JP6864526B2 - 局所的に輝きを有する人工皮革 - Google Patents

局所的に輝きを有する人工皮革 Download PDF

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Description

本発明は、局所的に輝きを有する人工皮革及びその製法に関するものである。
人工皮革は、衣類、靴、鞄、インテリア、自動車や航空機、鉄道車両などのシート表皮材や内装材、リボンやワッペン基材などの服飾分野に好適に用いられる。
その中でも、インテリア、自動車や航空機、鉄道車両などのシート表皮材や内装材などの分野では、高級感に加え、嗜好の多様性から、局所的な輝きとスエード調の立毛感を両立したスエード調人工皮革を有することは、素材バリエーションを増やすことになり、販売戦略上重要である。
従来より、上記のような目的により努力し開示された技術がある。例えば、特許文献1には、パール調の光沢を有しているパール調人工皮革の製造技術が記載されている。また、特許文献2には、染料を二種類用いて異色効果を発現する技術が記載されている。
特開平10−168764号公報 特開2004―107807号公報
しかし、特許文献1に記載される方法では、パール顔料をウレタン溶液に混入後、含浸させる必要があり、色ごとにパール顔料の種類を変更しなくてはならないので、量産性・生産性に欠けるという問題がある。また、光らせることができるパール調原反の色はメタリック系に限られる。さらに、一度作製した該パール調人工皮革の原反は、染色により、パール顔料付着箇所の色相変更をすることが難しいので、色の多様性が低く、汎用性に欠けるという問題がある。また、特許文献2に記載される方法では、基本的には色相差に基づいて異色効果を得るため、優美で光沢感のある人工皮革を提供することは困難である。
本発明が解決しようとする課題は、インテリア、自動車、航空機、鉄道車両などのシート表皮材や内装材として好適に用いることができる、夜空に輝く星空のように局所的に輝きを有し、優美な表面品位を有する人工皮革を提供することである。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究した結果、以下の特徴を持った人工皮革とすることで課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1] 異形断面繊維を含有する繊維層を含む不織布と該不織布に含浸された高分子弾性体から構成され、下記(1)〜(5):
(1)異形断面繊維を含有する繊維層が、重量比率で、異形断面繊維10〜50%及び非異形断面繊維90〜50%を含有する;
(2)異形断面繊維の異形度が1.1〜5.0であり、非異形断面繊維の異形度が1.1未満である;
(3)異形断面繊維の単繊維繊度が0.6〜5.5dtexである;
(4)異形断面繊維の酸化チタン含有量が重量比率で0.3%以下である;
(5)非異形断面繊維の酸化チタン含有量が重量比率で0.1〜3.0%である;
の条件を満たす、人工皮革。
[2] 異形断面繊維を含有する繊維層において、非異形断面繊維の酸化チタン含有量の重量比率が異形断面繊維の酸化チタン含有量の重量比率以上である、上記態様1記載の人工皮革。
[3] 異形断面繊維が三角断面繊維である、上記態様1又は2記載の人工皮革。
[4] 異形断面繊維が扁平状断面繊維である、上記態様1又は2記載の人工皮革。
[5] 異形断面繊維がY字型断面繊維である、上記態様1又は2記載の人工皮革。
[6] 異形断面繊維がL字型断面繊維である、上記態様1又は2記載の人工皮革。
[7] 異形断面繊維を含有する繊維層中の非異形断面繊維が下記(1)〜(2):
(1)繊維断面の外周が凸閉曲線である;
(2)単繊維繊度が0.01〜0.6dtexである;
の条件を満たす、上記態様1〜6のいずれか記載の人工皮革。
[8] 不織布が表面繊維層/スクリム/裏面繊維層の三層構造である、上記態様1〜7のいずれか記載の人工皮革。
[9] 不織布が、表面繊維層と裏面繊維層とを有し、
異形断面繊維が表面繊維層のみ、又は表面繊維層及び裏面繊維層に含有される、上記態様1〜8のいずれか記載の人工皮革。
[10] 不織布が、表面繊維層と裏面繊維層とを有し、
表面繊維層のみ、又は表面繊維層及び裏面繊維層の主面の一部の領域に、繊維相互の交絡が他の領域よりも緊密にされることにより形成されている複数の幅1mm以下の溝を有し、
該溝が該主面に筋状模様を形成している、上記態様1〜9のいずれか記載の人工皮革。
[11] 不織布が、表面繊維層、スクリム及び裏面繊維層を有し、
表面繊維層のみ、又は表面繊維層及び裏面繊維層が、抄造シートであり且つスクリムと交絡一体化されている、上記態様1〜10のいずれか記載の人工皮革。
[12] 高分子弾性体がポリウレタン樹脂である、上記態様1〜11のいずれか記載の人工皮革。
[13] 表面繊維層の主面のみ、又は表面繊維層の主面及び裏面繊維層の主面に立毛を有する、上記態様1〜12のいずれか記載の人工皮革。
本発明による、表面が夜空に輝く星空のように局所的に輝きを有し、優美な表面品位を有する人工皮革は、インテリア、自動車、航空機、鉄道車両などのシート表皮材や内装材として好適に用いられる。
図1は、異形断面繊維に光が反射した場合に鏡面反射が生じる挙動を示す概念図であり、異形断面繊維の代表として三角断面繊維を示している。 図2は、非異形断面繊維である丸断面繊維に光が反射した場合に拡散反射が生じる挙動を示す概念図である。 図3は、異形度が高い異形断面繊維である星型断面繊維に光が反射した場合に反射回数が増加する挙動を示す概念図である。
以下、本発明の例示の態様について、以下具体的に説明するが、本発明はこれらの態様に限定されるものではない。
本発明の局所的に輝きを有する人工皮革は、異形断面繊維を含有する繊維層を含む不織布と該不織布に含浸された高分子弾性体から構成され、下記(1)〜(5)の条件を満たす。
(1)異形断面繊維を含有する繊維層が、重量比率で、異形断面繊維10〜50%及び非異形断面繊維90〜50%を含有する。
(2)異形断面繊維の異形度が1.1〜5.0であり、非異形断面繊維の異形度が1.1未満である。
(3)異形断面繊維の単繊維繊度が0.6〜5.5dtexである。
(4)異形断面繊維の酸化チタン含有量が重量比率で0.3%以下である。
(5)非異形断面繊維の酸化チタン含有量が重量比率で0.1〜3.0%である。
本開示で、異形断面繊維(本開示で、「異形繊維」ともいう。)とは、異形度が1.1以上である繊維であり、非異形断面繊維(本開示で、「非異形繊維」ともいう。)とは、異形度が1.1未満である繊維である。本発明の人工皮革において、異形断面繊維を含有する繊維層に含まれる異形断面繊維は、異形度1.1〜5.0を有する。但し、当該繊維層は、異形度5.0を超える繊維を本発明の効果を損なわない範囲で含有することを排除しない。
本発明によれば、上記(1)〜(5)の条件を満たす特定の態様で異形断面繊維及び非異形断面繊維を組合せることで、任意の色での染色が可能であり、例えば同色系に染色された領域内で輝度の差によって局所的に輝く箇所を設けることができ、これにより優美で光沢感のある外観を与える人工皮革を提供できる。
本発明の人工皮革は異形繊維を含有する繊維層が異形繊維を重量比率で10〜50%含有する。異形繊維を含有する繊維層における異形繊維の量が重量比率で10%未満の場合は、輝きが弱く目的とする効果が得られず、50%を超える場合は、全面が輝いており、局所的な輝きのメリハリが無く、表面全体の輝きが強くなり、本発明が目的とする効果が得られない。上記量は、重量比率で、好ましくは20〜40%、より好ましくは20〜30%である。また、上記の理由で、当該繊維層中の非異形繊維の量は、重量比率で90〜50%であり、好ましくは80〜60%、より好ましくは80〜70%である。
なお、本開示の「異形度」は、下記方法で求められる値である。
(1)単繊維の長軸方向と垂直な平面の断面画像(例えば1000倍の走査型電子顕微鏡像)において、単繊維の断面周長と単繊維の断面積とを測定する。
(2)下記式に基づいて、単繊維の異形量を求める。なお、周長と断面積とは、それぞれ100点測定し、平均値を使用するものとする。
F=P2/A
(P:単繊維の断面周長、A:単繊維の断面積、F:単繊維の異形量)
(3)真円断面繊維の単繊維のFをF1、測定した単繊維のFをF2として、下記式に基づいて、異形度Eを求める。
E=F2/F1
(E:単繊維の異形度)
図1は、異形繊維に光が反射した場合に鏡面反射が生じる挙動を示す概念図であり、異形繊維の代表として三角断面繊維を示している。図2は、非異形繊維である丸断面繊維に光が反射した場合に拡散反射が生じる挙動を示す概念図である。繊維層が異形繊維と非異形繊維とを含むことは、異形繊維による鏡面反射と、非異形繊維による拡散反射との輝きの差によって人工皮革に局所的な輝きを生じさせる点で有利である。
図3は、異形度が極めて高い異形繊維である星型断面繊維に光が反射した場合に反射回数が増加する挙動を示す概念図である。星型のような複雑な形状の断面を有する繊維では特に反射回数の増加を起こしやすく、反射光の輝きが弱くなる。
異形繊維の異形度は、1.1〜5.0の範囲である。異形度が1.1以上である異形繊維が繊維層中に存在しない場合は、人工皮革の反射が不充分で、輝きが弱く、目的とする効果が得られない。一方異形繊維の異形度が5.0を超える場合は、入射光の反射回数が多くなり過ぎ、目に届く際の反射光の光度が小さくなるので、人工皮革の輝きが弱く、目的とする効果が得られない。異形繊維の異形度は、好ましくは1.3〜3.0、より好ましくは1.5〜3.0である。
本発明の人工皮革の異形繊維を含有する繊維層中の異形繊維の単繊維繊度は、0.6〜5.5dtexである。異形繊維の単繊維繊度が0.6dtex未満の場合は、輝きが弱く、目的とする効果が得られない。5.5dtexを超える場合は、輝きは強いが、表面感にざらつきが生じ、タッチが悪く、優美な表面品位が得られない。単繊維繊度は、より好ましくは0.6〜2.2dtexであり、さらに好ましくは0.6〜1.7dtexである。
本発明の人工皮革の異形繊維を含有する繊維層中の異形繊維の酸化チタン含有量は重量比率で0.3%以下である。異形繊維の酸化チタン含有量が重量比率で0.3%を超える場合は、輝きが弱く、目的とする効果が得られない。酸化チタン含有量は、より好ましくは0.1%以下であり、さらに好ましくは0.05%以下である。
非異形繊維の異形度は、1.1未満である。このような非異形繊維によれば、良好な拡散反射が生じる。上記異形度は、好ましくは1.08未満、さらに好ましくは1.05未満であり、最も好ましくは1.0である。
本発明の人工皮革の異形繊維を含有する繊維層中の非異形繊維の酸化チタン含有量は重量比率で0.1〜3.0%である。異形繊維を含有する繊維層中の非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率が0.1%未満の場合は、非異形繊維も弱く輝くので、異形繊維と、非異形繊維の輝きの差、つまり輝きのメリハリが無くなり、目的とする効果が得られない。酸化チタン含有量が3.0%を超える場合は、酸化チタンの凝集物が増えて紡糸性を低下させる原因となるので好ましくない。また、短繊維化するときにカット刃の摩耗が早くカット刃の寿命が短くなる傾向があるので、好ましくない。酸化チタン含有量は、より好ましくは0.2〜3.0%であり、さらに好ましくは0.3〜3.0%である。
さらに、人工皮革の異形繊維を含有する繊維層中の非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率が、該繊維層中の異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率以上であることが好ましい。より具体的には、非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率を異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率で除した値((非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率)/(異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率))は1.0以上が好ましく、より好ましくは1.1以上、さらに好ましくは2.5以上、最も好ましくは5.0以上である。。(非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率)/(異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率)が1.0未満の場合は、相対的な異形繊維の輝きが弱く、異形繊維と、非異形繊維の輝きの差、つまり輝きのメリハリが弱くなり易い傾向がある。
本発明の人工皮革の異形繊維を含有する繊維層中の異形繊維は三角断面繊維、扁平状断面繊維、Y字型断面繊維若しくはL字型断面繊維であることが好ましい。一般に曲面よりも平面の方が、反射光の光度が大きくなる。例えば図1のように、三角断面繊維では、繊維表面における、平面面積比率が大きく、光が反射する強度が強いと考えられる。繊維層中の異形繊維が三角断面繊維、扁平状断面繊維、Y字型断面繊維若しくはL字型断面繊維である場合、輝きとソフトなタッチとを両立し易いので好ましい。
本発明の人工皮革の異形繊維を含有する繊維層中の非異形繊維は、繊維断面の外周が円形などの凸閉曲線であることが好ましい。繊維層中の非異形繊維の繊維断面の外周が凹閉曲線である場合、非異形繊維の輝きが増すことがあり、かつ、表面感にざらつきが生じ、タッチが悪くなることから好ましくない。ここで、凸閉曲線とは、単純閉曲線で、曲線上の任意の2点を結んだ線分が曲線で囲われた領域から外に飛び出さないような曲線のことを言う。
本発明の人工皮革の異形繊維を含有する繊維層中の非異形繊維は単繊維繊度が0.01〜0.6dtexであることが好ましい。繊維層中の非異形繊維の単繊維繊度が0.01dtex以上の場合は、染色時の染料濃度が非常に高くなったり、染色堅牢度や耐光性が不充分になったりせず実用的であり、0.6dtex以下の場合は、表面感にざらつきが生じタッチが悪くなることがなく好ましい。非異形繊維の単繊維繊度は、さらに好ましくは0.03〜0.33dtexである。
本発明の異形繊維及び非異形繊維は溶融紡糸法により直接紡糸されたものを短繊維化したものや、共重合ポリエステルを海成分、レギュラーポリエステルを島成分に用いた海島繊維から海成分を溶解又は分解することによって除去して得られる極細繊維など、極細繊維発生型繊維から取り出したものを短繊維化したものなどが用いられる。短繊維長は1〜51mmが好ましく、より好ましくは3〜25mmである。
異形繊維及び非異形繊維(好ましくは短繊維)は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維(好ましくは短繊維)、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12などのボリアミド系繊維(好ましくは短繊維)などが好適に用いられるが、局所的に輝きを有し、優美な表面品位を有する人工皮革が得られ易い点では異形繊維と非異形繊維は同じポリマー系であることが好ましい。つまり、異形繊維がポリエステルであれば、非異形繊維もポリエステル、異形繊維がポリアミドであれば、非異形繊維もポリアミドであることが好ましい。異形繊維と非異形繊維でポリマー系が異なる場合は、染色によって、異形繊維と非異形繊維の色相が異なり、本発明の目的とする局所的に輝きを有する外観が得られ難い場合がある。
本発明の人工皮革は、表面繊維層と裏面繊維層とを有することが好ましい。さらに、本発明の人工皮革は、表面繊維層と裏面繊維層に編織物であるスクリムをサンドイッチ状に挟み込み、各層中の繊維を交絡させてなる構造を含む、3層構造以上の多層構造であることが好ましい。
好ましくは、表面繊維層と裏面繊維層の間にスクリムをサンドイッチ状に挟んだ構造とし、各層の繊維を交絡させた3層構造にすることによって、耐摩耗性や剥離強度などがさらに改善される。
本発明の人工皮革が表面繊維層と裏面繊維層とを有する場合、異形繊維は表面繊維層のみに含有されてもよいし、或いは、人工皮革の表裏の表面感を同等にする目的では、表面繊維層と裏面繊維層の両層に含有されてもよい。
本発明の人工皮革が表面繊維層と裏面繊維層とを有する場合、表面繊維層のみ、又は表面繊維層及び裏面繊維層の主面の一部の領域に、繊維相互の交絡が他の領域よりも緊密にされることにより複数の約1mm以下の幅の溝が形成され、該溝が該主面に筋状模様を形成していてもよい。この筋状模様は、例えば、静止した多数のノズルから高速水流を一定方向に連続的に、移動している不織布に噴き当てることにより得ることができる。不織布に経筋状に溝を形成することで、凹部と凸部の光の反射の差が大きくなるので、光の反射作用を大きくすることができ、繊維層中の異形繊維が輝く領域と繊維層中の非異形繊維が輝いていない領域との輝きのメリハリが強くなる外観が得られ易い。溝の幅や隣り合う溝の間隔は、用途や外観面の嗜好に合わせて調整してもよい。
表面繊維層及び裏面繊維層が短繊維の場合、前記各短繊維からカード法、エアレイ法などの乾式法、及び水中に各短繊維を分散させたスラリーを用いた抄造法などにより製造することができるが、各短繊維の均一分散性や極細短繊維が利用できる点では抄造法が好ましい。特に本発明においては、異形繊維と非異形繊維の両方が分散しやすく、異形繊維同士及び非異形繊維同士の塊や、収束繊維が発生し難いために、欠点が少なく、かつ表面品位に優れた外観が得られ易い点で、均一分散性が高い抄造法が好ましい。カード法では、例えば繊度0.6dtex以下の極細繊維はカーディングローラーの針に繊維が巻き付き繊維の開繊が困難である場合があり、エアレイ法でも極細繊維の分散が困難である場合がある。また乾式法では得られた繊維層が均一性に劣る場合がある。
本発明において、不織布がスクリムとして織編物を含む場合、織編物は、染色による同色性の点から非異形繊維と同じポリマー系であることが好ましい。編物の場合、22〜28ゲージで編み上げたシングルニットが好ましい。織物の場合は、編物よりも高い寸法安定性と強度が実現できる。織物には加工糸の無撚糸或いは400〜1200T/mの有撚糸が好適に用いられる。
表面繊維層の目付は、好ましくは10〜200g/m2、より好ましくは30〜170g/m2、さらに好ましくは60〜170g/m2である。裏面繊維層の目付は、好ましくは10〜200g/m2、より好ましくは20〜170g/m2である。スクリムの目付は、好ましくは10〜150g/m2、より好ましくは20〜130g/m2、さらに好ましくは30〜110g/m2である。
不織布が表面繊維層、スクリム及び裏面繊維層を有する場合、表面繊維層のみ、又は表面繊維層及び裏面繊維層が、抄造シートであり且つスクリムと交絡一体化されていることが好ましい。特に好ましくは、表面繊維層と裏面繊維層との間にスクリムを挟み込み、交絡一体化させる。交絡一体化の方法としては、スパンレース法と呼ばれる水流交絡法、ニードルパンチ法などを用いることができるが、スクリムの組織の破壊又は変形を防止する観点から水流交絡法が好ましい。水流交絡法における高圧水噴射ノズルの孔径は、高い交絡効果と優れた表面平滑性を得るためには0.05〜0.40mmφが好ましく、さらに好ましくは、0.08〜0.30mmφである。水流交絡における高圧水噴射面と被処理物までの距離は、高い交絡効果と交絡処理前の導布や、交絡処理時の工程通過性の点から、好ましくは5〜100mmであり、さらに好ましくは10〜70mmである。また、高圧水噴射ノズルを円運動や工程進行方向に対して直角に往復運動させることも、交絡効果や表面平滑性を高めるうえで好ましい方法である。
本発明で使用される高分子弾性体としてはポリウレタン樹脂、各種合成ゴム、天然ゴム等が挙げられるが、柔軟で且つ弾力性のある風合、及び耐摩耗性や破断強度などの機械物性を得るためにはポリウレタン樹脂が好ましい。ポリウレタン樹脂としてはポリエーテル系、ポリエステル系、ポリカーボネート系などがあり、更には、溶剤系、水分散系が使用される。いずれの樹脂を使用しても差し支えないが、含有量が少なくても人工皮革としての要求性能を満たすことができ、且つ環境負荷の低減という点からポリウレタン樹脂、特に水分散系のポリウレタン樹脂の使用が好ましい。
柔軟な風合いと機械強度を両立するには、高分子弾性体の含有量は、不織布(例えば、不織布が表面繊維層、スクリム、及び裏面繊維層で構成されている場合にはこれらの合計量)100wt%に対して、5〜20wt%であることが好ましい、上記含有量は、より好ましくは7〜15wt%である。又、必要に応じて酸化防止剤等の安定剤や難燃剤、帯電防止剤などの添加剤を添加することは何ら支障がない。
本発明の人工皮革は、当該人工皮革の片面又は両面(例えば、不織布が表面繊維層と裏面繊維層とを有する場合、表面繊維層の主面のみ、若しくは表面繊維層の主面と裏面繊維層の主面との両者)に立毛を有するスエード調やヌバック調であってもよい。人工皮革の片面又は両面に対し、サンドペ−パ−などによるバフィング処理等を行い、繊維立毛面を形成させ、スエード調やヌバック調にする。
染色処理は、例えば、ポリエステル系繊維の場合は分散染料を用い、ポリアミド系繊維の場合は酸性染料を用いることが一般的である。染色方法については染色加工業者に良く知られた通常の方法を用いることができる。人工皮革においては均染性の点から液流染色機が好適に用いられる。このようにして染色された人工皮革は、ソーピングや必要に応じて化学的還元剤の存在下で還元洗浄を実施し、余剰染料を除去する。
以下、本発明を実施例に基づいて更に具体的に説明するが、それらは本発明の範囲を限定するものではない。実施例及び比較例中の表面品位、物性は以下の方法で評価した。
(1)人工皮革の輝き
染色された人工皮革の輝きの評価は被験者10人で目視による判定を行った。局所的な輝きが強いと判断したものを2点、局所的な輝きが弱い若しくは、全面に輝きが見えると判断したものを1点、輝きが無いと判断したものを0点とし、各人に評価してもらいその総点から下記の基準に従い、表面品位を判定した。
×:0〜8点
△:9〜14点
○:15〜17点
◎:18〜20点
(2)人工皮革のタッチ
染色された人工皮革のタッチの評価は被験者10人で手触りによる判定を行った。非常に滑らかと判断したものを2点、少し滑らかと判断したものを1点、ざらつくと判断したものを0点とし、各人に評価してもらいその総点から下記の基準に従い、表面品位を判定した。
×:0〜8点
△:9〜14点
○:15〜17点
◎:18〜20点
(3)人工皮革の総合評価
上記の評価方法で人工皮革の輝きとタッチそれぞれで、○若しくは◎の場合を合格、その他を不合格として評価し、総合評価としては、輝き、タッチ共に○若しくは◎のものを合格とし、その他を不合格とした。
(4)単繊維の異形度の測定方法
1000倍の走査型電子顕微鏡の単繊維長軸方向と垂直な平面の断面写真から、単繊維の断面周長と単繊維の断面積を測定し、以下の式に代入し、単繊維の異形量を求めた。
なお、周長と断面積は、それぞれ100点測定し、平均値を使用した。
F=P2/A
P:単繊維の断面周長、A:単繊維の断面積、F:単繊維の異形量
次に、真円断面繊維の単繊維のFをF1、異形繊維の単繊維のFをF2としたときの、単繊維の異形度を下記の式で定義した。
E=F2/F1
E:単繊維の異形度
[実施例1]
直接紡糸法によって、単繊維繊度1.2dtexで、繊維中の酸化チタン含有量が重量比率で0.05%であり、異形度1.66である三角断面ポリエチレンテレフタレート繊維を製造し、長さ5mmに切断し、異形繊維として使用した。
直接紡糸法によって、単繊維繊度0.17dtexで、繊維中の酸化チタン含有量が重量比率で0.30%であり、異形度1.00である丸断面ポリエチレンテレフタレート繊維を製造し、長さ5mmに切断し、非異形繊維として使用した。
異形繊維と非異形繊維の混合重量比(異形繊維/非異形繊維)が30/70となるように水中に分散させ、抄造法により目付142g/m2の表面繊維層用繊維ウェブを得た。
次に該非異形繊維のみを使用し、抄造法により目付63g/m2の裏面繊維層用繊維ウェブを得た。
表面繊維層用と裏面繊維層用繊維ウェブの中間に、166dtex/48fのポリエチレンテレフタレート繊維からなる目付95g/m2のスクリムを封入し、3層積層体とした。
次いで該3層積層体に対して、孔径0.15mmφの直進流噴射ノズルを用いた高速水流を表面繊維層側から4MPa、裏面繊維層側から3MPaの圧力で水流噴射し、表面繊維層と裏面繊維層をスクリムに絡合させて交絡一体化した後に、エアースルー方式のピンテンター乾燥機を用いて100℃で乾燥して、3層構造からなる不織布を得た。
この不織布の表面繊維層を、#400のエメリペーパーを用いて起毛した。高分子弾性体含浸液として、ポリエーテル系水系ポリウレタンエマルジョン(日華化学社製「エバファノールAP−12」)を高分子弾性体含浸液に対して9wt%、含浸助剤として硫酸ナトリウム(Na2SO4)を高分子弾性体含浸液に対して3wt%となるように調合し、この含浸液を、起毛した3層構造からなる不織布の重量に対する付着率が130%となるように含浸した。その後ピンテンター乾燥機を用いて130℃で加熱乾燥し、人工皮革生地を得た。
尚、実施例1における、異形繊維を含有する繊維層中の非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率を異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率で除した値は6.0であった。
この人工皮革生地を液流染色機を用いて130℃で15分間染色し、還元洗浄を行った。その後ピンテンター乾燥機を用いて100℃で乾燥させ、スエード調人工皮革を得た。
[実施例2〜6、比較例1〜3]
実施例1において異形繊維を異形度2.10である扁平断面ポリエチレンテレフタレート繊維(実施例2)、異形度3.00である十字型断面ポリエチレンテレフタレート繊維(実施例3)、異形度4.06であるY字型断面ポリエチレンテレフタレート繊維(実施例4)、異形度3.78であるL字型断面ポリエチレンテレフタレート繊維(実施例5)、異形度1.11である六角断面ポリエチレンテレフタレート繊維(実施例6)、異形度1.00である九角断面ポリエチレンテレフタレート繊維(比較例1)、異形度7.37である星型断面ポリエチレンテレフタレート繊維(比較例2)、丸断面ポリエチレンテレフタレート繊維(比較例3)に変えた他は実施例1と同様に作製されたスエード調人工皮革について表面品位を評価し、その結果を表1に示した。なお、異形繊維の酸化チタンの重量比率の含有量は実施例1と同様に0.05%とした。尚、実施例2〜6、比較例1〜3における、異形繊維を含有する繊維層中の非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率を異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率で除した値は6.0であった。
[比較例4]
実施例1において異形繊維を酸化チタン含有量の重量比率が0.30%であり、単繊維繊度が1.2dtexであり、異型度が1.00である丸断面ポリエチレンテレフタレート繊維(比較例4)に変えた他は実施例1と同様に作製されたスエード調人工皮革について表面品位を評価し、その結果を表1に示した。尚、比較例4における、異形繊維を含有する繊維層中の非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率を異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率で除した値は6.0であった。
[実施例7〜8、比較例5〜6]
実施例1において、異形繊維の単繊維繊度を0.3dtex(比較例5)、0.6dtex(実施例7)、5.0dtex(実施例8)、7.0dtex(比較例6)に変えた他は実施例1と同様に作製されたスエード調人工皮革について表面品位を評価し、その結果を表2に示した。尚、実施例7〜8、比較例5〜6における、異形繊維を含有する繊維層中の非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率を異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率で除した値は6.0であった。
[実施例9〜11、比較例7]
実施例1において、異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率を0%(実施例9)、0.10%(実施例10)、0.30%(実施例11)、0.40%(比較例7)に変えた他は実施例1と同様に作製されたスエード調人工皮革について表面品位を評価し、その結果を表3に示した。尚、実施例9〜11、比較例7における異形繊維を含有する繊維層中の非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率を異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率で除した値は表3に示した。
[実施例12、比較例8]
実施例1において、非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率を0.10%(実施例12)、0.05%(比較例8)に変えた他は実施例1と同様に作製されたスエード調人工皮革について表面品位を評価し、その結果を表3に示した。尚、実施例12、比較例8における異形繊維を含有する繊維層中の非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率を異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率で除した値は表3に示した。
Figure 0006864526
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(*)TiO2 非異形繊維/異形繊維とは、異形繊維を含有する繊維層中の非異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率を異形繊維の酸化チタン含有量の重量比率で除した値を意味する。
これらの結果から、異形繊維を含有する繊維層を含む人工皮革において、異形繊維の重量比率、断面形状及び単繊維繊度、並びに異形繊維と非異形繊維に含まれる酸化チタン含有量の重量比率を特定の条件にすることで、局所的に輝きを有する高級感のある表面感で、表面のタッチがソフトな人工皮革を得られることが判った。

Claims (13)

  1. 異形断面繊維を含有する繊維層を含む不織布と該不織布に含浸された高分子弾性体から構成され、下記(1)〜(5):
    (1)異形断面繊維を含有する繊維層が、重量比率で、異形断面繊維10〜50%及び非異形断面繊維90〜50%を含有する;
    (2)異形断面繊維の異形度が1.1〜5.0であり、非異形断面繊維の異形度が1.1未満である;
    (3)異形断面繊維の単繊維繊度が0.6〜5.5dtexである;
    (4)異形断面繊維の酸化チタン含有量が重量比率で0%以上0.3%以下である;
    (5)非異形断面繊維の酸化チタン含有量が重量比率で0.1〜3.0%である;
    の条件を満たす、人工皮革。
  2. 異形断面繊維を含有する繊維層において、非異形断面繊維の酸化チタン含有量の重量比率が異形断面繊維の酸化チタン含有量の重量比率以上である、請求項1記載の人工皮革。
  3. 異形断面繊維が三角断面繊維である、請求項1又は2記載の人工皮革。
  4. 異形断面繊維が扁平状断面繊維である、請求項1又は2記載の人工皮革。
  5. 異形断面繊維がY字型断面繊維である、請求項1又は2記載の人工皮革。
  6. 異形断面繊維がL字型断面繊維である、請求項1又は2記載の人工皮革。
  7. 異形断面繊維を含有する繊維層中の非異形断面繊維が下記(1)〜(2):
    (1)繊維断面の外周が凸閉曲線である;
    (2)単繊維繊度が0.01〜0.6dtexである;
    の条件を満たす、請求項1〜6のいずれか一項記載の人工皮革。
  8. 不織布が表面繊維層/スクリム/裏面繊維層の三層構造である、請求項1〜7のいずれか一項記載の人工皮革。
  9. 不織布が、表面繊維層と裏面繊維層とを有し、
    異形断面繊維が表面繊維層のみ、又は表面繊維層及び裏面繊維層に含有される、請求項1〜8のいずれか一項記載の人工皮革。
  10. 不織布が、表面繊維層と裏面繊維層とを有し、
    表面繊維層のみ、又は表面繊維層及び裏面繊維層の主面の一部の領域に、繊維相互の交絡が他の領域よりも緊密にされることにより形成されている複数の幅1mm以下の溝を有し、
    該溝が該主面に筋状模様を形成している、請求項1〜9のいずれか一項記載の人工皮革。
  11. 不織布が、表面繊維層、スクリム及び裏面繊維層を有し、
    表面繊維層のみ、又は表面繊維層及び裏面繊維層が、抄造シートであり且つスクリムと交絡一体化されている、請求項1〜10のいずれか一項記載の人工皮革。
  12. 高分子弾性体がポリウレタン樹脂である、請求項1〜11のいずれか一項記載の人工皮革。
  13. 表面繊維層の主面のみ、又は表面繊維層の主面及び裏面繊維層の主面に立毛を有する、請求項1〜12のいずれか一項記載の人工皮革。
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