JP6843847B2 - 回転式肛門鏡 - Google Patents

回転式肛門鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP6843847B2
JP6843847B2 JP2018517501A JP2018517501A JP6843847B2 JP 6843847 B2 JP6843847 B2 JP 6843847B2 JP 2018517501 A JP2018517501 A JP 2018517501A JP 2018517501 A JP2018517501 A JP 2018517501A JP 6843847 B2 JP6843847 B2 JP 6843847B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anoscopy
dilator
movable
proximal
movable portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018517501A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018521817A (ja
Inventor
フランチェスコ・シアス
アントニオ・マンカ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Francesco Sias
Original Assignee
Francesco Sias
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Francesco Sias filed Critical Francesco Sias
Publication of JP2018521817A publication Critical patent/JP2018521817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6843847B2 publication Critical patent/JP6843847B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/31Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor for the rectum, e.g. proctoscopes, sigmoidoscopes, colonoscopes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M29/00Dilators with or without means for introducing media, e.g. remedies
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00066Proximal part of endoscope body, e.g. handles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/0042Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets with special provisions for gripping
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00743Type of operation; Specification of treatment sites
    • A61B2017/00818Treatment of the gastro-intestinal system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • A61B2017/345Cannulas for introduction into a natural body opening
    • A61B2017/3452Cannulas for introduction into a natural body opening for the rectum, e.g. for hemorrhoid surgery

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Description

本発明は、診断用及び/又は外科用器具として直腸肛門分野で使用することができる肛門鏡に関する。
既知のタイプの肛門鏡は通常、所謂「鏡( speculum)」と呼ばれる、円筒状又は円筒円錐状の部分を備えている。この部分は、オペレータによってハンドルを介して操作され、(肛門から)患者の直腸の最終セグメントに導入されることができる。上記鏡(これは中空で両端が開放されている)には拡張器が挿入されている。拡張器は、鏡よりも長く、円筒形状で、実質的に丸みを帯びた端部を有し、滑らかな表面を備えている。拡張器が鏡の内部に配置され、鏡が直腸内に挿入されると、拡張器は、直腸の粘膜に損傷を与えることなく、直腸の筋肉壁を伸ばすことにより作用する。肛門鏡を挿入した後、拡張器は引き出されるが、鏡はそのままその場に残る。このようにして、直腸の最終セグメントの内腔が一時的に拡張されるので、他の器具を簡単に挿入にて診断及び/又は外科手技を実施することが可能となる。
痔を外科的に治療するための既知の方法の一つは、痔に向かう求心性の動脈枝を閉塞すること、つまり、上記血管の壁を縫合により結紮して、その内腔を狭めると共に痔へと向かう血流を止めるものである。そのため、鏡の側壁に窪み(indentation)が得られる肛門鏡が作られてきた。こうして、オペレーティングウィンドウが入手可能となった。直腸粘膜はこのオペレーティングウィンドウのところで鏡の内側に突出することができ、そのオペレーティングウィンドウを通って適切な外科器具(例えば、プライヤ、縫合針ホルダーなど)が、予め設定された手術部位、例えば、その端部に痔が形成された動脈枝、の近くの粘膜と接触することができる。一人の患者の直腸粘膜の幾つかのゾーンを単一のインターベンションの間に外科的に処置する必要がある場合には、オペレーティングウィンドウを治療すべき粘膜ゾーンの近くに配置するために、外科医は鏡を回転させなければならない。まず、オペレーティングウィンドウでの直腸粘膜を伸ばすと共に、オペレーティングウィンドウが移動するときに粘膜がオペレーティングウィンドウに挟まれるのを回避するように、外科医は拡張器を挿入する。続いて,外科医は鏡を保持し、オペレーティングウィンドウが所望の位置に来るような回転角度で鏡をその長手方向の軸を中心として回転させる。オペレーティングウィンドウが適切に配置された後、外科医は拡張器を引き抜いて、オペレーティングウィンドウから突出している直腸粘膜の部分を治療することができる。しかし、この手順は、インターベンション時間をかなり長びかせ、したがって、外科的治療を受けている患者に大きな不快感を引き起こすこととなる。
国際公開公報WO2004/021874(出願人:フランチェスコ・シアス博士)は、近位端にオペレータによって操作されるハンドルが設けられた固定部と、この固定部と形状結合される(形状によって結合される、結合される形状を有する)(shapingly coupled)可動部とを備えた回転式の肛門鏡を記載している。可動部は固定部の内側で回転でき、使用中、拡張器を受け入れるのに適している。可動部の遠位端は、固定部の対応する遠位端から予め設定された長さだけ突出しているので、窪み即ちオペレーティングウィンドウがこの遠位端において得られる。
上記肛門鏡は、この肛門鏡の一部にのみ働きかけることにより、器具全体を回転させることなく、オペレーティングウィンドウが直腸粘膜の異なるゾーンに連続的に配置されることを可能にする。さらに、オペレーティングウィンドウの大きさは、実際の外科的処置に関係する直腸粘膜ゾーンのみにアクセスできるようにし、したがって、粘膜の過剰な部分がオペレーティングウィンドウから突出して手術野を遮ることを回避できる大きさである。WO2004 / 021874の肛門鏡には、さらに、上記固定部の内側にある可動部の相対角度位置を予め設定された角位置に調整する角度位置決め手段が設けられている。特に、この角度位置決め手段は調整リングを備える。この調整リングは、可動部の360°の回転を制御し、この可動部が6つの代替位置でブロックされるのを可能とする。これら6つの代替位置は、直腸の内壁に対するオペレーティングウィンドウの同数の位置に対応している。より正確には、それらの位置は、経肛門固定(transanal anopexy)を用いた痔核動脈遮断術(hemorrhoidal dearterialization)によって処置可能な6つの動脈枝の位置に対応している。この術式(出願人による考案)は特に有効な外科技術であり、この技術は、上痔核動脈から出ている6つの末梢動脈枝が(直腸壁に沿って)常時存在しており、通常それらの端部に痔核が形成されることに基づいている。肛門開口が前方になるよう患者を腹臥位に配置することにより、6つの動脈枝は仮想の時計文字盤の1時、3時、5時、7時、9時の箇所にそれぞれ位置決めされる。したがって、WO2004 / 021874の肛門鏡を使用することにより、外科医は容易に、端部に痔核が形成された動脈枝にオペレーティングウィンドウを配置でき、痔核の上流側で動作することにより上記動脈枝を結紮することができる。
WO2004 / 021874に開示された肛門鏡の欠点は、拡張器が可動部の内側に挿入されていないときでさえ、リングを回転させることが可能であり、したがってオペレーティングウィンドウを回転させることが可能であることにある。これはつまり、直腸粘膜の或るゾーンの外科処置の後、したがって、その直腸粘膜のそのゾーンがオペレーティングウィンドウから肛門鏡の内側に突出しているステップで、もしリングしたがってオペレーティングウィンドウが拡張器不在の状態で思いがけず回転させられると、縫い目がオペレーティングウィンドウによって引きずられ、その結果患者に損傷を与えるという重大なリスクがあることを意味している。
本発明の目的は、外科分野および診断分野で使用することができる肛門鏡を改良することである。
別の目的は、固定部の内側で回転する可動部を備え、上記可動部において得られるウィンドウが設けられているタイプの肛門鏡であって、拡張器が肛門鏡内に挿入されていないときは上記可動部したがって上記ウィンドウを回転させることができない肛門鏡を提供することである。
本発明によれば、請求項1に記載の肛門鏡が提供される。
本発明により、固定部の内側で回転する可動部を備え、上記可動部において得られるウィンドウが設けられている肛門鏡であって、拡張器が肛門鏡内に挿入されていないときは上記可動部したがって上記ウィンドウを回転させることができない肛門鏡が利用可能(入手可能)となる。
以下により詳細に説明するとおり、これは、位置決め及びロック手段があることによって可能となる。この手段は、可動部によって画定される肛門鏡の内部空洞が拡張器によって占められていないときに、可動部が固定部の内部で回転するのを防止するような形状に形成されている。
本発明の例示的で非限定的な実施形態を示した添付の図面を参照することで本発明をより理解できるであろう。
固定部、可動部および拡張器を含む、本発明による肛門鏡を示す分解斜視図である。 図1の可動部の側断面図である。 図1の可動部の近位端の正面図である。 図1の固定部の近位端の正面図である。 図1の肛門鏡の概略側断面図であって、可動部が固定部内に収納され、拡張器が可動部内に挿入されているところを示す図である。
本明細書及び添付の特許請求の範囲において、用語「近位(の)」は、使用時、肛門鏡1を保持及び/又は使用しているオペレータ(例えば、外科医)の方へ向いている、肛門鏡1の部分、セグメント、または端部を規定する。したがって、用語「遠位(の)」は、使用時、肛門鏡1を保持及び/又は使用しているオペレータとは反対の方へ向いている、肛門鏡1の部分、セグメント、または端部を規定する。
図1から図5は、固定部2と可動部3と拡張器4とを備えた肛門鏡1を示している。固定部2と可動部3と拡張器4とは、滅菌可能なポリマー材料、例えば、ポリプロピレン、又は医療用に適した別の材料で作られている。
形状結合される(形状によって結合される、結合される形状を有する)(shapingly coupled)固定部2と可動部3とは、中空で、両端部が開放されている。使用時、つまり、肛門鏡1が組み立てたてられると(図5)、可動部3は固定部2の内部に入れられており、一方、拡張器4は可動部3の中へ挿入され、または、そこから引き出されることができる。本発明によって提供される位置決め及びロック手段(この手段の構成及び作用は以下で詳述する。)のお陰で、拡張器4が可動部3の中に挿入されているときだけ、固定部2に対して360度同軸回転することができる。
固定部2(図1、図4、図5)は近位端2aと遠位端2bとを有する。遠位端2bはエッジ2fによって境界が定まっている。使用時、近位端2aが、肛門鏡1を使用するオペレータの方に向いている固定部2の端部、したがって、肛門鏡1の端部となる。近位端2aから遠位端2bに行くにつれて、固定部2は、略円錐台形状の近位セグメント2cと、略円筒形状の遠位セグメント2dとを有する。近位セグメント2c及び遠位セグメント2dは共に中空であり、相互に接続されて全体としてハウジング2eを形成している。このハウジング2eは、可動部3を収容するようになっており、肛門鏡1の長手軸X(図2)に平行に延びている。
固定部2は、ハンドル5を備えている。このハンドルの形状は、実質的に人間工学に基づくものであり、かつオペレータが肛門鏡1を簡単に保持して操作するのを可能とする形状である。具体的には、ハンドル5は実質的にセグメント化された形状(図1、図4、図5)であり、中心要素5aから複数の略円盤状の突起5bが出ている。
図示していない一実施形態では、ハンドル5は図面に示したセグメント化された構成を備えておらず、内部が空っぽつまり中空である。こうして、ハンドル5の内部に、同軸光学ガイドを作ることができる。それは、使用時に手術野(つまり、肛門鏡1の内部キャビティ)を照らすために、(既知のタイプの)照明装置を収容するのに適したものである。
可動部3(図1、図2、図3、図5)は回転セグメント3aと、オペレーティングセグメント3bとを備えている。これらは中空で、相互に接続されている。回転セグメント3a及びオペレーティングセグメント3bは全体として肛門鏡1の長手方向のキャビティ13つまり内部キャビティを形成している。この内部キャビティは肛門鏡1の長手軸Xと平行に延びている。したがって、拡張器4はこの長手方向のキャビティ13に挿入されたり、そこから引き抜かれたりすることができる。
回転セグメント3aは略円錐−円筒形であり、一方、オペレーティングセグメント3bは遠位側が細くすぼめられて略円錐台の形状となっている。この回転セグメント3aは可動部3の近位側の部分に対応し、一方、オペレーティングセグメント3bは可動部3の遠位側の部分に対応している。
回転セグメント3aとは反対側のオペレーティングセグメント3bの一端部に、U形状の窪み(indentation)7が形成されている。その窪み7のキャビティは回転セグメント3aとは反対方向に向いている。この窪み7は、使用時に外科的に処置すべき又は診断を受けるべき直腸粘膜の部分にオペレータがアクセス可能とするウィンドウを形成する。回転セグメント3a及びオペレーティングセグメント3bが接合するゾーンにおいては、回転セグメント3aの外径はオペレーティングセグメント3bの外径よりも実質的に小さいので、そのゾーンにリング形状の当接ゾーン14(図2)が形成される。
肛門鏡1が組み立てられるとき、可動部3は、オペレーティングセグメント3bが固定部2の近位端2aに向かい合うように位置決めされる。そして、オペレーティングセグメント3b及び回転セグメント3aをハウジング2e内に挿入し、オペレーティングセグメント3bが固定部2の遠位端2bから出るまで、可動部3が矢印F1(図1)の示す方向に沿って動かされる。これが可能となるのは、固定部2への挿入ステップ中、可動部3の材料が実質的に可逆的に変形可能であることによる。オペレーティングセグメント3bが遠位端2bの外に出ると、当接ゾーン14が固定部2の隣接エッジ2fに当接する。
可動部3には複数の溝10が形成されている。各溝10は回転セグメント3aの側壁の肉厚部に形成されている。そして各溝10は、オペレーティングセグメント3bとは反対方向に向いている凹部を有する略U形状の近位セグメント10aと、真っ直ぐに伸び、近位セグメント10aから伸びる遠位セグメント10bとを有する。
各溝の近位セグメント10aは延びてノッチ15へと続いている。このノッチ15はフランジ部12に形成されている。このフランジ部12は、回転セグメント3aの自由(近位)端から外周面方向に突出しており、回転セグメント3aに対して略横断方向に配置されている。溝10の遠位セグメント10bによって、オペレータは、(前述のように)可動部3を固定部2に挿入するときに、可動部3をハウジング2eの中に正しく配置できるよう、可動部3の横径(transversal diameter)(特に回転セグメント3aの横径)を一時的に減らすことができる。
2つの隣り合うノッチ15の間の位置でスライダー16がフランジ部12に固定されている。スライダー16はウィンドウ8(図1、図2)と整列している。したがって、使用時、可動部3を固定部2内で回転させるとき(つまり、拡張器4が長手方向のキャビティ13に挿入されているとき)、スライダー16がウィンドウ8の位置を知らせる。組み立てられた肛門鏡1において、スライダー16は近位端2a(図5)に位置しており、拡張器4が長手方向のキャビティ13に挿入されているとき、可動部3の回転スライダー16は可動部3の回転に追従して、この近位端2aに沿ってスライドすることができる。
肛門鏡1は、位置決め及びロック手段9を備えていて、拡張器4が長手方向のキャビティ13に挿入されていないときに、可動部3が固定部2に対して予め設定された角度位置に配置され、かつ、上記角度位置にロック(係止)されることを可能とする。この位置決め及びロック手段9は、複数のリセス6aと、止め部11とを備えている。
リセス6aの数は6(図4)であり、固定部2の近位端2aの内側部分に形成された肩部6(図5)に作られている。各リセス6aは略半球状で、止め部11と形状結合される(shapingly coupled)。
止め部11は略半球状であり、スライダー16の近傍で可動部3に作られている。より正確には、止め部11はスライダー16が固定されたフランジ部12のゾーン(このゾーンは、組み立てられた状態において、図5に示すように固定部2の近位端2aの方を向いている)に作られている。
なお、図5では、リセス6aは本来あるべき正確な位置ではなく、側断面図(例えば図5のような図)でリセス6aを概略的に示すことを可能とするのに適した位置に示されている。
実際、本発明に係る肛門鏡1では、近位端2aを仮想の時計文字盤の(円形)アウトラインに合わせることにより,6つのリセス6aの位置は、1時、3時、5時、7時、9時,11時の位置(図4)、つまり、上痔核動脈(superior hemorrhoidal artery)の6つの末梢動脈枝(terminal arterial branches)の位置に略対応している。したがって、これらのリセス6aは近位端2aの予め設定された位置に形成される。リセス6aのこの構成は、WO2004/021874に開示されている回転操作式肛門鏡(rotating operating anoscope)と同様の方法で使用されること、つまり、末梢動脈枝の端部にできる痔核を、本願出願人によって考案された外科技術(経肛門固定を用いた痔核動脈遮断術)を用いて外科的に処置することを可能とする。
肛門鏡1が組み立てられるとき、可動部3は(方向F1に沿って)固定部2のハウジング2eの中に部分的に挿入され、止め部11が6つのリセス6aのいずれかの箇所に配置されるように(肛門鏡1の)長手軸Xに対して回転させられる。これは、可動部3が回転している間、(ウィンドウ8に整列している)スライダー16の位置を見、スライダー16が1時、3時、5時、7時、9時、又は11時の対応位置に到達したときにその回転を止めることにより、達成される。この時点で、可動部3は、止め部11を対応するリセス6aに挿入すべく、ハウジング2eの中に完全に挿入される。リセス6aと止め部11とは形状結合されるように形成されているため、止め部11と対応するリセス6aとは、固定部2内での可動部3の同軸回転を阻止つまりブロックするように、相互に係合する。したがって、位置決め及びブロック手段9は効果的に、可動部3が固定部2に対して予め設定された角度位置に配置されると共にブロック(つまり回転阻止)されるのを可能とする。可動部3がそのようにブロックされているとき、ウィンドウ8も同様に、仮想の時計文字盤の対応する時間(1,3,5,7,9,11)に配置される。スライダー16はウィンドウ8に整列しているため、ウィンドウ8が配置されている時間(つまり、位置)は、固定部2の近位端2aに対するスライダー16の位置によってはっきりと示される。
可動部3をロック状態から解放してハウジング2eの中で360度回転できるようにするためには、拡張器4を長手方向のキャビティ13に挿入する必要がある。
拡張器4(図1、図5)は、近位部4a、中間部4b、遠位部4c、接続部4d、及び舌部4eを備えている。中間部4bは細長で、円筒状であり、拡張器4の本体を形成している。中間部4bは接続部4dと遠位部4cとの間に挟まれている。遠位部4cは拡張器4の先端部に対応しており、テーパ形状又は丸い形状である。近位部4aは円筒状であり、内部が空で、側方に延びて舌部4eを形成している。この舌部4eは中間部4bとは反対側にある近位部4aのゾーンから斜め方向に突出している。舌部4eは曲線状の外形つまり輪郭(profile)を有し、人間工学的形状(人間工学に基づく形状)を備えており、それはオペレータによる操作、取り扱いを可能とするのに適したものである。近位部4aと中間部4bとの間に接続部4dがある。接続部4dは略截頭円錐(円錐台)形状であり、その主たる基部(major base)は近位部4aに隣接している。図5に示すように、接続部4d及び中間部4bは可動部3の内部に形成された長手方向のキャビティ13と形状結合している。さらに、接続部4dと中間部4bとの合計長は遠位部4cだけがオペレーティングセグメント3bの外に長手方向に突出するのを可能とするような長さである。
接続部4dの外面には、溝10と形状結合する複数の突出部17が形成されている。より正確には、これらの突出部17は、溝10の近位セグメント10aと形状結合するので、略U形の外形(遠位部4cの方に向く凸形状を有する)を備えている。図示されている肛門鏡1のバージョンでは、突出部17は3個(そのうちの2個のみが図1に示されている)で、120度ずつ互いにずらされている。図示しない実施形態では、突出部17の個数は3個よりも小さくてもよく、あるいはそれよりも多く(最大6個)てもよい。
肛門鏡1の組み立てを完成させるため、(前述したように)可動部3を固定部2の中に挿入してブロックした後、各突出部17が対応する溝10の近位セグメント10aに到達してその近位セグメント10aに係合するように拡張器4をF1方向に沿って長手方向のキャビティ13内に挿入する。こうして、舌部4eに作用する、つまり、舌部4eを動かすことにより、可動部3の固定を解除し、拡張器4を時計方向または半時計方向に回転させることが可能となる。実際、各突出部17は対応する近位セグメント10aに係合しているので、拡張器4を回転させることにより、止め部11は強制的に、対応するリセス6aとの係合を解かれて、リセス6aの外に出る。そうして、拡張器4の回転に追従して、可動部3が回転することができる。そして、止め部11は、次のリセス6a(したがって、ウィンドウ8のための次の位置)に達してこのリセス6aに係合するまで、近位端2aの肩部6に接触しながらスライドすることができる。このステップにおいて、オペレータが拡張器4(したがって可動部3)を回転させるのをやめて、拡張器4をF1方向に平行かつそれとは逆の方向に移動させることにより拡張器4を引き抜いた場合には、止め部11がリセス6aに係合していることにより、可動部の回転はブロックされ、その結果ウィンドウ8は所望のインターベンション位置に配置(及びブロック)される。これとは逆に、もし、オペレータが拡張器4(したがって可動部3)を回転させ続けた場合には、止め部11はリセス6aとの係合が解除され、そこから出て、次のリセス6aに到達するまで肩部6に接触してのスライドを続けることになる。突出部17及び溝10、特に後者の近位セグメント10aは全体として、可動部3及び拡張器4に作られるロック解除手段18を構成する。使用時、このロック解除手段18は、上記位置決め及びロック手段と互いに相補う態様で作用して、肛門鏡1が効率的に動作するのを可能とする。本発明による肛門鏡1の1つの可能な使用法を、単に例示目的のために、次に開示する。
オペレータは、(長手方向のキャビティ13に挿入された)拡張器4を備えた肛門鏡1をハンドル5を介して保持して、そのハンドル5が処置されるべき患者の臀裂部に平行となるように、かつ、オペレーティングセグメント3bが患者の肛門開口部の近くに位置するように、肛門鏡1の方向を定める。そうして、直腸の最終セグメントに拡張器4を挿入することができる。これは、腸の内腔を拡張し腸粘膜を伸ばす拡張器4が可動部3及び固定部2よりも先に進んで、可動部3及び固定部2のアクセスを容易にすることによる。肛門鏡1を直腸の最終セグメント内に配置すると、オペレータは舌部4eを把持することができ、この舌部4eを動かすことで、可動部3のロックを解除して時計方向または半時計方向に回転させることができる。これは、上記ロック解除手段18により、つまり、相互に係合して止め部11がそれぞれのリセス6aから解放されるのを可能とする拡張器4の突出部17と溝10の近位セグメント10aとにより、可能となる。オペレータは、ウィンドウ8を所望の位置(これはスライダー16の位置で示される)に持って行くまで可動部3を回転させ、そして、拡張器4を長手方向のキャビティ13から引き抜く。このようにして、外科的に処置されるべき(又は診断目的で検査されるべき)直腸粘膜の部分はオペレータによるアクセスが可能となるが、固定部2に対して可動部3をそれ以上回転させることは不可能である。なぜならば、止め部11が対応するリセス6aに係合しているからである。したがって、ウィンドウ8に位置している直腸粘膜のその部分を外科的に処置(又は検査)した後、可動部3を回転してウィンドウ8の位置を変更するために、止め部11をリセス6aから外して即ち係合解除して可動部3のロック状態を解除すべく、オペレータは必ず拡張器4を長手方向のキャビティ13に挿入しなければならない。このようにして、可動部3が拡張器4の不在のまま図らずも回転させられて縫合縫い目がウィンドウ8によって引きずられ、その結果患者が損傷するというリスクは実質的に回避される。
肛門鏡1は痔核を外科的に処置するために有効に使用できるのに加えて、次のようなことのためにも有効に使用できる。つまり、弾性結紮(elastic ligations)を行うこと、クライオセラピー(冷却療法)、腸のポリープの切除、硬化注射(sclerosing injections)を行うこと、全般的に経肛門診断及び治療を行うことのためである。
上に開示したこと及び/又は添付図面に示したことに対する変更及び/又は追加も可能である。

Claims (7)

  1. 中空で、両端部が開放されている固定部(2)と、中空で、両端部が開放されており、上記固定部(2)と形状結合され、上記固定部(2)内で同軸回転するようになっている可動部(3)と、上記可動部(3)に形成され、直腸粘膜の部分にアクセス可能となるようにするためのウィンドウ(8)と、上記可動部(3)に備えられた長手方向のキャビティ(13)内に挿入又はこの長手方向のキャビティ(13)から引き抜くことのできる拡張器(4)とを備えると共に
    位置決め及びロック手段(9)を備え、この位置決め及びロック手段(9)は、上記拡張器(4)が上記長手方向のキャビティ(13)内に挿入されていないときに、上記可動部(3)が上記固定部(2)の内部で同軸回転することを防止するようになっており、
    上記位置決め及びロック手段(9)は止め部(11)と複数のリセス(6a)とを備え、上記止め部(11)は使用時、上記可動部(3)が上記固定部(2)の内部で同軸回転することを防止するように上記リセス(6a)の1つと係合するのに適している、肛門鏡(1)において、
    上記可動部(3)及び上記拡張器(4)に作られたロック解除手段(18)をさらに備え、上記ロック解除手段(18)は、使用時、上記拡張器(4)が上記長手方向のキャビティ(13)に挿入されているとき上記止め部(11)を上記リセス(6a)から係合解除できるよう形成されており、
    上記ロック解除手段(18)は、上記拡張器(4)に作られた複数の突出部(17)と、上記可動部(3)に形成された複数の溝(10)とを備え、上記突出部(17)は、上記溝(10)と形状結合され、上記拡張器(4)が上記長手方向のキャビティ(13)に挿入されたとき上記溝(10)に係合するようになっており、
    上記突出部(17)が上記溝(10)に係合したとき、上記止め部(11)を上記リセス(6a)から係合解除させて上記可動部(3)を上記固定部(2)の内部で同軸に回転するのを可能とするよう、上記拡張器(4)は上記長手方向のキャビティ(13)内で回転できることを特徴とする肛門鏡(1)。
  2. 請求項に記載の肛門鏡(1)において、
    上記止め部(11)は上記可動部(3)に作られており、上記リセス(6a)は上記固定部(2)に形成されている肛門鏡(1)。
  3. 請求項に記載の肛門鏡(1)において、
    上記止め部(11)は上記可動部(3)の近位部に固定されたスライダー(16)の近くに作られており、上記複数のリセス(6a)は上記固定部(2)の近位端(2a)に形成されている肛門鏡(1)。
  4. 請求項に記載の肛門鏡(1)において、
    上記止め部(11)は、上記可動部(2)の上記近位部に備えられたフランジ部(12)に作られている肛門鏡(1)。
  5. 請求項に記載の肛門鏡(1)において、
    上記止め部(11)は、使用時に上記固定部(2)の上記近位端(2a)の方に向いている、上記フランジ部(12)のゾーンに作られている肛門鏡(1)。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載の肛門鏡(1)において、
    上記突出部(17)は上記溝(10)の対応する近位セグメント(10a)と形状結合される肛門鏡(1)。
  7. 請求項に記載の肛門鏡(1)において、
    上記可動部(3)及び上記ウィンドウ(8)が上記固定部(2)に対して予め設定された複数の代替角度位置に配置されてロックされるのを可能とするようよう、上記リセス(6a)は上記近位端(2a)の予め設定された位置に形成されている肛門鏡(1)。
JP2018517501A 2015-06-17 2016-06-15 回転式肛門鏡 Active JP6843847B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT102015000024709 2015-06-17
ITUB20151475 2015-06-17
PCT/IB2016/053538 WO2016203395A1 (en) 2015-06-17 2016-06-15 Rotating anoscope

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018521817A JP2018521817A (ja) 2018-08-09
JP6843847B2 true JP6843847B2 (ja) 2021-03-17

Family

ID=55358053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018517501A Active JP6843847B2 (ja) 2015-06-17 2016-06-15 回転式肛門鏡

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP3310246B1 (ja)
JP (1) JP6843847B2 (ja)
KR (1) KR102521787B1 (ja)
CN (1) CN107949417B (ja)
BR (1) BR112017027156B1 (ja)
ES (1) ES2767686T3 (ja)
HK (1) HK1249872A1 (ja)
MY (1) MY198356A (ja)
RU (1) RU2715448C2 (ja)
WO (1) WO2016203395A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201600112850A1 (it) 2016-11-09 2018-05-09 Francesco Sias Anoscopio
US20210378491A1 (en) * 2017-09-12 2021-12-09 The Regents Of The University Of California Colonoscopy pressure retention device
CN108634921A (zh) * 2018-05-02 2018-10-12 太仓市中医医院 一种带窗口便于缝扎止血的肛门镜
CN108498063A (zh) * 2018-05-02 2018-09-07 太仓市中医医院 一种可拆卸式肛门镜
GB2580407B (en) * 2019-01-10 2022-05-25 Haemoband Surgical Ltd A rectal insertion device
DE102022002849A1 (de) 2022-08-05 2024-02-08 Primed Halberstadt Medizintechnik Gmbh Proktoskop und Verfahren zum Einsatz eines Proktoskops

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5304142A (en) * 1992-08-04 1994-04-19 Medamicus, Inc. Dilator - Introducer locking hub and sheath valve apparatus
US5464412A (en) * 1994-07-12 1995-11-07 Budding; Jacobus Solo operated hemorrhoid ligator rectoscope
US6126594A (en) * 1998-07-21 2000-10-03 Bayer; Izhack Anoscope for internal hemorrhoidectomy
EP1234539A3 (de) * 2001-02-15 2002-09-11 AMI (Agency for medical innovations GmbH) Einrichtung zur Verwendung bei der Ligatur von intramuralen Arterien in Hohlorganen
RU38567U1 (ru) * 2004-02-12 2004-07-10 Государственное учреждение здравоохранения "Свердловская областная клиническая больница № 1" Аноскоп
WO2006033122A1 (en) * 2004-09-21 2006-03-30 Sapi Med S.P.A. Medical device for precision surgery
WO2007049308A1 (en) * 2005-10-26 2007-05-03 Carlo Rebuffat Anoscope for ano-rectal diagnostic and surgery
US8430814B2 (en) * 2006-04-11 2013-04-30 Ali Dogan Bozdag Anoscope
EP2269516B1 (en) * 2009-06-29 2013-01-02 National Cancer Center Surgical apparatus for transanal endoscopic microsurgery
CN201505124U (zh) * 2009-08-21 2010-06-16 黄鸿翔 一次性肛门镜
CN202568433U (zh) * 2012-05-18 2012-12-05 何海荣 一种单孔腹腔镜用的扩张器
ITMI20121377A1 (it) * 2012-08-02 2014-02-03 Angiologica B M S R L Anoscopio
JP5628261B2 (ja) * 2012-09-28 2014-11-19 富士フイルム株式会社 医療用駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN107949417A (zh) 2018-04-20
JP2018521817A (ja) 2018-08-09
RU2018101319A (ru) 2019-07-17
WO2016203395A1 (en) 2016-12-22
RU2018101319A3 (ja) 2019-09-04
RU2715448C2 (ru) 2020-02-28
EP3310246A1 (en) 2018-04-25
HK1249872A1 (zh) 2018-11-16
KR102521787B1 (ko) 2023-04-14
KR20180018772A (ko) 2018-02-21
EP3310246B1 (en) 2019-10-23
ES2767686T3 (es) 2020-06-18
MY198356A (en) 2023-08-28
CN107949417B (zh) 2020-11-03
BR112017027156A2 (ja) 2018-08-21
BR112017027156B1 (pt) 2022-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6843847B2 (ja) 回転式肛門鏡
US8277376B2 (en) Process and a device for surgical treatment of rectal and haemorrhoidal prolapse
US8430814B2 (en) Anoscope
US7611458B2 (en) Rotating operating anoscope
US10206682B2 (en) Magnetic tissue compression device with backup mechanical latch
CN101677760A (zh) 用于检查和/或外科手术的肛门镜
WO2006001040A1 (en) Surgical forceps for forming purse string sutures
BR112020021605A2 (pt) bisturi eletrocirúrgico multifuncional de alta frequência
KR101145404B1 (ko) 혈관 문합 장치
JP6360255B2 (ja) 長手方向ニードルパサー
KR101618236B1 (ko) 혈관 봉합 보조 기구
KR20220107543A (ko) 의료용 원터치 3웨이 스탑콕
KR20220080625A (ko) 내시경용 결찰장치
BRPI0823355B1 (pt) Dispositivo cirúrgico para ressecção e fechamento de órgão oco
JP2020536715A (ja) 痔の治療に用いられる器具
RU2320283C1 (ru) Зажим для временного перекрытия просвета полого органа в глубоких полостях
KR20220053996A (ko) 파지력이 우수한 내시경용 결찰장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6843847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250