JP6857395B2 - 洗浄具 - Google Patents

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Description

本発明は、水筒(マグボトルを含む)、コップ、冷水筒、タンブラー、ポット等の容器の洗浄に用いられる洗浄具に関する。
上述の洗浄具として、例えば、特許文献1に示すボトル用洗浄具が存在する。このボトル用洗浄具は、2条の撚り合わされた金属線材間に多数の繊維製のブラシ毛を略連続状に挾持させてある棒状ブラシと、当該棒状ブラシの金属線材の基部を固定保持する柄とを備える。棒状ブラシの基端側部位は、鈍角の交差角度で二度屈曲形成され、棒状ブラシの先端側部位は、ブラシ長手方向に対して直角に屈曲形成されている。
そして、棒状ブラシは、上述の構成により、柄からブラシ長手方向に沿って前方側に延出される第1洗浄ブラシ部と、当該第1洗浄ブラシ部の先端から外方前方側に向かって斜め方向に延出される第2洗浄ブラシ部と、当該第2洗浄ブラシ部の先端からブラシ長手方向に沿って前方側に延出される第3洗浄ブラシ部と、第3洗浄ブラシ部の先端からブラシ長手方向に対して直角に延出される第4洗浄ブラシ部と、が備えられている。
また、他の洗浄具として、特許文献2に示す洗浄具が存在する。この洗浄具は、柄本体部の先端に洗浄保持部が形成されている柄と、洗浄保持部に対して柄長手方向から脱着可能に外装される袋状の洗浄体と、が備えられている。洗浄保持部は、柄本体部の先端に連設される略半円筒形状の胴部と、この胴部の先端に連設される略円形状の端板とからなる。端板は胴部の長手方向に対して直交方向にL字状に突出形成されている。
また、洗浄保持部の基端部位には、洗浄体の基端部位に形成された係止孔と係合する係合ピンが設けられている。この洗浄保持部の基端部位の係合ピンに洗浄体の基端部位の係止孔を係合させることにより、洗浄体の基端部が所定装着位置に保持される。
特開2017−056366号公報 実用新案登録第3156318号公報
前者の洗浄具では、棒状ブラシの第3洗浄ブラシ部の先端からブラシ長手方向に対して直角に延出される第4洗浄ブラシ部により、容器内の底面を容易に洗浄することができる。また、容器口部の内径が容器底部の内径よりも小さい上窄まり形状の容器の場合でも、棒状ブラシの第1洗浄ブラシ部と第2洗浄ブラシ部と第3洗浄ブラシ部とにより、容器における口部から肩部、周壁部にかけての各内面を効率良く洗浄することができる。
しかしながら、棒状ブラシの第4洗浄ブラシ部は、第3洗浄ブラシ部の先端から直角に折り曲げ形成されているため、容器の口部に対して棒状ブラシを挿入する際、第4洗浄ブラシ部が容器の口部に引っ掛かるなどして挿入の邪魔になり易い。しかも、この第4洗浄ブラシ部は、容器内の底面の洗浄に専ら用いられるもので、容器内の周壁面の洗浄には用いられない。そのため、第3洗浄ブラシ部の長さを、第4洗浄ブラシ部を構成する長さ分だけ長く構成すると、洗浄具のコストが高騰化する。
さらに、棒状ブラシのブラシ毛がへたるなどして洗浄機能が低下した場合には、洗浄具全体を取り替える必要がある。
後者の洗浄具では、洗浄保持部に外装された洗浄体のうち、端板に対応する洗浄体部分が胴部の長手方向に対して直交方向にL字状に突出するため、このL字状の洗浄体部分で容器内の底面を容易に洗浄することができる。さらに、洗浄体の洗浄機能が低下した場合には、柄の洗浄保持部に対して新たな洗浄体を付け替えるだけで済み、交換コストの低廉化を図ることができる。
しかしながら、洗浄保持部の略円形状の端板が胴部に対して直交方向にL字状に突出形成されているため、前者と同様に、容器の口部に対して洗浄体を挿入する際、洗浄体のL字状の洗浄体部分が容器の口部に引っ掛かるなどして挿入の邪魔になり易い。しかも、容器口部の内径が容器底部の内径よりも小さい上窄まり形状の容器の場合では、L字状の洗浄体部分の先端で容器における周壁部及び肩部の各内面を洗浄することになるため、容器洗浄に時間がかかるとともに、未洗浄部分が発生し易い。
さらに、洗浄体のL字状の洗浄体部分は、ストレート形状の容器の底面の洗浄に専ら用いられるもので、通常、容器の周壁部における周壁面の洗浄には用いられない。そのため、洗浄保持部の胴部に対応する周壁面用の洗浄体部分の長さを、L字状の洗浄体部分を構成する長さ分だけ長く構成すると、洗浄具のコストが高騰する問題がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、洗浄機能が低下した場合の交換コストの低廉化を図りながら、例え、洗浄対象容器が上窄まり形状の容器であっても、容器の底壁部から周壁部、肩部、口部にいたる内面全域を効率良く洗浄することができ、しかも、洗浄体の位置ずれ防止構造の簡素化を図りながら、容器の底面洗浄時の洗浄長さを自由に調節することのできる洗浄具を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、柄本体部の先端に洗浄保持部が形成されている柄と、前記洗浄保持部に対して脱着可能に外装される筒状又は袋状の洗浄体と、が備えられている洗浄具であって、
前記柄の前記洗浄保持部の基端側部位は、前記柄本体部と前記洗浄保持部の先端側部位とが平行又は略平行になる状態で二度屈曲形成され、
前記洗浄保持部の先端とこれに正規装着姿勢で外装された前記洗浄体の先端との間に、当該洗浄体の先端部の屈曲を許容する空隙部が形成され、
前記洗浄体の基端側の装着口部は、前記洗浄保持部の先端側屈曲部を少なくとも越えた柄長手方向での移動抵抗の大きな領域に配置されている点にある。
上記構成によれば、洗浄体の繊維等がへたるなどして洗浄機能が低下した場合の交換コストの低廉化を図るべく、柄の洗浄保持部に対して洗浄体を脱着可能に構成する。このとき、洗浄保持部の先端とこれに正規装着姿勢で外装された洗浄体の先端との間に空隙部を形成する。この空隙部に対応する洗浄体の先端部は、洗浄保持部の先端に対していずれの方向にも屈曲可能となる。これにより、容器内の底面を洗浄する場合、洗浄体の先端部を容器内の底面に当て付けながら屈曲させたい方向に操作力を加えることにより、洗浄体の先端部は容器内の底面の洗浄に適した屈曲姿勢になる。それでいて、容器内の底面に対する押し付け操作力を解除すると、洗浄体の先端部は復元力で元の長い直線洗浄姿勢に復帰するので、容器内の底面及び周壁面を効率良く洗浄することができる。
しかも、柄の洗浄保持部の基端側部位は、柄本体部と洗浄保持部の先端側部位とが平行又は略平行になる状態で二度屈曲形成されているので、容器口部の内径が容器底部の内径よりも小さい上窄まり形状の容器であっても、容器の口部から挿入された洗浄体を、容器における周壁部及び肩部の各内面に対して容易に摺接させることができる。つまり、洗浄保持部の先端側屈曲部から先端までの直線領域に対応する洗浄体の直線洗浄部は、容器内の周壁面に容易に摺接させることができる。洗浄保持部の両屈曲部間に対応する洗浄体の屈曲洗浄部は、容器内の肩内周面に容易に摺接させることができる。これにより、容器内の周壁面及び肩内周面を効率良く洗浄することができる。
さらに、上述の洗浄保持部の基端側部位での二度屈曲構成を利用して、洗浄体が洗浄保持部に対して正規装着姿勢にあるとき、洗浄体の基端側の装着口部は、洗浄保持部の先端側屈曲部を少なくとも越えた柄長手方向での移動抵抗の大きな領域に配置する。これにより、洗浄保持部に対して洗浄体を正規装着姿勢で位置保持するための係合手段を設けなくても、洗浄時における洗浄体の柄長手方向での位置ずれを抑制することができ、洗浄体の先端部での屈曲を許容する空隙部を維持することができる。
しかも、洗浄保持部の屈曲部での移動抵抗を利用して洗浄体の装着口部を所定装着位置に保持しているだけなので、洗浄保持部に対して洗浄体を屈曲部での移動抵抗に抗して柄長手方向に移動操作して、洗浄体の先端部の屈曲を許容する空隙部の長さ、換言すれば、洗浄体の先端部による容器の底面洗浄時の洗浄長さを自由に調節することができる。
したがって、柄の洗浄保持部に対する洗浄体の脱着構造において、洗浄体の先端部の屈曲を許容する空隙を形成し、且つ、洗浄保持部の先端側屈曲部を少なくとも越えた領域に洗浄体の装着口部を配置するといった上述の合理的な改造により、洗浄機能が低下した場合の交換コストの低廉化を図りながら、例え、洗浄対象容器が上窄まり形状の容器であっても、容器の底壁部から周壁部、肩部、口部にいたる内面全域を効率良く洗浄することができ、しかも、洗浄体の位置ずれ防止構造の簡素化を図りながら、洗浄体の先端部による容器の底面洗浄時の洗浄長さを自由に調節することができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記洗浄体の装着口部は、前記洗浄保持部の基端側屈曲部を越えた柄長手方向での移動抵抗の最も大きな領域に配置されている点にある。
上記構成によれば、洗浄体の装着口部を、例えば、洗浄保持部の先端側屈曲部と基端側屈曲部との間に配置する場合に比して、洗浄体に付与される柄長手方向での移動抵抗が最も大きくなり、洗浄時における洗浄体の柄長手方向でのずれ動きを一層抑制することができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記洗浄保持部における先端から所定長さの領域は、二股状に分かれた一対の保持体から構成され、前記両保持体の先端での外側面間の幅寸法は、前記洗浄体の幅方向の内寸法よりも大に構成され、前記両保持体は、前記外側面間の幅寸法が前記洗浄体の幅方向の内寸法と同一又はそれよりも小となる状態にまで幅方向内方側に撓み変形可能に構成されている点にある。
上記構成によれば、柄の洗浄保持部に対して筒状又は袋状の洗浄体を装着する場合、洗浄保持部における先端から所定長さの領域に構成される二股状の両保持体を、それの外側面間の幅寸法が洗浄体の幅方向の内寸法と同一又はそれよりも小となる状態にまで幅方向内方側に撓み変形操作する。この状態で洗浄体の基端側の装着口部を両保持体の先端側から外装する。そして、洗浄体の装着口部が洗浄保持部の先端側屈曲部を少なくとも越えた領域に位置する正規装着姿勢において、両保持体に加えられていた幅方向内方側への撓み変形操作力が解除されると、両保持体の弾性復元力で当該両保持体の先端部が洗浄体内で突っ張り状態となる。
したがって、両保持体の先端部での突っ張りによる洗浄体の先端側での位置保持作用により、洗浄時における洗浄体の柄長手方向でのずれ動きを一層効果的に抑制することができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記洗浄体には、地組織部の一側面に掻き取り用の立毛繊維群と拭き取り用の立毛繊維群とを形成してある洗浄用布帛が備えられている点にある。
上記構成によれば、洗浄体の洗浄用布帛に形成されている二種の立毛繊維群による掻き取り作用と拭き取り作用とにより、容器の被洗浄面に付着した汚れ(茶渋、コーヒーの汚れ、水垢等)を効率良く除去することができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記洗浄体には、前記洗浄用布帛の地組織部の他側面に貼着される連続気泡の弾性発泡体が備えられている点にある。
上記構成によれば、洗浄体の連続気泡の弾性発泡体の弾性変形により、二種の立毛繊維群を被洗浄面に適度の力で圧接させることができ、しかも、この圧接時に弾性発泡体に吸収されている洗浄液を立毛繊維群の洗浄位置に供給することができるので、容器の被洗浄面に付着した汚れを一層効率良く除去することができる。
洗浄具の第1実施形態を示す柄と洗浄体の分離時の斜視図 柄と洗浄体の分離時の側面図 洗浄体装着時の要部の側面図 洗浄体装着時の要部の縦断側面図 図4におけるV−V線断面図 柄の洗浄保持部の拡大底面図 洗浄体の製作説明図 洗浄説明図 第2実施形態の洗浄具を示す要部の縦断側面図
〔第1実施形態〕
図1〜図4は、水筒(マグボトルを含む)、コップ、冷水筒、タンブラー、ポット等の容器1の洗浄具を示す。この洗浄具は、柄本体部2の先端に洗浄保持部3が形成されている合成樹脂製(例えば、ポリプロピレン樹脂)の柄Aと、柄Aの洗浄保持部3に対して脱着可能に外装される袋状の洗浄体Bと、を備える。
洗浄体Bの基端には装着口部20が開口形成され、この洗浄体Bの装着口部20に対して柄Aの洗浄保持部3が挿入装着される。
柄Aの洗浄保持部3の基端側部位は、図1、図2に示すように、柄本体部2と洗浄保持部3の先端側部位(後述の先端側直線保持部31)とが平行又は略平行になる状態で二度直角に屈曲形成されている。そのため、洗浄保持部3は、洗浄体Bの先端側直線洗浄部B1が柄長手方向に沿って装着される先端側直線保持部31と、洗浄体Bの屈曲洗浄部B2が柄長手方向に対する直交方向に沿って装着される直交保持部32と、洗浄体Bの基端側直線洗浄部B3が柄長手方向に沿って装着される基端側直線保持部33とから構成されている。
上述の柄Aの洗浄保持部3における基端側部位での二度屈曲形成により、図8(a)に示すように、容器1の口部1Aの内径が底壁部1Dの内径よりも小さく、且つ、口部1Aと周壁部1Cとの間の肩部1Bが傾斜姿勢となる上窄まり形状の容器1であっても、容器1の口部1Aから挿入された洗浄体Bを、容器1における口部1Aの口内周面1aから肩部1Bの肩内周面1b、周壁部1Cの周壁内面1cにかけての洗浄対象領域に対して容易に摺接させることができる。
図8(a)に示す洗浄時には、洗浄保持部3の先端から先端側屈曲部30aまでの先端側直線保持部31に対応する洗浄体Bの先端側直線洗浄部B1は、容器1内の周壁内面1cに摺接する。洗浄保持部3の両屈曲部30a,30b間の直交保持部32に対応する洗浄体Bの屈曲洗浄部B2は、容器1内の肩内周面1bに摺接する。洗浄保持部3の基端側直線保持部33に対応する洗浄体Bの基端側直線洗浄部B3は、容器1内の口内周面1aに摺接する。
これにより、容器1における口部1Aの口内周面1aから肩部1Bの肩内周面1b、周壁部1Cの周壁内面1cにかけての洗浄対象領域を効率良く洗浄することができる。
尚、口部1Aの口内周面1aは、洗浄体Bの先端側直線洗浄部B1でも洗浄することができる。
図3に示すように、洗浄体Bが洗浄保持部3に対して正規装着姿勢にあるとき、洗浄体Bの基端側の装着口部20は、図1〜図4に示すように、洗浄保持部3の先端側屈曲部30aを少なくとも越えた柄長手方向での移動抵抗の大きな領域に配置されている。本実施形態では、洗浄体Bの基端側の装着口部20は、洗浄保持部3の基端側屈曲部30bを越えた柄長手方向での移動抵抗の最も大きな領域である基端側直線保持部33の正規装着位置Pに配置されている。この配置状態では、洗浄保持部3の先端側屈曲部30a及び基端側屈曲部30bでの移動抵抗が大きいため、洗浄保持部3に対して洗浄体Bを正規装着姿勢で位置保持するための位置ずれ防止構造を設けなくても、洗浄時における洗浄体Bの柄長手方向での位置ずれを抑制することができ、洗浄体Bの先端部での屈曲を許容する後述の空隙部4を維持することができる。
図1、図6に示すように、洗浄保持部3における先端から所定長さの領域となる先端側直線保持部31は、二股状の一例であるV字状に分かれた一対の保持体31A,31Bから構成されている。両保持体31A,31Bの先端での外側面31a,31b間の幅寸法W1は、図5に示す洗浄体Bの幅方向の内寸法W2よりも大に構成されている。そのため、両保持体31A,31Bは、外側面31a,31b間の幅寸法W1が洗浄体Bの幅方向の内寸法W2(図5参照)と同一又はそれよりも小となる状態にまで幅方向内方側に撓み変形可能に構成されている。
上述の構成により、柄Aの洗浄保持部3に対して袋状の洗浄体Bを装着する場合には、洗浄保持部3の先端側直線保持部31を構成する二股状の両保持体31A,31Bを、それの外側面31a,31b間の幅寸法W1が洗浄体Bの幅方向の内寸法W2と同一又はそれよりも小となる状態にまで幅方向内方側に撓み変形操作する。この状態で洗浄体Bの基端側の装着口部20を洗浄保持部3の両保持体31A,31Bの先端側から外装する。そして、洗浄体Bの装着口部20が洗浄保持部3の基端側屈曲部30bを越えた基端側直線保持部33の正規装着位置Pに位置する正規装着姿勢において、両保持体31A,31Bに加えられていた幅方向内方側への撓み変形操作力が解除されると、両保持体31A,31Bの弾性復元力で当該両保持体31A,31Bの先端部が洗浄体内で突っ張り状態となる。
したがって、両保持体31A,31Bの先端部での突っ張りによる洗浄体Bの先端側での位置保持作用により、洗浄時における洗浄体Bの柄長手方向でのずれ動きを一層効果的に抑制することができる。
洗浄体Bの全長は、柄Aの洗浄保持部3の装着長さよりも大なる長さに構成され、図4に示すように、洗浄体Bが洗浄保持部3に対して正規装着姿勢にあるとき、洗浄保持部3の先端とこれに柄長手方向で相対向する洗浄体Bの内面先端との間には、洗浄体Bの先端部B1aの屈曲を許容する空隙部4が形成されている。この空隙部4に対応する洗浄体Bの先端部B1aは、図4中の仮想線で示すように、洗浄保持部3の先端に対していずれの方向にも屈曲可能となる。これにより、図8(b)、(c)に示すように、容器1内の底面1dを洗浄する場合、洗浄体Bの先端部B1aを容器1内の底面1dに当て付けながら屈曲させたい方向に操作力を加えることにより、洗浄体Bの先端部B1aは容器1内の底面1dの洗浄に適した屈曲姿勢になる。それでいて、図8(a)に示すように、容器1内の底面1dに対する押し付け操作力を解除すると、洗浄体Bの先端部B1aは復元力で元の長い直線洗浄姿勢に復帰するので、容器1内の底面1d及び周壁内面1cを効率良く洗浄することができる。
しかも、上述のように、洗浄保持部3の先端側屈曲部30a及び基端側屈曲部30bでの移動抵抗を利用して、洗浄体Bの装着口部20を所定装着位置に保持しているだけなので、洗浄保持部3に対して洗浄体Bを先端側屈曲部30a及び基端側屈曲部30bでの移動抵抗に抗して柄長手方向に移動操作することができる。これにより、洗浄体Bの先端部の屈曲を許容する空隙部4の長さ、換言すれば、洗浄体Bの先端部B1aによる容器1の底面1dの洗浄時の洗浄長さを自由に調節することができる。
洗浄保持部3の先端側直線保持部31を構成する両保持体31A,31Bの各々は、図5に示すように横断面形状が略正方形に構成され、両保持体31A,31Bの外側面31a,31bにおける柄長手方向の複数個所には、洗浄体Bの内面に食い込む複数の先鋭な係止突起34が一体形成されている。両保持体31A,31Bの外側面31a,31bの複数の係止突起34が洗浄体Bの内面に食い込むことにより、摺接状態での洗浄時における洗浄体Bの柄長手方向でのずれ移動や捻れを抑制することができる。
洗浄体Bには、地組織部21aの一側面に掻き取り用の立毛繊維群21bと拭き取り用の立毛繊維群21cとを形成してある洗浄用布帛21が備えられ、洗浄用布帛21の地組織部21aの他側面には、連続気泡を備えた弾性発泡体の一例であるウレタンフォーム製のスポンジ22が接着剤や熱融着等により貼着されている。
掻き取り用の立毛繊維群21bは、合成繊維フィラメント糸の一例である細繊度のポリエステルフィラメント糸から構成されている。拭き取り用の立毛繊維群21cは、合成繊維フィラメント糸の一例であるアクリルフィラメント糸から構成されている。アクリルフィラメント糸の単糸断面形状は、三角形、Y字形、星形等の非円形で、且つ、フィラメント長手方向に連続する一つ又は複数のエッジを有する異形断面形状に構成されている。
そして、腰・反発性を備えた細繊度のポリエステルフィラメント糸から構成される掻き取り用の立毛繊維群21bにより、容器1の被洗浄面に存在する無数の微小な溝や傷内の微細な汚れを掻き出し除去することができる。また、一つ又は複数のエッジを有する異形断面形状のアクリルフィラメント糸から構成される拭き取り用の立毛繊維群21cにより、容器1の被洗浄面にこびりついた汚れ(茶渋、コーヒーの汚れ、水垢等)を掻き落としながら拭き取ることができる。
また、洗浄用布帛21の地組織部21aの他側面に貼着されているスポンジ22の弾性変形により、二種の立毛繊維群21b,21cを容器1の被洗浄面に適度の力で圧接させることができ、しかも、この圧接時にスポンジ22に吸収されている洗浄液を立毛繊維群21b,21cの洗浄位置に供給することができるので、容器1の被洗浄面に付着した汚れを一層効率良く除去することができる。
図7は、洗浄体Bの製作方法の一例を示す。この製作方法では、図7(a)に示すように、洗浄用布帛21の地組織部21aの他側面にスポンジ22が貼着されている洗浄生地材25を用いる。
図示は省略するが、洗浄用布帛21の着口部20側となる所定幅の一端部25aを、洗浄用布帛21の立毛繊維群21b,21cが外方に位置する状態で折り返す。その折り返し端部25aを第1縫着ライン26aに沿って縫製する(図7(b)、(c)参照)。
次に、図7(a)に示すように、洗浄生地材25を、洗浄用布帛21の立毛繊維群21b,21cが内方に位置する状態で二つ折りにする。二つ折りにされた洗浄生地材25は、図7(b)、(c)に示すように、長辺側の合わせ側端縁25bを第2縫着ライン26bに沿って縫製し、且つ、短辺側の合わせ側端縁25cを第3縫着ライン26cに沿って縫製する。
縫製された洗浄生地材25の短辺側の合わせ側端縁25cが洗浄体Bの先端側になり、図1に示すように、洗浄体Bの先端を円弧状に構成する場合には、第3縫着ライン26cを円弧状にする。
製作方法の最終工程として、袋状に縫製された洗浄生地材25を、立毛繊維群21b,21cが外面全体に現れるように、表裏を反転する。
上述のように、洗浄体Bは、洗浄用布帛21及びウレタンフォーム製のスポンジ22を備えた洗浄生地材25を二つ折りにしてその合わせ側端縁25b,25cを縫製し、袋状に縫製された洗浄生地材25の表裏を反転するため、洗浄体Bの先端部B1aの屈曲姿勢から直線洗浄姿勢への復元力を高めることができる。そのため、図8(a)に示すように、洗浄体B内の先端側に空隙部4が形成されていても、直線洗浄姿勢にある洗浄体Bの先端部B1aを容器1の被洗浄面に的確に押し付けた状態で洗浄することができ、洗浄体Bの先端部B1aが直線洗浄姿勢にある状態での洗浄効果を高めることができる。
〔第2実施形態〕
図9は、洗浄具の別実施形態を示す。洗浄具は、柄本体部2の先端に洗浄保持部3が形成されている合成樹脂製の柄Aと、柄Aの洗浄保持部3に対して脱着可能に外装される筒状の洗浄体Bと、を備える。洗浄体Bの両端には装着口部20A,20Bが開口形成され、この洗浄体Bの一方の装着口部20Aに対して柄Aの洗浄保持部3が挿入装着される。
洗浄体Bが洗浄保持部3に対して正規装着姿勢にあるとき、洗浄体Bの基端側となる一方の装着口部20Aは、第1実施形態と同様に、洗浄保持部3の基端側屈曲部30bを越えた柄長手方向での移動抵抗の最も大きな領域である基端側直線保持部33の正規装着位置Pに配置されている。
洗浄体Bの全長は、柄Aの洗浄保持部3の装着長さよりも大なる長さに構成され、図9に示すように、洗浄体Bが洗浄保持部3に対して正規装着姿勢にあるとき、洗浄保持部3の先端とこれに柄長手方向で相対向する洗浄体Bの他方の装着口部20Bの内面先端との間には、洗浄体Bの先端部B1aの屈曲を許容する空隙部4が形成されている。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の各実施形態では、地組織部21aの一側面に掻き取り用の立毛繊維群21bと拭き取り用の立毛繊維群21cとを形成してある洗浄用布帛21を用いた洗浄体Bを例に挙げたが、一種類の立毛繊維群を地組織部21aの一側面に形成してある洗浄用布帛21を用いて実施してもよい。さらに、洗浄性能の異なる三種類以上の立毛繊維群を地組織部21aの一側面に形成してある洗浄用布帛21を用いて実施してもよい。
(2)上述の各実施形態では、洗浄体Bを、洗浄用布帛21とウレタンフォーム製のスポンジ22との組み合せから構成したが、洗浄用布帛21のみから構成してもよい。
(3)上述の第1実施形態では、洗浄体Bを袋状に構成し、第2実施形態では、洗浄体Bを筒状に構成したが、洗浄体Bを、面ファスナー等で柄Aの洗浄保持部3に筒状又は袋状に巻き付ける構造に構成してもよい。
(4)上述の各実施形態では、洗浄体Bが洗浄保持部3に対して正規装着姿勢にあるとき、洗浄保持部3の先端とこれに柄長手方向で相対向する洗浄体Bの内面先端との間に空隙部4の空間を形成したが、洗浄体Bの先端部B1aの屈曲を許容する状態で空隙部4内にスポンジ等が設けられてもよい。
(5)上述の各実施形態では、柄Aの洗浄保持部3の基端側部位を、柄本体部2と洗浄保持部3の先端側部位とが平行又は略平行になる状態で二度直角に屈曲形成したが、この洗浄保持部3の基端側部位を、柄本体部2と洗浄保持部3の先端側部位とが平行又は略平行になる状態で二度鋭角又は鈍角に屈曲形成してもよい。
(6)上述の各実施形態では、洗浄保持部3の先端側直線保持部31の全体を、二股状の一対の保持体31A,31Bから構成したが、先端側直線保持部31の先端から中間位置までの前半側領域を、二股状の一対の保持体31A,31Bから構成してもよい。
また、洗浄保持部3の先端側直線保持部31及び直交保持部32を、二股状の一対の保持体から構成してもよく、さらに、洗浄保持部3の全体を二股状の一対の保持体から構成してもよい。
(7)上述の各実施形態では、洗浄体Bが洗浄保持部3に対して正規装着姿勢にあるとき、洗浄体Bの装着口部20を、洗浄保持部3の基端側屈曲部30bを越えた柄長手方向での移動抵抗の最も大きな領域に配置したが、洗浄体Bの装着口部20を、洗浄保持部3の先端側屈曲部30aと基端側屈曲部30bとの間の領域に配置してもよい。
2 柄本体部
3 洗浄保持部
4 空隙部
20 装着口部
20A 装着口部
20B 装着口部
21a 地組織部
21b 掻き取り用の立毛繊維群
21c 拭き取り用の立毛繊維群
22 弾性発泡体(ウレタンフォーム製スポンジ)
30a 先端側屈曲部
30b 基端側屈曲部
31A 保持体
31B 保持体
31a 外側面
31b 外側面
A 柄
B 洗浄体
B1a 先端部
W1 幅寸法
W2 内寸法

Claims (5)

  1. 柄本体部の先端に洗浄保持部が形成されている柄と、前記洗浄保持部に対して脱着可能に外装される筒状又は袋状の洗浄体と、が備えられている洗浄具であって、
    前記柄の前記洗浄保持部の基端側部位は、前記柄本体部と前記洗浄保持部の先端側直線保持部とが平行又は略平行になる状態で二度屈曲形成され、
    前記先端側直線保持部の先端と前記洗浄保持部に正規装着姿勢で外装された前記洗浄体の内面先端との間に、当該洗浄体の先端部の柄長手方向に対する交差方向への屈曲を許容する空隙部が形成され、
    前記空隙部に対応する前記洗浄体の先端部は、当該洗浄体の復元力で前記先端側直線保持部の長手方向に沿う直線洗浄姿勢に復帰自在に構成され、
    前記空隙部の柄長手方向の長さは、前記洗浄保持部に対する前記洗浄体の柄長手方向での移動操作によって変更可能に構成され、
    前記洗浄体の基端側の装着口部は、前記洗浄保持部の先端側屈曲部を少なくとも越えた柄長手方向での移動抵抗の大きな領域に配置されている洗浄具。
  2. 前記洗浄体の装着口部は、前記洗浄保持部の基端側屈曲部を越えた柄長手方向での移動抵抗の最も大きな領域に配置されている請求項1記載の洗浄具。
  3. 前記先端側直線保持部は、二股状に分かれた一対の保持体から構成され、前記両保持体の先端での外側面間の幅寸法は、前記洗浄体の幅方向の内寸法よりも大に構成され、前記両保持体は、前記外側面間の幅寸法が前記洗浄体の幅方向の内寸法と同一又はそれよりも小となる状態にまで幅方向内方側に撓み変形可能に構成されている請求項1又は2記載の洗浄具。
  4. 前記洗浄体には、地組織部の一側面に掻き取り用の立毛繊維群と拭き取り用の立毛繊維群とを形成してある洗浄用布帛が備えられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗浄具。
  5. 前記洗浄体には、前記洗浄用布帛の地組織部の他側面に貼着される連続気泡の弾性発泡体が備えられている請求項4記載の洗浄具。
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