JP6852894B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明はコネクタに関する。さらに詳しくは、本発明は、第1コネクタハウジングと、第1コネクタハウジングに嵌合する第2コネクタハウジングとを備えたコネクタに関する。
コネクタが完全に嵌合していない状態である半嵌合状態を防止するコネクタとして、たとえば、特許文献1に示されるコネクタ装置が開示されている。この特許文献1のコネクタ装置は、互いに嵌合するコネクタおよび相手コネクタを備えている。コネクタは、その側壁に嵌合・離脱方向に延びるガイド溝部を有している。凹状に形成されたガイド溝部の対向する一対の内壁面のうち一方の内壁面には、嵌合・離脱方向の途中点を境として離脱方向側に第1のラック部が設けられている。一方の内壁面に対向する他方の内壁面には、途中点を境として嵌合方向側に第2のラック部が設けられている。
一方、相手コネクタは、コネクタのガイド溝部に進入する歯車を側壁に備え、歯車は内部にゼンマイバネを備えている。特許文献1のコネクタ装置では、コネクタと相手コネクタとの間の嵌合操作時に、相手コネクタの歯車が、コネクタのガイド溝部の第1のラック部に噛み合い、歯車内部のゼンマイバネが圧縮され巻径が縮小し、反発力を生じさせる。コネクタをさらに相手コネクタに挿入すると、歯車は第1のラック部との噛み合わせが解除され、第2のラック部との噛み合いに移る。このときに、ゼンマイバネの反発力により、歯車が回転し、回転する歯車と第2のラック部との噛み合いにより、コネクタを嵌合方向に移動させ、半嵌合を防止している。
特開平10−334994号公報
しかし、特許文献1の構造では、半嵌合を防止するために必要な部品点数が多く、構造が複雑となり、コネクタの製造コストが上昇してしまうという問題がある。そのため、製造コストを抑えるために、シンプルな構成で半嵌合を防止することが可能なコネクタが求められる。
一方、コネクタが設けられる対象は、振動が生じる環境で用いられる可能性があり、シンプルな構成としながらも、振動によるコネクタの離脱を防止することも求められる。
そこで、本発明はかかる問題点に鑑みて、振動環境下においてコネクタの離脱を防止し、かつ、生じた振動を利用して半嵌合状態のコネクタを嵌合する方向に移動させる、シンプルな構成のコネクタを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態のコネクタは、第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに嵌合する第2コネクタハウジングとを備えたコネクタであって、前記第1コネクタハウジングは、前記第2コネクタハウジングの嵌合・離脱方向に沿って延びる嵌合面を有し、前記第2コネクタハウジングは、前記嵌合面に対向する被嵌合面を有し、前記嵌合面に、前記嵌合・離脱方向に沿って鋸歯状に設けられた複数の突起を有し、前記被嵌合面に、前記突起に係合する少なくとも1つの係合部を有し、前記複数の突起のそれぞれが、嵌合方向に向かうにつれて突出量が増大する傾斜部と、前記傾斜部の嵌合方向側の端部から嵌合面に向かって延びる被係合部とを有し、前記係合部が、前記被係合部と係合し、前記第2コネクタハウジングが前記第1コネクタハウジングから離脱する離脱方向の移動が規制され、前記第1コネクタハウジングまたは前記第2コネクタハウジングが振動する際に、前記係合部が前記傾斜部を乗り越えて、前記第2コネクタハウジングが前記第1コネクタハウジングに対して嵌合方向に移動するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態のコネクタは、前記第2コネクタハウジングが、前記第2コネクタハウジングの重量を増大させる錘部を有していることが好ましい。
また、本発明の一実施形態のコネクタは、前記錘部が、前記第2コネクタハウジングに埋設されていることが好ましい。
また、本発明の一実施形態のコネクタは、前記第2コネクタハウジングが、本体部と、前記本体部の外周に設けられた金属製カバーとを備え、前記錘部が前記金属製カバーにより構成されていることが好ましい。
また、本発明の一実施形態のコネクタは、前記係合部が、前記離脱方向に向かうにつれて突出量が増大するように前記被嵌合面から突出していることが好ましい。
また、本発明の一実施形態のコネクタは、前記係合部が弾性変形可能な板バネ状に形成されていることが好ましい。
また、本発明の一実施形態のコネクタは、前記第1コネクタハウジングが、前記嵌合・離脱方向に沿って延び、前記嵌合方向側に自由端を有する弾性片を有し、前記弾性片に前記複数の突起が設けられていることが好ましい。
また、本発明の他の実施形態のコネクタは、第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに嵌合する第2コネクタハウジングとを備えたコネクタであって、前記第1コネクタハウジングは、前記第2コネクタハウジングの嵌合・離脱方向に沿って延びる嵌合面を有し、前記第2コネクタハウジングは、前記嵌合面に対向する被嵌合面を有し、前記被嵌合面に、前記嵌合・離脱方向に沿って鋸歯状に設けられた複数の突起を有し、前記嵌合面に、前記突起に係合する少なくとも1つの係合部を有し、前記複数の突起のそれぞれが、嵌合方向に向かうにつれて突出量が減少する傾斜部と、前記傾斜部の離脱方向側の端部から前記被嵌合面に向かって延びる被係合部とを有し、前記係合部が、前記被係合部と係合し、前記第2コネクタハウジングが前記第1コネクタハウジングから離脱する離脱方向の移動が規制され、前記第1コネクタハウジングまたは前記第2コネクタハウジングが振動する際に、前記複数の突起が、前記係合部を乗り越えて、前記第2コネクタハウジングが前記第1コネクタハウジングに対して嵌合方向に移動するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の他の実施形態のコネクタは、前記第2コネクタハウジングが、前記第2コネクタハウジングの重量を増大させる錘部を有していることが好ましい。
また、本発明の他の実施形態のコネクタは、前記錘部が、前記第2コネクタハウジングに埋設されていることが好ましい。
また、本発明の他の実施形態のコネクタは、前記第2コネクタハウジングが、本体部と、前記本体部の外周に設けられた金属製カバーとを備え、前記錘部が前記金属製カバーにより構成されていることが好ましい。
また、本発明の他の実施形態のコネクタは、前記係合部が、前記嵌合方向に向かうにつれて突出量が増大するように前記嵌合面から突出していることが好ましい。
また、本発明の他の実施形態のコネクタは、前記係合部が弾性変形可能な板バネ状に形成されていることが好ましい。
また、本発明の他の実施形態のコネクタは、前記第1コネクタハウジングが、前記嵌合・離脱方向に沿って延びる弾性片を有し、前記弾性片に前記係合部が設けられていることが好ましい。
本発明のコネクタによれば、シンプルな構成で、振動環境下においてコネクタの離脱を防止し、かつ、生じた振動を利用して半嵌合状態のコネクタを嵌合する方向に移動させることができる。
第2コネクタハウジングが第1コネクタハウジングに嵌合される前の状態を示す、一実施形態のコネクタの斜視図である。 図1の状態のコネクタにおいて、第1コネクタハウジングを複数の突起を通る切断線により切断した概略図である。 図2の領域A1の拡大図である。 図2に示される状態から、第2コネクタハウジングが第1コネクタハウジングに対して、嵌合方向で途中まで嵌合された半嵌合状態を示す概略図である。 図4の領域A2の拡大図である。 図6は、図4の状態から、第2コネクタハウジングが第1コネクタハウジングに対して、完全に嵌合した嵌合状態を示す概略図である。 第2コネクタハウジングに埋設された錘部の一例を示す図である。 第2コネクタハウジングの本体部の外周に設けられた錘部としての金属製カバーを示す図である。 係合部が板バネにより構成されているコネクタの変形例を示す図である。 図9に示される状態から第2コネクタハウジングを嵌合方向に移動させた際に、板バネが変形した状態を示す図である。 第1コネクタハウジングに、複数の突起を有する弾性片が形成されたコネクタの変形例を示す図である。 第2コネクタハウジングが第1コネクタハウジングに嵌合される前の状態を示す、第2実施形態のコネクタの側面図である。 図12に示される状態から、第2コネクタハウジングが第1コネクタハウジングに対して、嵌合方向で途中まで嵌合された半嵌合状態を示す概略図である。 図13の領域A3の拡大図である。 図13の状態から、第2コネクタハウジングが第1コネクタハウジングに対して、完全に嵌合した嵌合状態を示す概略図である。 第1コネクタハウジングに、係合部を有する弾性片が形成されたコネクタの変形例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明のコネクタの実施形態を説明する。なお、以下に示す各実施形態はあくまで一例であり、本発明のコネクタは以下の実施形態に限定されず、2つのコネクタを嵌合することにより2つの接続対象を電気的に接続する電気的接続装置に広く適用することができる。
<第1実施形態>
図1〜図6を参照し、本発明の一実施形態のコネクタを説明する。図1は、第2コネクタハウジングが第1コネクタハウジングに嵌合される前の状態を示す、一実施形態のコネクタの斜視図である。図2は、図1の状態のコネクタにおいて、第1コネクタハウジングを複数の突起を通る切断線により切断した概略図である。図3は、図2の領域A1の拡大図である。図4は、図2に示される状態から、第2コネクタハウジングが第1コネクタハウジングに対して、嵌合方向で途中まで嵌合された半嵌合状態を示す概略図である。図5は、図4の領域A2の拡大図である。図6は、図4の状態から、第2コネクタハウジングが第1コネクタハウジングに対して、完全に嵌合した嵌合状態を示す概略図である。
図1に示されるように、本実施形態のコネクタ1は、第1コネクタハウジング2と、第1コネクタハウジング2に嵌合する第2コネクタハウジング3とを備えている。コネクタ1は、第1コネクタハウジング2側の接続対象(基板等)と、第2コネクタハウジング3側の接続対象(図示せず)とを電気的に接続する。より具体的には、第1コネクタハウジング2と第2コネクタハウジング3とが互いに嵌合することにより、第1コネクタハウジング2のコンタクトCと第2コネクタハウジング3のコンタクト(図示せず)とが接触する。これにより、2つの接続対象がコネクタ1を介して電気的に接続される。なお、本明細書において、第2コネクタハウジング3が第1コネクタハウジング2に対して嵌合する方向および離脱する方向を嵌合・離脱方向D(図1参照)と呼び、嵌合・離脱方向Dは、図1〜図6においては上下方向である。特に、嵌合・離脱方向Dのうち、第1コネクタハウジング2に第2コネクタハウジング3を嵌合させるために挿入する方向を嵌合方向D1(図1参照)と呼び、第2コネクタハウジング3が第1コネクタハウジング2から離脱する、嵌合方向D1とは逆の方向を離脱方向D2(図1参照)と呼ぶ。
なお、本明細書の各図において、コネクタ1およびコネクタ1の周辺の部材等は、説明の便宜上概略的に示されており、基板B上の接続ラインなど、電気的接続に必要な各素子の図示は省略されている。
第1コネクタハウジング2は、本実施形態では、図1および図2に示されるように、基板Bに取り付けられる雌型コネクタハウジングとして示されている。第1コネクタハウジング2の全体形状および構造は、第2コネクタハウジング2を嵌合させることができるものであれば特に限定されない。本実施形態では、第1コネクタハウジング2は、図1および図2に示されるように、第2コネクタハウジング3が挿入される凹部を有する略箱状に形成されている。第1コネクタハウジング2は、4つの側壁21a、21b、21c、21dを有し、第2コネクタハウジング3の嵌合・離脱方向Dが、基板Bの表面に対して略垂直な方向となるように上側に開口している。
第1コネクタハウジング2は、雄型のコンタクトCを有し、コンタクトCは第2コネクタハウジング3に設けられた図示しないソケットコンタクトと接触するように構成されている。第1コネクタハウジング2に第2コネクタハウジング3が嵌合することにより、それぞれのコンタクトを介して2つの接続対象が電気的に接続される。第1コネクタハウジング2は、図2に示されるように、第2コネクタハウジング3の嵌合・離脱方向Dに沿って延びる嵌合面S1、S2を有している。嵌合面S1、S2は、第1コネクタハウジング2のうち、第2コネクタハウジング3との間で嵌合する部位(本実施形態では後述する突起P)を含む面である。嵌合面S1、S2は、本実施形態では、第1コネクタハウジング2の側壁21a、21cの内面である。しかし、嵌合面は、側壁21a、21cの内面である必要はなく、側壁21b、21dの内面であってもよい。また、嵌合面は、第2コネクタハウジング3が嵌合するように構成されていれば、側壁21a〜21dのうちの1つまたは複数の側壁の外面であってもよい。また、嵌合面は、2つである必要はなく、側壁21a〜21dのうち、1つの側壁の外面または内面であってもよい。また、嵌合面は、たとえば側壁21a〜21dとは別に設けられた嵌合片等、側壁21a〜21d以外の部位に設けられていてもよい。
第2コネクタハウジング3は、第1コネクタハウジング2に嵌合する。第2コネクタハウジング3は、本実施形態では、図1に示されるように、雄型コネクタハウジングであり、図示しないソケットコンタクトを有し、ケーブルCaが接続されている。第2コネクタハウジング3の全体形状および構造は、第1コネクタハウジング2に嵌合させることができるものであれば特に限定されない。本実施形態では、第2コネクタハウジング3は、図1に示されるように、4つの側壁31a、31b、31c、31dを有し、略ブロック状に形成されている。
第2コネクタハウジング3は、図2に示されるように、嵌合面S1、S2に対向する被嵌合面S3、S4を有している。被嵌合面S3、S4は、第2コネクタハウジング3のうち、第1コネクタハウジング2との間で嵌合する部位(本実施形態では後述する係合部E)を含む面である。被嵌合面S3、S4は、本実施形態では、第2コネクタハウジング3の側壁31a、31cの外面である。しかし、被嵌合面は、側壁31a、31cの外面である必要はなく、側壁31b、31dの外面であってもよい。また、被嵌合面は、第1コネクタハウジング2と嵌合するように構成されていれば、側壁31a〜31dのうちの1つまたは複数の側壁の内面であってもよい。また、被嵌合面は、2つである必要はなく、側壁31a〜31dのうち、1つの側壁の外面または内面であってもよい。また、被嵌合面は、たとえば側壁31a〜31dとは別に設けられた嵌合片等、側壁31a〜31d以外の部位に設けられていてもよい。
本実施形態では、第1コネクタハウジング2は基板Bに取り付けられているが、第1コネクタハウジング2は、基板B以外の対象に取り付けられていてもよい。また、本実施形態では、第1コネクタハウジング2が雌型コネクタハウジングであり、第2コネクタハウジング3が雄型コネクタハウジングであるが、雄雌が逆であっても構わない。
第1コネクタハウジング2および第2コネクタハウジング3を構成する材料は、コンタクトに対して絶縁されているものであれば、特に限定されない。第1コネクタハウジング2および第2コネクタハウジング3は、たとえば、合成樹脂により形成されていてもよいし、合成樹脂とコンタクトに対して絶縁された金属とを組み合わせたものであってもよい。
図2および図3に示されるように、第1コネクタハウジング2は、嵌合面S1、S2に、嵌合方向D1に沿って鋸歯状に設けられた複数の突起Pを有し、第2コネクタハウジング3は、被嵌合面S3、S4に、突起Pに係合する係合部Eを有している。
複数の突起Pは、それぞれが係合部Eと係合して第1コネクタハウジング2の離脱を防止する。複数の突起Pは、図2および図3に示されるように、嵌合面S1、S2に設けられ、嵌合・離脱方向Dに沿って並んで配置されている。なお、本実施形態では、複数の突起Pは、2つの嵌合面S1、S2に設けられているが、少なくとも1つの嵌合面に設けられていればよい。また、本実施形態では、複数の突起Pは、嵌合・離脱方向Dに連続して配置されているが、複数の突起Pは、嵌合・離脱方向Dで互いに離間して配置されていてもよい。
複数の突起Pは、嵌合・離脱方向Dでの係合部Eの位置に応じて配置されていればよく、突起Pが設けられる位置は特に限定されない。本実施形態では、複数の突起Pは、嵌合面S1、S2のうち、嵌合・離脱方向Dで嵌合方向D1側(図2における第1コネクタハウジング2の底面S5側)に設けられている。なお、それぞれの嵌合面S1、S2における突起Pの数は特に限定されない。
突起Pの突出量(嵌合面S1、S2に対する突出量)は、係合部Eが突起Pを乗り越えることが可能であり、かつ、嵌合面S1、S2と被嵌合面S3、S4との間に形成されるクリアランスが、突起Pの突出量および係合部Eの突出量の合計よりも小さければよい。本実施形態では、図2に示されるように、嵌合面S1およびS2の間の幅W1が、被嵌合面S3およびS4に形成された係合部Eの先端間の長さW2よりも大きく、かつ、嵌合面S1おおびS2に形成された突起Pの先端間の長さW3が係合部Eの先端間の長さW2よりも小さくなるように突起Pおよび係合部Eが形成されている。突起Pは、微小突起であることが好ましいが、突起Pの突出量は特に限定されない。なお、本実施形態では、複数の突起Pの突出量は嵌合・離脱方向Dで互いに同じ突出量となっているが、突起Pの突出量は、嵌合・離脱方向Dで互いに異なっていてもよい。
また、複数の突起Pのそれぞれは、図3に示されるように、嵌合方向D1に向かうにつれて突出量が増大する傾斜部Paと、傾斜部Paの嵌合方向D1側の端部(突起Pの先端)から嵌合面S1、S2に向かって延びる被係合部Pbとを有している。上述したように、複数の突起Pは傾斜部Paおよび被係合部Pbを有する鋸歯状に形成されている。ここで、本実施形態における「鋸歯状」とは、第2コネクタハウジング3が嵌合方向D1へは移動しやすく、離脱方向D2へは移動しにくいように、傾斜部Paと、被係合部Pbとが、嵌合面S1、S2に対して異なる角度で形成されていることをいう。
傾斜部Paは、第2コネクタハウジング3を嵌合方向D1に押し込んだ際に、係合部Eの一部が当接するように構成されている。傾斜部Paのそれぞれは、嵌合方向D1に向かうにつれて、嵌合面S1、S2からの突出量が増大するように形成されている。傾斜部Paは、嵌合面S1に対して傾斜した平坦面として形成されているが、傾斜部Paは、湾曲していてもよい。傾斜部Paの嵌合面S1、S2に対する角度は特に限定されず、係合部Eが傾斜部Paを乗り越えることができる角度であればよい。
第2コネクタハウジング3を第1コネクタハウジング2に挿入すると、係合部Eと傾斜部Paとが当接する。その後、第2コネクタハウジング3を嵌合方向D1にさらに押し込むと、係合部E自体または傾斜部Paが変形するか、突起Pが設けられた側壁21a、21cまたは係合部Eが設けられた側壁31a、31cが変形することにより、第2コネクタハウジング2に設けられた係合部Eが傾斜部Paを乗り越えて嵌合方向D1に移動する。
被係合部Pbは、第2コネクタハウジング3が離脱方向D2側に移動しようとした場合に、係合部Eと係合して、第1コネクタハウジング2からの第2コネクタハウジング3の離脱を規制する。
被係合部Pbは、第2コネクタハウジング3の離脱を規制することができれば特にその形状は限定されない。被係合部Pbは、本実施形態では、図3に示されるように、嵌合面S1、S2に対して、略垂直方向に延びた被係合面として形成されている。被係合部Pbは、第2コネクタハウジング3の離脱をより確実に防止するために、被係合部Pbと(被係合部Pbよりも嵌合方向D1側の)嵌合面S1、S2との間の角度θ(図3参照)が、90°以下であることが好ましい。なお、被係合部Pbは、第2コネクタハウジング3の離脱方向D2への移動を規制する、係合部Eが係合可能な凹部であってもよい。また、本実施形態では、傾斜部Paと被係合部Pbとは鋭角状に交差しているが、傾斜部Paと被係合部Pbとの間は面取りされて湾曲していてもよい。
係合部Eは、第2コネクタハウジング3が第1コネクタハウジング2から離脱する離脱方向D2への移動を規制するように被係合部Pbと係合する。本実施形態では、係合部Eは、2つの被嵌合面S3、S4に設けられているが、少なくとも1つの被嵌合面に設けられていればよい。
係合部Eは、図5に示されるように、傾斜部Paと当接する当接部Eaと、被係合部Pbと係合する離脱規制部Ebとを有している。当接部Eaは、第2コネクタハウジング3の第1コネクタハウジング2への嵌合方向D1への移動時に、複数の突起P(傾斜部Pa)のそれぞれと当接する。当接部Eaは、第2コネクタハウジング3の嵌合方向D1への移動を阻害するものでなければ、その形状は限定されない。本実施形態では、当接部Ea(係合部E)は、離脱方向D2に向かうにつれて突出量が増大するように被嵌合面S3、S4から突出している。より具体的には、当接部Eaは被嵌合面S3、S4に対して傾斜して延びた傾斜面であり、当接部Eaが、離脱方向D2に向かうにつれて、被嵌合面S3、S4からの突出量が増大している。
離脱規制部Ebは、図5に示されるように、被係合部Pbと係合して、第2コネクタハウジング3の離脱方向D2への移動を防ぐように構成されている。離脱規制部Ebの形状は特に限定されない。本実施形態では、離脱規制部Ebは、被嵌合面S3、S4から略垂直方向に延びている。離脱規制部Ebは、第2コネクタハウジング3の離脱をより確実に防止するために、離脱規制部Ebと(離脱規制部Ebよりも離脱方向D2側の)被嵌合面S3、S4との間の角度θ2(図5参照)が、90°以下であることが好ましい。なお、係合部Eは、後述するように、図9および図10に示されるように、板バネ状に形成されていてもよく、この場合、係合部Eの先端を離脱規制部Ebとして、被係合部Pbと係合して第2ハウジング3の離脱方向D2への移動を防ぐようにしてもよい。
上述したように、本実施形態のコネクタ1は、第1コネクタハウジング2の嵌合面S1、S2に、傾斜部Paと被係合部Pbとを有する、鋸歯状に設けられた複数の突起Pを備え、第2コネクタハウジング3の被嵌合面S3、S4に係合部Eを備えている。これにより、第1コネクタハウジング2または第2コネクタハウジング3が振動する際に、係合部Eが傾斜部Paを乗り越えて、第2コネクタハウジング3が第1コネクタハウジング2に対して嵌合方向D1に移動することができる。また、嵌合方向D1に移動した第2コネクタハウジング3は、係合部Eが被係合部Pbと係合して、離脱方向D2の移動が規制されている。したがって、コネクタ1は、半嵌合状態で接続された場合であっても、コネクタ1の設置環境などによりコネクタ1に振動が生じたときに、その振動を利用して半嵌合状態から第2コネクタハウジング3が嵌合方向D1に移動して、半嵌合状態を解消することができる。また、コネクタ1に振動が生じても、嵌合方向D1には移動するが、離脱方向D2への移動は規制される。したがって、本実施形態のコネクタ1によれば、シンプルな構成で、半嵌合状態から第2コネクタハウジング3が離脱せずに、コネクタ1の半嵌合状態を解消することができる。
以下、本実施形態のコネクタ1の嵌合動作の一例を図1〜図6を用いて説明する。なお、以下の説明はあくまで一例であり、本発明は以下の説明により限定されるものではない。
第1コネクタハウジング2に第2コネクタハウジング3を接続する場合、図1および図2に示される状態から、第2コネクタハウジング3を第1コネクタハウジング2に対して嵌合方向D1に移動させる。第2コネクタハウジング3は、第1コネクタハウジング2に完全に嵌合させることが好ましいが、作業者によっては図4に示されるような半嵌合状態で嵌合されてしまう場合がある。この半嵌合状態で、第1コネクタハウジング2のコンタクトと第2コネクタハウジング3のコンタクトとが導通している場合、最初は異常が見つからないが、振動環境下で用いられた場合に、振動によってコネクタの接合が解除されてしまう可能性がある。本実施形態では、図4に示される半嵌合状態において、コネクタ1に振動が加わった場合、第2コネクタハウジング3は第1コネクタハウジング2内で振動する。この振動時において、離脱方向D2に第2コネクタハウジング3が移動しようとする場合、図5に二点鎖線で示されるように、係合部E(離脱規制部Eb)が、突起Pの被係合部Pbに当接する。したがって、第2コネクタハウジング3の離脱方向D2への移動が規制される。そのため、振動により第2コネクタハウジング3が揺れ動いたとしても、半嵌合状態からコンタクト同士の導通が解除される方向となる離脱方向D2へ第2コネクタハウジング3が移動することが防止される。また、振動環境下において第2コネクタハウジング3が振動すると、係合部Eは傾斜部Paの斜面に沿って徐々に嵌合方向D1へと移動する。これにより、1つの突起Pを乗り越えて、第2コネクタハウジング3が半嵌合状態から第1コネクタハウジング2内で嵌合方向D1へさらに移動する。そして、1つの突起Pを一旦乗り越えると、突起Pの被係合部Pbにより、第2コネクタハウジング3の離脱方向D2への移動が規制される。この動作を繰り返すことにより、第2コネクタハウジング3は、振動を利用して、第1コネクタハウジング2に対して嵌合方向D1へ移動して、半嵌合状態が解消される。なお、第2コネクタハウジング3は、最終的には、図6に示されるように、第2コネクタハウジング3が第1コネクタハウジング2に完全に嵌合した状態となることが好ましいが、必ずしも完全に嵌合する必要はない。なお、第2コネクタハウジング3を第1コネクタハウジング2から離脱させたい場合は、たとえば、第1コネクタハウジング2の側壁の少なくとも1つを開閉可能に構成すればよい。
なお、本実施形態のコネクタ1は、たとえば、嵌合方向D1が重力方向成分を有する方向となるように配置される場合に、より嵌合方向D1への第2コネクタハウジング3の移動が促進される。たとえば、図1に示されるように、略水平方向に配置された基板B上に、上方が開口した第1コネクタハウジング2が設けられ、嵌合方向D1が略鉛直下向き方向となる場合、第2コネクタハウジング3やケーブルCaの重量により、より嵌合方向D1への移動が促進される。
本実施形態の変形例として、第2コネクタハウジング3の嵌合方向D1への移動をさらに促進するために、図7および図8に示されるように、第2コネクタハウジング3が、第2コネクタハウジング3の重量を増大させる錘部32を有していてもよい。錘部32が設けられることにより、第2コネクタハウジング3の重量および振動の両方によって、第2コネクタハウジング3の第1コネクタハウジング2への嵌合方向D1への移動が促進される。
錘部32は、たとえば、図7に示されるように、第2コネクタハウジング3に埋設されていてもよいし、図8に示されるように、第2コネクタハウジング3の本体部33の外周に設けられた金属製カバーであってもよいし、ケーブルCaの外周に取り付けられていてもよい。錘部32の材料は特に限定されず、たとえば、錘部32を鉄、鉛、銅などの金属材料により形成することができる。また、錘部32を設ける場合、たとえば、第2コネクタハウジング3の本体部33を、樹脂により成形し、金属等、比重の大きい材料の錘部32を一体または別体に設けることにより、第2コネクタハウジング3全体の重量を増大させてもよい。
また、本実施形態の他の変形例として、たとえば、図9および図10に示されるように、係合部Eが弾性変形可能な板バネ状に形成されていてもよい。係合部Eが板バネ状に形成されていることにより、図10に示されるように、係合部E(当接部Ea)が突起Pの傾斜部Paと当接した後、係合部Eが弾性変形して容易に嵌合方向D1に移動することができる。また、1つの突起Pを乗り越えた後は、図9の二点鎖線に示されるように、板バネ状の係合部Eの先端(離脱規制部Eb)が、乗り越えた突起Pの被係合部Pbと係合可能となる。したがって、離脱方向D2へ第2コネクタハウジング3が移動することが規制される。なお、係合部Eを板バネ状に構成する場合、たとえば、上述した金属製カバーを加工してもよいし、第2コネクタハウジング3に板バネ状の係合部Eを有する弾性片を設けてもよい。
また、本実施形態のさらに他の変形例として、たとえば、図11に示されるように、第1コネクタハウジング2が、嵌合・離脱方向Dに沿って延び、嵌合方向D1側に自由端を有する弾性片22を有し、弾性片22に複数の突起Pが設けられていてもよい。この場合、嵌合方向D1に第2コネクタハウジング3が移動する場合、突起Pを有する弾性片22が撓むことにより、第2コネクタハウジング3の嵌合方向D1への移動が促進される。また、図11に示されるように、弾性片22が嵌合方向D1側に自由端22aを有することにより、第1コネクタハウジング2と第2コネクタハウジング3との間の嵌合が進むにつれて、弾性片22が係合部Eから押圧される位置が、弾性片22の弾性変形の支点となる基端22b側から徐々に離れる(図11中、弾性片22の下側が係合部Eにより押圧される)。そのため、嵌合が進むにつれて、より弾性片22が弾性変形しやすくなり、第2コネクタハウジング3の振動と重量による嵌合方向D1への移動が容易となり、半嵌合状態の解消が容易となる。また、係合部Eが板バネ状に形成され、かつ、第1コネクタハウジング2が複数の突起Pを有する弾性片を有する場合、より第2コネクタハウジング3の嵌合方向D1への移動が容易となる。
<第2実施形態>
つぎに、図12〜図15を参照し、第2実施形態のコネクタを説明する。第2実施形態のコネクタは、第1コネクタハウジング側に係合部を設け、第2コネクタハウジング側に複数の突起を設けている。以下の説明では、第1実施形態と共通する点については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態で説明する各構成は、第1実施形態に適用することができ、第1実施形態で説明した各構成は、第2実施形態に適用することができる。
図12は、第2コネクタハウジングが第1コネクタハウジングに嵌合される前の状態を示す、第2実施形態のコネクタの側面図である。図13は、図12に示される状態から、第2コネクタハウジングが第1コネクタハウジングに対して、嵌合方向で途中まで嵌合された半嵌合状態を示す概略図である。図14は、図13の領域A3の拡大図である。図15は、図13の状態から、第2コネクタハウジングが第1コネクタハウジングに対して、完全に嵌合した嵌合状態を示す概略図である。
図12〜図14に示されるように、本実施形態のコネクタ10は、被嵌合面S3、S4に、嵌合方向D1に沿って鋸歯状に設けられた複数の突起Pを有し、第1コネクタハウジング2は、嵌合面S1、S2に、突起Pに係合する係合部Eを有している。
複数の突起Pは、第1コネクタハウジング2に設けられた係合部Eの嵌合・離脱方向Dでの位置に応じて配置される。本実施形態では、複数の突起Pは、被嵌合面S3、S4のうち、嵌合・離脱方向Dで嵌合方向D1側(図12における第2コネクタハウジング3の下端側)に設けられている。
また、複数の突起Pのそれぞれは、図14に示されるように、嵌合方向D1に向かうにつれて突出量が減少する傾斜部Paと、傾斜部Paの離脱方向D2側の端部(突起Pの先端)から被嵌合面S3、S4に向かって延びる被係合部Pbとを有している。
被係合部Pbは、第2コネクタハウジング3の離脱を規制するように構成され、本実施形態では、被係合部Pbは、被嵌合面S3、S4に対して、略垂直方向に延びた被係合面として形成されている。被係合部Pbは、第2コネクタハウジング3の離脱をより確実に防止するために、被係合部Pbと(被係合部Pbよりも離脱方向D2側の)被嵌合面S3、S4との間の角度θ3(図14参照)が、90°以下であることが好ましい。
係合部Eは、図14に示されるように、傾斜部Paに当接する当接部Eaと、被係合部Pbと係合する離脱規制部Ebとを有している。当接部Ea(係合部E)は、嵌合方向D1に向かうにつれて突出量が増大するように嵌合面S1、S2から突出している。より具体的には、当接部Eaは嵌合面S1、S2に対して傾斜して延びた傾斜面であり、当接部Eaが、嵌合方向D1に向かうにつれて、嵌合面S1、S2からの突出量が増大している。
離脱規制部Ebは、本実施形態では、嵌合面S1、S2から略垂直方向に延びている。離脱規制部Ebは、第2コネクタハウジング3の離脱をより確実に防止するために、離脱規制部Ebと(離脱規制部Ebよりも嵌合方向D1側の)嵌合面S1、S2との間の角度θ4(図14参照)が、90°以下であることが好ましい。
本実施形態のコネクタ10は、第1実施形態と同様に、複数の突起Pが、係合部Eを乗り越えて、第2コネクタハウジング3が第1コネクタハウジング2に対して嵌合方向D1に移動することができる。また、嵌合方向D1に移動した第2コネクタハウジング3は、被係合部Pbが係合部Eと係合して、離脱方向D2の移動が規制されている。したがって、コネクタ10は、半嵌合状態で接続された場合であっても、コネクタ10の設置環境などによりコネクタ10に振動が生じたときに、その振動を利用して半嵌合状態から第2コネクタハウジング3が嵌合方向D1に移動して、半嵌合状態を解消することができる。また、コネクタ10に振動が生じても、第2コネクタハウジング3は嵌合方向D1には移動するが、離脱方向D2への移動は規制される。したがって、本実施形態のコネクタ10によれば、シンプルな構成で、第2コネクタハウジング3が半嵌合状態から離脱せずに、コネクタ10の半嵌合状態を解消することができる(図15参照)。
また、上述したように、係合部Eは板バネ状に形成されていてもよい。この場合、第2コネクタハウジング3の嵌合方向D1への移動が促進される。また、第1コネクタハウジング2は、図16に示されるように、嵌合・離脱方向Dに沿って延びる弾性片22を有し、弾性片22に係合部Eが設けられていてもよい。この場合、第2コネクタハウジング3の嵌合方向D1への移動が促進される。また、第2コネクタハウジング2が、複数の突起Pを有する離脱・嵌合方向Dに沿って延びる弾性片(図示せず)を有してもよい。この場合も、第2コネクタハウジング3の嵌合方向D1への移動が促進される。
1、10 コネクタ
2 第1コネクタハウジング
21a、21b、21c、21d 側壁
22 弾性片
22a 弾性片の自由端
22b 弾性片の基端
3 第2コネクタハウジング
31a、31b、31c、31d 側壁
32 錘部
33 第2コネクタハウジングの本体部
B 基板
C コンタクト
Ca ケーブル
D 嵌合・離脱方向
D1 嵌合方向
D2 離脱方向
E 係合部
Ea 当接部
Eb 離脱規制部
P 突起
Pa 傾斜部
Pb 被係合部
S1、S2 嵌合面
S3、S4 被嵌合面
S5 第1コネクタハウジングの底面
W1 嵌合面の間の幅
W2 係合部の先端間の長さ
W3 突起の先端間の長さ

Claims (10)

  1. 第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに嵌合する第2コネクタハウジングとを備えたコネクタであって、
    前記第1コネクタハウジングは、前記第2コネクタハウジングの嵌合・離脱方向に沿って延びる嵌合面を有し、
    前記第2コネクタハウジングは、前記嵌合面に対向する被嵌合面を有し、
    前記嵌合面に、前記嵌合・離脱方向に沿って鋸歯状に設けられた複数の突起を有し、
    前記被嵌合面に、前記突起に係合する少なくとも1つの係合部を有し、
    前記複数の突起のそれぞれが、嵌合方向に向かうにつれて突出量が増大する傾斜部と、前記傾斜部の嵌合方向側の端部から嵌合面に向かって延びる被係合部とを有し、
    前記係合部が、前記被係合部と係合し、前記第2コネクタハウジングが前記第1コネクタハウジングから離脱する離脱方向の移動が規制され、前記第1コネクタハウジングまたは前記第2コネクタハウジングが振動する際に、前記係合部が前記傾斜部を乗り越えて、前記第2コネクタハウジングが前記第1コネクタハウジングに対して嵌合方向に移動するように構成され、前記第2コネクタハウジングが、前記第2コネクタハウジングの重量を増大させる錘部を有し、前記錘部が、前記第2コネクタハウジングに埋設されているコネクタ。
  2. 前記係合部が、前記離脱方向に向かうにつれて突出量が増大するように前記被嵌合面から突出している請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記係合部が弾性変形可能な板バネ状に形成されている請求項記載のコネクタ。
  4. 前記第1コネクタハウジングが、前記嵌合・離脱方向に沿って延び、前記嵌合方向側に自由端を有する弾性片を有し、前記弾性片に前記複数の突起が設けられている請求項1〜のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに嵌合する第2コネクタハウジングとを備えたコネクタであって、
    前記第1コネクタハウジングは、前記第2コネクタハウジングの嵌合・離脱方向に沿って延びる嵌合面を有し、
    前記第2コネクタハウジングは、前記嵌合面に対向する被嵌合面を有し、
    前記嵌合面に、前記嵌合・離脱方向に沿って鋸歯状に設けられた複数の突起を有し、
    前記被嵌合面に、前記突起に係合する少なくとも1つの係合部を有し、
    前記複数の突起のそれぞれが、嵌合方向に向かうにつれて突出量が増大する傾斜部と、前記傾斜部の嵌合方向側の端部から嵌合面に向かって延びる被係合部とを有し、
    前記係合部が、前記被係合部と係合し、前記第2コネクタハウジングが前記第1コネクタハウジングから離脱する離脱方向の移動が規制され、前記第1コネクタハウジングまたは前記第2コネクタハウジングが振動する際に、前記係合部が前記傾斜部を乗り越えて、前記第2コネクタハウジングが前記第1コネクタハウジングに対して嵌合方向に移動するように構成され、前記第1コネクタハウジングが、前記嵌合・離脱方向に沿って延び、前記嵌合方向側に自由端を有する弾性片を有し、前記弾性片に前記複数の突起が設けられているコネクタ。
  6. 第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに嵌合する第2コネクタハウジングとを備えたコネクタであって、
    前記第1コネクタハウジングは、前記第2コネクタハウジングの嵌合・離脱方向に沿って延びる嵌合面を有し、
    前記第2コネクタハウジングは、前記嵌合面に対向する被嵌合面を有し、
    前記被嵌合面に、前記嵌合・離脱方向に沿って鋸歯状に設けられた複数の突起を有し、
    前記嵌合面に、前記突起に係合する少なくとも1つの係合部を有し、
    前記複数の突起のそれぞれが、嵌合方向に向かうにつれて突出量が減少する傾斜部と、前記傾斜部の離脱方向側の端部から前記被嵌合面に向かって延びる被係合部とを有し、
    前記係合部が、前記被係合部と係合し、前記第2コネクタハウジングが前記第1コネクタハウジングから離脱する離脱方向の移動が規制され、前記第1コネクタハウジングまたは前記第2コネクタハウジングが振動する際に、前記複数の突起が、前記係合部を乗り越えて、前記第2コネクタハウジングが前記第1コネクタハウジングに対して嵌合方向に移動するように構成され、前記第2コネクタハウジングが、前記第2コネクタハウジングの重量を増大させる錘部を有し、前記錘部が、前記第2コネクタハウジングに埋設されているコネクタ。
  7. 前記係合部が、前記嵌合方向に向かうにつれて突出量が増大するように前記嵌合面から突出している請求項記載のコネクタ。
  8. 前記係合部が弾性変形可能な板バネ状に形成されている請求項記載のコネクタ。
  9. 前記第1コネクタハウジングが、前記嵌合・離脱方向に沿って延びる弾性片を有し、前記弾性片に前記係合部が設けられている請求項のいずれか1項に記載のコネクタ。
  10. 第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに嵌合する第2コネクタハウジングとを備えたコネクタであって、
    前記第1コネクタハウジングは、前記第2コネクタハウジングの嵌合・離脱方向に沿って延びる嵌合面を有し、
    前記第2コネクタハウジングは、前記嵌合面に対向する被嵌合面を有し、
    前記被嵌合面に、前記嵌合・離脱方向に沿って鋸歯状に設けられた複数の突起を有し、
    前記嵌合面に、前記突起に係合する少なくとも1つの係合部を有し、
    前記複数の突起のそれぞれが、嵌合方向に向かうにつれて突出量が減少する傾斜部と、前記傾斜部の離脱方向側の端部から前記被嵌合面に向かって延びる被係合部とを有し、
    前記係合部が、前記被係合部と係合し、前記第2コネクタハウジングが前記第1コネクタハウジングから離脱する離脱方向の移動が規制され、前記第1コネクタハウジングまたは前記第2コネクタハウジングが振動する際に、前記複数の突起が、前記係合部を乗り越えて、前記第2コネクタハウジングが前記第1コネクタハウジングに対して嵌合方向に移動するように構成され、前記第1コネクタハウジングが、前記嵌合・離脱方向に沿って延びる弾性片を有し、前記弾性片に前記係合部が設けられているコネクタ。
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