JP6848666B2 - ハブユニット軸受 - Google Patents
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Description
前記外方部材は、内周面に外輪軌道が設けられている。
前記内方部材は、軸方向外側部に回転フランジが一体に設けられたハブ本体を有し、外周面に内輪軌道が設けられている。
前記複数個の転動体は、前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に配置されている。
前記シールリングは、前記外方部材の内周面と前記内方部材の外周面との間に存在する内部空間の軸方向外側の開口部を塞ぐ。
前記ハブ本体は、前記回転フランジよりも軸方向内側で、かつ、前記内輪軌道よりも軸方向外側に存在する軸方向中間部に、軸方向外側を向いた段差面を有している。
前記回転側フランジの軸方向内側面の径方向内端部には、軸方向外方に凹んだ環状凹部が全周にわたって設けられている。
前記環状凹部の内部には、前記環状凹部の底面を全周にわたって覆う摺接環が支持されている。前記摺接環の径方向内側部は、径方向内方に向かうほど軸方向内方に向かう方向に湾曲しており、該摺接環の軸方向内端部が、前記段差面に突き当てられている。
前記シールリングは、少なくとも1本のシールリップを有し、該少なくとも1本のシールリップのうちの最も径方向外側のシールリップの先端縁は、前記摺接環の軸方向内側面に全周にわたり摺接している。
前記摺接環の軸方向内側面のうちで前記最も径方向外側のシールリップの先端縁が摺接する部分は、前記回転フランジの軸方向内側面のうちで前記環状凹部の径方向外側に隣接する部分よりも軸方向外側に位置している。
また、前記摺接環の軸方向内側面のうちで前記最も径方向外側のシールリップの先端縁が摺接する部分の表面粗さは、前記環状凹部の底面の表面粗さよりも小さくなっている。
図1および図2は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例のハブユニット軸受1aは、図5および図6に示した従来構造と同様に、外方部材である外輪2と、内方部材であるハブ3aと、複数個の転動体4とを備える。
図3は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例のハブユニット軸受1bを構成する摺接環23aは、シール性能をより向上するための庇部30を有する。このために、摺接環23aを構成する本体部24aは、円輪部26の径方向外端部から全周にわたり軸方向内方に折れ曲がった外径側円筒部31を有する。庇部30は、外径側円筒部31を、摺接環23aを構成するシール材25aにより覆うことで構成されている。
図4は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例のハブユニット軸受1cを構成する摺接環23bの庇部30aは、ラビリンスリップ32を有する。庇部30aは、本体部24bを構成する外径側円筒部31をシール材25bにより覆うことで構成されている。ラビリンスリップ32は、シール材25bのうちで外径側円筒部31を覆う部分から軸方向内方に突出するように一体に設けられている。ラビリンスリップ32の先端縁は、シール装置13aを構成するシール材15のうちで、芯金14を構成する支持部17の径方向外端部の軸方向外側面を覆う部分に近接対向している。さらに、ラビリンスリップ32の先端縁は、外輪2の軸方向外端面よりも軸方向内側に位置している。このような構成により、ラビリンスリップ32の先端縁と、シール材15のうちで芯金14の支持部17の軸方向外側面を覆う部分との間には、ラビリンスシール33が設けられている。このため、車両の走行中に跳ね上げられた泥水などの異物が、最も径方向外側のシールリップ18aの先端部と、円輪部26の軸方向内側面とが摺接する部分に到達することを、実施の形態の第2例よりもさらに効果的に防止でき、シール性能がより一層良好になっている。
2 外輪
3 ハブ
4 転動体
5 外輪軌道
6 静止フランジ
7 内輪軌道
8 回転フランジ
9 小径段部
10、10a、10b ハブ本体
11 内輪
12 内部空間
13a、13b シール装置
14 芯金
15 シール材
16 嵌合筒部
17 支持部
18a、18b、18c シールリップ
19 環状凹部
20 支持孔
21 取付孔
22 突起
23、23a、23b 摺接環
24、24a、24b 本体部
25、25a、25b シール材
26 円輪部
27 円筒部
28、28a 湾曲部
29 リップ部
30、30a 庇部
31 外径側円筒部
32 ラビリンスリップ
33 ラビリンスシール
34 切り欠き
35 スプライン孔
36 スタッド
37、37a 段差面
Claims (4)
- 内周面に外輪軌道が設けられた外方部材と、
軸方向外側部に回転フランジが一体に設けられたハブ本体を有し、外周面に内輪軌道が設けられた内方部材と、
前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に配置された複数個の転動体と、
前記外方部材の内周面と前記内方部材の外周面との間に存在する内部空間の軸方向外側の開口部を塞ぐシールリングとを備え、
前記ハブ本体は、前記回転フランジよりも軸方向内側で、かつ、前記内輪軌道よりも軸方向外側に存在する軸方向中間部に、軸方向外側を向いた段差面を有しており、
前記回転フランジの軸方向内側面の径方向内端部には、軸方向外方に凹んだ環状凹部が全周にわたって設けられており、
前記環状凹部の内部には、該環状凹部の底面を全周にわたって覆う摺接環が支持されており、
前記摺接環は、金属板製の本体部と、該本体部の径方向外端部に加硫接着された、弾性材製のシール材とを有しており、
前記本体部は、径方向内側部が、径方向内方に向かうほど軸方向内方に向かう方向に湾曲しており、かつ、軸方向内端部が、前記段差面に突き当てられており、
前記シール材は、先端縁が前記環状凹部の径方向外側面に全周に亙って当接するリップ部を有しており、
前記シールリングは、少なくとも1本のシールリップを有し、該少なくとも1本のシールリップのうちの最も径方向外側のシールリップの先端縁が、前記本体部の軸方向内側面に全周にわたり摺接しており、
前記本体部の軸方向内側面のうちで前記最も径方向外側のシールリップの先端縁が摺接する部分が、前記回転フランジの軸方向内側面のうちで前記環状凹部の径方向外側に隣接する部分よりも軸方向外側に位置しており、
前記本体部の軸方向内側面のうちで前記最も径方向外側のシールリップの先端縁が摺接する部分の表面粗さが、前記環状凹部の底面の表面粗さよりも小さい
ハブユニット軸受。 - 内周面に外輪軌道が設けられた外方部材と、
軸方向外側部に回転フランジが一体に設けられたハブ本体を有し、外周面に内輪軌道が設けられた内方部材と、
前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に配置された複数個の転動体と、
前記外方部材の内周面と前記内方部材の外周面との間に存在する内部空間の軸方向外側の開口部を塞ぐシールリングとを備え、
前記ハブ本体は、前記回転フランジよりも軸方向内側で、かつ、前記内輪軌道よりも軸方向外側に存在する軸方向中間部に、軸方向外側を向いた段差面を有しており、
前記回転フランジの軸方向内側面の径方向内端部には、軸方向外方に凹んだ環状凹部が全周にわたって設けられており、
前記環状凹部の内部には、該環状凹部の底面を全周にわたって覆う摺接環が支持されており、該摺接環の径方向内側部は、径方向内方に向かうほど軸方向内方に向かう方向に湾曲しており、該摺接環の軸方向内端部が、前記段差面に突き当てられており、
前記シールリングは、少なくとも1本のシールリップを有し、該少なくとも1本のシールリップのうちの最も径方向外側のシールリップの先端縁が、前記摺接環の軸方向内側面に全周にわたり摺接しており、
前記摺接環の軸方向内側面のうちで前記最も径方向外側のシールリップの先端縁が摺接する部分が、前記回転フランジの軸方向内側面のうちで前記環状凹部の径方向外側に隣接する部分よりも軸方向外側に位置しており、
前記摺接環の軸方向内側面のうちで前記最も径方向外側のシールリップの先端縁が摺接する部分の表面粗さが、前記環状凹部の底面の表面粗さよりも小さくなっており、
前記摺接環は、前記最も径方向外側のシールリップの先端縁よりも径方向外側に存在する部分に庇部を有しており、該庇部の軸方向内端部が、前記回転フランジの軸方向内側面のうちで前記環状凹部の径方向外側に隣接する部分よりも軸方向内側に位置している、
ハブユニット軸受。 - 前記摺接環は、前記最も径方向外側のシールリップの先端縁よりも径方向外側に存在する部分に庇部を有しており、該庇部の軸方向内端部が、前記回転フランジの軸方向内側面のうちで前記環状凹部の径方向外側に隣接する部分よりも軸方向内側に位置している、
請求項1に記載のハブユニット軸受。 - 前記摺接環の径方向内端部が櫛歯状である、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のハブユニット軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017095620A JP6848666B2 (ja) | 2017-05-12 | 2017-05-12 | ハブユニット軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017095620A JP6848666B2 (ja) | 2017-05-12 | 2017-05-12 | ハブユニット軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018194033A JP2018194033A (ja) | 2018-12-06 |
JP6848666B2 true JP6848666B2 (ja) | 2021-03-24 |
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ID=64571423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017095620A Active JP6848666B2 (ja) | 2017-05-12 | 2017-05-12 | ハブユニット軸受 |
Country Status (1)
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-
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- 2017-05-12 JP JP2017095620A patent/JP6848666B2/ja active Active
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