JP6855516B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、ヘッドパイプの前側でカウル内にメータが配置され、このメータの側方にエンジンスタートスイッチが設けられた自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3369670号公報
特許文献1では、速度が表示されるメータの側方にエンジンスタートスイッチを含む操作部(コントローラ)が設けられ、メータが大型化している。また、メータは、運転者に向けて配置されているが、メータの上方はカウルで覆われ、露出しにくい位置にエンジンスタートスイッチが設けられるので、外観性に影響ない位置にエンジンスタートスイッチを配置できるが、カウルに囲まれた空間に手を伸ばしてスイッチを操作することになるため、スイッチの操作性に改善の余地がある。
本発明の目的は、車体前部にカウルを備えた鞍乗り型車両において、メータやカウルなどの他の車体構成部品への影響が抑えられ、外観性を確保しながらスイッチの操作性を向上させることにある。
前輪(2)を操舵可能に支持するヘッドパイプ(15)よりも前方にメータ(53)を備え、前記メータ(53)の上部を覆うカウル(40,41)を備える鞍乗り型車両において、前記カウル(40,41)は、車両側面視で横向きU字状の切欠き部(66)を備え、前記ヘッドパイプ(15)よりも前方に、所定の操作が行えるスイッチ(57)を備え、前記スイッチ(57)は、車両上面から視て、前記カウル(40,41)で覆われ、かつ、車両側面視で、前記切欠き部(66)から車両側方に露出する位置に配置されることを特徴とする
上記構成において、前記スイッチ(57)の操作部(57c1,57d1)は、少なくとも一部が側方に指向するようにしても良い。
また、上記構成において、前記カウル(40,41)は、平面視でU字状を成す上部切欠き部(40f)にウインドスクリーン(52)が配置され、前記カウル(40,41)には、前記ウインドスクリーン(52)を支持するスクリーン支持部(40b)を備え、前記スイッチ(57)は、平面視で前記スクリーン支持部(40b)に上方から覆われていても良い。
また、上記構成において、前記ヘッドパイプ(15)に支持されて前輪(2)を懸架するフロントフォーク(12)を備え、前記スイッチ(57)は、平面視でフロントフォーク(12)よりも車幅方向外側で且つ前記バイザー支持部(40b)の外側縁(40d)よりも車幅方向内側に配置されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記前輪(2)を操舵するハンドル(21)は、前記フロントフォーク(12)に支持され、前記スイッチ(57)は、車両側面視で、前記ハンドル(21)の基部(21T)よりも下方で且つ前記ハンドル(21)の先端部よりも上方に配置されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記スイッチ(57)は、前記カウル(40)内に設けられたダクト(55)に支持されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記操作部(57c)は、車両側面視で前記スイッチ(57)の中央部に配置されたプッシュスイッチボタン(57c1)を備えても良い。
また、上記構成において、前記操作部(57d1)は、側面視で前記プッシュスイッチボタン(57c1)の周囲に、回転軸が車幅方向に延びるように配置されたロータリースイッチリング(57d1)を備えても良い。
鞍乗り型車両は、カウルが、車両側面視で横向きU字状の切欠き部を備え、ヘッドパイプよりも前方のスイッチは、カウルで覆われ、かつ、車両側面視で、切欠き部から車両側方に露出する位置に配置されるので、乗員が乗車した状態で、手を伸ばして車両側方から切欠き部内のスイッチを操作でき、メータ、カウル等の他の車体構成部品への影響が抑えられ、カウルによって外観性を確保しながらスイッチの操作性を向上できる。
上記構成において、スイッチの操作部は、少なくとも一部が側方に指向するので、スイッチの車両側方からの操作性をより一層向上できる。
また、上記構成において、カウルは、平面視でU字状を成す上部切欠き部にウインドスクリーンが配置され、カウルには、ウインドスクリーンを支持するスクリーン支持部を備え、スイッチは、平面視でスクリーン支持部に上方から覆われているので、観性を向上させながらスイッチの操作性を向上できる。
また、上記構成において、ヘッドパイプに支持されて前輪を懸架するフロントフォークを備え、スイッチは、平面視でフロントフォークよりも車幅方向外側で且つスクリーン支持部の外側縁よりも車幅方向内側に配置されるので、フロントフォークよりも車幅方向外側で且つバイザー支持部の下方に手を伸ばしてスイッチを操作する広い空間を確保でき、スイッチの操作性を向上できる。
また、上記構成において、前輪を操舵するハンドルは、フロントフォークに支持され、スイッチは、車両側面視で、ハンドルの基部よりも下方で且つハンドルの先端部よりも上方に配置されるので、ハンドルの高さ位置とほとんど変わらない高さにスイッチが配置されるため、スイッチの良好な操作性を得ることができる。
また、上記構成において、スイッチは、カウル内に設けられたダクトに支持されるので、ダクトでスイッチを支持するスイッチ支持部材を兼ねることができ、部品数を削減できる。
また、上記構成において、操作部は、車両側面視でスイッチの中央部に配置されたプッシュスイッチボタンを備えるので、プッシュスイッチボタンを車両側方から操作でき、操作性を向上できる。
また、上記構成において、操作部は、側面視でプッシュスイッチボタンの周囲を回動するロータリースイッチリングを備えるので、スイッチの側方に手を配置することで、手の指でロータリースイッチリングを容易に前後に回動させることができ、操作性を向上できる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。 車体前部上部を示す左側面図である。 車体前部を示す平面図である。 車体前部上部を後方斜め上方から見た斜視図である。 メインスイッチ及びその周囲を示す斜視図である。 メインスイッチ及びその周囲を示す左側面図である。 図3の要部を示す平面図である。 ヘッドライト、メインスイッチ及びメータブラケットを支持するセンターダクトを示す左側面図である。 センターダクトを示す平面図である。 センターダクトを示す斜視図である。 センターダクトを示す左側面図である。 図11のXII−XII線断面図である。 図12を斜め側方から見た斜視図である。 左ダクトの側壁を空気通路側から見た側面図である。 図14から蓋部材を外した状態を示す側面図である。 センターダクト及びドライバーを前後方向に縦に切断した断面図である。 図11のXVII−XVII線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車1を示す左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後下方に延びる左右一対のメインフレーム16と、メインフレーム16の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム17と、ピボットフレーム17の上部から後上方に延出する左右一対のシートフレーム18とを備える。
また、車体フレーム10は、左右のピボットフレーム17の下端部を車幅方向に繋ぐクロスメンバ(不図示)を備える。
メインフレーム16は、メインフレーム16の前部から下方に延出してエンジン11を支持するエンジンハンガー部(不図示)を備える。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15によって左右に操舵自在に軸支される。フロントフォーク12の上端部には、操舵ハンドル21が設けられる。前輪2は、フロントフォーク12の下端部に設けられる車軸2aに軸支される。
スイングアーム13は、左右のピボットフレーム17に支持されるピボット軸22に軸支される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる。スイングアーム13は、前端部をピボット軸22に軸支され、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに軸支される。
エンジン11は、メインフレーム16の下方でピボットフレーム17の前方に配置され、車体フレーム10に固定される。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸27を支持するクランクケース28と、クランクケース28の前部から前上方に延びるシリンダー部29とを備える。シリンダー部29には、シリンダー部29内を往復運動するピストン(不図示)が収容される。シリンダー部29のシリンダー軸線29aは鉛直に対し前傾する。
クランクケース28の後部は、変速機(不図示)を収納する変速機ケース部である。エンジン11の出力は、上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動チェーン30を介し、後輪3に伝達される。
エアクリーナーボックス31は、シリンダー部29の後上方に配置される。エアクリーナーボックス31は、スロットルボディ(不図示)を介し、シリンダー部29の後面の吸気ポートに接続される。
エンジン11の排気管32は、シリンダー部29の前面の排気ポートから下方に引き出され、エンジン11の下方を通って後方に延びる。排気管32の後端は、後輪3の側方に配置されるマフラー33に接続される。
燃料タンク35は、メインフレーム16の上方で、シート14とエアクリーナーボックス31との間に配置される。
エンジン11の冷却水が通るラジエーター36は、エンジン11の前方に配置される。
自動二輪車1は、車体フレーム10及びエンジン11等の車体を覆う車体カバーとして、フロントフォーク12の上部及びヘッドパイプ15を前方から覆うフロントカウル40と、車体の前部を側方から覆うサイドカウル41と、エンジン11を下方から覆うアンダーカウル42と、エアクリーナーボックス31及び燃料タンク35の一部を覆うタンクカウル43と、車体の後部を覆うリアカウル44とを備える。
前輪2を上方から覆うフロントフェンダー45は、フロントフォーク12に取付けられる。
後輪3の前部を上方から覆うインナーフェンダー46は、スイングアーム13に取付けられる。
後輪3の後部を上方から覆うリアフェンダー47は、シートフレーム18の後端部から後下方に延びる。
シート14の乗員が足を置くステップ48は、ピボットフレーム17に支持され、ピボットフレーム17の後方に配置される。
ヘッドライト49は、フロントカウル40の前端部に設けられる。
図2は、車体前部上部を示す左側面図である。
フロントカウル40には、左右の側部に設けられた左右一対のサイドミラー51と、上部中央部に設けられたウインドスクリーン52とが取付けられている。ウインドスクリーン52は、その下方に配置されたメータ53を上方から覆っている。
また、フロントカウル40の前端部からヘッドパイプ15までの車幅方向中央部には、エンジン11(図1参照)の吸気装置の一部を構成するエアクリーナーボックス31(図1参照)内に空気を導くセンターダクト55が配置されている。
センターダクト55は、ヘッドライト49及びメータ53に加えて、エンジン11の始動・停止及びハンドルロックの各操作が行えるメインスイッチ57を支持している。
メインスイッチ57は、スマートキーを携帯した乗員が乗車した際に上記の各操作が可能になる。
メインスイッチ57は、車両側面視で、ヘッドパイプ15(図2参照)よりも前側で、フロントカウル40とサイドカウル41とで形成された横向きU字形状の切欠き部66(太い実線で示した部分である。)から車両側方に露出するように配置されている。
メインスイッチ57は、車両側面視で、操舵ハンドル21の付根部(詳しくは、付根部の上端)21Tと、操舵ハンドル21の先端(詳しくは先端の下端)21Sとからそれぞれ直線38,39を前後に延ばしたときに、直線38,39間に配置される。操舵ハンドル21の高さ範囲は、乗員が手を伸ばして操作しやすい位置であり、この高さ範囲にメインスイッチ57を配置している。操舵ハンドル21の付根部21Tは、フロントフォーク12のフォークパイプ71(図7参照)又はトップブリッジ72(図7参照)に設けられたハンドルホルダー(不図示)に取付けられた部分である。
図3は、車体前部を示す平面図である。
フロントカウル40は、前端中央に設けられたカウル開口40aと、ウインドスクリーン52を支持する左右一対のスクリーン支持部40bと、左右のサイドミラー51を支持する左右一対のミラー支持部40cとを備える。
カウル開口40aには、センターダクト55の前端開口が配置される。左右のスクリーン支持部40bは、各後端が操舵ハンドル21よりも後方まで延びている。
フロントカウル40の上部には、後方に開放するU字形状の上部U字切欠き部40fが形成されている。スクリーン支持部40bは、上部U字切欠き部40fの縁部全体である。
ウインドスクリーン52は、スクリーン支持部40bに複数のリベット等(不図示)で固定される。
左右のスクリーン支持部40bの外側縁40dの車幅方向外側には、操舵ハンドル21の左右のグリップ部21a,21bと、操舵ハンドル21に取付けられた左側のクラッチレバー61及び右側のフロントブレーキレバー62とが延びている。この平面視では、センターダクト55の一側(左側)に配置されたメインスイッチ57(図2参照)は、フロントカウル40によって上方から覆われて、露出していない。
図4は、車体前部上部を後方斜め上方から見た斜視図であり、ほぼ運転者の目線の方向から見た図である。
メータ53の下方にはセンターダクト55が配置され、センターダクト55の一側(左側)から車幅方向側方に膨出部55aが突出し、膨出部55aの車幅方向外側の端部にメインスイッチ57が取付けられている。
メインスイッチ57は、運転者が操舵ハンドル21及びクラッチレバー61の上方に一側の手(左手)を伸ばして操作可能な位置に設けられている。図4に示した車両直進時の操舵ハンドル21の位置において、例えば、メインスイッチ57を操作してエンジン11の始動・停止を容易に行うことができる。
メインスイッチ57は、操舵ハンドル21を一側(左側)に最大に切ったハンドルロックの状態で操作されることで、ハンドルロックが解除され、この後に再度操作することでエンジン始動が可能である。ハンドルロック時には、操舵ハンドル21の左側部分が後方に移動しているので、メインスイッチ57の周囲の空間が広くなるため、メインスイッチ57を左側に配置することでメインスイッチ57の操作性が良くなる。
図5は、メインスイッチ57及びその周囲を示す斜視図、図6は、メインスイッチ57及びその周囲を示す左側面図である。
図5及び図6に示すように、センターダクト55の膨出部55aの側面には、メインスイッチ57を支持するスイッチ支持部55bを備える。メインスイッチ57は、スイッチ支持部55bに一対のボルト64で締結されている。
メインスイッチ57は、車両側面視で、横向きU字形状の切欠き部66から車両側方に露出するように配置されているので、メインスイッチ57が上方からフロントカウル40で覆われていても、メインスイッチ57の車両側方からの操作性を向上できる。
メインスイッチ57は、スイッチボディ57a、一対の取付部57b、プッシュスイッチ部57c、ロータリースイッチ部57dを備える。
スイッチボディ57aは、円筒状に形成されている。一対の取付部57bは、板状でスイッチボディ57aの底部から延び、センターダクト55のスイッチ支持部55bに取付けられている。
プッシュスイッチ部57cは、スイッチボディ57aに押圧可能に支持されたプッシュスイッチボタン57c1を備え、プッシュスイッチボタン57c1は、車両側面視でメインスイッチ57の中央に配置されている。詳しくは、プッシュスイッチボタン57c1は、スイッチボディ57aの軸線57eの延びる方向(車幅方向)で車幅方向内方に押圧可能に支持されている。
例えば、ハンドルロックされた状態で、プッシュスイッチボタン57c1を押すと、ハンドルロックが解除される。次に、再度プッシュスイッチボタン57c1を押すと、エンジン11が始動する。
ロータリースイッチ部57dは、プッシュスイッチボタン57c1を囲むように配置されるとともにスイッチボディ57aに軸線57eを中心にして回動可能に支持された環状のロータリースイッチリング57d1を備える。ロータリースイッチリング57d1の外周部には、指を掛ける複数の指掛け部57fが設けられている。
例えば、エンジン11(図1参照)が運転状態にあるときに、ロータリースイッチリング57d1を前側又は後側に回すと、エンジン11が停止する。そして、エンジン11が停止した状態でロータリースイッチリング57d1を前側又は後側に回すと、操舵ハンドル21が最も一側(左側)に切られた状態では、ハンドルロックされる。
メインスイッチ57には、バッテリ、エンジン11等から延びる複数本のワイヤーハーネス68,69が接続されている。
図7は、図3の要部を示す平面図である。なお、図7では、フロントカウル40、ウインドスクリーン52及びサイドミラー51を二点鎖線で示している。
フロントフォーク12は、左右一対の緩衝器であるフォークパイプ71(一方のフォークパイプ71のみ図示)と、左右のフォークパイプ71を連結するトップブリッジ72及びボトムブリッジ73とを備える。
左右のフォークパイプ71の一方(左方)の外側面71aから前後方向に直線75を延ばし、スクリーン支持部40bの外側縁40dの最も車幅方向内側の点40eから前後方向に直線76を延ばした。
メインスイッチ57は、上記した直線75,76間に配置される。即ち、メインスイッチ57は、フォークパイプ71よりも外側に位置し、スクリーン支持部40bよりも内側に位置するので、上面視で、外部に露出することなく、操作し易い位置に配置できる。
メインスイッチ57を操作するには、一側(左側)のフォークパイプ71の左方で且つ一側(左側)のスクリーン支持部40bの下方の空間78を通って手を伸ばして行うことになる。メインスイッチ57を操作する空間78は、操作に十分な広さに確保されている。
また、メインスイッチ57は、フロントカウル40におけるサイドミラー51のミラー支持部40cの下方に配置され、フロントカウル40によって前方及び上方から覆われている。
図8は、ヘッドライト49、メインスイッチ57及びメータブラケット81を支持するセンターダクト55を示す左側面図である。
センターダクト55は、メインスイッチ57を支持する膨出部55a(詳しくは、スイッチ支持部55b)が、手前側の側壁55cに形成されている。
左右の側壁55c(一方の側壁55cのみ図示)には、それぞれ膨出部55a(一方の膨出部55aのみ図示)が形成されている。
左右の膨出部55aのそれぞれの前方及び下方の側壁55cには、左右のヘッドライト49(一方のヘッドライト49のみ図示)をそれぞれ支持するヘッドライト支持部55d,55e(一方のヘッドライト支持部55d,55eのみ図示)を備える。
左右のヘッドライト49は、それぞれ、ハウジング83と、ハウジング83の前縁に取付けられたレンズ84とを備える。
ハウジング83は、センターダクト55のヘッドライト支持部55d,55eにそれぞれボルト85で取付けられる被取付部83a,83bを備える。
また、センターダクト55の上部には、メータブラケット支持部55gを備え、メータブラケット支持部55gには、メータ53(図7参照)を支持するメータブラケット81が設けられる。膨出部55aとメータブラケット支持部55g間は、複数のリブ58cを介して接続される。これにより、センターダクト55の剛性を向上できる。
メータブラケット81は、上部にフロントカウル40(図2参照)を支持する複数のカウル支持部81aが設けられている。
図9は、センターダクト55を示す平面図である。
センターダクト55は、左右2つ割りとされた左ダクト55L及び右ダクト55Rからなる。左ダクト55L及び右ダクト55Rは、それぞれ上壁55f、側壁55c及び底壁56zを備える断面U字状に形成されている(図12も参照)。
左ダクト55L及び右ダクト55Rは、それぞれの側壁55cよりも車幅方向内側の上壁55fに、メータブラケット81(図8参照)を支持するメータブラケット支持部55gを備える。
左ダクト55Lは、右ダクト55Rとの合わせ面55hの外側に複数の左突出部55jが形成され、右ダクト55Rは、左ダクト55Lとの合わせ面55kの外側に複数の右突出部55mが形成されている。
左突出部55jと右突出部55mとは、それぞれビス87で締結されている。左突出部55j及び右突出部55mは、左右締結部55nを構成する。
メータブラケット支持部55gは、左ダクト55L及び右ダクト55Rにそれぞれ形成されたブラケット左支持部55p及びブラケット右支持部55qからなる。
ブラケット左支持部55p及びブラケット右支持部55qには、それぞれナット88が車幅方向外側から車幅方向内側に挿入され、ナット88にビス(不図示)がねじ込まれてメータブラケット81が締結される。
また、左ダクト55L及び右ダクト55Rの各後端部には、それぞれヘッドパイプ15(図1参照)にボルト91で締結されるヘッドパイプ締結部55sが形成されている。
左ダクト55L及び右ダクト55Rの各側壁55cには、センターダクト55の前後長の中間位置に車幅方向外側に膨出する膨出部55aが形成されている。ブラケット左支持部55p及びブラケット右支持部55qは、それぞれ各膨出部55aの上壁55tと車幅方向内側の上壁55fとに跨って形成されている。
一側(左側)の膨出部55aの側壁55uには、メインスイッチ57(図8参照)を支持するスイッチ支持部55bが一体に設けられている。
図10は、センターダクト55を示す斜視図、図11は、センターダクト55を示す左側面図である。
図10及び図11に示すように、センターダクト55は、車両側面視では、上方に凸となるように湾曲し、前端部に前部開口89、後端部に後部開口90が設けられている。
ブラケット左支持部55p及びブラケット右支持部55qは、それぞれ前後に配置された前支持部55v及び後支持部55wを備える。前支持部55v及び後支持部55wは、車両側面視にてそれぞれ横長矩形で前上がりに傾斜した凹状の挿入部55xを備え、各挿入部55xにナット88が挿入されている。
ナット88は、詳しくは、めねじが形成された筒状のナット本体88aと、ナット本体88aの一端に設けられたフランジ88bとを一体に備え、フランジ88bが、上記した各挿入部55xに挿入されるとともにナット本体88aが上方に露出する。
スイッチ支持部55bは、前後一対のスイッチ取付座55yと、一対のスイッチ取付座55yを上方から覆う上覆い部55zとを備える。
一対のスイッチ取付座55yには、それぞれナット挿通穴56aが開けられ、ナット挿通穴56aにナット88のナット本体88aが挿入されている。
一対のスイッチ取付座55yの各ナット本体88aには、メインスイッチ57(図6参照)の一対の取付部57b(図6参照)に形成されたボルト挿通穴(不図示)に通されたボルト64(図6参照)がねじ込まれることで、メインスイッチ57が締結される。
上覆い部55zは、メインスイッチ57のスイッチボディ57a(図5参照)を上方から覆い、メインスイッチ57を保護する。
図8、図10及び図11において、膨出部55aの前方及び下方の側壁55cには、ヘッドライト49(詳しくは、ハウジング83の被取付部83a,83b)を締結するヘッドライト支持部55d,55eを備える。ヘッドライト支持部55d,55eには、それぞれナット挿通穴56aが開けられている。ナット挿通穴56aには、ナット88のナット本体88aが挿入されている。
ハウジング83の被取付部83a,83bは、被取付部83a,83bにそれぞれ形成されたボルト挿通穴(不図示)を備え、これらのボルト挿通穴に通されたボルト85をナット本体88aにねじ込むことで、ヘッドライト49が締結される。
ヘッドライト支持部55d,55eの前側の側壁55cには、それぞれビス93を通す一対のビス挿通穴56b,56bが開けられている。
センターダクト55(詳しくは、左ダクト55L及び右ダクト55R)の前部下部には、それぞれ下部突出部56x,56yが形成され、下部突出部56x,56yにヘッドライト49の光源を発光させるドライバー(駆動部)95が前下がりに傾斜した状態で取付けられている。
ドライバー95は、光源用の電力供給部、制御部等を備え、左ダクト55Lと右ダクト55Rとの合わせ構造を利用して取付けられている。
図12は、図11のXII−XII線断面図、図13は、図12を斜め側方から見た斜視図である。
図12及び図13に示すように、それぞれ上壁55f、側壁55c及び底壁56zを備える左ダクト55L及び右ダクト55Rは、車幅方向に合わせられて、空気通路102の断面が矩形とされたセンターダクト55となる。
左ダクト55L及び右ダクト55Rは、左右の側壁55cの内面58aにそれぞれ凹部56cが形成され、左右の側壁55cの外面58bにそれぞれ凹部56cに沿った形状の膨出部55aが形成されている。即ち、膨出部55aの内側に凹部56cが形成されている。
各凹部56cの開口56dの周縁部56eには無端状のシール部材97が配置される。
左ダクト55Lの凹部56cの開口56dの周縁部56eには、シール部材97を介して蓋部材98が取付けられている。また、右ダクト55Rの凹部56cの開口56dの周縁部56eには、シール部材97を介して蓋部材99が取付けられている。
左右の凹部56c内の空間101は、それぞれ蓋部材98,99で塞がれてチャンバーを形成している。
蓋部材98,98は、それぞれ凹部56c内の空間101と、センターダクト55内の空気通路102とを連通する連通孔98a,99aを有する連通管98b,99bを一体に備える。
上記した凹部56cと、連通孔98aが形成された蓋部材98とは、レゾネータ103を構成する。また、凹部56cと、連通孔99aが形成された蓋部材99とは、レゾネータ104を構成する。
レゾネータ103,104は、センターダクト55を含む吸気通路内で発生する吸気音を低減する。蓋部材98の連通孔98aの内径D1に対して蓋部材99の連通孔99aの内径D2は大きく、また、連通管98bと連通管99bとの管長も異なる。このため、レゾネータ103とレゾネータ104とでは、低減する吸気音の周波数を異ならせることができる。
なお、以上には、左右の膨出部55a、左右の凹部56cを同一として説明したが、これに限らず、左右の膨出部55a及び左右の凹部56cの形状及び大きさをそれぞれ異ならせても良い。また、蓋部材98,99を別のものに変更することで、異なる複数の周波数の吸気音低減に対応でき、汎用性のある構造にできる。
図14は、左ダクト55Lの側壁55cを空気通路102側から見た側面図、図15は、図14から蓋部材98を外した状態を示す側面図である。
図14に示すように、蓋部材98は、左ダクト55Lの上壁55f及び下壁56fに沿って上縁98c及び下縁98dが上方に凸となるように湾曲している。また、蓋部材98の前縁98eは、前方に膨出するように上部に設けられた蓋膨出部98fと、蓋膨出部98fの下端から下方に延びる下延出部98gとを備える。また、蓋部材98の後縁98hは、後上がりに傾斜している。
蓋部材98の内面98jは平坦に形成されている。蓋部材の外面(裏面)98k(図12及び図13参照)は、前縁98eの蓋膨出部98fに車幅方向外側に突出するように形成された略三角柱状の上ボス部98mと、前縁98eの下延出部98g寄りの後方で車幅方向外側に突出するように形成された円柱状の下ボス部98nとを備える。
上ボス部98m及び下ボス部98nには、それぞれ車幅方向外側に開口するめねじ98pが形成されている。
また、蓋部材98の後縁98hは、後方に突出する上下一対の爪部98qを備える。
上記した上ボス部98m、下ボス部98n及び上下の爪部98qは、蓋部材98を、左ダクト55Lの側壁55cに取付ける取付部である。
連通孔98aは、車両側面視でメータブラケット支持部55gの下方に位置する。
なお、蓋部材99(図12及び図13参照)は、蓋部材98と基本構造が同一である。
図15に示すように、凹部56cの開口56dの周縁部56eであって、開口56dの前縁56g側には上側蓋支持部56hが形成され、開口56dの前縁56gの後方で開口56d内には下側蓋支持部56jが形成されている。
また、開口56dの周縁部56eであって、開口56dの後縁56k側には、上下一対の爪挿通部56mが形成されている。
上記した上側蓋支持部56h、下側蓋支持部56j及び上下一対の爪挿通部56mは、蓋部材98を支持する支持部であり、開口56dの周囲に設けられている。
上側蓋支持部56h及び下側蓋支持部56jには、それぞれビス挿通穴56bが開けられ、各ビス挿通穴56bにはビス93が挿入される。
図14及び図15において、左ダクト55Lの側壁55cに蓋部材98を取付けるには、まず、蓋部材98の一対の爪部98qを、開口56dの周縁部56eの一対の爪挿通部56mに差し込み、次に、左ダクト55Lのビス挿通穴56bに挿入された一対のビス93を、蓋部材98の一対のめねじ98pにねじ込んで締め付ける。
図16は、センターダクト55及びドライバー95を前後方向に縦に切断した断面図、図17は、図11のXVII−XVII線断面図であり、図16は、図17のXVI−XVI線に相当する位置で切断した断面を示している。
図16及び図17に示すように、左ダクト55L及び右ダクト55Rは、それぞれの底壁56zに、それぞれの合わせ面55h,55kで合わせられる合わせ部56nを備える。合わせ部56nは、左ダクト55L及び右ダクト55Rのそれぞれの底壁56zから下方に一体に突出する左突出部56Rn,右突出部56Lnからなる。
左ダクト55Lは、合わせ面55hに合わせ部56nの長手方向に沿う線状凸部56pが形成され、右ダクト55Rは、合わせ面55kに合わせ部56nの長手方向に沿って延びるとともに線状凸部56pが挿入される線状溝部56qが形成されている。
合わせ部56nの下部には、左ダクト55L及び右ダクト55Rのそれぞれに、上壁56r、側壁56s及び下壁56tからなる断面略U字状のU字断面部56uを一体に備える。上記した左突出部56Rnと左ダクト55LのU字断面部56uとは、下部突出部56xを構成し、右突出部56Lnと右ダクト55RのU字断面部56uとは、下部突出部56yを構成する。
左右の上壁56rと左右の下壁56tとは、上下に隔てて配置され、左右の上壁56rと左右の下壁56tとの間には、それぞれ隙間106が設けられる。
また、左右の下壁56tは、左右の上壁56rに比べて車幅方向の長さが短く形成され、左右の下壁56tの各端部の間には隙間107が設けられる。
左右の下壁56tは、それぞれ前後に隔てて配置された前下壁56v及び後下壁56wからなる。
ドライバー95は、ケース111、ケース111内に配置された基板112、基板112に実装された電子部品113及び接続コネクタ114等を備える。
ケース111は、基板112、基板112に実装された電子部品113及び接続コネクタ114等を収容するケース本体111aと、ケース本体111aの上部に設けられた被係止部111bとを一体に備える。
被係止部111bは、左右の隙間106と隙間107とに配置されて、左右のU字断面部56uに係止される前後一対の断面T字状のT字断面部111cと、前後のT字断面部111c間に形成された矩形断面を成す矩形断面部111d、左右の隙間106及び隙間107を塞ぐように左右のU字断面部56uのそれぞれの両端部に形成された端部壁111eとからなる。
ケース111の被係止部111bは、左ダクト55L及び右ダクト55Rの各U字断面部56uに挟持されるとともに係止されて保持される。
上記した被係止部111bには、前後のT字断面部111c間に形成された矩形断面部111dを設け、下部突出部56x,56yの下壁56tには、前後に隔てた前下壁56vと後下壁56wとを設け、前下壁56vと後下壁56wとの間に矩形断面部111dを配置する構造にした。これにより、センターダクト55の左右のU字断面部56uに対してケース111が前後方向にスライドするのを阻止できる。
以上の図2に示したように、鞍乗り型車両としての自動二輪車1は、前輪2を操舵可能に支持するヘッドパイプ15よりも前方にメータ53及びスイッチとしてのメインスイッチ57を備え、メータ53及びメインスイッチ57の少なくとも上部を覆うフロントカウル40及びサイドカウル41を備える。
フロントカウル40及びサイドカウル41は、車両側面視で横向きU字状の切欠き部66を備え、メインスイッチ57は、切欠き部66に配置される。
この構成によれば、乗員が乗車した状態で、手を伸ばして車両側方から切欠き部66内のメインスイッチ57を操作でき、メータ53、フロントカウル40及びサイドカウル41等の他の車体構成部品への影響が抑えられ、フロントカウル40及びサイドカウル41によって外観性を確保しながらメインスイッチ57の操作性を向上できる。
また、図5及び図6に示したように、メインスイッチ57の操作部57c1,57d1は、少なくとも一部が側方に指向する。
この構成によれば、メインスイッチ57の車両側方からの操作性をより一層向上できる。
また、図2、図3及び図7に示したように、フロントカウル40及びサイドカウル41は、平面視でU字状を成す上部切欠き部としての上部U字切欠き部40fにウインドスクリーン52が配置され、フロントカウル40及びサイドカウル41には、ウインドスクリーン52を支持するスクリーン支持部40bを備え、メインスイッチ57は、平面視でスクリーン支持部40bに上方から覆われている。この構成によれば、外観性を向上させながらメインスイッチ57の操作性を向上できる。
また、図7に示したように、ヘッドパイプ15に支持されて前輪2を懸架するフロントフォーク12を備え、メインスイッチ57は、平面視でフロントフォーク12(詳しくは、左側のフォークパイプ71の外側面71a)よりも車幅方向外側で且つスクリーン支持部40bの外側縁40dよりも車幅方向内側に配置される。
この構成によれば、フロントフォーク12よりも車幅方向外側で且つスクリーン支持部40bの下方に手を伸ばしてメインスイッチ57を操作する広い空間78を確保でき、メインスイッチ57の操作性を向上できる。
また、図2に示したように、、前輪2を操舵するハンドルとしての操舵ハンドル21は、フロントフォーク12に支持され、メインスイッチ57は、車両側面視で、操舵ハンドル21の基部としての付根部21Tよりも下方で且つ操舵ハンドル21の先端21Sよりも上方に配置される。
この構成によれば、操舵ハンドル21の高さ位置とほとんど変わらない高さにメインスイッチ57が配置されるので、メインスイッチ57の良好な操作性を得ることができる。
また、図4及び図8に示したように、メインスイッチ57は、フロントカウル40内に設けられたダクトとしてのセンターダクト55に支持される。
この構成によれば、センターダクト55でメインスイッチ57を支持するスイッチ支持部材を兼ねることができ、部品数を削減できる。
また、図5及び図6に示したように、操作部は、車両側面視でメインスイッチ57の中央部に配置されたプッシュスイッチボタン57c1である。
この構成によれば、プッシュスイッチボタン57c1を車両側方から操作でき、操作性を向上できる。
また、操作部は、車両側面視でプッシュスイッチボタン57c1の周囲を回動するロータリースイッチリング57d1を備える。
この構成によれば、メインスイッチの側方に手を配置し、手の平を車幅方向内側に向けた、手を前方に自然に差し出した姿勢で、指でロータリースイッチリング57d1を容易に前後に回動させることができ、操作性を向上できる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
また、本発明は、自動二輪車1に適用する場合に限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 前輪
11 エンジン
12 フロントフォーク
15 ヘッドパイプ
21 操舵ハンドル(ハンドル)
21T 操舵ハンドルの付根部(基部)
40 フロントカウル(カウル)
40b スクリーン支持部
40d 外側縁
40f 上部U字切欠き部(上部切欠き部)
41 サイドカウル(カウル)
52 メータバイザー
53 メータ
57 メインスイッチ(スイッチ)
57c1 プッシュスイッチボタン(操作部)
57d1 ロータリースイッチリング(操作部)
66 切欠き部

Claims (8)

  1. 前輪(2)を操舵可能に支持するヘッドパイプ(15)よりも前方にメータ(53)を備え、前記メータ(53)の上部を覆うカウル(40,41)を備える鞍乗り型車両において、
    前記カウル(40,41)は、車両側面視で横向きU字状の切欠き部(66)を備え、
    前記ヘッドパイプ(15)よりも前方に、所定の操作が行えるスイッチ(57)を備え、
    前記スイッチ(57)は、車両上面から視て、前記カウル(40,41)で覆われ、かつ、車両側面視で、前記切欠き部(66)から車両側方に露出する位置に配置されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記スイッチ(57)の操作部(57c1,57d1)は、少なくとも一部が側方に指向することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記カウル(40,41)は、平面視でU字状を成す上部切欠き部(40f)にウインドスクリーン(52)が配置され、前記カウル(40,41)には、前記ウインドスクリーン(52)を支持するスクリーン支持部(40b)を備え、前記スイッチ(57)は、平面視で前記スクリーン支持部(40b)に上方から覆われていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記ヘッドパイプ(15)に支持されて前輪(2)を懸架するフロントフォーク(12)を備え、前記スイッチ(57)は、平面視でフロントフォーク(12)よりも車幅方向外側で且つ前記スクリーン支持部(40b)の外側縁(40d)よりも車幅方向内側に配置されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記前輪(2)を操舵するハンドル(21)は、前記フロントフォーク(12)に支持され、前記スイッチ(57)は、車両側面視で、前記ハンドル(21)の基部(21T)よりも下方で且つ前記ハンドル(21)の先端部よりも上方に配置されることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記スイッチ(57)は、前記カウル(40,41)内に設けられたダクト(55)に支持されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記操作部(57c1)は、車両側面視で前記スイッチ(57)の中央部に配置されたプッシュスイッチボタン(57c1)を備えることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記操作部(57d1)は、側面視で前記プッシュスイッチボタン(57c1)の周囲を回動するロータリースイッチリング(57d1)を備えることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両。
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