JP6850167B2 - 車両用撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用撮像装置に関し、特に、カメラのレンズが車両の外部に露出した状態で設置された撮像装置に関する。
従来、車両外部に設置されて車両周辺を撮像するカメラを備えた車両用撮像装置が知られている。この車両用撮像装置では、画像を撮像するカメラのレンズが、車両の外部に露出した状態で設置されている。
このような車両用撮像装置では、例えば、車両の高速走行時に走行風によって生じる巻き込み流などにより、カメラのレンズに雨滴や水しぶき、埃などの汚れが付着してしまい、カメラによる画像の視認性が低下する事態が生じる。そのため、視認性を維持するための対策が求められていた。
例えば、特許文献1に記載の車両用撮像装置では、車両外装部品であるリヤスポイラに撮像装置を構成するカメラが設置されており、さらに、このリヤスポイラにエアカーテンを形成するための貫通孔が形成されている。この貫通孔は、カメラのレンズを囲むように形成され、貫通孔の排気口は、カメラのレンズの方向とほぼ同一方向である車両後方かつ斜め下方に向かって開口している。
この車両用撮像装置では、車両が走行すると、走行風により貫通孔の排気口から気流が排出され、カメラの後方及び左右方向にエアカーテンが形成される。このエアカーテンによってレンズに付着する水滴等を遮ることにより、レンズの汚れを防止している。
特開2012−197054号公報
しかしながら、このようにエアカーテンによって雨滴等を遮断するものでは、例えば、高速走行時に水しぶきが勢いよく跳ね上げられた際に、これを遮断することができず、レンズに水滴が付着し、汚れが発生してしまうことがあった。
さらに、水滴等の遮断に有効な空気流の層(すなわち、エアカーテン)は、レンズ表面から僅かに離れたに位置に形成されるので、レンズに汚れが付着してしまった場合に、この汚れを除去することができないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、カメラのレンズが車両の外部に露出した状態で設置された車両用撮像装置において、レンズに対する汚れの付着防止効果に優れ、レンズに付着した汚れを除去可能な車両用撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る車両用撮像装置は、車両周辺を撮影するカメラを備え、該カメラのレンズが車両の外部に露出した状態で設置された車両用撮像装置において、前記レンズの表面前方側に所定の隙間を空けて配置され、該レンズの表面の一部又は全部を覆う透明なカバー部材と、前記カバー部材を前記レンズの表面の一部又は全部を覆う被覆位置と、前記レンズの表面を露出させた非被覆位置との間で移動可能とする可動機構と、を備え、前記カバー部材は、前記レンズと対向する面が凸状となる翼断面形状であり、前記可動機構は、前記カバー部材を自重により前記非被覆位置に移動させることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る車両用撮像装置は、車両周辺を撮影するカメラを備え、該カメラのレンズが車両の外部に露出した状態で設置された車両用撮像装置において、前記レンズの表面前方側に所定の隙間を空けて配置され、該レンズの表面の一部又は全部を覆う透明なカバー部材と、前記カバー部材を前記レンズの表面の一部又は全部を覆う被覆位置と、前記レンズの表面を露出させた非被覆位置との間で移動可能とする可動機構と、前記カバー部材に走行風を導くダクト部と、を備え、前記カバー部材は、前記レンズと対向する面が凸状となる翼断面形状であり、前記ダクト部は、前記カバー部材の翼断面形状の先端部に向かって開口する流出口を有することを特徴とする。
また、前記可動機構は、前記ダクト部からの風圧によって前記カバー部材を前記被覆位置へ移動させることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る車両用撮像装置は、車両周辺を撮影するカメラを備え、該カメラのレンズが車両の外部に露出した状態で設置された車両用撮像装置において、前記レンズの表面前方側に、前記レンズとの間に前記車両の走行風が通るように所定の隙間を空けて配置され、該レンズの表面の一部又は全部を覆う透明なカバー部材を備え、該カバー部材は、前記レンズと対向する面が凸状となる翼断面形状であって、前記隙間を通る走行風の上流側が翼断面形状の前側となり下流側が翼断面形状の後側となるように配置され、前記隙間の距離は、前記走行風が通った際に、前記カバー部材の前記凸状の表面側に生じる負圧の範囲内に前記レンズが位置するように設定されたことを特徴とする。
この構成によれば、レンズの表面を覆う透明なカバー部材によって、レンズに水滴や埃等が付着するのを防止することができる。また、カバー部材は、カメラのレンズと対向する面が凸状となる翼断面形状を有しているので、車両が走行した際に、レンズと対向する面側では、非対向面側よりも空気流の流速が速くなり、負圧が発生する。この負圧状態と速い流速によってレンズへの汚れの付着の予防、或いはレンズに付着した汚れを除去することができる。
また、可動機構を備えた車両用撮像装置によれば、カメラ機能を使用しない場合には、カバー部材によりレンズを覆うことで、カメラのレンズに汚れが付着するのを防止し、さらに、カバー部材とレンズとの間に形成される気流及び負圧状態によってレンズに付着した汚れを除去することができる。そして、カメラ機能を使用する際には、カバー部材を非被覆位置に移動させレンズの表面を露出させることで、カバー部材で遮られることのないクリアな画像の取得を優先させることができる。また、カバー部材を自重により非被覆位置に移動させる可動機構では、カバー部材の可動構造を簡素化することができる。
また、ダクト部を備えた車両用撮像装置によれば、カバー部材の翼型断面形状の先端部に向かって走行風が流出されるので、レンズとカバー部材との間の空気流量を大きくして汚れを除去する効果を高めることができる。また、ダクト部からの風圧によってカバー部材を被覆位置へ移動させる構成とすることで、カバー部材の可動構造を簡素化することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記車両用撮像装置において、前記可動機構は、車両速度が所定値以下の低速走行時に前記カバー部材を非被覆位置に移動させ、車両速度が前記低速走行よりも高い高速走行時に前記カバー部材を前記被覆位置に移動させることを特徴とする。
この構成によれば、カメラ機能の必要性が低く、レンズに汚れが付着しやすい高速走行時に、カバー部材によってレンズを覆うことで汚れの付着を防止することができる。また、レンズに汚れが付着し難い低速走行時には、レンズを露出状態にしてクリアな画像を得ることができる。
本発明に係る車両用撮像装置によれば、カメラのレンズ表面の前方にこのレンズを覆うカバー部材を配置しているので、レンズに水滴や埃等が付着するのを防止することができ、また、走行中にレンズとカバー部材との間に生じる気流や負圧状態によってレンズに付着した汚れを除去することができる。
本発明の第1の実施の形態である車両用撮像装置を有する車両を後方側から見た斜視図。 図1に示す車両用撮像装置の要部を示す側面図。 車両用撮像装置の要部を示す図であって図2の矢印X方向から見た上面図。 車両用撮像装置の要部を示す図であって図2の矢印Y方向から見た正面図。 カバー部材の移動状態を示す側面図であり、(a)は非被覆位置を示し、(b)は被覆位置を示す。 支持部材の変形例を示す図3と同様の上面。 第2の実施の形態である車両用撮像装置を示す側面図であり、(a)は非被覆位置を示し、(b)は被覆位置を示す。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態である車両用撮像装置10を有する車両70を後方側から見た斜視図であり、図2は、図1に示す車両用撮像装置10の要部を示す側面図、図3は図2の矢印X方向から見た上面図、図4は、図2の矢印Y方向から見た正面図である。なお、各図面は、発明の要部を分かりやすく説明するために記載した模式図であり、寸法等を正確に示すものではない。車両用撮像装置10は、車両70の後部であって車幅方向の略中央部に取付けられたカメラ12と、カメラ12のレンズ20の表面前方側に配置されるカバー部材13と、カバー部材13を移動させる可動機構11とを備える。可動機構11は、ガイド部材15a,15bとダクト部16とを備える。なお、図2では、図3及び図4で示している支持部材14a,14b及びガイド部材15aの記載を省略している。
カメラ12は、車両後部を構成する外装部材に取付けられる。本実施の形態ではカメラ12が、ナンバープレート75よりも上方であって、リヤゲート72の凹部75の上辺部に設けられたガーニッシュ76に取付けられている。なお、図1では、カメラ12及びカバー部材13の位置を分かりやすく説明するために、ガーニッシュ76の下面側に取付けられたカメラ12及びカバー部材13を実線で示している。カメラ12のレンズ20は、筐体24に取付けられており、表面22が車両70の後方下方を向くようにレンズ20が露出した態様で設置されている。カメラ12は、筐体24から延びるケーブル26を介して、図示しない制御装置に接続されている。レンズ20は、レンズ表面22が曲面状に形成されており、広角撮影が可能な魚眼レンズである。
カバー部材13は、透明な材料、例えば透明な樹脂材やガラス材などで形成され、一方の面32が凸状に形成された翼断面形状を有する板状の部材である。カバー部材13の他方の面33は、略平面状に形成されている。なお、カバー部材13は図示例のものに限られず、設置状態においてレンズ20と対向する一方の面32が、レンズ20に対する非対向面となる他方の面33よりも凸となる翼断面形状であればよい。
カバー部材13は、カメラ12のレンズ20の全部を被覆可能となるように、レンズ20よりも大きな表面積を有する。図4に示すように、本実施の形態のカバー部材13は、正面視で略四角形状を有し、レンズ20の正面に配置された状態(後述の被覆位置)でレンズ20の広画角をカバーできる大きさに設定されている。
カバー部材13は、支持部材14a,14bによってカメラ12に取付けられるとともに、可動機構11により、カメラ12のレンズ20を覆う被覆位置と、レンズ20を露出させる非被覆位置とに移動可能に構成されている。
支持部材14a,14bは、カメラ12の筐体24の両側部からレンズ20の前方側に向かって延びる一対の棒状の部材である。一対の支持部材14a,14bは、基端部44が固定具42により筐体24に固定されており、先端部46において、後述のガイド部材15a,15bを介してカバー部材13を挟持支持している。カバー部材13は、被覆位置となった場合に、支持部材14a,14bによってレンズ20の表面22の前方側に所定の隙間Lを空けて配置される。支持部材14a及び14bの離間距離は、基端部44から先端部46に向かって漸次大きくなっている。
可動機構11を構成するガイド部材15a,15bは、一対のレール状に形成され、一端部54が支持部材14a,14bの先端部46に接続、固定され、一端部54から車両70の下方側に延在し、他端部56が図示しない固定具により車両70の外装部材であるリヤゲート72の凹部74に固定される。
図3に示すように、一対のガイド部材15a,15bの対向面側には、カバー部材13の両側部に形成された係合部36a,36bと係合する係合溝部52a,52bが形成されている。図5に示すように、カバー部材13は、係合溝部52a,52bに沿ってガイド部材15a,15bの一端部54と他端部56との間を移動可能に構成されている。また、ガイド部材15a,15bの一端部54及び他端部56には、カバー部材13の移動を阻止する図示しないストッパが設けられる。カバー部材13は、ガイド部材15a,15bの一端部54側に移動するとレンズ20を覆う被覆位置となり、他端部56側に移動することでレンズ20を露出させた非被覆位置となる。なお、カバー部材13とガイド部材15a,15bとの係合構造は、これに限られず、カバー部材13がガイド部材15a,15bの延在方向に沿って往復移動可能な構造であればよい。
ダクト部16は、車両70の走行時に発生する走行風を収集してカバー部材13の先端部(翼断面において厚さが大きい方の端部)38に向かって排出させるものである。このダクト部16は、例えば、カメラ12を取付ける車両70の外装部材に走行風をカバー部材13へ導く貫通孔を形成する等により構成することができる。ダクト部16の流出口62は、ガイド部材15a,15bの他端部56に近接した位置にあり、カバー部材13の先端部38に向かって開口している。流出口62の近傍において、ダクト部16はガイド部材15a,15bの延在方向に沿って延びている。
次に、上述した車両用撮像装置10におけるレンズ20の汚れ防止作用について説明する。
図5(a)に示すように、車両70が停止状態又は低速走行状態にある場合、カバー部材13は自重によって、ガイド部材15a,15bの下方側の端部、すなわち他端部56に移動し、レンズ20を露出した非被覆位置となる。非被覆位置では、カバー部材13の先端部38が、ダクト部16の流出口62に近接している。
カメラ12による車両70の後方周辺部の撮像は、一般に、車両70の低速走行時に行われ、高速走行時には行われていない。本実施の形態の車両用撮像装置10では、停止状態や低速走行状態においてカバー部材13を非被覆位置に移動させて、レンズ20を露出させることにより、カメラ12の利用時にクリアな画像を取得することが可能となる。
一方、車両70が所定の車速以上となる高速走行状態になると、ダクト部16の流出口から流出する走行風の風圧が高くなる。この走行風はカバー部材13の先端部38に当接し、図5(b)に示すように、カバー部材13は高い風圧によって車両70の上方側へ押し上げられる。カバー部材13は、ガイド部材15a,15bに沿って一端部54側へスライド移動し、レンズ20を覆う被覆位置となる。
被覆位置では、レンズ20の表面22がカバー部材13によって覆われることで、レンズ20に対する水滴や埃等の付着が防止される。特に、高速走行状態では、停止状態及び低速走行状態に比べて、走行風によって生じる巻き込み流により水しぶきや埃などがレンズ20に付着しやすくなる。このときにカバー部材13でレンズ20を覆うことで、効果的に汚れを防止することができる。また、高速走行時にカメラ12が使用される場合であっても、透明なカバー部材13を介してカメラ12により車両周辺部の画像を撮像することが可能である。
また、カバー部材13が翼断面形状となっているので、レンズ20との対向面32側の気流の流速F1は、非対向面33側の気流の流速F2よりも速くなり、対向面32側が負圧状態になる。これにより、レンズ20への汚れの付着を予防することができ、レンズ20に汚れが付着している場合には、隙間Lに生じた負圧状態と、速い流速とによって、付着した汚れを除去することができる。
車両70が高速走行状態から低速走行状態へ移行すると、図5(a)に示すように、カバー部材13は自重によって再び非被覆位置へと移動する。
なお、車両用撮像装置10は、ダクト部16を用いることなく、走行時にカバー部材13に吹き付ける車両70周辺の走行風によってカバー部材13を移動させてもよいが、ダクト部16を設けることで、高い風圧を確保して確実にカバー部材13に移動させることが可能となる。さらに、隙間Lを通る空気流量を多くして汚れを除去する効果を高めることができる。
図6は、支持部材14a,14bの変形例を示す図3と同様の上面図である。なお、図6ではガイド部材15a,15bの記載を省略している。
図6(a)に示す変形例1では、一対の支持部材14a,14bが基端部44から先端部46まで、ほぼ等しい離間距離で平行に延びている。このように支持部材14a,14bを屈曲のない棒状部材とすることで、撮像装置10を小型化し、コストを抑えることができる。
図6(b)に示す変形例2では、基端部44と先端部46の間の中央部45において、一対の支持部材14a,14bが互いに接近するように湾曲している。変形例2の支持部材14a,14bでは、レンズ20とカバー部材13の間を通る気流の流路を狭くして、隙間Lを通る気流の流速をより速めることができる。
なお、上述した実施の形態及び変形例1、2において、支持部材14a,14bは、基端部44がカメラ12ではなく、カメラ12を取付ける車両70の外装部材に固定される構造であってもよい。
(第2の実施の形態)
図7は、車両用撮像装置10の第2の実施の形態を示す側面図であり、(a)はカバー部材13の非被覆位置を示し、(b)はカバー部材13の被覆位置を示す。なお、図7において、第1の実施の形態と対応する部位には同一符号を付している。以下に説明する第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
本実施の形態では、可動機構11が、ガイド部材15a,15bと、ダクト部16と、バネ構造部57とを備え、バネ構造部57の付勢力を用いてカバー部材13を移動させている。ダクト部16の流出口62はカメラ12よりも上方に位置し、斜め下方に向かって開口している。ガイド部材15a,15bは、一端部54が支持部材14a,14bの先端部46に接続、固定され、一端部54から車両70の上方側に向かって延在し、他端部56がダクト部16の流出口62の近傍に位置している。なお、他端部56は図示しない固定部材により車両70の外装部材に固定される。バネ構造部57は、例えばスプリング材によって形成することができ、基端部58がダクト部16の流出口62側の端部に固定されており、先端部59がカバー部材13の先端部38に連結されている。
図7(a)に示すように、車両70が停止状態又は低速走行状態にある場合、カバー部材13はバネ構造部57の付勢力によって、ガイド部材15a,15bの他端部56に移動し、レンズ20を露出した非被覆位置となる。非被覆位置では、カバー部材13の先端部38が、ダクト部16の流出口62に近接している。
車両70が所定の車速以上となる高速走行状態になると、ダクト部16の流出口から流出する走行風の風圧が高くなり、図7(b)に示すように、カバー部材13は高い風圧によって車両70の下方側へ押し下げられる。カバー部材13は、ガイド部材15a,15bに沿って一端部54側へスライド移動し、レンズ20を覆う被覆位置となる。
本実施の形態の車両用撮像装置10では、第1の実施の形態と同様にレンズ20の汚れ防止し、レンズ20に付着した汚れを除去することができるとともに、バネ構造部57の付勢力を用いることで、確実にカバー部材13を非被覆位置に移動させることができる。また、可動機構11の設置位置などの設計自由度を高めることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、カバー部材13は被覆位置において、正面視でレンズ20の表面22の少なくとも一部を覆う構造であればよい。また、車両用撮像装置10は、可動機構11を有しておらず、支持部材14a,14bによってカバー部材13をカメラ12のレンズ20の表面前方側に所定の隙間Lを空けて固定配置する構造であってもよい。
また、カメラ12は、車両70後方に配置するものに限られず、例えば、車両前面部に配置した前部カメラや、車両側面部に配置した側部カメラに対して、カバー部材13及び可動機構11を設けてもよい。
また、可動機構11は、第1及び第2の実施の形態のものに限られず、例えば、カバー部材13を被覆位置と非被覆位置とに移動させるアクチュエータと、該アクチュエータを作動させる制御部とを設け、該制御部により、車両70の走行状態に応じてアクチュエータを作動させてカバー部材13を移動させる構造であってもよい。
10 車両用撮像装置
11 可動機構
12 カメラ
13 カバー部材
14a,14b 支持部材
15a,15b ガイド部材
16 ダクト部
20 レンズ
70 車両

Claims (4)

  1. 車両周辺を撮影するカメラを備え、該カメラのレンズが車両の外部に露出した状態で設置された車両用撮像装置において、
    前記レンズの表面前方側に所定の隙間を空けて配置され、該レンズの表面の一部又は全部を覆う透明なカバー部材と、
    前記カバー部材を前記レンズの表面の一部又は全部を覆う被覆位置と、前記レンズの表面を露出させた非被覆位置との間で移動可能とする可動機構と、を備え、
    前記カバー部材は、前記レンズと対向する面が凸状となる翼断面形状であり、
    前記可動機構は、前記カバー部材を自重により前記非被覆位置に移動させることを特徴とする車両用撮像装置。
  2. 車両周辺を撮影するカメラを備え、該カメラのレンズが車両の外部に露出した状態で設置された車両用撮像装置において、
    前記レンズの表面前方側に所定の隙間を空けて配置され、該レンズの表面の一部又は全部を覆う透明なカバー部材と、
    前記カバー部材を前記レンズの表面の一部又は全部を覆う被覆位置と、前記レンズの表面を露出させた非被覆位置との間で移動可能とする可動機構と、
    前記カバー部材に走行風を導くダクト部と、を備え、
    前記カバー部材は、前記レンズと対向する面が凸状となる翼断面形状であり、
    前記ダクト部は、前記カバー部材の翼断面形状の先端部に向かって開口する流出口を有することを特徴とする車両用撮像装置。
  3. 前記可動機構は、前記ダクト部からの風圧によって前記カバー部材を前記被覆位置へ移動させることを特徴とする請求項2に記載の車両用撮像装置。
  4. 車両周辺を撮影するカメラを備え、該カメラのレンズが車両の外部に露出した状態で設置された車両用撮像装置において、
    前記レンズの表面前方側に、前記レンズとの間に前記車両の走行風が通るように所定の隙間を空けて配置され、該レンズの表面の一部又は全部を覆う透明なカバー部材を備え、
    該カバー部材は、前記レンズと対向する面が凸状となる翼断面形状であって、前記隙間を通る走行風の上流側が翼断面形状の前側となり下流側が翼断面形状の後側となるように配置され、
    前記隙間の距離は、前記走行風が通った際に、前記カバー部材の前記凸状の表面側に生じる負圧の範囲内に前記レンズが位置するように設定されたことを特徴とする車両用撮像装置。
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