JP6846712B2 - 偽造防止印刷物 - Google Patents
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Description
図3は、ひし形(四角形)の画線ユニットの構成要件及び配列方向を示す図である。図3に示された偽造防止印刷物1は、基材上に印刷画像が形成され、印刷画像は、Xの方向(45°)及びYの方向(135°)に配列された複数の画線ユニットによって形成され、印刷画像は背景部となる第1の領域と、潜像部となる第2の領域を有し、第1の領域は第1の画線ユニットによって形成され、第2の領域は第2の画線ユニットによって形成される。
図4は、ひし形(四角形)の画線ユニットの構成要件及び偽造防止印刷物を示す図である。図4(a)に示された背景部5を成す第1の画線ユニットは、画線7a、画線7b、画線7c、非画線9a及び非画線9bによって形成され、図3(a)で説明した構成要件で成る。また、図4(b)に示された潜像部4を成す第2の画線ユニットは、画線6a、画線6b、画線6c、非画線8a及び非画線8bによって形成され、図3(b)で説明した構成要件で成る。
図6に示された偽造防止印刷物1は、図4(c)に示された偽造防止印刷物1にカモフラージュ図柄10を施すことを示す模式図である。本来、背景部5と潜像部4は、同一画線面積率で配置されているためと、潜像部4をカモフラージュするためのカモフラージュ非画線があるため、一様の濃度として観察されることから、潜像画像をカモフラージュするためのカモフラージュ図柄は必要とされないが、意匠性の観点から、意匠性とカモフラージュの関係は「意匠性>カモフラージュ」である。
図7は、図4(c)に示された偽造防止印刷物に、カモフラージュ図柄を施したことを示す図である。図7(a)に示された背景部5を成す第1の画線ユニットは、画線7a、画線7b、画線7c、非画線9a及び非画線9bによって形成され、図3(a)で説明した構成要件で成る。また、図7(b)に示された潜像部4を成す第2の画線ユニットは、画線6a、画線6b、画線6c、非画線8a及び非画線8bによって形成され、図3(b)で説明した構成要件で成る。
図9は、ひし形(四角形)の画線ユニットの構成要件及び偽造防止印刷物を示す図である。図9に示された偽造防止印刷物1は、基材上に印刷画像が形成され、印刷画像は、Xの方向(45°)及びYの方向(135°)に配列された複数の画線ユニットによって形成され、印刷画像は背景部となる第1の領域と、潜像部となる第2の領域を有し、第1の領域は第1の画線ユニットによって形成され、第2の領域は第2の画線ユニットによって形成される。また、図9(c)に示された偽造防止印刷物1は、図4(c)に示された偽造防止印刷物1の背景部5の画線7と潜像部4の画線6の縦画線、横画線を入れ替えたものである。
図9(c)の偽造防止印刷物1に示されたように、基材2上の印刷領域3に形成される印刷画像は、Xの方向(45°)及びYの方向(135°)に配列された複数の画線ユニットによって形成され、印刷画像は背景部5となる第1の領域と潜像部4となる第2の領域を有し、第1の領域は第1の画線ユニットを成す画線7、非画線9によって形成され、第2の領域は第2の画線ユニットを成す画線6、非画線8によって形成される。第1の画線ユニットは、第1の方向に沿って第1のピッチで配列された盛り上がりを有する第1の画線群を有し、第2の画線ユニットは第2の方向に沿って第1のピッチで配列された盛り上がりを有する第2の画線群を有している。第1の方向と第2の方向は、90°の異なった方向に配列され、潜像部4を成す第2の画線ユニットは潜像画像「P」が形成される。画線ユニット間は、潜像部4をカモフラージュするために所定の間隔を有して配置されたことで形成されたカモフラージュ非画線K1、K2、K3及びK4を有する。この印刷物を傾けて観察した場合に背景部5と潜像部4に濃度差が生じて潜像画像が視認される偽造防止印刷物である。
図11は、六角形の画線ユニットの構成要件及び配列方向を示す図である。図11に示された偽造防止印刷物1は、基材上に印刷画像が形成され、印刷画像は、Xの方向(30°)及びYの方向(150°)に配列された複数の画線ユニットによって形成され、印刷画像は背景部となる第1の領域と潜像部となる第2の領域を有し、第1の領域は第1の画線ユニットによって形成され、第2の領域は第2の画線ユニットによって形成される。
図12は、六角形の画線ユニットの構成要件及び偽造防止印刷物を示す図である。図12(a)に示された背景部5を成す第1の画線ユニットは、画線7a、画線7b及び非画線9aによって形成され、図11(a)で説明した構成要件で成る。また、図12(b)に示された潜像部4を成す第2の画線ユニットは、画線6a、画線6b及び非画線8aによって形成され、図11(b)で説明した構成要件で成る。
図13は、図12(c)に示された偽造防止印刷物にカモフラージュ図柄を施すことを示す模式図である。図13に示された偽造防止印刷物1は、図12(c)に示された偽造防止印刷物1にカモフラージュ図柄10を施すことを示す模式図である。本来、背景部5と潜像部4は、同一画線面積率で配置されているためと、潜像部4をカモフラージュするためのカモフラージュ非画線があるため、一様の濃度として観察されることから、潜像画像をカモフラージュするためのカモフラージュ図柄は必要とされないが、意匠性の観点から、意匠性とカモフラージュの関係は「意匠性>カモフラージュ」である。また、カモフラージュ図柄を施した偽造防止印刷物1の詳細については図14に記載している。
図14は、図12(c)に示された偽造防止印刷物にカモフラージュ図柄を施したことを示す図である。図14(a)に示された背景部5を成す第1の画線ユニットは、画線7a、画線7b及び非画線9aによって形成され、図11(a)で説明した構成要件で成る。また、図14(b)に示された潜像部4を成す第2の画線ユニットは、画線6a、画線6b及び非画線8aによって形成され、図11(b)で説明した構成要件で成る。
本発明における基材2は、上質紙、コート紙、アート紙等の紙葉類、フィルム、プラスチック等を用いることができ、潜像印刷領域3に形成される画線が形成可能であれば、特に限定されるものではない。ただし、基材と画線に明度差を有する必要があるため、基材が白色系の高い明度である場合、画線は黒色等の低明度であることが好ましい。若しくは、基材が黒色系の低い明度である場合、画線は白色等の高明度であることが好ましい。これは、潜像画像を視認するために基材と画線の明度差を利用しているためである。つまり、基材2の明度と画線の明度は、明度差が高ければ高いほど本発明の効果を奏することができる。
明細書中に記載される印刷領域3とは、潜像部4の画線6と背景部5の画線7が形成される領域のことであり、実際に領域の輪郭に印刷画線等が形成されるものではない。ただし、印刷領域3の輪郭に画線を形成することもできる。同様に、潜像部4とは画線6が形成される領域のことであり、背景部5とは画線7が形成される領域のことであり、実際に領域の輪郭に印刷画線等が形成されるものではない。ただし、潜像部4及び/又は背景部5の輪郭に画線を形成することもできる。
潜像部4を形成する画線6及び背景部5を形成する画線7は、盛り上がりのある画線で形成する必要がある。印刷方式については、盛り上がりのある画線が形成できれば特に限定されることはないが、凹版印刷、スクリーン印刷、発泡印刷等が好ましい。インキの種類は特に限定されることはないが、基材と明度差を有していることが好ましい。また、磁気特性や光学特性を備える顔料をインキに配合することで読取装置による真偽判別効果も併せて備えることができる。
カモフラージュ非画線は、潜像部をカモフラージュするための所定の間隔である。画線ユニット間の間隔(カモフラージュ非画線)は、同一が好ましい。理由は、間隔が異なっても第1の画線ユニットと第2の画線ユニットの画線面積率が同一であれば潜像画像は視認され難いが、間隔が異なることにより背景部と潜像部を成す印刷画像は連続階調(グラデーション)若しくは任意の模様を表現でき、意匠性は高まるが、背景部と潜像部の境目(間隔)が異なることによる人の視線の注目になり潜像画像が視認しやすくなるためである。しかし、カモフラージュ非画線が同一の場合や、背景部を成す第1の画線ユニットと潜像部を成す第2の画線ユニット内の非画線もカモフラージュ非画線と同一の場合、全ての間隔が均一であることから、人の視線は一点に注目せず散漫になることで潜像画像が視認し難くなる。
本発明の偽造防止印刷物は、背景部5に配列される画線7が潜像部4の画線6の少なくとも一部の単位長さ当たりの面積率を異ならせて配置させることで真上から観察した場合に、潜像画像が視認し難くさせるためにカモフラージュ図柄を形成することができる。また、背景部5に配列される画線7が潜像部4の画線6の画線の位相をずらすことによって真上から観察した場合に、潜像画像が視認し難くさせるためにカモフラージュ図柄を形成することができる。詳細については特許第4247906号公報に記載されている。
2、2´ 基材
3、3´ 印刷領域
4、4´ 潜像部
5、5´ 背景部
6、6a、6b、6c、6d、6´ 画線
7、7a、7b、7c、7d、7´ 画線
8、8a、8b、8c、8´ 非画線
9、9a、9b、9c、9´ 非画線
10 カモフラージュ図柄
11 カモフラージュ画線
F1、F1´ 観察方向(斜め)
H1、H2、H3、H4、H5、H6、H7、H8 画線高さ
K1、K2、K3、K4、K5、K6、K7、K8、K9、K10 カモフラージュ非画線
S1、S1 画線ユニットの長さ
W1、W2、W3、W4、W5、W6、W7、W8 画線幅
Claims (3)
- 基材上に印刷画像が形成され、
前記印刷画像は、Xの方向及びYの方向に配列された複数の画線ユニットによって形成され、
前記印刷画像は背景部となる第1の領域と潜像部となる第2の領域を有し、
前記第1の領域は複数の第1の画線ユニットによって形成され、前記第2の領域は複数の第2の画線ユニットによって形成され、
前記第1の画線ユニットは、第1の方向に沿って第1のピッチで配列された盛り上がりのある前記基材と明度差を有する第1の画線群を有し、前記第2の画線ユニットは、前記第1の方向に対して前記第1の方向とは異なった第2の方向に沿って前記第1のピッチで配列された盛り上がりのある前記基材と明度差を有する第2の画線群を有し、
前記画線ユニットの間は、前記潜像部をカモフラージュするために所定の間隔を有して配置されたことで形成されたカモフラージュ非画線を有する印刷物であって、
前記印刷物を傾けて観察した場合に、前記背景部と前記潜像部に濃度差が生じて潜像画像が視認されることを特徴とする偽造防止印刷物。 - 前記第1の画線群及び前記第2の画線群は、画線幅が50μm〜300μm、非画線幅が50μm〜300μm、前記カモフラージュ非画線の幅が50μm〜300μmであり、かつ、前記画線ユニットの間の前記所定の間隔は同一であることを特徴とする請求項1記載の偽造防止印刷物。
- 前記第1の画線群及び前記第2の画線群の少なくとも一つの画線の画線幅を異ならせることによって、印刷物を真上から観察した場合に視認される画像が形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の偽造防止印刷物。
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