JP2018079657A - 偽造防止印刷物 - Google Patents

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裕夫 金澤
Hiroo Kanazawa
裕夫 金澤
幸夫 竹田
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幸夫 竹田
光訓 長澤
Mitsunori Nagasawa
光訓 長澤
久 高井
Hisashi Takai
久 高井
広之 菊川
Hiroyuki Kikukawa
広之 菊川
真由美 川瀬
Mayumi Kawase
真由美 川瀬
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Abstract

【課題】 本発明は、複写物又は拡大鏡以外で真偽判別可能であり、複写機、プリンタでの複製が不可能な偽造防止印刷物を提供することを目的とする。【解決手段】 本発明の偽造防止印刷物は、基材の少なくとも一部に、第1の領域と第2の領域が隣接して配置され、第1の領域及び第2の領域は複数の微小表示体が配置されて成り、第1の領域に配置される微小文字と第2の領域に配置される微小文字は、同一の色彩で、かつ、インキの高さが異なって成ることを特徴とする偽造防止印刷物である。【選択図】 図4

Description

本発明は、銀行券、パスポート、有価証券、カード、印紙類、商品タグ、美術紙等の貴重品に適用する偽造防止印刷物に関するものである。
現在、銀行券、パスポート、有価証券、カード、印紙類、商品タグ、美術紙等の貴重品には様々な偽造防止技術が用いられている。例えば、印刷技術によって施される偽造防止技術として肉眼では認識できない程度の大きさの表示体(以下「微小表示体」という。)が挙げられる。微小表示体は、複写機、スキャナ等の複写防止対策の一つとして有効であり、肉眼で視認しにくい100μm〜1,000μm程度の微細な文字、記号等を印刷する技術である。この微小表示体の真偽判別方法は、基材に印刷された微小表示体を拡大鏡で視認可能であり、更には複写機で複写すると微小表示体は正確に再現されないため、本物か複写物であるか否か容易に判別することができることを特徴とする。
例えば、所定の線の太さにおいて光学的に複写されない大きさの複数の微小文字を複写機で再現不可能な線の太さを含み線の太さを異ならせ、線の太さの異なる微小文字の組合せにより、目視によって、模様、図形、文字、背景等として認識される部分を含む印刷物が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、微小文字から成る文字列が印刷された証券印刷物であって、所定の文字列が規則的に繰り返し配列されて成り、文字列を構成する少なくとも一つの微小文字の配置角度が、規則的に配列されて成る文字列に対し異なる形態とされて成る微小文字群が印刷された証券印刷物が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、微小文字の集合模様が、潜像を施さない微小文字と、潜像を施す微小文字から成る複写防止模様を有する印刷物であって、潜像を施す微小文字は、長方形の微細図形によって、文字の形を成す直線部分を微細図形の長辺を用い、かつ、文字の形を成す曲線部分を微細図形の短辺を用いて構成され、微細図形同士の間隔を、複写機の走査解像度で得た隣接画素間距離以上の隔たりをもって配置され、潜像を施さない微小文字は、潜像を施す微小文字を構成する微細図形とは異なる微細図形で、かつ、潜像を施す微小文字と同一の画線面積率で構成された複写防止模様を有する印刷物が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特許第3388552号 特許第3962834号 特許第3689784号
しかしながら、微小表示体は、複写物又は拡大鏡のみで真偽判別する偽造防止技術であり、他の方法で判別する要素が求められている。同様に、特許文献1から3までについても複写物又は拡大鏡で真偽判別する技術であったため、より偽造防止効果の高い微小表示体が求められている。
そこで、本発明は、前述した課題の解決を目的とするものであり、複写物又は拡大鏡以外で真偽判別可能であり、複写機、プリンタでの複製が困難な偽造防止印刷物を提供することを目的とする。
本発明の偽造防止印刷物は、基材の少なくとも一部に、第1の領域と第2の領域が隣接して配置され、第1の領域及び第2の領域は複数の微小表示体が配置されて成り、
第1の領域に配置される微小表示体と第2の領域に配置される微小表示体は、同一の色彩で、かつ、インキの高さが異なって成ることを特徴とする。
本発明の偽造防止印刷物は、第1の領域に配置される微小表示体のインキの高さと第2の領域に配置される微小表示体のインキの高さの差が、10μm以上の範囲であることを特徴とする。
本発明の偽造防止印刷物は、第1の領域及び第2の領域に配置されるいずれか一方の微小表示体のインキの高さが、潜像画像の濃度に対応して段階的に異なることを特徴とする。
本発明の偽造防止印刷物は、第1の領域に配置される微小表示体の幅方向の距離を100%とした場合、第2の領域に配置される微小表示体の幅方向の距離は、80%〜95%又は105%〜120%であることを特徴とする。
本発明の偽造防止印刷物は、第1の領域に配置される微小表示体及び第2の領域に配置される微小表示体が、磁気インキ及び/又は赤外特性を有するインキであることを特徴とする。
本発明の偽造防止印刷物は、複写物又は拡大鏡での真偽判別に加えて、基材を傾けて観察した場合に微小表示体群で形成した潜像画像が視認され、真偽判別することができる。また、本発明の偽造防止印刷物は、微小表示体自体にインキ高さを有するため、複写機、プリンタでの複製が困難となる。さらに、磁気インキ等で微小表示体を形成することによって、機械読取装置を用いて磁気波形又は赤外線画像によって真偽判別することができる。
第一の実施形態における偽造防止印刷物(1)の一例を示す平面図である。 第一の実施形態の形成領域(3)を示す拡大図である。 形成領域(3)のX−X´断面図である。 微小表示体(6)の配列のその他の形態である。 形成領域(3)を観察した際の観察点(L1、L2)を示す図である。 第一の実施形態における偽造防止印刷物(1)の作用を示す図である。 第一の実施形態における偽造防止印刷物(1)の作用の原理を示す図である。 第二の実施形態の形成領域(3´)を示す拡大図である。 第二の実施形態における偽造防止印刷物(1´)の作用を示す図である。 第二の実施形態における偽造防止印刷物(1´)の作用の原理を示す図である。 カモフラージュ画像を示す図である。
(第一の実施形態)
図1は、第一の実施形態における偽造防止印刷物(1)(以下「印刷物」という。)の一例を示す平面図である。印刷物(1)は、基材(2)上の少なくとも一部に、後述する潜像画像が形成された潜像画像形成領域(3)(以下「形成領域」という。)を有する。なお、図1に示すように、形成領域(3)以外の領域には、料額、文字、他の模様等の必要な情報が、公知の印刷方式(例えば、凹版印刷、オフセット印刷等)により施されていてもよい。
基材(2)は、上質紙、コート紙、アート紙等の用紙を用いることができる。基材(2)及びその色彩は、特に限定されるものではない。
図2は、本発明の印刷物(1)の形成領域(3)を示す拡大図である。形成領域(3)は、第1の領域(4)と第2の領域(5)が隣接して配置される。第1の領域(4)と第2の領域(5)には、複数の微小表示体(6)が配列される。詳細には、第1の領域(4)には複数の微小表示体(6a)が配列され、第2の領域(5)には複数の微小表示体(6b)が配列される。微小表示体(6a)及び微小表示体(6b)は直線的に第1の方向(S1方向)に規則的に配列されている。
図3は、図2のX−X´断面図である。図3に示すように第1の領域(4)に配置される微小表示体(6a)と第2の領域(5)に配置される微小表示体(6b)は、同一の色彩で、かつ、インキの高さが異なる。また、第1の領域(4)に配置される微小表示体(6a)と第2の領域(5)に配置される微小表示体(6b)の単位面積当たりの印刷面積率が同一又はほぼ同一である。また、微小表示体(6)の色彩は、基材の色彩と異なる必要がある。図3に示すように微小表示体(6a)は、微小表示体(6b)よりもインキの高さが低い形態となっているが、微小表示体(6a)は、微小表示体(6b)よりもインキの高さが高い形態であってもよい。以下、第一の実施形態において、微小表示体(6a)は、微小表示体(6b)よりもインキの高さが低い形態で説明する。
微小表示体(6)のインキの高さは、1μm〜300μm程度であり、微小表示体(6a)と微小表示体(6b)のインキの高さの差は、10μm以上を有していることが好ましい。インキの高さの差が10μmより小さいと後述する潜像画像の視認性を有さないおそれが生じる。また、ここでいう、同一の色彩とは、変角分光光度計でΔEが3以下のことである。
本発明の構成である微小表示体とは、文字、記号、数字、ロゴマーク又は特殊記号等のことである。また、微小表示体の大きさについては、100μmから1,000μmまでの範囲、好ましくは300μmから600μmまでである。100μmより小さい場合には、微小表示体自体の作製が困難であり、1,000μmより大きくなると目視で微小表示体が認識できてしまい微小表示体の効果が得られなくなるおそれが生じる。なお、微小表示体の大きさとは、文字の高さ及び/又は幅の長さのことである。
本発明の微小表示体(6)の配列は、図2に記載されているような直線に限定されることなく、図4(a)に示すような曲線、図4(b)に示すような円形等で形成することができる。また、微小表示体(6)の配列は、S1方向に限定されることなく、360°のいずれの方向でも配列することができる。
本発明の微小表示体(6)の印刷方式は、インキの高さが1μm〜300μm程度を作製することが可能であれば、特に限定されるものではない。よって、微小表示体(6a)と微小表示体(6b)は、オフセット印刷、凹版印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷等の印刷方式で一度刷り又は二度刷り以上で印刷することができる。
図5(a)は、形成領域(3)を真上から観察(以下「第1の観察点(L1)」という。)した場合であり、図5(b)は、形成領域(3)を斜めから観察(以下「第2の観察点(L2)」という。)した場合である。次に、潜像画像(6)について、詳細に説明する。
(形態1の作用)
図6(a)は印刷物(1)の形成領域(3)を第1の観察点(L1)から観察した場合の状態である。印刷物(1)を第1の観察点(L1)から観察した場合は、第1の領域(4)と第2の領域(5)を区分けして視認することができない。図6(a)は、第2の領域(5)を点線で記載しているが、本発明を説明するために記載したものであり実際に肉眼で視認されるものではない。
これは、第1の領域(4)に配置される微小表示体(6a)と第2の領域(5)に配置される微小表示体(6b)は、同一の色彩で形成されており、更には、第1の領域(4)に配置される微小表示体(6a)と第2の領域(5)に配置される微小表示体(6b)の単位面積当たりの微小表示体の印刷面積率が同一又はほぼ同一であることから、第1の領域(4)と第2の領域(5)は区分けして視認することができず、潜像模様が視認できない。
図6(b)は印刷物(1)の形成領域(3)を第2の観察点(L2)から観察した場合の状態である。印刷物(1)の形成領域(3)を第2の観察点(L2)から観察した場合は、第1の領域(4)と第2の領域(5)が異なる濃度で視認され、潜像画像(7)が視認できる。
これは、第1の領域(4)に配置される微小表示体(6a)のインキ高さより、第2の領域(5)に配置される微小表示体(6b)のインキの高さの方が高いことに起因する。図7(a)に示すように第1の領域(4)に配置される微小表示体(6a)は、観察角度θ1及び微小表示体(6a)のインキ高さに起因して隣り合う微小表示体(6a)同士が重なり合って視認されることがない。また、非画線部(8a)は、微小表示体(6a)のインキ高さに起因して全部が遮断されることがないため、隠蔽領域(9a)を有する。一方、図7(b)に示すように第2の領域(5)に配置される微小表示体(6b)は、観察角度θ1及び微小表示体(6b)のインキ高さに起因して隣り合う微小表示体(6b)同士が重なり合って視認される。また、非画線部(8b)は、微小表示体(6b)のインキ高さに起因して全てが遮断され、隠蔽領域(9b)を有する。以上のことから、第1の領域(4)の隠蔽領域(9a)は、第2の領域(5)の隠蔽領域(9b)よりも小さいため、明るい明度で視認される。よって、図6(b)に示すように第1の領域(4)と第2の領域(5)に明度差が生じて潜像模様(7)が視認される。また、観察方向については、特に限定さるものではなく、360°のいずれの方向でも観察することができる。
(第二の実施形態)
図8は、第二の実施形態における印刷物(1´)の形成領域(3´)を示す拡大図である。なお、第一の実施形態と同様の内容についての一部の説明は、省略する。
第一の実施形態と同様に、第二の実施形態の印刷物(1´)は、図8に示すように形成領域(3´)は、第1の領域(4´)と第2の領域(5´)が隣接して配置される。第1の領域(4´)と第2の領域(5´)には、複数の微小表示体(6´)が配列される。詳細には、第1の領域(4´)には複数の微小表示体(6a´)が配列され、第2の領域(5´)には複数の微小表示体(6b´)が配列される。微小表示体(6a´)及び微小表示体(6b´)は直線的に第1の方向(S1方向)に規則的に配列されている。第1の領域(4´)に配置される微小表示体(6a´)と第2の領域(5´)に配置される微小表示体(6b´)は、同一の色彩で、かつ、インキの高さが異なる。また、第1の領域(4´)に配置される微小表示体(6a´)と第2の領域(5´)に配置される微小表示体(6b´)の単位面積当たりの印刷面積率が同一又はほぼ同一である。また、微小表示体(6´)の色彩は、基材の色彩と異なる必要がある。
次に、第一の実施形態の印刷物(1)と異なる点について説明する。第一の実施形態の印刷物(1)は、図2に示した観察方向からの微小表示体(6a)と微小表示体(6b)の幅方向の距離は同一であるが、第二の実施形態の印刷物(1´)は、図8に示した観察方向からの微小表示体(6a´)と微小表示体(6b´)の幅方向の距離は異なっていることが必須の構成である。
ここで、幅方向の距離が異なっている範囲は、微小表示体(6a´)の幅方向の距離を100%とした場合、微小表示体(6b´)の幅方向の距離は80%〜95%又は105%〜120%である必要がある。例えば、第1の領域(4´)に配置される微小表示体(6a´)が第2の領域(5´)に配置される微小表示体(6b´)より、インキ高さが低い場合において、微小表示体(6a´)の幅方向の距離を100%とした場合に、微小表示体(6b´)の幅方向の距離を105%〜120%の範囲で設定する。105%よりも低い場合は、第一の実施形態の印刷物(1)よりも優れた潜像画像の視認性効果を得ることができず、120%を超えた場合は、図5(a)に示した第1の観察点(L1)から観察した際、潜像画像の輪郭が視認されるおそれが生じる。また、第1の領域(4´)に配置される微小表示体(6a´)が第2の領域(5´)に配置される微小表示体(6b´)より、インキ高さが高い場合において、微小表示体(6a´)の幅方向の距離を100%とした場合に、微小表示体(6b´)の幅方向の距離を80%〜95%の範囲で設定する。95%を超えた場合は、第一の実施形態の印刷物(1)よりも優れた潜像画像の視認性効果を得ることができず、80%よりも低い場合は、図5(a)に示した第1の観察点(L1)から観察した場合の状態で潜像画像の輪郭が視認されるおそれが生じる。
(形態2の作用)
図9(a)は印刷物(1´)の形成領域(3´)を第1の観察点(L1)から観察した場合の状態である。印刷物(1´)の第1の観察点(L1)から観察した場合は、第1の領域(4´)と第2の領域(5´)を区分けして視認することができない。図9(a)は、第2の領域(5´)を点線で記載しているが、本発明を説明するために記載したものであり実際に肉眼で視認されるものではない。
図9(b)は印刷物(1´)の形成領域(3´)を第2の観察点(L2)から観察した場合の状態である。印刷物(1´)を第2の観察点(L2)から観察した場合は、第1の領域(4´)と第2の領域(5´)が異なる濃度で視認され、潜像画像(7´)が視認できる。第二の実施形態の印刷物(1´)の潜像画像(7´)は、第一の実施形態の印刷物(1)の第1の領域(4)と第2の領域(5)の明度差に比べて、第1の領域(4´)と第2の領域(5´)の明度差が大きくなることから視認性に優れる。
これは、第一の実施形態の印刷物(1)の理由に加えて、図8に示した観察方向からの微小表示体(6a´)と微小表示体(6b´)の幅方向の距離が異なっていることに起因する。図10(a)に示す第1の領域(4´)に配置される微小表示体(6a´)の幅方向の距離(10a)は、図10(b)に示す第2の領域(5´)に配置される微小表示体(6b´)の距離(10b)より短いため、明るい明度で視認される。よって、図9(b)に示すように第1の領域(4´)と第2の領域(5´)に明度差が生じて潜像模様(7´)が視認される。
(第三の実施形態)
第三の実施形態における印刷物(1´´)は、第一の実施形態の印刷物(1)又は第二の実施形態の印刷物(1´)を磁気インキ、赤外特性を有するインキで形成することを特徴とする。磁気インキで印刷した場合において、第1の領域(4´´)の微小表示体(6a´´)と、第2の領域(5´´)の微小表示体(6b´´)は、インキの高さが異なっているため、インキの高さが高い領域は磁気波形が高く、インキの高さが低い領域は磁気波形が低く抽出されるため、抽出される波形を利用して真偽判別することができる。赤外特性を有するインキで印刷した場合において、第1の領域(4´´)の微小表示体(6a´´)は赤外透過特性を有するインキで印刷し、第2の領域(5´´)の微小表示体(6b´´)は赤外吸収特性を有するインキで印刷した場合、インキの高さが異なっているため、インキの高さが高い領域は赤外波形が高く、インキの高さが低い領域は赤外波形が低く抽出されるため、抽出される波形を利用して真偽判別することができる。
第一の実施形態の印刷物(1)、第二の実施形態の印刷物(1´)、第三の実施形態の印刷物(1´´)は、必要に応じて、赤外線特性を有するインキ、紫外線特性を有するインキ、光輝性インキ等によって印刷することができる。
第一の実施形態の印刷物(1)、第二の実施形態の印刷物(1´)、第三の実施形態の印刷物(1´´)は、第1の領域及び第2の領域に配置されるいずれか一方の潜像画像となる領域の微小表示体のインキの高さが、段階的に変化して潜像画像が明暗を有する階調画像として形成することができる。
第一の実施形態の印刷物(1)、第二の実施形態の印刷物(1´)、第三の実施形態の印刷物(1´´)は、微小表示体、画線及び曲画線等で図11に示すカモフラージュ画像を設けることができる。
1、1´、1´´ 印刷物
2、2´、2´´ 基材
3、3´、3´´ 形成領域
4、4´、4´´ 第1の領域
5、5´、5´´ 第2の領域
6 微小表示体
6a、6a´、6a´´ 微小表示体
6b、6b´、6b´´ 微小表示体
7、7´ 潜像画像
8a、8b 非画線部
9a、9b 隠蔽領域
10a、10b 距離
11 カモフラージュ画像
L1 第1の観察点
L2 第2の観察点
S1 第1の方向

Claims (5)

  1. 基材の少なくとも一部に、少なくとも第1の領域と第2の領域が隣接して配置され、第1の領域及び第2の領域は複数の微小表示体が配置されて成り、
    第1の領域に配置される微小表示体と第2の領域に配置される微小表示体は、同一の色彩で、かつ、インキの高さが異なって成ることを特徴とする偽造防止印刷物。
  2. 前記第1の領域に配置される微小表示体のインキの高さと前記第2の領域に配置される微小表示体のインキの高さの差が、10μm以上の範囲であることを特徴とする請求項1記載の偽造防止印刷物。
  3. 前記第1の領域及び前記第2の領域に配置されるいずれか一方の前記微小表示体のインキの高さが、潜像画像の濃度に対応して段階的に異なることを特徴とする請求項1記載の偽造防止印刷物。
  4. 第1の領域に配置される微小表示体の幅方向の距離を100%とした場合、第2の領域に配置される微小表示体の幅方向の距離は、80%〜95%又は105%〜120%であることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項記載の偽造防止印刷物。
  5. 第1の領域に配置される微小表示体及び第2の領域に配置される微小表示体は、磁気インキ及び/又は赤外特性を有するインキであることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項記載の偽造防止印刷物。
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