JP7117736B2 - トンネル防排水構造 - Google Patents
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Description
地山から吹付けコンクリートを透過した湧水は、防水シートの不透水シート層によって二次覆工側への透過を阻止され、不織布層内を通ってトンネル底部側へ流れる。
本発明は、かかる事情に鑑み、トンネルのアーチ部と底盤部との隅角部における防排水構造において、防水シートにおける裏面排水材に被さる部分を樋形状に保持しやすくすることを目的とする。
互いに積層された不透水シート層及び不織布層を含み、トンネルのアーチ部の吹付けコンクリートに前記不織布層を向けて、前記吹付けコンクリートの内周面に沿って張設される防水シートと、
前記トンネルの底盤部の側端部と前記アーチ部の下端部とで作る隅角部に、前記トンネルの軸方向へ延びるように配置される裏面排水材と、を備え、
前記防水シートが、前記裏面排水材にその表側面から下側面を経て裏側面へ回り込むように被さり、更に前記裏側面において折り返されて前記底盤部の上面へ延びており、
前記裏面排水材の前記裏側面には、前記防水シートの不織布層と接合される接合部材が設けられていることを特徴とする。
面状ファスナーは、防水シートの不織布層と容易に接合される。
面状ファスナーは、フック状起毛を有していてもよく、ループ状起毛を有していてもよい。
接合部材としては、面状ファスナーの他、接着剤などを用いることができる。
接合部材を裏面排水材の長手方向の全長にわたって途切れなく設ける必要はない。これによって、材料費を削減できる。
図1に示すように、NATMトンネル1は、上側のアーチ状の断面のアーチ部1aと、底部のベースコンクリートからなる底盤部1b(インバート)を含む。アーチ部1aは、地山2の掘削面2aに吹付けられた吹付けコンクリート3と、その内周側に構築された二次覆工4とを含む。
吹付けコンクリート3の内周面に沿って防水シート10が張設されている。防水シート10は、吹付けコンクリート3と二次覆工4との間に挟まれている。
芯材21及び透水フィルター22によって、裏面排水材20の全域に水の通り道となる通水空間25が形成されている。
透水フィルター22によって、通水空間25内への土砂などの侵入が阻止されている。
なお、図2においては、横断排水管5の図示を省略する。
地山2を掘削して、掘削面2aに吹付けコンクリート3を打設する。
防水シート10を吹付けコンクリート3の内周面に沿って張設する。
隅角部1cには裏面排水材20を設置しておく。
このとき、裏側樋壁部43の不織布12と裏面排水材20の面状ファスナー30とが簡単に接合される。裏面排水材20を表側(図2において右側)から吹付けコンクリート3側へ軽く押し付けることによって、裏側樋壁部43の不織布12と面状ファスナー30とを確実に接合させることができる。
これによって、防水シート10を樋40の形状に容易に折り込むことができる。更には、樋40の形状を確実に保持できる。
防水シート10の末端部は、コンクリート釘7によって底盤部1bに止める。
したがって、面状ファスナー30は、少なくとも二次覆工4のコンクリートを打設するまでの間、防水シート10と仮止め的にくっ付いていればよい。
トンネル1のアーチ部1aと底盤部1bとの隅角部1cにおいては、湧水による水圧が高くなる。一方、該隅角部1cには、防水シート10によって樋40が形成されており、該樋40に裏面排水材20が収容されているから、湧水40を樋40に沿って排水できる。この結果、隅角部1cからの水漏れを抑えることができる。
例えば、防水シート10と裏面排水材20との接合部材としては、面状ファスナー30の他、接着剤などを用いることができる。
1a アーチ部
1b 底盤部
1c 隅角部
2 地山
2a 掘削面
3 吹付けコンクリート
4 二次覆工
5 横断排水管
6 排水溝
7 コンクリート釘
10 防水シート
11 不透水シート層
12 不織布層
13 折り返し部
20 裏面排水材
20a 表側面
20b 下側面
20c 裏側面
21 芯材
22 透水フィルター
25 通水空間
30 面状ファスナー(接合部材)
31 シート部
32 起毛部
40 樋
41 表側樋壁部
42 樋底部
43 裏側樋壁部
Claims (3)
- 互いに積層された不透水シート層及び不織布層を含み、トンネルのアーチ部の吹付けコンクリートに前記不織布層を向けて、前記吹付けコンクリートの内周面に沿って張設される防水シートと、
前記トンネルの底盤部の側端部と前記アーチ部の下端部とで作る隅角部に、前記トンネルの軸方向へ延びるように配置される裏面排水材と、を備え、
前記防水シートが、前記裏面排水材にその表側面から下側面を経て裏側面へ回り込むように被さり、更に前記裏側面において折り返されて前記底盤部の上面へ延びており、
前記裏面排水材の前記裏側面には、前記防水シートの不織布層と接合される接合部材が設けられていることを特徴とするトンネル防排水構造。 - 前記接合部材が、面状ファスナーであることを特徴とする請求項1に記載のトンネル防排水構造。
- 前記裏面排水材の長手方向に離れた複数箇所にそれぞれ前記接合部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトンネル防排水構造。
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JP2018241113A JP7117736B2 (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | トンネル防排水構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018241113A JP7117736B2 (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | トンネル防排水構造 |
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JP2020101037A JP2020101037A (ja) | 2020-07-02 |
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JP2018241113A Active JP7117736B2 (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | トンネル防排水構造 |
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