以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(1)本実施形態の概略
本実施形態のゲームシステムでは、複数のユーザが、携帯端末を用いてサーバが提供するゲームを実施する。以後、既にゲームシステムの会員であり、自己のID(Identification)を携帯端末に表示することが可能なユーザを実行ユーザと称し、実行ユーザのIDを実行ユーザIDと称する。また、ゲームシステムにこれから参加しようとするユーザを参加ユーザと称し、参加ユーザのIDを参加ユーザIDと称する。
このゲームシステムにおいては、実行ユーザが、ゲームに登録され、且つ、SNSアプリケーションに登録されている場合、当該実行ユーザは、サーバが提供するゲームを実施することができる。
ゲームに登録されているユーザとは、サーバが提供するゲームを実施するために登録されたユーザであって、ユーザID、パスワード、名前等が、サーバに記憶されているユーザである。また、SNSアプリケーションに登録されているユーザとは、サーバが提供するSNSアプリケーションを実施するために登録されたユーザであって、ユーザID、パスワード、名前等が、サーバに記憶されているユーザである。なお、SNSアプリケーションは、ゲームと異なる他のアプリケーションの一例であり、サーバによってユーザの携帯端末に提供される。
ゲームに登録されている実行ユーザが所有する携帯端末は、サーバに対して実行ユーザID及びパスワードを送信して、ゲーム実行画面を表示するための表示データ(以降、ゲーム実行画面表示データと称する。)の取得を要求する。ゲーム実行画面とは、実行ユーザIDによる認証に成功した携帯端末が表示可能な、実行ユーザIDに対応付けられたゲーム空間を描画した画面である。実行ユーザIDに関連付けられたキャラクタ又はアイテム等が、このゲーム空間内に表示される。そして、実行ユーザの携帯端末は、サーバから受信したゲーム実行画面表示データに基づいて作成した描画データを出力することができる。
このゲームシステムでは、実行ユーザIDに基づいて2次元コードであるQR(Quick Response)コード(「QRコード」は登録商標である。)が作成される。参加ユーザは、実行ユーザの携帯端末に表示されたQRコードを撮影することにより、実行ユーザIDを取得することができる。実行ユーザID及び参加ユーザIDは、ユーザを一意に識別することができる情報であれば、どのような情報でもよい。また、実行ユーザの携帯端末に表示される情報として、2次元コードであるQRコードを利用するが、他の情報を利用することも可能である。例えば、静止画像、動画像、又は、数字若しくは文字などのテキスト情報等が用いられてもよい。
実行ユーザIDを取得した参加ユーザの携帯端末は、サーバに対して参加ユーザID及び実行ユーザIDを含むゲーム実行画面表示データの取得を要求する。サーバは、ゲーム実行画面表示データの取得要求を受信した場合、参加ユーザがSNSアプリケーションに登録されているか否かを判定する。
参加ユーザがSNSアプリケーションに登録されている場合、サーバは、ゲーム画面を表示するための表示データを参加ユーザの携帯端末に送信する。一方、参加ユーザがSNSアプリケーションに登録されていない場合、サーバは、参加ユーザがSNSアプリケーションを利用することができるように、参加ユーザをSNSアプリケーションに登録するための登録画面を表示するための表示データを送信する。なお、ゲーム画面は、ゲーム実行画面のほか、後述するフレンド登録画面、ゲーム登録画面等のゲームの実行に関する画面を含む。
参加ユーザが、SNSアプリケーションに登録されている場合、サーバは、SNSアプリケーション上で参加ユーザが実行ユーザのフレンドであるか否かをさらに判定する。参加ユーザが実行ユーザのフレンドである場合、サーバは、参加ユーザのキャラクタ及び実行ユーザのキャラクタ等を含むゲーム実行画面表示データを参加ユーザの携帯端末に送信する。一方、参加ユーザが実行ユーザのフレンドでない場合、サーバは、参加ユーザを実行ユーザのフレンドに登録するためのフレンド登録画面表示データを参加ユーザの携帯端末に送信する。
フレンドとは、ゲーム上又はSNSアプリケーション上において特定のユーザに関連付けられているユーザの一例であり、ユーザ同士が互いに関連付けられてサーバに記憶されている。ユーザ同士がゲーム上においてフレンド関係にある場合、サーバは、当該ゲームにおいて一方のユーザのユーザIDと他方のユーザのユーザIDとを互いに関連付けて管理している。また、ユーザ同士がSNSアプリケーション上においてフレンド関係にある場合、サーバは、当該SNSアプリケーションにおいて一方のユーザのユーザIDと他方のユーザのユーザIDとを互いに関連付けて管理している。
このようにSNSアプリケーション上におけるフレンド関係を前提としているゲームにおいて、ユーザは、複雑な手続きを行うことなく簡単にゲーム実行画面にアクセスすることが可能となる。
(2)ゲームシステム1の構成
図1は、ゲームシステム1の概略構成の一例を示す図である。
ゲームシステム1は、複数の携帯端末2a、2b、2cと、サーバ3とを備える。なお、携帯端末2a,2b,2cは、同様の構成を有する端末であり、以下では、携帯端末2a,2b,2cをそれぞれ携帯端末2と称する場合がある。携帯端末2とサーバ3とは、通信ネットワークを介して相互に接続され、例えば、基地局4、移動体通信網5、ゲートウェイ6、及びインターネット7を介して相互に接続される。携 帯端末2で実行されるプログラム(例えば、閲覧プログラム)と、サーバ3で実行されるプログラム(例えば、ゲームプログラム)とは、ハイパーテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol, HTTP)等の通信プロトコルを用いて通信を行う。
(2.1)携帯端末2の構成
図2は、携帯端末2の概略構成の一例を示す図である。
携帯端末2は、基地局4、移動体通信網5、ゲートウェイ6、及びインターネット7を介してサーバ3に接続し、サーバ3と通信を行う。携帯端末2は、ユーザによる操作部(ボタン等)の操作に応じて、サーバ3から提供されるゲームを実行する。そのために、携帯端末2は、端末通信部21と、端末記憶部22と、操作部23と、表示部24と、撮影部25と、端末処理部26とを備える。
なお、本実施形態では、携帯端末2として、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)を想定するが、本発明はこれに限定されるものではない。携帯端末2は、本発明が適用可能であればよく、例えば、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)、携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)、携帯ゲーム機、携帯音楽プレイヤ、タブレットPC等でもよい。
端末通信部21は、所定の周波数帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を備え、携帯端末2を無線通信ネットワークに接続する。端末通信部21は、基地局4により割り当てられるチャネルを介して、基地局4との間で、CDMA(Code Division Multiple Access)方式等による無線信号回線を確立して通信を行う。端末通信部21は、端末処理部26から供給されたデータをサーバ3等に送信する。また、端末通信部21は、サーバ3等から受信したデータを端末処理部26に供給する。
端末記憶部22は、例えば、半導体メモリを備える。端末記憶部22は、端末処理部26での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、端末記憶部22は、ドライバプログラムとして、操作部23を制御する入力デバイスドライバプログラム、表示部24を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、端末記憶部22は、アプリケーションプログラムとして、サーバ3から提供されるゲームに係る表示データの取得及び表示を行うプログラム等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM(compact disk read only memory)、DVD−ROM(digital versatile disk read only memory)等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて端末記憶部22にインストールされてもよい。
端末記憶部22は、データとして、携帯端末2のユーザの識別情報であるユーザID、サーバ3から受信したゲームに係る表示データ、映像データ、画像データ等を記憶する。さらに、端末記憶部22は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
操作部23は、携帯端末2の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル式の入力装置、キーパッド等である。ユーザは、操作部23を用いて、文字、数字等を入力することができる。操作部23は、ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、ユーザの指示として、端末処理部26に供給される。
表示部24は、映像、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル式の表示装置、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部24は、端末処理部26から供給された映像データに応じた映像、画像データに応じた画像等を表示する。
撮影部25は、結像光学系、撮像素子及び画像処理部等を有する。結像光学系は、例えば光学レンズであり、被写体からの光束を撮像素子の撮像面上に結像させる。撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等であり、撮像面上に結像した被写体像の画像信号を出力する。画像処理部は、撮像素子によって生成された画像信号から所定のファイル形式の画像データを作成して出力する。
端末処理部26は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。端末処理部26は、携帯端末2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。端末処理部26は、携帯端末2の各種処理が端末記憶部22に記憶されているプログラム、操作部23の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、端末通信部21、表示部24等の動作を制御する。端末処理部26は、端末記憶部22に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、端末処理部26は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
(2.1.1)端末処理部26の構成
端末処理部26は、閲覧実行部261、情報取得部262及び情報送信部263を備える。これらの各部は、端末処理部26が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして携帯端末2に実装されてもよい。
閲覧実行部261は、操作部23を用いたユーザからの指示に応じて、サーバ3により提供されるゲームを実行する。閲覧実行部261は、操作部23を用いてユーザからゲームの開始指示を受け付けると、さらに操作部23を用いてユーザからユーザID及びパスワードを受け付け、受け付けたユーザID及びパスワードを含むゲーム開始要求を端末通信部21を介してサーバ3に送信する。
なお、ユーザID及びパスワードを予め端末記憶部22に記憶しておき、閲覧実行部261は、端末記憶部22から読み出すことによりユーザID及びパスワードを取得してもよい。なお、サーバ3は、ユーザID及びパスワードを用いた認証処理に成功すると、後述するホーム画面を表示するためのホーム画面表示データを携帯端末2に送信する。また、閲覧実行部261は、操作部23を用いたユーザからの指示に応じて、サーバ3により提供されるSNSアプリケーションを実行することも可能である。
閲覧実行部261は、端末通信部21を介してサーバ3からホーム画面表示データを受信した場合、受信したホーム画面表示データに基づいて描画データを作成する。即ち、閲覧実行部261は、受信したホーム画面表示データを解析して制御データ及び内容データを特定し、特定した制御データに従って同じく特定した内容データをレイアウトし、描画データを作成する。そして、閲覧実行部261は、作成した描画データを表示部24に出力する。
また、閲覧実行部261は、操作部23を用いたユーザからの指示に応じて、その指示に応じた要求種別を含むゲーム進行要求を端末通信部21を介してサーバ3に送信する。ゲーム進行要求は、ゲーム実行画面表示データの取得を要求するゲーム実行画面取得要求、ユーザを実行ユーザIDに関連付けすることを要求するフレンド登録要求、ゲームを実施するためのユーザの登録を要求するゲーム登録要求及びSNSアプリケーションを実施するためのユーザの登録を要求するSNSアプリケーション登録要求の何れかである。ゲーム進行要求は、ゲーム進行要求に含まれる要求種別に基づいて、ゲーム実行画面取得要求、フレンド登録要求、ゲーム登録要求及びSNSアプリケーション登録要求の内の何れかに特定される。
閲覧実行部261は、これらゲーム進行要求に対する応答として、対応する表示データを端末通信部21を介してサーバ3から受信し、受信した表示データに対応する描画データを作成して表示部24に出力する。
情報取得部262は、撮影部25を介して他のユーザの携帯端末に表示された2次元コードを撮影して得られた2次元コード画像データに基づいて、他のユーザのユーザIDを取得する。情報取得部262は、取得した他のユーザのユーザID(実行ユーザID)を携帯端末2のユーザID(参加ユーザID)とともに情報送信部263に出力する。なお、情報取得部262は、公知の2次元コードを読み取るアプリケーションプログラムにより実現してもよい。
情報送信部263は、サーバに対してゲーム実行画面表示データの取得を要求するゲーム実行画面取得要求を作成し、作成したゲーム実行画面取得要求をゲーム進行要求として端末通信部21を介してサーバ3に送信する。ゲーム実行画面取得要求には、情報取得部262から受け取った実行ユーザIDとともに参加ユーザIDが含まれる。
(2.2)サーバ3の構成
図3は、サーバ3の概略構成の一例を示す図である。
サーバ3は、ゲームを実行するコンピュータの一例である。サーバ3は、携帯端末2からの要求に応じて、ゲームを提供するとともに、ユーザ同士の関連付け、ゲームへのユーザ登録、SNSアプリケーションへのユーザ登録等を行う。また、サーバ3は、携帯端末2からの要求に応じて、表示データを作成し、携帯端末2に送信する。そのために、サーバ3は、サーバ通信部31と、サーバ記憶部32と、サーバ処理部33とを備える。
サーバ通信部31は、サーバ3をインターネット7に接続するためのイーサネット(登録商標)などの有線の通信インターフェース回路を備え、インターネット7との間で通信を行う。そして、サーバ通信部31は、携帯端末2等から受信したデータを、サーバ処理部33に供給する。また、サーバ通信部31は、サーバ処理部33から供給されたデータを、携帯端末2等に送信する。
サーバ記憶部32は、例えば、半導体メモリ、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。サーバ記憶部32は、サーバ処理部33での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、サーバ記憶部32は、アプリケーションプログラムとして、キャラクタを育成するとともに、キャラクタがミニゲームを行い、その結果に係る特典をユーザに付与するゲームプログラム等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて端末記憶部22にインストールされてもよい。
また、サーバ記憶部32は、データとして、ゲームに登録されているユーザを管理するゲームユーザ管理テーブル(図4(a))、SNSアプリケーションに登録されているユーザを管理するSNSアプリケーションユーザ管理テーブル(図4(b))、特典を管理する特典管理テーブル(図4(c))等を記憶する。さらに、サーバ記憶部32は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
図4(a)は、ゲームユーザ管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。ゲームユーザ管理テーブルには、各ユーザについて、ユーザID、パスワード、名前、キャラクタ画像データのファイル名、及び、ゲームフレンドユーザID等が関連付けて記憶される。ユーザIDは、ユーザを一意に識別する情報であり、例えば、ユーザにより設定された文字列情報、ユーザのメールアドレス、又は、サーバ3がランダムに設定した情報等である。キャラクタ画像データは、ゲーム実行画面に表示するユーザのキャラクタの画像を表すデータである。
ゲームフレンドユーザIDは、ゲーム上においてユーザに関連付けられた他のユーザのユーザIDである。例えば、2人のユーザがゲーム上で互いにフレンドの関係となった場合に、一方のユーザのゲームフレンドユーザIDには他方のユーザのユーザIDが記憶され、他方のユーザのゲームフレンドユーザIDには一方のユーザのユーザIDが記憶される。
図4(b)は、SNSアプリケーションユーザ管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。SNSアプリケーションユーザ管理テーブルには、各ユーザについて、ユーザID、パスワード、名前、アバタ画像データのファイル名、及び、SNSアプリケーションフレンドユーザID等が関連付けて記憶される。ゲームユーザ管理テーブルに記憶されるユーザIDとSNSアプリケーションユーザ管理テーブルに記憶されるユーザIDは、同じIDでもよいし、異なるIDでもよい。以下では、両方のユーザ管理テーブルに記憶されるユーザIDが、同じユーザIDであるものとして説明する。アバタ画像データは、SNSアプリケーションの実行画面に表示するユーザのアバタの画像を表すデータである。
SNSアプリケーションフレンドユーザIDは、SNSアプリケーション上においてユーザに関連付けられた他のユーザのユーザIDである。例えば、2人のユーザがSNSアプリケーション上で互いにフレンドの関係となった場合に、一方のユーザのSNSアプリケーションフレンドユーザIDには他方のユーザのユーザIDが記憶され、他方のユーザのSNSアプリケーションフレンドユーザIDには一方のユーザのユーザIDが記憶される。
図4(c)は、特典を管理する特典管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。特典管理テーブルには、特典IDと特典とが関連付けて記憶される。特典IDは、特典を一意に識別する情報である。特典は、ゲーム上でユーザのキャラクタが用いるアイテム、ユーザのキャラクタの経験値等である。
サーバ処理部33は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。サーバ処理部33は、サーバ3の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。サーバ処理部33は、サーバ3の各種処理がサーバ記憶部32に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、サーバ通信部31等の動作を制御する。サーバ処理部33は、サーバ記憶部32に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、サーバ処理部33は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
(2.2.1)サーバ処理部33の機能
図5は、携帯端末2の画面遷移について説明するための模式図である。以下、参加ユーザが、自己が所有する携帯端末2bを用いて、実行ユーザが所持する携帯端末2aに表示されるゲーム実行画面にアクセスする場合を例に説明する。
まず、図5に示すように、実行ユーザの携帯端末2aに、実行ユーザIDに基づいて作成された2次元コードを表示する。一方、参加ユーザの携帯端末2bは、実行ユーザの携帯端末2aに表示された2次元コードを携帯端末2bの撮影部25を用いて撮影することにより、実行ユーザIDを取得する。
図6は、実行ユーザの携帯端末2aに表示されるホーム画面600の一例を示す図である。ホーム画面600には、ゲーム進行ボタン601、設定ボタン602、スマートフォン用2次元コード603、フィーチャーフォン用2次元コード604、並びに、2次元コード603及び604の使用方法の説明605等が表示される。
ゲーム進行ボタン601がタップされると、携帯端末2aの閲覧実行部261は、ゲームの進行を要求するゲーム進行要求を、端末通信部21を介してサーバ3に送信する。閲覧実行部261は、ゲーム進行要求に応じてサーバ3より受信したゲーム実行画面表示データに基づいて作成した描画データを表示部24に出力する。
設定ボタン602がタップされると、閲覧実行部261は、ゲームを進行する際に必要な設定情報を入力するための画面を表示するための表示データの取得要求を、サーバ3に送信する。閲覧実行部261は、この取得要求に応じて作成された表示データを受信し、受信した表示データに基づいて作成した描画データを表示部24に出力する。
2次元コード603及び604は、実行ユーザIDに基づいて作成される。実行ユーザの携帯端末2aにおいて、スマートフォン用2次元コード603とフィーチャーフォン用2次元コード604とを同時に一つの画面に表示することにより、2次元コード603及び604を表示するためのリダイレクト回数を減らすことができる。
2次元コードの603及び604の使用方法の説明605は、表示された2次元コード603及び604を参加ユーザの携帯端末2bに読み込むことを促す説明である。これにより、参加ユーザは、所有する携帯端末2bの撮影部25を用いて、実行ユーザの携帯端末2aに表示された2次元コードを直接撮影することを理解することができる。
図5の説明に戻り、次に、サーバ3は、参加ユーザが、SNSアプリケーションに登録されているか否か、ゲームに登録されているか否か及び実行ユーザのフレンドであるか否かを判定する。
参加ユーザが、SNSアプリケーションに登録され、ゲームに登録され、且つ、実行ユーザのフレンドである場合、参加ユーザの携帯端末2bはゲーム実行画面501を表示する。
図7(a)に示すゲーム実行画面700は、図5に示すゲーム実行画面501の一例を示す図である。ゲーム実行画面700は、参加ユーザの携帯端末2bが、実行ユーザの携帯端末2aに表示された2次元コードを撮影することで取得した実行ユーザIDに基づいてサーバにアクセスしたときに、参加ユーザの携帯端末2bに表示される。
参加ユーザのキャラクタ701及び実行ユーザのキャラクタ702を含むゲーム空間703がゲーム実行画面700に表示される。ゲーム実行画面700には、実行ユーザIDによる認証に成功した携帯端末が表示可能な、実行ユーザIDに対応付けられたゲーム空間が描画される。実行ユーザIDに関連付けられたキャラクタ又はアイテム等が、このゲーム空間703内に表示される。ゲーム空間703において、参加ユーザのキャラクタ701及び実行ユーザのキャラクタ702は、バトルや競争などのゲーム又は共同してクエストをクリアするゲームなどを表示するようにしてもよい。なお、実行ユーザの携帯端末2aにおいて図6に示すホーム画面600に表示されるゲーム進行ボタン601がタップされたときも、実行ユーザの携帯端末2aはゲーム実行画面700を表示する。
図5の説明に戻り、次に、参加ユーザが、SNSアプリケーションに登録され、ゲームに登録され、且つ、実行ユーザのフレンドでない場合、参加ユーザの携帯端末2bは、参加ユーザを実行ユーザのフレンドに登録するためのフレンド登録画面502を表示する。そして、フレンド登録画面502のフレンド登録ボタン512がタップされると、参加ユーザの携帯端末2bは、参加ユーザを実行ユーザのフレンドに登録することを要求するフレンド登録要求をサーバに送信する。
図7(b)に示すフレンド登録画面710は、図5に示すフレンド登録画面502の一例を示す図である。フレンド登録画面710には、参加ユーザのキャラクタ711、実行ユーザのキャラクタ712、友達になること等の関連付けされることで得られるゲームの説明713、及び、参加ユーザを実行ユーザに関連付けするためのフレンド登録ボタン714等が表示される。キャラクタ711及び712を表示することで、参加ユーザはフレンドとなるキャラクタの外観を確認することができるため、参加ユーザのフレンド登録を促すことが可能となる。また、ゲームの説明713を表示することで、参加ユーザはゲームに参加した際の有利な情報を得ることができるため、参加ユーザのフレンド登録を促すことが可能となる。
図5の説明に戻り、次に、フレンド登録画面502のフレンド登録ボタン512がタップされ、サーバにフレンド登録要求が送信された場合、参加ユーザの携帯端末2bはゲーム実行画面503を表示する。なお、ゲーム実行画面503として、例えば、図7(a)に示したゲーム実行画面700が表示される。
次に、参加ユーザがSNSアプリケーションに登録されていない場合、参加ユーザの携帯端末2bは、参加ユーザをSNSアプリケーションに登録するためのSNSアプリケーション登録画面504を表示する。
図7(c)に示すSNSアプリケーション登録画面720は、図5に示すSNSアプリケーション登録画面504の一例を示す図である。SNSアプリケーション登録画面720には、ユーザ名を入力するユーザ名入力ボックス721、パスワードを入力するパスワード入力ボックス722、名前を入力する名前入力ボックス723及びSNSアプリケーション登録を指示するためのSNSアプリケーション登録ボタン724等が表示される。各入力ボックス721〜723に情報を入力した後にSNSアプリケーション登録ボタン724がタップされると、参加ユーザの携帯端末2bは、ユーザID、パスワード、名前等の入力情報を含むSNSアプリケーション登録要求をサーバ3に送信する。
図5の説明に戻り、次に、SNSアプリケーション登録画面504により参加ユーザがSNSアプリケーションに登録された後、参加ユーザの携帯端末2bは、参加ユーザをゲームに登録するためのゲーム登録画面505を表示する。
図7(d)に示すゲーム登録画面730は、図5に示すゲーム登録画面505の一例を示す図である。ゲーム登録画面730には、ユーザ名を入力するユーザ名入力ボックス731、パスワードを入力するパスワード入力ボックス732、名前を入力する名前入力ボックス733及びゲーム登録を指示するためのゲーム登録ボタン734等が表示される。各入力ボックス721〜723に情報を入力した後にゲーム登録ボタン734がタップされると、参加ユーザの携帯端末2bは、ユーザID、パスワード、名前等の入力情報を含むゲーム登録要求をサーバ3に送信する。
図5の説明に戻り、次に、ゲーム登録画面505により参加ユーザがゲームに登録された後、参加ユーザの携帯端末2bは、実行ユーザの携帯端末2aに表示された2次元コードを再び撮影するよう促す取得処理画面(図示せず)を表示する。
次に、参加ユーザの携帯端末2bは、実行ユーザの携帯端末2aに表示された2次元コードを撮影することで、実行ユーザIDを取得する。
実行ユーザIDを取得した参加ユーザの携帯端末2bは、参加ユーザを実行ユーザのフレンドに登録するためのフレンド登録画面506を表示する。なお、フレンド登録画面506として、例えば、図7(b)に示したフレンド登録画面710が表示される。
フレンド登録画面506のフレンド登録ボタン516がタップされ、サーバにフレンド登録要求が送信されると、参加ユーザの携帯端末2bはゲーム実行画面507を表示する。なお、図7(a)に示すゲーム実行画面700は、図5に示すゲーム実行画面507の一例を示す図である。
次に、参加ユーザがSNSアプリケーションに登録され、且つ、ゲームに登録されていない場合、参加ユーザの携帯端末2bは、参加ユーザをゲームに登録するためのゲーム登録画面505を表示する。ゲーム登録画面505の表示以降の画面遷移は、参加ユーザがSNSアプリケーションに登録されていない場合と同じである。
図5〜図7に示したように、参加ユーザが、SNSアプリケーションに登録されているか否か、ゲームに登録されているか否か及び実行ユーザのフレンドであるか否かに応じ、参加ユーザの携帯端末2bはゲーム実行画面501、フレンド登録画面502、SNSアプリケーション登録画面504及びゲーム登録画面505の何れかが表示される。これにより、複雑で手間のかかる手続きを行うことなく、ユーザ間の関係性に基づいて簡単にゲームを開始することが可能となる。
(2.2.2)サーバ処理部33の構成
以上の機能を実現するために、サーバ処理部33は、図3(a)に示すように、制御部331と、表示データ作成部332と、関連付け部333と、ゲーム登録部334と、SNSアプリケーション登録部335を備える。これらの各部は、サーバ処理部33が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとしてサーバ3に実装されてもよい。
以下、制御部331による処理について説明する。制御部331は、ゲームの進行を制御し、適宜、表示データ作成部332、関連付け部333、ゲーム登録部334、SNSアプリケーション登録部335等に処理の実行を指示する。
制御部331は、サーバ通信部31を介して実行ユーザの携帯端末2からゲーム開始要求を受信すると、受信したゲーム開始要求に含まれる実行ユーザID及びパスワードをユーザ認証部(不図示)に送信し、SNSアプリケーション及びゲームの認証処理の実行を指示する。
制御部331は、ユーザ認証部による認証が成功した場合、実行ユーザIDに基づき、公知の2次元コード作成アルゴリズムを用いて2次元コードを作成する。なお、サーバ3は、スマートフォン用2次元コード及びフィーチャーフォン用2次元コードの2種類の2次元コードを作成してもよい。
制御部331は、2次元コードを含むホーム画面を表示するためのホーム画面表示データを作成し、そのホーム画面表示データをサーバ通信部31を介して携帯端末2に送信する。
一方、制御部331は、サーバ通信部31を介して携帯端末2からゲーム進行要求を受信すると、ゲーム進行要求に含まれる要求種別から、ゲーム進行要求が、ゲーム実行画面表示データの取得を要求するゲーム実行画面取得要求、ユーザを実行ユーザIDに関連付けすることを要求するフレンド登録要求、ゲームを実施するためのユーザの登録を要求するゲーム登録要求及びSNSアプリケーションを実施するためのユーザの登録を要求するSNSアプリケーション登録要求の内の何れであるかを特定する。
制御部331は、特定した要求がゲーム実行画面取得要求である場合、表示データ作成部332に、ゲーム実行画面取得要求に含まれる参加ユーザID及び実行ユーザIDを渡すとともに、ゲーム実行画面表示データの作成を指示する。また、制御部331は、表示データ作成部332より作成された表示データをサーバ通信部31を介して携帯端末2に送信する。
制御部331は、特定した要求がフレンド登録要求である場合、関連付け部333に、フレンド登録要求に含まれる参加ユーザID及び実行ユーザIDを渡すとともに、関連付け処理の実行を指示する。制御部331は、表示データ作成部332より作成されたゲーム実行画面表示データをサーバ通信部31を介して携帯端末2に送信する。
制御部331は、特定した要求がSNSアプリケーション登録要求である場合、SNSアプリケーション登録部335に、SNSアプリケーション登録要求に含まれる参加ユーザID、パスワード、名前、及び、アバタ画像データのファイル名等を渡すとともに、SNSアプリケーション登録処理の実行を指示する。また、SNSアプリケーション登録部335は、表示データ作成部332が作成したゲーム登録画面表示データを制御部331に渡す。制御部331は、SNSアプリケーション登録部335から受け取ったゲーム登録画面表示データをサーバ通信部31を介して携帯端末2に送信する。
制御部331は、特定した要求がゲーム登録要求である場合、ゲーム登録部334に、ゲーム登録要求に含まれる参加ユーザID、パスワード、名前、及び、キャラクタ画像データのファイル名等を渡すとともに、ゲーム登録処理の実行を指示する。また、ゲーム登録部334は、作成した取得処理画面表示データを制御部331に渡す。制御部331は、ゲーム登録部334から受け取った取得処理画面表示データをサーバ通信部31を介して携帯端末2に送信する。
以下、表示データ作成部332による処理について説明する。表示データ作成部332は、制御部331からの指示に従って表示データを作成し、作成した表示データを制御部331に渡す。
表示データ作成部332は、ゲーム実行画面表示データの作成が指示された場合、参加ユーザがSNSアプリケーションに登録されているか否かを判定する。サーバ記憶部32に記憶されているSNSアプリケーションユーザ管理テーブルを参照し、制御部331から受け取った参加ユーザIDが、SNSアプリケーションユーザ管理テーブルに登録されているか否かを判定する。表示データ作成部332は、参加ユーザがSNSアプリケーションに登録されていない場合、ユーザ名入力ボックス721、パスワード入力ボックス722、名前入力ボックス723及びSNSアプリケーション登録ボタン724等を所定のレイアウトで表示させるためのSNSアプリケーション登録画面表示データを作成し、制御部331に渡す。
表示データ作成部332は、参加ユーザがSNSアプリケーションに登録されている場合、参加ユーザがゲームに登録されているか否かを判定する。表示データ作成部332は、サーバ記憶部32に記憶されているゲームユーザ管理テーブルを参照し、制御部331から受け取った参加ユーザIDが、ゲームユーザ管理テーブルに登録されているか否かを判定する。表示データ作成部332は、参加ユーザがゲームに登録されていない場合、ユーザ名入力ボックス731、パスワード入力ボックス732、名前入力ボックス733及びゲーム登録ボタン734等を所定のレイアウトで表示させるためのゲーム登録画面表示データを作成し、制御部331に渡す。
表示データ作成部332は、参加ユーザがゲームに登録されている場合、参加ユーザが実行ユーザのフレンドであるか否かを判定する。表示データ作成部332は、サーバ記憶部32に記憶されているゲームユーザ管理テーブルを参照し、制御部331から受け取った参加ユーザIDに対応するフレンドユーザIDに、制御部331から受け取った実行ユーザIDが関連付けられて記憶されているか否かを判定する。
表示データ作成部332は、参加ユーザが実行ユーザのフレンドでない場合、フレンド登録画面表示データを作成する。表示データ作成部332は、サーバ記憶部32に記憶されているゲームユーザ管理テーブルを参照し、制御部331から受け取った参加ユーザID及び実行ユーザIDに対応するそれぞれのキャラクタ画像データを参加ユーザのキャラクタ及び実行ユーザのキャラクタとして抽出する。表示データ作成部332は、参加ユーザのキャラクタ、実行ユーザのキャラクタを配置したフレンド登録画面を表示するためのフレンド登録画面表示データを作成する。表示データ作成部332は、作成したフレンド登録画面表示データを制御部331に渡す。
表示データ作成部332は、参加ユーザが実行ユーザのフレンドである場合、ゲーム実行画面表示データを作成する。表示データ作成部332は、サーバ記憶部32に記憶されているゲームユーザ管理テーブルを参照し、制御部331から受け取った参加ユーザID及び実行ユーザIDに対応するそれぞれのキャラクタ画像データを参加ユーザのキャラクタ及び実行ユーザのキャラクタとして抽出する。表示データ作成部332は、抽出した参加ユーザのキャラクタ及び実行ユーザのキャラクタを含むゲーム実行画面を表示するためのゲーム実行画面表示データを作成し、制御部331に渡す。
また、表示データ作成部332は、SNSアプリケーション登録部335からの指示に従ってゲーム登録画面表示データを作成し、作成したゲーム登録画面表示データをSNSアプリケーション登録部335に渡す。
以下、関連付け部333による処理について説明する。関連付け部333は、制御部331からの指示に従って、関連付け処理を行い、表示データ作成部332にゲーム実行画面表示データの作成を指示する。
関連付け部333は、参加ユーザを実行ユーザのフレンドに登録する。関連付け部333は、関連付け処理が指示された場合、ゲームユーザ管理テーブルにおいて、制御部331から受け取った参加ユーザIDに対応するゲームフレンドユーザIDに、制御部331から受け取った実行ユーザIDを関連付けて記憶する。さらに、関連付け部333は、制御部331から受け取った実行ユーザIDに対応するゲームフレンドユーザIDに、制御部331から受け取った参加ユーザIDを関連付けて記憶する。なお、SNSアプリケーション管理テーブルの参加ユーザID及び実行ユーザIDに対応するSNSアプリケーションフレンドIDに、実行ユーザID及び参加ユーザIDを関連付けて記憶するようにしてもよい。
また、関連付け部333は、表示データ作成部332に、関連付けした参加ユーザID及び実行ユーザIDを渡すとともに、ゲーム実行画面表示データの作成を指示する。表示データ作成部332は、参加ユーザが実行ユーザのフレンドである場合にゲーム実行画面表示データを作成し、関連付け部333に渡す。関連付け部333は、受け取ったゲーム実行画面表示データを制御部331に渡す。
以下、ゲーム登録部334による処理について説明する。ゲーム登録部334は、制御部331からの指示に従って、ゲーム登録処理を行い、後述する取得処理画面表示データを作成し制御部331に渡す。
ゲーム登録部334は、ゲームを実施するためのユーザの登録を行う。ゲーム登録部334は、ゲーム登録処理を指示された場合、サーバ記憶部32に記憶されているゲームユーザ管理テーブルに、制御部331から受け取ったユーザID、パスワード、名前、及び、キャラクタ画像データのファイル名等を含むデータレコードを追加する。ゲーム登録部334は、実行ユーザIDの携帯端末に表示された2次元コードの撮影操作を促す説明文を含む取得処理画面(図示せず)表示データを作成し、制御部331に渡す。
以下、SNSアプリケーション登録部335による処理について説明する。SNSアプリケーション登録部335は、制御部331からの指示に従って、SNSアプリケーション登録処理を行い、表示データ作成部332に、ゲーム登録画面表示データの作成を指示する。SNSアプリケーション登録部335は、受け取ったゲーム登録画面表示データを制御部331に渡す。
SNSアプリケーション登録部335は、SNSアプリケーションを実施するためのユーザの登録を行う。SNSアプリケーション登録部335は、SNSアプリケーション登録処理を指示された場合、サーバ記憶部32に記憶されているSNSアプリケーションユーザ管理テーブルに、制御部331から受け取ったユーザID、パスワード、名前、及び、アバタ画像データのファイル名等を含むデータレコードを追加する。SNSアプリケーション登録部335は、表示データ作成部332に、参加ユーザをゲームに登録するためのゲーム登録画面表示データの作成を指示し、表示データ作成部332から受け取ったゲーム登録画面表示データを制御部331に渡す。
(3)ゲームシステム1の動作
図8は、ゲームシステム1の動作シーケンスの一例を示す。なお、以下に説明する動作シーケンスは、予め端末記憶部22及びサーバ記憶部32に記憶されているプログラムに基づいて、主に端末処理部26及びサーバ処理部33により、携帯端末2及びサーバ3の各要素と協働して実行される。
実行ユーザは、携帯端末2aの操作部23を用いてゲームの開始を指示する。閲覧実行部261は、操作部23を用いて実行ユーザID及びパスワードを受け付け、受け付けた実行ユーザID及びパスワードを含むゲーム開始要求を、端末通信部21を介してサーバ3に送信する(ステップS101)。
サーバ3の制御部331は、サーバ通信部31を介して携帯端末2aからゲーム開始要求を受信すると、受信したゲーム開始要求に含まれる実行ユーザID及びパスワードをユーザ認証部に送信し、実行ユーザがSNSアプリケーションに登録されているか否かの認証処理の実行を指示する(ステップS102)。
制御部331は、ユーザ認証部によるSNSアプリケーションの認証が成功した場合、実行ユーザがゲームに登録されているか否かの認証処理の実行を指示する(ステップS103)。
制御部331は、ユーザ認証部によるゲームの認証が成功した場合、実行ユーザIDに基づき、公知の2次元コード作成アルゴリズムを用いて2次元コードを作成する。制御部331は、2次元コードを含むホーム画面を表示するためのホーム画面表示データを作成する(ステップS104)。
次に、制御部331は、作成したホーム画面表示データをサーバ通信部31を介して携帯端末2aに送信する(ステップS105)。
携帯端末2aの閲覧実行部261は、端末通信部21を介してサーバ3からホーム画面表示データを受信すると、受信したホーム画面表示データに基づいて描画データを作成する。閲覧実行部261は、作成した描画データを表示部24に出力し、2次元コードを含むホーム画面を表示する(ステップS106)。
次に、参加ユーザの携帯端末2bの撮影部25は、携帯端末2bのユーザによる操作部23を用いた操作に応じて2次元コードを撮影する。携帯端末2bの情報取得部262は、携帯端末2bの撮影部25の撮影により得られた2次元コード画像データに基づいて、実行ユーザIDを取得する(ステップS107)。
情報取得部262は、参加ユーザIDとともに取得した実行ユーザIDを情報送信部263に出力する。
情報送信部263は、参加ユーザID及び実行ユーザIDを受け取る。情報送信部263は、各表示データの取得するために、参加ユーザID及び実行ユーザIDを含むゲーム実行画面取得要求をゲーム進行要求として端末通信部21を介してサーバ3に送信する(ステップS108)。
サーバ3の制御部331は、サーバ通信部31を介して携帯端末2からゲーム進行要求を受信すると、受信したゲーム進行要求に含まれる要求種別から、ゲーム実行画面取得要求、フレンド登録要求、ゲーム登録要求、及びSNSアプリケーション登録要求の何れであるかを特定する。サーバ処理部33の各部は、受信したゲーム進行要求及びサーバ記憶部32に記憶されているユーザ管理テーブルの登録内容に応じて各画面表示データを作成し、制御部331に作成した各画面表示データを渡す(ステップS109)。ゲーム進行処理の詳細については後述する。
次に、制御部331は、サーバ処理部33の各部からの応答として受け取った各画面表示データをサーバ通信部31を介して携帯端末2bに送信する(ステップS110)。
携帯端末2bの閲覧実行部261は、端末通信部21を介してサーバ3から各画面表示データを受信すると、受信した画面表示データに基づいて描画データを作成する。また、閲覧実行部261は、作成した描画データを表示部24に出力し、対応する画面を表示する(ステップS111)。以降、ステップS108〜S111の処理が繰り返される。
図9は、サーバ処理部33の各部によるゲーム進行処理の動作フローの一例を示す図である。図9に示すゲーム進行処理は、図8のステップS109において実行される。
最初に、制御部331は、サーバ通信部31を介して携帯端末2から受信したゲーム進行要求を受信すると、ゲーム進行要求に含まれる要求種別から、携帯端末2bの要求を特定する(ステップS201)。
制御部331は、特定した要求がゲーム実行画面取得要求である場合(ステップS202−Yes)、表示データ作成部332にゲーム実行画面表示データの作成を指示する。表示データ作成部332は、ゲーム実行画面取得要求に応じて表示データを作成するゲーム実行画面表示データ作成処理を実行し(ステップS203)、一連のステップを終了する。ゲーム実行画面表示データ作成処理の詳細については後述する。
一方、制御部331は、ステップS201において特定した要求が、フレンド登録要求である場合(ステップS202−No、ステップS204−Yes)、関連付け部333に、関連付け処理を指示する。
関連付け部333は、関連付け処理を実行し(ステップS205)、一連のステップを終了する。関連付けの詳細については後述する。
一方、制御部331は、ステップS201において特定した要求がゲーム登録要求である場合(ステップS204−No、ステップS206−YES)、ゲーム登録部334にゲーム登録処理の実行を指示する。
ゲーム登録部334は、ゲーム登録処理を実行し(ステップS207)、一連のステップを終了する。ゲーム登録処理の詳細については後述する。
一方、制御部331は、ステップS201において特定した要求がSNSアプリケーション登録要求である場合(ステップS206−No)、SNSアプリケーション登録部335にSNSアプリケーション登録処理の実行を指示する。SNSアプリケーション登録部335は、SNSアプリケーション登録処理を実行し(ステップS208)、一連のステップを終了する。SNSアプリケーション登録処理の詳細については後述する。
図10は、表示データ作成部332によるゲーム実行画面表示データ作成処理の動作フローの一例を示す図である。図10に示すゲーム実行画面表示データ作成処理は、図9のステップS203において実行される。
最初に、表示データ作成部332は、参加ユーザが登録されているか否かを判定する(ステップS301)。
表示データ作成部332は、参加ユーザがSNSアプリケーションに登録されていない場合(ステップS301−No)、SNSアプリケーション登録画面表示データを作成する(ステップS302)。表示データ作成部332は、作成したSNSアプリケーション登録画面表示データを制御部331に渡し(ステップS308)、一連のステップを終了する。
次に、表示データ作成部332は、参加ユーザがSNSアプリケーションに登録されている場合(ステップS301−YES)、参加ユーザがゲームに登録されているか否かを判定する(ステップS303)。表示データ作成部332は、参加ユーザがゲームに登録されていない場合(ステップS303−No)、ゲーム登録画面表示データを作成する(ステップS304)。表示データ作成部332は、作成したゲーム登録画面表示データを制御部331に渡し(ステップS308)、一連のステップを終了する。
次に、表示データ作成部332は、参加ユーザが登録されている場合(ステップS303−YES)、参加ユーザが実行ユーザのフレンドであるか否かを判定する(ステップS305)。
表示データ作成部332は、参加ユーザが実行ユーザのフレンドでない場合(ステップS305−NO)、フレンド登録画面表示データを作成する(ステップS304)。表示データ作成部332は、作成したフレンド登録画面表示データを制御部331に渡し(ステップS308)、一連のステップを終了する。
表示データ作成部332は、参加ユーザが実行ユーザのフレンドである場合(ステップS305−YES)、ゲーム実行画面表示データを作成する(ステップS307)。表示データ作成部332は、作成したゲーム実行画面表示データを制御部331に渡し(ステップS308)、一連のステップを終了する。
図11は、関連付け部333、表示データ作成部332による関連付け処理の動作フローの一例を示す図である。図11に示す関連付け処理は、図9のステップS205において実行される。
最初に、関連付け部333は、関連付け処理が指示された場合、ゲームユーザ管理テーブルにおいて、制御部331によりしていされた参加ユーザと実行ユーザIDとを関連付ける(ステップS401)。
次に、関連付け部333は、表示データ作成部332に、ゲーム実行画面表示データの作成を指示し、表示データ作成部332は、ゲーム実行画面表示データを作成する(ステップS402)。
次に、表示データ作成部332は、作成したゲーム実行画面表示データを関連付け部333に渡し、関連付け部333は、受け取ったゲーム実行画面表示データを制御部331に渡し(ステップS403)、一連のステップを終了する。
図12は、ゲーム登録部334によるゲーム登録処理の動作フローの一例を示す図である。図12に示すゲーム登録処理は、図9のステップS207において実行される。
最初に、ゲーム登録部334は、ゲーム登録処理を指示された場合、ゲームユーザ管理テーブルに、制御部331から指定されたユーザを登録する(ステップS501)。
次に、ゲーム登録部334は、取得処理画面表示データを作成する(ステップS502)。
次に、ゲーム登録部334は、作成した取得処理画面表示データを制御部331に渡し(ステップS503)、一連のステップを終了する。
図13は、SNSアプリケーション登録部335によるSNSアプリケーション登録処理の動作フローの一例を示す図である。図13に示すSNSアプリケーション登録処理は、図9のステップS208において実行される。
最初に、SNSアプリケーション登録部335は、SNSアプリケーション登録処理を指示された場合、SNSアプリケーションユーザ管理テーブルに、制御部331から指定されたユーザを登録する(ステップS601)。
次に、SNSアプリケーション登録部335は、表示データ作成部332にゲーム登録画面表示データの作成を指示する。表示データ作成部332は、ゲーム登録画面表示データを作成し(ステップS502)、作成したゲーム登録画面表示データをSNSアプリケーション登録部335に渡す。
次に、SNSアプリケーション登録部335は、表示データ作成部332から受け取ったゲーム登録画面表示データを制御部331に渡し(ステップS503)、一連のステップを終了する。
以上説明してきたように、ゲームシステム1は、ユーザのSNSアプリケーションへの登録状況に応じてゲームを実行するためのスムーズなインターフェイスを提供することができるので、複雑で手間のかかる手続きを行うことなく、ユーザ間の関係性に基づいて簡単にゲームを開始することを可能とする。さらに、ゲームシステム1は、ユーザは、友人の携帯端末に表示された2次元コードを撮影するだけで、その友人のページにアクセスすることができ、その友人とすぐにゲームをプレイすることが可能となる。これにより、ユーザは、友人と一緒にゲームをプレイするために、SNS上で友人のユーザIDを探す必要がなくなる。ユーザとフレンドユーザのフレンド関係、又は、ユーザのゲームへの登録状況に応じて、ゲームを実行するためのスムーズなインターフェイスを提供することができる。したがって、幅広いユーザが容易にゲームに参加することができる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、実行ユーザの携帯端末2aに表示される2次元コードは、実行ユーザIDに基づいて作成されるものとしたが、さらに実行ユーザ以外のユーザ(以後、第2実行ユーザと称する。)のユーザID(以後、第2実行ユーザIDと称する。)に基づいて作成されてもよい。
以下、第2実行ユーザが、携帯端末2cを用いた場合を例に説明する。この場合、実行ユーザの携帯端末2aは、第2実行ユーザの携帯端末2cに表示された2次元コードを撮影することで、第2実行ユーザIDを取得する。実行ユーザの携帯端末2aは、実行ユーザの携帯端末2aの端末記憶部22に、取得した第2実行ユーザIDを記憶する。
携帯端末2aの操作部23を介してゲームの開始を指示されると、閲覧実行部261は、操作部23を用いて実行ユーザから実行ユーザID及びパスワードを受け付け、受け付けた実行ユーザID及びパスワード並びに取得した第2実行ユーザIDを含むゲーム開始要求を、端末通信部21を介してサーバ3に送信する。
サーバ3の制御部331は、サーバ通信部31を介して携帯端末2aからゲーム開始要求を受信すると、受信したゲーム開始要求に含まれる実行ユーザID及びパスワードをユーザ認証部に送信し、認証処理の実行を指示する。
制御部331は、ユーザ認証部による認証が成功した場合、実行ユーザID及び第2実行ユーザIDに基づき、2次元コードを作成する。なお、ゲーム開始要求は、実行ユーザIDとともに、複数の第2実行ユーザIDを含んでもよく、この場合、制御部331は、実行ユーザID及び複数の第2実行ユーザIDに基づき、2次元コードを作成する。
制御部331は、2次元コードを含むホーム画面を表示するためのホーム画面表示データを作成する。制御部331は、作成したホーム画面表示データをサーバ通信部31を介して携帯端末2aに送信する。
参加ユーザの携帯端末2bが、実行ユーザの携帯端末2aに表示された2次元コードを撮影することで、参加ユーザの携帯端末2bは、実行ユーザID及び第2実行ユーザIDを取得することができる。これにより、ユーザが複雑な手続きを行うことなく、実行ユーザID及び複数の第2実行ユーザIDを同時に取得し、参加ユーザを実行ユーザ及び複数の第2実行ユーザと関連付けすることが可能となる。
また、本実施形態では、実行ユーザの携帯端末に表示された2次元コードは、実行ユーザIDに基づいて作成される2次元コードものとしたが、実行ユーザID及び特典IDに基づいて作成されてもよい。
この場合、実行ユーザは、携帯端末2aの操作部23を用いてゲームの開始を指示すると、閲覧実行部261は、操作部23を用いて実行ユーザから実行ユーザID及びパスワードを受け付け、受け付けた実行ユーザID及びパスワードを含むゲーム開始要求を、端末通信部21を介してサーバ3に送信する。
サーバ3の制御部331は、サーバ通信部31を介して携帯端末2aからゲーム開始要求を受信すると、受信したゲーム開始要求に含まれる実行ユーザID及びパスワードをユーザ認証部に送信し、認証処理の実行を指示する。
制御部331は、ユーザ認証部による認証が成功した場合、実行ユーザID及び特典IDに基づき、2次元コードを作成する。なお、制御部331は、複数の特典IDの中から所定数の特典IDをランダムに抽選し、所定数の特典IDのそれぞれと実行ユーザIDとに基づいて所定数の2次元コードを作成してもよい。制御部331は、2次元コードを含むホーム画面を表示するためのホーム画面表示データを作成する。制御部331は、作成したホーム画面表示データをサーバ通信部31を介して携帯端末2aに送信する。
図14(a)は、ホーム画面1300の他の一例を示す。ホーム画面1300には、複数の2次元コード1301、及び、複数のコード1301の使用方法の説明1302等が表示される。
参加ユーザの携帯端末2bは、実行ユーザの携帯端末2aに表示された2次元コードを撮影することで、実行ユーザID及び特典IDを取得する。参加ユーザの携帯端末2bは、取得した特典IDをサーバ3に送信し、サーバ3の制御部331は、図4(b)に示す特典管理テーブルを参照し、受け取った特典IDに対応する特典を参加ユーザに付与する。参加ユーザは、実行ユーザの携帯端末2aに表示された2次元コードを撮影することにより、実行ユーザのフレンドになるとともに特典を得ることができるため、実行ユーザの携帯端末2aに表示された2次元コードを撮影する意欲が増す。また、参加ユーザは、複数の2次元コードから一つの2次元コードを選んで撮影することにより、くじ引きゲームを楽しむことができ、参加ユーザが2次元コードを撮影する意欲が増す。
なお、サーバ3の制御部331は、特典IDに対応する特典を参加ユーザに付与すると同時に、実行ユーザにも特典を付与するようにしてもよく、参加ユーザには特典を付与せずに、実行ユーザのみに特典を付与してもよい。また、参加ユーザに付与される特典と実行ユーザに付与される特典と同じものであっても、それぞれあらかじめ定められた特典であってもよい。
図14(b)は、複数の2次元コードを表示する携帯端末2の表示画面の他の一例を示す。図14(b)に示すホーム画面1310には、複数のコードを表示した立体1311、及び、複数のコードを表示した立体1311の使用方法の説明1312等が表示される。立体1311は、各面に複数の2次元コードのそれぞれを配置する。携帯端末2aの閲覧実行部261は、操作部23を用いた実行ユーザの操作に応じて、任意の方向に回転可能な立体1311の描画データを作成する。そして、閲覧実行部261は、作成した描画データを表示部24に出力する。
これにより、参加ユーザは、携帯端末2aの操作部23に応じて、複数の2次元コードを表示した立体1311を回転表示させ、所望の2次元コードを参加ユーザの携帯端末2bを用いて撮影することができるため、立体表示により隠れた面の2次元コードを探す楽しみが増え、2次元コードを撮影する意欲が増大する。
なお、2次元コードは、実行ユーザIDを識別する情報を含むとともに各画面表示データの格納場所を示すURL(Uniform Resource Locator)に基づいて作成されてもよい。この場合、情報送信部263は、2次元コードの撮影により得られたURLに基づいて、参加ユーザID及び実行ユーザIDを含むゲーム進行要求を作成する。また、ゲーム実行画面表示データ、ゲーム登録画面表示データ及びフレンド登録画面表示データを携帯端末に送信する処理が実装されたサーバにおいて、ゲーム進行要求に含めるURLを、ゲーム実行画面表示データ、ゲーム登録画面表示データ及びフレンド登録画面表示データの格納場所とすることで、既存へのソーシャルゲームへ実装工程を軽減することができる。
本実施形態では、実行ユーザの携帯端末2aに表示された2次元コードを、参加ユーザの携帯端末2bが撮影することにより、実行ユーザIDを取得するものとした。しかしながら、2次元コードを利用せずに実行ユーザの携帯端末2aから、Bluetooth(登録商標)などの端末間の近距離無線通信を用いて参加ユーザの携帯端末2bに、実行ユーザIDを送信してもよい。
図15は、実行ユーザの携帯端末2’aから、端末間の近距離無線通信を用いて参加ユーザの携帯端末2’bに、実行ユーザIDを送信する場合に用いられる携帯端末2’(2’a,2’b)の概略構成の一例を示す図である。図15において、図2に示す携帯端末2と同じ構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
携帯端末2’は、図2に示した各部に加えて、さらに近距離無線通信部27’を備える。近距離無線通信部27’は、Bluetooth等の通信方式に従った近距離無線通信を行うためのインターフェース回路を有する。実行ユーザの携帯端末2’aの情報送信部263は、実行ユーザIDを近距離無線通信部27’を経由して送信する。参加ユーザの携帯端末2’bは、近距離無線通信部27’を経由して送信された実行ユーザIDを受信し、情報取得部262に渡す。
図16は、この場合における携帯端末2’の画面遷移について説明するための模式図である。図16において、図5に示す模式図と同じ構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。まず、図16に示すように、参加ユーザの携帯端末2’bは、実行ユーザの携帯端末2’aから、端末間の近距離無線通信を用いて実行ユーザIDを受信する。次に、サーバ3は、参加ユーザがゲームに登録されているか否か及び参加ユーザが実行ユーザのフレンドであるか否かを判定する。
また、参加ユーザが登録されていない場合、参加ユーザの携帯端末2bは、参加ユーザをゲームに登録するためのゲーム登録画面を表示する。ゲーム登録画面により参加ユーザが登録された後、参加ユーザの携帯端末2’bは、実行ユーザの携帯端末2’aから、端末間の近距離無線通信を用いて実行ユーザIDを再び受信するよう促す取得処理画面(図示せず)を表示する。
再度、参加ユーザの携帯端末2’bは、実行ユーザの携帯端末2’aから、端末間の近距離無線通信を用いて実行ユーザIDを受信する。実行ユーザIDを取得した参加ユーザの携帯端末2’bは、参加ユーザを実行ユーザのフレンドに登録するためのフレンド登録画面を表示する。
これにより、2次元コードを利用しなくても、ユーザが複雑な手続きを行うことなく簡単に、他のユーザの端末において表示されるゲーム実行画面を、ユーザの端末にも表示させることを可能となる。
また、サーバ3は、参加ユーザがSNSサプリケーションに登録されているか否かを、参加ユーザのユーザIDがSNSアプリケーションユーザ管理テーブルに登録されているかではなく、参加ユーザが現在SNSアプリケーションにログインしているか否かにより判定してもよい。その場合、サーバ3は、参加ユーザの携帯端末2bからゲーム実行画面表示データを受信したときに、参加ユーザに対する認証が成功している場合、参加ユーザがSNSアプリケーションに登録されていると判定し、参加ユーザに対する認証が成功していない場合、参加ユーザがSNSアプリケーションに登録されていないと判定する。同様に、サーバ3は、参加ユーザがゲームに登録されているか否かを、参加ユーザがゲームにログインしているか否かにより判定してもよい。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換、及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。特に、本発明のゲームシステム1が、携帯端末2とネットワークを介して接続されたサーバ3として機能する場合には、ゲームの進行画面をサーバ3が生成したデータに基づき携帯端末2にて表示されるウェブ表示とし、その他のメニュー画面等を携帯端末2にインストールされているネイティブアプリによって表示するネイティブ表示とする等の、サーバ3と携帯端末2のそれぞれが処理の一部を担うハイブリッドゲームとすることもできる。