JP6863250B2 - エンボス加工された衛生用紙 - Google Patents

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本発明は、エンボス加工されている衛生用紙に関し、特に帯状の非エンボス領域を有するようにシングルエンボス加工されているキッチンペーパーに関する。
ふきん、タオルの代用品としてパルプ繊維を主原料として製造されるペーパータオルのうち、主にキッチンにおいて、肉、魚、野菜などの水切り、油切り、まな板の上敷、食器の拭き取り、フライパンの油拭き、ガスレンジ、換気扇の手入れ、食卓の汚れ拭き、などの用途に使用されるものは、特にキッチンペーパー(クッキングペーパーも含む)とも呼ばれ、家庭用紙の一品種として広く知られている。
上記のような用途から、キッチンペーパーは高い吸水性および吸油性が求められている。キッチンペーパーの吸水/吸油性を向上させるため、エンボス加工をしたクレープ紙のエンボス凸部の頂部同士を対面させて接着したティップトウティップ形式の積層構造(特許文献1)、および一方のクレープ紙のエンボス凸部が他方のクレープ紙の非エンボス凸部に位置するように互い違いに位置させ接着したネステッド形式の積層構造(特許文献2および特許文献3参照)が知られている。
特開2013−208298号公報 特開2017−179674号公報 特開2017−63895号公報
しかし、これらの積層構造は、凸部に糊等を塗布して2枚を接着しているため、接着部分での吸水性が低下する。
そこで、本発明の目的は、吸液性に優れ、かつ拭き取りおよびかきとり性の向上した、シングルエンボス加工されている衛生用紙を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、多角形状の複数のエンボスを形成したエンボス領域と、非エンボス領域を有するシングルエンボス加工された衛生用紙を提供することによって上記課題が解決できることを見出し、本発明に至った。
本発明の衛生用紙は、多角形状の複数のエンボスを形成したエンボス領域と、前記エンボス領域を取り囲む帯状の非エンボス領域を有するシングルエンボス加工された衛生用紙であって、
前記エンボス領域は多角形を形成し、
前記エンボス領域の多角形の辺と、前記非エンボス領域に隣接した前記エンボスの多角形の辺の少なくとも一辺とが平行ではなく、
前記非エンボス領域は、前記エンボスの多角形の外接円の直径の2倍以上の幅を有することを特徴とする。
本発明によれば、吸液性が高く、かつ拭き取りおよびかきとり性が高く、デザイン性および表面強度が向上されたシングルエンボス加工されている衛生用紙が提供できる。
本発明による衛生用紙の平面図である。 本発明による衛生用紙のエンボス加工の拡大図である。 本発明による衛生用紙のエンボス加工の断面図である。 本発明による他の実施態様の衛生用紙の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
本発明は、多角形状の複数のエンボスを形成したエンボス領域と、該エンボス領域を取り囲む帯状の非エンボス領域を有するシングルエンボス加工された衛生用紙に関する。図1はその本発明の一実施態様を示す。なお、図1は1枚の衛生用紙(キッチンペーパー)を例示しており、その横方向を幅方向、縦方向を長手方向と定義する。例示したキッチンペーパーは、予め裁断されたカットシートの形態のものであってもよく、切れ目を介在させて長手方向に連続する形態のロールなどから切り取られて使用されるものであってもよい。
[1]エンボス領域
本発明のエンボス領域は、複数のエンボスが形成された領域である。本願発明のエンボスは片面からエンボス加工されるシングルエンボスで形成され、一方の面に凸部、他方の面に凹部が形成される(図3参照)。エンボスは多角形状であり、例えば三角形、四角形、五角形、または六角形であってもよい。好ましくは、三角形状である。また、エンボスは同一のエンボス領域内で、または単一の衛生用紙内で、単一の形状であってもよく、または複数の形状を有してもよい。
一つのエンボスの凸部の高さは、56μm〜86μmである。エンボスがこのような高さを有する場合、テーブル等の接触対象との間に空間を有することができ、十分な吸液性を有することができる。エンボスは同一のエンボス領域内で、または単一の衛生用紙内で、単一の高さを有してもよく、または複数の異なる高さを有してもよい。
一つのエンボスの面積は1.46mm2〜4.19mm2であり、好ましくは2.81mm2〜3.46mm2である。エンボスの面積が3.46mm2より大きいと、汚れのかきとり性能が低下する。また、エンボスの面積が1.46mm2より小さい場合も、汚れに対する抵抗が小さくなり、汚れのかきとり性能が低下する。エンボスは同一のエンボス領域内で、または単一の衛生用紙内で、個々に同一の面積であってもよく、または複数の異なる面積を有してもよい。
エンボス領域内で、エンボスは互いに2.0mm〜3.0mm離間して位置する。エンボスの離間間隔が2.4mm以上の場合には、エンボス間に汚れが保持され、十分なかきとり性能を有することができる。エンボス領域内での各エンボスの離間間隔は、エンボスの多角形の外接円の直径aの1.0倍未満が好ましい。
本発明のエンボス領域は、複数のエンボスが多角形状に配置され、形成される。本発明の衛生用紙を折り曲げて使用する場合、非エンボス領域で折り曲げられやすい。そのため、エンボス領域の多角形状の角の数が多いほど、種々の方向に容易に折り曲げることができる。一方、エンボス領域の多角形状の角の数が少ないほうが、エンボス領域内のエンボスを密に形成することができる。エンボス領域の形状は、例えば、三角形、四角形、五角形、または六角形であってもよい(図1および図4参照)。好ましくは、六角形状である。また、エンボス領域の形状は単一の衛生用紙内で、単一の形状であってもよく、または複数の形状を有してもよい。
本発明のエンボスは、エンボス領域の多角形の辺と、非エンボス領域に隣接したエンボスの多角形の辺の少なくとも一辺とが平行ではないように、エンボス領域内に配置される。これにより、エンボス領域の多角形の辺の少なくとも一部が鋸歯状を形成し、汚れのかきとり性能が向上する。また、非エンボス領域から到達する液体は、エンボス領域の該鋸歯部位でエンボスの多角形の角と接することとなり、毛管現象によりエンボス領域内にすばやく吸収される。
[2]非エンボス領域
本発明の非エンボス領域は、エンボスを有さない、該エンボス領域を取り囲む帯状の領域である。本明細書において、「非エンボス」および「エンボスを有さない」とは、エンボスの多角形の外接円の直径aの1.0倍以上の間隔でエンボスが形成されていないことをいう。
非エンボス領域の幅は、エンボスの多角形の外接円の直径aの1.0倍以上である。好ましくは2.0mm〜5.0mmである。また、非エンボス領域の幅は、単一の衛生用紙内で、単一の幅であってもよく、または異なる複数の幅を有してもよい。
一のエンボス領域とそれを取り囲む非エンボス領域とにおいて、エンボス領域とエン
ボス領域との面積の比は、2.5:1〜3.5:1である。好ましくは、2.7:1〜3
.3:1である。非エンボス領域とエンボス領域との面積の比がこのような範囲にある場
合、エンボス領域がテーブル等の接触対象と十分に接触することができ、かつ衛生用紙の
柔軟性が維持される。
非エンボス領域は、好ましくは、衛生用紙の長手方向または幅方向の少なくともいずれか一方において、一端からもう一端へ屈曲しながら連通する。非エンボス領域が屈曲しながら連通することにより、衛生用紙が折れ曲がりにくく、拭き取りやすい形状を保持することができる。
[衛生用紙]
本発明の衛生用紙は、1プライであってもよく、また2プライ以上の積層構造であってもよい。本発明はシングルエンボスであるため、2プライ以上の積層構造であっても糊を使用せず、高い吸液性と強度を有することができる。
本発明の衛生用紙は、好ましくはキッチンペーパーである。本発明の実施態様がキッチンペーパーの場合、一または二以上のクレープ紙をシングルエンボス加工した構造を有する。
キッチンペーパーを構成するクレープ紙の坪量は、15〜25g/m2であるのが望ましい。より好ましくは19〜23g/m2である。なお、坪量は、JIS P 8124(1998)による。この坪量の範囲は、水、油などに対する吸収性を発揮する。さらに、上記坪量の範囲内であれば、拭き取り操作の際の柔らかさ、拭き取り面に対する追従性といったキッチンペーパーが、本来必要とする効果も十分なものとなる。ここで、本発明に係るクレープ紙の1枚当たりの坪量の測定に関しては、積層構造となっているキッチンペーパーの坪量を測定し、これを積層枚数、すなわち2枚で割った数値とする。
また、クレープ紙は、繊維材料がパルプ繊維であり、パルプ組成は、キッチンペーパーにおける既知の組成が採用できる。バージンパルプを90〜100質量%を含むのがよい。本発明特有の効果が顕著となるパルプ組成は、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)やNUKP(針葉樹未晒しパルプ)などの針葉樹パルプと、LBKP(広葉樹クラフトパルプ)やLUKP(広葉樹未晒しパルプ)などの広葉樹パルプと、を適宜の比率で配合したものである。特に、針葉樹パルプ:広葉樹パルプの比が25:75〜50:50であるのがよい。
本発明に係る衛生用紙の紙厚は、特に限定されない。本発明の衛生用紙がキッチンペーパーの場合、紙厚の参考値としては、下記測定方法により測定されるもので171〜270μmである。この紙厚の範囲であれば、キッチンペーパーの一般的製品態様であるロール状、束状とした際に過度に嵩高とならず、また、本願発明のエンボス構成による効果、さらにキッチンペーパーとして使用する際の厚み感や強度も十分に発現する。係る紙厚の測定方法は、JIS P 8118に準じて測定する。
本実施形態に係るキッチンペーパーの主たる製品態様は、帯状で適宜の間隔で分断用のミシン目線が配されたものを紙管に巻き付けたロール状のもの、あるいは、ピックアップ式、ポップアップ式等と称される、枚葉のキッチンペーパーが折畳み積層されたものが例示できるが、これらの製品態様が限定されるものではない。
また、本実施形態に係るキッチンペーパーは、公知のスチールラバー式のエンボス付与方法によるクレープ紙へのエンボス付与より製造することができる。
さらに、上述の実施形態ではキッチンペーパーを例示したが、その他の衛生用紙、例えばトイレットペーパーにも適用可能である。

Claims (8)

  1. 多角形状の複数のエンボスを形成したエンボス領域と、前記エンボス領域を取り囲む帯
    状の非エンボス領域を有するエンボス加工された衛生用紙であって、
    前記衛生用紙が2プライ以上の積層構造を有し、
    前記エンボスはシングルエンボスであり、
    前記エンボス領域は多角形を形成し、
    前記エンボス領域の多角形の辺と、前記非エンボス領域に隣接した前記エンボスの多角
    形の辺の少なくとも一辺とが平行ではなく、
    前記非エンボス領域は、前記エンボスの多角形の外接円の直径の1倍以上の幅を有する
    ことを特徴とする衛生用紙。
  2. 前記非エンボス領域の一部は、前記エンボスの多角形の外接円の直径の2倍以上の幅を
    有することを特徴とする請求項1に記載の衛生用紙。
  3. 前記エンボスが三角形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の衛生用紙。
  4. 前記エンボス領域が六角形を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に
    記載の衛生用紙。
  5. 一の前記エンボス領域とそれを取り囲む前記非エンボス領域とにおける前記エンボス領
    域と前記非エンボス領域の面積の比が2.5:1〜3.5:1であることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか一項に記載の衛生用紙。
  6. 前記非エンボス領域の幅が前記外接円の直径の1.5倍〜3.6倍であることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか一項に記載の衛生用紙。
  7. 前記非エンボス領域は、前記衛生用紙の長手方向または幅方向の少なくともいずれか一
    方において、一端からもう一端へ屈曲しながら連通していることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか一項に記載の衛生用紙。
  8. 前記衛生用紙はキッチンペーパーであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項
    に記載の衛生用紙。
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