JP6848875B2 - 板材の連結装置及び組立式筐体 - Google Patents

板材の連結装置及び組立式筐体 Download PDF

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Description

本発明は、板材の連結装置及び組立式筐体に係わり、更に詳しくは、板材同士を直角に連結するための板材の連結装置、及びコンパクトに梱包でき、使用現場で構成板材を組み立てて完成品とする組立式筐体に関する。
従来から、底板、側板、背板、天板及び扉等の構成部材をコンパクトに梱包して使用現場に搬送し、そこで各構成部材を組み立てて完成品とするノックダウン方式の組立式家具は、各種提供されている。
例えば、特許文献1には、底板、両側板、天板、背板及び扉からなる組立式キャビネットが記載されている。この特許文献1の場合、底板と両側板、天板と両側板の連結に、各構成部材の端部に嵌入して連結する連結部材を用い、そして背板を左右に分割し、組立時に中央部で左右の背板を凹凸嵌合によって連結し、底板にそれぞれネジ止めする構造である。前記連結部材は成形品であり、90度方向を向く嵌合部を備え、該嵌合部を底板の端部と側板の下端部の中空部に嵌合するとともに、天板の端部と側板の上端部の中空部に嵌合し、該嵌合部の抜け止めにネジを用いている。
このような構造では、連結部材を用いて底板と側板、側板と天板をガタツキなく強固に連結できるものの、筐体のコーナー部に連結部材が露出するので外観性を損なうことになり、またネジ止めも併用するので、組立工数が多くなる。
特許文献2には、側板の前後の補強部材内の端部に上下方向に摺動しうる係止杆を設け、かつ、前記側板の端部と突き合わせされるベースに、前記側板側から摺動して突出されて来る前記係止杆の一部が嵌合される係合孔を設け、前記側板とベースとの間にまたがって配設された前記係止杆により、前記ベースと側板とを固定し、また、左右の各側板に取付けられた補強部材の上面に設けた差し込み口に、天板の下面に設けた下向きの係合片をそれぞれ挿入係合させて、前記天板と各側板とを連結固定するようにした組立式筐体が記載されている。
このような構造では、筐体を組み立てる際には、側板の内側を上にして水平に倒して隙間から係止杆をずらし、ベースを立てて隙間に差し込んで位置決めした後、ベースを水平にして側板を垂直に立てて係止杆を自重で落下させる必要がある等、組立作業に手間が掛かる。
また、筐体の剛性は、主に両側板の後端間に取付ける一枚物の背板で確保されているため、筐体の横幅が広くなると、背板もそれに応じて大面積になり、コンパクトな梱包はできない。
さらに、各構成部材の接合部は、金属同士が接触しているので、筐体が変形すると、きしみ音や擦れ音が発生する恐れがある。
特許文献3には、底板と左側側板と右側側板と天板とを有したロ型筐体を具備する組立式家具であって、L字状連結部材の一辺部が前記底板の左側縁部と右側縁部に予め装着されているか又は装着可能であり、前記底板には、左側縁部と右側縁部とに夫々2個以上のL字状連結部材が装着され、L字状連結部材が装着された状態において、前記底板に設けた各L字状連結部材の他辺部は上方に向かって立設し、左側側板と右側側板には前記連結部材側係合部と係合する板側係合部を設けているものが記載されている。なお、天板と両側板の連結構造も同様であり、上下反転させた構造である。
このような構造では、L字状連結部材が予め底板や天板に取付けられている場合、コンパクトな梱包は不可能であり、またL字状連結部材を施工現場で底板や天板に取付ける場合には、組立工数が多くなるとともに、基本的にL字状連結部材の一辺部と他辺部の抜け止めのためにネジ止め作業が必要であるので、組立が簡単とは言えない。
さらに、特許文献1〜3の組立式キャビネット、組立式筐体、及び組立式家具の構造では、移設等のために分解する作業を行う際においても、前記の組立作業と同様に比較的手間が掛かる。
特開2003−339455号公報 特開2006−187401号公報 特開2007−209670号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、板材と板材を直角突合せ状態で簡単且つ強固に連結可能であるとともに、板材の梱包時に嵩張らなくフラットパックが可能である板材の連結装置を提供し、併せて短時間で簡単に組み立てることが可能であり、移設等のために分解する際に連結を解除する作業も簡単であり、更に厚さの薄い構成板材を用いても剛性が高く、オフィス用のキャビネットや研究設備什器等の家具として使用できる汎用性の高い組立式筐体を提供する点にある。
本発明に係る板材の連結装置は、前述の課題解決のために、第1板材の端面を第2板材の側面端部に直角突合せ状態で連結する板材の連結装置であって、
前記第1板材の端部に取り付けた第1接合具と、前記第2板材の端部に取り付けた第2接合具とを備え、
前記第1接合具及び前記第2接合具は、互いに凹凸嵌合するものであり、
前記第1接合具及び前記第2接合具が凹凸嵌合した際に、嵌合方向に対して弾性的に抜け止めする係止手段を備え
前記第1板材と第2板材は、少なくとも前記第1接合具と第2接合具を取り付ける部位が中空構造で、且つ端面に開放部を有し、
前記第1接合具と第2接合具はそれぞれ本体部を前記開放部から空間部に挿入させた状態で取り付け、
前記第1接合具は、その本体部から張り出した部位に、前記第1板材に取り付けた状態で前記第1板材の側面と直交する方向に突出する、単数又は複数の嵌合凸部を有し、
前記第2接合具は、その本体部に、前記第2板材に取り付けた状態で前記第2板材の端面に開放し、前記嵌合凸部を密嵌する嵌合凹部を有してなる(請求項1)。
このような構成によれば、第1板材に取り付けた第1接合具と第2板材に取り付けた第2接合具を凹凸嵌合させる嵌合作業のみで、係止手段により抜け止めされ、前記凹凸嵌合が保持される。
よって、第1板材と第2板材を直角突合せ状態で簡単且つ強固に連結できる。
その上、第1接合具1及び第2接合具2を合成樹脂製にすれば、凹凸嵌合部の精度が高く、ガタツキの無い連結ができる。
その上さらに、第1接合具の本体部は、第1板材の開放部から空間部に挿入した状態で第1板材に取り付けられ、第2接合具の本体部は、第2板材の開放部空間部に挿入した状態で第2板材に取り付けられる。
そして、第1接合具は、その本体部から張り出した部位に、第1板材に取り付けた状態で第1板材の側面と直交する方向に突出する嵌合凸部を有するとともに、第2接合具は、その本体部に、第2板材に取り付けた状態で第2板材の端面側に開放し、嵌合凸部を密嵌する嵌合凹部を有する。
よって、板材の梱包時に嵩張らなくフラットパックが可能である。尚、フラットパックとは、板状部材を重ねて嵩張らずに梱包できることを意味する。
ここで、前記第1接合具は前記嵌合凸部を含めて前記第1板材の厚み内に収まる寸法に設定するとともに、前記第2接合具は前記嵌合凹部を含めて前記第2板材の厚み内に収まる寸法に設定してなるのがより好ましい(請求項)。
このような構成によれば、第1板材と第2板材の厚み方向の突出物が無いため、梱包サイズをよりコンパクトにでき、更に搬送時等で外部から衝撃を受けても接合具が欠けたりする等の不具合を防止できる。
本発明に係る板材の連結装置は、前述の課題解決のために、第1板材の端面を第2板材の側面端部に直角突合せ状態で連結する板材の連結装置であって、
前記第1板材の端部に取り付けた第1接合具と、前記第2板材の端部に取り付けた第2接合具とを備え、
前記第1接合具及び前記第2接合具は、互いに凹凸嵌合するものであり、
前記第1接合具及び前記第2接合具が凹凸嵌合した際に、嵌合方向に対して弾性的に抜け止めする係止手段を備え、
前記第1接合具に、前記凹凸嵌合した状態で前記第2接合具に対向する第1対向面から出没可能であり、自由状態で前記第1対向面から突出する、前記係止手段を構成する弾性係止片を一体に設けるとともに、
一端が前記弾性係止片に繋がって前記弾性係止片が前記第1対向面から突出する方向と反対の方向へ延びる連結部、及び前記連結部の他端から屈曲して前記連結部が延びる方向と交差する方向へ延出する操作部を、前記弾性係止片と一体に設け、
前記第2接合具の、前記凹凸嵌合した状態で前記第1接合具に対向する第2対向面に、前記第1対向面から突出する前記弾性係止片を受け入れる、前記係止手段を構成する係合凹部又は係合孔を設け、
前記凹凸嵌合した状態では、前記弾性係止片が前記係合凹部又は係合孔に係合して抜け止めされ、
前記凹凸嵌合した状態で、前記第1接合具に対し、前記第1板材の面外方向から連結解除具を挿入すると、前記操作部が前記反対の方向へ移動して前記弾性係止片が弾性変形し、前記弾性係止片の前記係合凹部又は係合孔への係合が解除されて連結解除状態となる請求項)。
このような構成によれば、第1板材に取り付けた第1接合具と第2板材に取り付けた第2接合具を凹凸嵌合させる嵌合作業のみで、係止手段により抜け止めされ、前記凹凸嵌合が保持される。
よって、第1板材と第2板材を直角突合せ状態で簡単且つ強固に連結できる
その上、第1接合具1及び第2接合具2を合成樹脂製にすれば、凹凸嵌合部の精度が高く、ガタツキの無い連結ができる
その上さらに、第1接合具の前記係止手段を構成する係止片が、第1接合具と一体に設けた、自由状態で第1対向面から突出する弾性係止片であるとともに、連結解除具で操作する操作部を、連結部により弾性係止片と繋げるように、弾性係止片と一体に設けている。
また、第2接合具の前記係止手段を構成する係止部が、第2接合具に設けた係合凹部又は係合孔である。
よって、部品点数の削減等により製造コストを低減できる。
その上、第1接合具に対し、連結解除具を前記第1板材の面外方向から挿入することにより連結状態を容易に解除できるので、移設等のために分解する際に連結を解除する作業が容易になる。
ここで、前記連結解除具が、前記操作部の前記第1対向面側へ挿入されるものであり、
前記連結解除具の前記第1対向面と反対側の面が、挿入方向へ行くに従って前記第1対向面に近づくように傾斜する傾斜面を含むのがより一層好ましい(請求項)。
このような構成によれば、第1接合具の前記第1板材の面外方向の一方から連結解除具を挿入すると、挿入方向へ行くに従って第1対向面に近づくように傾斜する傾斜面が操作部を内方へ移動させるので、操作部と連結部を介して繋がる弾性係止片が弾性変形して第1対向面よりも内方へ没入して連結解除状態となる。同様に、第1接合具の前記面外方向の他方から連結解除具を挿入しても、前記傾斜面が操作部を内方へ移動させるので、弾性係止片が弾性変形して第1対向面よりも内方へ没入して連結解除状態となる。
よって、連結状態にある第1接合具及び第2接合具の連結解除を、同じ連結解除具を用いて、第1接合具の前記第1板材の面外方向のどちらからでも操作できるので、移設等のために分解する際に連結を解除する作業がさらに容易になる。
例えば、第1板材が底板及び天板であり、第2板材が左右の側板である場合、底板と左右の側板との連結を解除する作業、及び天板と左右の側板との連結を解除する作業において、前記連結を解除する作業の全てを、上方から連結解除具を挿入する操作により行うことができる。
また、前記第1接合具の操作部が、前記連結部の前記他端から二股状に延出する第1延出部及び第2延出部からなり、
前記連結解除具が、二股状に分かれた解除片を有するものであり、
前記第1接合具に対し、前記第1板材の面外方向から前記解除片を挿入すると、前記解除片が前記第1延出部及び前記第2延出部の両方を押圧して前記反対の方向へ移動させるのがさらに一層好ましい(請求項)。
このような構成によれば、弾性係止片に繋がる連結部、並びに、第1延出部及び第2延出部である操作部により形成される平面視略T字状の構成部分に対し、連結解除具の二股状に分かれた解除片が、操作部の第1延出部及び第2延出部の両方をバランス良く押圧して前記反対の方向へ移動させる。
よって、弾性係止片を第1対向面よりも前記反対の方向へ没入させるために操作部を前記反対の方向へ移動させる操作が、より円滑かつ確実になる。
本発明に係る板材の連結装置は、前述の課題解決のために、第1板材の端面を第2板材の側面端部に直角突合せ状態で連結する板材の連結装置であって、
前記第1板材の端部に取り付けた第1接合具と、前記第2板材の端部に取り付けた第2接合具とを備え、
前記第1接合具及び前記第2接合具は、互いに凹凸嵌合するものであり、
前記第1接合具及び前記第2接合具が凹凸嵌合した際に、嵌合方向に対して弾性的に抜け止めする係止手段を備え、
前記係止手段は、前記第2板材の側面に接合する前記第1接合具のフランジ部に、係止部材の係止爪を出没可能に設けるとともに、
前記係止爪は突出方向へ弾性付勢し、前記第2板材の側面に設けた係合孔に係合して抜け止め状態とし、
前記第1接合具の本体部と前記第1板材を貫通するように設けた操作孔内にリリースボタンを回転可能に配置し、
前記リリースボタンの回転位置に応じて前記係止爪が弾性付勢力により自由突出する係合状態と、前記係止爪が引き込まれて前記係合孔に対する係合が解除される解除状態となる請求項)。
このような構成によれば、リリースボタンを回転させるだけで、係止手段の係合が解除されることから、第1接合具と第2接合具との凹凸嵌合を解除できる。
よって、第1板材と第2板材を簡単に分離できる。
さらに、前記第1接合具は、その本体部から張り出した部位に、前記第1板材に取り付けた状態で前記第1板材の側面と直交する方向に突出する嵌合凸部を、前記第1板材の端面の長手方向に沿って2つ有するとともに、2つの前記嵌合凸部の間に前記係止手段を構成する係止片を設けてなり、
前記第2接合具は、その本体部に、前記第2板材に取り付けた状態で前記第2板材の端面側に開放し、前記凹凸嵌合した状態で2つの前記嵌合凸部を密嵌する2つの嵌合凹部を有するとともに、2つの前記嵌合凹部の間に前記係止手段を構成する係合部を設けてなるのがより好ましい(請求項
このような構成によれば、2つの嵌合凸部と2との嵌合凹部が凹凸嵌合するので、第1接合具と第2接合具の連結がより強固になる。
その上、係止片(弾性係止片)が2つの嵌合凸部の間に収まっていることから、外部からの衝撃を受けにくいので、係止片(弾性係止片)の損傷を防止できる。
ここで、前記第1接合具の前記嵌合凸部及び前記係止片が、前記第1接合具の前記第1板材の端面の長手方向中央の平面を対称面として面対称であるとともに、
前記第2接合具の前記嵌合凹部及び前記係合部が、前記凹凸嵌合した状態で前記第2接合具の前記長手方向中央の平面を対称面として面対称であるのが一層好ましい(請求項)。
このような構成によれば、第1板材に対して嵌合凸部を上向きに取り付ける第1接合具、及び第1板材に対して嵌合凸部を下向きに取り付ける第1接合具として、同じ第1接合具を共用できるとともに、第2板材に対して嵌合凹部を下向きに取り付ける第2接合具、及び第2板材に対して嵌合凹部を上向きに取り付ける第2接合具を共用できる。
したがって、組立式筐体を構成する第1板材と第2板材において、第1板材に取り付ける第1接合具及び第2板材に取り付ける第2接合具の対を、1種類にできる。
よって、第1板材に第1接合具を取り付ける取付作業、及び第2板材に第2接合具を取り付ける取付作業を行う際に、複数種類の接合具から選択する必要がないので、前記取付作業が非常に容易になるとともに、部品管理も容易になる。
さらに、前記第1板材と前記第2板材は、少なくとも前記第1接合具と前記第2接合具を取り付ける部位が中空構造で、且つ端面に開放部を有し、
前記第1接合具は、その本体部に、自由状態で側面から突出する弾性係止爪を一体に設け、
前記第2接合具は、その本体部に、自由状態で側面から突出する弾性係止爪を一体に設け、
前記第1接合具の本体部を、その前記弾性係止爪を弾性変形させながら前記第1板材の開放部から空間部に挿入し、挿入が完了した状態では、前記弾性係止爪がその弾性復元力により前記第1板材の係合孔又は係合凹部に係合して抜け止めされ、
前記第2接合具の本体部を、その前記弾性係止爪を弾性変形させながら前記第2板材の開放部から空間部に挿入し、挿入が完了した状態では、前記弾性係止爪がその弾性復元力により前記第2板材の係合孔又は係合凹部に係合して抜け止めされるのがより一層好ましい(請求項)。
このような構成によれば、第1接合具の本体部を第1板材の開放部から空間部に挿入することにより、弾性係止爪が係合孔等に係合して抜け止めされるとともに、第2接合具の本体部を第2板材の開放部から空間部に挿入することにより、弾性係止爪が係合孔等に係合して抜け止めされるので、第1接合具の第1板材への取付け、及び第2接合具の第2板材への取付けを、ワンタッチ作業で容易に行うことができる。
本発明に係る組立式筐体は、少なくとも底板、天板又は上部横架部材、両側板及び背板を備え、
前記底板と前記天板の両側端面、又は前記底板と前記上部横架部材の両側端面を、前記両側板の上下端部内面に直角突合せ状態で連結するとともに、前記両側板の後端間に前記背板を連結してなる組立式筐体において、
前記請求項1〜の何れか1項に記載の板材の連結装置を用い、前記底板と前記天板又は上部横架部材を前記第1板材とし、前記両側板を前記第2板材としてなることを特徴とする(請求項10)。
このような構成によれば、前述の効果に加えて、オフィス用のキャビネットや研究設備什器等の家具として使用できる汎用性の高い筐体を短時間で簡単に組み立てることが可能であり、更に厚さの薄い構成板材を用いても剛性が高いものとなる。
以上の構成の発明に係る板材の連結装置によれば、主に以下の(1)〜(7)に示す効果を奏する。
(1)嵌合作業のみで第1板材と第2板材を直角突合せ状態で簡単且つ強固に連結できる。
(2)第1接合具1及び第2接合具2を合成樹脂製にすれば、凹凸嵌合部の精度が高く、ガタツキの無い連結ができる。
(3)板材の梱包時に嵩張らなくフラットパックが可能である。
(4)部品点数の削減等により製造コストを低減できる。
(5)移設等のために分解する際に連結を解除する作業が容易になる。
(6)第1板材に取り付ける第1接合具及び第2板材に取り付ける第2接合具の対を、1種類にすることにより、板材への接合具の取付作業が非常に容易になるとともに、部品管理も容易になる。
(7)第1接合具の第1板材への取付け、及び第2接合具の第2板材への取付けを、ワンタッチ作業で容易に行うことができる。
また、本発明に係る組立式筐体は、本発明に係る板材の連結装置を用いるので、上記(1)〜(7)の効果を奏するとともに、以下の(8)及び(9)に示す効果を奏する。
(8)オフィス用のキャビネットや研究設備什器等の家具として使用できる汎用性の高い筐体を短時間で簡単に組み立てることできる。
(9)厚さの薄い構成板材を用いても剛性が高いものとなる。
本発明の実施形態1に係る板材の連結装置を用いて筐体を構成した収納家具の全体斜視図である。 同じく収納家具の縦断右側面図である。 底板に側板を連結する状態を示した部分分解斜視図である。 側板に天板を連結する状態を示した部分分解斜視図である。 両側板の後端間に背板を連結する状態を示した部分分解斜視図である。 底板の一部を破断して示した分解斜視図である。 天板の一部を破断して示した分解斜視図である。 側板の下部を破断して示した分解斜視図である。 側板の上部を破断して示した分解斜視図である。 底板の両側端部の後側に固定する第1接合具の分解斜視図である。 底板の両側端部の前側に固定する第1接合具の分解斜視図である。 側板の下端部の後側に固定する第2接合具の斜視図である。 側板の下端部の前側に固定する第2接合具の斜視図である。 (A)は第1接合具の係止部材の係止爪が弾性付勢力によりフランジ部から突出した状態の部分縦断面図、(B)はリリースボタンの底面図である。 (A)は第1接合具の係止部材の係止爪がリリースボタンの回転によりフランジ部内に引き込んだ状態の部分縦断面図、(B)はリリースボタンの底面図である。 (A)は第1接合具のリリースボタンが取り外し可能な状態の部分縦断面図、(B)はリリースボタンの底面図である。 天板と側板の連結部の部分縦断面図である。 同じく天板と側板の連結部の部分平面図である。 底板の下にアジャスターを有するベースを取付けた状態を示し、(A)は第1接合具のリリースボタンとアジャスターボルトの位置関係を示す部分縦断面図、(B)はリリースボタンを取り外した状態の操作孔とアジャスターボルトの位置関係を示す部分縦断面図である。 両側板の後端間に背板を連結した状態を示した部分横断面図である。 側板の後端に背板を連結する他の構造例を示す部分斜視図である。 本発明の実施形態2に係る板材の連結装置を用いて組立式筐体を構成した収納家具の全体斜視図である。 同じく収納家具の縦断右側面図である。 底板、両側板、上部横架部材、後部補強、及び背板を示す分解斜視図である。 後方補強の分解斜視図である。 背面板の分解斜視図である。 (A)は第1接合具の斜視図、(B)は第1接合具の平面図である。 (A)は第2接合具の斜視図、(B)は第2接合具の側面図である。 第1接合具及び第2接合具の縦断面図であり、(A)は凹凸嵌合する前の状態、(B)は凹凸嵌合した状態を示している。 底板の一部を破断して示した、第1接合具を含む分解斜視図である。 上部横架部材の一部を破断して示した、第1接合具を含む分解斜視図である。 左側板の一部を破断して示した、第2接合具を含む分解斜視図である。 連結解除具の斜視図である。 第1接合具及び前記第2接合具が凹凸嵌合し、第1接合具の弾性係止片が第2接合具の係合部に係合して抜け止めされた連結状態を示す概略縦断面図である。 第1接合具に連結解除具を挿入して弾性係止片の前記係合部への係合を解除し、連結解除状態で第1接合具から第2接合具を外した状態を示す概略縦断面図である。 天板を取り付けた図22の収納家具の斜視図である。 下方から見た天板の分解斜視図である。 天板を取り付けた状態を示す要部拡大縦断面図である。 天板固定金具を取り付けた図22の収納家具の斜視図である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。
なお、本明細書においては、本発明を適用して構成した組立式筐体である収納家具A1,A2を、その扉19及び引出し20に向かって見た図を正面図とする。収納家具A1,A2において、その手前側(正面側)を前、奥側(背面側)を後とし、後方に向かった状態で左右を定義する。また、各構成部品の方向の定義は、収納家具A1,A2に組み付けられた状態を基準として前記方向の定義に従うものとし、収納家具A1,A2の内部に向かう方向を内方、その反対方向を外方という。
<実施形態1>
本発明の実施形態1に係る組立式筐体である収納家具A1を図1及び図2に示し、その詳細を図3〜図21に示す。
図中で使用した符号を用いて説明すると、本発明の実施形態1に係る板材の連結装置B1は、第1板材P1の端面を第2板材P2の側面端部に直角突合せ状態で連結する板材の連結装置B1であって、
第1板材P1の端部に取り付けた第1接合具1と、第2板材P2の端部に取り付けた第2接合具2とを備え、
第1接合具1及び第2接合具2は、互いに凹凸嵌合するものであり、
第1接合具1及び第2接合具2が凹凸嵌合した際に、嵌合方向に対して弾性的に抜け止めする係止手段22を備えている。
本実施形態における第1板材P1は、底板11及び天板12であり、第2板材P2は、左側板13及び右側板14である。
また、第1板材P1(底板11,天板12)の端部の間隔を隔てた位置に、少なくとも2つの第1接合具1,1を固定するとともに、第2板材P2(側板13,14)の端部で第1接合具1,1と対応する位置に、第2接合具2,2を固定することが望ましい。
本実施形態では、底板11と両側板13,14の4つのコーナー部、及び天板12と両側板13,14の4つのコーナー部に、第1接合具1と第2接合具2の対を用いる。よって、第1接合具1と第2接合具2の対を、合計8対用いている。
これら8対の第1接合具1と第2接合具2の使用状態(例えば、図1及び図2の収納家具A)で、第1接合具1と第2接合具2は左右で対称形となっている。よって、本実施形態では右側における構造について説明する。そこで、上側には「U」、下側には「D」、前側には「F」、後側には「B」を付加して区別する。
尚、上下位置にある第1接合具1と第2接合具2の対は鏡像関係にある。また、上下左右の対角位置にある第1接合具1と第2接合具2の対は同一部材であり、上下反転して使用する。すなわち、接合具1,2の、右上及び左下の対並びに右下及び左上の対は同一であるので、第1接合具1及び第2接合具2の対は4種類である。
収納家具A1は、図1及び図2に示すように、底板11、天板12、両側板13,14及び背板15で正面視四角形の前面開放した筐体を構成し、更に底板11の下にベース17を取付けて巾木部、若しくは蹴込み部を形成する。
そして、筐体の内部には、適宜棚板18を取付け、前面開口部には扉19,19を取付け、本実施形態では最上段に引出し20を設けている。
尚、天板12には中央部に大きな開口部21を設け、シンクを収容して取付けることができるようにしているが、通常は天板12の上面には図示しない化粧天板を載置して下方からネジ止めする。その場合、複数の筐体を横に並べて、共通の長尺化粧天板を取付けることも一形態である。つまり、収納家具A1は、オフィス用のキャビネットや研究設備什器等の家具として使用できる汎用性の高い組立式筐体を構成する。
板材の連結装置B1は、図3及び図4に示すように、共に板金からなる第1板材P1の端面を第2板材P2の側面端部に直角突合せ状態で連結するために、第1板材P1の端部に固定した合成樹脂製の第1接合具1と、第2板材P2の端部に固定した合成樹脂製の第2接合具2とにより連結した状態で、第1板材P1の端面と第2板材P2の側面との間に間隙Sを設けていることを特徴としている(図18参照)。
更には、第1板材P1(底板11,天板12)の端部に固定した合成樹脂製の第1接合具1と、第2板材P2(側板13,14)の端部に固定した合成樹脂製の第2接合具2とを互いに凹凸嵌合するとともに、嵌合方向に対して弾性的に抜け止めする係止手段22を備えていることを特徴としている(図3及び図4、図10及び図11、並びに図18参照)。
例えば、第1接合具1をポリアセタール、第2接合具2をABS樹脂等にし、互いの材質を変えることで、接合具同士の擦れ音自体も抑制できる。尚、本実施形態では、第1板材P1と第2板材P2を金属製、第1接合具1と第2接合具2を合成樹脂製としたが、材質には特に限定されず、第1板材P1と第2板材P2は木製や中質繊維板でも良く、第1接合具1と第2接合具2の組み合わせは、アルミ/アルミ、合成樹脂/アルミのようなものでも良い。特に、第1接合具1と第2接合具2は、異なる材質の組合せが擦れ合わさったときの異音の発生を抑制できる効果があるので好ましい。
そして、図6〜図9に示すように、第1板材P1と第2板材P2は、少なくとも第1接合具1と第2接合具2を取り付ける部位が中空構造で、且つ端面に開放部23,24を有し、第1接合具1と第2接合具2はそれぞれ本体部25,26を開放部23,24から空間部27,28に挿入させた状態で固定し、第2板材P2の側面に接合する第1接合具1のフランジ部29は、第1板材P1の端面よりも突出設定してなる(図18参照)。
更に、図3及び図4に示すように、第1接合具1の本体部25から張り出した部位に第1板材P1の側面(面積の広い板面)と直交する方向に単数又は複数の嵌合凸部30を有し、第2接合具1の本体部26に端面側に開放し、嵌合凸部30を密嵌する嵌合凹部31を有している。
ここで、第1接合具1は嵌合凸部30を含めて第1板材P1の厚み内に収まる寸法に設定するとともに、第2接合具2は嵌合凹部31を含めて第2板材P2の厚み内に収まる寸法に設定している。
図3及び図4、図10及び図11、並びに図14〜図16に示すように、係止手段22は、第2板材P2の側面に接合する第1接合具1のフランジ部29に、係止部材32の係止爪33を出没可能に設ける。また、係止爪33は突出方向へ弾性付勢し、第2板材P2の側面に設けた係合孔34に係合して抜け止め状態となる。そして、第1接合具1の本体部25と第1板材P1を貫通するように設けた操作孔35内にリリースボタン36を回転可能に配置し、リリースボタン36の回転位置に応じて係止爪33が弾性付勢力により自由突出する係合状態(図14(A)参照)と、係止爪33が引き込まれて係合孔34に対する係合が解除される解除状態(図15(A)参照)となる。
また、リリースボタン36は、操作孔35に対して着脱可能とし、リリースボタン36を取り外した状態で、操作孔35により第1板材P1を貫通した貫通状態(図19(B)参照)となる。
ここで、前記のとおり、底板11と天板12を第1板材P1とし、側板13,14を第2板材P2として、更に背板15を組み合わせて組立式筐体A1を構成している。
つまり、組立式筐体A1は、底板11と天板12の両側端面を両側板13,14の上下端部内面に直角突合せ状態で連結するとともに、両側板13,14の後端間に単数又は複数の背板15を直列状態で連結して構成する。
また、ベース17は、図2及び図19に示すように、四隅にアジャスター9,…を備え、底板11の下にベース17を取付けた際に、第1接合具1の操作孔35の直下にアジャスター9のボルト操作部10が位置するように設定する。操作孔35の上方から挿入したドライバー等の工具によって、ボルト操作部10を回転させて筐体の高さ調節を行う。
更に詳しくは、底板11は、図3及び図6に示すように、表面板39の周囲を下方へ折曲して補強縁40を形成し、表面板39の下面の前後縁に沿って前補強部材41と後補強部材42をスポット溶接等で固定し、表面板39と前補強部材41及び後補強部材42とでそれぞれ中空構造の筒状部を形成し、曲げ剛性を高めている。そして、前記筒状部の端部に、第1接合具1DF,1DBの本体部25,25をそれぞれ嵌合し、前補強部材41と後補強部材42に形成した通孔43,…から挿入したネジ44,…を本体部25の取付孔45,…を通して、取付孔45内に埋設したナット46に螺合して固定する。
また、第1接合具1DF,1DBの本体部25に形成した操作孔35に対応して、底板11の表面板39及び前補強部材41と後補強部材42に貫通孔47を形成している。
ここで、表面板39に形成した貫通孔47は、操作孔35よりも大きく設定し、リリースボタン36を挿脱可能としている。
また、底板11に第1接合具1DF,1DBを固定した状態で、フランジ部29の外側面は、端面側の補強縁40よりも0.2mmだけ突出するように設定している。
天板12は、底板11を上下反転させたような構造であり、図4及び図7に示すように、表面板48の周囲を上方へ折曲して補強縁49を形成し、表面板48の上面の前後縁に沿って前補強部材12Fと後補強部材12Bをスポット溶接等で固定し、表面板48と前補強部材12F及び後補強部材12Bとでそれぞれ中空構造の筒状部を形成し、曲げ剛性を高めている。そして前記筒状部の端部に第1接合具1UF,1UBの本体部25,25をそれぞれ嵌合し、表面板48に形成した通孔52,…から挿入したネジ53,…を本体部25の取付孔54,…を通して、取付孔54内に埋設したナット55に螺合して固定する。
また、第1接合具1UF,1UBの本体部25に形成した操作孔35に対応して、表面板48及び前補強部材12Fと後補強部材12Bに貫通孔56を形成している。
ここで、表面板48に形成した貫通孔56は、操作孔35よりも大きく設定し、リリースボタン36を挿脱可能としている。
また、前補強部材12Fと後補強部材12Bの間の表面板48に、開口部21を設けている。
さらに、天板12に第1接合具1UF,1UBを固定した状態で、フランジ部29の外側面は、端面側の補強縁49よりも0.2mmだけ突出するように設定している。
側板14は、図3及び図4、並びに図8及び図9に示すように、外側板57と内側板58とで中空の偏平箱構造とし、外側板57の周囲を内向きに折曲して補強縁59を形成し、内側板58の周囲を外向きに折曲して補強縁60を形成し、外側板57の前縁部内面に前補強部材61をスポット溶接等で固定し、外側板57とで中空構造の筒状部を形成し、曲げ剛性を高めている。そして、前記筒状部の上下端部に前記第2接合具2UF,2DFの本体部26の一部を嵌合し、接着等によって固定している。尚、第2接合具2UF,2DFの本体部26を嵌合する位置の補強縁59及び補強縁60は切欠している。
一方、側板14の後側においては、第2接合具2UB,2DBの本体部26を嵌合する位置の補強縁59及び補強縁60は同様に切欠し、第2接合具2UB,2DBの本体部26を外側板57と内側板58及び後側の補強縁59に接触状態で嵌合するとともに接着する。
ここで、側板14の内側板58の上下縁の前後部には、係合孔34,…を形成しており、係合孔34に対応する第2接合具2DF,2DB,2UF,2UBの本体部26には、係止爪33を受け入れるための凹部62を形成している。尚、図17に示すように、側板14の前補強部材61以外の外側板57と内側板58の間にはペーパーハニカム63を充填し、接着している。
背板15は、図5に示すように、左側板13の後端に左背板15Lの外側端を連結ピン64,…で連結し、同様に右側板14の後端に右背板15Rの外側端を連結ピン64,…で連結するとともに、両左背板15Lと右背板15Rの内側端同士を連結ピン64,…で連結する。ここで、連結ピン64は、接合する板面に形成した通孔65,65に圧入することによって摩擦接合する構造であり、市販品を使用している。
そして、筐体を組み立てるには、先ず底板11の下にベース17を重ね、下方からネジ止めして一体化しておき、底板11を水平に配置した状態で、図3に示すように、側板13,14を上方から落とし込み、第1接合具1DF,1DBの上向きの各嵌合凸部30に、第2接合具2DF,2DBの嵌合凹部31をそれぞれ嵌合する。その動作中に係止部材32が弾性付勢力に抗して嵌合方向と直交する方向に押し込まれ、嵌合が完了すると同時に係合孔34の位置で係止部材32が弾性付勢力によって突出し、係止爪33が係合孔34に係止して抜け止めがなされる。
次に、両側板13,14の後端間に、前述のように左背板15Lと右背板15Rを直列連結して背板15を取り付ける。
それから、図4に示すように、天板12を落とし込み、第1接合具1UF,1UBの下向きの各嵌合凸部30を、第2接合具2UF,2UBの嵌合凹部31にそれぞれ嵌合する。その動作中に係止部材32が弾性付勢力に抗して嵌合方向と直交する方向に押し込まれ、嵌合が完了すると同時に係合孔34の位置で係止部材32が弾性付勢力によって突出し、係止爪33が係合孔34に係止して抜け止めがなされる。筐体としての基本的な組み立てはこれで終了であり、極めて短時間の組立作業である。
更に詳しく、第1接合具1と第2接合具2を、図10〜図16に基づいて説明する。
図10及び図11に示すように、第1接合具1DB,1DFは、平面視四角形のブロック状の本体部25の外側面にフランジ部29を有し、フランジ部29の下端から外側へ水平に延びた水平部66の上面に、正面視略L字形の部分を一体形成し、上向きの嵌合凸部30としている。嵌合凸部30は、先細のテーパ形状としている。
図10に示す第1接合具1DBでは、嵌合凸部30を前後に二つ設け、図11に示す第1接合具1DFでは、嵌合凸部30を一つ設けている。
そして、第1接合具1DBにあっては、前後の嵌合凸部30,30間のフランジ部29に、第1接合具1DFにあっては、嵌合凸部30の後方の前記フランジ部29に、本体部25の内方へ延び、板状の係止部材32をスライド係合可能な深い横長穴67を形成し、操作孔35は横長穴67の中間部に連通している。但し、横長穴67の横幅は、操作孔35の直径よりも若干大きく設定されている。
図12及び図13に示すように、第2接合具2DB,2DFは、本体部26の形状が側板13,14の内部の構造に応じて特徴があり、第2接合具2DBは本体部26の形状が側面視L字形であり、第2接合具2DFは、図3に示す前補強部材61と外側板57とで形成される筒部に嵌合する嵌合部分26Aが小さく形成されている。また、嵌合凹部31は、第1接合具1の嵌合凸部30の外形状に応じて奥部の内寸が小さくなったテーパ形状である。そして、第1接合具1の水平部66を受け入れて嵌合する凹段部26Bを形成し、更に、嵌合凹部31の内側縁には、第1接合具1の嵌合凸部30の基部を嵌合する受入部26Cをそれぞれ形成している。
図10及び図11、並びに図14〜図16に示すように、係止部材32は、先端に係止爪33を形成するとともに、基端に圧縮コイルばね68の一端を係合保持する突起69を形成し、奥部にはリリースボタン36を受け入れる作動開口70を形成している。そして、係止部材32の先端側の下面には、横長穴67の内部に連通するように設けた係合凹部71に弾性係合する爪部72を突設し、係止爪33が所定長さ突出した状態でそれ以上の突出を規制する一方、係止爪33が第1接合具1の本体部25内に引き込まれることを許容している。また、係止部材32の作動開口70の奥側の口縁には、下方傾斜した保持爪73を形成している。
リリースボタン36は、第1接合具1の操作孔35に回転可能に挿入する軸部74と、操作孔35の孔縁の段部75に係合する鍔部76を有し、軸部74の一部を軸方向に切欠して係止部材32の保持爪73が当接した際に、係止爪33が係合孔34に係合する係合状態(図14(A)参照)となるように切欠部77を形成し、切欠部77の下部には保持爪73が係止する小突起78を形成している。
また、リリースボタン36の切欠部77の反対面を除く軸部74の周囲に、係止部材32の保持爪73が係止する円周方向に延びた溝部79を形成し、溝部79が保持爪73の位置となった際に、係止部材32は本体部25内に引き込まれ、係止爪33の係合孔34に対する係合が解除される解除状態(図15(A)参照)となる。
そして、リリースボタン36の切欠部77の反対面の軸部74の下端部には、係止部材32の保持爪73の傾斜面と略同じ傾斜の傾斜面80を形成している。傾斜面80が保持爪73の位置になった際に、弾性付勢力によって保持爪73で傾斜面80が押され、リリースボタン36の鍔部76が操作孔35から突出するまでリースボタン36が上方へ押し出される(図16(A)参照)。この状態になると、鍔部76を持ってリリースボタン36を容易に取り外すことができる(図19(B)参照)。
係止部材32の突起69に圧縮コイルばね68の一端を係合保持した状態で、係止部材32を、その基端側から前記横長穴67に挿入すると、圧縮コイルばね68の他端が横長穴67の奥端に設けた突起81に係合して保持される。そして、係止部材32の爪部72が弾性変形して横長穴67に進入後、係合凹部71の位置で復元して突出し、圧縮コイルばね68が圧縮状態で抜け止めがなされる。
それから、第1接合具1の本体部25に設けた操作孔35に、リリースボタン36の軸部74を、傾斜面80が保持爪73を向く姿勢で挿入し、係止部材32を本体部25内に引き込まれるまで深く挿入した後、リリースボタン36を180°回転させる。それにより、保持爪73が切欠部77に当接するまで係止部材32は弾性付勢力によって突出し、通常の使用状態となる。この際に、リリースボタン36の鍔部76の上面に、コイン等を係合する操作溝82の長手方向が係止爪33の突出方向に向くように設定する。
そして、リリースボタン36を90°回転させると、保持爪73が軸部74の円柱面に押されて、係止部材32が第1接合具1の本体部25内に引き込まれ、係止爪33が係合孔34から抜けて、第1接合具1の嵌合凸部30を第2接合具2の嵌合凹部31から抜くことが可能になり、第1板材P1(底板11、天板12)と、第2板材(側板13,14)を分離できる。
図20は、第2板材P2と背板15を連結した状態を示している。図21に示すように、背板15の外側縁に外向きにフック83を設け、第2板材P2の後端縁の内側に係止孔84を形成し、フック83を係止孔84に係止して連結することも可能である。この場合、背板15の上端に天板12が被さるように連結されるので、フック83が係止孔84から抜けることはない。更に、第2板材P2(側板13,14)と背板15の連結状態のコーナー部に、図示しないL金具を後方からネジ止めして筐体としての剛性を更に高めることも可能である。
以上の実施形態1では、第1接合具1及び第2接合具2の対が4種類である例を示した。
また、実施形態1では、凹凸嵌合した第1接合具1及び第2接合具2を抜け止めする係止手段22として、第1接合具1の本体部と別部品である係止部材32及び圧縮コイルばね68を備える例を示した(例えば、図10参照)。
以下に示す実施形態2では、第1接合具1及び第2接合具2の対を1種類にして、全ての第1接合具1を共通部品とするとともに、全ての第2接合具2を共通部品とした例を示している。
また、以下に示す実施形態2は、実施形態1における係止部材32及び圧縮コイルばね68に相当する部品を、第1接合具1の本体部と一体化した例を示している。
<実施形態2>
本発明の実施形態2に係る組立式筐体である収納家具A2を、図22及び図23、図36、並びに図39に示し、その詳細を図24〜図35、並びに図37及び図38に示す。
ここで、実施形態2の図22〜図39において、実施形態1の図1〜図21と同一符号は、同一又は相当する部品若しくは部分を示している。
図中で使用した符号を用いて説明すると、本発明の実施形態2に係る板材の連結装置B2は、第1板材P1の端面を第2板材P2の側面端部に直角突合せ状態で連結する板材の連結装置B2であって、
第1板材P1の端部に取り付けた合成樹脂製の第1接合具1と、第2板材P2の端部に取り付けた合成樹脂製の第2接合具2とを備え、
第1接合具1及び第2接合具2は、互いに凹凸嵌合するものであり、
第1接合具1及び第2接合具2が凹凸嵌合すると、第1接合具1の係止片E1が第2接合具2の係合部E2に係合して抜け止めされた連結状態Cとなり、
連結状態Cで、第1接合具1に対し、上方又は下方から連結解除具Gを挿入すると、係止片E1と係合部E2の係合が解除され、連結状態Cが解除された連結解除状態Dとなる。
本実施形態における第1板材P1は、底板11及び上部横架部材12Fであり、第2板材P2は、左側板13及び右側板14である。
また、第1接合具1及び第2接合具は、例えば、ポリアセタール、ポリプロピレン、ナイロン又はABS等の合成樹脂製である。
図22及び図23に示すように、収納家具A2は、底板11、上部横架部材12F、左側板13、右側板14、背板15及び後方補強16で正面視四角形の前面開放した筐体を構成し、さらに底板11の下にベース17を取り付けて巾木部、若しくは蹴込み部を形成する。
そして、筐体の内部には、適宜棚板18を取り付け、前面開口部には扉19,19を取り付け、引出しレール20Aにより支持される引出し20を最上段に備える。
ベース17は、その四隅に、アジャスター9及びボルト操作部10を備えるので、レベル出し及び高さ調節が可能であり、ベース17は、タッピンねじ93,…により底板11に固定される。
図22に示すような収納家具A2は、例えば実験テーブル等の下の床面上に設置するものである。
また、収納家具A2として、図36に示すように、天板120を取り付けた形態にすることもできる。
さらに、図39に示すように、後方補強16に天板固定金具127,127を取り付けることができる。よって、複数の収納家具A2,A2,…を横に並べ、天板固定金具127,127,…を利用して、共通の実験用天板を取付けることができる。
さらにまた、ベース17に替えてキャスターを取り付けることができる。
また、本発明の組立式筐体A2は、ベース式、キャスター式の他、吊り式にも適用可能である。
以上のとおり、収納家具A2は、オフィス用のキャビネットや研究設備什器等の家具として使用できる汎用性の高い組立式筐体を構成する。
図24に示すように、第1板材P1である底板11の左端の前後部2箇所及び右端の前後部2箇所には第1接合具1が取り付けられ、第1板材P1である上部横架部材12Fの左端及び右端には第1接合具1が取り付けられる。
また、第2板材P2である左側板13の下端の前後部2箇所及び上端の前部1箇所には第2接合具2が取り付けられ、同様に、第2板材P2である右側板14にも、下端の前後部2箇所及び上端の前部1箇所には第2接合具2が取り付けられる。
よって、図24中の矢印に示すように、対応する第1接合具1と第2接合具2とを連結することにより、底板11の左右に、左側板13及び右側板14を連結固定して容易に立設でき、立設した左側板13及び右側板14の上端の前部に、上部横架部材12Fを連結固定して容易に横架できる。
ここで、後述するように、収納家具A2に用いられる6個の第1接合具1は同じものであり、6個の第2接合具2も同じものである。
よって、第1板材P1に第1接合具1を取り付ける取付作業、及び第2板材P2に第2接合具2を取り付ける取付作業を行う際に、複数種類の接合具から選択する必要がないので、前記取付作業が非常に容易になるとともに、部品管理も容易になる。
図25に示すように、後方補強16は、後方補強本体16Aの左右端部に連結金具16B,16Cを溶着したものであり、図24中の矢印に示すように、左側板13及び右側板14の後端の上部に取り付けられる。
すなわち、図25に示す左端の連結金具16Bの上下のフック94,94を、図32に示す左側板13の後補強部材54の上下の係止孔95,95に係止し、同様に、図25に示す右端の連結金具16Cの上下のフック94,94を、図示しない右側板14の後補強部材114に係止する。
次に、図25に示す左端の連結金具16Bを、その通孔96及び図32に示す通孔97に、図24及び図25に示す連結ピン98を圧入して固定する。また、右端の連結金具16Cも、同様に図24及び図25に示す連結ピン98を圧入して固定する。
以上により、左側板13及び右側板14の後端の上部に、後方補強16を連結固定して容易に横架できる。
ここで、連結ピン98(以下に示す連結ピンも同様)は、接合する板面に形成した通孔に圧入することによって摩擦接合する構造であればよく、市販品のプッシュターンリベット等を使用できる。このような連結ピンは、中央のピンをドライバー等により90°回すことにより、容易に取り外すことができる。
図26に示すように、背板15は、左背板15L及び右背板15Rからなる。
左背板15Lの右方の通孔15A、及び右背板15Rの左方の通孔15Aに連結ピン99を圧入することにより、左背板15L及び右背板15Rを連結固定する。
次に、図24に示すように、背板15の下端から下方へ突出する係止片15D,15D,…を底板11の上面後端部のスリット105,105,…に差し込み、背板15の通孔15C、及び底板11の通孔106に連結ピン99を圧入することにより、背板15の下端部と底板11の後端部を連結固定する。
次に、背板15の上端の通孔15B、及び後方補強16の下端の通孔16Dに連結ピン99を圧入することにより、背板15及び後方補強16を連結固定する。
図24に示す底板11の4箇所に設けた通孔107,107,…は、上方から挿入したドライバー等の工具で、図23に示すボルト操作部10,…を回転することにより、ベース17の四隅のアジャスター9,9,…の高さ調節を個別に行って筐体のレベル出し及び高さ調節を行うためのものである。
次に、第1接合具1及び第2接合具2の詳細構造について説明する。
図27(A)及び(B)に示すように、第1接合具1は、本体部85から外方へ張り出した部位に、第1板材P1に取り付けた状態で第1板材P1の側面と直交する方向に突出する2つの嵌合凸部90,90を有する。本体部85には、自由状態で側面から突出する弾性係止爪37,37を一体に設ける。
ここで、弾性係止爪37が突出する「側面」は、第1接合具1を第1板材P1に取り付ける際に、第1接合具1を取り付ける方向に沿う面であれば良い。
本体部85は、平面視四角形のブロック状であり、その外側面にフランジ部87を有する。フランジ部87から外方へ水平に延びた水平部88に、正面視又は背面視で略L字形の部分を一体形成し、水平部88から上向き又は下向きに延びる、先細テーパ状の嵌合凸部90,90としている。
ここで、フランジ部87は、第1板材P1と面一又は若干突出しており、第1板材P1と略同じ高さである。また、水平部88及び嵌合凸部90を含む高さは、フランジ部87の高さと同じか、フランジ部87の高さ未満である。
このように、第1接合具1の高さ寸法は、嵌合凸部90を含めて第1板材P1の厚み内に収まるように設定される。
また、第1接合具1には、フランジ部87の外面F1から出没可能であり、自由状態で外面F1から突出する、係止片E1である弾性係止片3を一体に設ける。
ここで、フランジ部87の外面F1は、図29(B)に示すように第1接合具1と第2接合具2が凹凸嵌合した状態(連結状態C)で、第2接合具2に対向する第1対向面である。
さらに、第1接合具1に、弾性係止片3に繋がって内方へ延びる連結部4、及び連結部4の内方端部から屈曲して水平方向へ延出する操作部5を、弾性係止片3と一体に設ける。
操作部5は、連結部4の内方端部から前後に延出する前方延出部5F及び後方延出部5Bからなる。ここで、第1接合具1を底板11及び上部横架部材12Fの左端部に取り付けた場合は、図27(B)に示す前方延出部5Fは後方へ延出し、図27(B)に示す後方延出部5Bは前方へ延出する。
弾性係止片3は、フランジ部87の前後方向中央に設けた開口部85Aから出没する。弾性係止片3に連結部4を介して繋がる操作部5は、本体部85の外方端部に設けた上下方向に貫通する挿入孔85Bから操作できる。
なお、第1接合具1の本体部85に設けた4箇所の螺孔85C,85C,…は、図22及び図23に示すベース17に替えて4個のキャスターを取り付ける際に使用する。
以上のような構成の第1接合具1において、2つの嵌合凸部90,90及び2つの嵌合凸部90,90の間に位置する弾性係止片3が、第1接合具1の前後方向の中央の平面(左右方向及び上下方向に沿う平面)を対称面として面対称である。
よって、図30のように第1板材P1である底板11に対して嵌合凸部90を上向きに取り付ける第1接合具1と、図31のように第1板材P1である上部横架部材12Fに対して嵌合凸部90を下向きに取り付ける第1接合具1として、同じ第1接合具1を共用できる。
図28(A)及び(B)、並びに図29(A)及び(B)の縦断面図に示すように、第2接合具2は、本体部86に、第2板材P2に取り付けた状態で第2板材P2の端面側(上方又は下方)に開放し、図29(B)に示す連結状態Cで嵌合凸部90,90を密嵌する嵌合凹部91,91を有する。本体部86には、自由状態で側面から突出する弾性係止爪38,38を一体に設ける。
ここで、弾性係止爪38が突出する「側面」は、第2接合具2を第2板材P2に取り付ける際に、第2接合具2を取り付ける方向に沿う面であれば良い。
また、第2接合具2の高さ寸法は、嵌合凹部91を含めて第2板材P2の厚み内に収まるように設定される。
第2接合具2の嵌合凹部91は、第1接合具1の嵌合凸部90の外形状に応じて奥部の内寸が小さくなったテーパ形状である。
また、本体部86には、第1接合具1の水平部88を受け入れて嵌合する凹段部86Aを形成し、さらに、嵌合凹部91の内側縁には、第1接合具1の嵌合凸部90の基部を嵌合する受入部86Bを形成する。
第2接合具2の、図29(B)に示す連結状態Cで第1接合具1に対向する第2対向面F2に、図27に示す第1対向面F1から突出する弾性係止片3を受け入れる、係合部E2である係合凹部6を設ける。なお、係合凹部6を係合孔にしてもよい。
以上のような構成の第2接合具2において、2つの嵌合凹部91,91及び2つの嵌合凹部91,91の間に位置する係合凹部6が、第2接合具2の前後方向の中央の平面(左右方向及び上下方向に沿う平面)を対称面として面対称である。
よって、図32のように、第2板材P2である左側板13(右側板14も同様)に対して嵌合凹部91を下向きに取り付ける第2接合具2と、左側板13に対して嵌合凹部91を上向きに取り付ける第2接合具2として、同じ第2接合具2を共用できる。
以上のような第1接合具1及び第2接合具2の構成によれば、第1接合具1及び第2接合具2が合成樹脂製であるので、凹凸嵌合部の精度が高く、ガタツキの無い連結ができる。
また、第1接合具1の係止片E1が、合成樹脂製の第1接合具1と一体に設けた、自由状態で第1対向面F1から突出する弾性係止片3であるとともに、後述する連結解除具Gで操作する操作部5を、連結部4により弾性係止片3と繋げるように、弾性係止片3と一体に設けている。
さらに、第2接合具2の係止部E2が、合成樹脂製の第2接合具2に設けた係合凹部6又は係合孔である。
よって、部品点数の削減等により製造コストを低減できる。
次に、第1板材P1である底板11の構造、及び第1接合具1を取り付ける構造について説明する。
第1板材P1である底板11は板金であり、図30に示すように、表面板11Aの前縁、後縁、左縁及び右縁を下方へ折曲して前補強縁100F、後補強縁100B、左補強縁100L及び右補強縁100Rを形成する。そして、表面板11Aの下面の前後縁に沿って前補強部材101と後補強部材102をスポット溶接等で固定しており、表面板11Aと前補強部材101及び後補強部材102とでそれぞれ中空構造の筒状部を形成して曲げ剛性を高めている。
第1接合具1は、前記筒状部の左右端部に、嵌合凸部90,90が上方を向くように取り付ける。
すなわち、嵌合凸部90,90を上方に向けた第1接合具1の本体部85を、その弾性係止爪37を弾性変形させながら底板11の開放部50Aから空間部51Aに挿入する。挿入が完了した状態では、第1接合具1のフランジ部が前補強部材101及び後補強部材102の左右端部に当接するとともに、弾性係止爪37がその弾性復元力により底板11の係合孔92Aに係合するので、第1接合具1が底板11に位置決めされた状態で抜け止めがされる。なお、係合孔92Aは、係合凹部であってもよい。
第1接合具1を底板11に取り付けた状態で、第1接合具1の本体部85の挿入孔85Bを塞がないように、前補強部材101の左右端の切欠部103,103、及びその上方の表面板11Aの切欠部104,104、並びに後補強部材102の左右端の切欠部103,103、及びその上方の表面板11Aの切欠部104,104を設ける。
なお、使用状態で切欠部104及び挿入穴85Bを塞ぐように、図示しない別体の着脱可能なカバーを設けるようにしてもよい。
次に、第1板材P1である上部横架部材12Fの構造、及び第1接合具1を取り付ける構造について説明する。
第1板材P1である上部横架部材12Fは板金であり、図31に示すように、表面板12Aの前縁及び後縁を下方へ折曲して前補強縁110F及び後補強縁110Bを形成する。そして、表面板12Aの下面の前後縁に沿って左右端部に左補強部材111Lと右補強部材111Rをスポット溶接等で固定しており、表面板12Aと左補強部材111L及び右補強部材111Rとでそれぞれ中空構造の筒状部を形成して曲げ剛性を高めている。
第1接合具1は、前記筒状部の左右端部に、嵌合凸部90,90が下方を向くように取り付ける。
すなわち、嵌合凸部90,90を下方に向けた第1接合具1の本体部85を、その弾性係止爪37を弾性変形させながら上部横架部材12Fの開放部50Aから空間部51Aに挿入する。挿入が完了した状態では、第1接合具1のフランジ部が左補強部材111L及び右補強部材111Rの左右端部に当接するとともに、弾性係止爪37がその弾性復元力により上部横架部材12Fの係合孔92Aに係合するので、第1接合具1が上部横架部材12Fに位置決めされた状態で抜け止めされる。なお、係合孔92Aは、係合凹部であってもよい。
第1接合具1を上部横架部材12Fに取り付けた状態で、第1接合具1の本体部85の挿入孔85Bを塞がないように、左補強部材111Lの左端の切欠部108及びその上方の表面板12Aの切欠部109、並びに右補強部材111Rの右端の切欠部108及びその上方の表面板12Aの切欠部109を設ける。
なお、使用状態で切欠部109及び挿入穴85Bを塞ぐように、図示しない別体の着脱可能なカバーを設けるようにしてもよい。
以上のような第1板材P1への第1接合具1の取付構造によれば、第1接合具1の本体部85を第1板材P1の開放部50Aから空間部51Aに挿入することにより、弾性係止爪37が係合孔92Aに係合して抜け止めされるので、第1接合具1の第1板材P1への取付けを、ワンタッチ作業で容易に行うことができる。
次に、第2板材P2である左側板13の構造、及び第2接合具2を取り付ける構造について説明する。
第2板材P2である左側板13は板金であり、図32に示すように、表面板13Aの前縁、後縁、上縁及び下縁を右方(内方)へ折曲して前補強縁112F、後補強縁112B、上補強縁112U及び下補強縁112Dを形成する。そして、表面板13Aの内面の前後縁及び上下縁に沿って前補強部材113、後補強部材114、上補強部材115及び下補強部材116をスポット溶接等で固定しており、表面板13Aと前補強部材113及び後補強部材114とでそれぞれ中空構造の筒状部を形成して曲げ剛性を高めている。
なお、第2板材P2の構造は、図32のような表面板13Aを前補強部材113及び後補強部材114等により補強する構造に限定されるものではなく、全体を中空とした板材であってもよい。
第2接合具2は、前記筒状部の中の、前端部の前記筒状部の上下端部、及び後端部の前記筒状部の下端部に取り付ける。下端部に取り付けられた第2接合具2は、嵌合凹部91,91が下方に開放し、上端部に取り付けられた第2接合具2は、嵌合凹部91,91が上方に開放する。
すなわち、第2接合具2の本体部86の弾性係止爪38を弾性変形させながら左側板13の開放部50Bから空間部51Bに挿入する。挿入が完了した状態では、第2接合具2の縁部が前補強部材113及び後補強部材114の上下端部に当接するとともに、弾性係止爪38がその弾性復元力により左側板13の係合孔92Bに係合するので、第2接合具2が左側板13に位置決めされた状態で抜け止めされる。なお、係合孔92Bは、係合凹部であってもよい。
第2接合具2を左側板13に取り付けた状態で、第2接合具2の係合部E2である係合凹部6を塞がないように、前補強部材53及び後補強部材54には、第2接合具2の係合凹部6の右方位置に角孔117を設ける。
以上のような第2板材P2への第2接合具2の取付構造によれば、第2接合具2の本体部86を第2板材P2の開放部50Bから空間部51Bに挿入することにより、弾性係止爪38が係合孔92Bに係合して抜け止めされるので、第2接合具2の第2板材P2への取付けを、ワンタッチ作業で容易に行うことができる。
また、左側板13には、前補強部材113及び後補強部材114の間に、内カバー89を取り付ける。なお、内カバー89は必須の構成部品ではなく、使用態様によっては内カバー89を無くしてもよい。
内カバー89の後端縁から後方へ突出する係止片89Aを後補強部材114のスリット118に差し込み、通孔89Bを利用してタッピンねじ119(図23参照)により前補強部材113に固定する。
左側板13と内カバー89との間には、扉19や引出し20を開閉する際や外部からの衝撃を受けた際の音の低減等の目的に応じて、ダンボール紙、ペーパーハニカム、スポンジ材等を適宜収容できる。
なお、第2板材P2である右側板14の構造、及び第2接合具2を取り付ける構造については、左側板13と同様であるので、説明を省略する。左側板13と右側板14とは、収納家具A2の左右方向中央の平面(前後方向及び上下方向に沿う平面)を対称面として面対称である。
以上のような第1板材P1への第1接合具1の取付構造、及び第2板材P2への第2接合具2の取付構造によれば、第1板材P1と第2板材P2に対して第1接合具1と第2接合具1を嵌合凸部90と嵌合凹部91の嵌合によって強固に固定できる。また、板材の厚さ内に収まるので、板材の梱包時に嵩張らなくフラットパックが可能である。なお、フラットパックとは、板状部材を重ねて嵩張らずに梱包できることを意味する。
次に、図33、図34及び図35を参照して、第1接合具1及び第2接合具2の連結を解除するために使用する連結解除具Gについて説明する。
連結解除具Gは、基部7及び解除片8からなり、解除片8は二股状に分かれた形状をしている。解除片8は、基部7側から順に、第1垂下面8A、第1垂下面8Aに繋がる傾斜面8C、傾斜面8Cに繋がる第2垂下面8Bを有する。傾斜面8Cは、第1接合具1に挿入する方向へ行くに従って第1対向面F1(第2接合具2)に近づくように傾斜する面である。
図34のように第1接合具1及び第2接合具2が凹凸嵌合すると(図29(B)も参照)、第1接合具1の弾性係止片3が第2接合具2の係合凹部6に係合して抜け止めされた連結状態Cとなる。
この状態で、第1接合具1の本体85の挿入孔85Bの上方から、図34の矢印のように、操作部5の第1対向面F1(第2接合具2)側に、連結解除具Gの解除片8を挿入する。
それにより、二股状の解除片8の前後の傾斜面8C,8Cが操作部5の前方延出部5F及び後方延出部5B(図27(B)参照)を押圧しながら操作部5を内方へ移動させる。
図35のように解除片8の第1垂下面8Aが操作部5の外面に当接した位置で、連結解除具Gの当止部7Aが第1接合具1の本体85に当て止めされるので、連結解除具Gは静止する。
この状態では、前記操作部5の移動に伴い、弾性係止片3が内方へ移動するように弾性変形するので、弾性係止片3の係合凹部6への係合が解除された連結解除状態Dとなる。
図34の連結状態Cで、第1接合具1の本体85の挿入孔85Bの下方から、図34の矢印のように連結解除具Gの解除片8を挿入する場合も、二股状の解除片8の前後の傾斜面8C,8Cが操作部5の前方延出部5F及び後方延出部5B(図27(B)参照)を押圧しながら操作部5を内方へ移動させるので、図35と同様の連結解除状態Dにすることができる。
このような連結解除状態Dでは、図35のように第1接合具1から第2接合具2を取り外すことができる。
以上のような連結解除具G、並びに第1接合具1及び第2接合具2の構成によれば、第1接合具1の上方から連結解除具Gを挿入すると、挿入方向へ行くに従って第1対向面F1に近づくように傾斜する傾斜面8Cが操作部5を内方へ移動させるので、操作部5と連結部4を介して繋がる弾性係止片3が弾性変形して第1対向面F1よりも内方へ没入して連結解除状態Dとなる。同様に、第1接合具1の下方から連結解除具Gを挿入しても、傾斜面8Cが操作部5を内方へ移動させるので、弾性係止片3が弾性変形して第1対向面F1よりも内方へ没入して連結解除状態Dとなる。
よって、連結状態Cにある第1接合具1及び第2接合具2の連結解除を、同じ連結解除具Gを用いて、第1接合具1の上方及び下方のどちらからでも操作できるので、移設等のために分解する際に連結を解除する作業が非常に容易になる。
例えば、本実施形態の収納家具A2では、底板11と左右の側板13,14との連結を解除する作業、及び上部横架部材12Fと左右の側板13,14との連結を解除する作業において、前記連結を解除する作業の全てを、上方から連結解除具Gを挿入する操作により行うことができる。
また、弾性係止片3に繋がる連結部4、並びに、前方延出部5F及び後方延出部5Bである操作部5により形成される平面視略T字状の構成部分に対し、連結解除具Gの二股状に分かれた解除片8が、操作部5の前方延出部5F及び後方延出部5Bの両方をバランス良く押圧して内方へ移動させるので、弾性係止片3を第1対向面F1よりも内方へ没入させるために操作部5を内方へ移動させる操作が、より円滑かつ確実になる。
次に、図22及び図23に示した収納家具A2に対して、図36に示すように天板120を取り付ける構造の一例について説明する。
天板120は板金であり、図37の下方から見た分解斜視図に示すように、表面板120Aの前縁、後縁、左縁及び右縁を下方へ折曲して前補強縁121F、後補強縁121B、左補強縁121L及び右補強縁121Rを形成し、表面板120Aの内面の前後縁に沿って前補強部材122及び後補強部材123をスポット溶接等で固定する。
後補強部材123には、左右方向の3箇所に取付金具124を取り付ける。
すなわち、後補強部材123のスリット123Aに取付金具124の挿入片124Aを挿入して位置決めし、取付金具124の通孔124B、及び後補強部材123の通孔123Bに連結ピン125を圧入して固定することにより、取付金具124の取付けが完了する。
図22の収納家具A2への天板120の取付けは、収納家具A2の後方補強16上部の切欠部16Eに、天板120の取付金具124の係止片124Cを差し込み、図38に示すように、収納家具A2の上部横架部材12Fの通孔12C、及び天板120の前補強部材122の通孔122Aにタッピンねじ126を螺着して固定する。
次に、図22及び図23に示した収納家具A2に対して、図39に示すように天板固定金具127,127を取り付ける構造の一例について説明する。
天板固定金具127は、図25に示す形状のものである。天板固定金具127を、収納家具A2の後方補強16上部の切欠部16Eに挿入し、基部127Aの後方のスリット127Cを後方補強16の水平折曲部16Fに係合させるように、左方又は右方にスライドさせることにより、天板固定金具127の取付けが完了し、支持部127Bが前方へ突出した状態が保持される。
図39に示す収納家具A2前部の上部横架部材12Fの通孔12Cとともに、収納家具A2後部の天板固定金具127の通孔127Dを利用して、天板を取り付けることができる。
よって、例えば、複数の収納家具A2,A2,…を横に並べて共通の実験用天板を取付けることも容易にできる。
以上のとおり、本発明の実施形態2に係る板材の連結装置B2によれば、第1板材P1に取り付けた第1接合具1と第2板材P2に取り付けた第2接合具2を凹凸嵌合させることにより、第1接合具1の係止片E1が第2接合具2の係合部E2に係合して抜け止めされた連結状態Cとなるので、嵌合作業のみで第1板材P1と第2板材P2を直角突合せ状態で簡単且つ強固に連結できる。
また、本発明の実施形態2に係る組立式筐体A2によれば、板材の連結装置B2を用いているので、オフィス用のキャビネットや研究設備什器等の家具として使用できる汎用性の高い筐体を短時間で簡単に組み立てることが可能であり、更に厚さの薄い構成板材を用いても剛性が高いものとなる。
A1,A2 収納家具(組立式筐体) B1,B2 板材の連結装置
C 連結状態 D 連結解除状態
E1 係止片 E2 係合部
F1 フランジ部の外面(第1対向面) F2 第2対向面
G 連結解除具 P1 第1板材
P2 第2板材 S 間隙
1,1DF,1DB,1UF,1UB 第1接合具
2,2DF,2DB,2UF,2UB 第2接合具
3 弾性係止片 4 連結部
5 操作部 5F 前方延出部
5B 後方延出部 6 係合凹部
7 基部 7A 当止部
8 解除片 8A 第1垂下面
8B 第2垂下面 8C 傾斜面
9 アジャスター 10 ボルト操作部
11 底板 11A 表面板
12 天板 12A 表面板
12B 後補強部材 12C 通孔
12F 前補強部材(上部横架部材) 13 左側板
13A 表面板 14 右側板
15 背板 15A,15B,15C 通孔
15D 係止片 15L 左背板
15R 右背板 16 後方補強
16A 後方補強本体 16B,16C 連結金具
16D 通孔 16E 切欠部
16F 水平折曲部 17 ベース
18 棚板 19 扉
20 引出し 20A 引出しレール
21 開口部 22 係止手段
23,24 開放部 25,26 本体部
26A 嵌合部分 26B 凹段部
26C 受入部 27,28 空間部
29 フランジ部 30 嵌合凸部
31 嵌合凹部 32 係止部材(係止手段)
33 係止爪 34 係合孔(係止手段)
35 操作孔 36 リリースボタン
37,38 弾性係止爪 39 表面板
40 補強縁 41 前補強部材
42 後補強部材 43 通孔
44 ネジ 45 取付孔
46 ナット 47 貫通孔
48 表面板 49 補強縁
50A,50B 開放部 51A,51B 空間部
52 通孔 53 ネジ
54 取付孔 55 ナット
56 貫通孔 57 外側板
58 内側板 59,60 補強縁
61 前補強部材 62 凹部
63 ペーパーハニカム 64 連結ピン
65 通孔 66 水平部
67 横長穴 68 圧縮コイルばね
69 突起 70 作動開口
71 係合凹部 72 爪部
73 保持爪 74 軸部
75 段部 76 鍔部
77 切欠部 78 小突起
79 溝部 80 傾斜面
81 突起 82 操作溝、
83 フック 84 係止孔
85,86 本体部 85A 開口部
85B 挿入孔 85C 螺孔
86A 凹段部 86B 受入部
87 フランジ部 88 水平部
89 内カバー 89A 係止片
89B 通孔 90 嵌合凸部
91 嵌合凹部 92A,92B 係合孔
93 タッピンねじ 94 フック
95 係止孔 96,97 通孔
98,99 連結ピン 100F 前補強縁
100B 後補強縁 100L 左補強縁
100R 右補強縁 101 前補強部材
102 後補強部材 103,104 切欠部
105 スリット 106,107 通孔
108,109 切欠部 110F 前補強縁
110B 後補強縁 111L 左補強部材
111R 右補強部材 112F 前補強縁
112B 後補強縁 112U 上補強縁
112D 下補強縁 113 前補強部材
114 後補強部材 115 上補強部材
116 下補強部材 117 角孔
118 スリット 119 タッピンねじ
120 天板 120A 表面板
121F 前補強縁 121B 後補強縁
121L 左補強縁 121R 右補強縁
122 前補強部材 122A 通孔
123 後補強部材 123A スリット
123B 通孔 124 取付金具
124A 挿入片 124B 通孔
124C 係止片 125 連結ピン
126 タッピンねじ 127 天板固定金具
127A 基部 127B 支持部
127C スリット 127D 通孔

Claims (10)

  1. 第1板材の端面を第2板材の側面端部に直角突合せ状態で連結する板材の連結装置であって、
    前記第1板材の端部に取り付けた第1接合具と、前記第2板材の端部に取り付けた第2接合具とを備え、
    前記第1接合具及び前記第2接合具は、互いに凹凸嵌合するものであり、
    前記第1接合具及び前記第2接合具が凹凸嵌合した際に、嵌合方向に対して弾性的に抜け止めする係止手段を備え、
    前記第1板材と第2板材は、少なくとも前記第1接合具と第2接合具を取り付ける部位が中空構造で、且つ端面に開放部を有し、
    前記第1接合具と第2接合具はそれぞれ本体部を前記開放部から空間部に挿入させた状態で取り付け、
    前記第1接合具は、その本体部から張り出した部位に、前記第1板材に取り付けた状態で前記第1板材の側面と直交する方向に突出する、単数又は複数の嵌合凸部を有し、
    前記第2接合具は、その本体部に、前記第2板材に取り付けた状態で前記第2板材の端面開放し、前記嵌合凸部を密嵌する嵌合凹部を有してなる
    板材の連結装置。
  2. 前記第1接合具は前記嵌合凸部を含めて前記第1板材の厚み内に収まる寸法に設定するとともに、前記第2接合具は前記嵌合凹部を含めて前記第2板材の厚み内に収まる寸法に設定してなる、
    請求項記載の板材の連結装置。
  3. 第1板材の端面を第2板材の側面端部に直角突合せ状態で連結する板材の連結装置であって、
    前記第1板材の端部に取り付けた第1接合具と、前記第2板材の端部に取り付けた第2接合具とを備え、
    前記第1接合具及び前記第2接合具は、互いに凹凸嵌合するものであり、
    前記第1接合具及び前記第2接合具が凹凸嵌合した際に、嵌合方向に対して弾性的に抜け止めする係止手段を備え、
    前記第1接合具に、前記凹凸嵌合した状態で前記第2接合具に対向する第1対向面から出没可能であり、自由状態で前記第1対向面から突出する、前記係止手段を構成する弾性係止片を一体に設けるとともに、
    一端が前記弾性係止片に繋がって前記弾性係止片が前記第1対向面から突出する方向と反対の方向へ延びる連結部、及び前記連結部の他端から屈曲して前記連結部が延びる方向と交差する方向へ延出する操作部を、前記弾性係止片と一体に設け、
    前記第2接合具の、前記凹凸嵌合した状態で前記第1接合具に対向する第2対向面に、前記第1対向面から突出する前記弾性係止片を受け入れる、前記係止手段を構成する係合凹部又は係合孔を設け、
    前記凹凸嵌合した状態では、前記弾性係止片が前記係合凹部又は係合孔に係合して抜け止めされ、
    前記凹凸嵌合した状態で、前記第1接合具に対し、前記第1板材の面外方向から連結解除具を挿入すると、前記操作部が前記反対の方向へ移動して前記弾性係止片が弾性変形し、前記弾性係止片の前記係合凹部又は係合孔への係合が解除されて連結解除状態となる
    板材の連結装置。
  4. 前記連結解除具が、前記操作部の前記第1対向面側へ挿入されるものであり、
    前記連結解除具の前記第1対向面と反対側の面が、挿入方向へ行くに従って前記第1対向面に近づくように傾斜する傾斜面を含む、
    請求項記載の板材の連結装置。
  5. 前記第1接合具の操作部が、前記連結部の前記他端から二股状に延出する第1延出部及び第2延出部からなり、
    前記連結解除具が、二股状に分かれた解除片を有するものであり、
    前記第1接合具に対し、前記第1板材の面外方向から前記解除片を挿入すると、前記解除片が前記第1延出部及び前記第2延出部の両方を押圧して前記反対の方向へ移動させる、
    請求項又は記載の板材の連結装置。
  6. 第1板材の端面を第2板材の側面端部に直角突合せ状態で連結する板材の連結装置であって、
    前記第1板材の端部に取り付けた第1接合具と、前記第2板材の端部に取り付けた第2接合具とを備え、
    前記第1接合具及び前記第2接合具は、互いに凹凸嵌合するものであり、
    前記第1接合具及び前記第2接合具が凹凸嵌合した際に、嵌合方向に対して弾性的に抜け止めする係止手段を備え、
    前記係止手段は、前記第2板材の側面に接合する前記第1接合具のフランジ部に、係止部材の係止爪を出没可能に設けるとともに、
    前記係止爪は突出方向へ弾性付勢し、前記第2板材の側面に設けた係合孔に係合して抜け止め状態とし、
    前記第1接合具の本体部と前記第1板材を貫通するように設けた操作孔内にリリースボタンを回転可能に配置し、
    前記リリースボタンの回転位置に応じて前記係止爪が弾性付勢力により自由突出する係合状態と、前記係止爪が引き込まれて前記係合孔に対する係合が解除される解除状態となる
    板材の連結装置。
  7. 前記第1接合具は、その本体部から張り出した部位に、前記第1板材に取り付けた状態で前記第1板材の側面と直交する方向に突出する嵌合凸部を、前記第1板材の端面の長手方向に沿って2つ有するとともに、2つの前記嵌合凸部の間に前記係止手段を構成する係止片を設けてなり、
    前記第2接合具は、その本体部に、前記第2板材に取り付けた状態で前記第2板材の端面側に開放し、前記凹凸嵌合した状態で2つの前記嵌合凸部を密嵌する2つの嵌合凹部を有するとともに、2つの前記嵌合凹部の間に前記係止手段を構成する係合部を設けてなる、
    請求項1〜の何れか1項に記載の板材の連結装置。
  8. 前記第1接合具の前記嵌合凸部及び前記係止片が、前記第1接合具の前記第1板材の端面の長手方向中央の平面を対称面として面対称であるとともに、
    前記第2接合具の前記嵌合凹部及び前記係合部が、前記凹凸嵌合した状態で前記第2接合具の前記長手方向中央の平面を対称面として面対称である、
    請求項記載の板材の連結装置。
  9. 前記第1板材と前記第2板材は、少なくとも前記第1接合具と前記第2接合具を取り付ける部位が中空構造で、且つ端面に開放部を有し、
    前記第1接合具は、その本体部に、自由状態で側面から突出する弾性係止爪を一体に設け、
    前記第2接合具は、その本体部に、自由状態で側面から突出する弾性係止爪を一体に設け、
    前記第1接合具の本体部を、その前記弾性係止爪を弾性変形させながら前記第1板材の開放部から空間部に挿入し、挿入が完了した状態では、前記弾性係止爪がその弾性復元力により前記第1板材の係合孔又は係合凹部に係合して抜け止めされ、
    前記第2接合具の本体部を、その前記弾性係止爪を弾性変形させながら前記第2板材の開放部から空間部に挿入し、挿入が完了した状態では、前記弾性係止爪がその弾性復元力により前記第2板材の係合孔又は係合凹部に係合して抜け止めされる、
    請求項1〜の何れか1項に記載の板材の連結装置。
  10. 少なくとも底板、天板又は上部横架部材、両側板及び背板を備え、
    前記底板と前記天板の両側端面、又は前記底板と前記上部横架部材の両側端面を、前記両側板の上下端部内面に直角突合せ状態で連結するとともに、前記両側板の後端間に前記背板を連結してなる組立式筐体において、
    前記請求項1〜の何れか1項に記載の板材の連結装置を用い、前記底板と前記天板又は上部横架部材を前記第1板材とし、前記両側板を前記第2板材としてなることを特徴とする、
    組立式筐体。
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