JP2005008061A - 車両周辺表示装置およびプログラム - Google Patents

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文人 丹羽
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Abstract

【課題】様々な車両の走行状態において、画像情報取得手段の少なくとも入光部にかかる降雨や車両の泥はねなどの量を低減すること。
【解決手段】シフトレバーの位置がニュートラル「N」や前進を示す位置である場合には(S150:NO)、車両が前進中であり、車両の後方の状況を示す画像情報の必要性が低いと判断する(S180)。さらに、現在の車両速度がカバー位置切替基準値よりも大きい場合には(S190:YES)、運転者が運転に集中することにより表示装置に表示された画像情報を見る機会が少なく、車両の前方および側方状況を示す画像情報の必要性が低いと判断する。そして、このような画像情報を取得するための車載カメラのカバーを、車載カメラの少なくともレンズを保護する位置に移動させる。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の周辺部に取り付けたカメラを、降雨や泥はねから保護する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両の周辺部に取り付けた車載カメラで車両の周辺を撮影し、その撮影した画像を表示装置に表示する車両周辺表示装置が知られている。このような車両周辺表示装置においては、車両の周辺部の側面に車載カメラが取り付けられていることが多く、降雨や車両の泥はねなどが車載カメラのレンズに付着し、画像の品質が劣化するおそれがある。そこで、このような課題を解決するために、降雨などから車載カメラを保護するため、車載カメラのレンズを保護するための保護シャッターを備え、その保護シャッターを、車載カメラのレンズを保護する位置とレンズを開放する位置とで切り替えるよう構成した車両周辺表示装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−221564号公報(第2頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の保護シャッターを備えた車両周辺表示装置においては、保護シャッターを開放した場合には、車両の停車時および低速走行時においては降雨が車載カメラのレンズにかかりにくい一方、高速走行時においては降雨が斜め方向から車両に衝突するため、車載カメラのレンズに降雨がかかりやすいという問題があった。また、右折時や左折時など車両が旋回する際にも、降雨が斜め方向から車両に衝突しやすくなるため、車載カメラのレンズに降雨がかかりやすいという問題があった。なお、このような車載カメラのレンズに降雨がかかりやすい状況においては、車載カメラのレンズに車両の泥はねなどがかかるおそれもある。
【0005】
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、車両周辺表示装置において、様々な車両の走行状態において、車載カメラなど画像情報取得手段の少なくともレンズなど入光部にかかる降雨や車両の泥はねなどの量を低減することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するためになされた請求項1に係る車両周辺表示装置は、車両の走行状態に基づいて必要性が低い画像情報を選択し、その選択した画像情報を取得するための画像情報取得手段が有する少なくともレンズなどの入光部を、保護カバーなど保護手段により降雨から保護することを特徴とする。具体的には、車両(200:この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて実施の形態中で用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。)の周辺部に配された入光部(211c)を有し、前記入光部を介して前記車両の周辺状況を示す画像情報を取得する画像情報取得手段(211)と、前記画像情報取得手段が取得した画像情報を表示させるための表示手段(105)に前記画像情報を表示させる制御手段(101)と、を備えており、さらに、前記制御手段からの指示により、前記画像情報取得手段のうち少なくとも前記入光部を保護する「保護状態」と前記画像情報取得手段のうち少なくとも前記入光部を保護しない「非保護状態」とで切り替わる保護手段(211d,211f)と、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段(101,107,111)と、を備えている。なお、画像情報取得手段の具体例としては、車両に搭載される車載カメラなどが挙げられる。また、「入光部」の具体例としてはレンズなどが挙げられる。また、保護手段の具体例としては、保護カバーや保護シャッターなどが挙げられる。そして、制御手段が、走行状態検出手段が検出した「車両の走行状態」に基づいて、画像情報取得手段によって取得された画像情報のうち「必要性の低い画像情報」を選択する。
【0007】
この場合、「車両の走行状態」を、例えば、(イ)車両の旋回方向や(ロ)車両の走行速度値などによって規定することが考えられる。まず、規定(イ)について説明すると、走行状態検出手段が車両の旋回方向を検出するよう構成されており、制御手段が、走行状態検出手段によって検出された車両の旋回方向に基づいて、画像情報取得手段によって取得された画像情報のうち必要性が低い画像情報を選択することが考えられる(請求項2)。一例を挙げると、車両の旋回方向が右方向である場合には、車両の左前方や左側方の状況を示す画像情報を「必要性が低い画像情報」として選択し、また、車両の旋回方向が左方向である場合には、車両の右前方や右側方の状況を示す画像情報を「必要性が低い画像情報」として選択するといった具合である。なお、車両の旋回方向の検出は、例えば各種センサによりステアリングの操舵角、方向指示器の操作などを検出することにより行うことが考えられる。
【0008】
また、規定(ロ)について説明すると、走行状態検出手段が車両の速度を検出するよう構成されており、制御手段が、走行状態検出手段によって検出された車両の速度値に基づいて、画像情報取得手段によって取得された画像情報のうち必要性が低い画像情報を選択することが考えられる(請求項3)。一例を挙げると、その値よりも大きい速度値にて車両が走行する場合には運転者が運転に集中することにより表示手段に表示された画像情報を見る機会が少ないと想定される所定の基準値を設定し、その基準値よりも大きい速度値にて車両が走行している場合には、車両の後方状況を示す画像情報を「必要性の低い画像情報」として選択するといった具合である(請求項4)。ここで「所定の基準値」は、その値よりも大きい速度値にて車両が走行する場合には運転者が運転に集中することにより表示装置105に表示された画像情報を見る機会が少ないと想定される値を云う。
【0009】
なお、上述の「車両の走行状態」を、上述の規定(イ)および規定(ロ)によって規定し、規定(イ)または規定(ロ)の少なくとも何れかに基づいて、必要性が低い画像情報を選択するようにしてもよい。具体的には、走行状態検出手段が「車両の旋回方向」および「車両の速度」を検出するよう構成されており、制御手段が、走行状態検出手段によって検出された「車両の旋回方向」および「車両の走行速度」の少なくとも何れかに基づいて、必要性が低い画像情報を選択することが考えられる。
【0010】
上述のように必要性が低い画像情報を車両の走行状態に基づいて選択した後に、制御手段が、その選択した画像情報を取得する画像情報取得手段に対応する保護手段を保護状態にさせることにより、その選択した画像情報を取得する画像情報取得手段の少なくとも入光部を保護する。
【0011】
本発明の車両周辺表示装置(200)によれば、車両の旋回方向や走行速度などの車両の走行状態に基づいて必要性が低い画像情報を選択し、その選択した画像情報を取得するための車載カメラなど画像情報取得手段の少なくともレンズなどの入光部を、保護カバーなど保護手段により降雨から保護する。またこのことにより、画像情報取得手段の少なくとも入光部に、降雨以外にも車両の泥はねなどがかかりにくくすることが期待できる。したがって、様々な車両の走行状態において、画像情報取得手段の少なくとも入光部にかかる降雨や車両の泥はねなどの量を低減することができる。
【0012】
ところで、「車両の走行状態」を、上述の規定(ロ)のように「車両の走行速度」によって規定する場合において、車両が所定の基準値付近の速度にて走行するときには、保護手段の状態が非保護状態と保護状態とで頻繁に切り替わることがある。すると、画像情報取得手段が取得する画像情報の画質が劣化するおそれがある。また、表示手段の表示/非表示の切り替えを保護手段の状態の切り替えに連動させている場合には、表示手段の表示/非表示の切り替えが頻繁に行われるおそれがある。そこで、保護手段の状態が変化する際に所定の基準値を再設定することが考えられる。具体的には、請求項5のように、走行状態検出手段によって検出された車両の速度値が前記所定の基準値を超えた場合には、制御手段が、その所定の基準値をより小さい値に設定し直すことが考えられる。すると、再設定前の所定の基準値付近の速度にて車両が走行しても、車両の速度値が再設定後の所定の基準値よりも大きい値となるので、車両の速度値が所定の基準値を超えた際に非保護状態から保護状態に切り替わった保護手段は、保護状態のままとなる。一方、車両の速度値が所定の基準値を下回った場合には、制御手段が、その所定の基準値をより大きい値に設定し直すことが考えられる。すると、再設定前の所定の基準値付近の速度にて車両が走行しても、車両の速度値が再設定後の所定の基準値よりも小さい値となるので、車両の速度値が所定の基準値を下回った際に保護状態から非保護状態に切り替わった保護手段は、非保護状態のままとなる。このようにすれば、車両が所定の基準値付近の速度にて走行する場合に、保護手段の状態が非保護状態と保護状態とで頻繁に切り替わることを防ぐことができる。このことにより、画像情報取得手段が取得する画像情報の画質が劣化するのを防ぐことができるとともに、表示手段における表示/非表示の切り替えが頻繁に行われるのを防ぐことができる。
【0013】
なお、画像情報取得手段が取得した画像情報を表示手段に表示させる場合については、次のように表示を制御することが考えられる。すなわち、(ハ)利用者による入力手段を介した指示に基づいて、画像情報取得手段が取得した画像情報を表示手段に表示させたり非表示としたりすることが考えられる。このようにすれば、運転者の利便性を向上させることができる。
【0014】
(ニ)また、例えば住宅街などを低速で走行する際には、運転者が車両の周囲状況を知るために、画像情報取得手段が取得した画像情報を表示手段に表示させることが有用である一方、例えば高速道路などを高速で走行する際には、運転者が運転に集中して表示手段に表示された画像情報を見る機会が減るため、表示手段に画像情報を表示させなくてもよいと考えられる。そこで、走行状態検出手段によって検出された車両の走行速度が所定の基準値よりも大きい場合には、制御手段が、画像情報取得手段が取得した画像情報を表示手段には表示させないことが考えられる(請求項6)。このようにすれば、例えば高速道路などを高速で走行する際など車両の周辺状況を示す画像情報の必要性が低い場合において、画像情報を表示手段に表示させることによる制御手段や表示手段などの負担を低減することができる。
【0015】
(ホ)さらに、例えば所定の基準値とは異なる基準値を設定し、車両の速度値がその基準値よりも大きいか否かに基づいて、画像情報取得手段が取得した画像情報を表示手段に表示させたり非表示としたりしてもよい。
ところで、画像情報取得手段が例えば車載カメラであり、保護手段が、例えば保護カバー(または保護シャッター)と、車載カメラの少なくともレンズなど入光部を保護する保護位置(上述の「保護状態」に相当する。)と車載カメラの少なくとも入光部を保護せずに開放する開放位置(上述の「非保護状態」に相当する。)との間でその保護カバーを移動させる機構部と、を備え、機構部が保護カバーの位置を切り替えるよう構成され、一方、表示手段が例えばモニタであり、その表示状態が電気的に切り替わるよう構成されている場合においては、保護手段における保護カバーの位置が切り替わるのに要する時間は、モニタの表示状態が切り替わるのに要する時間よりも長くなり、同時に切り替えを開始するとモニタの方が早く状態が切り替わる。すると、保護カバーが保護位置から開放位置に切り替わる場合には、保護カバーが開放位置となる前に表示状態となったモニタが、車載カメラによって取得された、画質が劣化した画像情報を表示するおそれがある。そこで、制御手段が、保護手段を保護状態から非保護状態とする際には、保護手段が非保護状態となる時期とほぼ同時期に、画像情報取得手段が取得した画像情報を表示手段に表示させ始めるよう制御することが考えられる(請求項7)。このようにすれば、画質が劣化した画像情報が表示手段に表示されることを防ぐことができる。
【0016】
ところで、特に雨天時においては、降雨や車両の泥はねが画像情報取得手段にかかる可能性が高いと考えられるため、上述のような制御手段による各種処理を雨天時のみ実行することが考えられる。具体的には、請求項8のように、雨天であるか否かを推定する雨天推定手段(101,113)を備え、雨天推定手段が雨天であると推定した場合には、制御手段が各種処理を実行し、一方、雨天推定手段が雨天ではないと推定した場合には、制御手段が各種処理を実行しないことが考えられる。ここで、雨天推定手段は、例えば運転者によるワイパーの操作や雨滴センサからの検出信号などに基づいて雨天であるか否かを推定することが考えられる。このようにすれば、制御手段による各種処理を実行する必要がない晴天などの天候時において各種処理を実行しないようにするので、全ての天候時において各種処理を実行する場合に比べて制御手段の負担を低減することができる。
【0017】
なお、請求項9に示すように、請求項1〜請求項8の何れかに記載の車両周辺表示装置における制御手段は、コンピュータを機能させるプログラムとして実現できる。したがって、本発明は、プログラムの発明として実現できる。また、このようなプログラムの場合、例えば、FD、MO、DVD−ROM、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして起動することにより用いることができる。この他、ROMやバックアップRAMをコンピュータ読み取り可能な記録媒体として本プログラムを記録しておき、ROMあるいはバックアップRAMをコンピュータに組み込んで用いてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうることは言うまでもない。
【0019】
まず、図1は、実施例の運転支援装置および車載カメラを搭載する車両200を説明する説明図である。また、図2は車載カメラの構成を示す説明図であり、図3は実施例の車両周辺表示装置の構成を説明する説明図である。なお、以降、図1の車両200において、車両200の前進方向を「前側」とし、同じく車両200の後進方向を「後側」とする。また、車両200の後側から前側を見た場合における車両200の右側、左側をそれぞれ「右側」、「左側」とする。
【0020】
[車両200の構成の説明]
図1に示すように、車両200は、乗員室200aを備えている。この乗員室200aの前部右側には、運転者が着席して車両200を運転するための運転者用シート205が設置されている。また、車両200の乗員室200aの前部には、ルームミラー207が取り付けられている。このルームミラー207を利用することにより、運転者は、車両200の後方を視認することができる。さらに、車両200には、後述する車両周辺表示装置100(図3を参照。)が取り付けられている。
【0021】
また、車両200は、乗員室200aに搭乗者が出入りするためのドアをその側部に2枚ずつ計4枚備えている。これら4枚のドアのうち、車両200の右側側部に備えられたドアの一つは、乗員室200aに運転者が出入りするための運転席側ドア201となっており、また、車両200の左側側部に備えられたドアの一つは、乗員室200aに運転者が出入りするための助手席側ドア202となっている。そして、これら運転席側ドア201および助手席側ドア202は、ドアミラー201a,202aをそれぞれ備えている。これらドアミラー201a,202aを利用することにより、後述する運転者用シート205に着席した運転者は、目視できる範囲だけでなく、車両200の側方の斜め後方を視認することができる。さらに、車両200は、右用のコンビネーションランプ203Rをその前部の右コーナー部に、左用のコンビネーションランプ203Lをその前部の左コーナー部にそれぞれ備えている。
【0022】
さらに、車両200のバンパーなどその前部の左コーナー部には取付穴208が開けられている。この取付穴208の両側には、図2に示すように、スライド溝209,209が形成されている。そして、取付穴208の内部には、車載カメラ211が搭載されている。また同様に、車両200のバンパーなどその前部の右コーナー部には取付穴218が開けられており、車両200のバンパーなどその後部の左右コーナー部には取付穴228,238がそれぞれ開けられている。これら取付穴218,228,238それぞれの両側には、スライド溝219,219と同様のスライド溝が形成されている。そして、取付穴218,228,238それぞれの内部には、車載カメラ221,231,241が搭載されている。
【0023】
[車載カメラ211,221,231,241の各構成の説明]
車載カメラ211は、図2に示すように、取付穴208の内部に納められたハウジング211aと、ハウジング211の内部に取り付けられ、取付穴208の内部から車両200の右側側方の状況を示す画像情報を取得するCCD素子211bと、ハウジング211の内部におけるCCD素子211bの視野の方向に配され、その方向の画像情報をCCD素子221bに対して集光するレンズ211cと、スライド溝209,209に沿って移動することにより取付穴208を塞いでレンズ211cを保護する保護位置と取付穴208を開放してレンズ211cを保護しない開放位置(特許請求の範囲における「非保護状態」が該当する。)とで移動可能なカバー211dと、カバー211dを保護位置と開放位置との間で駆動するカバー駆動装置211f(図3を参照。)と、を備えている。
【0024】
このうち、カバー211dは板状であり、その側面のうちカバー211dの移動方向に沿う一面にはラック211eがその面に沿って構成されている。また、カバー駆動装置211fはモータを有している。そして、そのモータの駆動軸の先端にはピニオンギアが取り付けられており、カバー駆動装置211fは、そのピニオンギアがラック211eに噛み合うように配されている。さらに、カバー駆動装置211fは、後述する制御装置101(図3を参照。)に接続されている。
【0025】
以上のような構成により、車載カメラ211は次のように作用する。すなわち、カバー駆動装置211fが制御装置101から制御信号に従って回転し、ピニオンギアおよびラック211eを介して、カバー211dを保護位置と開放位置との間を移動させる。そして、カバー211dが開放位置にある際には、車載カメラ211が車両200の右側側方の状況を示す画像情報を取得する。
【0026】
なお、ここでは車両200前部の左コーナー部に搭載された車載カメラ211について説明したが、車両200の前部の右コーナー部や後部の左右コーナー部に搭載された他の車載カメラ221,231,241については、その構成が車載カメラ211と同様であるのでここでは詳細な説明は省略する。また、本実施例では車両200は4台の車載カメラを備えているが、図3に示すように、車両200がN台の車載カメラ(211〜2N1)を備え、制御装置101がこれらN台の車載カメラ(211〜2N1)を制御するよう構成してもよい。なお、各車載カメラ211,221,231,241は画像情報取得手段に該当し、各車載カメラのレンズ211c,221c,231c,241cは入光部に該当し、各車載カメラのカバー211d,221d,231d,241dおよびカバー駆動装置211f,221f,231f,241fは保護手段に該当する。
【0027】
[車両周辺表示装置100の構成の説明]
ところで、図3に示すように、本実施例の車両周辺表示装置100は、車両200の各コーナー部に取り付けられた車載カメラ211,221,231,241、制御装置101、運転者からの種々の指示や命令を入力するための操作SW103、表示装置105、車両200の走行速度に応じた間隔でパルス信号を出力する車速センサ107、シフトレバーの位置を検出するシフトレバー位置センサ109などを備えている。
【0028】
このうち、表示装置105はカラー表示装置であり、車載カメラ211などが取得した画像情報を表示することができる。また、制御装置101は、通常のコンピュータなどであり、操作SW103を介した運転者の指示に基づいて、車載カメラ211などが取得した画像情報を表示装置105に表示させるよう構成されている。また、制御装置101は、車載カメラ211のカバー駆動装置211fに制御信号を送信することによりカバー211dの位置を切り替える。さらに、制御装置101は、車速センサ107やシフトレバー位置センサ109などの出力信号に基づいて、後述する車両周辺表示処理を実行する。なお、制御装置101は制御手段に該当する。また、表示装置105は表示手段に該当し、車速センサ107は制御装置101とともに走行状態検出手段に該当する。
【0029】
なお、車両周辺表示装置100の各構成のうち制御装置101、操作SW103および表示装置105は、車載用ナビゲーション装置の構成を利用することにより実現することができる。
[車両周辺表示処理の説明]
次に、制御装置101が実行するカメラカバー車両周辺表示処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、本処理は、車載用ナビゲーション装置が実行する他の処理(地図表示処理や目的地選択処理、経路案内処理など)からは独立して実行される。
【0030】
前回車両200を使用したのちにアクセサリ電源をオフにした際には、全ての車載カメラのカバーを保護位置にしている。そこで、図示しないアクセサリ電源がオンとなった後に、車両周辺表示装置100の図示しない電源スイッチがオンとなって電源供給されると、保護位置にある全ての車載カメラのカバーを、カバー駆動装置211fを制御することにより開放位置へ移動させる(ステップ(以下、単に「S」と記す。)120)。
【0031】
続くS130では、カバー位置切替基準値を初期値VHHに設定する。ここで「カバー位置切替基準値」は、その値よりも大きい速度値にて車両が走行する場合には運転者が運転に集中することにより表示装置105に表示された画像情報を見る機会が少ないと想定される値を云い、(イ)高速道路や一般道路など道路種別ごとの特性や、(ロ)市街地や郊外などエリアごとの特性などを考慮して予め実験等により設定されている。なお、本実施例では、カバー位置切替基準値の初期値VHHは、30km/hに設定されている。また、「カバー位置切替基準値」は、特許請求の範囲における「所定の基準値」に該当する。
【0032】
続くS140では、シフトレバー位置センサ109からの出力信号に基づいて、シフトレバーの位置がパーキング「P」であるか否かを判断する。ここで、シフトレバーの位置がパーキング「P」である場合には(S140:YES)、後述するS160に移行する。一方、シフトレバーの位置がパーキング「P」ではない場合には(S140:NO)、S150に移行する。
【0033】
S150では、シフトレバー位置センサ109からの出力信号に基づいて、シフトレバーの位置がリバース「R」であるか否かを判断する。ここで、シフトレバーの位置がリバース「R」である場合には(S150:YES)、後述するS170に移行する。一方、シフトレバーの位置がリバース「R」ではない場合には(S150:NO)、シフトレバーの位置がパーキング「P」およびリバース「R」以外の位置、すなわち、ニュートラル「N」や前進(ドライブ「D」、ロー「L」、セカンド「2」など)であると判断し、後述するS180に移行する。
【0034】
S160では、先のS140にてシフトレバーの位置がパーキング「P」であると判断したことにより、車両200が停車状態にあり、且つ必要性が低い画像情報は存在しないと判断し、全ての車載カメラ211,221,231,241の各カバーを開放位置とする。具体的には、カバーが保護位置にある車載カメラを選択し、その選択した車載カメラのカバー駆動装置211fを制御することにより、保護位置にあるカバーを開放位置へ移動させる。また、開放位置にあるカバーは開放位置のままとする。
【0035】
続くS165では、車載カメラが取得した画像情報を表示装置105に表示させる。具体的には、各車載カメラ211,221,231,241が、車両200の周辺状況を示す画像情報を取得する。一例を挙げると車載カメラ211が「車両200の左側側方の状況を示す画像情報」を取得し、車載カメラ221が「車両200の右側側方の状況を示す画像情報」を取得するといった具合である。そして、操作SW103を介した運転者の指示に基づいて、車載カメラ211,221,231,241が取得した画像情報を表示装置105に表示させる。一例を挙げると、運転者の指示が「車両200の左側側方の状況を示す画像情報」を要求するものである場合には、その画像を表示装置105に表示させ、運転者の指示が「車両200の右側側方の状況を示す画像情報」を要求するものである場合には、その画像を表示装置105に表示させるといった具合である。また、操作SW103を介した運転者の指示に基づいて複数の画像情報を並べて表示したり重ねて表示したりしてもよい。また、制御装置101が自動的に画像情報を選択し、その選択した画像情報を表示してもよい。
【0036】
そしてS140に戻り、S140以下のステップを繰り返す。
さて、S170では、先のS150にてシフトレバーの位置がリバース「R」であると判断したことにより、車両200が後進中であり且つ車両200の前方の状況を示す画像情報の必要性が低いと判断し、車両200の後方の状況および側方の状況を示す画像情報を取得する車載カメラ231,241の各カバーを開放位置にするとともに、車両200の前方の状況を示す画像情報を取得する車載カメラ211,221の各カバーを保護位置にする。具体的には、車載カメラ231,241については、車載カメラ231,241の各カバー231d,241dが保護位置である場合には、カバーが保護位置にある車載カメラのカバー駆動装置211fを制御することにより、保護位置にあるカバーを開放位置へ移動させる。また、カバー231d,241dが開放位置である場合には、カバーが開放位置にある車載カメラをそのままとする。一方、車載カメラ211,221については、車載カメラ211,221の各カバー211d,221dが開放位置にある場合には、カバーが開放位置にある車載カメラのカバー駆動装置211fを制御することにより、開放位置にあるカバーを保護位置へ移動させる。また、保護位置にあるカバーは保護位置のままとする。
【0037】
続くS175では、車載カメラが取得した画像情報を表示装置105に表示させる。具体的には、車載カメラ231,241が、車両200の周辺状況を示す画像情報を取得する。そして、操作SW103を介した運転者の指示に基づいて、車載カメラ231,241が取得した画像情報を表示装置105に表示させる。なお、画像情報の表示については、先のS165と同様であるのでここでは詳細な説明は省略する。
【0038】
そしてS140に戻り、S140以下のステップを繰り返す。
さて、S180では、先のS150にてシフトレバーの位置がニュートラル「N」や前進を示す位置であると判断したことにより、車両200が前進中であり、且つ車両200の後方の状況を示す画像情報の必要性が低いと判断し、車両200の前方の状況および側方の状況を示す画像情報を取得する車載カメラ211,221の各カバー211d,221dを開放位置とするとともに、車両200の後方の状況を示す画像情報を取得する車載カメラ231,241の各カバー211d,221dを保護位置とする。具体的には、車載カメラ211,221については、車載カメラ211,221の各カバー211d,221dが保護位置である場合には、カバーが保護位置にある車載カメラのカバー駆動装置211fを制御することにより、保護位置にあるカバーを開放位置へ移動させる。また、カバー211d,221dが開放位置である場合には、カバーが開放位置にある車載カメラをそのままとする。一方、車載カメラ231,241については、車載カメラ231,241の各カバー231d,241dが開放位置にある場合には、カバーが開放位置にある車載カメラのカバー駆動装置211fを制御することにより、開放位置にあるカバーを保護位置へ移動させる。また、保護位置にあるカバーは保護位置のままとする。
【0039】
続くS190では、車速センサ107からの出力信号に基づいて、現在の車両速度がカバー位置切替基準値よりも大きいか否かを判断する。ここで、現在の車両速度がカバー位置切替基準値よりも大きい場合には(S190:YES)、S200に移行する。一方、現在の車両速度がカバー位置切替基準値以下である場合には(S190:NO)、後述するS230に移行する。
【0040】
S200では、開放位置にある車載カメラのカバーを保護位置にする。具体的には、先のS190にて現在の車両速度がカバー位置切替基準値よりも大きいと判断したことにより、運転者が運転に集中することにより表示装置105に表示された画像情報を見る機会が少なく、その画像情報の必要性が低いと判断する。そして、カバーが開放位置にある車載カメラを選択し、その選択した車載カメラのカバー駆動装置211fを制御することにより、開放位置にあるカバーを保護位置へ移動させる。また、保護位置にあるカバーは保護位置のままとする。
【0041】
続くS210では、表示装置105へ画像情報を表示させるのを停止する。
続くS220では、先のS190にて車両速度がカバー位置切替基準値よりも大きいと判定されたことにより、カバー位置切替基準値を設定値THLに設定し直す。なお、設定値THLの値は初期値VHHの値よりも小さい値に設定されており、本実施例では、設定値THLの値は20km/hに設定されている。
【0042】
そしてS140に戻り、S140以下のステップを繰り返す。
さて、S230では、先のS190にて現在の車両速度がカバー位置切替基準値以下であると判断されていることにより、開放位置にある車載カメラ211,221の各カバ−211d,221dを開放位置のままとする。
【0043】
続くS240では、カバーが開放位置にある車載カメラ211,221が取得した画像情報を表示装置105に表示させる。具体的には、車載カメラ211,221が、車両200の前方の状況および側方の状況を示す画像情報を取得する。そして、操作SW103を介した運転者の指示に基づいて、車載カメラ211,221が取得した画像情報を表示装置105に表示させる。なお、画像情報の表示については、先のS165と同様であるのでここでは詳細な説明は省略する。
【0044】
続くS250では、カバー位置切替基準値を設定値THHに設定し直す。なお、設定値THHの値は設定値THLの値よりも大きい値に設定されており、本実施例では、設定値THHの値は30km/hに設定されている。
そしてS140に戻り、S140以下のステップを繰り返す。
【0045】
なお、S165、S175、S220およびS250を実行したのちにS140戻って再びS190を実行する際には、次のように処理を実行する。すなわち、車速センサ107からの出力信号に基づいて、現在の車両速度がカバー位置切替基準値を超えた場合には(S190:YES)S200に移行する。一方、車両速度がカバー位置切替基準値を下回った場合には(S190:NO)S230に移行する。
【0046】
[効果]
このように本実施例の車両周辺表示装置100によれば、車両200の進行方向や車両200の走行速度などの車両200の走行状態に基づいて必要性が低い画像情報を選択し、車載カメラ211,221,231,241のうちその選択した画像情報を取得するための車載カメラが有する少なくともレンズを、その車載カメラが有するカバーにより降雨から保護する。またこのことにより、その車載カメラが有する少なくともレンズに、降雨以外にも車両の泥はねなどがかかりにくくすることが期待できる。したがって、このような必要性が低いと判断された画像情報を取得するための車載カメラが有する少なくともレンズにかかる降雨や車両の泥はねなどの量を低減することができる。
【0047】
また、上述の車両周辺表示処理におけるS190を実行するのがこの処理を起動してから2回目以降である場合には、車両速度がカバー位置切替基準値を超えた場合には、カバー位置切替基準値を設定値THHから設定値THHよりも小さい値である設定値THLへ設定し直し、一方、車両速度がカバー位置切替基準値を下回った場合には、カバー位置切替基準値を設定値THLから設定値THLよりも大きい値である設定値THHへ設定し直すので、車両200がカバー位置切替基準値付近の車両速度にて走行する場合に、必要性が低いと判断された画像情報を取得するための車載カメラが有するカバーの位置が開放位置と保護位置とで頻繁に切り替わることを防ぐことができる。このことにより、このような必要性が低いと判断された画像情報を取得するための車載カメラが取得する画像情報の画質が劣化するのを防ぐことができるとともに、表示装置105における表示/非表示の切り替えが頻繁に行われるのを防ぐことができる。
【0048】
[別実施例]
(1)上記実施例の車両周辺表示処理では、車両200の進行方向や車両200の走行速度などの車両200の走行状態に基づいて、各車載カメラのカバーの位置を制御しているが、これには限られず、例えば図3に示すように、ハンドル操舵角センサ111からの出力信号に基づいて車両200の旋回方向を判定し、例えば車載カメラのうち車両200の旋回方向に位置する車載カメラのカバーを保護位置にするとともに、それ以外の車載カメラのカバーを開放位置にするといった制御を実行するようにしてもよい。なお、ハンドル操舵角センサ111は、制御装置101とともに走行状態検出手段に該当する。
【0049】
また、上述のように、ハンドル操舵角センサ111からの出力信号に基づいて車両200の旋回方向を判定したのちに、車載カメラのうち車両200の旋回方向に位置する車載カメラを選択し、その選択した車載カメラについて、車両200の走行速度に基づいてそのカバーの位置を制御するようにしてもよい。
【0050】
このようにすれば、様々な車両200の走行状態に基づいて必要性が低い画像情報を選択し、車載カメラ211,221,231,241のうちその選択した画像情報を取得するための車載カメラが有する少なくともレンズを、その車載カメラが有するカバーにより降雨から保護する。したがって、必要性が低いと判断された画像情報を取得するための車載カメラが有する少なくともレンズにかかる降雨や車両の泥はねなどの量を低減することができる。
【0051】
(2)上記実施例では、制御装置101による制御対象となる車載カメラのカバーの位置を切り替えるようカバー駆動装置に指示した後に、その車載カメラによって取得された画像情報の表示/非表示を切り替えるよう表示装置105に指示しているが、その車載カメラのカバーの位置が切り替わる時期と表示装置105の表示/非表示が切り替わる時期とが異なる場合には、画質が劣化した画像情報が表示装置105に表示されるおそれがある。そこで、その車載カメラのカバーの位置が切り替わる時期と表示装置105の表示/非表示が切り替わる時期とがほぼ同時期となるように、その車載カメラのカバー駆動装置へ指示する時期と表示装置105へ指示する時期とを調整することが考えられる。このようにすれば、画質が劣化した画像情報が表示装置105に表示されるのを防ぐことができる。
【0052】
(3)上記実施例では、シフトレバーの位置がニュートラル「N」や、ドライブ「N」などの前進を示す位置である場合において、車両200の走行速度がカバー位置切替基準値よりも大きいか否かに基づいて表示装置105の表示/非表示を切り替えているが、これには限られず、例えばカバー位置切替基準値とは異なる基準値を設定し、車両200の走行速度がその基準値よりも大きいか否かに基づいて表示装置105の表示/非表示を切り替えるようにしてもよい。
【0053】
また、例えば運転者からの操作SW103を介した種々の指示に基づいて表示装置105の表示/非表示を切り替えるようにしてもよい。このようにすれば、運転者の利便性を向上させることができる。
(4)上記実施例の車両周辺表示処理を、雨天時のみ実行するようにしてもよい。具体的には、上記車両周辺表示処理において、S120を実行する前に次のステップを実行する。すなわち、図3に示すように、ワイパーSW113からの出力信号に基づいて雨天かどうかを判断する。ここで、雨天ではない場合には(S110:NO)雨天であると判断されるまでS110を繰り返して実行する。一方、雨天である場合には(S110:YES)、S120に移行し、以下S120以降の各ステップを実行する。なお、ワイパーSW113は、制御装置101とともに雨天推定手段に該当する。
【0054】
このように、晴天時など車両周辺表示処理を実行する必要がない天候時において、車両周辺表示処理を実行しないようにすれば、制御装置101や表示装置105などの負担を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の車両周辺表示装置および車載カメラを搭載する車両を説明する説明図である。
【図2】(a)は車載カメラの構成を示す説明図であり、(b)は図2(a)におけるAA断面図である。
【図3】実施例の車両周辺表示装置の構成を説明する説明図である。
【図4】実施例の車両周辺表示装置の制御装置が実行する車両周辺表示処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…車両周辺表示装置、101…制御装置、103…操作SW、105…表示装置、107…車速センサ、109…シフトレバー位置センサ、111…ハンドル操舵角センサ、113…ワイパーSW、200…車両、200a…乗員室、201…運転席側ドア、201a,202a…ドアミラー、202…助手席側ドア、203R,203L…コンビネーションランプ、205…運転者用シート、207…ルームミラー、208,218,228,238…取付穴、209,219,229,239…スライド溝、211,221,231,241,2N1…車載カメラ、211a,221a,231a,241a,2N1a…ハウジング、211b,221b,231b,241b,2N1b…CCD素子、211c,221c,231c,241c,2N1c…レンズ、211d,221d,231d,241d,2N1d…カバー、211e,221e,231e,241e,2N1e…ラック、211f,221f,231f,241f,2N1f…カバー駆動装置

Claims (9)

  1. 車両の周辺部に配された入光部を有し、前記入光部を介して前記車両の周辺状況を示す画像情報を取得する画像情報取得手段と、
    前記画像情報取得手段が取得した画像情報を表示させるための表示手段に前記画像情報を表示させる制御手段と、
    を備える車両周辺表示装置であって、
    前記制御手段からの指示により、前記画像情報取得手段のうち少なくとも前記入光部を保護する保護状態と前記画像情報取得手段のうち少なくとも前記入光部を保護しない非保護状態とで切り替わる保護手段と、
    前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記走行状態検出手段が検出した前記車両の走行状態に基づいて、前記画像情報取得手段によって取得された画像情報のうち必要性が低い画像情報を選択し、その選択した画像情報を取得する画像情報取得手段に対応する保護手段を前記保護状態にさせることにより、その選択した画像情報を取得する画像情報取得手段の少なくとも入光部を保護すること
    を特徴とする車両周辺表示装置。
  2. 請求項1記載の車両周辺表示装置において、
    前記走行状態検出手段は、前記車両の旋回方向を検出するよう構成されており、
    前記制御手段は、前記走行状態検出手段によって検出された前記車両の旋回方向に基づいて、前記画像情報取得手段によって取得された画像情報のうち必要性が低い画像情報を選択すること
    を特徴とする車両周辺表示装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の車両周辺表示装置において、
    前記走行状態検出手段は、前記車両の速度を検出するよう構成されており、
    前記制御手段は、前記走行状態検出手段が検出した前記車両の速度値に基づいて、前記画像情報取得手段によって取得された画像情報のうち必要性が低い画像情報を選択すること
    を特徴とする車両周辺表示装置。
  4. 請求項3記載の車両周辺表示装置において、
    前記制御手段は、前記走行状態検出手段が検出した前記車両の速度値が所定の基準値よりも大きい場合には、前記画像情報取得手段によって取得された画像情報のうち必要性が低い画像情報を選択することを特徴とする車両周辺表示装置。
  5. 請求項4記載の車両周辺表示装置において、
    前記制御手段は、前記走行状態検出手段によって検出された車両の速度値が前記所定の基準値を超えた場合にはその所定の基準値をより小さい値に設定し直し、一方、前記車両の速度値が前記所定の基準値を下回った場合にはその所定の基準値をより大きい値に設定し直すことを特徴とする車両周辺表示装置。
  6. 請求項4または請求項5記載の車両周辺表示装置において、
    前記制御手段は、前記走行状態検出手段によって検出された前記車両の速度値が前記所定の基準値よりも大きい場合には、前記画像情報取得手段が取得した画像情報を前記表示手段には表示させないことを特徴とする車両周辺表示装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の車両周辺表示装置において、
    前記制御手段は、前記保護手段を前記保護状態から前記非保護状態とする際には、前記保護手段が前記非保護状態となる時期とほぼ同時期に、前記画像情報取得手段が取得した画像情報を前記表示手段に表示させ始めるよう制御することを特徴とする車両周辺表示装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れかに記載の車両周辺表示装置において、
    雨天であるか否かを推定する雨天推定手段を備え、
    前記制御手段は、前記雨天推定手段が雨天であると推定した場合には各種処理を実行し、一方、前記雨天推定手段が雨天でないと推定した場合には各種処理を実行しないこと
    を特徴とする車両周辺表示装置。
  9. 請求項1〜請求項8の何れかに記載の車両周辺表示装置における制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008308100A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Toyota Motor Corp 制駆動力制御装置
JP2013009211A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Fujitsu General Ltd 車載カメラ
JP2018155931A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 株式会社Subaru 車両用撮像装置
WO2022195924A1 (ja) * 2021-03-16 2022-09-22 株式会社Jvcケンウッド 車両用検出装置

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