JP6402532B2 - 車輪支持用転がり軸受ユニット - Google Patents

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本発明は、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持する為の車輪支持用転がり軸受ユニットに関する。
自動車の車輪(従動輪)は、例えば図6に示す様な、車輪支持用転がり軸受ユニット1により、懸架装置に対し回転自在に支持する。この車輪支持用転がり軸受ユニット1は、外輪2の内径側にハブ3を、複数個の転動体4、4を介して回転自在に支持して成る。このうちの外輪2は、外周面に懸架装置に支持固定する為の静止側フランジ5を、内周面に複列の外輪軌道6a、6bを、それぞれ設けている。又、前記ハブ3は、外周面に複列の内輪軌道7a、7bと、車輪やディスクブレーキを構成するロータを支持固定する為の回転側フランジ8とを設けている。又、前記各転動体4、4は、前記両外輪軌道6a、6bと前記両内輪軌道7a、7bとの間に、各列毎に複数個ずつ、それぞれ保持器9、9により保持された状態で転動自在に設けられている。尚、図示の例では、前記各転動体4、4として玉を使用しているが、重量が嵩む自動車の車輪支持用転がり軸受ユニットの場合には、各転動体として円すいころを使用する場合もある。
又、前記ハブ3は、ハブ本体10と内輪11とを結合固定して成る。このうちのハブ本体10は、外周面のうち、軸方向外端寄り部分(軸方向に関して外とは、懸架装置に組み付けた状態で車体の幅方向外側となる側を言い、各図の左側。反対に、車体の幅方向中央側となる、各図の右側を、軸方向に関して内と言う。本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。)に前記回転側フランジ8を、同じく軸方向中間部に前記両内輪軌道7a、7bのうちの軸方向外側の内輪軌道7aを、同じく軸方向内端寄り部分に小径段部12を、それぞれ設けている。又、前記内輪11は、外周面に、前記両内輪軌道7a、7bのうちの軸方向内側の内輪軌道7bを設けている。この様な内輪11は、前記ハブ本体10の小径段部12に外嵌固定した状態で、この内輪11の軸方向内端面を、このハブ本体10の軸方向内端部に形成したかしめ部13により抑え付けて、このハブ本体10に対し結合固定している。
又、前記外輪2の軸方向外端部の内周面と前記ハブ3の軸方向中間部の外周面との間にシールリング14を装着して、これら外輪2の内周面とハブ3の外周面との間に存在し、前記各転動体4、4を設けた転動体設置空間15の軸方向外側開口を塞いでいる。又、前記外輪2の軸方向内側開口をカバー16により塞いでいる。このカバー16は、鋼板等の金属板に、絞り加工等の塑性加工を施して成るもので、円筒部17の軸方向内端部を円すい台状の底板部18で塞ぐ事により、全体を有底円筒状に構成している。又、この円筒部17の軸方向内端部に、前記金属板を径方向外方に座屈変形させて成る鍔部19を設けている。この様なカバー16は、前記円筒部17を前記外輪2の軸方向内端部に設けたナックルパイロット部20の内周面に締り嵌めで内嵌すると共に、前記鍔部19の軸方向外側面をこのナックルパイロット部20の軸方向内端面に突き当てた状態で、この外輪2の軸方向内端部に固定している。
ところで、上述の様な車輪支持用転がり軸受ユニット1の場合、例えば下り坂を走行中にブレーキを多用したり、急制動する等して、ディスクブレーキを構成するロータの発熱量が多くなると、この熱が前記回転側フランジ8に伝わって、前記外輪2の内径側に存在する(この外輪2の内周面と、前記ハブ3の外周面と、前記シールリング14及び前記カバー16とにより囲まれた、前記転動体設置空間15を含む)内部空間21内の温度が上昇する。この結果、この内部空間21内の圧力(空気圧)が上昇する。この内部空間21内の圧力の上昇が著しくなると、前記カバー16が前記外輪2の軸方向内端部(ナックルパイロット部20)から抜け出る方向(軸方向内方)に変位し、最悪の場合、この外輪2の軸方向内端部から抜け落ちる(脱落する)可能性がある。この傾向は、例えば特許文献1に記載され、図7に示す様に、ハブ本体10aと内輪11aとをナット22により結合固定して成る車輪支持用転がり軸受ユニット1aと比較して、前述の図6に示す様に、ハブ本体10と内輪11とをかしめ部13により結合固定して成る車輪支持用転がり軸受ユニット1の場合に、前記内部空間21の容積が大きくなる為顕著になる。
尚、内部空間の容積を抑える為には、前記外輪の軸方向内端部に設けたナックルパイロット部の軸方向長さを短く抑える(例えばかしめ部よりも軸方向外側に位置させる)事が考えられる。但し、車種によっては、このナックルパイロット部の軸方向長さを短く抑える事が難しい場合がある。又、カバーの嵌合力が低下する可能性もある。又、カバーの脱落を防止する為に、このカバーを構成する円筒部のナックルパイロット部に対する締め代を大きくする事も考えられる。但し、この場合には、前記カバーのこのナックルパイロット部への圧入作業が面倒になる。又、圧入時に、円筒部やナックルパイロット部に傷等の損傷を生じたり、この円筒部に変形等を生じる可能性がある。
特開平10−196661号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、内部空間の温度上昇に伴いこの内部空間内の圧力が上昇した場合でも、外輪の軸方向片端部からカバーが脱落する事を防止できる、車輪支持用転がり軸受ユニットの構造を実現すべく発明したものである。
本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットは、外輪と、ハブと、複数個の転動体と、カバーとを備える。
このうちの外輪は、内周面に複列の外輪軌道を有し、使用時にも回転しない。
又、前記ハブは、外周面に複列の内輪軌道を有し、使用時に車輪と共に回転する。
又、前記各転動体は、前記両外輪軌道とこれら両内輪軌道との間に、それぞれ複数個ずつ転動自在に設けられている。
又、前記カバーは、前記外輪の軸方向内端部の内周面に内嵌された円筒部と、この円筒部の軸方向内側開口を気密に塞ぐ底板部とを有する。
特に、本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットに於いては、前記外輪の内周面と前記ハブの外周面との間に存在する転動体設置空間の軸方向内側開口を塞ぐシール手段を設けている。これと共に、前記円筒部の軸方向外端部乃至中間部に、前記カバーを正規の位置に固定した状態で、外径側の開口が前記外輪により塞がれ、このカバーが正規の位置から軸方向内方に変位した場合に、このカバーの内側空間と外側空間とを連通する通気路を設けている。
尚、この通気路は、前記円筒部のうち、外端部のみに設けても良いし、中間部のみに設けても良いし、外端部から中間部に亙る範囲に設けても良い。
又、本発明の一態様では、前記シール手段を、基端部を前記円筒部の軸方向外端部に対して支持したシールリップの先端縁を、前記両内輪軌道のうち軸方向内側の内輪軌道の軸方向内側に隣接する部分に設けられた肩部の外周面に全周に亙り摺接させる事により構成する。そして、前記肩部の外周面の軸方向内端縁から、前記シールリップの先端縁とこの肩部の外周面との摺接部までの軸方向距離を、前記外輪の軸方向内端部と前記円筒部との嵌合部の軸方向内端縁から、前記通気路の外径側の開口までの軸方向距離よりも大きくする。
本発明の別の態様では、前記シール手段を、前記外輪の内周面のうちで、前記円筒部を内嵌した部分よりも軸方向外側寄り部分に締り嵌めで内嵌固定された円環状の芯金と、この芯金に基端部を支持し、且つ、先端縁を前記両内輪軌道のうち軸方向内側の内輪軌道の軸方向内側に隣接する部分に設けられた肩部の外周面に全周に亙り摺接させたシールリップを有するシール材とから成るシールリングとする。又、前記通気路を、前記円筒部の外周面の軸方向外端部から中間部に亙る範囲に、この円筒部の軸方向外端縁に開口する状態で設けられた凹部と、この円筒部の軸方向外端面に、この凹部の径方向内端部(底部)と前記円筒部の内周面とを連通する状態で設けられた切り欠き部とから成るものとする。そして、前記肩部の外周面の軸方向内端縁から、前記シールリップの先端縁とこの肩部の外周面との摺接部までの軸方向距離を、前記シールリングの軸方向内端面と前記円筒部の軸方向外端面との間の軸方向距離と、前記外輪の軸方向内端部と前記円筒部との嵌合部の軸方向内端縁から前記凹部の軸方向内端部までの軸方向距離との和よりも大きくする。
上述の様に構成する本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットによれば、カバーにより軸方向内端開口が塞がれた内部空間の温度上昇に伴いこの内部空間内の圧力が上昇した場合でも、外輪の軸方向内端部から前記カバーが脱落する事を防止できる。
即ち、本発明の場合、前記内部空間内の温度が上昇し、前記カバーが前記外輪の軸方向内端部から抜け出る方向(軸方向内方)に変位すると、この外輪の軸方向内端部から前記カバーが脱落する以前に前記内部空間(カバーの内側空間)が、前記カバーの円筒部に設けた通気路を介して外部空間(カバーの外側空間)に連通する。又、前記内部空間とこの外部空間とが前記通気路を介して連通した状態では、この内部空間内の空気がこの外部空間に排出される。この為、この内部空間内の圧力がそれ以上上昇するのを抑えられ、前記カバーが更に軸方向内方に変位して、前記外輪の軸方向内端部から脱落する事を防止できる。
又、前記内部空間を、シール手段を挟んで軸方向外側空間(転動体設置空間)と軸方向内側空間とに2分割できる。そして、この場合に、この軸方向外側空間はこの軸方向内側空間に比べ、温度及び圧力が上昇し易くなるが、前記カバーのうちで、この軸方向外側空間の圧力を受ける面積を小さくできる。この為、前記カバーを軸方向内方に変位させる力を小さく抑える事ができる。又、前記軸方向外側空間から前記軸方向内側空間へと前記シール手段を通過して空気が移動するが、この移動量は、これら軸方向外側、内側両空間同士の間の圧力差に応じて変化し、前記シール手段を設けた事により、圧力変化を緩やかにできる為、この面からも前記カバーを脱落し難くできる。更に、前記シール手段を設けた事により、前記軸方向内側空間が密閉される為、前記カバーが軸方向内方に移動する際の軸方向内側空間の体積増加に伴う圧力の低下が大きくなるので、この面からも前記カバーを脱落し難くできる。
、前記カバーが軸方向内方に変位し、前記内部空間と前記外部空間とが前記通気路を介して連通した状態でも、シールリップの先端縁を内輪の肩部の外周面に全周に亙り摺接させたままにする事ができる。従って、前記転動体設置空間内に封入したグリースが、前記外輪の軸方向内側開口から外部に漏えいしたり、この外輪の軸方向内側開口から前記転動体設置空間内に泥水等の異物が入り込む事をより確実に防止する事ができる。
本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。 同じく図1のX部拡大図。 カバーが軸方向内方に変位した状態で示す、図2と同様の図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図2と同様の図。 同第3例を示す、図2と同様の図。 車輪支持用転がり軸受ユニットの従来構造の第1例を示す断面図。 同第2例を示す断面図。
[実施の形態の第1例]
図1〜3は、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例を含めて本発明の特徴は、カバー16aにより軸方向内端開口を塞がれた内部空間21aの温度上昇に伴いこの内部空間21aの圧力が上昇した場合でも、外輪2の軸方向内端部から前記カバー16aが脱落する事を防止する為の構造にある。その他の部分の構成及び作用は、前述の図6〜7に示した従来構造を含め、従来から知られている車輪支持用転がり軸受ユニットと同様である。この為、同等部分に関する説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
本例の車輪支持用転がり軸受ユニット1bは、使用時に、懸架装置に支持されて回転しない外輪2の軸方向内側開口をカバー16aにより塞いでいる。このカバー16aは、金属板に絞り加工等の塑性加工を施す事で全体を有底円筒状に形成しており、円筒部17aと、この円筒部17aの軸方向内端部を気密に塞ぐ底板部18aとを備える。このうちの円筒部17aは、円周方向に関して、前記車輪支持用転がり軸受ユニット1bを車両に組み付けた(前記外輪2の静止側フランジ5を懸架装置に支持固定した)状態で、この車両の下方に位置する部分の軸方向中間部に、前記円筒部17aを径方向に貫通する状態で、特許請求の範囲に記載した通気路に相当する、通気孔23を設けている。又、本例の場合、図2に示す様に、前記カバー16aを正規の位置に固定した状態で、前記通気孔23は、前記外輪2のナックルパイロット部20により覆われている(外径側の開口が塞がれている)。この通気孔23の形状及び数は特に問わないが、本例の場合には、形状を円孔とし、全体で1個だけ設けている。尚、複数個設ける場合には、軸方向位置を同じとして、円周方向に間隔をあけて設けても良いし、軸方向位置をずらして、円周方向に間隔をあけて設けても良い。但し、軸方向位置をずらす場合には、最も軸方向内方に存在する通気孔の開口の位置を後述する様に規制する。又、前記底板部18aは、少なくとも軸方向外側面全体が平坦な(凹凸部が形成されていない)円形平板状(円板状)である。又、本例の場合、前記カバー16aを構成する金属板を、前記円筒部17aの軸方向内端縁から径方向外方に直角に折り曲げ、更に、U字形に(180度)折り返す事により、前記円筒部17aと前記底板部18aとを連続する状態で鍔部19aを設けている。この様なカバー16aは、前記円筒部17aを前記外輪2の軸方向内端部に設けたナックルパイロット部20に締り嵌めで内嵌すると共に、前記鍔部19aの軸方向外側面を前記外輪2(ナックルパイロット部20)の軸方向内端面に突き当てる事により軸方向に関する位置決めを図った状態で、このナックルパイロット部20に固定している。
又、本例の場合には、前記円筒部17aの軸方向端部に絞り加工を施す事により、この軸方向端部に、軸方向内側に隣接する部分よりも直径(内径及び外径)が小さい小径部24を設けている。この小径部24のうち、先半部(軸方向外半部)には、軸方向に亙り外径が一定である小径円筒部24aを設けており、基半部(軸方向内半部)には、軸方向内側に向かう程直径が大きくなる方向に傾斜したテーパ筒部24bを設けている。又、前記小径部24の先端部(小径円筒部24a)に円環状のシール材25を全周に亙り設けている。このシール材25は、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製で、前記カバー16aの小径部24に対し加硫接着により結合固定されており、2本のシールリップ26、27を備える。尚、図1〜2には、これら両シールリップ26、27の自由状態での形状を示している。そして、これら両シールリップ26、27のうち、径方向内方に突出する状態で設けられた内径側のシールリップ26は、前記小径部24の先端部から径方向内方に延出すると共に、径方向内端部が軸方向内方に折れ曲がった形状を有している。そして、この様なシールリップ26の先端縁(径方向内端縁)を、複列の内輪軌道7a、7bのうち軸方向内側の内輪軌道7bの軸方向内側に隣接する部分に設けられた肩部28の外周面に、全周に亙り摺接させている。そして、本例の場合には、この肩部28の外周面の軸方向内端縁(この肩部28の外周面と軸方向内端部との連続部に存在する、断面形状が部分円弧形又は直線状の面取り部を除く。)から、前記シールリップ26の先端縁と前記肩部28の外周面との摺接部までの軸方向距離Lを、前記ナックルパイロット部20の内周面の軸方向内端縁(このナックルパイロット部20の内周面と軸方向内端面との連続部に存在する、断面形状が部分円弧形又は直線状の面取り部を除く。)から前記通気孔23の外径側開口までの軸方向距離dよりも大きくしている(L>d)。
又、前記両シールリップ26、27のうち、径方向外方に突出する状態で設けられた外径側のシールリップ27は、前記小径部24の軸方向中間部から径方向外方に延出する形状を有している。そして、このシールリップ27の先端縁(径方向外端縁)を、前記ナックルパイロット部20の軸方向中間部の内周面に全周に亙り摺接させている。又、本例の場合、前記小径部24の先端部内周面(小径円筒部24aの中間部内周面)に段部29を設け、加硫成形時に、この段部29に図示しない加硫金型を突き当てる事で、前記シール材25を構成する弾性材が、前記小径部24の内周面に沿って軸方向内方へと流れる事を防止している。
上述の様な本例の車輪支持用転がり軸受ユニットによれば、前記外輪2の内径側に存在する(この外輪2の内周面と、ハブ3の外周面と、シールリング14及びカバー16aとにより囲まれた)内部空間21a内の温度上昇に伴って、この内部空間21a内の圧力が上昇した場合でも、前記外輪2の軸方向内端部から前記カバー16aが脱落する事を防止できる。
即ち、本例の場合、このカバー16aを構成する円筒部17aの軸方向中間部に、この円筒部17aを径方向に貫通する状態で通気孔23を設けている。従って、図3に示す様に、前記内部空間21a内の圧力が上昇し、前記カバー16aが前記ナックルパイロット部20から抜け出る方向(軸方向内方)に変位すると、前記円筒部17aが前記ナックルパイロット部20から完全に抜け出る以前に、前記内部空間21aと、前記車輪支持用転がり軸受ユニット1bの外部空間とが、前記通気孔23により連通される。この状態に於いても、前記円筒部17aの軸方向外半部(この通気孔23よりも軸方向外側部分)が、前記ナックルパイロット部20の内周面と嵌合している為、このナックルパイロット部20から前記カバー16aが脱落する事はない。又、前記内部空間21aと前記外部空間とが前記通気孔23を介して連通した状態では、この内部空間21a内の空気がこの外部空間に排出される。この為、この内部空間21a内の圧力がそれ以上上昇するのを抑えられ、前記カバー16aが更に軸方向内方に変位して、前記ナックルパイロット部20から脱落する事を防止できる。
又、本例の場合、前記円筒部17aの軸方向端部に設けた小径部24に、前記内径側のシールリップ26を有する前記シール材25を支持固定している。この為、前記内部空間21aのうち、このシール材25の軸方向外側に存在する軸方向外側空間である、各転動体4、4を設けた転動体設置空間15a内の圧力が上昇した場合に、前記カバー16aがこの圧力を受ける面積を小さくできて、このカバー16aを軸方向内方に変位させる力を小さくする事ができる。即ち、ディスクブレーキを構成するロータの発熱量が多くなり、この熱が回転側フランジ8に伝わると、前記内部空間21aのうちで、前記シールリップ26よりもこの回転側フランジ8側寄り部分(軸方向外側寄り部分)に存在する前記転動体設置空間15aの温度上昇の程度が特に(軸方向内側に存在する軸方向内側空間35よりも)大きくなる。前述の図6に示した従来構造の第1例の場合、ディスクロータの熱が回転側フランジ8に伝わると、内部空間21内全体の圧力が上昇し、この圧力が、カバー16を構成する底板部18の軸方向外側面に加わる。これに対し、本例の場合、前記シール材25(内周面側のシールリップ26)により、内部空間21aを軸方向外側空間である転動体設置空間15aと、軸方向内側空間35とに2分割している。この為、前記回転側フランジ8に伝わった熱により、前記転動体設置空間15a内の温度上昇に伴いこの転動体設置空間15a内の圧力が上昇すると、この圧力は前記シール材25の軸方向外側面(及びテーパ筒部24bの軸方向外側面)に加わる。従って、この転動体設置空間15a内の温度上昇に基づいて前記カバー16aに加わる、このカバー16aを軸方向内方に変位させる力を、前記従来構造の第1例の場合と比較して小さく抑える事ができる。
尚、前記内部空間21aのうち、前記内径側のシールリップ26よりも軸方向外側に存在する転動体設置空間15a内と、同じく軸方向内側空間35内との圧力差が大きい場合には、前記内径側のシールリップ26の先端縁が軸方向内側に弾性変形し、前記転動体設置空間15a内の空気が前記軸方向内側空間35内に向けて流れる。この空気の流量は、これら転動体設置空間15a内と軸方向内側空間35内との圧力差と相関関係を有する。従って、前記カバー16aの底板部18aに加わる、この軸方向内側空間35内の圧力の上昇速度を緩やかにできる為、この面からも前記カバー16aを軸方向内方に変位し難くする事ができる。
又、前記軸方向内側空間35は、前記内周面側のシールシップ26により、前記転動体設置空間15aと仕切られている。この為、前記カバー16aが軸方向内方に移動する際の前記軸方向内側空間35の体積増加に伴う圧力の低下が大きくなるので、この面からも前記カバー16aを脱落し難くできる。
又、本例の場合、前記カバー16aを正規の位置に固定した状態で、前記肩部28の外周面の軸方向内端縁から、前記シールリップ26の先端縁とこの肩部28の外周面との摺接部までの軸方向距離Lを、前記ナックルパイロット部20の軸方向内端縁から前記通気孔23の開口部まで軸方向距離dよりも大きくしている(L>d)。この為、前記カバー16aが軸方向内方に変位し、前記内部空間21a(軸方向内側空間35)と前記外部空間とが前記通気孔23を介して連通した状態でも、前記シールリップ26の先端縁を前記内輪11の肩部28の外周面に全周に亙り摺接させたままにする事ができる。従って、前記転動体設置空間15a内に封入したグリースが、前記外輪2の軸方向内側開口から外部に漏えいしたり、この外輪2の軸方向内側開口から前記転動体設置空間15a内に泥水等の異物が入り込む事をより確実に防止する事ができる。
更に、本例の場合、前記通気孔23を、円周方向に関して、前記車輪支持用転がり軸受ユニット1bを車両に組み付けた状態でこの車両の下方に位置する部分に設けている為、前記カバー16aが軸方向内方に変位し、前記内部空間21aと前記外部空間とが前記通気孔23を介して連通した状態で、前記カバー16aの内側に侵入した泥水等の異物を前記外部空間に排出する事ができる。
又、本例の場合、前記カバー16aの小径部24に設けたシール材25の内径側のシールリップ26の先端縁を、前記肩部28の外周面に全周に亙り摺接させる事で、前記転動体設置空間15aの軸方向内側開口を塞いでいる。この為、前記カバー16aの内側に泥水等の異物が侵入した場合でも、この異物の前記転動体設置空間15a内への侵入経路になり易い、前記シールリップ26の先端縁と前記肩部28の外周面との摺接部に、前記異物が到達する事を有効に防止できる。又、前記シール材25の外径側のシールリップ27の先端縁を、前記ナックルパイロット部20の軸方向中間部の内周面に、全周に亙り摺接させている。これにより、前記異物が、このナックルパイロット部20の軸方向中間部の内周面と、前記円筒部17aの外周面との隙間から前記転動体設置空間15a内に侵入する事を防止できる。
又、前記カバー16aを構成する底板部18aを円形平板状としている為、前述の図6に示した従来構造の第1例のカバー16を構成する底板部18の様に、円すい台状とした場合と比較して、前記内部空間21a(軸方向内側空間35)の容積を小さく抑えられる。この面からも、この内部空間21a内の圧力が過度に上昇するのを抑える事ができる。
[実施の形態の第2例]
図4は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の車輪支持用転がり軸受ユニット1cを構成するカバー16bは、金属板に絞り加工等の塑性加工を施す事により、断面形状が略コ字形のシャーレ状に構成している。即ち、前記カバー16bは、円形平板状の底板部18bと、この底板部18bの外周縁から軸方向外方に直角に折れ曲がった、直径(内径及び外径)が軸方向に関して変化しない円筒部17bとを備える。本例の場合、外輪2の軸方向内端部に設けたナックルパイロット部20に前記カバー16bを内嵌固定した状態(正規の位置に固定した状態)で、前記底板部18bの軸方向内側面と、前記外輪2(ナックルパイロット部20)の軸方向内端面とが同一仮想平面上に位置する(この底板部18bがこの外輪2の軸方向内端縁部の内径側に存在する)様に、前記カバー16bの軸方向位置を規制している。又、この円筒部17bの軸方向外端部の内周面と、内輪11の肩部28の外周面との間にシールリング30を装着している。このシールリング30は、全体を円環状とし、断面形状を略L字形とした芯金31と、この芯金31により補強された弾性材製で円環状のシール材25aとを備える。そして、このうちの芯金31を前記円筒部17bの軸方向外端部の内周面に締り嵌めで内嵌した状態で、前記シール材25aを構成するシールリップ26aの先端縁を、前記内輪11の肩部28の外周面に全周に亙り摺接させている。尚、本例の場合、前記シール材25aのうち、前記芯金31の軸方向内端部を覆った部分に、径方向外方に膨出(突出)したノーズガスケット32を形成し、前記芯金31の外周面と前記円筒部17bの内周面との隙間に泥水等の異物が侵入する事を防止している。具体的には、この円筒部17bに形成した通気孔23を通じて、前記カバー16bの内部に侵入した異物が、前記芯金31と前記円筒部17bの嵌合部を通じて、転動体設置空間15aに移動する事を防止している。
上述の様な本例によれば、前記円筒部17bの軸方向両端部の径方向に関する剛性を高くして、前記ナックルパイロット部20の内周面に対する前記カバー16bの嵌合強度をより安定させる事ができる。即ち、前記円筒部17bの軸方向外端部の内周面に、前記シールリング30の芯金31を締り嵌めで内嵌している為、この円筒部17bの軸方向外端部の径方向に関する剛性を高くできる。又、この円筒部17bを、円形平板状の底板部18bの外周縁部から軸方向外方に直角に折れ曲がった状態で形成している為、前記円筒部17bの軸方向内端部の径方向に関する剛性を高くできる。更に、この円筒部17bの軸方向寸法を大きくできる為、この円筒部17bと前記ナックルパイロット部20との嵌合部の嵌合力を高くできる。
その他の部分の構成及び作用効果は、上述した実施の形態の第1例と同様である。
[実施の形態の第3例]
図5は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の車輪支持用転がり軸受ユニット1dは、シャーレ状のカバー16cを構成する円筒部17cを、外輪2の軸方向内端部に設けたナックルパイロット部20の内周面に締り嵌めで内嵌している。又、本例の場合、金属製で全体を円環状とし、断面形状を略L字形とした芯金31aと、この芯金31aにより補強された弾性材製のシール材25bとから成るシールリング30aを、前記円筒部17cの軸方向端面との間に環状隙間33を介在させた状態で、前記ナックルパイロット部20の軸方向外側寄り部分の内周面に内嵌固定している。即ち、前記芯金31aを、前記シールリング30aの軸方向内端面(前記シール材25bのうち、この芯金31aの軸方向内端面を覆う部分を含む。)と、前記円筒部17cの軸方向外端面との間に、前記環状隙間33を全周に亙り介在させた状態で、前記ナックルパイロット部20の軸方向外側寄り部分の内周面に締り嵌めで内嵌している。これと共に、前記シール材25bを構成するシールリップ26bの先端縁を、内輪11の肩部28の外周面に全周に亙り摺接させている。又、前記シール材25bのうち、前記芯金31aの軸方向内端面を覆った部分に、径方向外方に膨出(突出)したノーズガスケット32aを形成し、前記ナックルパイロット部20の内周面と、前記芯金31aの外周面との隙間に泥水等の異物が侵入する事を防止している。
又、本例の場合、前記円筒部17cの外周面のうち、円周方向に関して、前記車輪支持用転がり軸受ユニット1dを車両に組み付けた状態でこの車両の下方に位置する部分であって、軸方向外端部から中間部に亙る範囲に、前記円筒部17cの軸方向外端縁に開口する状態で、凹溝34を設けると共に、この円筒部17cの軸方向外端面に、この凹溝34の径方向内端部(底部)とこの円筒部17cの内周面とを連通する状態で切り欠き部36を設けている。そして、前記カバー16c及び前記シールリング30aを正規の位置に固定した状態で、前記肩部28の外周面の軸方向端縁から、前記シールリップ26bの先端縁とこの肩部28の外周面との摺接部までの軸方向距離Lを、前記シールリング30aの軸方向内端面と前記円筒部17cの軸方向外端面との間の軸方向距離dと、外輪2の軸方向内端部とこの円筒部17との嵌合部の軸方向内端縁から前記凹溝34の軸方向内端部までの軸方向距離dとの和よりも大きくしている(L>d+d)。
上述の様な本例の場合、回転側フランジ8(図1参照)に熱が伝わると、先ず、内部空間21aのうち、前記シールリング30aの軸方向側に存在する、転動体設置空間15a内の温度が上昇する。これにより、この転動体設置空間15a内の圧力が上昇し、前記シールリング30aが軸方向内方に変位して、このシールリング30aの軸方向内端面と前記カバー16c(円筒部17c)の軸方向外端面とが当接する。この状態から、更に、前記内部空間21a内の圧力が上昇すると、これらシールリング30aとカバー16cとが一体になって、軸方向内方に変位する。そして、前記凹溝34の軸方向内端部が、前記外輪2の軸方向内端面よりも軸方向内側に存在した状態(この凹溝34の軸方向内端部が外部空間に開口した状態)になると、前記内部空間21aと外部空間とが、前記凹溝34と切り欠き部36とを介して連通される。この結果、この内部空間21a(軸方向内側空間35)内の空気が前記外部空間に排出される。尚、本例の場合、各部の寸法を前記関係(L>d+d)を満たす様に規制している。この為、前記内部空間21aと前記外部空間とが、前記凹溝34と切り欠き部36とを介して連通した状態でも、前記シールリップ26bの先端縁を前記肩部28の外周面に全周に亙り摺接させられる。
尚、前記カバー16cが軸方向内方に変位した状態で、前記環状隙間33と前記外部空間とを連通し、前記軸方向内側空間35内の空気をこの外部空間に排出する事ができれば、図示の様な凹溝34に代えて、前記円筒部17cの外周面に粗面加工を施したり、綾目のローレット目を設ける等する事もできる。
その他の部分の構成及び作用効果は、前述した実施の形態の第1例及び上述した実施の形態の第2例と同様である。
本発明は、前述の図6に示した従来構造の第1例や、上述の図1〜5に示した実施の形態の各例の様に、ハブ本体と内輪とをかしめ部により結合固定して成る車輪支持用転がり軸受ユニットで実施した場合に、軸方向内側空間の容積を小さくできる事から、カバーの脱落防止効果をより有効に得られる。但し、本発明は、前述の図7に示した従来構造の第2例の様に、ハブ本体と内輪とをナットにより結合固定して成る車輪支持用転がり軸受ユニットで実施する事もできる。
1、1a〜1d 車輪支持用転がり軸受ユニット
2 外輪
3 ハブ
4 転動体
5 静止側フランジ
6a、6b 外輪軌道
7a、7b 内輪軌道
8 回転側フランジ
9 保持器
10 ハブ本体
11 内輪
12 小径段部
13 かしめ部
14 シールリング
15、15a 転動体設置空間
16、16a〜16c カバー
17、17a〜17c 円筒部
18、18a、18b 底板部
19、19a 鍔部
20 ナックルパイロット部
21、21a 内部空間
22 ナット
23、23a 通気孔
24 小径部
24a 小径円筒部
24b テーパ筒部
25、25a、25b シール材
26、26a、26b シールリップ
27 シールリップ
28 肩部
29 段部
30、30a シールリング
31、31a 芯金
32、32a ノーズガスケット
33 環状隙間
34 凹溝
35 軸方向内側空間
36 切り欠き部

Claims (2)

  1. 内周面に複列の外輪軌道を有し、使用時にも回転しない外輪と、
    外周面に複列の内輪軌道を有し、使用時に車輪と共に回転するハブと、
    前記両外輪軌道とこれら両内輪軌道との間に、それぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体と、
    前記外輪の軸方向内端部の内周面に内嵌された円筒部と、この円筒部の軸方向内側開口を気密に塞ぐ底板部とを有するカバーと
    を備える車輪支持用転がり軸受ユニットに於いて、
    前記外輪の内周面と前記ハブの外周面との間に存在する転動体設置空間の軸方向内側開口を塞ぐシール手段を設けると共に、前記円筒部の軸方向内端部乃至中間部に、前記カバーを正規の位置に固定した状態で、外径側の開口が前記外輪により塞がれ、このカバーが正規の位置から軸方向内方に変位した場合に、このカバーの内側空間と外側空間とを連通する通気路を設けており、
    前記シール手段が、基端部を前記円筒部の軸方向外端部に対して支持したシールリップの先端縁を、前記両内輪軌道のうち軸方向内側の内輪軌道の軸方向内側に隣接する部分に設けられた肩部の外周面に全周に亙り摺接させる事により構成したものであり
    前記肩部の外周面の軸方向内端縁から、前記シールリップの先端縁とこの肩部の外周面との摺接部までの軸方向距離が、前記外輪の軸方向内端部と前記円筒部との嵌合部の軸方向内端縁から、前記通気路の外径側の開口までの軸方向距離よりも大きい事を特徴とする車輪支持用転がり軸受ユニット。
  2. 内周面に複列の外輪軌道を有し、使用時にも回転しない外輪と、
    外周面に複列の内輪軌道を有し、使用時に車輪と共に回転するハブと、
    前記両外輪軌道とこれら両内輪軌道との間に、それぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体と、
    前記外輪の軸方向内端部の内周面に内嵌された円筒部と、この円筒部の軸方向内側開口を気密に塞ぐ底板部とを有するカバーと
    を備える車輪支持用転がり軸受ユニットに於いて、
    前記外輪の内周面と前記ハブの外周面との間に存在する転動体設置空間の軸方向内側開口を塞ぐシール手段を設けると共に、前記円筒部の軸方向内端部乃至中間部に、前記カバーを正規の位置に固定した状態で、外径側の開口が前記外輪により塞がれ、このカバーが正規の位置から軸方向内方に変位した場合に、このカバーの内側空間と外側空間とを連通する通気路を設けており、
    前記シール手段が、前記外輪の内周面のうちで、前記円筒部を内嵌した部分よりも軸方向外側寄り部分に締り嵌めで内嵌固定された円環状の芯金と、この芯金に基端部を支持し、且つ、先端縁を前記両内輪軌道のうち軸方向内側の内輪軌道の軸方向内側に隣接する部分に設けられた肩部の外周面に全周に亙り摺接させたシールリップを有するシール材とから成るシールリングであり、
    前記通気路が、前記円筒部の外周面の軸方向外端部から中間部に亙る範囲に、この円筒部の軸方向外端縁に開口する状態で設けられた凹部と、この円筒部の軸方向外端面に、この凹部の軸方向外端部と前記円筒部の内周面とを連通する状態で設けられた切り欠き部とから成るものであり、
    前記肩部の外周面の軸方向内端縁から、前記シールリップの先端縁とこの肩部の外周面との摺接部までの軸方向距離が、前記シールリングの軸方向内端面と前記円筒部の軸方向外端面との間の軸方向距離と、前記外輪の軸方向内端部と前記円筒部との嵌合部の軸方向内端縁から前記凹部の軸方向内端部までの軸方向距離との和よりも大きい事を特徴とする車輪支持用転がり軸受ユニット。
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