JP6860841B2 - 三次元造形装置、載置部材及び三次元造形物の製造方法 - Google Patents
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Description
なお、この両立が困難であるという課題は、密着性(固着力)、変形への追従性(柔軟性)、剥離性という性質間だけに限らずに生じ得る課題である。
本発明を適用する三次元造形装置は、熱溶解積層法(FDM)に限定されるものではなく、載置台の表面上又は載置台に保持される載置板上に、加熱された造形材料を冷却して固化させる層状構造物を積層して、三次元造形物を造形する三次元造形装置であれば、他の造形方法で三次元造形物を造形する三次元造形装置にも適用可能である。
図2は、本実施形態における三次元造形装置1の内部に設けられるチャンバーの外観を示す斜視図である。
図3は、本実施形態における三次元造形装置1の前方部分を切断して除外した状態の斜視図である。
本実施形態においては、造形ヘッド10のX軸方向位置を検知するX軸ポジション検知機構24が設けられている。X軸ポジション検知機構24の検知結果は、制御部100に送られる。制御部100は、その検知結果に基づいてX軸駆動機構21を制御して、造形ヘッド10を目標のX軸方向位置へ移動させる。
本実施形態において、制御部100は、ユーザーの指示操作等により造形をスタートすると、まず、チャンバー用ヒータ7、ヘッド加熱部12及びステージ加熱部5への通電をONにして、これらを稼働させる(S1)。また、制御部100は、Z軸駆動機構23を制御して、Z軸駆動機構23の駆動力によりステージ4を所定の待機位置(例えば最下点)から上昇させる(S2)。そして、ステージ4が上述した予熱用位置に到達したら(S3のYes)、Z軸駆動機構23の駆動を停止する(S4)。
図8は、本実施形態における造形プレート40を模式的に示す平面図である。
本実施形態の造形プレート40は、図7に示すように、剛性層である剛性基板41とその剛性基板41上に形成された載置面層としての変形層42とから構成されている。この変形層42は、剛性基板41上に強固に固着されており、変形層42に固着する最下層の層状構造物の変形に追従して変形可能な柔軟性を有する層である。本実施形態の変形層42は、このような柔軟性を有することで、造形プレート40の変形層42上に形成された層状構造物が熱収縮を引き起こして変形層42に固着した最下層の層状構造物が反り返るように変形しても、図9に示すように、その変形に追従して変形層42も変形する。その結果、変形層42と最下層の層状構造物との間に生じる剥離力は小さく抑えられ、造形処理の途中で最下層の層状構造物が造形プレート40から剥離するのを抑制できる。したがって、造形処理の途中で形成済みの層状構造物の位置が許容範囲を超えて造形プレート40上で動いてしまうようなことはなく、造形処理を適切に実施できる。
エラストマー材料としては、熱可塑性エラストマーとして、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリエーテル系、ポリウレタン系、ポリオレフィン系、ポリスチレン系、ポリアクリル系、ポリジエン系、シリコーン変性ポリカーボネート系、フッ素系共重合体系等が挙げられる。また、熱硬化性として、ポリウレタン系、シリコーン変性エポキシ系、シリコーン変性アクリル系等が挙げられる。
また、ゴム材料としては、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、フッ素ゴム、ウレタンゴム、ヒドリンゴム等が挙げられる。
これらの各種エラストマー、ゴムの中から、上述した変形層42としての所望の特性が得られる材料を適宜選択するが、本実施形態においては、変形層42の柔軟性(層状構造物の変形追従性)や金属材料で形成される剛性基板41との固着性の観点から、変形層42の材料としてはアクリルゴムが好ましい。
次に、本実施形態における造形プレート40を用いた効果確認試験について説明する。
本効果確認試験においては、造形プレート40を構成する基材42aの材料並びに分散材42bの材料及び体積平均粒径を変えた各種変形層42をもつ造形プレート40を用いて、所定の三次元造形物を造形した。そして、これらの変形層42における埋没率h/H[%]、造形材料多様性、接着性、造形精度(反り量)を測定、評価した。
〔実施例1〕
実施例1の造形プレートAは、基材42aとして耐熱性かつ高強度のポリイミド樹脂を用い、その基材42aの表面にエポキシ樹脂微粒子からなる分散材42bを分散させて、表面を凹凸面にした非変形層を剛性基板41上に形成したものである。使用したポリイミド樹脂には、ポリイミド樹脂前駆体を主成分とするポリイミドワニス(U−ワニスA;宇部興産社製)を用いた。また、エポキシ樹脂微粒子には、トレパール(東レ社製:平均粒子径20[μm])を用いた。作成された造形プレートAにおける非変形層の埋没率h/Hは、77[%]であった。
比較例1の造形プレートBは、分散材42bを分散させず、基材42aのみで非変形層を形成した以外は、前記実施例1と同様である。
このようにして作成した造形プレートB上に、前記実施例1と同様、造形材料としてABSを用いて三次元造形物を造形し、樹脂多様性、接着性及び造形精度の評価を行ったところ、樹脂多様性、接着性、造形精度のいずれも「△」という評価となり、いずれも合格基準を満たす評価が得られなかった。
比較例2の造形プレートCは、分散材42bとして、体積平均粒径が0.4[μm]であるトレパール(東レ社製:平均粒子径0.4[μm])を用いた以外は、前記実施例1と同様である。作成された造形プレートCにおける非変形層の埋没率h/Hは、前記実施例1とほぼ同様の76[%]であった。
このようにして作成した造形プレートC上に、前記実施例1と同様、造形材料としてABSを用いて三次元造形物を造形し、樹脂多様性、接着性及び造形精度の評価を行ったところ、樹脂多様性、接着性、造形精度のいずれも「△」という評価となり、いずれも合格基準を満たす評価が得られなかった。
実施例2の造形プレートDは、基材42aとして弾性材料であるシリコーンゴムを用いた以外は、前記実施例1と同様である。すなわち、実施例2の造形プレートDは、上述した実施形態の造形プレート40と同様、分散材により表面を凹凸面にした変形層42をもった造形プレートである。なお、作成された造形プレートDにおける変形層42の埋没率h/Hは、前記実施例1とほぼ同様の75[%]であった。
このようにして作成した造形プレートD上に、造形材料としてABSを用いて三次元造形物を造形し、樹脂多様性、接着性及び造形精度の評価を行ったところ、樹脂多様性及び接着性については「○」という評価が得られ、造形精度については「◎」という評価が得られた。
比較例3の造形プレートEは、分散材42bを分散させず、基材42aのみで変形層42を形成した以外は、前記実施例2と同様である。
このようにして作成した造形プレートE上に、前記実施例2と同様、造形材料としてABSを用いて三次元造形物を造形し、樹脂多様性、接着性及び造形精度の評価を行ったところ、樹脂多様性、接着性、造形精度のいずれも「△」という評価となり、いずれも合格基準を満たす評価が得られなかった。
比較例4の造形プレートFは、埋没率h/Hが31[%]である以外は、前記実施例2と同様である。
このようにして作成した造形プレートF上に、前記実施例2と同様、造形材料としてABSを用いて三次元造形物を造形し、樹脂多様性、接着性及び造形精度の評価を行ったところ、樹脂多様性、接着性、造形精度のいずれも「△」という評価となり、いずれも合格基準を満たす評価が得られなかった。
実施例3の造形プレートGは、分散材42bとしてポリイミド樹脂よりも耐熱性の高いシリコーン樹脂を用いた以外は、前記実施例1と同様である。シリコーン樹脂としては、トスパール120(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ製:体積平均粒径2.0[μm])を使用した。なお、作成された造形プレートGにおける非変形層の埋没率h/Hは、前記実施例1とほぼ同様の76[%]であった。
このようにして作成した造形プレートG上に、造形材料として、エンジニアリングプラスチックであるPEEKを用いて三次元造形物を造形し、樹脂多様性、接着性及び造形精度の評価を行ったところ、造形材料多様性については「◎」という評価が得られ、接着性及び造形精度については「○」という評価が得られた。
実施例4の造形プレートHは、基材42aとして弾性材料であるシリコーンゴムを用いた以外は、前記実施例3と同様である。すなわち、実施例4の造形プレートHは、上述した実施形態の造形プレート40と同様、分散材により表面を凹凸面にした変形層42をもった造形プレートである。なお、作成された造形プレートHにおける変形層42の埋没率h/Hは、前記実施例3とほぼ同様の78[%]であった。
このようにして作成した造形プレートH上に、造形材料としてPEEKを用いて三次元造形物を造形し、樹脂多様性、接着性及び造形精度の評価を行ったところ、樹脂多様性、接着性、造形精度のいずれについても「◎」という評価が得られた。
比較例5の造形プレートIは、埋没率h/Hが39[%]である以外は、前記実施例4と同様である。
このようにして作成した造形プレートI上に、前記実施例4と同様、造形材料としてPEEKを用いて三次元造形物を造形し、樹脂多様性、接着性及び造形精度の評価を行ったところ、樹脂多様性については「◎」という評価が得られたが、接着性、造形精度については「△」という評価となり、いずれも合格基準を満たす評価が得られなかった。
(態様A)
造形プレート40等の載置部材の載置面上に載せたABSやPEEK等の造形材料によって三次元造形物を造形する三次元造形装置1において、前記載置部材は、前記載置面を形成する変形層42等の載置面層が2種類以上の異なる材料で形成されたものであることを特徴とする。
これによれば、三次元造形装置の載置部材の載置面層に求められる各種機能や性質のうち、柔軟性と接着性などのように、両立しにくい機能や性質について、それぞれ別個に材料によって実現することが可能となる。これにより、両立しにくい性質や機能を併せ持つ載置面層を備えた載置部材を容易に実現でき、三次元造形装置における種々の問題を解決し得る。
特に、三次元造形物の造形終了後には、載置部材を三次元造形物から引き剥がす(剥離させる)必要があり、造形中に求められていた密着性とは相反する性質である剥離性が求められる場合がある。上述した実施形態のように、基材42a及び分散剤42bの三次元造形物に対する密着力を調整することで、三次元造形物と載置部材との間にはたらく密着力を面ではなく点の集合とすることもでき、造形終了後の剥離性も高めることができる。
前記態様Aにおいて、前記載置面層は、少なくとも1種類の分散材42bが該分散材とは材料の異なる基材42aに分散配置されたものであることを特徴とする。
載置部材の載置面層全体にわたって、単一の材料では両立しにくい2つ以上の性質や機能を併せ持つ載置面層を備えた載置部材を容易に実現できる。なお、ここでいう「分散配置」は、図11〜図13に示すようなランダムに分散した配置でもよいし、図14〜図17に示すように少なくとも一部の配置が規則性をもって分散した配置でもよい。
前記態様Bにおいて、前記載置面は、前記分散材によって複数の凸部が形成された凹凸面であることを特徴とする。
これによれば、載置面とこの上に造形される三次元造形物との接着性を、載置面の凹凸による接触面積の増大やアンカー効果によって向上させることができる。よって、基材42aの材料では載置面を凹凸面とすることが困難で接着性向上が難しい場合であっても、分散材によって載置面を凹凸面にして接着性向上を図ることができる。
前記態様Cにおいて、前記載置面上における凸部と凹部との高低差hは、該凸部を形成する分散材の高さHの50%未満であることを特徴とする。
これによれば、分散材42bが三次元造形物側に接着したまま基材42aから剥離してしまって三次元造形物の載置面に対する接着性が低下する事態を抑制できる。
前記態様C又はDにおいて、前記凸部を形成する分散材の体積平均粒径は、0.5[μm]以上であることを特徴とする。
これによれば、十分な高低差をもった凹凸を載置面上に形成しやすく、安定した接着性を実現しやすい。
前記態様B〜Eのいずれかの態様において、前記分散材のうちの少なくとも一部は、前記載置面上に露出していることを特徴とする。
これによれば、分散材と造形材料とが直接接触することにより発揮される機能や性質を実現できる。例えば、分散材と造形材料との分子間力が基材と造形材料との分子間力によりも高い場合には、接着性を大きくでき、逆の場合には、過剰な接着性を低下させることができる。
前記態様B〜Fのいずれかの態様において、前記基材42aは、前記載置面上に載せた造形材料の変形に追従して変形可能な材料で形成されていることを特徴とする。
これによれば、三次元造形物が熱膨張や熱収縮を引き起こしても、その三次元造形物が固着している載置部材の載置面層(変形層42)が、熱膨張や熱収縮による三次元造形物の変形に追従して変形する。したがって、三次元造形物が熱膨張や熱収縮を引き起こして変形しても、三次元造形物と載置部材の載置面との間に発生する剥離力を小さく抑えることができ、三次元造形物が載置部材から剥離するのを抑制できる。
前記態様Gにおいて、前記変形可能な材料は、前記変形に対する復元力を発揮する弾性材料であることを特徴とする。
これによれば、変形の復元力が三次元造形物の変形に抗する変形抵抗力として継続的に作用するため、三次元造形物の変形を抑制する高い効果が得られる。これにより、より高い造形精度の三次元造形物を造形することが可能となる。
前記態様A〜Hのいずれかの態様において、加熱されたABSやPEEK等の造形材料を排出する造形ヘッド10等の造形材料排出部と、前記載置部材が配置される処理空間を内部に備えたチャンバー3と、前記チャンバー内の処理空間を加熱するチャンバー用ヒータ7等の処理空間加熱手段と、前記載置部材と前記造形材料排出部とを相対移動させながら層状構造物を形成して積層する動作を制御する制御部100等の造形制御手段とを有することを特徴とする。
これによれば、熱溶解積層法(FDM)により三次元造形物を造形する三次元造形装置において求められる2つ以上の性質や機能を併せ持つ載置面層を備えた載置部材を容易に実現でき、当該三次元造形装置における種々の問題を解決し得る。
前記態様Iにおいて、前記載置面層を形成する材料は、前記造形材料排出部から排出される造形材料の温度よりも高い融点又は熱分解温度を有するものであることを特徴とする。
これによれば、載置面層を形成する各種材料が固形状態を維持でき、本来の機能や性質を安定して発揮できる。
造形プレート40等の載置部材の載置面上に載せたABSやPEEK等の造形材料によって三次元造形物を造形する三次元造形装置の載置部材であって、前記載置面を形成する載置面層が2種類以上の異なる材料で形成されていることを特徴とする。
これによれば、三次元造形装置の載置部材の載置面層に求められる各種機能や性質のうち、柔軟性と接着性などのように、単一の材料では両立しにくい2以上の機能や性質について、それぞれ別個に材料によって実現することが可能となる。これにより、単一の材料では両立しにくい2つ以上の性質や機能を併せ持つ載置面層を備えた載置部材を容易に実現でき、三次元造形装置における種々の問題を解決し得る。
造形プレート40等の載置部材の載置面上に載せたABSやPEEK等の造形材料によって三次元造形物を製造する三次元造形物の製造方法において、前記載置部材として、前記載置面を形成する載置面層が2種類以上の異なる材料で形成された載置部材を用いることを特徴とする。
これによれば、三次元造形装置の載置部材の載置面層に求められる各種機能や性質のうち、柔軟性と接着性などのように、単一の材料では両立しにくい2以上の機能や性質について、それぞれ別個に材料によって実現することが可能となる。これにより、単一の材料では両立しにくい2つ以上の性質や機能を併せ持つ載置面層を備えた載置部材を容易に実現でき、より良好に三次元造形物を製造することができる。
3 チャンバー
4 ステージ
5 ステージ加熱部
7 チャンバー用ヒータ
10 造形ヘッド
11 射出ノズル
40 造形プレート
41 剛性基板
42 変形層
42a 基材
42b 分散材
50 フィラメント
100 制御部
Claims (10)
- 載置部材の載置面上に載せた造形材料によって三次元造形物を造形する三次元造形装置において、
前記載置部材は、前記載置面を形成する載置面層が、体積平均粒径が150[μm]以下である粒子を、該粒子とは異なる材料の基材中に分散させたものであり、
前記載置面は、前記粒子によって複数の凸部が形成された凹凸面であることを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1に記載の三次元造形装置において、
前記載置面上における凸部と凹部との高低差は、該凸部を形成する粒子の体積平均粒径の50%未満であることを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1又は2に記載の三次元造形装置において、
前記凸部を形成する分散材の体積平均粒径は、0.5[μm]以上であることを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の三次元造形装置において、
前記粒子のうちの少なくとも一部は、前記載置面上に露出していることを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の三次元造形装置において、
前記基材は、前記載置面上に載せた造形材料の変形に追従して変形可能な材料で形成されていることを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項5に記載の三次元造形装置において、
前記変形可能な材料は、前記変形に対する復元力を発揮する弾性材料であることを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の三次元造形装置において、
加熱された造形材料を排出する造形材料排出部と、
前記載置部材が配置される処理空間を内部に備えたチャンバーと、
前記チャンバー内の処理空間を加熱する処理空間加熱手段と、
前記載置部材と前記造形材料排出部とを相対移動させながら層状構造物を形成して積層する動作を制御する造形制御手段とを有することを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項7に記載の三次元造形装置において、
前記載置面層を形成する材料は、前記造形材料排出部から排出される造形材料の温度よりも高い融点又は熱分解温度を有するものであることを特徴とする三次元造形装置。 - 載置部材の載置面上に載せた造形材料によって三次元造形物を造形する三次元造形装置の載置部材であって、
前記載置面を形成する載置面層が、体積平均粒径が150[μm]以下である粒子を、該粒子とは異なる材料の基材中に分散させたものであり、
前記載置面は、前記粒子によって複数の凸部が形成された凹凸面であることを特徴とする載置部材。 - 載置部材の載置面上に載せた造形材料によって三次元造形物を製造する三次元造形物の製造方法において、
前記載置部材として、前記載置面を形成する載置面層が、体積平均粒径が150[μm]以下である粒子を、該粒子とは異なる材料の基材中に分散させたものであり、かつ、前記載置面が、前記粒子によって複数の凸部が形成された凹凸面である載置部材を用いることを特徴とする三次元造形物の製造方法。
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