JP6851456B1 - クリーンルーム - Google Patents
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Abstract
Description
このクリーンブースは、既存の床面上にブースを構築することによって清浄室を形成してなるクリーンブースであって、上記床面上に気密性を確保して設置される巾木に吸気口を設け、上記巾木及び清浄室の少なくとも四隅に設けられる柱あるいは上記清浄室を形成する周囲壁の内部に上記吸気口から吸い込んだ空気を天井部の空間に戻す戻り空気通路を形成し、この戻り空気を天井部の空間に設置された送風機によりフィルタを通して上記清浄室内に吹き出すよう構成すると共に、上記天井部の空間に対して外部からの空気取り入れ口を設け、この空気取り入れ口にフィルタを設置したことを特徴とする。
また、上述したクリーンブースは、1つの清浄室に対して1つの前室を有しているため、既存室に複数のクリーンブースを設置すると、それに応じて前室の数も多くなり、この点においても、清浄室を効率的に配置し難いという問題がある。
複数の清浄室と、前記清浄室に隣接配置されるとともに、前記既存室との間で通気可能な少なくとも1つの前室とを備え、
前記前室と前記清浄室とを仕切る仕切壁に、前記清浄室の空気を吸込み洗浄して前記前室に排気する排気側ファンフィルタユニットが設けられ、
前記既存室の既存天井の下方に天井が設けられ、
前記天井に、少なくとも前記前室から前記既存室に流出した空気を吸込み洗浄して前記清浄室に給気する給気側ファンフィルタユニットが設けられていることを特徴とする。
この場合、清浄室の数を前室の数より多く設定する。
さらに、前室と清浄室とを仕切る仕切壁に排気側ファンフィルタユニットが設けられているので、この排気側ファンフィルタユニットを一時的に蓋部材等によって閉塞することによって、清浄室を過酸化水素ガス等によって容易に除染できる。
空調機は、例えば、温度・湿度を制御できるものであればよい。
また、排気側ファンフィルタユニットが、仕切壁の下部に設けられているので、排気側ファンフィルタユニットを天井に設ける場合に比して、排気側ファンフィルタユニットの取付け取外し作業やメンテナンスが容易となる。
(第1実施形態)
図1および図2は本発明に係るクリーンルームの第1実施形態を示すもので、図1は平面図、図2は図1におけるA−A線視断面図である。
本実施形態のクリーンルーム20は、既存室10の内部に設置されている。既存室10は、例えば工場や研究所等に設けられた平面視矩形状の室であり、この既存室10には扉10cを開いて廊下等から入室できるようになっている。図2に示すように、既存室10の上部には上階の床スラブ9の下方において既存天井11が設けられている。
また、クリーンルーム20は、既存天井11の下方に設けられており、クリーンルーム20の天井21は既存天井11の下方に、当該既存天井11と上下に所定間隔をもって設けられている。
また、クリーンルーム20の外周壁を構成する壁20a,20bは気密構造となっている。例えば、壁20a,20bの上端部は天井21にシール部材を介して気密に固定され、壁20a,20bの下端部は床にシール部材を介して気密に固定されている。
図1において、対向する壁20a,20aのうち、扉10c側に近い壁20aの内側に前室23が配置されている。この前室23は既存室10との間で通気可能となっている。すなわち、壁20aには扉20cが設けられ、この扉20cを開くことや、扉20cおよび/または壁20aに設けられた通気口によって、前室23は既存室10との間で通気可能となっている。また、壁20aに、前室23から既存室10に向かう一方向にのみ空気を通すダンパを設け、このダンパにより前室23を既存室10との間で通気可能としてもよい。
また、前室23の上方の天井21に開口を設けることで、前室23を既存室10との間で通気可能としてもよいし、さらに開口に、前室23の空気を天井21と既存天井11との間に給気するファンを設けてもよい。また、前室23は平面視において略L字形に形成されている。
また、前室24の上方の天井21に開口を設けることで、前室24を既存室10との間で通気可能としてもよいし、さらに開口に、前室24の空気を天井21と既存天井11との間に給気するファンを設けてもよい。
また、前室24は前室23に隣接配置されるとともに、後述する清浄室25にも隣接されている。
清浄室25は、一次更衣室として使用される室であって、手洗乾燥機が設置されている。この清浄室25と前室24とを仕切る仕切壁30に、清浄室25の空気を吸込み洗浄して前室24に排気する排気側ファンフィルタユニット40が設けられている。仕切壁30は、互い平行離間して設けられた一対の壁30a,30aを有しており、これら壁30a,30aに排気側ファンフィルタユニット40が設けられている。また、清浄室25と前室23とを仕切る壁に扉25cが設けられているが、清浄室25と前室24とを仕切る壁には扉や通気口が設けられていない。
また、清浄室25は清浄度グレードC(ISO8相当)に保持されている。
また、清浄室26と前室23とを仕切る仕切壁31には、清浄室26の空気を吸込み洗浄して前室23に排気する排気側ファンフィルタユニット41が設けられている。仕切壁31は、互い平行離間して設けられた一対の壁31a,31aを有しており、これら壁31a,31aに排気側ファンフィルタユニット41が設けられている。
また、洗浄室25,26の圧力は前室23,24の圧力より高く設定されている。このような圧力設定は、排気側ファンフィルタユニット40〜43および後述する給気側ファンフィルタユニット45の出力を調整するとによって行うことができる。
清浄室28と前室23とを仕切る仕切壁33には、清浄室28の空気を吸込み洗浄して前室23に排気する排気側ファンフィルタユニット43が設けられている。仕切壁33は、互い平行離間して設けられた一対の壁33a,33aを有しており、これら壁33a,33aに排気側ファンフィルタユニット43が設けられている。
また、清浄室28には安全キャビネット50が設置されており、この安全キャビネット50内が清浄度グレードA(ISO5相当)に保持されている。なお、安全キャビネット50の側方には、機器設置スペース51が設けられている。
また、清浄室25〜28の天井にはそれぞれ給気側ファンフィルタユニット45が設けられている。給気側ファンフィルタユニット45は、排気側ファンフィルタユニット40〜43と同様に、送風機と高性能フィルタ(HEPAフィルタ)とが一体的に設けられたものであり、出力すなわち送風機の回転速度を制御可能となっている。
また、天井裏、つまり天井21の上方側から給気側ファンフィルタユニット45のメンテナンスを行う必要がないので、立上り壁22の上端と既存天井11との間に作業用のスペースを確保する必要がなく、空気が流通可能な所定の隙間を設けるだけよい。このため、天井裏からメンテナンスを行う場合に比して、洗浄室25〜28の天井高を高くすることができる。
また、モニタリング機器47は、排気側ファンフィルタユニット40〜43の出力、給気側ファンフィルタユニット45の出力および空調機46の出力を制御する機能を備えており、当該モニタリング機器47に温湿度や出力の設定値を入力することによって、排気側ファンフィルタユニット40〜41、給気側ファンフィルタユニット45および空調機46は自動的に制御され、これによって、前室23,24および清浄室25〜29の空気の清浄度、温度、湿度、前室23,24および清浄室25〜29の圧力を管理できるようになっている。
そして、清浄室25〜28の天井に設けられた給気側ファンフィルタユニット45および仕切壁30〜33に設けられた排気側ファンフィルタユニット40〜43の出力を制御することによって、清浄室25〜28の清浄度が保持されている。
また、前室23,24と清浄室25〜28とを仕切る仕切壁30〜33に排気側ファンフィルタユニット40〜43が設けられているので、当該排気側ファンフィルタユニット40〜43を一時的に蓋部材等によって閉塞して養生することによって、清浄室25〜28を過酸化水素ガス等によって容易に除染できる。
また、排気側ファンフィルタユニット40〜43が、仕切壁30〜33の下部に設けられているので、清浄室25〜28において、天井21に設けられた給気側ファンフィルタユニット45によって洗浄された空気が下方に向かって吹き出され、仕切壁30〜33の下部に設けられた排気側ファンフィルタユニット40〜43によって前室23,24に排気されるので、清浄室25〜28において、気流は上方から下方に向かうようになるので、気流の乱れを抑制できる。
また、排気側ファンフィルタユニット40〜43が、仕切壁30〜33の下部に設けられているので、排気側ファンフィルタユニットを天井に設ける場合に比して、排気側ファンフィルタユニット40〜43の取付け取外し作業やメンテナンスが容易となる。
図4は本発明に係るクリーンルームの第2実施形態を示すもので、側断面図である。
なお、図4において、図2と同一構成には同一符号を付してその説明を省略する場合もある。
本実施形態のクリーンルーム20Aは、3つの清浄室55〜57と、清浄室55,56に隣接配置されるとともに、既存室10との間で通気可能な1つの前室53とを備えている。前室53を左右に挟んで清浄室55,56が仕切壁60,61を介して、前室53に対して隣接配置されている。また、清浄室56に清浄室57が仕切壁62を介して隣接配置されている。前室53には空調機46が設けられている。
清浄室57と清浄室56とを仕切る仕切壁62には、ダンパ75が設けられている。このダンパ75は清浄室57から清浄室56に向かう一方向のみに空気を通すものであり、仕切壁62の上部に設けられている。
また、清浄室57内の空気は、ダンパ75を通って清浄室56に流入し、清浄室56内の空気とともに、排気側ファンフィルタユニット71によって吸い込まれて洗浄されたうえで前室53に排気される。このように本実施形態においても、クリーンルーム20Aはクローズドタイプであるため、清浄室55〜57を高い清浄度に保持することができる。
なお、本実施形態においても、第1実施の形態と同様の効果を得ることができる。
11 既存天井
20,20A クリーンルーム
21 天井
23,24,53 前室
25〜28、55〜57 清浄室
30〜33、60,61 仕切壁
40〜43、70,71 排気側ファンフィルタユニット
45 給気側ファンフィルタユニット
46 空調機
Claims (4)
- 既存室の内部に設置されるクリーンルームであって、
複数の清浄室と、前記清浄室に隣接配置されるとともに、前記既存室との間で通気可能な少なくとも1つの前室とを備え、
前記前室と前記清浄室とを仕切る仕切壁に、前記清浄室の空気を吸込み洗浄して前記前室に排気する排気側ファンフィルタユニットが設けられ、
前記既存室の既存天井の下方に天井が設けられ、
前記天井に、少なくとも前記前室から前記既存室に流出した空気を吸込み洗浄して前記清浄室に給気する給気側ファンフィルタユニットが設けられていることを特徴とするクリーンルーム。 - 前記前室に空調機が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクリーンルーム。
- 前記排気側ファンフィルタユニットは、前記仕切壁の下部に設けられていることを特徴とする請求項1または2にクリーンルーム。
- 前記給気側ファンフィルタユニットおよび前記排気側ファンフィルタユニットの出力を制御することによって、前記清浄室の圧力を制御可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項のクリーンルーム。
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