JP6855057B2 - 開閉弁及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉弁に関し、特に、弁体に対して自動調芯組付け構造を備えた弾性ゴム製の弁部材を設けた開閉弁及びその製造方法に関する。本発明の開閉弁には、電磁開閉弁及び電動開閉弁を含むものとする。
一般に、流体の流れを弁の開閉により制御する開閉弁としては電磁開閉弁、電動開閉弁等がある。その内でも、電磁開閉弁は、弁座に対して流路を開閉する弁体を電磁力により駆動するものであり、ソレノイドをON・OFFすることにより駆動されるプランジャと呼ばれる可動子を駆動し、その動きによって、弁体を動作させて流路を開閉制御するものであり、広い分野で用いられている。
開閉弁における流路の開閉制御は、弁座に対して接離する弁体の相対運動により達成されるものであり、弁座に対して相対運動する弁体の構成には種々のものがある。本発明は、弁座に当接する弁体の当接面に弾性ゴム製の円環状又は円板状の弁部材を備えた開閉弁を対象としている。
このような開閉弁を弁体の駆動方式によって分類すれば、動力の形式から電動開閉弁と電磁開閉弁とに分類され、さらに、その動力伝達の形態から直動式とパイロット式とに分類される。主弁の弁体が駆動プランジャに直結しているタイプを「直動式」と呼び、流体の圧力により主弁の弁体をダイヤフラムやピストンを介して駆動し、それを制御するタイプを「パイロット式」と呼ぶ。ここで、直動式は制御が直接的であり、パイロット式は、直動式に比べて動作時間が遅くなるが、ソレノイドを動作させる電力を小さくすることが可能であるので、夫々適用範囲は広い。
本発明は、電動式開閉弁に対しても電磁式開閉弁に対しても適用可能なものであり、また、直動式に対しても、パイロット式に対しても適応可能なものである。
なお、本明細書においては、本発明をパイロット式電磁開閉弁の主弁部及びパイロット弁部に適用した場合を例にして説明するが、これにより、本発明が明細書に例示したパイロット式電磁開閉弁に限定されるというものではない。
特開2004−340560号公報(特許文献1)に開示されたものは、1つの弁本体に、電磁弁部と差圧弁部とを一体的に設けた複合弁である。弁本体に、流入口と、第1流出口と、第2流出口と、流入口に連通し主弁座を具備する上弁室と、第1流出口に連通する下弁室と、上弁室に連通し差圧弁座を具備する冷媒導入室と、下弁室に連通する背圧導入室と、を形成する。上弁室と下弁室との間に、電磁弁部により開閉する主弁体を設ける。冷媒導入室と背圧導入室とに間に、両室の差圧により開閉する差圧弁体を設ける。冷媒導入室と背圧導入室と差圧弁体とからなる差圧弁部は、弁本体の外面に位置しないように配置させる。第1流出口と、背圧導入室と、差圧弁体と、冷媒導入室と、第2流出口とは、この順に略一直線上に配置する。
特開2004−340560号公報(特許文献1)においては、主弁体の下方にはパッキンが設けられ、パイロット弁部の弁筒の下方にも弁筒パッキンが設けられており、従来技術の課題が内在している。
特開2004−340560号公報
弁体の下方面にかしめて固定された弾性ゴム製の円環状又は円板状の弁部材を備えた従来の開閉弁においては、弁部材を弁体の下方位置にかしめて弁部材を固定する際に、慎重に作業したとしても意図しない力が作用して、加工が均一にならず、また、部品精度によっても、弁本体に対して弁部材が偏心してしまい適正な固定ができないことがあった。つまり、弁体に弾性ゴム製の円環状又は円板状の弁部材を備えた開閉弁においては、かしめ加工の際に、弾性ゴム製の弁部材が偏心してしまい、その周囲に適切なクリアランスの維持ができないとの問題があった。
また、弾性ゴム製の弁部材の偏心を抑えるべく弾性ゴム製の弁部材の製造寸法精度を高めようとすると、一般的な製造可能な寸法精度を超えた精度が要求されることとなり、該弁部材、ひいては該弁部材を用いた開閉弁そのものの製造を困難にすることとなった。本発明は、以上のような従来の課題を解決するためのものである。
以下、本発明の課題を解決するための手段としての発明の構成を説明するが、本発明の課題を解決するための手段の説明においては、具体的な実施例に即して、部品名称の後に符号を付して説明している。これは技術的事項の理解を容易にすることを目的としたものであるが、これにより本願発明の技術的手段が実施例の図面に示された構造に限定されるというものではない。また、本明細書において、「及び/又は」との用語は、例えば、「A及び/又はB」との用語の意義は(1)A及びBとの意味と(2)A又はBとの意味の両者を含むものとして使用する。また、以下の「課題を解決するための手段」においては符号を付して説明しているが、それは、理解を容易にするためのものであり、発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明の開閉弁100は、流体の流入口31と流出口32が形成され、その間に主弁室33を設けた弁本体30と、前記主弁室33内に摺動可能に収容された主弁体40と、該主弁体40を動作させるプランジャ60と、前記プランジャ60を駆動するソレノイド80とを備えた開閉弁100であって、
主弁部10が、前記主弁体40の下面側に設けた全体が弾性ゴム製の弁部材としての円環状の主弁パッキン41と、前記弁本体30の前記流入口31と前記流出口32との間に形成された主弁座35により構成され、
記主弁パッキン41の外周壁面及び/又は内周壁面には、少なくとも3箇所以上突起部47,47,47・・・/48,48,48・・・を形成し
前記少なくとも3箇所以上の突起部47,47,47・・・/48,48,48・・・が、前記主弁体40に接して前記主弁パッキン41の径方向に圧縮されることを特徴とする。
さらに、本発明の開閉弁100は、前記主弁パッキン41の内周側には、前記主弁パッキン41の板状支持部材52を設け、該板状支持部材52を前記主弁体40に対してかしめて固定したことを特徴とする。
本発明の開閉弁100は、主弁部10及びパイロット弁部20を備えたパイロット式開閉弁100であって、
該パイロット式開閉弁100は、流体の流入口31と流出口32が形成され、その間に主弁室33を設けた弁本体30と、前記主弁室33内に摺動可能に収容された主弁体40と、プランジャ60に連結されたパイロット弁体70と、前記プランジャ60を駆動するソレノイド80と、前記プランジャ60を吸引する吸引子90とを備えており、
前記主弁部10は、前記主弁体40の下側に設けた全体が弾性ゴム製の弁部材としての円環状の主弁パッキン41と、前記弁本体30の前記流入口31と前記流出口32との間に形成された主弁座35により構成され、
前記パイロット弁部20は、前記パイロット弁体70の下側に設けた全体が弾性ゴム製の弁部材としての円板状のパイロット弁パッキン71と、前記主弁体40の上側に形成されたパイロット弁座42によって構成されており、
記主弁パッキン41の外周壁面及び/又は内周壁面に少なくとも3箇所以上の突起部47,47,47・・・48,48,48・・・を形成し、前記パイロット弁パッキン71の外周壁面に、少なくとも3箇所以上の突起部74,74,74・・・を形成し
前記主弁パッキン41の前記少なくとも3箇所以上の突起部47,47,47・・・/48,48,48・・・が、前記主弁体40に接して前記主弁パッキン41の径方向に圧縮され、
前記パイロット弁パッキン71の前記少なくとも3箇所以上の突起部74,74,74・・・が、前記パイロット弁体70に接して前記パイロット弁パッキン71の径方向に圧縮されることを特徴とする。
本発明の開閉弁100の製造方法は、流体の流入口31と流出口32が形成され、その間に主弁室33を設けた弁本体30と、前記主弁室33内に摺動可能に収容された主弁体40と、該主弁体40を動作させるプランジャ60と、該プランジャ60を駆動するソレノイド80とを備えており、主弁部10が、前記主弁体40の下面側に設けた全体が弾性ゴム製の弁部材としての円環状の主弁パッキン41と、前記弁本体30の前記流入口31と前記流出口32との間に形成された主弁座35により構成された開閉弁の製造方法であって、
記主弁パッキン41の外周壁面及び/又は内周壁面に、少なくとも3箇所以上の突起部47,47,47・・・/48,48,48・・・が形成されており、前記主弁パッキン41を前記主弁体40の下側面に形成された主弁パッキン挿入凹部49に挿入し、前記少なくとも3箇所以上の突起部47,47,47・・・/48,48,48・・・を前記主弁体40に当接させて前記主弁パッキン41の径方向に圧縮させ、前記主弁パッキン41を前記主弁パッキン挿入凹部49内で調芯して配置させておき、主弁体外方先端部51をかしめて組み立てることを特徴とする。
さらに、本発明の開閉弁100の製造方法は、前記主弁パッキン41の内周に、前記主弁パッキン41の板状支持部材52を配置前記板状支持部材52に主弁体内方先端部53をかしめて組み立てることを特徴とする。
本発明のパイロット式開閉弁100の製造方法は、
主弁部10及びパイロット弁部20を備え、流体の流入口31と流出口32が形成され、その間に主弁室33を設けた弁本体30と、前記主弁室33内に摺動可能に収容された主弁体40と、プランジャ60に連結されたパイロット弁体70と、前記プランジャ60を駆動するソレノイド80と、前記プランジャ60を吸引する吸引子90とを備えており、前記主弁部10は、前記主弁体40の下面側に設けた全体が弾性ゴム製の弁部材としての円環状の主弁パッキン41と、前記弁本体30の前記流入口31と前記流出口32との間に形成された主弁座35により構成され、前記パイロット弁部20は、前記パイロット弁体70の下面側に設けた全体が弾性ゴム製の弁部材としての円板状のパイロット弁パッキン71と、前記主弁体40の上側に形成されたパイロット弁座42によって構成されたパイロット式開閉弁の製造方法であって、
記主弁パッキン41の外周壁面及び/又は内周壁面に、少なくとも3箇所以上の突起部47,47,47・・・/48,48,48・・・が形成されており、前記主弁パッキン41を前記主弁体40の下側面に形成された主弁パッキン挿入凹部49に挿入し、前記主弁パッキン41の前記少なくとも3箇所以上の突起部47,47,47・・・/48,48,48・・・を前記主弁体40に当接させて前記主弁パッキン41の径方向に圧縮させ、前記主弁パッキン41を前記主弁パッキン挿入凹部49内で調芯して配置させておき、主弁体外方先端部51をかしめて組み立て、
記パイロット弁パッキン71の外周壁面に、少なくとも3箇所以上の突起部74,74,74・・・が形成されており、前記パイロット弁パッキン71を前記パイロット弁体70の下側面に形成されたパイロット弁パッキン挿入凹部72に挿入し、前記パイロット弁パッキン71の前記少なくとも3箇所以上の突起部74,74,74・・・を前記パイロット弁体70に当接させて前記パイロット弁パッキン71の径方向に圧縮させ、前記パイロット弁パッキン71を前記パイロット弁パッキン挿入凹部72内で調芯して配置させておき、パイロット弁体先端部73もかしめて組み立てることを特徴とする。
円環状又は円板状の弾性ゴム製の弁部材を備えた開閉弁においては、部品精度によっては、弁本体をかしめて固定する際に、弁部材が偏心して弁本体に対する適正な固定ができない場合があるが、本発明は、主弁パッキン41の外周壁面及び/又は内周壁面、及びパイロット弁パッキン71の外周壁面に、少なくとも3箇所以上の突起部47,47,47・・・/48,48,48・・・及び74,74,74・・・が形成されており、組立時の偏心を押さえて、部品精度の緩和を図ることが可能となる。特に、本発明の構成により、弁体に対して自動調芯組付け構造を有した円環状又は円板状の弾性ゴム製の弁部材を備えた開閉弁を提供可能なものである。
本発明の実施形態に係る自動調芯組付け構造を有した円環状の弾性ゴム製の弁部材を備えた開閉弁の主弁体の詳細図であり、(a)は(b)のA−A断面図であり、(b)は底面図であり、(c)は凸部が圧縮された状態も示している。 本発明の他の実施形態に係る自動調芯組付け構造を有した円環状の弾性ゴム製の弁部材を備えた開閉弁の主弁体の詳細図であり、(a)は(b)のA−A断面図であり、(b)は底面図であり、(c)は凸部が圧縮された状態も示している。 本発明の実施形態に係る自動調芯組付け構造を有した円板状の弾性ゴム製の弁部材を備えた開閉弁のパイロット弁体の詳細図であり、(a)は(b)のA−A断面図であり、(b)は底面図である。 本発明の実施形態に係る自動調芯組付け構造を有した円環状及び円板状の弾性ゴム製の弁部材を備えたパイロット式電磁開閉弁の全体構成を示す断面図である。 従来の円板状の弾性ゴム製の弁部材を備えた開閉弁の主弁体の詳細図であり、(a)は(b)のA−A断面図であり、(b)は底面図である。 従来の円環状の弾性ゴム製の弁部材を備えた開閉弁のパイロット弁体の詳細図であり、(a)は(b)のA−A断面図であり、(b)は底面図である。
まず、本発明の一実施形態として、主弁体に対して自動調芯組付け構造を有し、円環状の弾性ゴム製の弁部材を備え、パイロット弁体に対しても自動調芯組付け構造を有し、円板状の弾性ゴム製の弁部材を備えたパイロット式電磁開閉弁の全体構成を図4を参照して説明する。また、図1〜図3は、自動調芯組付け構造を有した円環状又は円板状の弾性ゴム製の弁部材の詳細を示すものである。なお、以下の実施形態の説明においては、上下・左右・内外の方向は、図4に示す方向によるものであり、これが本願発明の技術的範囲を狭める解釈が為されるものではない。
また、本発明の開閉弁は電磁弁に限られるものでなく、また直動式又はパイロット式にも限定されるものではない。以下の実施例では、パイロット式電磁開閉弁を例に説明するが、それにより本発明がパイロット式電磁開閉弁に限られるとするものではない。
図4において、本発明の一実施形態として示すパイロット式電磁開閉弁100は、弁本体30内に主弁部10及びパイロット弁部20を備えており、自動車用空調機の冷凍サイクルに用いることのできるパイロット式電磁開閉弁であり、主弁部10及びパイロット弁部20の開閉により、流体の流入口31と流出口32間の流体の流れを開閉制御する。流入口31と流出口32はバルブボディとしての弁本体30内に形成されており、弁本体30の流入口31と流出口32の間には、主弁室33が設けられている。主弁室33内には、主弁体40が上下に摺動可能に収容されている。当該主弁体40の摺動方向の一方側(図示の実施例では下方)には主弁部10が形成され、他方側(図示の実施例では上方)にはパイロット弁部20が形成されている。
電磁開閉弁100の上部中央には、パイロット弁体70を摺動させるプランジャ60が、下方に開放したパイプ61内に配置されている。パイロット弁体70は、プランジャ60に連結されており、プランジャ60と共に上下にパイプ61内を摺動可能に構成されている。つまり、プランジャ60は、ソレノイド80の作動によりパイプ61内を上下に摺動する。ソレノイド80の作動により、プランジャ60を駆動する手段として、吸引子90が設けられている。吸引子90は、適宜な制御手段(図示せず)によりソレノイド80に通電されると、磁性ステンレス製の吸引子90が磁化し、スプリング62の力に打ち勝ってプランジャ60を下方に吸引する。プランジャ60を収容するパイプ61は、下方に開放しており、かしめ或いは溶接等の適宜手段により吸引子90に固定されている。吸引子90は弁本体30に対して固定されている。通常、弁本体30及び主弁体40は、アルミニウム製で作られている。
吸引子90は、全体的には上下が開放した筒形状をしており、適宜手段により電磁開閉弁100に対して固定されている。吸引子90の筒形状は上方の小径部91と下方の大径部92とから成り、小径部91にパイプ61の下側開放端が固定されており、大径部92は電磁開閉弁100に対して固定されている。小径部91に固定されたパイプ61にはプランジャ60が上下に摺動可能に収納される。大径部92には、主弁体40が上下に摺動可能に収容されている。吸引子90の大径部92の外側は、適宜Oリング93により弁本体30との間がシールされ、大径部92内を摺動する主弁体40の外周とは適宜主弁体ピストンリング43によりシールされ、冷媒の漏出がないように構成されている。
本願発明の図4に示した実施例においては、吸引子90の小径部91と大径部92とを一つの部材として段差を介して一体構造の筒形状部材を構成しているが、勿論、実施形態によっては、図示はしないが、小径部91と大径部92とを別部材により構成して、適宜手段により両者を固定するものでも良い。要は、ソレノイド80への通電により、吸引子90がプランジャ60を吸引して駆動できれば良い。本発明においては、プランジャ60を吸引駆動し、主弁体40を上下摺動可能に収容する部材を吸引子として称している。吸引子90が一つの部材により構成されているか、或いは、複数の部材により構成されているかが問題ではない。
主弁部10は、主弁体40の下側に形成された主弁パッキン41と、弁本体30の流入口31と流出口32との間に形成された主弁座35により構成されており、パイロット弁部20は、パイロット弁体70の下方に形成されたパイロット弁パッキン71と、主弁体40の上側に形成されたパイロット弁座42によって構成されている。主弁体40には、主弁体軸孔45と均圧孔44が形成されている。均圧孔44は、主弁室33とパイロット弁室34とを連通するものであり、この均圧孔44の形成により、主弁室33とパイロット弁室34とを均圧化し、主弁体40の開閉作動を容易・円滑化する。また、主弁部10が閉状態において、圧縮機からの急激な圧力変化、例えば圧縮機を起動させたときに対しても速やかに主弁室33の冷媒をパイロット弁室34に流出させ主弁部10が開弁しないように、或いは、開弁し難くする作用を奏するものである。
図1及び図2においては、本発明の自動調芯組付け構造を有した円環状の弾性ゴム製の弁部材41を主弁体40の下方側に形成された主弁パッキン挿入凹部49に挿入して、主弁体外方先端部51のかしめ加工により固定した状態を示している。図1は、4つの突起部47,47,47,47が弁部材41の外周壁面に形成された状態を示しており、図2は、4つの突起部48,48,48,48が弁部材41の内周壁面に形成された状態を示している。
本願明細書においては、本発明の構成要件として「円環状の主弁パッキン41の外周壁面及び/又は内周壁面には、少なくとも3箇所以上に突起部47,47,47・・・/48,48,48・・・を形成したこと」として記載しているが、これは、以下のことを含んだ意味である。
(1)円環状の主弁パッキン41の外周壁面に、少なくとも3箇所以上に突起部47,47,47・・・を形成したこと
(2)円環状の主弁パッキン41の内周壁面に、少なくとも3箇所以上に突起部48,48,48・・・を形成したこと
(3)円環状の主弁パッキン41の外周壁面及び内周壁面に、夫々、少なくとも3箇所以上に突起部47,47,47・・・,48,48,48・・・を形成したこと
このような構成により、図1の場合は、外周壁面の突起部47,47,47,47が、弁部材41の外周の接触面によって圧縮(圧縮部54)されて、弁部材41の主弁パッキン挿入凹部49に対する調芯が達成される。それによって弁部材41の周りには均等な隙間55が形成される。図2の場合は、内周壁面の突起部48,48,48,48が、弁部材41の内周の接触面によって圧縮(圧縮部54)されて、弁部材41の主弁パッキン挿入凹部49に対する調芯が達成される。それによって弁部材41の周りには均等な隙間55が形成される。
図1に示す場合の各部材を組み立てる手順は、以下のとおりである。
(1)主弁体40の主弁パッキン挿入凹部49に対して、外周壁面に4つの突起部47,47,47,47が形成された弁部材41を挿入する。
(2)弁部材41の外周壁面に形成された4つの突起部47,47,47,47が主弁パッキン挿入凹部49の外周壁面により圧縮され、弁部材41を主弁パッキン挿入凹部49内で主弁体40に調芯させる。
(3)主弁パッキン挿入凹部49の主弁体外方先端部51をかしめて、弁部材41を主弁体40に調芯状態で固定する。
(4)主弁パッキン挿入凹部49に挿入された弁部材41に板状支持部材52を当てた状態で主弁体内方先端部53をかしめて固定する。
ここで、(3)の手順と(4)の手順とは逆に行っても良い。
次に、図2に示す場合の各部材を組み立てる手順は、以下のとおりである。
(1)主弁体40の主弁パッキン挿入凹部49に対して、内周壁面に4つの突起部48,48,48,48が形成された弁部材41を挿入する。
(2)弁部材41の内周壁面に形成された4つの突起部48,48,48,48が主弁パッキン挿入凹部49の内周壁面により圧縮され、弁部材41を主弁パッキン挿入凹部49内で主弁体40に調芯させる。
(3)主弁パッキン挿入凹部49の主弁体外方先端部51をかしめて、弁部材41を主弁体40に調芯状態で固定する。
(4)主弁パッキン挿入凹部49に挿入された弁部材41に板状支持部材52を当てた状態で主弁体内方先端部53をかしめて固定する。
ここで、(3)の手順と(4)の手順とは逆に行っても良い。
図3においては、本発明の自動調芯組付け構造を有した円板状の弾性ゴム製の弁部材71をパイロット弁体70の下方側に形成されたパイロット弁パッキン挿入凹部72に挿入して、パイロット弁体先端部73のかしめ加工により固定した状態を示している。図3に示すように、4つの突起部74,74,74,74は、弁部材71の外周壁面に形成されている。
図3に示す場合の各部材を組み立てる手順は、以下のとおりである。
(1)パイロット弁体70のパイロット弁パッキン挿入凹部72に対して、外周壁面に4つのパイロット弁体外周壁突起部74,74,74,74が形成されたパイロット弁パッキン71を挿入する。
(2)パイロット弁パッキン71の外周壁面に形成された4つの突起部74,74,74,74がパイロット弁パッキン挿入凹部72の外周壁面により圧縮され、パイロット弁パッキン71をパイロット弁パッキン挿入凹部72内でパイロット弁体70に調芯させる。
(3)パイロット弁パッキン挿入凹部72のパイロット弁体先端部73をかしめて、パイロット弁パッキン71をパイロット弁体70に調芯状態で固定する。
次に、電磁開閉弁100の動作について、図4を用いて説明する。図示するように、電磁開閉弁100が開弁状態では、圧縮機(図示なし)が運転されており、流入口31から、主弁室33内で開いている主弁部10を介し、流出口32を通じて高温高圧のガス冷媒(または液冷媒)が流れている。この状態では、ソレノイド80への電流は流されていないので、主弁体40は、主弁体スプリング46の伸長力と、主弁室33の内部圧力及びパイロット弁室34の内部圧力との差圧により主弁室33内で上方に持ち上げられ、主弁部10を開状態としている。吸引子90にも吸引力は発生しておらず、スプリング62の伸長力により、プランジャ60はパイプ61内を上端まで持ち上げられ、パイロット弁部20を開状態としている。これにより、冷媒等の流体は、確保された主弁部10の十分な流路を介して流入口31から流出口32への流れを維持する。このとき、流入口31内の冷媒の圧力と流出口32内の冷媒の圧力とは略同じ圧力である。
制御装置(図示なし)からソレノイド80に通電すると、吸引子90に電磁吸引力が発生して、プランジャ60をスプリング62の伸長力に抗して引き下げる。プランジャ60には、下方に、パイロット弁体70が一体的に固定されているので、パイロット弁体70はプランジャ60の移動と同じくパイプ61内を上下に摺動する。吸引子90による吸引力により、プランジャ60が引き下げられ、それと共にパイロット弁体70も下方に摺動される。これにより、パイロット弁体70の下方に設けられたパイロット弁パッキン71が主弁体40の上方側に形成されたパイロット弁座42に当接し、パイロット弁部20を閉状態とする。さらに、プランジャ60が下方に押し下げられて最下点まで摺動すると、主弁体40の下方側に形成した主弁パッキン41が弁本体30内に形成された主弁座35に当接して主弁部10を閉状態とする。これにより、図示状態はないが、主弁部10もパイロット弁部20も共に閉状態とされ、冷媒等の流体は、流路が閉じられて流入口31から流出口32への流れが阻止される。
制御装置(図示なし)からソレノイド80への通電が切れると、ソレノイド80による吸引子90の電磁吸引力が無くなり、プランジャ60はスプリング62の伸長力により上方へ押し上げられ、プランジャ60と共にパイロット弁体70が上方に移動して、パイロット弁パッキン71が主弁体40の上面側に設けたパイロット弁座42から離れてパイロット弁部20が開状態となる。
これにより、主弁体40の中心部に設けた主弁体軸孔45を介して、パイロット弁室34が凝縮器(図示なし)側に向かう流出口32とが連通され、パイロット弁室34内の圧力が高圧から低圧へ移行する。
これにより、流入口31から主弁室33内の圧力は高圧であり、凝縮器(図示なし)側に向かう流出口32内の圧力は低圧であるためであり、主弁体40の上面に加わる下向きの力に対して主弁体40の下面に加わる上向きの力が増し、主弁体40は上方に移動して、主弁体40の下面側に固定した主弁パッキン41が主弁座35から離れて、開弁状態となる。
100・・・電磁開閉弁(パイロット式電磁開閉弁)
10・・・主弁部
20・・・パイロット弁部
30・・・弁本体
31・・・流入口
32・・・流出口
33・・・主弁室
34・・・パイロット弁室
35・・・主弁座
40・・・主弁体
41・・・主弁パッキン
42・・・パイロット弁座
43・・・主弁体ピストンリング
44・・・均圧孔
45・・・主弁体軸孔
46・・・主弁体スプリング
47・・・外周壁突起部
48・・・内周壁突起部
49・・・主弁パッキン挿入凹部
51・・・主弁体外方先端部
52・・・板状支持部材
53・・・主弁体内方先端部
54・・・圧縮部
55・・・隙間
60・・・プランジャ
61・・・パイプ
62・・・スプリング
70・・・パイロット弁体
71・・・パイロット弁パッキン
72・・・パイロット弁パッキン挿入凹部
73・・・パイロット弁体先端部
74・・・パイロット弁体外周壁突起部
80・・・ソレノイド
90・・・吸引子
91・・・小径部
92・・・大径部
93・・・Oリング

Claims (6)

  1. 流体の流入口と流出口が形成され、その間に主弁室を設けた弁本体と、前記主弁室内に摺動可能に収容された主弁体と、該主弁体を動作させるプランジャと、前記プランジャを駆動するソレノイドとを備えた開閉弁であって、
    主弁部が、前記主弁体の下面側に設けた全体が弾性ゴム製の弁部材としての円環状の主弁パッキンと、前記弁本体の前記流入口と前記流出口との間に形成された主弁座により構成され、
    記主弁パッキンの外周壁面及び/又は内周壁面には、少なくとも3箇所以上突起部を形成し
    前記少なくとも3箇所以上の突起部が、前記主弁体に接して前記主弁パッキンの径方向に圧縮されることを特徴とする開閉弁。
  2. 記主弁パッキンの内周側には、前記主弁パッキンの板状支持部材を設け、該板状支持部材を前記主弁体に対してかしめて固定したことを特徴とする請求項1記載の開閉弁。
  3. 主弁部及びパイロット弁部を備えたパイロット式開閉弁であって、
    該パイロット式開閉弁は、流体の流入口と流出口が形成され、その間に主弁室を設けた弁本体と、前記主弁室内に摺動可能に収容された主弁体と、プランジャに連結されたパイロット弁体と、前記プランジャを駆動するソレノイドと、前記プランジャを吸引する吸引子とを備えており、
    前記主弁部は、前記主弁体の下側に設けた全体が弾性ゴム製の弁部材としての円環状の主弁パッキンと、前記弁本体の前記流入口と前記流出口との間に形成された主弁座により構成され、
    前記パイロット弁部は、前記パイロット弁体の下側に設けた全体が弾性ゴム製の弁部材としての円板状のパイロット弁パッキンと、前記主弁体の上側に形成されたパイロット弁座によって構成されており、
    記主弁パッキンの外周壁面及び/又は内周壁面に少なくとも3箇所以上の突起部を形成し、前記パイロット弁パッキンの外周壁面に、少なくとも3箇所以上の突起部を形成し
    前記主弁パッキンの前記少なくとも3箇所以上の突起部が、前記主弁体に接して前記主弁パッキンの径方向に圧縮され、
    前記パイロット弁パッキンの前記少なくとも3箇所以上の突起部が、前記パイロット弁体に接して前記パイロット弁パッキンの径方向に圧縮されることを特徴とするパイロット式開閉弁。
  4. 流体の流入口と流出口が形成され、その間に主弁室を設けた弁本体と、前記主弁室内に摺動可能に収容された主弁体と、該主弁体を動作させるプランジャと、該プランジャを駆動するソレノイドとを備えており、主弁部が、前記主弁体の下面側に設けた全体が弾性ゴム製の弁部材としての円環状の主弁パッキンと、前記弁本体の前記流入口と前記流出口との間に形成された主弁座により構成された開閉弁の製造方法であって、
    記主弁パッキンの外周壁面及び/又は内周壁面に、少なくとも3箇所以上の突起部が形成されており、前記主弁パッキンを前記主弁体の下側面に形成された主弁パッキン挿入凹部に挿入し、前記少なくとも3箇所以上の突起部を前記主弁体に当接させて前記主弁パッキンの径方向に圧縮させ、前記主弁パッキンを前記主弁パッキン挿入凹部内で調芯して配置させておき、主弁体外方先端部をかしめて組み立てることを特徴とする開閉弁の製造方法。
  5. 記主弁パッキンの内周前記主弁パッキンの板状支持部材を配置前記板状支持部材に主弁体内方先端部をかしめて組み立てることを特徴とする請求項4記載の開閉弁の製造方法。
  6. 主弁部及びパイロット弁部を備え、流体の流入口と流出口が形成され、その間に主弁室を設けた弁本体と、前記主弁室内に摺動可能に収容された主弁体と、プランジャに連結されたパイロット弁体と、前記プランジャを駆動するソレノイドと、前記プランジャを吸引する吸引子とを備えており、前記主弁部は、前記主弁体の下面側に設けた全体が弾性ゴム製の弁部材としての円環状の主弁パッキンと、前記弁本体の前記流入口と前記流出口との間に形成された主弁座により構成され、前記パイロット弁部は、前記パイロット弁体の下面側に設けた全体が弾性ゴム製の弁部材としての円板状のパイロット弁パッキンと、前記主弁体の上側に形成されたパイロット弁座によって構成されたパイロット式開閉弁の製造方法であって、
    記主弁パッキンの外周壁面及び/又は内周壁面に、少なくとも3箇所以上の突起部が形成されており、前記主弁パッキンを前記主弁体の下側面に形成された主弁パッキン挿入凹部に挿入し、前記主弁パッキンの前記少なくとも3箇所以上の突起部を前記主弁体に当接させて前記主弁パッキンの径方向に圧縮させ、前記主弁パッキンを前記主弁パッキン挿入凹部内で調芯して配置させておき、主弁体外方先端部をかしめて組み立て、
    記パイロット弁パッキンの外周壁面に、少なくとも3箇所以上の突起部が形成されており、前記パイロット弁パッキンを前記パイロット弁体の下側面に形成されたパイロット弁パッキン挿入凹部に挿入し、前記パイロット弁パッキンの前記少なくとも3箇所以上の突起部を前記パイロット弁体に当接させて前記パイロット弁パッキンの径方向に圧縮させ、前記パイロット弁パッキンを前記パイロット弁パッキン挿入凹部内で調芯して配置させておき、パイロット弁体先端部もかしめて組み立てることを特徴とするパイロット式開閉弁の製造方法。
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