボット50は、コンベヤ10上のワークW1,W2を箱体90に移す際、ワークW1,W2の向きをX方向に一致するように、吸着保持部54を回転させる。しかしながら、ワークW1,W2の向きをX方向に一致させることは必須ではない。例えば、移載ロボット50は、ワークW1,W2の向きを変えずに、ワークW1,W2を箱体90に移してもよい。この場合、回転駆動部55が省略されてもよい。
箱詰装置100では、上流側のワークW2の位置および向きを基準にして、下流側のワークW1の位置および向きが変更される。しかしながら、下流側のワークW1の位置および向きを基準にして、上流側のワークW2の位置および向きが変更されてもよい。
また、移載ロボットが3つ以上のワークWを同時に箱体に移すようにしてもよい。この場合、転換ロボット30が、3つ以上のワークWのうち、1つのワークWの位置および向きを基準にして、残余のワークWの位置および向きを変更する。これによって、3つ以上のワークWがコンベヤ10上で一列に並ぶようにするとよい。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態および各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
100 箱詰装置
10 コンベヤ
20 第1撮像部
30 転換ロボット(転換機構)
31 吸着保持部
50 移載ロボット(移載機構)
54 吸着保持部
55 回転駆動部
60 箱体保持部
80 制御部
801 第1検出部(ワーク検出部)
803 目標位置算出部
90 箱体
91 開口
L1,L2 位置
L11 目標位置
W,W1,W2 ワーク

Claims (6)

  1. 箱詰装置であって、
    開口を有する箱体を保持する箱体保持部と、
    第1ワークおよび第2ワークを含む複数のワークを所定の搬送方向に搬送するコンベヤと、
    前記コンベヤ上の前記第1ワークおよび第2ワークを検出するワーク検出部と、
    前記開口の大きさ、および、前記ワーク検出部によって検出された前記第2ワークの前記コンベヤ上の位置に基づいて、前記第1ワークの移動先である前記コンベヤ上の目標位置を算出する目標位置算出部と、
    前記第1ワークを、前記目標位置に移動させる転換機構と、
    前記目標位置に移動された前記第1ワークと、前記第2ワークとを同時に保持する保持部を有するとともに、前記保持部に保持した前記第1ワークおよび前記第2ワークを、前記開口を通じて前記箱体の内部に移す移載機構と、
    を備える、箱詰装置。
  2. 請求項1の箱詰装置であって、
    前記ワーク検出部は、前記第1ワークおよび前記第2ワークの向きを検出し、
    前記転換機構は、前記第1ワークの向きを前記第2ワークの向きに揃える、箱詰装置。
  3. 請求項1または請求項2の箱詰装置であって、
    前記第1ワークが前記第2ワークよりも前記搬送方向の下流側に位置しており、
    前記目標位置が、前記第2ワークの位置よりも前記搬送方向の下流側に設定される、箱詰装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項の箱詰装置であって、
    前記転換機構が、前記第1ワークを前記目標位置に移動させることにより、前記第1ワークの一部が前記第2ワークの一部に重ねられる、箱詰装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項の箱詰装置であって、
    前記ワークが、袋体である、箱詰装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項の箱詰装置であって、
    前記転換機構がスカラロボットであり、前記移載機構がパラレルロボットである、箱詰装置。
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