JP6858619B2 - 紙容器 - Google Patents

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本発明は、例えば牛乳や果汁ジュースなどの飲料液体を収容する切妻屋根形頂部を有するゲーブルトップ型と呼ばれる紙容器に関する。
図5はゲーブルトップ型と呼ばれる紙容器1を示し、図6は図5に示す紙容器1の開封状態を示し、図7は図5に示す従来の紙容器の内面要部展開図を示している。
この種の紙容器1は、両面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材が用いられ、4つの胴部パネル2をそれぞれ縦折線3から折り加工し、一側と他側の胴部パネル2を糊代となる縦シールパネル4により接合されて横断面方形の筒状体に形成されている。
また、4つの胴部パネル2の対向する各上端には、対向する一対の切妻屋根形成パネル5,6と、これら切妻屋根形成パネル5,6間に折り込まれることとなる対向する一対の妻壁形成パネル7,8がそれぞれ横折線10を介して連設されている。切妻屋根形成パネル5,6の各上端にはそれぞれ横折線11,12を介して帯状の外側トップシールパネル13,14が設けられ、妻壁形成パネル7,8の各上端にもそれぞれ横折線15,16を介して帯状の内側トップシールパネル17,18が設けられている。この内側トップシールパネル17,18の帯の高さ寸法は、外側トップシールパネル13,14のそれよりも低く形成されている。
そして、切妻屋根形成パネル5,6間に妻壁形成パネル7,8が折り込まれて、対向する外側トップシールパネル13,14と内側トップシールパネル17,18との対向面同士が加熱シールされると共に、外側トップシールパネル13,14の対向面同士および内側トップシールパネル17,18の対向面同士も加熱シールされることによって切妻屋根形頂部19が形成される。
このようにして形成された紙容器1の開封にあっては、先ず、切妻屋根形成パネル5,6と、切妻屋根形成パネル5,6間に折り込まれ、対向面同士がシールされている一方の妻壁形成パネル7を両手で摘まんで左右に広げるようにして剥がし(一次開封)、次に、親指と人差し指で一方の妻壁形成パネル7を手前に押し出すようにして内側トップシールパネル17を外側トップシールパネル13,14から剥がし(二次開封)、一方の妻壁形成パネル7を手前に最後まで引き出し(三次開封)、注出口となる開口部20としている(図6参照)。
このような開封を容易に行えるようにするために、開口部20を開口するために引き出す一方の妻壁形成パネル7が有する内側トップシールパネル17と、内側トップシールパネル17と対向する一対の切妻屋根形成パネル5,6が有する外側トップシールパネル13,14との対向面には、内側トップシールパネル17に第1易剥離領域21が設けられ、外側トップシールパネル13,14には第2易剥離領域22,23が設けられ、内側トップシールパネル17と外側トップシールパネル13,14が第1易剥離領域21と第2易剥離領域22,23を介して加熱シールされている。
従来、開口部20を開口するために引き出す一方の妻壁形成パネル7が有する内側トップシールパネル17と、その両側に位置する一対の切妻屋根形成パネル5,6が有する外側トップシールパネル13,14との対向面に設けられる第1易剥離領域21、第2易剥離領域22,23としては、図7に示すように、内側トップシールパネル17の内面に、横長さ方向の両端に所定の横幅Aの端部シール域24を残して第1易剥離領域21を設け、外側トップシールパネル13,14の内面における横長さ方向のほぼ半分の長さで内側トップシールパネル17寄りの部分に、所定の横幅Bの端部シール域25,26を残して第1易剥離領域22,23を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
前記した内側トップシールパネル17に設けられた第1易剥離領域21の両端に存在する端部シール域24の横幅Aと、その両側の外側トップシールパネル13,14に設けられた第2易剥離領域22,23の内側トップシールパネル17寄り端部に存在する端部シール域25,26の横幅Bは、狭ければ内側トップシールパネル17と外側トップシールパネル13,14の剥離は容易となる反面、内側トップシールパネル17と外側トップシールパネル13,14のシール性が低下し、液漏れを生じるおそれがある。そのため端部シール域24,25,26の横幅A,Bは、少なくとも内側トップシールパネル17と外側トップシールパネル13,14のシール性を維持し、液漏れを生じさせない幅として設定されている。
上記特許文献1に記載された紙容器1では、第1易剥離領域21の両端に存在する端部シール域24と、第2易剥離領域22,23の内側トップシールパネル17寄り端部に存在する端部シール域25,26の横幅A,Bは、内側トップシールパネル17と外側トップシールパネル13,14のシール性を維持し、液漏れを生じさせない幅となっているため、開封時に、妻壁形成パネル7を引き出す際、内側トップシールパネル17と外側トップシールパネル13,14との端部シール域24,25,26の部分の剥離が困難となり、開口部20を広く開けられなくなるため、注出口となる妻壁形成パネル7の内側トップシールパネル17を摘んで開けなければならなくなる。また、このような開け方は衛生上好ましいものではない。
本出願人は、このような問題を解決すべく研究を重ねた結果、内側トップシールパネル17と外側トップシールパネル13,14のシール性を維持しつつ、且つ易剥離を可能にすべく試験研究を重ねた結果、端部シール域24,25,26における液漏れを生じさせないシール性は主に横幅A,Bにあり、縦幅Cの広狭は液漏れを防ぐシール性に与える影響が少ないことを見いだし、図8に示すように、第1易剥離領域21の両端に存在する端部シール域24と第2易剥離領域22,23の内側トップシールパネル17寄り端部に存在する端部シール域25,26の縦長さ方向胴部パネル2寄りの一部に第1易剥離領域21の延長部21aと、第2剥離領域22,23の延長部22a,23aをそれぞれ設け、第1易剥離領域21の延長部21aと、第2剥離領域22,23の延長部22a,23aを、その上辺が第1易剥離領域21と第2剥離領域22,23の端部上方から下方に向けて縦長さ方向胴部パネル2寄りが長くなるように傾斜させた紙容器を提案している(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−79939号公報 特許第5943473号公報
特許文献2に記載されている紙容器1によれば、特許文献1に記載の紙容器1に比べ、第1易剥離領域21の両端に存在する端部シール域24と、第2易剥離領域22,23の内側トップシールパネル17寄り端部に存在する端部シール域25,26の剥離性は向上した。
しかし、第2易剥離領域22,23の縦幅は第1易剥離領域21よりも狭く、切妻屋根形成パネル5,6間に妻壁形成パネル7を折り込んで、外側トップシールパネル13,14と内側トップシールパネル17とを重ね合わせたとき、第1易剥離領域21の両端部の上端と第2易剥離領域22,23における内側トップシールパネル17寄り端部の上端が一致していない。
第1易剥離領域21と第2易剥離領域22,23の上端は、内側トップシールパネル17を外側トップシールパネル13,14から剥がす二次開封時に、二次開封が始まる端緒となるところであるが、第1易剥離領域21と第2易剥離領域22,23の上端が一致していないため、一致していない同部位の剥離強度は高い状態にあり、そのため二次開封の剥離開始を円滑に行えない場合があった。
本発明の目的は、切妻屋根形頂部を有するゲーブルトップ型紙容器において、シール性を損なうことなく、開封時に開口部の開口を容易にしてユーザの利便を高めた紙容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、両面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて横断面が方形の筒状体に形成され、前記胴部パネルの上端に、上部に帯状の外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、前記外側トップシールパネルよりも低い高さの帯状の内側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の妻壁形成パネルとが連設され、前記切妻屋根形成パネル間に前記妻壁形成パネルが折り込まれて、対向する前記外側トップシールパネルと前記内側トップシールパネルとの対向面同士がシールされ、且つ前記外側トップシールパネルの対向面同士および前記内側トップシールパネルの対向面同士がシールされて切妻屋根形頂部が形成され、前記切妻屋根形成パネル間に折り込まれる前記妻壁形成パネルのうちの一方の妻壁形成パネルが有する前記内側トップシールパネルの内面に、横長さ方向の両端に所定の横幅の端部シール域を残して易剥離剤が塗布された第1易剥離領域が設けられ、その両側に位置する一対の切妻屋根形成パネルが有する前記外側トップシールパネルの内面における横長さ方向のほぼ半分で前記内側トップシールパネル寄りの部分に、前記内側トップシールパネル寄りに所定の横幅の端部シール域を残して前記第1易剥離領域に重なる易剥離剤が塗布された第2易剥離領域が設けられており、開封時、前記第2易剥離領域が設けられた前記内側トップシールパネルを有する側の前記妻壁形成パネルを引き出して開口部とする紙容器であって、前記第1易剥離領域の両端部及び前記第2易剥離領域における前記内側トップシールパネル寄り端部に、上方から下方に向けて前記胴部パネル寄りが長くなるように傾斜する延長部がそれぞれ設けられており、さらに、前記第1,第2易剥離領域は、少なくとも前記第1易剥離領域の両端部の上端と前記第2易剥離領域における前記内側トップシールパネル寄り端部の上端が、前記外側トップシールパネルと前記内側トップシールパネルとの対向面同士を重ね合わせた時に一致するように設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記第2易剥離領域の縦幅が、前記第1易剥離領域の縦幅の17〜100%となっていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の、前記第1易剥離領域の両端部に設けられた延長部の形状と前記第2易剥離領域における前記内側トップシールパネル寄り端部に設けられた延長部の形状は同一となっていることを特徴とする。
請求項1に記載の紙容器によれば、前記第1易剥離領域の両端部及び前記第2易剥離領域における前記内側トップシールパネル寄り端部に、上方から下方に向けて前記胴部パネル寄りが長くなるように傾斜する延長部がそれぞれ設けられているので、前記第1,第2易剥離領域の延長部の上辺の傾斜方向が、妻壁形成パネルを引き出す際の内側トップシールパネルと外側トップシールパネルに存在する端部シール域の剥離進行方向に沿うことになり、前記外側トップシールパネルと前記内側トップシールパネルにおける前記端部シール域を容易に剥離できることになる。
さらに、前記第1,第2易剥離領域は、少なくとも前記第1易剥離領域の両端部の上端と前記第2易剥離領域における前記内側トップシールパネル寄り端部の上端が前記外側トップシールパネルと前記内側トップシールパネルとの対向面同士を重ね合わせた時に一致するように設けられているので、内側トップシールパネルを外側トップシールパネルから剥がす二次開封時に、二次開封が始まる端緒となる第1易剥離領域と第2易剥離領域の上端のシール部位の剥離強度は低くなる。これにより親指と人差し指で妻壁形成パネルを手前に押し出すようにしたとき、第1易剥離領域と第2易剥離領域の上端の部分に押出しのきっかけとなる剥離を容易に発生させることができるので、二次開封の剥離開始を円滑に行うことができ、紙容器の開封時に開口部の開口を容易に、且つ確実に行うことができる。
請求項2に記載の紙容器によれば、請求項1に記載の、前記第2易剥離領域の縦幅が、前記第1易剥離領域の縦幅の17〜100%となっているので、前記外側トップシールパネルと前記内側トップシールパネルとの対向面同士を重ね合わせた時に、前記第1易剥離領域と前記第2易剥離領域が確実に重なった状態でシールされることになり、前記第1易剥離領域と前記第2易剥離領域の重なったシール部位の剥離強度は低くなるので、内側トップシールパネルを外側トップシールパネルから容易に剥がすことができる。
請求項3に記載の紙容器によれば、請求項1または2に記載の、前記第1易剥離領域の両端部に設けられた延長部の形状と前記第2易剥離領域における前記内側トップシールパネル寄り端部に設けられた延長部の形状は同一となっているので、前記外側トップシールパネルと前記内側トップシールパネルとの対向面同士を重ね合わせた時に、前記第1易剥離領域と前記第2易剥離領域の延長部が確実に重なった状態でシールされることになり、前記第1易剥離領域と前記第2易剥離領域のシール部位の剥離強度は低くなるので、内側トップシールパネルを外側トップシールパネルから一層容易に剥がすことができる。
本発明に係る紙容器の実施の形態の第1例を示す内面要部展開図である。 本発明に係る紙容器の実施の形態の第2例を示す内面要部展開図である。 本発明に係る紙容器の実施の形態の第3例を示す内面要部展開図である。 本発明に係る紙容器の実施の形態の第4例を示す内面要部展開図である。 従来のゲーブルトップ型の紙容器を示す斜視図である。 従来の紙容器の開封状態を示す説明図である。 従来の紙容器の内面要部展開図である。 従来の他の紙容器の内面要部展開図である。
以下、本発明に係る紙容器の実施の形態の一例を図面を参照して詳細に説明する。
なお、図5〜図8で示した従来例と対応する部分には同一の符号を付して説明する。
図1は本発明に係る紙容器の実施の形態の一例を示す内面要部展開図であり、本例の紙容器1は、開口部20を開口するために引き出す一方の妻壁形成パネル7が有する内側トップシールパネル17の内面に、横長さ方向の両端に所定の横幅Aの端部シール域24を残して易剥離剤が塗布されて第1易剥離領域21が設けられ、内側トップシールパネル17の両側に位置する一対の切妻屋根形成パネル5,6が有する外側トップシールパネル13,14の内面における横長さ方向のほぼ半分で内側トップシールパネル17寄りの部分(切妻屋根形成パネル5,6間に妻壁形成パネル7,8を折り込んだときに、内側トップシールパネル17と対向する面)に、内側トップシールパネル17寄りに所定の横幅Bの端部シール域25,26を残して易剥離剤が塗布されて第2易剥離領域22,23が設けられている。
そして、内側トップシールパネル17に設けられた第1易剥離領域21の両端に存在する端部シール域24に、縦長さ方向における胴部パネル2寄りの部分(第1易剥離領域21の端部下方部分)に第1易剥離領域21の延長部21aが設けられている。同様に、内側トップシールパネル17の両側の外側トップシールパネル13,14に設けられた第2易剥離領域22,23の内側トップシールパネル17寄り端部に存在する端部シール域25,26に、縦長さ方向における胴部パネル2寄りの一部(第2易剥離領域22,23の端部下方部分)に第2易剥離領域22,23の延長部22a,23aが設けられている。
第1易剥離領域21の延長部21aと、第2剥離領域22,23の延長部22a、23aは、その上辺が第1易剥離領域21と第2剥離領域22,23の端部上方から下方に向けて縦長さ方向胴部パネル2寄りが長くなるように傾斜している。
本例では、延長部21a,22a,23aは、その上辺が第1易剥離領域21と第2剥離領域22,23の端部上方から下方に向けて傾斜した三角形状となっている。
また、本例では、第1易剥離領域21の延長部21aと第2易剥離領域22の延長部22aとの間、第1易剥離領域21の延長部21aと第2易剥離領域23の延長部23aとの間が接続していないが、延長部21aと延長部22a、延長部21aと延長部23aの先端が接続していてもよい。
さらに、第1易剥離領域21と第2剥離領域22,23は、少なくとも第1易剥離領域21の両端部の上端21bと第2易剥離領域22,23における内側トップシールパネル17寄り端部の上端22b,23bが外側トップシールパネル13,14と内側トップシールパネル17との対向面同士を重ね合わせた時に一致するように設けられている。
本例では、図1に示すように、第1易剥離領域21の縦幅H1と第2易剥離領域22,23の縦幅H2は同幅となっており、また、第1易剥離領域21の両端部に設けられた延長部21aの形状と第2易剥離領域22,23における内側トップシールパネル17寄り端部に設けられた延長部22a,23aの形状は同一となっている。
本例では、第1易剥離領域21の縦幅H1と第2易剥離領域22,23の縦幅H2は同幅となっているが、必ずしも同幅である必要はない。第2易剥離領域22,23の縦幅H2は第1易剥離領域21の縦幅H1の17〜100%であることが好ましい。
図2から図4までは、第2易剥離領域22,23の縦幅H2が第1易剥離領域21の縦幅H1より短幅の例を示すものである。
上記のように構成した本例の紙容器1によれば、第1易剥離領域21の両端部及び第2易剥離領域22,23における内側トップシールパネル17寄り端部に、上方から下方に向けて胴部パネル2寄りが長くなるように傾斜する延長部21a,22a,23aがそれぞれ設けられているので、第1,第2易剥離領域21,22,23の延長部21a,22a,23aの上辺の傾斜方向が、妻壁形成パネル7を引き出す際の内側トップシールパネル17と外側トップシールパネル13,14に存在する端部シール域24,25,26の剥離進行方向に沿うことになり、内側トップシールパネル17と外側トップシールパネル13,14における端部シール域24,25,26を容易に剥離できることになる。
さらに、第1易剥離領域21と第2易剥離領域22,23は、第1易剥離領域21の両端部の上端21bと第2易剥離領域22,23における内側トップシールパネル17寄り端部の上端22b,23bが内側トップシールパネル17と外側トップシールパネル13,14との対向面同士を重ね合わせた時に一致するように設けられているので、内側トップシールパネル17を外側トップシールパネル13,14から剥がす二次開封時に、二次開封が始まる端緒となる第1易剥離領域21の両端部の上端21bと第2易剥離領域22,23における内側トップシールパネル17寄り端部の上端22b,23bのシール部位の剥離強度は低くなる。
これにより親指と人差し指で妻壁形成パネル7を手前に押し出すようにしたとき、第1易剥離領域21の両端部の上端21bと第2易剥離領域22,23における内側トップシールパネル17寄り端部の上端22b,23bの部分に押出しのきっかけとなる剥離を容易に発生させることができる。
また、本例では、第1易剥離領域21の縦幅H1と第2易剥離領域22,23の縦幅H2は同幅となっており、また、第1易剥離領域21の両端部に設けられた延長部21aの形状と第2易剥離領域22,23における内側トップシールパネル17寄り端部に設けられた延長部22a,23aの形状は同一となっているので、内側トップシールパネル17と外側トップシールパネル13,14との対向面同士を重ね合わせた時に、第1易剥離領域21と第2易剥離領域22,23が確実に重なった状態でシールされることになり、第1易剥離領域21と第2易剥離領域22,23の重なったシール部位の剥離強度は低くなり、内側トップシールパネル17を外側トップシールパネル13,14から容易に剥がすことができる。
また、第2易剥離領域22,23の縦幅H2が第1易剥離領域21の縦幅H1の17〜100%の場合でも、内側トップシールパネル17と外側トップシールパネル13,14との対向面同士を重ね合わせた時に、第1易剥離領域21と第2易剥離領域22,23が確実に重なった状態でシールされることになり、第1易剥離領域21と第2易剥離領域22,23の重なったシール部位の剥離強度は低くなり、内側トップシールパネル17を外側トップシールパネル13,14から容易に剥がすことができる。
以下に、第2易剥離領域22,23の縦幅H2が、第1易剥離領域21の縦幅H1の17〜100%となっている以下のサンプルを作成し、剥がし易さについて検証した。
[サンプル]
第2易剥離領域22,23の縦幅H2、が第1易剥離領域21の縦幅H1の15%、20%、50%、80%、100%の5種のサンプルを用意した。
[検証方法]
充填機のトップシール装置を使用してヒートシールしたサンプルを、10人のパネラーに開封してもらい、開封評価を行った。
[評価]
◎:10人全員が開け易いと評価した。
〇:開け易いと評価した人が6人から9人であった。
△:開け易いと評価した人が5人以下であった。
×:開け易いと評価した人がいなかった。
Figure 0006858619
1 紙容器
2 胴部パネル
3 縦折線
4 縦シールパネル
5、6 切妻屋根形成パネル
7、8 妻壁形成パネル
10、11、12 横折線
13、14 外側トップシールパネル
15、16 横折線
17、18 内側トップシールパネル
19 切妻屋根形頂部
20 開口部
21 第1易剥離領域
21a 延長部
21b 上端
22,23 第2易剥離領域
22a,23a 延長部
22b,23b 上端
24、25、26 端部シール域
A、B 端部シール域横幅
C 端部シール域縦幅
H1 第1易剥離領域の縦幅
H2 第2易剥離領域の縦幅

Claims (3)

  1. 両面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて横断面が方形の筒状体に形成され、前記胴部パネルの上端に、上部に帯状の外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、前記外側トップシールパネルよりも低い高さの帯状の内側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の妻壁形成パネルとが連設され、前記切妻屋根形成パネル間に前記妻壁形成パネルが折り込まれて、対向する前記外側トップシールパネルと前記内側トップシールパネルとの対向面同士がシールされ、且つ前記外側トップシールパネルの対向面同士および前記内側トップシールパネルの対向面同士がシールされて切妻屋根形頂部が形成され、前記切妻屋根形成パネル間に折り込まれる前記妻壁形成パネルのうちの一方の妻壁形成パネルが有する前記内側トップシールパネルの内面に、横長さ方向の両端に所定の横幅の端部シール域を残して易剥離剤が塗布された第1易剥離領域が設けられ、その両側に位置する一対の切妻屋根形成パネルが有する前記外側トップシールパネルの内面における横長さ方向のほぼ半分で前記内側トップシールパネル寄りの部分に、前記内側トップシールパネル寄りに所定の横幅の端部シール域を残して前記第1易剥離領域に重なる易剥離剤が塗布された第2易剥離領域が設けられており、開封時、前記第2易剥離領域が設けられた前記内側トップシールパネルを有する側の前記妻壁形成パネルを引き出して開口部とする紙容器であって、
    前記第1易剥離領域の両端部及び前記第2易剥離領域における前記内側トップシールパネル寄り端部に、上方から下方に向けて前記胴部パネル寄りが長くなるように傾斜する延長部がそれぞれ設けられており、
    さらに、前記第1,第2易剥離領域は、少なくとも前記第1易剥離領域の両端部の上端と前記第2易剥離領域における前記内側トップシールパネル寄り端部の上端が、前記外側トップシールパネルと前記内側トップシールパネルとの対向面同士を重ね合わせた時に一致するように設けられていることを特徴とする紙容器。
  2. 前記第2易剥離領域の縦幅が、前記第1易剥離領域の縦幅の17〜100%となっていることを特徴とする請求項1に記載の紙容器。
  3. 前記第1易剥離領域の両端部に設けられた延長部の形状と前記第2易剥離領域における前記内側トップシールパネル寄り端部に設けられた延長部の形状は同一となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の紙容器。
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