JP6852694B2 - 電動機の磁気発生装置 - Google Patents
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Description
巻線に対向する位置に設けられ、前記巻線の通電により当該巻線に対する相対動作が可能である磁石を備え、複数の前記磁石が、前記相対動作の動作方向に極性を交互にして配置されている電動機に適用され、
前記磁石は、
磁極中心であるd軸を挟んで両側に互いに離間した状態で一対の磁石として設けられ、磁石内部の磁化方向が、前記d軸に対して傾斜し、かつ前記巻線側及び反巻線側のうち前記巻線側で交差する向きになっている第1磁石部と、
前記第1磁石部における前記一対の磁石のd軸側端部の側に設けられ、前記磁化方向が、前記第1磁石部の前記磁化方向に交差する向きとなっている第2磁石部と、
を有する。
本実施形態に係る回転電機1は、車両用モータとして使用されるインナロータ式(内転式)の埋込磁石型回転電機(IPMモータ)であり、その概要を図1及び図2を用いて説明する。図1は、回転電機1の回転軸2に沿う方向での縦断面図であり、図2は、回転軸2に直交する方向での回転子10及び固定子30の横断面図である。以下の記載では、回転軸2の延びる方向を軸方向とし、回転軸2を中心として放射状に延びる方向を径方向とし、回転軸2を中心として円周状に延びる方向を周方向としている。
図7に示す変形例1の回転子10では、主磁石21のq軸側端部及びd軸側端部のうち、q軸側端部のみに補助磁石22を設ける構成としている。例えば、左右一対の主磁石21において互いに減磁し合う磁力が比較的小さい場合において、d軸側の補助磁石23を無くすことが可能である。
図8に示す変形例2の回転子10では、磁極中心であるd軸を跨ぎ、かつd軸に直交する向きに磁石収容孔12を設け、その磁石収容孔12内に、断面矩形状の主磁石21を収容する構成としている。また、磁石収容孔12は、q軸側の両端が、コア中心部に向けて角度変更して延長されており、その両端部分に補助磁石22が収容されている。この場合、図7と同様に、主磁石21のq軸側端部にのみ補助磁石22が設けられている。
図9に示す変形例3の回転子10では、主磁石21のq軸側端部及びd軸側端部のうち、d軸側端部のみに補助磁石23を設ける構成としている。例えば、固定子30側からの反磁束が比較的小さい場合において、q軸側の補助磁石22を無くすことが可能である。
図10に示す変形例4の回転子10では、磁石収容孔12が、磁極中心であるd軸を跨いで周方向に連続するように設けられている。そして、左右一対の主磁石21の間に、補助磁石41が設けられている。補助磁石41は、主磁石21のd軸側端部に当接又は近接した状態で設けられ、磁化方向がd軸に平行となる向きになっている。この場合、補助磁石41の磁束により主磁石21のd軸側端部の磁束が補強される。つまり、図1等で説明した補助磁石23と同様に、補助磁石41から、左右一対の主磁石21の対向磁束分を補う磁束が送り込まれ、d軸付近の減磁耐力の向上が図られている。
図11に示す変形例5の回転子10では、主磁石21は、その長手方向、すなわちq軸側からd軸側に向かう方向において分割され、かつ互いに磁化方向が異なる複数の分割磁石27a,27bを有している。これら各分割磁石27a,27bは、いずれも横断面が長方形状をなす永久磁石である。そして、複数の分割磁石27a,27bのうちq軸側となる分割磁石27aは、d軸側となる分割磁石27bよりも、磁化方向が、q軸に対して平行な方向に近い向きになっている。
図12に示す変形例6の回転子10では、磁石13として主磁石21とq軸側端部の側の補助磁石22とが設けられている。これら主磁石21及び補助磁石22は、横断面が矩形状をなし、かつ対向する一対の磁束作用面21a,21b,22a,22bに対して磁化方向が直交する向きとなっている。そして、主磁石21及び補助磁石22は、d軸又はq軸に対する磁化方向の角度を互いに異ならせた状態で回転子コア11の磁石収容孔12に配置されている。
図13(a)に示す変形例7の回転子10では、回転子コア11において、その外周面(すなわち固定子30との対向面)に軸方向に延びる溝42が形成されている。溝42は、回転子コア11の外周面において補助磁石22の径方向外側となる位置に設けられている。補助磁石22と溝42との間が外側ブリッジ16となっている。
次に、第2実施形態を、第1実施形態との相違点を中心に説明する。第2実施形態では、磁石の磁化方向が、磁石の磁束作用面のうち少なくともいずれかに対して非垂直の角度で交差する向きとなるものとしており、特に、磁石において、当該磁石における固定子30側の磁束作用面とその反対側の磁束作用面とで異なる向きとなるように、磁化方向が変化するものとなっている。図14に、本実施形態における回転子10の構成を示す。
図16に示す変形例1の回転子10では、磁石51におけるd軸側端部の端面及びq軸側端部の端面が、磁石51の磁化方向に合わせた向きに形成されている。また、磁石収容孔12内には、磁石51において磁化方向に合わせた向きに形成された各端面の外側に、フラックスバリア53,54が設けられている。フラックスバリア53,54は、磁石51の長手方向両端の一部を欠落させることで形成されている。つまり、磁石51において、磁束作用面に交差する磁石端面が、磁化方向に平行となる向きで形成されており、磁石収容孔12内には、d軸側及びq軸側の磁石端面の外側に、フラックスバリア53,54が設けられている。
図17に示す変形例2の回転子10では、d軸側のフラックスバリア54が、d軸に沿って、磁石51の径方向内側の端部よりも軸中心側に延びるように形成されている。d軸を挟んで両方のフラックスバリア54の間はd軸コア部55となっている。つまり、磁石51は、回転子コア11においてd軸コア部55を挟んで一方側及び他方側となる一対の磁石51として配置されており、回転子コア11には、d軸コア部55を挟み、かつ一対の磁石51の反固定子側の端部から反固定子側に延びるようにフラックスバリア54が設けられている。フラックスバリア54は、磁石収容孔12の一部に、合成樹脂やセラミック等の非磁性材料が収容されることで構成されている。フラックスバリア54が非磁性体部に相当する。
図18に示す変形例3の回転子10では、上記構成との相違点として、磁石収容孔12とその内部に収容される磁石51との横断面(軸方向に直交する断面)が、それぞれ円弧状でなく長方形状となっている。また、d軸を挟んで左右一対の磁石収容孔12及び磁石51がV字状に配置されている。ただし、磁石51では、上記同様、磁化方向がq軸側とd軸側とで非直線状に切り替わるようになっている。
図19に示す変形例4の回転子10では、上記構成との相違点として、磁石収容孔12とその内部に収容される磁石51との横断面(軸方向に直交する断面)が、それぞれ円弧状でなく長方形状となっている。また、d軸を挟んで左右一対の磁石収容孔12及び磁石51が、d軸に直交する方向の同一直線上に一列に並ぶように配置されている。ただし、磁石51では、上記同様、磁化方向がq軸側とd軸側とで非直線状に切り替わるようになっている。
次に、第3実施形態を、第1実施形態等との相違点を中心に説明する。第3実施形態では、第2実施形態と同様に、磁石において、当該磁石における固定子30側の磁束作用面とその反対側の磁束作用面とで異なる向きとなるように、磁化方向が変化するものとなっている。図20に、本実施形態における回転子10の構成を示す。
円弧状の磁化方向が定められる磁石の製造方法として以下を用いることも可能である。図22(a)、(b)において、配向装置80は、磁場コイル81と、磁場コイル81内に配置される配向鉄心82及び金型83とを備えている。配向装置80の構成は、配向鉄心82の形状が異なる以外、基本的に既述の配向装置60と同じである。配向鉄心82は、磁場コイル81内において径方向の中心位置に設けられている。本例では、配向鉄心82が断面円形状をなすことから、配向磁場が配向鉄心82の中心に向けて集約されるようになっている。図中、磁力線S1は配向鉄心82に向けて直線状に延びており、これを配向中心としている。
次に、第4実施形態を、第1実施形態等との相違点を説明する。第4実施形態では、磁石の磁化方向が、磁石の磁束作用面のうち少なくともいずれかに対して非垂直の角度で交差する向きとなるものとしており、特に、磁石において、磁化方向が、d軸に対して傾斜し、かつ磁束作用面に対して非垂直の角度で交差する向きとなっている。図23に、本実施形態における回転子10の構成を示す。
図24に示す変形例1では、磁石101において、q軸側端部の端面及びd軸側端部の端面が、それぞれ磁束作用面に対する磁化方向の角度に合わせた向きに形成されている。つまり、磁石101では、q軸側端部及びd軸側端部の各端面の向きが磁化方向と同じ(すなわち、平面視において磁化方向と平行な向き)になっている。そして、磁石101のq軸側端部及びd軸側端部の各端面の外側に、フラックスバリア102,103が設けられている。
図25に示す変形例2では、磁石101は、q軸側端部及びd軸側端部における磁化方向の磁石長さが、他の部位における磁化方向の磁石長さよりも長くなっている。つまり、磁石101のq軸側端部及びd軸側端部にはそれぞれ延長部101aが設けられており、その延長部101aにより局部的に磁石磁束が延長されている。延長部101aは、磁束延長部として機能する。延長部101aは、磁石101の固定子30側と反固定子側とのうち反固定子側の磁束作用面に設けられている。
回転子コア11において磁石101を図26(a)、(b)のように配置してもよい。
図27に示す変形例4では、磁石101は、d軸寄りの部分とq軸寄りの部分とで磁化方向が相違している。この場合特に、磁石101において、d軸寄りの部分とq軸寄りの部分とのうちd軸寄りの部分では、q軸寄りの部分よりも磁化方向がd軸に平行になっている。詳しくは、図28に示すように、d軸側の所定位置における磁化方向をX1、q軸側の所定位置における磁化方向をX2とすると、d軸側の磁化方向X1が、q軸側の磁化方向X2よりもd軸に平行になっている。また、磁石101において、磁束作用面に垂直な方向に対する磁化方向X2の傾き(θ2)が、磁束作用面に垂直な方向に対する磁化方向X1の傾き(θ1)よりも大きくなっている。
図29に示す変形例5では、変形例4と同様に、磁石101において、d軸寄りの部分とq軸寄りの部分とで磁化方向が相違している。ただし、本変形例5では、磁石101の磁化方向が変形例4とは異なっており、磁石101において、d軸寄りの部分とq軸寄りの部分とのうちq軸寄りの部分では、d軸寄りの部分よりも磁化方向がq軸に平行になっている。磁石101では、d軸からq軸に向かうのに伴い、磁化方向の磁石長さ、すなわち磁化方向における始点から終点までの磁石磁路長が徐々に短くなっている。
図30に示す変形例6では、磁石101の磁化方向が円弧状、すなわち非直線状をなしている。これにより、磁石磁路長を一層長くすることができる。そのため、磁石磁束の一層の強化を図ることができる。
図31(a)、(b)に示すように、回転子コア11における磁石収容孔12を、d軸を挟んで両側で一対とし、径方向外側に向かうにつれて磁石収容孔12同士の対向間距離が大きくなる略V字状に形成してもよい。図31(a)では、上述の図23と同様に、磁石101の磁化方向が、d軸に対して傾斜し、かつ磁束を生じさせる磁束作用面に対して非垂直の角度で交差する向きで定められている。
図32に示す変形例8では、回転子コア11の磁石収容孔12においてd軸の両側に、磁化方向が非対称となる状態で磁石101が収容されている。この場合、磁石101の磁化方向が、d軸に対して傾斜し、かつ磁束を生じさせる磁束作用面に対して非垂直の角度で交差する向きとなっており、さらにd軸に対して一方側及び他方側の両側でいずれも同じ向きとなっている。図32の構成においても、磁石磁路長を長くすることにより、反磁界に対する磁束強化が可能となる。
図33に示す変形例9では、d軸を挟んで両側の各磁石101を、横断面が台形状をなす2つの磁石111,112を用いて構成している。各磁石111,112は、2つの底角が同じ角度となる等脚台形状をなしており、脚同士を当接させた状態で、固定子30側に凸となる向きで配置されている。各磁石111,112では、一対の脚のうち一方に平行となる向きで磁化方向が定められており、これにより各底辺(上底及び下底)である磁束作用面に対して磁化方向が非垂直の角度で交差するものとなっている。また、各磁石111,112は、磁化方向に平行となる脚同士を当接させているため、d軸の両側では、それぞれ各磁石111,112の磁化方向が同じ向きとなっている。
図35に示す変形例10では、d軸両側の各磁石101に用いる磁石111,112として、2つの底角が異なる角度となる台形状の磁石111,112を用いている。この場合、一方の底角は直角であり、他方の底角は鋭角である。そして、底角が直角となる側の脚同士を当接させた状態で、各磁石111,112が配置されている。
次に、第5実施形態を、第1実施形態等との相違点を説明する。図38に、本実施形態における回転子10の構成を示す。
・回転子10として、図41〜図44に示す構成のものを用いることも可能である。
Claims (5)
- 巻線(33)に対向する位置に設けられ、前記巻線の通電により当該巻線に対する相対動作が可能である磁石(13)を備え、複数の前記磁石が、前記相対動作の動作方向に極性を交互にして配置されている電動機(1)に適用され、
前記磁石は、
磁極中心であるd軸を挟んで両側に互いに離間した状態で一対の磁石として設けられ、磁石内部の磁化方向が、前記d軸に対して傾斜し、かつ前記巻線側及び反巻線側のうち前記巻線側で交差する向きになっている第1磁石部(21)と、
前記第1磁石部における前記一対の磁石のd軸側端部の側に設けられ、前記磁化方向が、前記第1磁石部の前記磁化方向に交差する向きとなっている第2磁石部(23,41)と、
を有し、
前記第1磁石部における前記一対の磁石のd軸側端部において当該一対の磁石同士で最も近い部位を磁束補強点(P2)とし、その磁束補強点に対して前記第2磁石部による磁束強化を行わせる電動機の磁気発生装置。 - 前記電動機は、前記巻線が巻装された巻線側部材(30)と、前記巻線側部材に対して径方向に対向配置され、前記磁石を有する磁石側部材(10)とを備える回転電機(1)であり、前記磁石側部材として用いられる電動機の磁気発生装置であって、
前記磁石側部材は、磁極ごとにd軸を挟んで両側に位置するように設けられた複数の磁石収容孔(12)を有する軟磁性体コア(11)を含み、
前記磁石収容孔内に、前記第1磁石部及び前記第2磁石部が収容されている請求項1に記載の電動機の磁気発生装置。 - 前記磁石収容孔が、d軸を挟んで両側に対称形で設けられており、かつ、前記磁石が、d軸を挟んで両側に対称に配置されている請求項2に記載の電動機の磁気発生装置。
- 前記磁石収容孔は、前記第1磁石部における前記一対の磁石の間に、d軸側に拡張されたd軸側拡張部分を有しており、
前記d軸側拡張部分に、前記第2磁石部が設けられるとともに、その第2磁石部よりもd軸側にフラックスバリア(25)が設けられている請求項2又は3に記載の電動機の磁気発生装置。 - 前記第1磁石部の前記磁化方向と、前記第2磁石部の前記磁化方向とのなす角度が鋭角である請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動機の磁気発生装置。
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