JP6860875B2 - 骨錐穴カバー固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は骨錐穴カバー固定装置の構造の技術分野に関し、特に、あらゆる部位の骨の鑽孔箇所に用い、閉鎖用頭蓋骨の固定に用いることができ、比較的大きい適用範囲を有し、かつ操作をより迅速かつ簡便にして、鑽孔を最小孔径に維持し、骨の構造破壊を最低限に抑えることができる、骨錐穴カバー固定装置に関する。
本発明の出願人が早期に出願した台湾特許公告第I609670号「頭蓋骨固定装置及びその手術用具」は、その頭蓋骨固定装置が主に少なくとも下部締め付け部品と可動式ホック部品を含み、可動式ホック部品全体を利用して外スリーブに固定するとき、頭骨外表面との間に一定の距離をおいて配置することが可能であり、閉鎖用頭蓋骨を埋め込んで元の位置に戻しやすくすることができる。
該従来の頭蓋骨固定装置は、閉鎖用頭蓋骨固定の臨床操作上非常に便利で先進的であるが、この下部締め付け部品は円形の構造であり、かつその円形の外径が鑽孔の内径より大きいため、元の切り出した閉鎖用頭骨蓋を頭骨に戻して固定するためだけに適用でき、単純にモニター装置やプローブの設置、またはドレナージ管での排液のために設けられた単一の鑽孔に対しては、該下部締め付け部品を該鑽孔から頭骨内に挿入して設置することができないため、該鑽孔を覆うために用いることができず、鑽孔を別のもので覆う必要があり、上述の発明は閉鎖用頭蓋骨の固定または鑽孔カバーに共用する機能を兼備させることができない。さらに、骨移植手術のように、人体のその他の部位で骨を切り取る場合、例えば大腿骨、手骨、足骨、胸骨等の骨に鑽孔する必要がある、または手術器具を相隣する骨に穴を開けて設置しなければ手術の操作を行うことができない場合も、同様に穴を開ける骨に鑽孔する必要がある。上述の発明の下部締め付け部品は同様に該単一の鑽孔から挿入して設置することができないため、骨の単一の鑽孔を覆うために用いることはできない。また、これらの鑽孔を覆わずに空洞を残した状態にすると、軟組織、硬組織によって埋められやすく、正常な骨の増生に影響するほか、これらの鑽孔がカバーによる保護がない状態下で少しでも外力を受けるとより損傷が発生しやすく、現在医学界で早急な解決が求められている問題となっている。
台湾特許公告第I609670号明細書
本発明は、適用範囲と性能を大幅に向上することができる、骨錐穴カバー固定装置を提供することを課題とする。
以下この考案について説明する。請求項1に記載する骨錐穴カバー固定装置は、上部締め付け部品と、下部締め付け部品を含み、該上部締め付け部品が、第1基部と、第1結合部を含み、該第1結合部が該第1基部上に設けられ、かつ該第1基部の底面に突出され、該第1結合部の直径が鑽孔の直径より小さく、該下部締め付け部品が、第2基部と、第2結合部を含み、該第2基部が等しい長さを有する少なくとも1つの第1アームと、少なくとも1つの第2アームを含み、該第2結合部が第2基部上に設けられ、該第1アームと該第2アームの長さがいずれも鑽孔の半径より大きく、かつ斜め方向に鑽孔の下端部に配置して両端に横架することができ、該第2結合部を該第1結合部に結合し、該第1結合部と該鑽孔の間の間隙が生じる移動が該第1アーム、該第2アームのうちのいずれかを鑽孔の下端部の両端から離脱させるには至らないようにさせることができる。
請求項2に記載する骨錐穴カバー固定装置は、請求項1における第2基部が片状で幅が鑽孔直径より小さい。
請求項3に記載する骨錐穴カバー固定装置は、請求項1における第1結合部と該第2結合部が、ネジ孔とボルトの螺合を形成する。
請求項4に記載する骨錐穴カバー固定装置は、請求項1における第1結合部中に上に開口した凹部が設けられ、環状スリーブ状を形成し、該凹部中にナットが設置され、該第2結合部が該ナットと螺合できるボルトであり、該凹部の上縁に比較的小さい内径の嵌込み溝が形成され、該ナットの外周面下縁に外径が該嵌込み溝より大きい凸リングが設けられ、該ナットが該凹部中で軸方向に回動できるのみで、該凹部を離脱せず、該ナットの上端部に手術工具の結合に供する第1位置決め部が設けられ、該ボルトの内部に手術工具の結合に供する内ネジ孔が形成される。
請求項5に記載する骨錐穴カバー固定装置は、請求項1における第2結合部が、該第1アームまたは該第2アームのうちのいずれかに対応する箇所に外切面を有する。
請求項6に記載する骨錐穴カバー固定装置は、請求項1における第2結合部に複数の外切面が設けられる。
請求項7に記載する骨錐穴カバー固定装置は、請求項1における第1アームと該第2アームが分離した部材であり、かつ折り畳み機能を備えた可動式軸着により連接される。
請求項8に記載する骨錐穴カバー固定装置は、請求項7における第1アームが該第2結合部を延伸して形成され、該第2アームが該第2結合部に挿着される挿着部を備え、該第2結合部を軸として展開または折り畳まれる。
請求項9に記載する骨錐穴カバー固定装置は、請求項1における第2基部の中央箇所が比較的大きい厚みとされる。
請求項10に記載する骨錐穴カバー固定装置は、請求項1における第1結合部が係止孔であり、該第2結合部が細長いベルト部材であり、該ベルト部材に該係止孔と係合させて位置決めする歯止め部が設けられる。
本発明が提供する骨錐穴カバー固定装置は、該第1アームと該第2アームが等しい長さの配置を形成し、かついずれも鑽孔の半径よりやや大きい設計により、該第下部締め付け部品を斜め方向に鑽孔に向かって挿入すれば、簡単に該第1アームと該第2アームを斜めに挿入して鑽孔内の下端部に位置決めすることができ、あらゆる部位の骨の鑽孔を覆うために使用できるという目的を達する。かつ、操作上も非常に迅速かつ簡便で、鑽孔を最小孔径に維持し、骨の構造破壊を最小限に抑えることができる。また、閉鎖用頭蓋骨の固定に使用するときは、該第1アームと第2アームを閉鎖用頭蓋骨と頭骨に横架してそれぞれ押さえることができ、使用範囲と性能を効果的に向上し、先行技術の不足点を改善できる。
本発明の立体分解図である。 本発明の仰視立体分解図である。 本発明の下部締め付け部品の断面図である。 本発明を骨の単一鑽孔のカバーに用いた断面図である。 図4のA−A線での断面図である。 本発明の使用時に手術用具と組み合わせた立体図である。 本発明の下部締め付け部品を鑽孔内に斜め方向に挿入する動作を示す断面図である。 本発明の第1アーム、第2アームを鑽孔下端部の両端に横架する動作を示す断面図である。 手術工具を利用して本発明の上部締め付け部品と下部締め付け部品を結合させ、鑽孔を挟んで覆った後該手術工具が引き抜かれる動作を示す立体図である。 本発明を頭骨の鑽孔中で閉鎖用頭蓋骨を固定するために使用する動作を示す立体図である。 本発明の第2結合部の第2の実施態様である。 本発明の第2基部の第2の実施態様である。 本発明の第2基部の第3の実施態様である。 本発明の第2基部の第4の実施態様の俯瞰図である。 図14の拡大断面図である。 本発明の第2基部の第5の実施態様である。 本発明の第1結合部と第2結合部の第2の結合態様である。 本発明の第1結合部と第2結合部の第3の結合態様である。 本発明の第1結合部と第2結合部の第4の結合態様である。 図18の部分断面図である。 本発明の第1結合部と第2結合部の第5の結合態様である。
図1〜図10に示すように、本発明の骨錐穴カバー固定装置Aは、上部締め付け部品30と、下部締め付け部品50を含む。
そのうち、該上部締め付け部品30が、第1基部31と、該第1基部31の中央に設けられた第1結合部32を含む。該第1基部31が板状または円盤状であり、その円盤の外周縁に周縁部まで延伸されて開口状を呈する複数のスリット溝311が間を隔てて周設され、相隣するスリット溝311の間に複数の花弁部312がそれぞれ形成され、該複数の花弁部312の厚さが外周縁に向かって徐々に薄くなっており、頭骨70に嵌入し、しっかりと挟んで固定させやすくなっている。該第1結合部32が該第1基部31の底面に突出し、かつその直径D2が鑽孔73の直径D1より若干小さく、鑽孔73内に挿入することができる。該第1結合部32中に上に開口した凹部322が設けられ、環状スリーブ状を形成し、底面に該凹部322まで貫通した通り穴323を備え、該凹部322中にナット33が設置され、かつ該凹部322の上縁に比較的小さい内径の嵌込み溝321が形成される。該ナット33の上端部周縁に手術工具Bの結合に用いる第1位置決め部42が周設される。好ましくは、該第1位置決め部42はナット33の上端部周縁に凹凸状に周設されるか、または上端面に少なくとも2つの凹孔構造(図示しない)が凹設される。該ナット33の外周面下縁に外径が該嵌込み溝321より大きい凸リング41が設けられ、該ナット33が該凹部322中で軸方向に回動できるのみで、該凹部322を離脱しないようにする。
該下部締め付け部品50は、片状で幅が鑽孔73の直径D1より小さい第2基部51と、該第2基部51中央に設けられた第2結合部52を含み、該第2結合部52が該ナット33に螺合できるボルトであり、内部に手術工具Bの結合に供する内ネジ孔53が設けられ、一側面に外切面521が形成され、該外切面521の位置が該第1アーム511または該第2アーム512のうちのいずれかに対応し、該下部締め付け部品50を斜め方向に鑽孔73により容易に挿入することができる。該第2基部51は、第1アーム511と、第2アーム512を含み、該第1アーム511と該第2アーム512は、該第2結合部52(ボルト)の中心線Zを中心として等しい長さの配置で一字形を形成し、また該第1アーム511の長さXと該第2アーム512の長度Yがいずれも鑽孔73の半径R1より大きく、手術操作時に該下部締め付け部品50を斜め方向に鑽孔73の下端部に挿入して両端に横架し、係止させることができ、かつ該第2結合部52と該結合部32を結合して位置決めしたとき、該第1結合部32と該鑽孔73の間の間隙が生じる移動が、該第1アーム511、第2アーム512のうちのいずれかを鑽孔73の下端部の両端から離脱させるには至らない。
図4〜図9に、本発明で骨の鑽孔を覆う操作を示す(本発明と手術工具Bの連結構造及び操作方法は、本発明の出願人が開発した創作である台湾特許公告第I609670号と同じであり、ここでは説明を省略する)。まず、本発明の骨錐穴カバー固定装置Aを予め手術工具Bと連結して位置決めし、1つの組立体を形成する(図6参照)。本発明の該下部締め付け部品50の第2基部51は適した幅を備えた片状体であり、かつ該第1アーム511と該第2アーム512の長さが等しく、それぞれ鑽孔73の半径R1よりやや大きいため、組立体全体を斜め方向に持ち、該下部締め付け部品50を斜めに該鑽孔73に向かって挿入すると、円滑かつ迅速に該第1アーム511と該第2アーム512を該鑽孔73の下端部に入れて(図7参照)、鑽孔73の相対する両側に横架させることができ(図8参照)、続いて手術工具Bにより該上部締め付け部品30を動かして下へ移動させ、該ナット33と該下部締め付け部品50の第2結合部52(ボルト)を螺着すると、該ナット33が同時に該上部締め付け部品30を動かして下へ移動させ、該下部締め付け部品50の第1アーム511と第2アーム512でしっかり挟んで固定でき、同時に該上部締め付け部品30で該鑽孔73を覆うことができる。最後に手術工具Bを引き出せば、鑽孔73の被覆が完了し(図4、図9参照)、操作上非常に便利かつ迅速である。
上述で頭骨の単一鑽孔を覆うために本発明を使用する実施例について説明したが、本発明は骨のあらゆる部位の鑽孔を覆うためにも使用できるため、これに限定されない。
図10に、本発明を閉鎖用頭蓋骨の固定に使用する動作を示す(本発明と手術工具Bの連結構造及び操作方法は、本発明の出願人が開発した創作である台湾特許公告第I609670号と同じであり、ここでは説明を省略する)。まず、本発明の骨錐穴カバー固定装置Aは同様に予め手術工具Bと連結して位置決めされ、1つの組立体が形成される。直接骨錐穴カバー固定装置Aと手術工具Bを同時に一緒に頭骨70の鑽孔73位置に埋め込むとき、本発明の下部締め付け部品50の第2基部51が等しい長さで配置された第1アーム511と第2アーム512を備えているため、閉鎖用頭蓋骨72と頭骨70の底部に横架してそれぞれ押さえることができ、続いて手術工具Bにより上部締め付け部品30を動かして下へ移動させ、ナット33と第2結合部52(ボルト)を螺合させて下へ移動させると、該上部締め付け部品30を動かして締め、下部締め付け部品50の第1アーム511及び第2アーム512との間に挟持力を生じさせ、閉鎖用頭蓋骨72をしっかりと挟んで頭骨70上に固定でき、操作上非常に便利かつ迅速である。
図11に、本発明の第2結合部52の第2の実施態様を示す。そのうち、該下部締め付け部品50の第2結合部52の相対する両側面に2つの外切面521が設けられ、該下部締め付け部品50をより容易に斜め方向に鑽孔73に挿入でき、より便利に操作して使用することができる。当然、本発明において、該外切面521は3つ、4つ等、複数とすることもでき、これについてここでは説明を省略する。
図12、図13に、本発明の第2基部51の第2及び第3の実施態様を示す。そのうち、該下部締め付け部品50の第2基部51の第1アーム511と第2アーム512は、第2結合部52(ボルト)の中心線Zを中心として異なる角度の連結、及びY字形の連結を形成することができる。本発明において、該第1アーム511と該第2アーム512の数量はそれぞれ複数としてもよい。
図14、図15に、本発明の第2基部51の第4の実施態様を示す。そのうち、該第1アーム511及び第2アーム512は分離した部材であり、即ち、該第1アーム511が該第2結合部52(ボルト)から延伸して形成され、該第2アーム512に挿着部5121が設けられ、該挿着部5121を用いて該第2結合部52(ボルト)に挿着し、該第2結合部52(ボルト)を軸として展開または折り畳むことができる。本実施例において、該第2アーム512も複数としてもよい。
図16に、本発明の第2基部51的第5の実施態様を示す。そのうち、該第2基部51の中央箇所(即ち、第1アーム511と第2アーム512の根部)を比較的大きい厚みとし、これにより、該第2結合部52の上へ向かう引張力を分散できるだけでなく、構造強度を大幅に高めることもできる。
上述の本発明の骨錐穴カバー固定装置Aはあらゆる部位の骨の鑽孔73を被覆するか、または閉鎖用頭蓋骨72を挟んで固定した後、先行技術と同様に、手術工具Bの外スリーブ60を上に移動させ逆方向に回動させると、手術工具Bを骨錐穴カバー固定装置Aから迅速に取り出すことができる。反対に、骨錐穴カバー固定装置Aまたは閉鎖用頭蓋骨72を取り出すときは、逆方向の操作をすれば、骨錐穴カバー固定装置Aを頭骨(骨)70から取り出すことができ、本発明は埋め込み、取り出しのいずれの操作も非常に迅速かつ便利に行うことができる。
図17に、本発明の第1結合部と第2結合部の第2の結合態様を示す。そのうち、該第1結合部32Aの環状スリーブとナット33は単純な嵌合であり、該第2結合部52Aはボルトである。
図18に、本発明の第1結合部と第2結合部の第3の結合態様を示す。そのうち、該第1結合部32Bと第2結合部52Bはそれぞれ内ネジ孔とボルトを形成した結合方式である。
図19、図20に、本発明の第1結合部と第2結合部の第4の結合態様を示す。これは拘束部材で結合する態様であり、主に該第1結合部32Cには内部に弾性係止部325を備えた係止孔を形成し、該第2結合部52Cには適切な長さを有するストリップ状のベルト部材を形成し、該ベルト部材の少なくとも一面に係止部325と係合させることができるラチェット状の歯止め部522を設けることができる。ベルト部材を係止孔に穿設した後、手術工具Cを組み合わせ、該上部締め付け部品30を動かして該下部締め付け部品50に向けて移動させ、締め付けて固定し、鑽孔を覆う。
図21に、本発明の第1結合部と第2結合部の第5の結合態様を示す。これは拘束部材で結合する態様であり、主に該第1結合部32Dに上が小さく下が大きい錐状の係止孔を形成し、該第2結合部52Dを細長い棒状のベルト部材として、該ベルト部材の細長い棒上に間隔をあけて錐状の該係止孔と係合させることができる複数の凸錐状の歯止め部522を凸設する。ベルト部材を係止孔に穿設した後、手術工具Cを組み合わせ、該上部締め付け部品30を動かして該下部締め付け部品50に向けて移動させ、締め付けて固定し、鑽孔を覆う。
本発明が提供する骨錐穴カバー固定装置Aは、その他従来技術と比較して、次のような利点がある。
1、本発明の下部締め付け部品50は、該第1アーム511及び該第2アーム512を等しい長さの配置とし、かついずれも鑽孔73の半径R1よりやや大きく、その幅が鑽孔73の直径D1より小さい設計とすることにより、該第下部締め付け部品50を鑽孔73に向かって斜めに挿入するだけで、簡単に該第1アーム511及び該第2アーム512を斜めに挿入して鑽孔73の下端部内に位置決めすることができ、あらゆる部位の骨の鑽孔73を覆うために使用するという目的を達成できる。かつ操作上も非常に迅速かつ簡便であり、鑽孔73を最小孔径に維持して骨構造の破壊を最低限に抑えることができる。
2、本発明を閉鎖用頭蓋骨の固定に使用する場合、等しい長さで配置された該第1アーム511及び該第2アーム512をそれぞれ閉鎖用頭蓋骨72と頭骨70に横架して挟んで押さえることができ、骨の鑽孔またはあらゆる骨の鑽孔に対する閉鎖用頭蓋骨の固定のいずれにも適用可能にするという目的を達成できるため、使用範囲と性能を効果的に向上することができる。
3、本発明の該下部締め付け部品50の第2結合部52には、該第1アーム511または該第2アーム512の側面に対応して1つまたは2つの外切面521を設けることができ、該下部締め付け部品50をより容易に斜め方向に鑽孔73に挿入でき、より便利に操作して使用することができる。
4、本発明は上述の優れた効果の進歩性を備えているほか、先行技術の多くの効果も当然変わらず維持しており、相対して本発明は機能と効果がより増進され、より進歩的である。
A 骨錐穴カバー固定装置
30 上部締め付け部品
31 第1基部
311 スリット溝
312 花弁部
313 切れ込み
314 開口
315 位置規制孔
32、32A、32B、32C、32D 第1結合部
321 嵌込み溝
322 凹部
323 通り穴
325 係止部
33 ナット
41 凸リング
42 第1位置決め部
50 下部締め付け部品
51 第2基部
511 第1アーム
512 第2アーム
5121 挿着部
52、52A、52B、52C、52D 第2結合部
521 外切面
522 歯止め部
53 内ネジ孔
531 貫通孔
60 外スリーブ
70 頭骨
72 閉鎖用頭蓋骨
73 鑽孔
B、C 手術工具
Z 中心線

Claims (10)

  1. 骨錐穴カバー固定装置であって、
    上部締め付け部品と、下部締め付け部品と、を含み、
    該上部締め付け部品が、第1基部と、第1結合部と、を含み、
    該第1結合部が該第1基部上に設けられ、かつ、該第1結合部は鑽孔に挿入できるように該第1基部の底面に突出され
    該下部締め付け部品が、第2基部と、第2結合部を含み、
    該第2基部が等しい長さを有する少なくとも1つの第1アームと、少なくとも1つの第2アームと、を含み、
    該第2結合部が第2基部上に設けられ、該第2結合部は、該第1結合部に着脱可能に結合されるものであり、
    前記第1アームと前記第2アームとは、前記第2結合部の中心線Zに対して垂直な方向に延在しているものであり、前記第1アームおよび前記第2アームの長さは、前記第1結合部の半径よりも長く、
    前記第2結合部の中心線Zを前記鑽孔の中心軸線に対して斜めに傾斜させた状態で該第1アームと該第2アームとを前記鑽孔を通過させ、その後、前記第2結合部の中心線Zを前記鑽孔の中心軸線に対して平行にしたときに、該第1アームと該第2アームとが前記鑽孔の両端に横架することができ、さらに、該第2結合部を該第1結合部に結合したときに、該第1結合部と該鑽孔間に生じた間隙の分だけ前記上部締め付け部品と前記下部締め付け部品との結合体が移したとしても該第1アームおよび該第2アームのうちのいずれかが鑽の両端から離脱させるには至らないようにさせることができ
    ことを特徴とする骨錐穴カバー固定装置。
  2. 請求項1に記載の骨錐穴カバー固定装置において、
    前記第2基部が細幅の偏平薄板状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の骨錐穴カバー固定装置。
  3. 請求項1に記載の骨錐穴カバー固定装置において、
    前記第1結合部と該第2結合部が、ネジ孔とボルトの螺合を形成する
    ことを特徴とする骨錐穴カバー固定装置。
  4. 請求項1に記載の骨錐穴カバー固定装置において、
    前記第1結合部中に上に開口した凹部が設けられ、環状スリーブ状を形成し、該凹部中にナットが設置され、該第2結合部が該ナットと螺合できるボルトであり、該凹部の上縁に比較的小さい内径の嵌込み溝が形成され、該ナットの外周面下縁に外径が該嵌込み溝より大きい凸リングが設けられ、該ナットが該凹部中で軸方向に回動できるのみで、該凹部を離脱せず、該ナットの上端部に手術工具の結合に供する第1位置決め部が設けられ、該ボルトの内部に手術工具の結合に供する内ネジ孔が形成された
    ことを特徴とする骨錐穴カバー固定装置。
  5. 請求項1に記載の骨錐穴カバー固定装置において、
    前記第2結合部が、該第1アームまたは該第2アームのうちのいずれかに対応する箇所に平坦面を有する
    ことを特徴とする骨錐穴カバー固定装置。
  6. 請求項1に記載の骨錐穴カバー固定装置において、
    前記第2結合部に複数の平坦面が設けられた
    ことを特徴とする骨錐穴カバー固定装置。
  7. 請求項1に記載の骨錐穴カバー固定装置において、
    前記第1アームと該第2アームが分離した部材であり、かつ、前記第2結合部を軸として回動できるようになっていて、折り畳み機能を備えた可動式に設けられている
    ことを特徴とする骨錐穴カバー固定装置。
  8. 請求項7に記載の骨錐穴カバー固定装置において、
    前記第1アームが該第2結合部を延伸して形成され、該第2アームが該第2結合部に挿着される挿着部を備え、該第2結合部を軸として展開または折り畳まれ
    ことを特徴とする骨錐穴カバー固定装置。
  9. 請求項1に記載の骨錐穴カバー固定装置において、
    前記第2基部の中央箇所が比較的大きい厚みとした
    ことを特徴とする請求項1に記載の骨錐穴カバー固定装置。
  10. 請求項1に記載の骨錐穴カバー固定装置において、
    前記第1結合部が係止孔であり、該第2結合部が細長いベルト部材であり、該ベルト部材に該係止孔と係合させて位置決めする歯止め部が設けられた
    ことを特徴とする骨錐穴カバー固定装置。
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