JP6858484B2 - 防水シート及びトンネルの防水構造 - Google Patents
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Description
NATM工法は、地山或いは地山にコンクリートを吹付けた後の吹付けコンクリート面に防水シートを固定し、防水シート面と所定間隔で型枠を配置し、その空間にコンクリートを打設して覆工コンクリートを構築する。
FILM工法は、坑内に構築した型枠の外周表面に予め防水シートを広げて設置し、その防水シートと地山側との間に充填を行うことで、充填剤が防水シートの不織布に絡み、染み込み硬化後の充填剤の坑内側の面に防水シートが展張状態となる。
これらいずれの工法においても、防水シートを構成する不織布は、緩衝作用と通水作用とを担うこととなる。すなわち、不織布は、施工面に存在する突出部分による遮水シートの損傷を防止するための緩衝材としての機能と、通水性により地盤から漏出する水を排水する機能とを有している。
本発明の請求項1記載の防水シート11は、
トンネル工法のひとつであるFILM工法に用いられる防水シートであって、
トンネル掘穿坑道19の地山側に展張される表裏平坦な遮水シート13と、
前記遮水シート13と略同一の面積を有して前記遮水シート13の地山側の面に固定され、前記地山と前記遮水シート13の間で充填され硬化する充填剤37が浸透し、該充填剤37を介して前記地山側に固定される不織布15と、
長手方向が前記トンネル掘穿坑道19のトンネル内周長で設けられるとともに、幅方向が前記遮水シート13の前記トンネル掘穿坑道19に沿う方向の長さよりも短い長さで設けられ、前記遮水シート13と前記不織布15の間に挟持されて前記トンネル内周長に沿って連続した通水空間21を形成する嵩上げ材17と、
を具備し、
前記嵩上げ材17,57,61には、熱可塑性樹脂からなり可撓性及び遮水性を有する表裏平坦な帯体29が設けられ、該帯体29のトンネル掘穿坑道19の地山側に対向する面側に、前記通水空間21が形成されることを特徴とする。
トンネル工法のひとつであるFILM工法に用いられる防水シートであって、
トンネル掘穿坑道の地山側に展張される表裏平坦な遮水シートと、
前記遮水シートと略同一の面積を有して前記遮水シートの地山側の面に固定され、前記地山と前記遮水シートの間で充填され硬化する充填剤が浸透し、該充填剤を介して前記地山側に固定される不織布と、
長手方向が前記トンネル掘穿坑道のトンネル内周長で設けられるとともに、幅方向が前記遮水シートの前記トンネル掘穿坑道に沿う方向の長さよりも短い長さで設けられ、前記遮水シートと前記不織布の間に挟持されて前記トンネル内周長に沿って連続した通水空間を形成する嵩上げ材と、
を具備し、
前記嵩上げ材は、熱可塑性樹脂からなり可撓性及び遮水性を有する表裏平坦な帯体29のトンネル掘穿坑道19の地山側に対向する面に、相互間が前記通水空間21となる複数の凸部31が一体に形成される通水空間形成材17であることを特徴とする。
前記凸部が、複数の突起53であることを特徴とする。
前記嵩上げ材が、前記長手方向に沿って設けられ、前記通水空間21を有する線状集合材61、多孔質材または連続気泡材のいずれか1つであることを特徴とする。
前記トンネル掘穿坑道19に沿う方向に所定長で形成された複数枚の前記遮水シート13及び前記不織布15が、前記トンネル掘穿坑道19に沿う方向で隣接端縁同士を接合して一体に形成され、
前記遮水シート13及び前記不織布15の接合部同士の間に前記嵩上げ材17が挟持されることを特徴とする。
一次覆工33と二次覆工35との間に前記防水シート11が埋入され、
前記防水シート11の前記一次覆工33に対向する面側に、前記トンネル27の少なくとも天井部23から側底部25までの周方向に沿う前記通水空間21を形成したことを特徴とする。
図1は本発明の実施形態に係る防水シートを備えたトンネルの概略斜視図である。
本実施形態に係る防水シート11は、遮水シート13と、不織布15と、嵩上げ材、例えば後述の通水空間形成材17と、を有する。遮水シート13は、所定の長さ、すなわちトンネル内周に沿う長さ、及び幅長、すなわち坑道に沿う方向の長さを有し、トンネル掘穿坑道19の地山側に展張される。遮水シート13は、表裏平坦な面で形成される。遮水シート13は、例えばEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)からなる。遮水シート13は、例えば厚さが0.8mm以上(JIS A 6008準拠)で形成される。
通水空間形成材17は、帯体29を有する。帯体29は、熱可塑性樹脂からなり可撓性及び遮水性を有する。帯体29は、表裏が平坦面である一方、トンネル掘穿坑道19の地山側に対向する面に、複数の凸部が一体に形成される。つまり、帯体29を構成要素に持った通水空間形成材17は、トンネル掘穿坑道19の地山側に対向する面が凸部により凹凸面となる。本実施形態において、凸部は、突条31となる。突条31は、帯体29の長手方向に沿って延在し、長手方向に直交する方向(帯幅方向)に複数のものが平行に一体成形される。突条31は、延在方向に直交する断面形状が例えば三角形に形成される。なお、この突条31の断面形状は、その他の形状、例えば矩形や台形、或いはリブ状に形成されてもよい。通水空間形成材17は、突条31の相互間が通水空間21となる。従って、トンネル掘穿坑道19の天井部23から通水空間形成材17に流下した水は、突条31同士の間の通水空間21に導かれて側底部25へと排水される。つまり、通水空間形成材17は、樋としての作用を有する。
防水シート11は、トンネル掘穿坑道19に沿う方向に所定長で形成された複数枚の遮水シート13及び不織布15が、トンネル掘穿坑道19に沿う方向で隣接端縁同士を接合して一体に形成される。本実施形態では、約2mの短幅で形成された遮水シート13及び不織布15が、幅方向に3枚接合、すなわち3枚継ぎとされて広幅(約6m)の防水シート11を形成する。通水空間形成材17は、これら遮水シート13及び不織布15の接合部同士の間に挟持される。
図4は防水シートを用いたNATM工法の施工例を説明する平断面図である。
トンネル27の防水構造は、トンネル27の地山表面から一次覆工33、充填剤37、防水シート11及び二次覆工35が順次設けられる。ロックボルト・吹付けコンクリートトンネル工法、いわゆるNATM工法では、ロックボルトを介して地山に吹付け施工した一次覆工33と、トンネル27の内周面となる二次覆工35との間に、防水シート11を介在させる。防水シート11を展張する際、前工程の防水シート11の後端と次に展張される防水シート11の前端とにおいて、先ず、不織布15同士を重ね合わせ、コンクリート釘39等を用いて一次覆工33に固定する。
FILM工法では、トンネル掘穿坑道19の内周面に沿った型枠41を備えた型枠台車を、トンネル掘穿坑道19に沿って移動させ、防水シート11を順次トンネル内周面に展張して行く。先ず、型枠台車上に防水シート11を設置する。充填剤37のリークを防止するため、トンネル内周方向に充填剤封止部材(エアバルク)を設置する。次いで、地山側と防水シート11との間に充填剤37を充填する。充填剤37の養生後、型枠41を脱型することにより生じたエアバルクによる空隙は、通水空間形成材17の設置施工空間に利用することができる。
次いで、前工程の不織布15の後端に次工程の不織布15の前端を溶着や接着により固定する。前工程の遮水シート13の後端に通水空間形成材17を溶着や接着によって固定する。通水空間形成材17の固定された前工程の遮水シート13の通水空間形成材17と反対面に次工程の遮水シート13の前端を溶着や接着により接続する。再び次工程の防水シート11の前端をエアバルクにより塞ぐ。以下同様に、地山側と防水シート11との間に充填剤37を充填し、トンネル内周面に防水シート11を展張して行く。その結果、通水空間形成材17は、工程ごとの接続部分の間隔で配置されることになる。これにより、一次覆工側からの湧水等が二次覆工側に漏れ出ることを防止し、その湧水を側底部25へ排水できる。
防水シート11は、短幅のシートの幅方向中央に、通水空間形成材17を設けてもよい。この場合、例えば上記した3枚の短幅のシートを接合してなる防水シート11の例では、2箇所の接合部、すなわち隣り合う短幅のシートの接合部に2つの通水空間形成材17と、それぞれの短幅のシートの中央部に設けた3つの通水空間形成材17との合計5つの通水空間形成材17を備えることができる。また、接合部には通水空間形成材17を設けずに、それぞれの中央部分に通水空間形成材17を備えた防水シート11として構成でき、この場合には接合部における通水空間形成材17の固定工程を省略できる。
防水シート11は、短幅のシートの幅方向に、複数(図例では2つ)の通水空間形成材17を設けてもよい。この場合、上記した3枚の短幅のシートを接合してなる防水シート11の例では、2箇所の接合部に2つの通水空間形成材17と、それぞれのシートの中央部に設けた6つの通水空間形成材17との合計8つの通水空間形成材17を備えることになる。このように、防水シート11は、通水空間形成材17を多数備えることで、特に湧水が多い山岳トンネルの現場においても優れた排水機能を発揮する。
本実施形態に係る防水シート11では、遮水シート13の地山側に設けられる不織布15が、地山側の凹凸に対する緩衝効果及び打設コンクリートに対するアンカー効果を有する。また、不織布15は、通水性を有する。通水性を有した不織布15は、地山側からの水を、通水空間形成材17により形成された通水空間21へと導く。一方、不織布15は、遮水シート13の上から二次覆工コンクリートを打設する際、コンクリートの圧力によって圧縮され、本来の通水性を損なう場合がある。この場合においても、水は、少なからず不織布15にしみこみ、完全に通水性を失うことはない。不織布15にしみこんだ水は、所定間隔に設けられた通水空間形成材17により形成された通水空間21に導水される。すなわち、不織布15は、毛管路的に作用する。通水空間形成材17は、コンクリートの圧力によっても潰れない強度を有する。これにより、防水シート11は、長期に渡り確実な排水を可能にすることができる。また、防水シート11は、通水空間形成材17を局所的に設ければよいので、安価に製造できる。
上記構成の突条31は、図8に示すように、延在方向に直交する断面形状が例えば三角形に形成される。突条31は、断面三角形で形成されることにより、高い圧縮強度を有し、耐久性が高められている。
図9は凸部が断面半円形の突条である変形例に係る嵩上げ材の斜視図である。
凸部のその他の形状として、図9に示すように、通水空間形成材43の凸部は、延在方向に直交する断面形状が半円形の突条45であってもよい。
この突条45によれば、断面三角形のものに比べ、不織布15との固定面積を大きくすることができる。また、突条45は、断面三角形のものに比べ、圧縮強度をさらに高めることができる。また、突条45は、断面三角形のものに比べ、トンネル内周に沿う方向の曲げを容易にすることもできる。
図10(a)に示すように、通水空間形成材47の凸部は、断続する突条49であってもよい。すなわち、突条49は、連続して形成されなくてもよい。
この突条49によれば、通水空間21が帯幅方向にも形成されることとなって帯幅方向の通水も可能となり、排水効果を高め、より目詰まりを生じにくくすることができる。また、通水空間形成材47は、地山表面の曲面に沿わして湾曲しやすくでき、施工性を向上させることができる。
この通水空間形成材51では、凸部が、非連続な島状の突起53となることで、連続形成されたリブ形状等である場合に比べ、潰れたり倒れにくくなる。その結果、凸部の圧縮強度をさらに高くすることができる。また、突起53は、トンネル内周方向に連続するリブ形状等に比べ、幅方向にも通水空間21を有することとなって水を縦横に通水可能とするので、排水性を高めることができる。また、通水空間形成材51は、地山表面の曲面に沿わして湾曲しやすくでき、施工性を向上させることもできる。
防水シート55は、嵩上げ材が、長手方向に沿って設けられる少なくとも1本のレール状の長尺体57であってもよい。長尺体57は、例えば長手方向に直交する方向の断面形状が四角形に形成される。この他、長尺体57の断面形状は、三角形や半円形であってもよい。長尺体57は、底面が遮水シート13に溶着または接着により固定される。長尺体57は、2本以上設けられることが好ましい。防水シート55は、2本の長尺体57の上端に張架された不織布15により断面四角形の通水空間21が形成される。
防水シート59は、嵩上げ材が、長手方向に沿って設けられ通水空間21を有する線状集合材61、多孔質材(図示略)または連続気泡材(図示略)のいずれか1つであってもよい。これら線状集合材61、多孔質材または連続気泡は、通水性が良好で、且つ圧縮強度、耐久性を有し、接着材等の固定手段で遮水シート13及び不織布15と一体化される。線状集合材61を構成する線材の材質は、植物繊維、ガラス繊維、合成繊維、金属等を用いることができる。なお、この線状集合材61、多孔質材または連続気泡材は、上記した帯体29のような熱可塑性樹脂からなり可撓性及び遮水性を有する表裏平坦な帯体の一方の面に接着等により固定する構成としてもよい。
13…遮水シート
15…不織布
17…嵩上げ材(通水空間形成材)
19…トンネル掘穿坑道
21…通水空間
23…天井部
25…側底部
27…トンネル
29…帯体
31,45,49…凸部(突条)
33…一次覆工
35…二次覆工
43,47,51…嵩上げ材(通水空間形成材)
53…突起(凸部)
57…嵩上げ材(長尺体)
61…嵩上げ材(線状集合材)
Claims (6)
- トンネル工法のひとつであるFILM工法に用いられる防水シートであって、
トンネル掘穿坑道の地山側に展張される表裏平坦な遮水シートと、
前記遮水シートと略同一の面積を有して前記遮水シートの地山側の面に固定され、前記地山と前記遮水シートの間で充填され硬化する充填剤が浸透し、該充填剤を介して前記地山側に固定される不織布と、
長手方向が前記トンネル掘穿坑道のトンネル内周長で設けられるとともに、幅方向が前記遮水シートの前記トンネル掘穿坑道に沿う方向の長さよりも短い長さで設けられ、前記遮水シートと前記不織布の間に挟持されて前記トンネル内周長に沿って連続した通水空間を形成する嵩上げ材と、
を具備し、
前記嵩上げ材には、熱可塑性樹脂からなり可撓性及び遮水性を有する表裏平坦な帯体が設けられ、該帯体のトンネル掘穿坑道の地山側に対向する面側に、前記通水空間が形成されることを特徴とする防水シート。 - トンネル工法のひとつであるFILM工法に用いられる防水シートであって、
トンネル掘穿坑道の地山側に展張される表裏平坦な遮水シートと、
前記遮水シートと略同一の面積を有して前記遮水シートの地山側の面に固定され、前記地山と前記遮水シートの間で充填され硬化する充填剤が浸透し、該充填剤を介して前記地山側に固定される不織布と、
長手方向が前記トンネル掘穿坑道のトンネル内周長で設けられるとともに、幅方向が前記遮水シートの前記トンネル掘穿坑道に沿う方向の長さよりも短い長さで設けられ、前記遮水シートと前記不織布の間に挟持されて前記トンネル内周長に沿って連続した通水空間を形成する嵩上げ材と、
を具備し、
前記嵩上げ材は、熱可塑性樹脂からなり可撓性及び遮水性を有する表裏平坦な帯体のトンネル掘穿坑道の地山側に対向する面に、相互間が前記通水空間となる複数の凸部が一体に形成される通水空間形成材であることを特徴とする防水シート。 - 請求項2記載の防水シートであって、
前記凸部が、複数の突起であることを特徴とする防水シート。 - 請求項1記載の防水シートであって、
前記嵩上げ材が、前記長手方向に沿って設けられ、前記通水空間を有する線状集合材、多孔質材または連続気泡材のいずれか1つであることを特徴とする防水シート。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の防水シートであって、
前記トンネル掘穿坑道に沿う方向に所定長で形成された複数枚の前記遮水シート及び前記不織布が、前記トンネル掘穿坑道に沿う方向で隣接端縁同士を接合して一体に形成され、
前記遮水シート及び前記不織布の接合部同士の間に前記嵩上げ材が挟持されることを特徴とする防水シート。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載の防水シートを有するトンネルの防水構造であって、
一次覆工と二次覆工との間に前記防水シートが埋入され、
前記防水シートの前記一次覆工に対向する面側に、前記トンネルの少なくとも天井部から側底部までの周方向に沿う前記通水空間を形成したことを特徴とするトンネルの防水構造。
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