JP6850436B2 - 穀物収穫システム - Google Patents

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Description

本発明は、圃場の穀稈を収穫するコンバインと、投入された穀粒を熱風乾燥させる乾燥機と、穀粒の籾殻を取除く籾摺機を備える穀物収穫システムに関する。
従来の穀物収穫システムにおいては、コンバインと乾燥機の間をインターネットに接続して、コンバインに貯留された穀粒量と乾燥機で熱風処理できる穀粒量を比較して、コンバインの終了時間を決定して、その日にコンバインで収穫された穀粒をその日のうちに乾燥機で乾燥させる技術が知られている。(特許文献1参照)
また、穀物収穫システムにおいては、コンバインと乾燥機の間をインターネットに接続して、乾燥機に追加して投入することができる穀粒量をコンバインに送信して、コンバインから乾燥機に追加して投入できる穀粒量を搬送して投入して、乾燥機の乾燥処理能力を高める技術が知られている。(特許文献2参照)
特開2014−187908号公報 特開2017−77193号公報
しかし、特許文献1,2技術では、圃場で倒伏した穀稈から収穫した比較的小粒で、水分率が多い穀粒と、圃場で起立した穀稈から収穫した比較的大粒で、水分率が少ない穀粒が同じ乾燥機に投入されるために、乾燥機での熱風乾燥時に割れが生じてさらに小粒となり、籾殻が取除かれた玄米の品質が悪く、玄米の等級が低くなる欠点がある。
そこで、本発明の主たる課題は、玄米のばらつきを抑制して等級の高い玄米を得ることができる穀物収穫システムを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、 圃場の穀稈を刈り取って脱穀するコンバイン(1)と、該コンバイン(1)で脱穀された穀粒を乾燥させる乾燥機(3)と、該乾燥機(3)で乾燥された穀粒から籾殻を取除く籾摺機(4)と、該籾摺機(4)で籾殻が取除かれた玄米の重量を計量する計量選別機(5)を備えた穀物収穫システムにおいて、
前記コンバイン(1)と、乾燥機(3)と、籾摺機(4)と、計量選別機(5)をインターネットで接続して、前記コンバイン(1)による収穫時に取得された穀稈の倒伏率の情報を、前記インターネットを介して、前記乾燥機(3)と、籾摺機(4)と、計量選別機(5)に送信し、前記穀稈の倒伏率が所定率未満である場合には、前記コンバイン(1)で脱穀された穀粒を第1乾燥機(3A)に投入して、所定の時間に亘って熱風乾燥し、 前記穀稈の倒伏率が所定以上である場合には、前記コンバイン(1)で脱穀された穀粒を第2乾燥機(3B)に投入して、所定の時間に亘って通風乾燥を行った後に、所定の時間に亘って熱風乾燥を行い、前記第2乾燥機(3B)の後工程側に設けられた第2籾摺機(4B)の一対の脱ぷロール(55,56)の間の間隙を、前記第1乾燥機(3A)の後工程側に設けられた第1籾摺機(4A)の一対の脱ぷロール(55,56)の間の間隙よりも狭く設定し、前記圃場に、第1圃場(B)と、該第1圃場(B)と異なる第2圃場(C)を含んで、前記穀稈の倒伏率が60%未満の場合には、前記第1籾摺機(4A)の後工程側に設けられた第1計量選別機(5A)で計量された玄米の重量を、前記第1圃場(B)の面積及び穀稈の倒伏率に基づく歩留まり係数と、前記第2圃場(C)の面積及び穀稈の倒伏率に基づく歩留まり係数とによって按分して、前記第1圃場(B)で収穫された玄米の重量と前記第2圃場(C)で収穫された玄米の重量を算出し、前記圃場が、第1圃場(B)と、該第1圃場(B)と異なる第2圃場(C)を含んで、前記穀稈の倒伏率が60%以上の場合には、前記第2籾摺機(4B)の後工程側に設けられた第2計量選別機(5B)で計量された玄米の重量を、前記第1圃場(B)の面積及び穀稈の倒伏率に基づく歩留まり係数と、前記第2圃場(C)の面積及び穀稈の倒伏率に基づく歩留まり係数とによって按分して、前記第1圃場(B)で収穫された玄米の重量と前記第2圃場(C)で収穫された玄米の重量を算出することを特徴とする穀物収穫システムである。
請求項記載の発明は、前記倒伏率を、前記コンバイン(1)に設けられた倒伏スイッチ(41C)が入り操作された状態で走行装置(22)が走行した距離を、前記コンバイン(1)の走行装置(22)が走行した距離で除算して算出する請求項記載の穀物収穫システムである。
請求項記載の発明は、前記倒伏率を、前記コンバイン(1)に設けられた変速レバー(34A)が低速側に操作され走行装置(22)が所定の速度未満で走行した距離を、前記コンバイン(1)の走行装置(22)が所定の速度以上で走行した距離で除算して算出する請求項記載の穀物収穫システムである。
請求項1記載の発明によれば、コンバイン(1)と、乾燥機(3)と、籾摺機(4)と、計量選別機(5)をインターネットで接続して、コンバイン(1)による収穫時に取得された穀稈の倒伏率の情報を、インターネットを介して、乾燥機(3)と、籾摺機(4)と、計量選別機(5)に送信し、穀稈の倒伏率が所定率未満である場合には、コンバイン(1)で脱穀された穀粒を第1乾燥機(3A)に投入して、所定の時間に亘って熱風乾燥し、穀稈の倒伏率が所定以上である場合には、コンバイン(1)で脱穀された穀粒を第2乾燥機(3B)に投入して、所定の時間に亘って通風乾燥を行った後に、所定の時間に亘って熱風乾燥を行い、第2乾燥機(3B)の後工程側に設けられた第2籾摺機(4B)の一対の脱ぷロール(55,56)の間の間隙を、第1乾燥機(3A)の後工程側に設けられた第1籾摺機(4A)の一対の脱ぷロール(55,56)の間の間隙よりも狭く設定し、圃場に、第1圃場(B)と、第1圃場(B)と異なる第2圃場(C)を含んで、穀稈の倒伏率が60%未満の場合には、第1籾摺機(4A)の後工程側に設けられた第1計量選別機(5A)で計量された玄米の重量を、第1圃場(B)の面積及び穀稈の倒伏率に基づく歩留まり係数と、第2圃場(C)の面積及び穀稈の倒伏率に基づく歩留まり係数とによって按分して、第1圃場(B)で収穫された玄米の重量と第2圃場(C)で収穫された玄米の重量を算出し、圃場が、第1圃場(B)と、第1圃場(B)と異なる第2圃場(C)を含んで、穀稈の倒伏率が60%以上の場合には、第2籾摺機(4B)の後工程側に設けられた第2計量選別機(5B)で計量された玄米の重量を、第1圃場(B)の面積及び穀稈の倒伏率に基づく歩留まり係数と、第2圃場(C)の面積及び穀稈の倒伏率に基づく歩留まり係数とによって按分して、第1圃場(B)で収穫された玄米の重量と第2圃場(C)で収穫された玄米の重量を算出するので、乾燥機(3A)と乾燥機(3B)内に、それぞれ倒伏率が大きく異なる穀稈から収穫された穀粒が混在するのを防止して、乾燥機(3A)と乾燥機(3B)内でそれぞれ乾燥される穀粒の状態を揃えることができ、乾燥機(3A,3B)の後工程側で得られる玄米の品質のばらつきを抑えて、玄米の等級の低下を防止することができる。
また、他側の乾燥機(3B)内で乾燥された比較的粒径が小さい穀粒の籾殻を効率良く取除くことができる。
さらに、第1圃場(B)で収穫できた玄米の重量と第2圃場(C)で収穫できた玄米の重量を正確に把握することができ、次年度の第1圃場(B)の施肥計画と第2圃場(C)の施肥計画を精度良く立案することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明による効果に加えて、倒伏率を、コンバイン(1)に設けられた倒伏スイッチ(41C)が入り操作された状態で走行装置(22)が走行した距離を、コンバイン(1)の走行装置(22)が走行した距離で除算して算出するので、圃場の穀稈の倒伏率を、コンバイン1の操縦者の目視判断よりも精度良く算出することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明による効果に加えて、倒伏率を、コンバイン(1)に設けられた変速レバー(34A)が低速側に操作され走行装置(22)が所定の速度未満で走行した距離を、コンバイン(1)の走行装置(22)が所定の速度以上で走行した距離で除算して算出するので、圃場の穀稈の倒伏率を、コンバイン1の操縦者の目視判断よりも精度良く算出することができる。
穀物収穫システムの説明図である。 乾燥機と、乾燥機の下流側に設けられた籾摺機と計量選別機の説明図である。 コンバインの正面図である。 コンバインの平面図である。 コンバインの左側面図である。 コンバインのコントローラの接続図である。 コンバインに設けられたタブレットの説明図である。 乾燥機のコントローラの説明図である。 乾燥機に設けられたタブレットの説明図である。 籾摺機のコントローラの説明図である。 籾摺機に設けられたタブレットの説明図である。 計量選別機のコントローラの説明図である。 計量選別機に設けられたタブレットの説明図である。 穀物収穫システムの運用方法の説明図である。 圃場の穀稈の倒伏率の算出方法の説明図であり、(a)は、1枚の圃場Aの刈取作業を行ってグレンタンクが穀粒で一杯になった場合、(b)は、2枚の圃場B、Cの刈取作業を行ってグレンタンクが穀粒で一杯になった場合、(c)は、1枚の圃場Dの約半分の刈取作業を行ってグレンタンクが穀粒で一杯になった場合を示している。 コンバインのタブレットのモニタ画面の説明図である。 コンバインの作業が中断されたと判断される形態であり、(a)は、圃場の外周部のみ刈取作業を行っている場合、(b)は、圃場の一部のみ刈取作業を行っている場合の説明図である。
図1に示55)すように、穀物収穫システムは、圃場の穀稈を収穫するコンバイン1と、コンバイン1で脱穀・選別処理された穀粒を搬送するトラック等の運搬車両2と、搬入された穀粒を乾燥させて水分を除去する乾燥機3と、乾燥された穀粒の籾殻を取除いて玄米にする籾摺機4と、玄米を等級選別して重量を計測する計量選別機5とから構成されている。
図2に示すように、2台の乾燥機3の下流側には、それぞれ籾摺機4と、計量選別機5が設けられており、また、乾燥機3と、籾摺機4と、計量選別機5は穀物収穫センタ内の同一敷地内に設けられている。
コンバイン1には、コンバイン1の作業時間、走行距離、消費燃料等の情報を表示・記憶可能なタブレット10が着脱自在に設けられている。乾燥機3には、乾燥機3の稼働・停止状況、投入可能量、乾燥時間等の情報を表示・記憶可能なタブレット11が着脱自在に設けられ、籾摺機4には、籾摺機4の稼働・停止状況、投入可能量、籾摺り時間等の情報を表示・記憶可能なタブレット12が着脱自在に設けられ、計量選別機5には、計量選別機5の軽量結果等の情報を表示・記憶可能なタブレット13が着脱自在に設けられている。
タブレット10〜13は、3G、LTE等を介してインターネットに接続されており、タブレット10〜13は、インターネットを介して相互に接続されている。これにより、コンバイン1の操縦者は、インターネットを介して乾燥機3等の稼働状況をタブレット10のモニタで把握することができる。
図1,2に示す実施形態では、タブレット11〜13が、3G、LTE等を介してインターネットに接続されているが、タブレット11〜13をLPWA、Wi−Fi等を介してゲートウエイ用のタブレットに接続して、ゲートウエイ用のタブレットを3G、LTE等を介してインターネットに接続することもできる。また、運搬車両2にも車両用のタブレットを着脱自在に設けることもできる。
<コンバイン>
次に、穀物収穫システムで用いられるコンバイン1について説明する。図3〜5に示すように、コンバイン1は、機体フレーム21の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置22が設けられ、機体フレーム21の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取装置23が設けられている。また、刈取装置23の後方左側部に刈取装置23で収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置24が設けられ、刈取装置23の後方右側部に操縦者が搭乗する操縦部25が設けられている。
操縦部25の下側には、エンジンEを搭載するエンジンルーム26が設けられ、操縦部25の後側には、脱穀装置24で脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク27が設けられ、グレンタンク27に貯留された穀粒は、グレンタンク27に連結された排出オーガ(図示省略)によって外部に排出される。
操縦部25の前部には、コンバイン1の旋回や刈取装置23の昇降等を操作する操向レバー31A等が配置されたフロントパネル31が設けられ、後部には、操縦者が着席する操縦席32が設けられ、フロントパネル31と操縦席32の間の下部には、操縦者が乗降するフロア33が設けられている。また、操縦席32の左側には、コンバイン1の走行速度を操作する変速レバー34A等が配置されたサイドパネル34が設けられている。
次に、コンバイン1のコントローラ40について説明する。図6に示すように、コントローラ40の入力側には、エンジンEを駆動する起動スイッチ41Aと、走行装置22の走行速度を測定する速度センサ41Bと、圃場の穀稈の倒伏状態に応じて走行装置22の走行速度と刈取装置23の刈取搬送速度等の切換えを行うモードスイッチ(請求項における「倒伏スイッチ」)41Cと、グレンタンク27に貯留された穀粒の重量を測定する重量センサ41Dと、グレンタンク27に貯留された穀粒の水分率を測定する水分センサ41Eと、燃料タンクに貯留された軽油の残存量を測定する燃料センサ41Fと、GPSからの位置情報を受信する受信部41G等が入力インターフェース回路を介して接続されている。
コントローラ40の出力側には、エンジンEの回転速度を増減速するトランスミッション42Aと、走行装置22の走行速度等を表示するモニタ42Bと、コンバイン1に設けられたタブレット10にコントローラ40に保存されたデータを送信する通信部42C等が出力インターフェース回路を介して接続されている。
次に、タブレット10について説明する。図7に示すように、タブレット10は、モニタに表示するコンバイン1の作業情報や圃場の位置情報等を選択する入力部45と、入力部45によって選択された情報をモニタに表示する中央演算部46と、コントローラ40等から送信されてきた情報等を記憶する記憶部47と、GPSからの位置情報を受信する受信部48と、コントローラ40やインターネットに接続する通信部49から構成されている。なお、タブレット10とコントローラ40は、近距離無線送信であるブルートウース(登録商標)で接続されている。
<乾燥機>
次に、乾燥機3について説明する。図2に示すように、乾燥機3の下部には、穀粒を投入する投入口50が形成されており、投入口50の上方には、投入された穀粒に向けて送風する空気を加熱するバーナ51が設けられている。
穀粒は、乾燥機3を循環、すなわち、熱風(バーナ51によって加熱された空気)にさらされて所定の水分が除去された穀粒は、乾燥機3の側壁に設けられた昇降機52によって乾燥機3の上部への搬送された後に下部に向かって落下して、再び熱風にさらされながらさらに所定の水分が除去される工程を繰返しながら乾燥される。これにより、穀粒から水分を取除いて穀粒の蒸れを抑制して、穀粒の品質劣化を防止することができる。なお、乾燥機3で乾燥された穀粒は、接続管53を介して籾摺機4に搬送される。
次に、乾燥機3のコントローラ60について説明する。図8に示すように、コントローラ60の入力側には、乾燥機3内を循環する穀粒の水分率を計測する水分計61A等が入力インターフェース回路を介して接続されている。
コントローラ60の出力側には、バーナ51を点火する点火装置62Aと、昇降機52を昇降させる駆動装置62Bと、バーナ51に対向して設けられたファン(図示省略)を回転させる駆動装置62Cと、バーナ51の点火時間等を表示するモニタ62Dと、乾燥機3に設けられたタブレット11にコントローラ60に保存されたデータを送信する送信部62E等が出力インターフェース回路を介して接続されている。
次に、タブレット11について説明する。図9に示すように、タブレット11は、モニタに表示する穀粒の水分率やバーナ51の点火時間等を選択する入力部65と、入力部65によって選択された情報をモニタに表示する中央演算部66と、コントローラ60等から送信されてきた情報等を記憶する記憶部67と、GPSからの位置情報を受信する受信部68と、コントローラ60やインターネットに接続する通信部69から構成されている。なお、タブレット11とコントローラ60は、近距離無線送信であるブルートウース(登録商標)で接続されている。
<籾摺機>
次に、籾摺機4について説明する。図2に示すように、籾摺機4の前側上部には、乾燥された穀粒を投入する投入口54が形成されており、投入口54の後方には、ロールの長軸を左右方向に向けて配置した一対の脱ぷロール55,56が設けられている。なお、図2の示した実施形態においては、前側脱ぷロール55のロール径を後側脱ぷロール56のロール径よりも大径に形成している。
穀粒は、一対の脱ぷロール55,56の間に形成された間隙を上方から下方に向けて搬送され、搬送中に一対の脱ぷロール55,56の周速差によって穀粒の穀殻が取除かれて玄米になる。なお、籾摺機4で穀殻が取除かれた玄米は、接続管57を介して計量選別機5に搬送される。
次に、籾摺機4のコントローラ70について説明する。図10に示すように、コントローラ70の入力側には、籾摺機4内に投入された穀粒の水分率を計測する水分計71A等が入力インターフェース回路を介して接続されている。
コントローラ70の出力側には、一対の脱ぷロール55,56を駆動する駆動装置72Aと、一対の脱ぷロール55,56の間の間隙を調整する駆動装置72Bと、一対の脱ぷロール55,56の駆動時間等を表示するモニタ72Cと、籾摺機4に設けられたタブレット12にコントローラ70に保存されたデータを送信する通信部72D等が出力インターフェース回路を介して接続されている。
次に、タブレット12について説明する。図11に示すように、タブレット12は、モニタに表示する穀粒の水分率や一対の脱ぷロール55,56の間の間隙等を選択する入力部75と、入力部75によって選択された情報をモニタに表示する中央演算部76と、コントローラ70等から送信されてきた情報等を記憶する記憶部77と、GPSからの位置情報を受信する受信部78と、コントローラ70やインターネットに接続する通信部79から構成されている。なお、タブレット12とコントローラ70は、近距離無線送信であるブルートウース(登録商標)で接続されている。
<計量選別機>
次に、計量選別機5について説明する。図2に示すように、計量選別機5の下部には、玄米を投入する計量ホッパ58が設けられ、計量ホッパ58の下側には、重量計59が設けられている。これにより、収穫された玄米の重量を正確に把握することができる。
次に、計量選別機5のコントローラ80について説明する。図12に示すように、コントローラ80の入力側には、計量選別機5内に投入された穀粒の水分率を計測する水分計81Aと、重量計59等が入力インターフェース回路を介して接続されている。
コントローラ80の出力側には、計量ホッパ58を昇降させる駆動装置82Aと、重量計59を起動する駆動装置82Bと、重量計59によって計量された玄米の重量等を表示するモニタ82Cと、計量選別機5に設けられたタブレット13にコントローラ80に保存されたデータを送信する通信部82D等が出力インターフェース回路を介して接続されている。
次に、タブレット13について説明する。図13に示すように、タブレット13は、モニタに表示する玄米の水分率や計量選別機5で計量された玄米の重量等を選択する入力部85と、入力部85によって選択された情報をモニタに表示する中央演算部86と、コントローラ80等から送信されてきた情報等を記憶する記憶部87と、GPSからの位置情報を受信する受信部88と、コントローラ80やインターネットに接続する通信部89から構成されている。なお、タブレット13とコントローラ80は、近距離無線送信であるブルートウース(登録商標)で接続されている。
<穀物収穫システムの運用方法>
次に、穀物収穫システムの運用方法について説明する。図14に示すように、ステップS1において、操縦部25に設けられた起動スイッチ41AをONにして、コンバイン1を駆動して、ステップS2に進む。
ステップS2において、走行装置22と、刈取装置23と、脱穀装置24等を駆動して、グレンタンク27の上部に設けられた満杯センサ(図示省略)がON、すなわち、グレンタンク27が穀粒で一杯になる状態まで刈取作業を行い、ステップS3に進む。
ステップS3において、グレンタンク27に貯留された穀粒を、運搬車両2に荷台に排出して、穀物収穫センタに搬送させ、ステップS4に進む。
ステップS4において、コントローラ40は、ステップS3においてグレンタンク27から運搬車両2の荷台に排出された穀粒を収穫した穀稈の倒伏率を算出し、本実施形態においては算出された倒伏率が60[%]未満の場合には、ステップS5に進み、倒伏率が60[%]以上の場合には、ステップS10に進む。これにより、同一の乾燥機3に投入される穀粒の品質を所定の範囲に維持して、乾燥機3と、籾摺機4を介して得られる玄米の等級を高く維持することができる。
コントロータ40で算出された倒伏率は、ブルートウースを介してタブレット10に送信され、タブレット10に送信された倒伏率は、3G、LTE等を介してインターネットに送信され、インターネットに送信された倒伏率は、3G、LTE等を介してタブレット11,12,13に送信される。これにより、コントローラ40で算出された倒伏率に基づいて、乾燥機3のバーナ51等の燃焼時間等、籾摺機4の一対の脱ぷロール55,56の間の間隙等を調整して得られる玄米の等級を高く維持することができる。なお、倒伏した穀稈から収穫された穀粒は、倒伏していない穀稈から収穫された穀粒に比較して発育が悪く小粒であり、また、倒伏によって穀粒の水分率が高いためにふやけており乾燥機3の循環過程、籾摺機4での脱ぷ過程で割れて小粒となり等級が低い。
圃場の穀稈の倒伏率の算出においては、画像処理を用いる算出方法等の種々の算出方法が考えられるが、本実施形態では、圃場の穀稈の倒伏率を以下の算出方法によって算出している。
(穀稈の倒伏率の第1算出方法)
コンバイン1の操縦者が、モードスイッチ41CをON、すなわち、圃場の穀稈が倒伏していると判断して刈取装置23の搬送速度を高速にして刈取作業を行った面積S1を、刈取作業を行った面積S2で割って得られた値に100を掛けた式1によって算出する。
式1 倒伏率[%]=(面積S1/面積S2)×100[%]
なお、面積S1は、モードスイッチ41CをONにして走行装置22が走行した走行距離に刈取装置23の左右方向の刈取幅を掛けて算出し、面積S2は、走行装置22が走行した走行距離に刈取装置23の左右方向の刈取幅を掛けて算出することができる。
これにより、ステップS3においてグレンタンク27から運搬車両2の荷台に排出された穀粒を収穫した穀稈の倒伏率を正確に算出することができる。
(穀稈の倒伏率の第2算出方法)
コンバイン1の操縦者が、変速レバー34Aを後側に操作、すなわち、圃場の穀稈が倒伏していると判断して走行装置22の走行速度を低速にして刈取作業を行った面積S3を、刈取作業を行った面積S4で割って得られた値に100を掛けた式2によって算出する。
式2 倒伏率[%]=(面積S3/面積S4)×100[%]
なお、面積S3は、走行装置22の走行速度を低速にして走行装置22が走行した走行距離に刈取装置23の左右方向の刈取幅を掛けて算出し、面積S4は、走行装置22が走行した走行距離に刈取装置23の左右方向の刈取幅を掛けて算出することができる。
これにより、ステップS3においてグレンタンク27から運搬車両2の荷台に排出された穀粒を収穫した穀稈の倒伏率を正確に算出することができる。
次に、具体的な圃場の刈取作業を例にとって倒伏率の第1算出方法について説明する。なお、倒伏率の第2算出方法も同様であるので説明を省略する。
図15(a)は、圃場Aの刈取作業を行ないコンバイン1のグレンタンク27が穀粒で一杯になった場合を示している。中心部にハッチングで示した部位は、コンバイン1の操縦者が、モードスイッチ41CをONにして刈取作業を行った面積S1を示している。図15(a)では、面積S1は30[a]であり、面積S2は100[a]である。よって、式1より、倒伏率[%]は、(30/100)×100[%]から30[%]と算出される。
図15(b)は、圃場(請求項における「第1圃場」)Bの刈取作業を行なった後に、圃場Bとは異なる圃場(請求項における「第2圃場」)Cの刈取作業を行ないコンバイン1のグレンタンク27が穀粒で一杯になった場合を示している。圃場Bの中心部にハッチングで示した部位は、コンバイン1の操縦者が、モードスイッチ41CをONにして刈取作業を行った面積S1を示している。図15(b)の圃場Bの面積S1は15[a]であり、面積S2は50[a]である。よって、式1より、圃場Bの倒伏率[%]は、(15/50)×100[%]から30[%]と算出される。
圃場Cは、コンバイン1の操縦者が、圃場Cの穀稈は倒伏していないと判断して、モードスイッチ41CをONにして刈取作業を行った部位はない。図15(b)の圃場Cの面積S1は0[a]であり、面積S2は50[a]である。よって、式1より、圃場Cの倒伏率[%]は、(0/50)×100[%]から0[%]と算出される。なお、
また、図15(b)の圃場Bと圃場C全体の倒伏率[%]は、(15+0/50+50)×100[%]から15[%]と算出される。
図15(c)は、圃場Dの左半分部の刈取作業を行ないコンバイン1のグレンタンク27が穀粒で一杯になった場合を示している。圃場Dの左半分部の中心部にハッチングで示した部位は、コンバイン1の操縦者が、モードスイッチ41CをONにして刈取作業を行った面積S1を示している。図15(c)では、面積S1は30[a]であり、面積S2は100[a]である。よって、式1より、倒伏率[%]は、(30/100)×100[%]から30[%]と算出される。
なお、コンバイン1の操縦者が、圃場の全ての穀稈が倒伏していると判断した場合には、入力部45から直接タブレット10に倒伏率が100[%]と入力し、圃場の全ての穀稈が起立していると判断した場合には、入力部45から直接タブレット10に倒伏率が0[%]と入力することもできる。
ステップS5において、運搬車両2で搬送されてきた穀粒は、第1乾燥機3の投入口50に投入されて、ステップS6に進む。なお、以下では、第1乾燥機3を乾燥機3Aといい、乾燥機3Aの下流側に接続された第1籾摺機4を籾摺機4Aといい、計量選別機5を計量選別機5Aという。
ステップS6において、乾燥機3Aに設けられたコントローラ60は、点火装置62Aを駆動してバーナ51を点火し、駆動装置62Bを駆動して昇降機52を昇降させ、駆動装置62Cを駆動してファンを回転させる。水分計61Aによって乾燥機3A内を循環する穀粒の水分率が所定の水分率未満になるまでバーナ51の点火等は継続し、乾燥機3A内を循環する穀粒の水分率が所定の水分率未満になるとバーナ51の点火等は停止する。乾燥機3A内で乾燥された穀粒は、乾燥機3Aに接続された第1籾摺機4Aに搬送されて、ステップS7に進む。
ステップS7において、籾摺機4Aに設けられたコントローラ70は、駆動装置72Aを駆動して一対の脱ぷロール55,56を回転させる。籾殻が取除かれた玄米は、籾摺機4Aに接続された第1計量選別機5Aに搬送されて、ステップS8に進む。なお、ステップS7とステップS8の間に、後述するステップS14と同様に、籾摺機4Aに設けられたコントローラ70が、駆動装置72Bを駆動して一対の脱ぷロール55,56の間に形成される間隙の間隔を狭くすることもできる。
ステップS8において、計量選別機5Aに設けられたコントローラ80は、駆動装置82Aを駆動して玄米が投入された重量ホッパ58を重量計59に載置し、駆動装置82Bを駆動して重量計59を起動して玄米の重量を計量する。重量が計量された玄米は、袋詰めされて外部に搬送され、ステップS9に進む。
ステップS9においては、計量選別機5Aに設けられたコントローラ80は、各圃場で収穫された玄米重量を算出する。これにより、次年度に各圃場に散布する肥料の施肥量の算出が行え、各圃場で養穀作業を効率的に行うことができ、次年度に収穫される玄米の品質を高めることができる。
算出された各圃場で収穫された玄米重量は、計量選別機5Aのモニタ82Cに表示されると共に、ブルートウースを介してタブレット13に送信され、タブレット13に送信された各圃場で収穫された玄米重量は、3G、LTE等を介してインターネットに送信され、インターネットに送信された各圃場で収穫された玄米重量は、3G、LTE等を介してタブレット10に送信され、コンバイン1の操縦者も容易に把握することができる。
次に、図15(b)に示した、圃場Bの刈取作業を行なった後に、圃場Bとは異なる圃場Cの刈取作業を行ないコンバイン1のグレンタンク27が穀粒で一杯になった場合を例にとり、倒伏率30[%]の率圃場Bから収穫された玄米重量と、倒伏率0[%]の圃場Cから収穫された玄米重量を算出する方法を説明する。
ステップS8においては、重量計59で計量された、圃場Bと圃場Cから収穫された全体玄米重量が1400[kg]であった場合、圃場Bと圃場Cの面積S2が等しいことから、圃場Bと圃場Cから収穫された見込み玄米重量は、それぞれ700[kg]になる。
次に、圃場Bの玄米重量を算出するために、圃場Bの見込み玄米重量(700[kg])に、表1に示す倒伏率[%]に応じた歩留まり係数(0.9)を掛けて、圃場Bの玄米重量(630[kg])を算出する。
Figure 0006850436
次に、圃場Cの玄米重量を算出するために、全体玄米重量(1400[kg])から圃場Bの玄米重量(630[kg])を引いて、圃場Cの玄米重量(770[kg])を算出する。
これにより、次年度に各圃場に散布する肥料の施肥量のより精度良く算出が行え、各圃場で養穀作業をより効率的に行うことができ、次年度に収穫される玄米の品質をより高めることができる。
ステップS10において、運搬車両2で搬送されてきた穀粒は、第2乾燥機3の投入口50に投入されて、ステップS11に進む。なお、以下では、第2乾燥機3を乾燥機3Bといい、乾燥機3Bの下流側に接続された第1籾摺機4を籾摺機4Bといい、計量選別機5を計量選別機5Bという。
ステップS11において、乾燥機3Bに設けられたコントローラ60は、駆動装置62Bを駆動して昇降機52を昇降させ、駆動装置62Cを駆動してファンを回転させる。水分計61Aによって乾燥機3B内を循環する穀粒の水分率が所定の水分率未満になるまでバーナ51の点火を行わずに自然乾燥させる。これにより、乾燥機3Bに投入された穀粒に割れが発生するのを抑制することができる。
ステップS12において、乾燥機3Aに設けられたコントローラ60は、点火装置62Aを駆動してバーナ51を点火する。水分計61Aによって乾燥機3B内を循環する穀粒の水分率が所定の水分率未満になるまでバーナ51の点火等を継続し、乾燥機3B内を循環する穀粒の水分率が所定の水分率未満になるとバーナ51の点火等を停止する。乾燥機3B内で乾燥された穀粒は、乾燥機3Bに接続された第2籾摺機4Bに搬送されて、ステップS13に進む。
ステップS13において、籾摺機4Bに設けられたコントローラ70は、駆動装置72Aを駆動して一対の脱ぷロール55,56を回転させ、ステップS14に進む。
ステップS14において、籾摺機4Bに設けられたコントローラ70は、駆動装置72Bを駆動して一対の脱ぷロール55,56の間に形成される間隙の間隔を狭くする。これにより、籾摺機4Bに投入された比較的小粒の穀粒の籾殻を効率良く取除くことができる。籾殻が取除かれた玄米は、籾摺機4Bに接続された第1計量選別機5Bに搬送されて、ステップS15に進む。
ステップS15において、計量選別機5Bに設けられたコントローラ80は、駆動装置82Aを駆動して玄米が投入された重量ホッパ58を重量計59に載置し、駆動装置82Bを駆動して重量計59を起動して玄米の重量を計量する。重量が計量された玄米は、袋詰めされて外部に搬送され、ステップS16に進む。
ステップS16においては、計量選別機5Bに設けられたコントローラ80は、各圃場で収穫された玄米重量を算出する。これにより、次年度に各圃場に散布する肥料の施肥量の算出が行え、各圃場で養穀作業を効率的に行うことができ、次年度に収穫される玄米の品質を高めることができる。
算出された各圃場で収穫された玄米重量は、計量選別機5Bのモニタ82Cに表示されると共に、インターネットを介してタブレット10に送信され、コンバイン1の操縦者も容易に把握することができる。また、各圃場で収穫された玄米重量を算出方法は、前述したとおりであるので省略する。
<タブレット>
次に、コンバイン1に設けられたタブレット10のモニタ画面について説明する。操縦者が、タブレット10のモニタ画面の下部に設けられた入力部45から表示したい表示期間を入力すると、タブレット10とインターネットの送信が行われ、インターネットからタブレット10に表示期間内のコンバイン1の作業状態の履歴が送付されてくる。
図16に示すように、本実施形態では、2016年8月16日から2016年9月16日のコンバイン1の作業状態が反日付け順に表示されている。なお、コンバイン1の作業状況は、入力部45を操作してスクロールすることができる。これにより、操縦者は、過去のコンバイン1の作業状態を把握して、コンバイン1の作業計画を容易に立案することができる。
タブレット10のモニタ画面には、GPSからの位置情報で特定される圃場の圃場名と、作業した日付と、作業時間と、圃場の概算面積と、圃場の作業面積と、使用燃料と、収穫した作物と、作物の品種と、作業の状態が表示される。
圃場名で特定される圃場のコンバイン1での刈取作業が終了した場合には、作業の状態が終了と表示され、コンバイン1での刈取作業が、中断、例えば、コンバイン1のグレンタンク27が穀粒で一杯になり運搬車両2に排出作業している等の場合には、作業の状態が中断と表示される。
図17(a)に示すように、コンバイン1が、GPSからの位置情報で特定される圃場の外周部のみを移動して圃場の内周部の刈取作業を行っていない場合や、図17(b)に示すように、圃場の一部しか刈取作業を行っていない場合は、コンバイン1での刈取作業が、中断していると判断する。
穀粒の排出作業が終了して、コンバイン1を中断前に刈取作業を行っていた位置に移動して、タブレット10のモニタ画面の下部の作業再開ボタンを入力すると、中断前の作業時間、圃場の作業面積等のデータに、中断後の作業時間、圃場の作業面積等のデータを連結することができる。これにより、中断前と中断後のデータを連結して圃場毎のコンバイン1の作業状態を管理することができる。
タブレット10のモニタ画面の作業の状態が中断と表示されている間に行われたコンバイン1の圃場から運搬車両2への移動に伴う時間等は、タブレット10のモニ表示される作業時間にカウントされない。これにより、タブレット10のモニタ画面には、圃場におけるコンバイン1の実質的な作業時間等が表示されるので、操縦者は、過去のコンバイン1の作業状態を正確に認識することができる。
GPSからの地図情報は、タブレット10のモニタ画面に表示される。タブレット10のモニタ画面に表示された各圃場をタップすると、各圃場の上にも作業した日付と、作業時間と、圃場の概算面積と、圃場の作業面積と、使用燃料と、収穫した作物と、作物の品種と、作業の状態が表示される。これにより、操縦者は、圃場毎に、過去のコンバイン1の作業状態を把握して、圃場毎の作業計画を容易に立案することができる。
1 コンバイン
3 乾燥機
4 籾摺機
5 計量選別機
22 走行装置
34A 変速レバー
41C モードスイッチ(倒伏スイッチ)
55 脱ぷロール
56 脱ぷロール
B 圃場(第1圃場)
C 圃場(第2圃場)

Claims (3)

  1. 圃場の穀稈を刈り取って脱穀するコンバイン(1)と、該コンバイン(1)で脱穀された穀粒を乾燥させる乾燥機(3)と、該乾燥機(3)で乾燥された穀粒から籾殻を取除く籾摺機(4)と、該籾摺機(4)で籾殻が取除かれた玄米の重量を計量する計量選別機(5)を備えた穀物収穫システムにおいて、
    前記コンバイン(1)と、乾燥機(3)と、籾摺機(4)と、計量選別機(5)をインターネットで接続して、
    前記コンバイン(1)による収穫時に取得された穀稈の倒伏率の情報を、前記インターネットを介して、前記乾燥機(3)と、籾摺機(4)と、計量選別機(5)に送信し、
    前記穀稈の倒伏率が所定率未満である場合には、前記コンバイン(1)で脱穀された穀粒を第1乾燥機(3A)に投入して、所定の時間に亘って熱風乾燥し、
    前記穀稈の倒伏率が所定以上である場合には、前記コンバイン(1)で脱穀された穀粒を第2乾燥機(3B)に投入して、所定の時間に亘って通風乾燥を行った後に、所定の時間に亘って熱風乾燥を行い
    前記第2乾燥機(3B)の後工程側に設けられた第2籾摺機(4B)の一対の脱ぷロール(55,56)の間の間隙を、前記第1乾燥機(3A)の後工程側に設けられた第1籾摺機(4A)の一対の脱ぷロール(55,56)の間の間隙よりも狭く設定し、
    前記圃場に、第1圃場(B)と、該第1圃場(B)と異なる第2圃場(C)を含んで、前記穀稈の倒伏率が60%未満の場合には、前記第1籾摺機(4A)の後工程側に設けられた第1計量選別機(5A)で計量された玄米の重量を、前記第1圃場(B)の面積及び穀稈の倒伏率に基づく歩留まり係数と、前記第2圃場(C)の面積及び穀稈の倒伏率に基づく歩留まり係数とによって按分して、前記第1圃場(B)で収穫された玄米の重量と前記第2圃場(C)で収穫された玄米の重量を算出し、
    前記圃場が、第1圃場(B)と、該第1圃場(B)と異なる第2圃場(C)を含んで、前記穀稈の倒伏率が60%以上の場合には、前記第2籾摺機(4B)の後工程側に設けられた第2計量選別機(5B)で計量された玄米の重量を、前記第1圃場(B)の面積及び穀稈の倒伏率に基づく歩留まり係数と、前記第2圃場(C)の面積及び穀稈の倒伏率に基づく歩留まり係数とによって按分して、前記第1圃場(B)で収穫された玄米の重量と前記第2圃場(C)で収穫された玄米の重量を算出することを特徴とする穀物収穫システム。
  2. 前記倒伏率を、前記コンバイン(1)に設けられた倒伏スイッチ(41C)が入り操作された状態で走行装置(22)が走行した距離を、前記コンバイン(1)の走行装置(22)が走行した距離で除算して算出する請求項記載の穀物収穫システム。
  3. 前記倒伏率を、前記コンバイン(1)に設けられた変速レバー(34A)が低速側に操作され走行装置(22)が所定の速度未満で走行した距離を、前記コンバイン(1)の走行装置(22)が所定の速度以上で走行した距離で除算して算出する請求項記載の穀物収穫システム。
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