JP6846791B2 - 商品販売データ処理システム、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、商品販売データ処理システム、及びプログラムに関する。
取引の途中で商品の追加や交換などのため、その場を離れる場合に取引データを一時的に保留して、他の取引に登録などの作業を行い、その後に保留しておいた取引データを呼び出して再度取引の続きを行うことが可能な端末装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−109118号公報
しかしながら、従来の技術では、例えば締めの操作が行われた後に保留して、保留されたときの取引データを呼び出した場合、締めの操作は反映された状態ではなく、締めの操作前の状態となる。この場合、店員は再度締めの操作を行わなければならないため、操作が煩わしいという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、操作の煩わしさを解消することができる技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様である商品販売データ処理システムは、商品を登録する登録装置を備えた商品販売データ処理システムであって、前記登録装置は、取引を保留する取引保留手段と、前記取引保留手段により保留された取引に関する保留情報を出力する出力手段と、前記出力手段により出力された前記保留情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記保留情報に基づく画面を表示する表示手段と、を有し、前記保留情報は、保留された取引において行われた操作に関する操作情報を含み、前記表示手段は、前記保留情報に含まれる前記操作情報に基づく画面を表示することを特徴とする。
当該商品販売データ処理システムによれば、操作の煩わしさを解消することができる。
本発明の一態様である商品販売データ処理システムは、前記出力手段は、前記取得手段により前記保留情報が取得可能な記録媒体に前記保留情報を出力し、前記操作情報は、商品の登録完了を示す締め操作を示す情報、または前記操作により表示された状態の画面を示す情報であることを特徴とする。
当該商品販売データ処理システムによれば、操作情報を、商品の登録完了を示す締め操作を示す情報、または前記操作により表示された状態の画面を示す情報とすることができる。
本発明の一態様である商品販売データ処理システムは、前記表示手段により表示される画面として、前記操作情報に基づく画面とは異なる画面を選択可能である。
当該商品販売データ処理システムによれば、取引を再開する場合に新たな商品を登録する必要があるときは、登録画面を表示することができるので、操作の煩わしさを解消することができる。
本発明の一態様である商品販売データ処理システムは、前記保留情報は、保留された取引において登録された商品に関する情報を含む。
当該商品販売データ処理システムによれば、登録装置は保留情報から登録された商品に関する情報を取得することができる。
本発明の一態様である商品販売データ処理システムは、顧客が自ら精算する精算装置をさらに有し、前記精算装置は、前記出力手段により出力された前記保留情報を取得する他の取得手段を有し、前記他の取得手段により取得された前記保留情報に基づき、保留された取引により登録された商品の精算が可能であることを特徴とする。
当該商品販売データ処理システムによれば、取引を再開する際に、登録装置における登録処理が必要ない場合に、精算装置において保留レシートで精算可能とすることで、登録装置における登録処理を省くことができるので、操作の煩わしさを解消することができる。
以上のように、操作の煩わしさを解消することができる。
本発明の実施形態におけるPOSシステムの構成例を表すブロック図である。 登録装置の構成例を表すブロック図である。 登録画面例である。 保留レシートの一例である。 保留レシートの2次元コードに格納された情報の一例である。 小計画面例である。 保留レシートの一例である。 保留レシートの2次元コードに格納された情報の一例である。 登録画面例である。 検索登録画面例である。 登録装置の動作の流れを表すフローチャートである。 登録装置の動作の流れを表すフローチャートである。
本実施形態では、商品販売データ処理システムとしてPOSシステムを例にして説明する。図1は、本発明の実施形態におけるPOSシステム1の構成例を表すブロック図である。POSシステム1は、店舗に設置される。POSシステム1は、図1に示すように、登録装置(商品登録装置とも称する)10−1、10−2、…と、精算装置20−1、20−2、…と、ストアコントローラ30とを備え、LAN40を介して通信可能に接続されている。なお、登録装置10−1、10−2、…は、同一の構成であるため、特に個々を区別しない場合には、登録装置10と総称する。精算装置20−1、20−2、…は、同一の構成であるため、特に個々を区別しない場合には、精算装置20と総称する。なお、LAN40上には、上記に加えて、登録装置10や精算装置20の処理状況等を監視等する監視装置(不図示)などが接続されていてもよい。
ストアコントローラ30は、店舗フロアの各装置(登録装置10、精算装置20)や、店舗外部の装置(例えば、本部の装置)などと通信する、コンピュータ(サーバ)である。ストアコントローラ30は、店舗のバックヤード(不図示)などに設置される。
ストアコントローラ30は、少なくとも、制御部(ストアコントローラ制御部と称する。不図示)と、記憶部(ストアコントローラ記憶部と称する。不図示)と、通信部(ストアコントローラ通信部と称する。不図示)と、を備える。ストアコントローラ制御部は、ストアコントローラ30全体を制御する。
ストアコントローラ記憶部は、種々の情報を記憶する。例えば、ストアコントローラ記憶部は、商品ファイルをマスタファイルとして記憶する。商品ファイルは、商品コード(例えば、JAN)、商品名、販売価格を含むマスタファイルである。また、ストアコントローラ記憶部は、取引情報を記憶する。取引情報は、各取引を特定(識別)するための取引番号(取引特定情報)、各取引の明細情報を含む取引に関する情報である。取引番号は、例えば、当該取引の処理をした装置の装置番号、取引毎に採番される固有の番号(例えば、シリアル番号)とから構成される番号としてもよい。また、明細情報には、例えば、当該取引の処理をした装置の装置番号、担当者識別情報、取引日時、商品名(又は商品コード)、金額、購入数、合計金額などが含まれていればよい。
ストアコントローラ通信部は、ストアコントローラ制御部の制御によって、種々の情報を送受信する。例えば、ストアコントローラ通信部は、外部(例えば、本部のサーバ)から商品ファイルを受信し、ストアコントローラ記憶部に記憶する。また、ストアコントローラ通信部は、ストアコントローラ記憶部に記憶している商品ファイルを登録装置10や精算装置20に送信(配信)する。また、ストアコントローラ通信部は、登録装置10や精算装置との間で取引情報を送受信する。
登録装置10は、主として、商品(購入商品)を登録する登録処理を行う装置である。店員(オペレータ)は、登録装置10を操作し、登録装置10に登録処理を実行させる。本実施形態における登録装置10は、取引の途中で商品の追加や交換のため、客がその場を離れる場合に、取引を一時的に保留して、次の取引の登録や精算など他の作業を行い、その後に保留しておいた取引を再開することができる。
精算装置20は、主として、登録装置10によって登録された買上商品を精算する精算処理を行う装置である。客は、登録装置10における処理の完了後、精算装置20の設置場所に移動し、精算装置20を操作し、精算装置20に精算処理を実行させる。
登録装置10は、登録処理において登録情報(取引情報)を生成する。また、登録装置10は、登録処理において、取引を保留した場合には、保留情報を生成するとともに、保留レシートを発行する。保留情報、保留レシートについての詳細は後述する。精算装置20は、登録装置10において生成された登録情報を取得し、取得した登録情報を用いて精算処理を実行する。精算装置20が登録情報を取得する態様、換言すれば、POSシステム1において、登録情報を登録装置10から精算装置20に供給する態様には、種々の態様がある。
(精算装置20を指定する態様)
登録装置10で精算処理を実行させる精算装置20を指定し、LAN40を介して指定先の精算装置20に登録情報に供給する態様である。当該態様の場合、登録装置10は、精算処理を実行させる精算装置20を指定する入力を店員から受け付ける。なお、精算装置20の指定は、商品の登録情報を精算装置20において読み出されるようにする宣言の1つである。
登録装置10は、精算処理を実行させる精算装置20を指定する入力があったときに、LAN40を介して指定された精算装置20に登録情報を送信する。これにより、登録情報は、登録装置10から精算装置20に供給される。なお、登録装置10と精算装置20は、直接、情報を送受信してもよいし、ストアコントローラ30を介して、情報を送受信してもよい。即ち、登録装置10は、ストアコントローラ30を介して精算装置20に登録情報を送信してもよいし、直接、精算装置20に登録情報を送信してもよい。
また、登録装置10は、精算処理を実行させる精算装置20を指定する入力があったときに、登録情報を送信することに代えて、取引番号を送信するようにしてもよい。この場合には、以下の様にして、登録情報は、登録装置10から精算装置20に供給される。まず、登録装置10は、精算処理を実行させる精算装置20を指定する入力があったときに、LAN40を介して指定された精算装置20に取引番号を送信する。登録装置10から取引番号を受信した精算装置20(指定された精算装置20)は、例えば、所定の操作(例えば、画面タッチ)があったときに、取得した取引番号によって特定される登録情報を登録装置10に要求する。要求情報(登録情報を要求する情報)を受信した登録装置10は、精算装置20からの要求に応じて該当する登録情報を精算装置20に送信する。これにより、登録情報は、登録装置10から精算装置20に供給される。なお、登録装置10と精算装置20は、直接、情報を送受信してもよいし、ストアコントローラ30を介して、情報を送受信してもよい。即ち、登録装置10は、ストアコントローラ30を介して精算装置20に取引番号や登録情報を送信してもよいし、直接、精算装置20に取引番号や登録情報を送信してもよい。また、精算装置20は、ストアコントローラ30を介して登録装置10に要求情報を送信してもよいし、直接、登録装置10に要求情報を送信してもよい。
(お会計券を発行する態様)
登録装置10でお会計券を指定し、精算装置20でお会計券上のコード情報を読み取らせることによって、登録情報を供給する態様である。当該態様の場合、登録装置10は、お会計券を発行する旨の入力を店員から受け付ける。なお、お会計券を発行する旨の入力は、商品の登録情報を精算装置20において読み出されるようにする宣言の1つである。
なお、お会計券とは、ある取引の買上データ(登録情報)そのものや、取引(即ち、買上データ)を特定するための情報(取引番号)がコード化(例えば、1次元バーコード化や2次元コード(例えばQRコード(登録商標))化)されて印刷されているシートである。お会計券上のコードは精算装置20のスキャナ等によって読み取られ、当該精算装置20に精算すべき取引の買上データが読み出される。
(取引番号を1次元バーコード化する態様)
登録装置10は、お会計券を発行する旨の入力があったときに、取引番号を1次元バーコード化した1次元バーコードを印刷したお会計券を発行する。精算装置20は、お会計券に印刷された1次元バーコードを読み取って取引番号を取得し、取得した取引番号によって特定される登録情報を登録装置10に要求し、登録装置10は、当該精算装置20からの要求に応じて該当する登録情報を精算装置20に送信すればよい。なお、精算装置20は、ストアコントローラ30を介して登録装置10に要求情報(登録情報を要求する情報)を送信してもよいし、直接、登録装置10に要求情報を送信してもよい。また、登録装置10は、ストアコントローラ30を介して精算装置20に登録情報を送信してもよいし、直接、精算装置20に登録情報を送信してもよい。
なお、精算装置20は、1次元バーコードが印刷されたお会計券から取引番号を取得した場合に、ストアコントローラ30から登録情報を取得してもよい。つまり、精算装置20は、登録装置10に記憶されている登録情報を当該登録装置10に要求するのではなく、ストアコントローラに記憶している登録情報(登録装置10が生成後にストアコントローラ30に送信したもの)をストアコントローラ30に要求してもよい。
(登録情報を2次元コード化する態様)
また、登録装置10は、お会計券を発行する旨の入力があったときに、取引番号を1次元バーコード化した1次元バーコードを印刷したお会計券に代えて、登録情報を2次元コード(例えばQRコード(登録商標))化した2次元コードを印刷したお会計券を発行するようにしてもよい。この場合には、精算装置20は、お会計券に印刷された2次元を読み取って登録情報を取得することができる。
図2は、登録装置10の構成例を表すブロック図である。登録装置10は、図2に示すように、CPU101と、ROM102と、RAM103と、スキャナ部104と、店員用表示部105と、客用表示部106と、ハードディスク107と、店員用操作部108と、通信部109と、ブザー110と、印刷部111と、バス112とを備える。これらは、バス112を介して互いに接続されている。
CPU101は、ROM102に記憶されているプログラムをRAM103に展開し、実行することにより、登録装置10全体を制御する。詳細は後述する。
ROM102は、種々の情報を記憶する。例えば、ROM102は、CPU101によって実行されるプログラムや、自装置の装置番号(装置識別情報)などを記憶する。
RAM103は、種々の情報を一時記憶する。例えば、RAM103は、ROM102から読み出されたプログラムや、当該プログラムの実行などによって取得又は生成される情報(例えば、各種の判定結果、登録情報、読取情報)を一時記憶する。なお、RAM103は、商品ファイルを一時記憶してもよい。
スキャナ部104は、商品に付されたバーコードを光学的に読み取って当該商品の商品コードを取得(コード化されていた商品コードを逆変換して取得)する。スキャナ部104は、取得した商品コードをCPU101に通知する。また、スキャナ部104は、店員の名札等に付されたバーコードを光学的に読み取って当該店員を識別する担当者識別情報(例えば、担当者コード、担当者名)を取得する。スキャナ部104は、取得した担当者識別情報をCPU101に通知する。
店員用表示部105は、店員に情報を表示する、例えば、例えば、液晶タッチディスプレイ装置である。店員用表示部105は、店員用操作部108に代えて店員用操作部108が備える操作ボタンと同様の機能を有する各種のGUI操作ボタンを表示してもよい。また、店員用表示部105は、所定商品(例えば、生鮮食料品)を登録するためのプリセットボタンを表示してもよい。店員用表示部105において店員の操作があった場合には、操作信号がCPU101に通知される。
客用表示部106は、客に情報を表示する、例えば、液晶ディスプレイ装置である。客用表示部106は、店員用表示部105と同様、液晶タッチディスプレイ装置であってもよい。例えば、客用表示部106は、メッセージ(例えば、公共料金の金額確認)に対する操作を受け付ける。客用表示部106において客の操作があった場合には、操作信号がCPU101に通知される。
ハードディスク107は、種々の情報を記憶する。例えば、ハードディスク107は、ストアコントローラ30から送信され、通信部109によって受信された商品ファイルを記憶する。なお、ROM102に代えて、ハードディスク107が、上述のプログラムを記憶してもよい。
店員用操作部108は、各種の操作ボタン(操作キー)を備える。例えば、店員用操作部108は、数字ボタン(数字キー)、小計ボタン(小計キー)、精算装置指定ボタン(精算装置指定キー)、お会計券発行ボタン(お会計券発行キー)、確認ボタン(確認キー)、取消ボタン(取消キー)などを備える。また、店員用操作部108は、上述のプリセットボタン(プリセットキー)を備えていてもよい。店員用操作部108において、店員の操作があった場合には、操作信号がCPU101に通知される。
通信部109は、LAN40を介して他の装置と通信するための通信インタフェースである。ブザー110は、確認音や警告音などを発生させるための音発生部である。印刷部111は、お会計券となどの媒体を印刷、発行する。
CPU101は、操作内容や処理の進行状況に応じて表示内容を制御する。CPU101は、本実施例においては、例えば、商品を登録しようとするときには登録画面を表示し、商品の登録を完了しようとするときには小計画面を表示するように制御する。なお、登録画面、小計画面の詳細は後述する。
CPU101は、スキャナ部104を介して商品コードを取得した場合(商品に付されたバーコードがスキャナ部104によって読み取られた場合)、ハードディスク107に記憶されている商品ファイルを参照し、買上商品の商品名や販売価格を特定し、個々の買上商品の商品名や販売価格や購入数をRAM103に一時記憶する。つまり、登録処理を実行する。プリセットボタンが押下(タッチ)された場合も同様である。
CPU101は、スキャナ部104を介して担当者識別情報を取得した場合(名札等に付されたバーコードがスキャナ部104によって読み取られた場合)、RAM103に担当者識別情報を一時記憶する。
CPU101は、登録情報(取引情報)を生成する。例えば、CPU101は、宣言の後に(例えば、精算装置指定ボタンの押下後、お会計券発行ボタンの押下後)に、RAM103に一時記憶されている情報や、ROM102に記憶されている情報などに基づいて登録情報(取引番号及び明細情報)を生成する。CPU101は、保留情報を生成する。例えば、CPU101は、後述する保留キーの押下後に、RAM103に一時記憶されている情報や、ROM102に記憶されている情報などに基づいて保留情報を生成する。生成された保留情報は、ハードディスク107に出力され、ハードディスク107に記憶される。従って、登録装置10は、保留情報をハードディスク107から取得する。
以下、CPU101による、登録情報の生成、及び、その後の処理について、精算装置20の指定があった場合とお会計券の発行の入力があった場合とに分けて説明する。
(精算装置20の指定があった場合)
CPU101は、精算装置指定ボタンが押下された旨の操作信号を受信した場合、上述の如く登録情報を生成する。登録情報を生成したCPU101は、通信部109を制御して、精算装置指定ボタンによって指定された精算装置20に当該登録情報を送信する。なお、上述の如く、CPU101は、ストアコントローラ30を介して精算装置20に登録情報を送信してもよいし、直接、精算装置20に登録情報を送信してもよい。また、CPU101は、直接、精算装置20に登録情報を送信する場合においても、当該精算装置20に加えて、ストアコントローラ30に登録情報を送信してもよい。また、CPU101は、他の装置(精算装置20、ストアコントローラ30)への送信に加えて、登録情報をRAM103に一時記憶してもよい。
また、登録情報を生成したCPU101は、当該登録情報全体ではなく、当該登録情報に含まれる取引番号を、精算装置20に送信してもよい。なお、上述の如く、CPU101は、ストアコントローラ30を介して精算装置20に取引番号を送信してもよいし、直接、精算装置20に取引番号を送信してもよい。また、CPU101は、精算装置20への取引番号に加えて、ストアコントローラ30に登録情報(取引番号及び明細情報)を送信してもよい。また、CPU101は、他の装置(精算装置20、ストアコントローラ30)への送信に加えて、登録情報(取引番号及び明細情報)をRAM103に一時記憶してもよい。なお、CPU101は、取引番号の送信先である精算装置20から登録情報を要求された場合には、当該要求に応じた登録情報(当該要求に含まれる取引番号の登録情報)を精算装置20に応答(送信)すればよい。
(お会計券の発行の入力があった場合)
CPU101は、お会計券発行ボタンが押下された旨の操作信号を受信した場合、上述の如く登録情報を生成する。登録情報を生成したCPU101は、生成した登録情報をRAM103に一時記憶する。また、CPU101は、印刷部111を制御して、当該登録情報に含まれる取引番号を1次元バーコード化した1次元バーコードを印刷したお会計券を発行させる。なお、お会計券上の1次元バーコードは、精算装置20にて読み取られるようにできている。また、CPU101は、お会計券を読み取った精算装置20から登録情報を要求された場合には、当該要求に応じた登録情報(当該要求に含まれる取引番号の登録情報)を精算装置20に応答(送信)すればよい。
また、登録情報を生成したCPU101は、1次元バーコードを印刷したお会計券ではなく、印刷部111を制御して、当該登録情報全体を2次元コード(例えばQRコード(登録商標))化した2次元コードを印刷したお会計券を発行させてもよい。なお、お会計券上の2次元コードは、精算装置20にて読み取られるようにできている。
また、CPU101は、本実施例においては、上記以外にも、操作内容や処理の進行状況に応じて各種の制御を実行可能である。
次に取引の保留について説明する。まず、登録中の保留について説明する。図3は登録画面の一例である。図4は保留レシートの一例である。図5は、保留レシートの2次元コードに格納された情報の一例である。
図3に例示した登録画面は、商品を登録するときに表示される画面である。画面左上は、今(最後に)登録した商品の商品名や販売価格を表示する領域である。図3に例示した登録画面においては、商品名「卵(M)」、内税売「¥180」が表示されている。画面左下(左中央)は、当該客(一取引)について登録した商品について一欄表示する領域である。図3に例示した登録画面においては、缶ビール、アスパラ、卵(M)が夫々の販売価格とともに表示されている。画面右上は、当該客について現在の登録迄の合計を表示する領域である。図3に例示した登録画面においては、合計の買上点数として「3」、合計の買上金額として「¥563」が表示されている。画面右下(右中央)は、プリセットボタンを配置する領域である。図3に例示した登録画面においてはタブ「野菜」におけるプリセットボタン「きゅうり」「にんじん」などが配置されている。
また、登録画面には、店員用操作部108の小計ボタンに対応する小計ボタン201、保留ボタン202、及び検索登録ボタン203が配置されている。小計ボタン201は、商品の登録完了がなされたときに押下されるボタンであり、小計ボタン201の押下操作は、商品の登録完了を示す締め操作である。保留ボタン202は、取引を保留するときに押下されるボタンである。保留ボタン202が押下されると、CPU101は、図4に示されるように、保留情報を紙などの記録媒体に出力する。検索登録ボタン203については後述するが、登録中の登録画面において検索登録ボタン203は押下できないため、無効であることを示すため灰色で表示される。
図4に例示した保留レシートには、保留日時、レジ番号、レジ担当、レシート番号、及び2次元コードが印刷される。保留日時は、保留ボタン202が押下された日時を示す。レジ番号は、取引が行われたレジを識別するための番号を示す。レジ担当は、レジ操作を行った店員名を示す。レシート番号は、取引を識別するための番号を示す。従って、2次元コードに格納された情報を取得しなくても、取引を特定することは可能である。なお、保留レシートには、登録された商品の点数、合計金額等が印字されていてもよい。
図5に例示した2次元コードに格納された情報には、「保留レシート」、保留日時、レジ番号、レジ担当、レシート番号、登録情報、及び操作情報が含まれる。「保留レシート」は、当該2次元コードが保留レシートに印刷されたものであることを示す。保留日時は、保留ボタン202が押下された日時を示す。レジ番号は、取引が行われたレジを識別するための番号を示す。レジ担当は、レジ操作を行った店員名を示す。レシート番号は、取引を識別するための番号を示す。
登録情報は、保留前に登録されていた商品コード、商品名、及び数量を示す。操作情報は、小計ボタンが押下されたか否かを示し、小計ボタンが押下されている場合にはオンとなり、小計ボタンが押下されてない場合にはオフとなる。このように、保留レシートには、保留された取引において行われた操作に関する操作情報が含まれる。なお、図3に示す登録画面の場合、小計ボタン201は押下されていないため、2次元コードに含まれる小計ボタンはオフを示している。このように、保留情報は、登録情報及び操作情報を含む。
保留情報に含める情報は、上述した情報に限らず、買い物袋の有無、会計方法、値引き、割引き、会員情報、及び品券類の使用情報等を、店舗の方針等に応じて保留情報に含めるようにしてもよい。このようにすることで、店舗の方針に応じた情報を店員または顧客に明示することができるため、より有効なサービスを提供することができる。
次に、小計画面における保留について説明する。図6は小計画面の一例である。図7は保留レシートの一例である。図8は、保留レシートの2次元コードに格納された情報の一例である。
図6に例示した小計画面は、当該客(一取引)について商品の登録を完了しようとするときに表示される画面である。例えば、小計画面は、登録画面の表示中に小計キーが押下された場合に表示される。画面左側は、当該客(一取引)について登録した商品について一欄表示する領域である。図4(a)に例示した小計画面においては、缶ビール、アスパラ、卵(M)が夫々の販売価格とともに表示されている。画面右側は、当該客の合計を表示する領域である。図4(a)に例示した小計画面においては、合計の買上点数として「3」、合計の買上金額として「¥563」が表示されている。
画面下部の符号A〜符号Cは、精算装置指定ボタンである。なお、「102レジ」「103レジ」「104レジ」は、夫々が、POSシステム1に属する何れかの精算装置20に付された名称である。例えば、「102レジ」は精算装置20−1、「103レジ」は精算装置20−2、「104レジ」は精算装置20−3というように対応している。店員は、当該取引の精算処理を「102レジ」にて実行させるようとするときは精算装置指定ボタン「102レジ」を押下し、当該取引の精算処理を「103レジ」にて実行させるようとするときは精算装置指定ボタン「103レジ」を押下し、当該取引の精算処理を「104レジ」にて実行させるようとするときは精算装置指定ボタン「104レジ」を押下する。即ち、精算装置指定ボタンによって精算処理を実行させる精算装置20が指定される。なお、店員用操作部108として精算装置指定キーを備える場合には、精算装置指定キーによって精算処理を実行させる精算装置20を指定されるようにしてもよい。なお、図6の小計画面に表示されている符号A〜符号Cの精算装置指定ボタンを、図3の登録画面においても表示するようにしてもよい。このようにすることで、精算装置20の状態等をを登録中に把握することなどができる。
画面下部の符号Dは、お会計券発行ボタンである。店員は、当該取引の精算処理を、お会計券を読み取った精算装置20にて実行させるようとするときはお会計券発行ボタンを押下する。即ち、お会計券発行ボタンによってお会計券が発行される。なお、店員用操作部108としてお会計券発行キーを備える場合には、お会計券発行キーによってお会計券が発行されるようにしてもよい。
図6に例示した小計画面では、精算装置指定ボタン(符号A〜符号C)や、お会計券発行ボタン(符号D)が、小計画面の購入商品の商品名が表示される欄や、買上点数、合計金額が表示される欄(買上商品に関する情報を表示する欄)に隣接して配置されている。このように、精算装置指定ボタンやお会計券発行ボタンが、買上商品に関する情報を表示する欄と隣接して表示されているので、精算装置指定ボタンやお会計券発行ボタンを押すことを店員に促すことができ、それらを押さずに次のお客の商品登録をすることを極力回避することができる。なお、図6では、購入商品の商品名が表示される欄と、合計金額を表示する欄に隣接している例を示したが、これに限らず、購入商品の商品名が表示される欄、買上点数が表示される欄、合計金額が表示される欄の少なくとも1つの欄のみに隣接するようにしてもよい。つまり、精算装置指定ボタンやお会計券発行ボタンなどを、商品名、点数、合計金額などのように店員が注目する、買上商品に関する情報を表示する欄のいずれか1つ、又は複数と隣接させて配置することで、精算装置指定ボタンやお会計券発行ボタンを押すことを店員に促すことができる。
画面下部の符号Eは、登録画面ボタンである。店員は、当該取引として商品を登録するときは登録画面ボタンを押下する。例えば、客Aに対する小計画面を表示しているときに客Aが購入する商品として商品Xを登録するときには、店員は、一旦、小計画面から抜けて登録画面に戻すために登録画面ボタンを押下する。即ち、登録画面ボタンが押下された場合には登録画面が表示される。なお、店員用操作部108として登録画面ボタンに相当するキー(登録画面キー)が存在する場合には、当該登録画面キーの押下によって登録画面が表示されるようにしてもよい。
また、小計画面には、図3と同様に、小計ボタン201、保留ボタン202、及び検索登録ボタン203が配置されている。既に小計ボタン201が押下されているため、小計ボタン201は無効化される。また、小計画面において検索登録ボタン203は押下できないため、検索登録ボタン203は無効化される。
図7に例示した保留レシートには、図4と同様に、保留日時、レジ番号、レジ担当、レシート番号、及び2次元コードが印刷される。図8に例示した2次元コードに格納された情報には、図5と同様に、「保留レシート」、保留日時、レジ番号、レジ担当、レシート番号、登録情報、及び操作情報が含まれる。図8に示す登録画面の場合、小計ボタン201は押下されているため、2次元コードに含まれる小計ボタンはオンを示している。
以上説明した保留レシートは、保留された取引を再開する際に登録装置10により読み取られる。登録装置10は、他の取引における商品の登録などは行われていない状態で保留レシートを読み取る。
図9は、他の取引における商品の登録などは行われていない状態の登録画面の一例である。図9に例示した登録画面は、商品が登録されていないため、小計ボタン201、保留ボタン202は押下できないことから、小計ボタン201及び保留ボタン202は無効化される。このような商品が登録されていない登録画面において、店員が検索登録ボタン203を押下すると検索登録画面が表示される。
図10は、検索登録画面210の一例である。検索登録画面210には、入力ボタン、実行ボタン、終了ボタン、テンキー、及びクリアボタンが配置される。入力ボタンは、レジ番号またはレシート番号を入力するためのボタンである。実行ボタンは、入力されたレジ番号またはレシート番号で識別される取引の呼出を実行するためのボタンである。テンキーは、レジ番号またはレシート番号の数値を入力するためのキーである。クリアボタンは、入力した数値をクリアするためのボタンである。終了ボタンは、検索登録画面210を終了するためのボタンである。
このように、検索登録画面210においてレジ番号またはレシート番号を入力することで取引を呼び出すことができるが、検索登録画面210が表示されているときは、スキャナ部104により保留レシートに印刷された2次元コードを読み取らせて取引を呼び出すことも可能である。本実施形態では、保留レシートに印刷された2次元コードを読み取らせることで保留情報を取得して取引を呼び出すものとする。
店員は、保留された取引を再開する場合には、上記検索登録画面210を表示させ、スキャナ部104により保留レシートに印刷された2次元コードを読み取らせる。登録装置10は、図4に例示した保留レシート(小計ボタン押下前)に印刷された2次元コードがスキャナ部104により読み取られた場合、図3に例示した登録画面を表示する。これは、図4に例示した保留レシートから取得された保留情報に含まれる操作情報が、小計ボタンオフを示しているため、その操作情報に基づく画面を表示させたためである。
登録装置10は、保留レシートが図7に例示した保留レシート(小計ボタン押下後)に印刷された2次元コードがスキャナ部104により読み取られた場合、図6に例示した小計画面を表示する。これは、図7に例示した保留レシートから取得された保留情報に含まれる操作情報が、小計ボタンオンを示しているため、その操作情報に基づく画面を表示させたためである。
このように、操作情報に基づく画面を表示することにより、操作の煩わしさを解消することができる。
図11は、登録装置10の動作の流れを表すフローチャートである。具体的には、図11のフローチャートは、ある客について商品を登録し始めてから精算装置20を指定する迄のフローチャートである。図6のフローチャートの開始時において、店員用表示部105には、図9に例示した、商品が1つも登録されていない登録画面が表示されているものとする。なお、図11のフローチャートではお会計券に関する処理は省略している。
CPU101は、登録画面において、スキャナ部104によって商品がスキャン、あるいは、プリセットボタン(又はプリセットキー)によって商品が選択されたか否かを判定する(ステップS101)。ステップS101において、CPU101は、商品がスキャン(あるいは選択)されたと判定した場合にはステップS102に進む。そして、CPU101は、スキャン(あるいは選択)された商品を登録する(ステップS102)。
ステップS101において、CPU101は、商品がスキャン(あるいは選択)されていないと判定した場合にはステップS103に進む。次いで、CPU101は、保留ボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS103)。ステップS103において、CPU101は、保留ボタンが押下されたと判定した場合には、操作情報を小計ボタンをオフとした保留情報を示す保留レシートを発行して(ステップS112)、図9に例示した登録画面を表示して(ステップS111)、本処理を終了する。
ステップS103において、CPU101は、保留ボタンが押下されていないと判定した場合には、小計ボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS104)。ステップS104において、CPU101は、小計ボタンが押下されていないと判定した場合には、ステップS101に戻る。ステップS104において、CPU101は、小計ボタンが押下されたと判定した場合には、図6に例示したような小計画面を表示する(ステップS105)。
次いで、CPU101は、登録画面ボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS106)。ステップS106において、CPU101は、登録画面ボタンが押下されたと判定した場合には、ステップS101に戻る。ステップS106において、CPU101は、登録画面ボタンが押下されていないと判定した場合には、保留ボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS107)。
ステップS107において、CPU101は、保留ボタンが押下されたと判定した場合には、操作情報を小計ボタンをオンとした保留情報を示す保留レシートを発行して(ステップS113)、図9に例示した登録画面を表示して(ステップS111)、本処理を終了する。ステップS107において、CPU101は、保留ボタンが押下されていないと判定した場合には、精算装置が指定されたか否かを判定する(ステップS108)。
ステップS108において、CPU101は、精算装置が指定されていないと判定した場合には、ステップS106に戻る。ステップS108において、CPU101は、精算装置が指定されたと判定した場合には、指定された精算装置に登録情報を送信する(ステップS109)。次いで、CPU101は、送信確認画面(不図示)を表示する(ステップS110)。この送信確認画面は、指定された精算装置に登録情報が送信されたことを示す画面である。CPU101は、図9に例示した登録画面を表示して(ステップS111)、本処理を終了する。
図12は、登録装置10の動作の流れを表すフローチャートである。具体的には、図12のフローチャートは、検索登録ボタンが押下されてから登録画面または小計画面を表示する迄のフローチャートである。図12のフローチャートの開始時において、店員用表示部105には、図9に例示した、商品が1つも登録されていない登録画面が表示されているものとする。
CPU101は、検索登録ボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS201)。ステップS201において、検索登録ボタンが押下されたと判定すると、CPU101は、図10で例示した検索登録画面を表示する(ステップS202)。次いで、CPU101は、スキャナ部104が読み込んだ2次元コードから、保留情報を取得する(ステップS203)。
CPU101は、取得した保留情報に含まれる操作情報が小計ボタンオンを示しているか否かを判定する(ステップS204)。操作情報が小計ボタンオンを示している場合には、CPU101は、保留情報から取得された登録情報を示す小計画面を表示して(ステップS205)、本処理を終了する。操作情報が小計ボタンオンを示していない場合には、CPU101は、保留情報から取得された登録情報を示す登録画面を表示して(ステップS206)、本処理を終了する。
以上、本発明の一実施形態によるPOSシステム1によれば、操作の煩わしさを解消することができる。
なお、本実施形態では、保留情報は紙に出力されたが、これに限るものではなく、例えば保留情報を記憶可能なICカード等に出力するようにしてもよい。この場合、2次元コードと比較して、より多くの情報を記憶可能となるため、より詳細な操作情報等を出力可能となる。
本実施形態では、小計ボタンが押下された後に保留した場合、再開時には小計画面が表示されるが、登録画面を表示するようにしてもよい。すなわち、表示される画面として、操作情報に基づく画面とは異なる画面を選択可能としてもよい。具体的には、操作情報が小計キーオンを示す場合、画面を表示する前に登録画面を表示するか否かを画面に表示する。そして登録画面を表示することが店員により選択された場合には、小計画面ではなく登録画面を表示する。このようにすることにより、例えば客が買い忘れた商品を持ってきて取引を再開する場合には、登録が必要となるため、登録画面を表示することができるので、操作の煩わしさを解消することができる。
本実施形態で説明した保留レシートを、精算装置20が読み取ることで、精算装置20が保留情報を取得し、登録情報に示される登録された商品の精算を可能としてもよい。例えば保留した理由が現金不足であって、現金が用意できたことにより取引を再開可能な場合には、新たに登録される商品はないため、登録装置10における登録処理は必要ない。そこで、精算装置20において保留レシートで精算可能とすることで、登録装置10における登録処理を省くことができるので、操作の煩わしさを解消することができる。
なお、精算装置20と同様の精算機能を有する装置を店内のサービスカウンタに設け、このサービスカウンタの上記装置によって精算可能としてもよい。これは、保留された取引おいて登録された商品は、かごの中に入れらることが一般的であり、登録装置10の周辺は、こうしたかごを置くような余裕はあまりないことから、サービスカウンタなどでかごが保管されることもあるためである。なお、精算装置20と同様の精算機能を有する装置は精算装置20であってもよいし、ハンディタイプ(例えばタブレットに精算機能が設けられたもの)の装置であってもよい。
本実施形態では、2次元コードに保留情報を格納するようにしたが、これに限るものではない。例えば、1次元コードに取引を識別可能な識別情報のみを格納するようにし、識別情報と紐付けて保留情報を登録装置10またはストアコントローラ30が記憶するようにしてもよい。そして、取引を再開する場合には、1次元コードから識別情報を取得して、識別情報に紐付けられた保留情報を登録装置10またはストアコントローラ30から取得するようにしてもよい。このようにすることで、保留情報を2次元コードに格納する場合と比較して、保留レシートに出力する情報を削減することができる。
本実施形態では、保留情報は登録情報と操作情報とを含んでいるが、これに限るものではない。例えば、決済種別(現金、クレジットカード、電子マネー等)を示す情報や、金券または品券が使用されたことなどを示す情報(金券の額とその枚数、品券の対象商品等)を保留情報に含めるようにしてもよい。
本実施形態を登録装置10と精算装置20とが一体型となった登録精算装置に適用してもよい。この場合であっても、操作情報に基づく画面を表示することにより、操作の煩わしさを解消することができる。
本実施形態では、操作情報として、商品の登録完了を示す締め操作を示す情報(小計ボタン、オン/オフ)を用いた例にして説明したが、操作により表示された状態の画面を示す情報を用いてもよい。上述したように、登録装置10は、登録画面や小計画面等の種々の画面を表示するが、これらの画面には画面を一意に識別可能な画面番号が割り当てられている。そこで、操作により表示された状態の画面を示す情報を、画面番号としてもよい。この場合であっても、登録装置10は、本実施形態と同様に、画面番号から小計画面が特定されるため、小計画面を表示可能となるとともに、登録情報から登録された商品に関する情報が得られるため、登録された商品に関する情報を含む小計画面に表示することができる。
本実施形態では、操作として小計ボタンに関する操作を用いて説明したが、他のボタン(例えば、お会計券発行ボタン、割引ボタン等)を押下する操作などであってもよい。
本実施形態では、検索登録ボタン203が押下された後に、スキャナ部104により保留レシートに印刷された2次元コードを読み取らせて取引を呼び出すことも可能であったが、これに限るものではない。例えば、商品が登録されていない登録画面が表示されている状態で、検索登録ボタン203が押下されなくとも、保留レシートに印刷された2次元コードをスキャナ部104により読み取り可能としてもよい。この場合、保留レシートに印刷された2次元コードをスキャナ部104が読み取ると、保留情報から取得された登録情報を示す小計画面または登録画面が表示される。なお、商品を登録中の登録画面が表示されている状態で、保留レシートに印刷された2次元コードをスキャナ部104により読み取られた場合には、商品登録中であるため、エラーを表示する。
本実施形態では、保留情報はハードディスク107に記憶されていたが、これに限るものではなく、登録装置10が保留情報を取得可能であれば、どのような記憶装置であってもよい。保留情報の記憶装置として、例えば、ストアコントローラ30や、保留情報を専用に記憶する専用サーバなどが挙げられる。この場合、登録装置10は、生成した保留情報をストアコントローラ30または専用サーバに出力し、ストアコントローラ30または専用サーバが、登録装置10からの要求に応じて、保留情報を提供する。このようにすることにより、保留した登録装置10以外の登録装置10であっても、容易に保留情報を取得することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
なお、本実施形態のPOSシステム1(又は、登録装置10、精算装置20、ストアコントロ−ラ30)の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、POSシステム1(又は、登録装置10、精算装置20、ストアコントロ−ラ30)の各処理に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…POSシステム 10…登録装置(商品登録装置) 20…精算装置 30…ストア
コントローラ 40…LAN 101…CPU 102…ROM 103…RAM 10
4…スキャナ部 105…店員用表示部 106…客用表示部 107…ハードディスク
108…店員用操作部 109…通信部 110…ブザー 111…印刷部 112…
バス 201…小計ボタン 202…保留ボタン 203…検索登録ボタン 210…検
索登録画面

Claims (5)

  1. 商品を登録する登録装置を備えた商品販売データ処理システムであって、
    前記登録装置は、
    取引を保留する取引保留手段と、
    前記取引保留手段により保留された取引に関する保留情報を出力する出力手段と、
    前記出力手段により出力された前記保留情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記保留情報に基づく画面を表示する表示手段と、
    を有し、
    前記保留情報は、保留された取引において行われた操作に関する操作情報を含み、
    前記表示手段は、前記取得手段で取得した前記保留情報に商品の登録完了を示す締め操作を示す情報が含まれている場合には商品の登録完了後の画面を表示し、前記取得手段で取得した前記保留情報に商品の登録完了を示す締め操作を示す情報が含まれていない場合には商品の登録画面を表示することを特徴とする商品販売データ処理システム。
  2. 前記表示手段により表示される画面が登録完了後の画面の場合には、前記登録完了後の画面とは異なる前記登録画面を選択可能である請求項1に記載の商品販売データ処理システム。
  3. 前記保留情報は、保留された取引において登録された商品に関する情報を含む請求項1または請求項に記載の商品販売データ処理システム。
  4. 顧客が自ら精算する精算装置をさらに有し、
    前記精算装置は、前記出力手段により出力された前記保留情報を取得する他の取得手段を有し、
    前記他の取得手段により取得された前記保留情報に商品の登録完了を示す締め操作を示す情報が含まれている場合には、前記保留情報に基づき、保留された取引により登録された商品の精算が可能であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の商品販売データ処理システム。
  5. 商品を登録する登録装置を備えた商品販売データ処理システムにおいて前記登録装置をコンピュータとして機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    取引を保留する取引保留手段と、
    前記取引保留手段により保留された取引に関する保留情報を出力する出力手段と、
    前記出力手段により出力された前記保留情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記保留情報に基づく画面を表示する表示手段として機能させ、
    前記保留情報は、保留された取引において行われた操作に関する操作情報を含み、
    前記表示手段は、前記取得手段で取得した前記保留情報に商品の登録完了を示す締め操作を示す情報が含まれている場合には商品の登録完了後の画面を表示し、前記取得手段で取得した前記保留情報に商品の登録完了を示す締め操作を示す情報が含まれていない場合には商品の登録画面を表示することを特徴とするプログラム。
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