JP6847693B2 - 照明装置、及び、顕微鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置、及び、顕微鏡装置に関する。
近年、生きた小動物の生体組織を2光子顕微鏡で観察し、その生体組織の機能を解明しようとする研究が盛んに行われている。生体組織は立体構造を有しているため、生体組織の観察では3次元イメージング技術が用いられる。
3次元イメージング技術としては、対物レンズまたは標本を対物レンズの光軸方向に移動させて光軸方向に異なる複数の平面を順に撮像することで、3次元像を構築する方法が一般的である。この方法は、非常に簡単で且つ光学性能も劣化しにくいといったメリットがある反面、移動によって振動が生じる、移動に時間がかかる、といった課題が指摘されている。特に、明るく且つ高い分解能で標本を観察可能な対物レンズは比較的サイズが大きく重量があるため、上述した課題が顕著に生じ得る。
このような課題に関連する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1には、一組の高開口数レンズとその一方の高開口数レンズの焦点面近傍に配置されたミラーとを備えた焦点調整装置において、ミラーを高速に移動させることで標本への振動を抑制しながら高速にフォーカス移動を行うインナーフォーカス法が記載されている。
特許第5677473号明細書
ところで、一般に、インナーフォーカス法では、対物レンズに入射する光束の状態はフォーカス位置に依存することになる。このため、平行光の入射を想定して設計された対物レンズにおいて球面収差が発生し、光学性能が劣化することがある。
特許文献1に記載の焦点調整装置では、一組の高開口数レンズを用いることで、対物レンズに相当する一方の高開口数レンズで生じた球面収差を他方の高開口数レンズで減少させることができる。しかしながら、実際には、観察において許容できるレベルまで球面収差を補正することができるようなフォーカス範囲は狭く、このため、比較的大きな生体組織の観察への適用は困難である。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、光学性能の劣化を抑制しながら高速にフォーカス移動を行うインナーフォーカシング技術を提供することである。
本発明の一態様に係る照明装置は、光源からの光をサンプルに照射する対物レンズと、前記対物レンズが前記サンプルに照射する光の集光位置を前記対物レンズの光軸方向に移動させる第1の走査装置と、前記第1の走査装置と前記対物レンズの間の光路上に配置され、前記第1の走査装置が前記集光位置を移動させることによって前記対物レンズで生じる収差を補正するように構成されたリレー光学系と、を備える。リレー光学系は、第1の走査装置により集光位置を移動させた時に対物レンズにおいて生じる集光位置に応じた収差がサンプル上において補正されるように、対物レンズにおいて生じる収差とは反対方向に収差を発生させる。
本発明の一態様に係る顕微鏡装置は、照明装置を備える。照明装置は、光源からの光をサンプルに照射する対物レンズと、前記対物レンズが前記サンプルに照射する光の集光位置を前記対物レンズの光軸方向に移動させる第1の走査装置と、前記第1の走査装置と前記対物レンズの間の光路上に配置され、前記第1の走査装置が前記集光位置を移動させることによって前記対物レンズで生じる収差を補正するように構成されたリレー光学系と、を備える。リレー光学系は、第1の走査装置により集光位置を移動させた時に対物レンズにおいて生じる集光位置に応じた収差がサンプル上において補正されるように、対物レンズにおいて生じる収差とは反対方向に収差を発生させる。
上記の態様によれば、光学性能の劣化を抑制しながらインナーフォーカス方式で高速にフォーカス移動を行うことができる。
第1の実施形態に係る照明装置10の構成を例示した図である。 光学系10aの断面図であり、光を設計位置から-0.3mmの位置に集光したときの光線が描かれている。 光学系10aの断面図であり、光を設計位置に集光したときの光線が描かれている。 光学系10aの断面図であり、光を設計位置から0.3mmの位置に集光したときの光線が描かれている。 レンズ13の断面図である。 対物レンズ16の断面図である。 光を設計位置から-0.3mmの位置に集光したときの、光学系10aの収差図である。 光を設計位置に集光したときの、光学系10aの収差図である。 光を設計位置から0.3mmの位置に集光したときの、光学系10aの収差図である。 第2の実施形態に係る光学系20aの断面図であり、光を設計位置から-0.3mmの位置に集光したときの光線が描かれている。 第2の実施形態に係る光学系20aの断面図であり、光を設計位置に集光したときの光線が描かれている。 第2の実施形態に係る光学系20aの断面図であり、光を設計位置から0.3mmの位置に集光したときの光線が描かれている。 光を設計位置から-0.3mmの位置に集光したときの、光学系20aの収差図である。 光を設計位置に集光したときの、光学系20aの収差図である。 光を設計位置から0.3mmの位置に集光したときの、光学系20aの収差図である。 第3の実施形態に係る照明装置30の構成を例示した図である。 第4の実施形態に係る照明装置40の構成を例示した図である。 第5の実施形態に係る照明装置50の構成を例示した図である。 第6の実施形態に係る照明装置60の構成を例示した図である。 第7の実施形態に係る2光子励起顕微鏡100の構成を例示した図である。 第8の実施形態に係る2光子励起顕微鏡200の構成を例示した図である。 第9の実施形態に係るレーザ走査型共焦点顕微鏡300の構成を例示した図である。 第10の実施形態に係るディスク走査型共焦点顕微鏡400の構成を例示した図である。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る照明装置10の構成を例示した図である。照明装置10は、レーザ光をサンプルS上の一点に集光させる装置であり、顕微鏡装置等において利用される。サンプルSは、照明装置10が生物系の顕微鏡装置に利用される場合であれば、例えば、生体標本などであり、照明装置10が工業系の顕微鏡装置に利用される場合であれば、例えば、回路基板などである。以下では、サンプルSが生体標本である場合を例に説明する。
照明装置10は、レーザ光を出射するレーザ11と、レーザ11からのレーザ光をサンプルSに照射する対物レンズ16と、照明装置10の動作を制御する制御装置18を備えている。レーザ11は、サンプルSを励起する励起波長の光を出射する光源である。レーザ11は、照明装置10が2光子励起顕微鏡に利用される場合であれば、例えば、赤外域のレーザ光を出射する超短パルスレーザなどである。また、レーザ11は、照明装置10が共焦点顕微鏡に利用される場合であれば、例えば、紫外域、可視域のレーザ光を出射する。対物レンズ16は、例えば、無限遠補正型の顕微鏡対物レンズである。
照明装置10は、さらに、レーザ11と対物レンズ16の間の光路上に、走査装置12と、レンズ13と、対物レンズ16の瞳をリレーするリレー光学系14と、ミラー15を備えている。レーザ11からのレーザ光は、走査装置12により走査装置12とレンズ13の間に一旦集光し、その後、レンズ13、リレー光学系14を介してミラー15に入射する。ミラー15で反射したレーザ光は、対物レンズ16の屈折力によりサンプルS上の一点に集光する。本明細書では、レーザ光が集光した位置である集光位置を、フォーカス位置ともいう。
走査装置12は、対物レンズ16がサンプルSに照射するレーザ光の集光位置を対物レンズ16の光軸方向に移動させる装置である。走査装置12は、その光軸方向に移動自在に配置された集光レンズを含んでいる。走査装置12は、制御装置18からの制御信号に従って集光レンズを光軸方向に移動させることで、インナーフォーカス方式でレーザ光の集光位置を対物レンズ16の光軸方向に移動させることができる。図1には、互いに異なる位置に集光する2つの光束(実線と破線)が描かれている。
レンズ13及びリレー光学系14は、走査装置12と対物レンズ16の間の光路上に配置されている。リレー光学系14は、走査装置12が集光位置を移動させることによって対物レンズ16で生じる収差を、補正するように構成されている。具体的には、リレー光学系14は、対物レンズ16において生じる集光位置に応じた収差がサンプルS上において補正されるように、対物レンズ16において生じる収差とは反対方向に収差を発生させる。また、リレー光学系14は、リレー光学系14を構成する各レンズを通過する際の光束径が集光位置に応じて異なることを利用して、発生する収差を集光位置に応じて異ならせる。つまり、照明装置10では、リレー光学系14と対物レンズ16は、走査装置12で集光位置を光軸方向に移動させたときに生じる収差をコンペンセーション方式で補正するように構成されている。
ここで、“走査装置12が集光位置を光軸方向に移動させることによって対物レンズ16で生じる収差”とは、平行光ではない光が入射したときに対物レンズ16で補正しきれない収差のことである。対物レンズ16は、通常、平行光の入射を想定して収差設計が行われていて、平行光が入射したときに良好に収差が補正されるように設計されている。一方で、平行光ではない光が入射したときには対物レンズ16単独では収差が十分に補正されず、対物レンズ16において入射光の状態(収斂、発散の程度など)に応じた収差が発生する。
以上のように構成された照明装置10では、インナーフォーカス方式でフォーカス移動(つまり、集光位置の移動)を行った場合であっても、フォーカス移動に起因して対物レンズ16で生じる収差をリレー光学系14で補正することができる。このため、インナーフォーカス方式でのフォーカス移動による光学性能の劣化を抑制することができる。また、リレー光学系14と対物レンズ16がコンペンセーション方式で収差を補正するように構成されているため、集光位置に応じて変化する収差を、構造物(例えば補正環など)の物理的な移動を伴うことなく補正することができる。このため、インナーフォーカス方式でフォーカスを高速に移動する場合であっても、フォーカス移動に対して遅延することなく収差を補正することができる。従って、照明装置10によれば、光学性能の劣化を抑制しながらインナーフォーカス方式で高速にフォーカス移動を行うことができる。
なお、制御装置18によって走査装置12の動作が制御される例を示したが、制御装置18は、レーザ11、対物レンズ16、ステージ17の動作を制御してもよい。例えば、制御装置18は、レーザ光の発光制御を行ってもよい。また、レーザ11がレーザ波長の異なる複数のレーザとAOTF(Acousto-Optic Tunable Filter)などの波長選択のための装置を備えるレーザユニットである場合であれば、制御装置18は、レーザ光の発光制御に加えて、レーザ波長の切替制御を行ってもよい。また、レーザ波長を切り替えると、軸上色収差の影響により集光位置が光軸方向に移動する。このため、レーザ波長の切替制御を行う場合には、制御装置18は、軸上色収差による集光位置の移動分が相殺されるように対物レンズ16又はステージ17を光軸方向に移動させてもよい。即ち、照明装置10では、光軸方向に移動する対物レンズ16、ステージ17は、光の波長の切替に伴う集光位置の移動をオフセットするオフセット手段として機能してもよく、制御装置18は、光の波長に応じてオフセット手段を制御してもよい。なお、制御装置18は、軸上色収差による集光位置の移動分を考慮して走査装置12の動作を制御しても良い。その場合、走査装置12がオフセット手段として機能する。
図2から図4は、照明装置10に含まれるレンズ13、リレー光学系14、及び対物レンズ16からなる光学系10aの断面図である。図2、図3、図4には、設計位置から光軸方向に-0.3mmの位置、設計位置、設計位置から光軸方向に0.3mmの位置に、光を集光したときの光線が描かれている。設計位置とは、対物レンズ16に平行光が入射したときの集光位置のことである。また、各図には、軸上、最軸外、その中間像高(像高比0.5)に集光する3つの光束についての光線が描かれている。
リレー光学系14は、図2から図4に示すように、レーザ11側から順に、両凸レンズL1と、対物レンズ16側に凹面を向けたメニスカスレンズL2と、両凸レンズL3と、接合レンズCL1と、接合レンズCL2と、両凸レンズL8と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL9と、両凸レンズL10を含んでいる。接合レンズCL1は、対物レンズ16側に凹面を向けたメニスカスレンズL4と、両凸レンズL5からなり、メニスカスレンズL4と両凸レンズL5の間の隙間を接着剤で満たすことで全体として両凸形状を有する2枚接合レンズである。接合レンズCL2は、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL6と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL7からなり、メニスカスレンズL6とメニスカスレンズL7の間の隙間を接着剤で満たすことで全体としてレーザ11側に凹面を向けたメニスカス形状を有する2枚接合レンズである。
図2、図3、図4に示すように、フォーカス移動により、リレー光学系14を通過する際の各レンズにおける光束径は変化する。例えば、集光位置が設計位置よりもマイナス方向に位置するときには、図2に示すように、リレー光学系14の中でも対物レンズ16に近い領域で光束径が太くなる。このため、接合レンズCL2、レンズL8からレンズL10などの設計が収差補正性能に特に大きく影響する。一方、集光位置が設計位置よりもプラス方向に位置するときには、図4に示すように、リレー光学系14の中でもレンズ13に近い領域で光束径が太くなる。このため、レンズL1からレンズL3、接合レンズCL1などの設計が収差補正性能に特に大きく影響することが分かる。
図5は、レンズ13の断面図である。レンズ13は、図5に示すように、レーザ11側から順に、2枚接合レンズCL11と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL23と、3枚接合レンズCL12と、3枚接合レンズCL13と、2枚接合レンズCL14と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL32と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL33を含んでいる。2枚接合レンズCL11は、レーザ11側に平面を向けた平凸レンズL21と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL22からなる。3枚接合レンズCL12は、対物レンズ16側に凹面を向けたメニスカスレンズL24と、対物レンズ16側に凹面を向けたメニスカスレンズL25と、両凸レンズL26からなる。3枚接合レンズCL13は、対物レンズ16側に凹面を向けたメニスカスレンズL27と、両凸レンズL28と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL29からなる。2枚接合レンズCL14は、対物レンズ16側に凹面を向けたメニスカスレンズL30と、対物レンズ16側に凹面を向けたメニスカスレンズL31からなる。
図6は、対物レンズ16の断面図である。対物レンズ16は、焦点距離180mmの結像レンズとの組み合わせで25倍の倍率を有する。対物レンズ16は、図6に示すように、レーザ11側から順に、サンプルS側に凹面を向けたメニスカスレンズL41と、サンプルS側に凹面を向けたメニスカスレンズL42と、2枚接合レンズCL21と、3枚接合レンズCL22と、3枚接合レンズCL23と、サンプルS側に凹面を向けたメニスカスレンズL51と、2枚接合レンズCL24と、を含んでいる。2枚接合レンズCL21は、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL43と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL44からなる。3枚接合レンズCL22は、サンプルS側に凹面を向けたメニスカスレンズL45と、両凸レンズL46と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL47からなる。3枚接合レンズCL23は、両凸レンズL48と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL49と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL50からなる。2枚接合レンズCL24は、サンプルS側に凹面を向けたメニスカスレンズL52と、サンプルS側に平面を向けた平凸レンズL53からなる。なお、レンズ13と対物レンズ16は、反対向きに置かれた同じ光学系であり、レンズ構成は同じである。
光学系10aのレンズデータは、以下のとおりである。なお、レンズデータ中のINFは無限大(∞)を示している。また、以下のレンズデータは、レンズ13のレーザ11側にカバーガラスCG1が配置され、対物レンズ16のサンプルS側にカバーガラスCG2が配置されていて、さらに、カバーガラスCG1、カバーガラスCG2の前後に空気以外の媒質が満たされている例を示している。
光学系10a
s r d n1040 νd
1 INF D1 1.34855 57.71
2 INF 0.1700 1.51226 54.41
3 INF 1.7293 1.32576 55.60
4 INF 1.1500 1.44999 67.83
5 -5.9903 5.7088 1.75484 49.60
6 -6.8605 0.4770
7 -36.5263 3.6000 1.56010 71.30
8 -13.6341 1.1825
9 24.2042 4.0000 1.48987 81.14
10 126.6562 1.9000 1.65413 38.15
11 15.1716 9.0000 1.43328 94.93
12 -17.8940 0.5919
13 43.9925 1.9000 1.65413 38.15
14 13.7154 9.6635 1.43327 94.97
15 -12.6287 1.9000 1.72470 52.64
16 -21.8800 0.2700
17 10.9415 10.0246 1.48987 81.14
18 35.2043 2.1621 1.72470 52.64
19 6.0773 5.7728
20 -8.0008 2.2000 1.59791 44.27
21 -15.3052 8.2967
22 -18.6412 2.8000 1.65413 38.15
23 -12.2826 6.3468
24 INF 25.7068
25 110.6634 4.7700 1.47883 70.23
26 -247.3168 3.8700
27 73.6740 3.6000 1.47883 70.23
28 34.7035 96.8048
29 140.8427 8.7000 1.43328 94.93
30 -262.0466 0.7500
31 240.2306 5.5500 1.72470 52.64
32 140.8523 0.0360 1.55050 43.79
33 140.8523 15.1200 1.43328 94.93
34 -425.0160 114.9186
35 INF 114.9186
36 -181.4461 15.1200 1.43328 94.93
37 -165.2374 0.0360 1.55050 43.79
38 -165.2374 5.5500 1.72470 52.64
39 -262.0968 0.7500
40 1074.0239 8.7000 1.43328 94.93
41 -79.7588 96.8048
42 -29.2600 3.6000 1.47883 70.23
43 -42.7144 3.8700
44 213.2307 4.7700 1.47883 70.23
45 -100.7479 30.8636
46 INF 6.3468
47 12.2826 2.8000 1.65413 38.15
48 18.6412 8.2967
49 15.3052 2.2000 1.59791 44.27
50 8.0008 5.7728
51 -6.0773 2.1621 1.72470 52.64
52 -35.2043 10.0246 1.48987 81.14
53 -10.9415 0.2700
54 21.8800 1.9000 1.72470 52.64
55 12.6287 9.6635 1.43327 94.97
56 -13.7154 1.9000 1.65413 38.15
57 -43.9925 0.5919
58 17.8940 9.0000 1.43328 94.93
59 -15.1716 1.9000 1.65413 38.15
60 -126.6562 4.0000 1.48987 81.14
61 -24.2042 1.1825
62 13.6341 3.6000 1.56010 71.30
63 36.5263 0.4770
64 6.8605 5.7088 1.75484 49.60
65 5.9903 1.1500 1.44999 67.83
66 INF 1.7293 1.32576 55.60
67 INF 0.1700 1.51226 54.41
68 INF D68 1.34855 57.71
69 INF 0 1.34855 57.71
ここで、sは面番号を、rは曲率半径(mm)を、dは面間隔(mm)を、n1040は設計波長(1040nm)の光に対する屈折率を、νdはアッベ数を示す。これらの記号は、以降の実施例でも同様である。なお、面番号s1は、走査装置12とレンズ13の間の集光位置を示している。面番号s2,s3は、カバーガラスCG1のレーザ11側、レンズ13側の表面を示している。面番号s4,s66は、レンズ13の最もレーザ11側のレンズ面、対物レンズ16の最もサンプルS側のレンズ面を示している。面番号s67はカバーガラスCG2のレーザ11側の表面を示している。面番号s68は、カバーガラスCG2のレンズ13側の表面を示している。面番号s69は、集光位置を示している。設計位置は、面番号s68から0.3mmの位置である。
D1,D68は、面間隔d1,d68の値であり、フォーカス移動によって変化する。集光位置が設計位置から-0.3mmの位置にある図2に示す状態(Zoom1)、集光位置が設計位置にある図3に示す状態(Zoom2)、集光位置が設計位置から0.3mmの位置にある図4に示す状態(Zoom3)におけるD1,D68は、以下のとおりである。
Zoom1 Zoom2 Zoom3
D1 0.58248 0.30000 -0.03317
D68 0.0 0.30000 0.60000
図7から図9は、光学系10aの収差図である。図7、図8、図9は、レーザ光を設計位置から-0.3mmの位置、設計位置、設計位置から0.3mmの位置に集光したときの収差図であり、それぞれ、図2、図3、図4に示す状態における収差を示している。図7(a)、図8(a)、図9(a)は球面収差図である。図7(b)、図8(b)、図9(b)は、像面湾曲についての収差図である。図7(c)、図8(c)、図9(c)は像高0.18mmにおけるメリディオナル方向についてのコマ収差図である。図7(d)、図8(d)、図9(d)は、像高0.18mmにおけるサジタル方向についてのコマ収差図である。図7(e)、図8(e)、図9(e)は正弦条件違反を示す図である。図7(f)、図8(f)、図9(f)は、ディストーションについての収差図である。なお、図中の“M”はメリディオナル成分、“S”はサジタル成分を示している。“NAI”は開口数、“FIY”は像高を示している。本実施形態では、図7から図9に示すように、フォーカス移動によらず良好に収差が補正されている。
[第2の実施形態]
本実施形態に係る照明装置は、光学系10aの代わりに光学系20aを備える点が照明装置10とは異なる。その他の点は、照明装置10と同様である。図10から図12は、光学系20aの断面図である。光学系20aは、リレー光学系14の代わりにリレー光学系21を備える点が光学系10aとは異なる。その他の点は、光学系10aと同様である。図10、図11、図12には、設計位置から光軸方向に-0.3mmの位置、設計位置、設計位置から光軸方向に0.3mmの位置に、光を集光したときの光線が描かれている。また、各図には、軸上、最軸外、その中間像高(像高比0.5)に集光する3つの光束についての光線が描かれている。
リレー光学系21は、走査装置12が集光位置を移動させることによって対物レンズ16で生じる収差を補正するように構成されている。また、リレー光学系21は、球面収差を良好に補正するために、非球面形状のレンズ面を含んでいる。リレー光学系21と対物レンズ16は、走査装置12で集光位置を光軸方向に移動させたときに生じる収差をコンペンセーション方式で補正するように構成されている。
以上のように構成された本実施形態に係る照明装置でも、照明装置10と同様に、光学性能の劣化を抑制しながらインナーフォーカス方式で高速にフォーカス移動を行うことができる。
リレー光学系21は、図10から図12に示すように、レーザ11側から順に、両凸レンズL1と、両凹レンズL2と、両凸レンズL3と、接合レンズCL1と、接合レンズCL2と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL8と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL9と、両凸レンズL10を含んでいる。接合レンズCL1は、対物レンズ16側に凹面を向けたメニスカスレンズL4と、両凸レンズL5からなり、メニスカスレンズL4と両凸レンズL5の間の隙間を接着剤で満たすことで全体として両凸形状を有する2枚接合レンズである。接合レンズCL2は、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL6と、レーザ11側に凹面を向けたメニスカスレンズL7からなり、メニスカスレンズL6とメニスカスレンズL7の間の隙間を接着剤で満たすことで全体としてレーザ11側に凹面を向けたメニスカス形状を有する2枚接合レンズである。なお、両凸レンズL5は非球面レンズであり、対物レンズ16側のレンズ面が非球面である。また、メニスカスレンズL6は非球面レンズであり、レーザ11側のレンズ面が非球面である。
光学系20aのレンズデータは、以下のとおりである。なお、面番号の横にある$マークは、その面が非球面であることを示している。また、以下のレンズデータは、レンズ13のレーザ11側にカバーガラスCG1が配置され、対物レンズ16のサンプルS側にカバーガラスCG2が配置されていて、さらに、カバーガラスCG1、カバーガラスCG2の前後に空気以外の媒質が満たされている例を示している。
光学系20a
s r d n1040 νd
1 INF D1 1.34855 57.71
2 INF 0.1700 1.51226 54.41
3 INF 1.7293 1.32576 55.60
4 INF 1.1500 1.44999 67.83
5 -5.9903 5.7088 1.75484 49.60
6 -6.8605 0.4770
7 -36.5263 3.6000 1.56010 71.30
8 -13.6341 1.1825
9 24.2042 4.0000 1.48987 81.14
10 126.6562 1.9000 1.65413 38.15
11 15.1716 9.0000 1.43328 94.93
12 -17.8940 0.5919
13 43.9925 1.9000 1.65413 38.15
14 13.7154 9.6635 1.43327 94.97
15 -12.6287 1.9000 1.72470 52.64
16 -21.8800 0.2700
17 0.9415 10.0246 1.48987 81.14
18 35.2043 2.1621 1.72470 52.64
19 6.0773 5.7728
20 -8.0008 2.2000 1.59791 44.27
21 -15.3052 8.2967
22 -18.6412 2.8000 1.65413 38.15
23 -12.2826 6.3468
24 INF 25.7068
25 66.1470 4.7700 1.47883 70.23
26 -169.4502 3.8700
27 -173.9463 3.6000 1.47883 70.23
28 52.2924 96.8048
29 113.8974 8.7000 1.43328 94.93
30 -323.0818 0.7500
31 137.4291 5.5500 1.72470 52.64
32 68.4825 0.0360 1.55050 43.79
33 68.4825 15.1200 1.43328 94.93
34$ -601.1548 114.9186
35 INF 114.9186
36$ -107.5946 15.1200 1.43328 94.93
37 -98.5392 0.0360 1.55050 43.79
38 -98.5392 5.5500 1.72470 52.64
39 -222.5445 0.7500
40 -4.910E+04 8.7000 1.43328 94.93
41 -60.4406 96.8048
42 -47.2068 3.6000 1.47883 70.23
43 -80.0574 3.8700
44 125.7687 4.7700 1.47883 70.23
45 -158.8255 30.8636
46 INF 6.3468
47 12.2826 2.8000 1.65413 38.15
48 18.6412 8.2967
49 15.3052 2.2000 1.59791 44.27
50 8.0008 5.7728
51 -6.0773 2.1621 1.72470 52.64
52 -35.2043 10.0246 1.48987 81.14
53 -10.9415 0.2700
54 21.8800 1.9000 1.72470 52.64
55 12.6287 9.6635 1.43327 94.97
56 -13.7154 1.9000 1.65413 38.15
57 -43.9925 0.5919
58 17.8940 9.0000 1.43328 94.93
59 -15.1716 1.9000 1.65413 38.15
60 -126.6562 4.0000 1.48987 81.14
61 -24.2042 1.1825
62 13.6341 3.6000 1.56010 71.30
63 36.5263 0.4770
64 6.8605 5.7088 1.75484 49.60
65 5.9903 1.1500 1.44999 67.83
66 INF 1.7293 1.32576 55.60
67 INF 0.1700 1.51226 54.41
68 INF D68 1.34855 57.71
69 INF 0.0000 1.34855 57.71
リレー光学系21の非球面データは、以下のとおりである。ここで、非球面形状は、下式で示される。但し、Zは、非球面の光軸の方向の座標であり、Yは非球面の光軸と直交する方向の座標であり、Kはコーニック定数(円錐定数)であり、rは非球面の近軸における曲率半径であり、AC2,AC4,AC6,AC8,AC10はそれぞれ2次、4次、6次、8次、10次の非球面係数である。Eは10のべき乗を表わしている。
Figure 0006847693
第34面 S34
K=-1.0000, AC2=0.0000E+00, AC4=1.1581E-07
AC6=3.5293E-10, AC8=-3.2466E-12, AC10=4.4282E-15
第36面 S36
K=-1.0000, AC2=0.0000E+00, AC4=-9.3000E-07
AC6=2.6036E-09, AC8=7.9816E-12, AC10=-3.0799E-14
集光位置が設計位置から-0.3mmの位置にある図10に示す状態(Zoom1)、集光位置が設計位置にある図11に示す状態(Zoom2)、集光位置が設計位置から0.3mmの位置にある図12に示す状態(Zoom3)におけるD1,D68は、以下のとおりである。
Zoom1 Zoom2 Zoom3
D1 0.59371 0.30000 -0.00643
D68 0.0 0.30000 0.60000
図13から図15は、光学系20aの収差図である。図13、図14、図15は、レーザ光を設計位置から-0.3mmの位置、設計位置、設計位置から0.3mmの位置に集光したときの収差図であり、それぞれ、図10、図11、図12に示す状態における収差を示している。図13(a)、図14(a)、図15(a)は球面収差図である。図13(b)、図14(b)、図15(b)は、像面湾曲についての収差図である。図13(c)、図14(c)、図15(c)は像高0.18mmにおけるメリディオナル方向についてのコマ収差図である。図13(d)、図14(d)、図15(d)は、像高0.18mmにおけるサジタル方向についてのコマ収差図である。図13(e)、図14(e)、図15(e)は正弦条件違反を示す図である。図13(f)、図14(f)、図15(f)は、ディストーションについての収差図である。本実施形態でも、図13から図15に示すように、フォーカス移動によらず良好に収差が補正されている。
[第3の実施形態]
図16は、本実施形態に係る照明装置30の構成を例示した図である。照明装置30は、走査装置12及びレンズ13の代わりに可変焦点レンズ31を備える点が、照明装置10とは異なる。
可変焦点レンズ31は、対物レンズ16がサンプルSに照射するレーザ光の集光位置を対物レンズ16の光軸方向に移動させる走査装置であり、例えば、電気式チューナブルレンズ(ETL)である。可変焦点レンズ31は、制御装置18からの制御信号に従ってレンズ形状(曲率)を変更することで、インナーフォーカス方式でレーザ光の集光位置を対物レンズ16の光軸方向に移動させることができる。
照明装置30でも、照明装置10と同様に、光学性能の劣化を抑制しながらインナーフォーカス方式で高速にフォーカス移動を行うことができる。また、可変焦点レンズ31はレンズ形状を高速に変更することができる。このため、照明装置30では、照明装置10よりも更に高速なフォーカス移動が可能である。
[第4の実施形態]
図17は、本実施形態に係る照明装置40の構成を例示した図である。照明装置40は、レーザ11とリレー光学系14の間の光路上に、走査装置12及びレンズ13の代わりに、偏光ビームスプリッタ(PBS)41、λ/4板42、対物レンズ43、ミラー44を備える点が、照明装置10とは異なる。また、照明装置40は、リレー光学系14とミラー15の間にリレー光学系45を備える点も、照明装置10とは異なる。
照明装置40では、レーザ11から出射したレーザ光は、PBS41及びλ/4板42を通過し、対物レンズ43によりミラー44に照射される。ミラー44は、反射面が対物レンズ43の光軸と直交するように、対物レンズ43の焦点面近傍に配置されている。ミラー44で反射したレーザ光は、対物レンズ43及びλ/4板42を通過してPBS41に入射する。λ/4板42側からPBS41に入射したレーザ光は、レーザ11側からPBS41に入射したときとは偏光方向が90度異なるため、PBS41で反射しリレー光学系14へ導かれる。その後、レーザ光は、リレー光学系14を通過して、リレー光学系45に入射する。リレー光学系45では、レーザ光の光束径が対物レンズ16の瞳径に応じたサイズに調整される。光束径が調整されたレーザ光は、ミラー15で反射し、対物レンズ16によってサンプルSに照射される。
照明装置40では、対物レンズ43の光軸方向に移動するミラー44は、対物レンズ16がサンプルSに照射するレーザ光の集光位置を対物レンズ16の光軸方向に移動させる走査装置である。制御装置18からの制御信号に従ってミラー44が対物レンズ43の光軸方向に移動することで、インナーフォーカス方式でレーザ光の集光位置を対物レンズ16の光軸方向に移動させることができる。
照明装置40でも、照明装置10と同様に、光学性能の劣化を抑制しながらインナーフォーカス方式で高速にフォーカス移動を行うことができる。また、対物レンズ43の焦点面近傍に配置されたミラー44は、レンズ13と比較して小さく軽量であり、高速な移動が可能である。このため、照明装置40では、照明装置10よりも更に高速なフォーカス移動が可能である。なお、リレー光学系45は、省略することもできる。
[第5の実施形態]
図18は、本実施形態に係る照明装置50の構成を例示した図である。照明装置50は、レーザ11と走査装置12の間の光路上に、ビームエクスパンダ51及び走査装置52を備える点が、照明装置10とは異なる。
ビームエクスパンダ51は、走査装置52に入射するレーザ光の光束径を調整する。ビームエクスパンダ51は、ビームエクスパンダ51の一部のレンズが光軸方向に移動自在に配置されていてもよい。その場合、ビームエクスパンダ51は、対物レンズ16、ステージ17と同様に、オフセット手段として機能する。
走査装置52は、スキャナ52a及びスキャナ52bを備えている。走査装置52は、対物レンズ16がサンプルSに照射するレーザ光の集光位置を対物レンズ16の光軸と直交する方向に移動させる走査装置であり、制御装置18からの制御信号に従ってスキャナ52a、スキャナ52bの動作を制御する。スキャナ52a、スキャナ52bは、互いに異なる方向に集光位置を移動させるスキャナであり、例えば、ガルバノミラー、レゾナントスキャナなどである。なお、走査装置52は、リレー光学系14よりもレーザ11側に配置されていればよい。
照明装置50でも、照明装置10と同様に、光学性能の劣化を抑制しながらインナーフォーカス方式で高速にフォーカス移動を行うことができる。また、照明装置50では、制御装置18が走査装置52の動作を制御することで、集光位置を光軸方向だけではなく光軸と直交する方向にも移動させることができる。従って、顕微鏡装置等に利用することで、サンプルSを3次元に走査することができる。
[第6の実施形態]
図19は、本実施形態に係る照明装置60の構成を例示した図である。照明装置60は、複数の対物レンズ(対物レンズ16、対物レンズ66)と複数のリレー光学系(リレー光学系14、リレー光学系63)を備える点が、照明装置10とは異なる。また、複数の対物レンズを切り替えるためのレボルバー65を備える点も、照明装置10とは異なる。
レボルバー65は、複数の対物レンズから1つの対物レンズを光路上に選択的に配置する対物レンズ切替装置である。レボルバー65は、制御装置18からの制御信号によって切替が行われるように構成されてもよい。
複数のリレー光学系は、互いに異なる対物レンズで生じる収差を補正するように構成されている。リレー光学系63は、走査装置12が集光位置を移動させることによって対物レンズ66で生じる収差を、補正するように構成されている。リレー光学系63と対物レンズ66は、走査装置12で集光位置を光軸方向に移動させたときに生じる収差をコンペンセーション方式で補正するように構成されている。
照明装置60では、対物レンズ16を光路上に配置したときには、ミラー61が光路から取り除かれる。これにより、レーザ光がリレー光学系14に導かれ、さらに、ミラー15を介して対物レンズ16に導かれる。一方、対物レンズ66を光路上に配置したときには、ミラー61が光路に挿入され、ミラー15が光路から取り除かれる。これにより、ミラー61及びミラー62を介して、レーザ光がリレー光学系63に導かれ、さらに、ミラー64を介して対物レンズ66に導かれる。このように、照明装置60では、ミラー61及びミラー15は、対物レンズに応じたリレー光学系に光を導く光路切替手段として機能する。
照明装置60でも、照明装置10と同様に、光学性能の劣化を抑制しながらインナーフォーカス方式で高速にフォーカス移動を行うことができる。また、照明装置60では、対物レンズ毎にリレー光学系を設けることで、対物レンズを選択的に使用する場合であっても、光学性能の劣化を抑制しながら高速にフォーカス移動を行うことができる。
[第7の実施形態]
図20は、本実施形態に係る2光子励起顕微鏡100の構成を例示した図である。2光子励起顕微鏡100は、インナーフォーカス方式でフォーカス移動を行う照明装置を備える顕微鏡装置である。2光子励起顕微鏡100は、図20に示すように、顕微鏡本体100aと、演算装置106と、表示装置107を備える。
顕微鏡本体100aは、照明装置50に類似する照明装置を備えている。顕微鏡本体100aが有する照明装置は、ミラー15の代わりにダイクロイックミラー101を備える点が、照明装置50とは異なる。ダイクロイックミラー101は、レーザ光を反射させ、蛍光を透過させる特性を有している。なお、レーザ11には、例えば、超短パルスレーザが用いられる。
顕微鏡本体100aは、さらに、レンズ102と、バリアフィルタ103と、光検出器104を備えている。レンズ102は、対物レンズ16の瞳を光検出器104近傍に投影する投影レンズである。バリアフィルタ103は、レーザ光を遮断し蛍光を透過させる光学フィルタである。光検出器104は、例えば、光電子増倍管(Photomultiplier Tube)である。
2光子励起顕微鏡100では、サンプルSに照射されたレーザ光の集光位置で蛍光物質が励起され、蛍光が発生する。集光位置から生じた蛍光は、対物レンズ16より収集されて、ダイクロイックミラー101に導かれる。ダイクロイックミラー101に入射した蛍光は、ダイクロイックミラー101を透過し、レンズ102及びバリアフィルタ103を介して光検出器104へ入射する。これにより、集光位置から生じた蛍光が光検出器104で検出され、電気信号に変換される。
制御装置18は、光検出器104及び走査装置52からの信号に基づいて2次元画像データを生成し、演算装置106を出力する。演算装置106は、例えば、標準的なコンピュータである。演算装置106は、制御装置18から取得した複数の2次元画像データに基づいて3次元画像データを生成する。表示装置107は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなどである。表示装置107は、演算装置106からの画像信号に基づいて、サンプルSの2次元画像又は3次元画像を表示する。
2光子励起顕微鏡100によっても、照明装置10と同様に、光学性能の劣化を抑制しながらインナーフォーカス方式で高速にフォーカス移動を行うことができる。このため、高い光子密度が要求される2光子励起現象を任意の集光位置で生じさせて、サンプルSを3次元に走査することができる。また、短い時間(例えば、ミリ秒のオーダー)で消えてしまう生体反応を高い分解能で捉えることができる。従って、生体組織の観察に好適である。
[第8の実施形態]
図21は、本実施形態に係る2光子励起顕微鏡200の構成を例示した図である。2光子励起顕微鏡200は、2光子励起顕微鏡100と同様に、インナーフォーカス方式でフォーカス移動を行う照明装置を備える顕微鏡装置である。2光子励起顕微鏡200は、顕微鏡本体100aの代わりに顕微鏡本体200aを備える点が、2光子励起顕微鏡100とは異なる。
顕微鏡本体200aは、2光子励起顕微鏡の一般的な構成にインナーフォーカシングのための構成200b(図21の網掛け部分)を追加したものである。構成200bには、ダイクロイックミラー202及びダイクロイックミラー204が含まれる。第1の光学素子であるダイクロイックミラー202及び第2の光学素子であるダイクロイックミラー204は、レーザ光を反射させ蛍光を透過させる光学特性を有する。ダイクロイックミラー202及びダイクロイックミラー204は、対物レンズ16と光検出器104の間に、レーザ光が通る第1の光路と、蛍光が通る第2の光路を形成する。なお、第1の光路は、ダイクロイックミラー202で反射したレーザ光が通る光路であり、リレー光学系14は第1の光路上に配置されている。第2の光路は、第1の光路よりも光路長が短い光路であり、ダイクロイックミラー204を透過した蛍光が通る光路である。構成200bは、ダイクロイックミラー202及びダイクロイックミラー204を対物レンズと光検出器104の間の光路に対する挿脱する、例えば、ターレットなどの挿脱装置202a、挿脱装置204aを含むことが望ましい。
2光子励起顕微鏡200bでは、対物レンズ16を光路上に配置したときには、ダイクロイックミラー202及びダイクロイックミラー204が光路に挿入される。これにより、ダイクロイックミラー101を透過したレーザ光が、ダイクロイックミラー202を介して、走査装置12、レンズ13、ミラー205、ミラー206、リレー光学系14に導かれ、さらに、ダイクロイックミラー204を介して対物レンズ16に導かれる。また、サンプルSから生じた蛍光は、ダイクロイックミラー204を透過し、リレー光学系203に入射する。その後、ダイクロイックミラー202を透過した蛍光は、ダイクロイックミラー101で反射し、レンズ102及びバリアフィルタ103を介して光検出器104で検出される。
一方で、レボルバー207を回転させて対物レンズ208を光路上に配置したときには、ダイクロイックミラー202及びダイクロイックミラー204が光路から取り除かれる。これにより、ダイクロイックミラー101を透過したレーザ光はリレー光学系203を介して対物レンズ208に導かれる。また、サンプルSから生じた蛍光は、対物レンズ208を介して、リレー光学系203に入射する。その後、ダイクロイックミラー101で反射し、レンズ102及びバリアフィルタ103を介して光検出器104で検出される。
2光子励起顕微鏡100によっても、対物レンズ16を使用するときには、2光子励起顕微鏡100と同様に、光学性能の劣化を抑制しながらインナーフォーカス方式で高速にフォーカス移動を行うことができる。さらに、蛍光が通るサンプルSから光検出器104までの光路長を2光子励起顕微鏡100の場合よりも短くすることができる。このため、2光子励起顕微鏡100よりも高い検出効率で蛍光を検出することができる。さらに、対物レンズ16以外の対物レンズを使用するときには、一般的な構成で2光子励起顕微鏡200を使用することできる。
なお、本実施形態では、リレー光学系14に対応する対物レンズ16が使用されない場合にダイクロイックミラー202及びダイクロイックミラー204を光路から取り除く例を示したが、対物レンズ16が使用される場合に取り除いてもよい。例えば、高速なフォーカス移動を重視する場合にダイクロイックミラー202及びダイクロイックミラー204を光路に挿入し、照明強度を重視する場合にダイクロイックミラー202及びダイクロイックミラー204を光路から取り除いても良い。
[第9の実施形態]
図22は、本実施形態に係るレーザ走査型共焦点顕微鏡300の構成を例示した図である。レーザ走査型共焦点顕微鏡300は、インナーフォーカス方式でフォーカス移動を行う照明装置を備える顕微鏡装置である。レーザ走査型共焦点顕微鏡300は、図22に示すように、顕微鏡本体300aと、演算装置106と、表示装置107を備える。
顕微鏡本体300aは、照明装置50に類似する照明装置を備えている。顕微鏡本体300aが有する照明装置は、ビームエクスパンダ51と走査装置52の間にダイクロイックミラー101を備えている点が、照明装置50とは異なる。ダイクロイックミラー101は、レーザ光を透過させ、蛍光を反射させる特性を有している。なお、レーザ11には、例えば、可視レーザが用いられる。
顕微鏡本体300aは、さらに、レンズ301と、共焦点絞り302と、バリアフィルタ303と、光検出器304を備えている。共焦点絞り302は、ピンホールがレンズ301の焦点位置に位置するように配置されている。バリアフィルタ303は、レーザ光を遮断し蛍光を透過させる光学フィルタである。光検出器304は、例えば、光電子増倍管(Photomultiplier Tube)である。
レーザ走査型共焦点顕微鏡300では、サンプルSに照射されたレーザ光の集光位置で蛍光物質が励起され、蛍光が発生する。サンプルSから生じた蛍光は、レーザ光と同じ光路を反対方向に進行し、ダイクロイックミラー101で反射される。サンプルSの集光位置以外で生じた蛍光は、共焦点絞り302に遮断される。一方、集光位置から生じた蛍光は、レンズ301により共焦点絞り302のピンホール上に集光し、バリアフィルタ303を通過して光検出器304で検出される。
制御装置18は、光検出器304及び走査装置52からの信号に基づいて2次元画像データを生成し、演算装置106を出力する。演算装置106は、制御装置18から取得した複数の2次元画像データに基づいて3次元画像データを生成する。表示装置107は、演算装置106からの画像信号に基づいて、サンプルSの2次元画像又は3次元画像を表示する。
レーザ走査型共焦点顕微鏡300によっても、光学性能の劣化を抑制しながらインナーフォーカス方式で高速にフォーカス移動を行うことができる。このため、サンプルSを3次元に走査して、3次元像を構築することができる。
[第10の実施形態]
図23は、本実施形態に係るディスク走査型共焦点顕微鏡400の構成を例示した図である。共焦点顕微鏡の一種であるディスク走査型共焦点顕微鏡400は、インナーフォーカス方式でフォーカス移動を行う照明装置を備える顕微鏡装置である。ディスク走査型共焦点顕微鏡400は、図23に示すように、顕微鏡本体400aと、演算装置106と、表示装置107を備える。
顕微鏡本体400aの照明装置は、走査装置12、レンズ13、リレー光学系14、ミラー15、対物レンズ16を備える点は、照明装置10と同様である。顕微鏡本体400aの照明装置は、さらに、光源401、レンズ402、ダイクロイックミラー403、コンフォーカルディスク404、結像レンズ405、ミラー406を備える。光源401は、例えば、キセノンランプなどである。レンズ402は、光源401からの光をコンフォーカルディスク404上に集光する。コンフォーカルディスク404は、スリット又はピンホールが形成された回転ディスクである。顕微鏡本体400aは、さらに、リレー光学系407と、撮像装置408を備えている。撮像装置408は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラである。ディスク走査型共焦点顕微鏡400では、コンフォーカルディスク404がレーザ走査型共焦点顕微鏡300の共焦点絞り302と走査装置52の役割を担っている。
制御装置18は、撮像装置408から取得した複数の2次元画像データに基づいて3次元画像データを生成する。表示装置107は、演算装置106からの画像信号に基づいて、サンプルSの2次元画像又は3次元画像を表示する。
ディスク走査型共焦点顕微鏡400によっても、光学性能の劣化を抑制しながらインナーフォーカス方式で高速にフォーカス移動を行うことができる。このため、サンプルSを3次元に走査して、3次元像を構築することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするための具体例を示したものであり、本発明の実施形態はこれらに限定されるものではない。照明装置、及び、顕微鏡装置は、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、第1の実施形態から第6の実施形態に記載の照明装置のうちの任意の照明装置を、2光子励起顕微鏡に採用しても良く、2光子励起顕微鏡以外の多光子励起顕微鏡に採用しても良い。また、第1の光学素子と第2の光学素子は、蛍光の光路が短くなる限り、レーザ光を透過させ蛍光を反射させる光学特性を有してもよい。
10、30、40、50、60・・・照明装置、10a、20a・・・光学系、11・・・レーザ、12、52・・・走査装置、13、102、301、402・・・レンズ、14、21、45、63、203、407・・・リレー光学系、15、44、61、62、64、201、205、206、406・・・ミラー、16、43、66、208・・・対物レンズ、17・・・ステージ、18・・・制御装置、31・・・可変焦点レンズ、41・・・PBS、42・・・λ/4板、51・・・ビームエクスパンダ、52a、52b・・・スキャナ、65、207・・・レボルバー、100、200・・・2光子励起顕微鏡、100a、200a、300a、400a・・・顕微鏡本体、101、202、204、403・・・ダイクロイックミラー、103、303・・・バリアフィルタ、104、304・・・光検出器、106・・・演算装置、107・・・表示装置、200b・・・構成、202a、204a・・・挿脱装置、300・・・レーザ走査型共焦点顕微鏡、302・・・共焦点絞り、400・・・ディスク走査型共焦点顕微鏡、401・・・光源、404・・・コンフォーカルディスク、405・・・結像レンズ、408・・・撮像装置、S・・・サンプル

Claims (12)

  1. 光源からの光をサンプルに照射する対物レンズと、
    前記対物レンズが前記サンプルに照射する光の集光位置を前記対物レンズの光軸方向に移動させる第1の走査装置と、
    前記第1の走査装置と前記対物レンズの間の光路上に配置され、前記第1の走査装置が前記集光位置を移動させることによって前記対物レンズで生じる収差を補正するように構成されたリレー光学系と、を備え
    前記リレー光学系は、前記第1の走査装置により前記集光位置を移動させた時に前記対物レンズにおいて生じる集光位置に応じた収差が前記サンプル上において補正されるように、前記対物レンズにおいて生じる収差とは反対方向に収差を発生させる
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、さらに、
    前記光の波長の切替に伴う前記集光位置の移動をオフセットするオフセット手段を備えることを特徴とする照明装置。
  3. 請求項2に記載の照明装置において、さらに、
    前記光の波長に応じて前記オフセット手段を制御する制御装置を備える
    ことを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の照明装置において、
    前記リレー光学系は、非球面形状のレンズ面を含む
    ことを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の照明装置において、さらに、
    前記対物レンズを含む複数の対物レンズから1つの対物レンズを前記光の光路上に選択的に配置する対物レンズ切替手段と、
    前記リレー光学系を含む複数のリレー光学系であって、各々が異なる対物レンズで生じる収差を補正するように構成された複数のリレー光学系と、
    前記対物レンズ切替手段が前記光の光路上に配置した対物レンズに応じたリレー光学系に前記光を導く光路切替手段と、を備える
    ことを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の照明装置を備える
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  7. 請求項6に記載の顕微鏡装置において、
    前記照明装置は、前記リレー光学系の前記光源側に配置された、前記集光位置を前記対物レンズの光軸方向と直交する方向に移動させる第2の走査装置を備える
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  8. 請求項7に記載の顕微鏡装置において、さらに、
    前記集光位置から生じた蛍光を検出する光検出器を備え、
    前記照明装置は、超短パルスレーザを含む前記光源を備え、
    前記顕微鏡装置は、2光子励起顕微鏡である
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  9. 請求項8に記載の顕微鏡装置において、さらに、
    前記光又は前記蛍光の一方を反射させ他方を透過させる光学特性を有する、第1の光学素子及び第2の光学素子を備え、
    前記第1の光学素子及び前記第2の光学素子は、前記対物レンズと前記光検出器の間に、前記光が通る第1の光路と、前記第1の光路よりも光路長が短い前記蛍光が通る第2の光路と、を形成し、
    前記リレー光学系は、前記第1の光路上に配置される
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  10. 請求項9に記載の顕微鏡装置において、さらに、
    前記第1の光学素子及び前記第2の光学素子を、前記対物レンズと前記光検出器の間の光路に対して挿脱する挿脱手段を備える
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  11. 請求項7に記載の顕微鏡装置において、
    前記顕微鏡装置は、共焦点顕微鏡である
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  12. 請求項11に記載の顕微鏡装置において、
    前記顕微鏡装置は、ディスク走査型顕微鏡である
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
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