JP6843680B2 - 表示システム、入力装置、表示装置、表示方法及びプログラム - Google Patents

表示システム、入力装置、表示装置、表示方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6843680B2
JP6843680B2 JP2017076121A JP2017076121A JP6843680B2 JP 6843680 B2 JP6843680 B2 JP 6843680B2 JP 2017076121 A JP2017076121 A JP 2017076121A JP 2017076121 A JP2017076121 A JP 2017076121A JP 6843680 B2 JP6843680 B2 JP 6843680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
object data
display
input device
displayed
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017076121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017215945A (ja
Inventor
昌伸 戸根
昌伸 戸根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to CN201710377997.6A priority Critical patent/CN107450826B/zh
Priority to US15/607,769 priority patent/US10649957B2/en
Publication of JP2017215945A publication Critical patent/JP2017215945A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6843680B2 publication Critical patent/JP6843680B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、表示装置を制御する制御部と、前記制御部と通信可能な入力装置と、を有する表示システム等に関する。
近年、教室やオフィスでは、インタラクティブ・ホワイトボード(Interactive Whiteboard)(通称:IWB)を含む電子黒板が使用されている。ユーザ(例えば、教室の場合は先生)が、教室の電子黒板に対して、ペンによりテキスト(文字、数字など)や図形(グラフ、表など)などのオブジェクトデータを入力したとき、そのオブジェクトデータが上記電子黒板に表示される。ユーザは、その教室の電子黒板に表示されたオブジェクトデータを用いて、周囲の視聴者(例えば、教室の場合は生徒)に対して授業を行なうことができる。
しかし、教室が2つある場合、ユーザは、2つの教室の電子黒板に対して、同じ授業内容のオブジェクトデータを入力しなければならない。例えば、ユーザは、第1の教室の電子黒板(第1の電子黒板)に対してオブジェクトデータを入力して、第1の電子黒板に表示されたオブジェクトデータを用いて授業を行なう。ユーザは、第2の教室でも同じ授業を行なう場合、第1の教室から第2の教室に移動する。この場合、ユーザは、第2の教室の電子黒板(第2の電子黒板)に対して、第1の電子黒板に入力したオブジェクトデータと同様のオブジェクトデータを入力する必要がある。
そこで、第1の電子黒板に表示されたオブジェクトデータを、第2の電子黒板に表示できることが望まれる。しかし、電子黒板に表示されたオブジェクトデータを保存する場合、電子黒板の画面全体を保存する必要がある。このため、以下のような手間がかかる。
例えば、第1の電子黒板に表示されたオブジェクトデータを、第2の電子黒板に表示するためには、ユーザは、第1の電子黒板の画面全体を、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリに保存し、USBメモリに保存された第1の電子黒板の画面全体を第2の電子黒板に表示させる必要がある。あるいは、ユーザは、第1の電子黒板と第2の電子黒板とをLAN(Local Area Network)で接続する必要がある。更に、保存したいデータは、電子黒板の画面全体ではなく、電子黒板に表示されたオブジェクトデータであることが多い。
そこで、ユーザが同じ内容(オブジェクトデータ)を2回入力するような手間を省くことが望まれる。例えば、特許文献1には、第1の表示装置に表示されたオブジェクトデータをペンに保存(記憶)し、ペンに保存されたオブジェクトデータを第2の表示装置に表示する情報処理装置が開示されている。
特許文献1に記載の情報処理装置は、第1、第2の表示装置(タッチパネルディスプレイ装置)と、第1、第2のパーソナルコンピュータ(以下、PC)と、第1、第2のPCと通信可能なペンとを具備している。ペンは、オブジェクトデータの吸い上げを指示する第1のスイッチと、オブジェクトデータのはき出しを指示する第2のスイッチと、記憶部とを備えている。まず、第1のPCは、複数のオブジェクトデータを第1の表示装置に表示する。第1の表示装置に表示されている複数のオブジェクトデータのうちの1つのオブジェクトデータ上にユーザがペンを押し当ててペンの第1のスイッチを操作した場合、ペンは、上記1つのオブジェクトデータを自身の記憶部に保存(記憶)し、第1のPCは、第1の表示装置に表示されている上記1つのオブジェクトデータを消去する。次に、ユーザが第2の表示装置上にペンを押し当ててペンの第2のスイッチを操作した場合、ペンは、自身の記憶部に保存された1つのオブジェクトデータを出力し、第2のPCは、そのオブジェクトデータを第2の表示装置に表示する。
特許第4074982号公報
特許文献1に記載された技術では、第1の表示装置に表示されている複数のオブジェクトデータのうちの1つのオブジェクトデータをペンに保存(記憶)し、ペンに保存された1つのオブジェクトデータを第2の表示装置に表示している。例えば、第1の表示装置には、文字や数式を表すオブジェクトデータが表示されていたり、文字やグラフを表すオブジェクトデータが表示されていたりする。しかし、特許文献1に記載された技術では、ユーザがペンに保存(記憶)できるのは、第1の表示装置に表示されている複数のオブジェクトデータのうちの1つのオブジェクトデータのみである。
具体的には、特許文献1に記載された技術では、電子黒板の場合と同様に、ユーザは、2つの教室の表示装置に対して、同じ授業内容のオブジェクトデータを入力しなければならない。例えば、ユーザは、第1の教室の表示装置(第1の表示装置)に対して複数のオブジェクトデータを入力して、第1の表示装置に表示された複数のオブジェクトデータを用いて授業を行なう。しかし、ユーザは、第1の教室から第2の教室に移動して、第2の教室でも同じ授業を行ないたい場合、第1の表示装置に表示されている複数のオブジェクトデータを1回の移動で第2の表示装置に表示することができない。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、入力装置を利用してオブジェクトデータを容易に入力することができる表示システムを提供することを目的とする。
本発明の表示システムは、
表示装置を制御する制御部と、前記制御部と通信可能な入力装置と、を有する表示システムであって、
前記入力装置は、
オブジェクトデータを記憶する記憶部と、
前記制御部からのオブジェクトデータ要求に応じて、前記記憶部に記憶されている前記オブジェクトデータを前記制御部に送信する送信部と、
を備え、
前記制御部は、
前記入力装置によるペースト操作に応じて、前記オブジェクトデータ要求を前記入力装置に送信し、
前記入力装置から前記オブジェクトデータを受信して前記表示装置の第1の表示領域にサムネイル表示し、
前記入力装置による選択操作に応じて、前記第1の表示領域にサムネイル表示された前記オブジェクトデータのうちの、選択されたオブジェクトデータを前記表示装置の第2の表示領域に表示する、
ことを特徴とする。
本発明の表示システムは、
表示装置を制御するサーバと、前記サーバと通信可能な入力装置と、を備える表示システムであって、
前記入力装置は、
複数のオブジェクトデータをそれぞれ識別するための複数の識別情報を記憶する記憶部と、
前記サーバからのオブジェクトデータ要求に応じて、前記入力装置の記憶部に記憶されている前記複数の識別情報を前記サーバに送信する送信部と、
を備え、
前記サーバは、
前記複数のオブジェクトデータを記憶する記憶部と、
前記入力装置によるペースト操作に応じて、識別情報要求を前記入力装置に送信し、前記入力装置からの前記複数の識別情報にそれぞれ対応する前記複数のオブジェクトデータを前記表示装置の第1の表示領域にサムネイル表示し、
前記入力装置による選択操作に応じて、前記第1の表示領域にサムネイル表示された前記複数のオブジェクトデータのうちの、選択されたオブジェクトデータを前記表示装置の第2の表示領域に表示することを特徴とする。
本発明の表示装置は、
オブジェクトデータを記憶する記憶部を有する入力装置と通信可能な表示装置であって、
前記入力装置によるペースト操作に応じて、オブジェクトデータ要求を、当該入力装置に送信する送信手段と、
前記入力装置がオブジェクトデータ要求に応答して送信したオブジェクトデータを受信する受信手段と、
前記受信されたオブジェクトデータを、第1の表示領域にサムネイル表示するサムネイル表示手段と、
前記サムネイル表示されたオブジェクトデータの中から、前記入力装置による選択操作より選択されたオブジェクトデータを、第2の表示領域に表示するオブジェクトデータ表示手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の表示方法は、
オブジェクトデータを記憶する記憶部を有する入力装置と通信可能な表示装置における表示方法であって、
前記入力装置によるペースト操作に応じて、オブジェクトデータ要求を、当該入力装置に送信する送信ステップと、
前記入力装置がオブジェクトデータ要求に応答して送信したオブジェクトデータを受信する受信ステップと、
前記受信されたオブジェクトデータを、第1の表示領域にサムネイル表示するサムネイル表示ステップと、
前記サムネイル表示されたオブジェクトデータの中から、前記入力装置による選択操作より選択されたオブジェクトデータを、第2の表示領域に表示するオブジェクトデータ表示ステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、
オブジェクトデータを記憶する記憶部を有する入力装置と通信可能なコンピュータにおいて実行されるプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記入力装置によるペースト操作に応じて、オブジェクトデータ要求を、当該入力装置に送信する送信機能と、
前記入力装置がオブジェクトデータ要求に応答して送信したオブジェクトデータを受信する受信機能と、
前記受信されたオブジェクトデータを、第1の表示領域にサムネイル表示するサムネイル表示機能と、
前記サムネイル表示されたオブジェクトデータの中から、前記入力装置による選択操作より選択されたオブジェクトデータを、第2の表示領域に表示するオブジェクトデータ表示機能と、
を実行させることを特徴とする。
このように、本発明では、オブジェクトデータをペンに保存(記憶)し、ペンに保存されたオブジェクトデータを選択的に表示装置に表示するため、ユーザが容易にオブジェクトデータを入力することができるようになる。
第1実施形態に係る表示システムの概略を説明するための図である。 第1実施形態に係る表示システムのタッチパネルディスプレイ装置の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る表示システムの制御装置の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る表示システムのペンの機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る表示システムの動作として、コピー処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る表示システムの動作として、ペースト処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第1実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第1実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第1実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第1実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第1実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第2実施形態に係る表示システムの概略を説明するための図である。 第3実施形態に係る表示システムの動作として、コピー処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る表示システムの動作として、ペースト処理を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る表示システムの動作として、コピー処理を示すフローチャートである。 第5実施形態に係る表示システムのペンの機能構成を示すブロック図である。 第6実施形態に係る表示システムのペンの記憶部の記憶内容を説明するための図である。 第7実施形態に係る表示システムのペンの記憶部の記憶内容を説明するための図である。 第7実施形態に係る表示システムのペンの記憶部の記憶内容を説明するための図である。 第7実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第8実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第8実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第9実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第13実施形態に係る表示システムの概略を説明するための図である。 第13実施形態に係る表示システムのサーバの機能構成を示すブロック図である。 第13実施形態に係る表示システムの動作として、コピー処理を示すフローチャートである。 第13実施形態に係る表示システムの動作として、ペースト処理を示すフローチャートである。 第14実施形態に係る表示システムの動作として、ペースト処理を示すフローチャートである。 第14実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第14実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第15実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第15実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。 第15実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される表示画面の一例である。
以下に、本発明の実施の形態について、図を参照しながら詳細に説明する。以下の説明では、本発明の表示システムを例に説明する。なお、本実施形態は、本発明を説明するための一例であり、実施形態の内容に限定されないことは勿論である。
[1. 第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。第1実施形態では、表示装置に表示された複数のオブジェクトデータを入力装置(入力デバイス)の一例としてペンに保存(記憶)し、ペンに保存された複数のオブジェクトデータのうちの、選択されたオブジェクトデータを表示装置に表示する。複数のオブジェクトデータの各々は、テキスト(文字、数字など)や図形(グラフ、表など)を表すデータである。
[1.1 全体構成]
まず、全体構成について図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る表示システムの概略を説明するための図である。表示システムは、入力装置であるペン100と、制御装置200と、タッチパネルディスプレイ装置300と、を具備している。制御装置200、タッチパネルディスプレイ装置300は、単一でもよいし、複数でもよい。以降、制御装置200、タッチパネルディスプレイ装置300は、複数設けられているものとする。
複数のタッチパネルディスプレイ装置300は、電子黒板やIWBとして使用される。例えば、図1では、複数のタッチパネルディスプレイ装置300として、タッチパネルディスプレイ装置300A、300Bがそれぞれ教室RA、RBに設置されている。
複数の制御装置200は、それぞれ、複数のタッチパネルディスプレイ装置300を制御する。例えば、図1では、教室RAにおいて、タッチパネルディスプレイ装置300Aには制御装置200Aが接続されている。教室RBにおいて、タッチパネルディスプレイ装置300Bには制御装置200Bが接続されている。
ペン100は、複数のタッチパネルディスプレイ装置300に対して、タッチペンとして使用される入力装置である。ペン100は、教室RAまたは教室RBで使用される。第1実施形態では、ユーザは、ペン100を使用して、コピー処理と、ペースト処理とを行なう。なお、本実施形態ではペンと表現しているが、タッチ操作や、描画操作が出来る装置であれば、同様の装置についても適用出来ることは勿論である。
コピー処理では、ユーザは、教室RAでペン100を使用して、複数のオブジェクトデータをタッチパネルディスプレイ装置300Aに描画(入力)し、制御装置200Aは、ペン100によるコピー操作(後述)に応じて、そのタッチパネルディスプレイ装置300Aに表示された複数のオブジェクトデータをペン100に保存(記憶)する。
ペースト処理では、ユーザは、教室RAから教室RBに移動し(1点鎖線を参照)、制御装置200Bは、ペン100によるペースト操作(後述)や選択操作(後述)に応じて、ペン100に保存された複数のオブジェクトデータのうちの、選択されたオブジェクトデータをタッチパネルディスプレイ装置300Bに表示する。
[1.2 機能構成]
続いて、各装置の機能構成について図を参照して説明する。
[1.2.1 タッチパネルディスプレイ装置300]
図2は、第1実施形態に係る表示システムのタッチパネルディスプレイ装置300の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、タッチパネルディスプレイ装置300は、表示部310と、入力検知部320とを備えている。
表示部310は、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)である。その表示部310は、地面に対して垂直あるいは垂直に近い状態で設置される。または、テーブルのように、地面に対して水平或いは水平に近い状態で設置される。
入力検知部320は、タッチパネルである。例えば、入力検知部320は、座標を形成するように、表示部310にマトリクス状に配置された静電容量センサを備えている。静電容量センサは、ユーザが指示媒体(ペン100またはユーザの指先)を用いて表示部310に対して入力操作を行なったときに、表示部310に対するユーザの入力を検出することができる。
なお、本明細書では、タッチパネルディスプレイ装置を例に説明するが、ユーザの入力を検出し、表示することが可能な表示システムであれば同様の装置・システムであっても良い。例えば、テーブルや壁に照射する装置(例えば、プロジェクタ装置)と、入力を検出する装置とを組み合わせて実現しても良い。
[1.2.2 制御装置200]
図3は、第1実施形態に係る表示システムの制御装置200の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御装置200は、制御部210と、記憶部220と、通信部230とを備えている。
制御部210は、制御装置200の全体を制御するための機能部である。制御部210は、記憶部220に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
記憶部220は、制御装置200の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部220は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
通信部230は、制御装置200が、ペン100と通信を行うための機能部である。例えば、通信部230の通信方式として、有線/無線LANで利用されるNIC(Network Interface Card)や、3G/LTE回線に接続可能な通信モジュールにより実現されている。また、通信部230の通信方式として、Bluetooth(登録商標)や、ZigBeeのような近距離無線通信を利用してもよい。
[1.2.3 ペン100]
図4は、第1実施形態に係る表示システムのペン100の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、ペン100は、制御部110(ペン制御部)と、記憶部120と、通信部130とを備えている。
制御部110は、ペン100の全体を制御するための機能部である。制御部110は、記憶部120に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU等により構成されている。
記憶部120は、ペン100の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部120は、例えば、半導体メモリ等により構成されている。なお、記憶部120としては、例えば、ペン100に外部記憶装置(例えば、マイクロSDカードや、USBメモリ等)を装着することにより実現しても良い。また、ネットワークを介したストレージを記憶部として実現してもよい。例えば、スマートフォン等の端末装置と、近距離無線通信で接続を行うことにより、記憶部として実現してもよい。
通信部130は、ペン100が、制御装置200と通信を行うための機能部である。通信部130の通信方式として、制御装置200の通信部230の通信方式と同じである。また、タッチパネルディスプレイ装置と通信を行っても良い。
[1.3 処理の流れ]
続いて、本実施形態における処理の流れについて、図を参照して説明する。
[1.3.1 コピー処理]
図5は、第1実施形態に係る表示システムの動作として、コピー処理を示すフローチャートである。ユーザは、教室RAでペン100を使用することによりコピー処理を行なう。
まず、ユーザは、複数のオブジェクトデータをタッチパネルディスプレイ装置300Aに描画(入力)する。次に、ユーザは、ペン100による第1の選択操作を行なう。ペン100による第1の選択操作は、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されている少なくとも1つのオブジェクトデータをペン100により曲線で囲む操作である(ステップS100)。
このとき、制御装置200Aの制御部210は、ペン100による第1の選択操作に応じて、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されている少なくとも1つのオブジェクトデータを取得する(ステップS102)。制御装置200Aの制御部210は、上記少なくとも1つのオブジェクトデータを記憶部220に一時保存する(ステップS104)。
次に、ユーザは、ペン100によるコピー操作を行なう(ステップS106)。コピー操作は、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示された後述のコピーボタン(図8、9を参照)を操作することにより行なわれる。
このとき、制御装置200Aの制御部210は、ペン100によるコピー操作に応じて、上記少なくとも1つのオブジェクトデータを、通信部230を介して、ペン100に送信する(ステップS108)。
ペン100の制御部110は、制御装置200Aからの上記少なくとも1つのオブジェクトデータを、通信部130を介して、受信し(ステップS110)、複数のオブジェクトデータとして記憶部120に保存(記憶)する(ステップS112)。
[1.3.2 ペースト処理]
図6は、第1実施形態に係る表示システムの動作として、ペースト処理を示すフローチャートである。ユーザは、教室RAから教室RBに移動した後に、教室RBでペン100を使用することによりペースト処理を行なう。
まず、ユーザは、ペン100によるペースト操作を行なう(ステップS200)。ペースト操作は、タッチパネルディスプレイ装置300Bに表示された後述のペーストボタン(図10を参照)を操作することにより行なわれる。
このとき、制御装置200Bの制御部210は、ペン100によるペースト操作に応じて、オブジェクトデータ要求をペン100に送信する(ステップS202)。
ペン100の制御部110は、制御装置200Bからのオブジェクトデータ要求に応じて、記憶部120に記憶されている複数のオブジェクトデータを、通信部130を介して、制御装置200Bに送信する(ステップS204)。
このとき、制御装置200Bの制御部210は、ペン100からの複数のオブジェクトデータをタッチパネルディスプレイ装置300Bの第1の表示領域にサムネイル表示する(ステップS206)。
そこで、ユーザは、タッチパネルディスプレイ装置300Bの第1の表示領域にサムネイル表示されている複数のオブジェクトデータのうちの、所望のオブジェクトデータをペン100により選択する(ステップS208)。次に、ユーザは、ペン100による第2の選択操作を行なう。ペン100による第2の選択操作は、選択されたオブジェクトデータをタッチパネルディスプレイ装置300Bの第1の表示領域(図10の表示領域W10を参照)から第2の表示領域(図12の表示領域W12を参照)に移動させて配置するドラッグ・アンド・ドロップ操作である(ステップS210)。
このとき、制御装置200Bの制御部210は、ペン100による第2の選択操作に応じて、タッチパネルディスプレイ装置300Bの第1の表示領域にサムネイル表示された複数のオブジェクトデータのうちの、選択されたオブジェクトデータをタッチパネルディスプレイ装置300Bの第2の表示領域に表示する。すなわち、選択されたオブジェクトデータは、タッチパネルディスプレイ装置300Bの第1の表示領域から第2の表示領域に貼り付けられる(ステップS212)。
[1.4 動作例]
続いて、具体的な動作例(画面例)を、図7〜12を参照して説明する。図7〜12は、第1実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置300に表示される表示画面の一例である。タッチパネルディスプレイ装置300(タッチパネルディスプレイ装置300A、300B)の表示領域W2には、コピー操作を行なうためのコピーボタン330と、ペースト操作を行なうためのペーストボタン332とが表示されている。
ここで、コピーボタン330は、後述のコピー処理において、コピー操作を表すジェスチャー操作に基づいて表示され、ペーストボタン332は、後述のペースト処理において、ペースト操作を表すジェスチャー操作に基づいて表示される。例えば、コピー操作を表すジェスチャー操作は、ユーザがタッチパネルディスプレイ装置300Aに対してペン100を第1設定時間(例えば、2秒間)長押しする操作であるものとする。ペースト操作を表すジェスチャー操作は、ユーザがタッチパネルディスプレイ装置300Bに対してペン100を第2設定時間(例えば、0.5秒)以内にダブルクリックする操作であるものとする。
または、ペン100には、第1、第2のボタンが設けられ、コピーボタン330は、後述のコピー処理において、ペン100の第1のボタンの操作に基づいて表示され、ペーストボタン332は、後述のペースト処理において、ペン100の第2のボタンの操作に基づいて表示される。
[1.4.1 コピー処理]
まず、コピー処理について、図7〜9を参照して説明する。図7〜9は、第1実施形態に係る表示システムの動作として、コピー処理を説明するための図である。
図7に示すように、タッチパネルディスプレイ装置300には、ユーザがペン100を用いることにより描画(入力)された複数のオブジェクトデータが表示されている。
図7に示すように、ユーザは、ペン100による第1の選択操作として、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されている複数のオブジェクトデータのうちのオブジェクトデータD10、D12をペン100により曲線で囲む。オブジェクトデータD10は、テキストとして文字「方程式」と数式「Y=aX+b」とを表している。オブジェクトデータD12は、テキストとして文字「グラフ」を表し、図形として「Y=aX+b」のグラフを表している。
このとき、制御装置200Aの制御部210は、ペン100による第1の選択操作に応じて、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されているオブジェクトデータD10、D12を取得する。具体的には、制御装置200Aの制御部210は、第1の選択操作に応じて、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されているオブジェクトデータD10、D12を表す座標データを取得することにより、オブジェクトデータD10、D12を特定する。オブジェクトデータD10、D12を表す座標データは、タッチパネルディスプレイ装置300Aにおいて、表示部310にマトリクス状に配置された静電容量センサのうちの、入力検知部320が第1の選択操作を検出したときの静電容量センサの位置を表している。制御装置200Aの制御部210は、そのオブジェクトデータD10、D12を記憶部220に一時保存する。
図8に示すように、ユーザは、ペン100によるコピー操作として、タッチパネルディスプレイ装置300Aの表示領域W2に表示されたコピーボタン330を操作する。制御装置200Aの制御部210は、ペン100によるコピー操作(コピーコマンドCc)を認識する。具体的には、制御装置200Aの制御部210は、タッチパネルディスプレイ装置300Aの表示領域W2に表示されているコピーボタン330を表す座標データを取得することにより、コピーボタン330の操作(コピーコマンドCc)を認識する。コピーボタン330を表す座標データは、タッチパネルディスプレイ装置300Aにおいて、表示部310にマトリクス状に配置された静電容量センサのうちの、入力検知部320がコピーボタン330の操作を検出したときの静電容量センサの位置を表している。このとき、制御装置200Aの制御部210は、ペン100によるコピー操作に応じて、オブジェクトデータD10、D12を、通信部230を介して、ペン100に送信する。ペン100の制御部110は、制御装置200AからのオブジェクトデータD10、D12を、通信部130を介して、受信し、記憶部120に保存(記憶)する。
同様に、図9に示すように、ユーザは、ペン100による第1の選択操作として、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されている複数のオブジェクトデータのうちのオブジェクトデータD20、D22をペン100により曲線で囲み、ペン100によるコピー操作として、タッチパネルディスプレイ装置300Aの表示領域W2に表示されたコピーボタン330を操作する。オブジェクトデータD20は、テキストとして文字「面積」を表し、オブジェクトデータD22は、図形として台形を表している。この場合、制御装置200Aの制御部210は、ペン100による第1の選択操作に応じて、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されているオブジェクトデータD20、D22を記憶部220に一時保存し、ペン100によるコピー操作(コピーコマンドCc)に応じて、オブジェクトデータD20、D22を、通信部230を介して、ペン100に送信する。ペン100の制御部110は、制御装置200AからのオブジェクトデータD20、D22を、通信部130を介して、受信し、記憶部120に保存(記憶)する。
[1.4.2 ペースト処理]
次に、ペースト処理について、図10〜12を参照して説明する。図10〜12は、第1実施形態に係る表示システムの動作として、ペースト処理を説明するための図である。ペン100の記憶部120には、複数のオブジェクトデータとして、オブジェクトデータD10、D12、D20、D22が保存されている。
図10に示すように、ユーザは、ペン100によるペースト操作として、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W2に表示されたペーストボタン332を操作する。制御装置200Bの制御部210は、ペン100によるペースト操作(ペーストコマンドCp)を認識する。具体的には、制御装置200Bの制御部210は、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W2に表示されているペーストボタン332を表す座標データを取得することにより、ペーストボタン332の操作(ペーストコマンドCp)を認識する。ペーストボタン332を表す座標データは、タッチパネルディスプレイ装置300Bにおいて、表示部310にマトリクス状に配置された静電容量センサのうちの、入力検知部320がペーストボタン332の操作を検出したときの静電容量センサの位置を表している。このとき、制御装置200Bの制御部210は、ペン100によるペースト操作に応じて、オブジェクトデータ要求をペン100に送信する。
図10に示すように、ペン100の制御部110は、制御装置200Bからのオブジェクトデータ要求に応じて、記憶部120に記憶されている複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22を、通信部130を介して、制御装置200Bに送信する。このとき、制御装置200Bの制御部210は、ペン100からの複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22をタッチパネルディスプレイ装置300Bの第1の表示領域(表示領域W10)にサムネイル表示する。この場合、複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22の各々は、座標データに基づくサイズから、サムネイル表示するためのサイズに縮小されて、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10に表示される。
図11に示すように、ユーザは、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10にサムネイル表示されている複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22のうちの、所望のオブジェクトデータD12をペン100により選択する。
図12に示すように、ユーザは、ペン100による第2の選択操作として、選択されたオブジェクトデータD12をタッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10から第2の表示領域(表示領域W20)に移動させて配置するドラッグ・アンド・ドロップ操作を行なう。このとき、制御装置200Bの制御部210は、ペン100による第2の選択操作に応じて、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10にサムネイル表示された複数のオブジェクトデータのうちの、選択されたオブジェクトデータD12をタッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W20に表示する。ここで、選択されたオブジェクトデータD12がタッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10から表示領域W20に移動またはコピーされたとき、そのオブジェクトデータD12は、サムネイル表示するためのサイズから、座標データに基づくサイズに拡大されて、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W20に表示される。
以上の説明により、第1実施形態に係る表示システムは、表示装置(タッチパネルディスプレイ装置300A、300B)を制御する制御部(制御装置200A、200Bの制御部210)と、制御装置200A、200Bと通信可能なペン100と、を具備している。制御装置200Aの制御部210は、第1の選択操作に応じて、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されている少なくとも1つのオブジェクトデータ(オブジェクトデータD10、D12、D20、D22)を取得し、ペン100によるコピー操作に応じて、オブジェクトデータD10、D12、D20、D22をペン100に送信する。ペン100は、記憶部120と、制御装置200Aの制御部210からのオブジェクトデータD10、D12、D20、D22を複数のオブジェクトデータとして記憶部120に記憶するペン制御部(制御部110)と、を具備している。ペン100の制御部110は、制御装置200Bの制御部210からのオブジェクトデータ要求に応じて、記憶部120に記憶されている複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22を制御装置200Bの制御部210に送信する。制御装置200Bの制御部210は、ペン100によるペースト操作に応じて、オブジェクトデータ要求をペン100に送信し、ペン100からの複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22をタッチパネルディスプレイ装置300Bの第1の表示領域(表示領域W10)にサムネイル表示する。制御装置200Bの制御部210は、ペン100による選択操作に応じて、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10にサムネイル表示された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22のうちの、選択されたオブジェクトデータD12をタッチパネルディスプレイ装置300Bの第2の表示領域(表示領域W20)に表示する。このように、第1実施形態に係る表示システムでは、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22をペン100に保存(記憶)し、ペン100に保存された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22を選択的にタッチパネルディスプレイ装置300Bに表示するため、ユーザが複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22を2回入力するような手間を省くことができる。
また、第1実施形態に係る表示システムにおいて、タッチパネルディスプレイ装置300A、300Bの表示領域W2には、コピー操作を行なうためのコピーボタン330と、ペースト操作を行なうためのペーストボタン332とが表示されている。コピー操作、ペースト操作は、それぞれ、コピーボタン330の操作、ペーストボタン332の操作である。また、第1の選択操作は、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されているオブジェクトデータD10、D12、D20、D22をペン100により曲線で囲む操作である。第2の選択操作は、選択されたオブジェクトデータD12をタッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10から表示領域W20に移動させて配置するドラッグ・アンド・ドロップ操作である。これにより、第1実施形態に係る表示システムでは、簡単な操作で、第1の選択操作、コピー操作、ペースト操作、第2の選択操作を行なうことができる。
このように、本実施形態によれば、ディスプレイに操作ボタンを表示させて、ユーザは表示された操作ボタンの選択によりコピー、ペースト処理させるという、タッチパネルへの操作で、容易にかつ違和感のない操作による処理が可能である。
[2. 第2実施形態]
続いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、複数のオブジェクトデータをペン100に予め保存(記憶)しておき、ペンに保存された複数のオブジェクトデータのうちの、選択されたオブジェクトデータを表示装置に表示する。第2実施形態では、第1実施形態と同一の処理については、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
図13は、第2実施形態に係る表示システムの概略を説明するための図である。第2実施形態では、第1実施形態におけるコピー処理を行なわずに、ダウンロード処理と、第1実施形態におけるペースト処理とをのみ行なわれる。
ダウンロード処理では、ユーザは、ペン100に対して、複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22を予めダウンロードしておく。あるいは、ペン100は、複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22が予めダウンロードされた状態で出荷されている。
ペースト処理では、ユーザは、教室RBに移動し(1点鎖線を参照)、制御装置200Bは、ペン100によるペースト操作や選択操作に応じて、ペン100に保存された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22のうちの、選択されたオブジェクトデータをタッチパネルディスプレイ装置300Bに表示する。
以上の説明により、第2実施形態に係る表示システムは、表示装置(タッチパネルディスプレイ装置300B)を制御する制御部(制御装置200Bの制御部210)と、制御部(制御装置200Bの制御部210)と通信可能なペン100と、を具備している。ペン100は、複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22を記憶する記憶部120と、制御装置200Bの制御部210からのオブジェクトデータ要求に応じて、記憶部120に記憶されている複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22を制御装置200Bの制御部210に送信するペン制御部(制御部110)と、を具備している。制御装置200Bの制御部210は、ペン100によるペースト操作に応じて、オブジェクトデータ要求をペン100に送信し、ペン100からの複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22をタッチパネルディスプレイ装置300Bの第1の表示領域(表示領域W10)にサムネイル表示する。制御装置200Bの制御部210は、ペン100による選択操作(第1実施形態における第2の選択操作)に応じて、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10にサムネイル表示された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22のうちの、選択されたオブジェクトデータD12をタッチパネルディスプレイ装置300Bの第2の表示領域(表示領域W20)に表示する。このように、第2実施形態に係る表示システムでは、複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22をペン100に保存(記憶)し、ペン100に保存された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22を選択的にタッチパネルディスプレイ装置300Bに表示するため、ユーザが複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22を2回入力するような手間を省くことができる。
また、第2実施形態に係る表示システムにおいて、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W2には、ペースト操作を行なうためのペーストボタン332が表示されている。ペースト操作は、ペーストボタン332の操作である。また、選択操作(第1実施形態における第2の選択操作)は、選択されたオブジェクトデータD12をタッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10から表示領域W20に移動させて配置するドラッグ・アンド・ドロップ操作である。これにより、第2実施形態に係る表示システムでは、簡単な操作で、ペースト操作、選択操作を行なうことができる。
[3. 第3実施形態]
続いて、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態の機能及び構成は同一であるが、コピー処理を、図5から図14に置き換え、ペースト処理を、図6から図15に置き換えたものである。本実施形態では、当該処理を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の処理については、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
[3.1 コピー処理]
図14は、第3実施形態に係る表示システムの動作として、コピー処理を示すフローチャートである。
まず、第1実施形態におけるステップS100、S102、S104が実行される。次に、ユーザは、ペン100によるコピー操作を行なう(ステップS300)。コピー操作は、タッチパネルディスプレイ装置300Aに対するジェスチャー操作により行なわれる。例えば、コピー操作を表すジェスチャー操作は、ユーザがタッチパネルディスプレイ装置300Aに対してペン100を第1設定時間(例えば、2秒間)長押しする操作であるものとする。このとき、第1実施形態におけるステップS108以降が実行される。
[3.2 ペースト処理]
図15は、第3実施形態に係る表示システムの動作として、ペースト処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、ペン100によるペースト操作を行なう(ステップS350)。ペースト操作は、タッチパネルディスプレイ装置300Bに対するジェスチャー操作により行なわれる。例えば、ペースト操作を表すジェスチャー操作は、ユーザがタッチパネルディスプレイ装置300Bに対してペン100を第2設定時間(例えば、0.5秒)以内にダブルクリックする操作であるものとする。このとき、第1実施形態におけるステップS202以降が実行される。
以上の説明により、第3実施形態に係る表示システムにおいて、コピー操作、ペースト操作は、それぞれ異なる特定のジェスチャー操作「長押し」、「ダブルクリック」である。これにより、第3実施形態に係る表示システムでは、簡単な操作で、コピー操作、ペースト操作を行なうことができる。
[4. 第4実施形態]
続いて、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、第1実施形態の機能及び構成は同一であるが、コピー処理を、図5から図16に置き換えたものである。本実施形態では、当該処理を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の処理については、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
[4.1 コピー処理]
図16は、第4実施形態に係る表示システムの動作として、コピー処理を示すフローチャートである。
まず、制御装置200Aの制御部210は、ユーザによりタッチパネルディスプレイ装置300Aがタッチされているか否かを確認する(ステップS400)。ユーザによりタッチパネルディスプレイ装置300Aがタッチされていない場合(ステップS400−No)、再度、ステップS400が実行される。
ユーザのタッチ(手つき)を表す座標データは、タッチパネルディスプレイ装置300Aにおいて、表示部310にマトリクス状に配置された静電容量センサのうちの、入力検知部320がユーザのタッチ(手つき)を検出したときの静電容量センサの位置を表している。例えば、入力検知部320がユーザのタッチ(手つき)を検出する条件として、その容量値が設定容量値以上である静電容量センサの数が設定センサ数以上存在する場合である。
ユーザによりタッチパネルディスプレイ装置300Aがタッチされている場合(ステップS400−Yes)、第1実施形態におけるステップS100以降が実行される。
以上の説明により、第4実施形態に係る表示システムにおいて、制御部(制御装置200Aの制御部210)は、ユーザにより表示装置(タッチパネルディスプレイ装置300A)がタッチされているときに、第1の選択操作が行なわれた場合、少なくとも1つのオブジェクトデータ(オブジェクトデータD10、D12、D20、D22)を取得する。これにより、第4実施形態に係る表示システムでは、ユーザは、タッチパネルディスプレイ装置300Aをタッチしながら、第1の選択操作(タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されているオブジェクトデータD10、D12、D20、D22をユーザがペン100により曲線で囲む操作)を行なった場合に、オブジェクトデータD10、D12、D20、D22を選択することができる。このように、第4実施形態に係る表示システムでは、オブジェクトデータD10、D12、D20、D22を選択する場合と、例えばユーザがペン100により丸を描画(入力)した場合とを区別することができる。
[5. 第5実施形態]
続いて、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、第1実施形態のペン100の機能を、図4から図17に置き換えたものである。本実施形態では、当該処理を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の処理については、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
[5.1 ペン100]
図17は、第5実施形態に係る表示システムのペン100の機能構成を示すブロック図である。図17に示すように、ペン100は、更に、コピーボタン140と、ペーストボタン142とを備えている。コピーボタン140は、第1実施形態におけるコピーボタン330、すなわち、タッチパネルディスプレイ装置300A、300Bの表示領域W2に表示されたコピーボタン330に相当する機能である。ペーストボタン142は、第1実施形態におけるペーストボタン332、すなわち、タッチパネルディスプレイ装置300A、300Bの表示領域W2に表示されたペーストボタン332に相当する機能である。
以上の説明により、第5実施形態に係る表示システムにおいて、ペン100は、コピー操作を行なうためのコピーボタン140と、ペースト操作を行なうためのペーストボタン142とを更に具備し、コピー操作、ペースト操作は、それぞれ、コピーボタン140の操作、ペーストボタン142の操作である。これにより、第5実施形態に係る表示システムでは、簡単な操作で、コピー操作、ペースト操作を行なうことができる。
[6. 第6実施形態]
続いて、第6実施形態について説明する。第1実施形態では、複数のオブジェクトデータの各々は、テキスト(文字、数字など)や図形(グラフ、表など)を表すデータであるが、第6実施形態では、複数のオブジェクトデータの各々は、テキスト(文字、数字など)や図形(グラフ、表など)を表すデータだけではなく、画面全体を表すデータであってもよい。
図18は、第6実施形態に係る表示システムのペン100の記憶部120の記憶内容を説明するための図である。記憶部120に記憶された複数のオブジェクトデータのうちのオブジェクトデータD10は、第1実施形態と同様に、テキストとして文字「方程式」と数式「Y=aX+b」とを表している。記憶部120に記憶された複数のオブジェクトデータのうちのオブジェクトデータD12は、第1実施形態と同様に、テキストとして文字「グラフ」を表し、図形として「Y=aX+b」のグラフを表している。記憶部120に記憶された複数のオブジェクトデータのうちのオブジェクトデータD60は、テキストとして、文字「台形」、「面積」、「(上辺+下辺)×高さ÷2」を表すデータと、図形として台形を表すデータとを含む画面全体(例えば、タッチパネルディスプレイ装置300Aの表示画面)を表している。
[7. 第7実施形態]
続いて、第7実施形態について説明する。コピー処理において、第1実施形態では、複数のオブジェクトデータがペン100の記憶部120に保存(記憶)されているが、第7実施形態では、複数のオブジェクトデータが属性データと共にペン100の記憶部120に保存(記憶)されてもよい。
[7.1 コピー処理]
第7実施形態に係る表示システムの動作として、図5を参照してコピー処理を説明する。
まず、オブジェクトデータD10、D12に対してコピー処理が実行される。この場合、ステップS100、S102、S104が実行されたときに、制御装置200Aの制御部210は、オブジェクトデータD10、D12を記憶部220に一時保存すると共に、そのときの日時「2016/1/21/14:00」を属性データA10として記憶部220に一時保存する。
また、オブジェクトデータD20、D22に対してコピー処理が実行される。この場合、ステップS100、S102、S104が実行されたときに、制御装置200Aの制御部210は、オブジェクトデータD20、D22を記憶部220に一時保存すると共に、そのときの日時「2016/1/21/15:00」を属性データA20として記憶部220に一時保存する。
次に、ステップS106、S108、S110、S112が実行されたときに、ペン100の制御部110は、オブジェクトデータD10、D12と属性データA10とを対応付けるデータと、オブジェクトデータD20、D22と属性データA20とを対応付けるデータと、を制御装置200Aから受信して記憶部120に保存(記憶)する。
図19は、第7実施形態に係る表示システムのペン100の記憶部120の記憶内容を説明するための図である。ペン100の記憶部120には、オブジェクトデータD10、D12と属性データA10とを対応付けるデータと、オブジェクトデータD20、D22と属性データA20とを対応付けるデータと、が保存されている。
また、図20、21に示すような利用シーンも考えられる。図20に示すように、属性データA10、A20は、ファイル情報を含んでいる。具体的には、属性データA10は、日時「2016/1/21/14:00」に加えて、ファイル情報「\\リムーバルディスク\数学\公式\1次関数」を含んでいる。属性データA20は、日時「2016/1/21/15:00」に加えて、ファイル情報「\\リムーバルディスク\数学\公式\面積」を含んでいる。
描画したタイミングでオブジェクトデータをコピーするだけでなく、表示されているファイルにオブジェクトデータを描画した場合、ファイルを更新保存する場合がある。このファイルは、新たに複数のオブジェクトデータが描画された更新ファイルである場合、複数のオブジェクトデータを保存しても良いし、保存したオブジェクトデータに識別情報として、日時だけでなく、保存したファイル情報を記憶させておいても良い。ユーザは、表示装置(タッチパネルディスプレイ装置300B)でオブジェクトデータをペースト処理する場合、複数のオブジェクトデータを個別に選択するよりも、表示されたオブジェクトデータの属性情報(ファイル情報)をタッチ操作すればよい。図21に示すように、表示されたオブジェクトデータD10、D12の属性情報A10のファイル情報「\\リムーバルディスク\数学\公式\1次関数」がペン100によりタッチ操作された場合、ファイルが起動し、画面に表示される。これにより、ユーザは、複数のオブジェクトデータが描画されたファイルを表示させることが可能となる。
[8. 第8実施形態]
続いて、第8実施形態について説明する。第8実施形態では、ペースト処理において、ペン100の記憶部120に保存(記憶)された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22がサムネイル表示されるときに、第7実施形態における属性データA10、A20も表示されてもよい。
[8.1 ペースト処理]
第8実施形態に係る表示システムの動作として、図6を参照してペースト処理を説明する。
まず、ユーザは、ペン100によるペースト操作を行なう(ステップS200)。
このとき、制御装置200Bの制御部210は、ペン100によるペースト操作に応じて、複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22と属性情報A10、A20とを要求するためにオブジェクトデータ要求をペン100に送信する(ステップS202)。
ペン100の制御部110は、制御装置200Bからのオブジェクトデータ要求に応じて、オブジェクトデータD10、D12と属性データA10とを対応付けるデータと、オブジェクトデータD20、D22と属性データA20とを対応付けるデータと、記憶部120から読み出して、通信部130を介して、制御装置200Bに送信する(ステップS204)。
このとき、制御装置200Bの制御部210は、オブジェクトデータD10、D12と属性データA10とを対応付けるデータと、オブジェクトデータD20、D22と属性データA20とを対応付けるデータと、をペン100から受け取り、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10にサムネイル表示する(ステップS206)。その後、ステップS208以降が実行される。
図22、23は、第8実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置300Bに表示される表示画面の一例である。図22に示すように、ステップS206において、オブジェクトデータD10、D12と属性データA10とを対応付けるデータが、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10にサムネイル表示される。ここで、ステップS208の処理が行なわれずに所定時間が経過したものとする。この場合、図23に示すように、オブジェクトデータD20、D22と属性データA20とを対応付けるデータが、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10にサムネイル表示される。すなわち、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10において、オブジェクトデータD10、D12と属性データA10とを対応付けるデータから、オブジェクトデータD20、D22と属性データA20とを対応付けるデータにスライド表示される。
[9. 第9実施形態]
続いて、第9実施形態について説明する。ペースト処理において、選択されたオブジェクトデータ(例えば、オブジェクトデータD12)がタッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10から表示領域W20に移動した場合、第1実施形態では、表示領域W10内のオブジェクトデータD12が表示されたままであるが、第9実施形態では、表示領域W10内のオブジェクトデータD12が削除されてもよい。
[9.1 ペースト処理]
第9実施形態に係る表示システムの動作として、図6を参照してペースト処理を説明する。
まず、ステップS200、S202、S204、S206、S208、S210が実行される。この場合、制御装置200Bの制御部210は、ペン100による第2の選択操作(ドラッグ・アンド・ドロップ操作)に応じて、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10にサムネイル表示された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22のうちの、選択されたオブジェクトデータD12をタッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W20に表示する。このとき、制御装置200Bの制御部210は、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10にサムネイル表示された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22の中から、選択されたオブジェクトデータD12を削除する(ステップS212)。
図24は、第9実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置300Bに表示される表示画面の一例である。図24に示すように、ステップS212において、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10にサムネイル表示された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22の中から、選択されたオブジェクトデータD12が削除されている。
[10. 第10実施形態]
続いて、第10実施形態について説明する。第1実施形態では、第1、第2の表示装置をそれぞれタッチパネルディスプレイ装置300A、300Bとしているが、第10実施形態では、第2の表示装置は、透過性のタッチパネルディスプレイ装置と、映像投影装置(プロジェクタなどの装置)とで実現されてもよい。
透過性のタッチパネルディスプレイ装置は、透過性の投影シートと、静電容量センサと、透過性の基材と、低反射フィルムとを備えている。投影シートは、第1実施形態における表示部310に相当し、投影シートの表面には、映像投影装置からの映像が投影される。静電容量センサは、第1実施形態における入力検知部320の静電容量センサ(表示部310にマトリクス状に配置された静電容量センサ)に相当し、投影シートの裏面と基材の表面との間に、座標を形成するように配置されている。外光の反射を軽減するために、基材の裏面は、低反射フィルムの表面で覆われている。
制御装置200Bの制御部210は、透過性のタッチパネルディスプレイ装置の表示領域W2に、コピー操作を行なうためのコピーボタン330と、ペースト操作を行なうためのペーストボタン332とが投影(表示)されるように、映像投影装置を制御する。
例えば、制御装置200Bの制御部210は、静電容量センサの容量の変化により、透過性のタッチパネルディスプレイ装置の表示領域W2に表示されているペーストボタン332を表す座標データを取得することにより、ペーストボタン332の操作を認識する。ペーストボタン332を表す座標データは、透過性のタッチパネルディスプレイ装置において、表示部310にマトリクス状に配置された静電容量センサのうちの、入力検知部320がペーストボタン332の操作を検出したときの静電容量センサの位置を表している。この場合、制御装置200Bの制御部210は、ペン100からの複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22を透過性のタッチパネルディスプレイ装置の第1の表示領域(第1実施形態における表示領域W10に相当)に投影(サムネイル表示)されるように、映像投影装置を制御する。
例えば、制御装置200Bの制御部210は、静電容量センサの容量の変化により、ペン100による選択操作(ドラッグ・アンド・ドロップ操作)を表す座標データを取得することにより、その選択操作を認識する。その選択操作を表す座標データは、透過性のタッチパネルディスプレイ装置において、表示部310にマトリクス状に配置された静電容量センサのうちの、入力検知部320が選択操作(ドラッグ・アンド・ドロップ操作)を検出したときの静電容量センサの位置を表している。この場合、制御装置200Bの制御部210は、ペン100による選択操作に応じて、透過性のタッチパネルディスプレイ装置の表示領域W10にサムネイル表示された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22のうちの、選択されたオブジェクトデータD12が透過性のタッチパネルディスプレイ装置の第2の表示領域(第1実施形態における表示領域W20に相当)に投影(表示)されるように、映像投影装置を制御する。
[11. 第11実施形態]
続いて、第11実施形態について説明する。第11実施形態では、タッチパネルディスプレイ装置300Bと、それを制御する制御装置200Bとは、タブレット端末やスマートフォン等の携帯端末に設けられていてもよい。この場合、複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22のサイズを、タッチパネルディスプレイ装置300Aのサイズと300Bのサイズとの比に基づいて変更することが好ましい。
[12. 第12実施形態]
続いて、第12実施形態について説明する。第12実施形態では、タッチパネルディスプレイ装置300Bと、それを制御する制御装置200Bとは、複合機に設けられていてもよい。複合機は、コピーやファクシミリ等の機能を実現する画像形成部を備えている。この場合、複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22を、画像形成部のコピー機能により印刷したり、ファクシミリ機能により送信したりすることが可能になる。
[13. 第13実施形態]
続いて、第13実施形態について説明する。第1実施形態では、第1、第2の制御装置をそれぞれ制御装置200A、200Bとしているが、第13実施形態では、制御装置200A、200Bを1つのサーバで実現してもよい。
[13.1 全体構成]
まず、全体構成について図25を参照して説明する。図25は、第13実施形態に係る表示システムの概略を説明するための図である。表示システムは、ペン100と、サーバ400と、複数のタッチパネルディスプレイ装置300と、を具備している。
[13.2 サーバ400]
図26は、第13実施形態に係る表示システムのサーバ400の機能構成を示すブロック図である。図26に示すように、サーバ400は、制御部410と、記憶部420と、通信部430とを備えている。
制御部410は、サーバ400の全体を制御するための機能部である。制御部410は、記憶部420に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU等により構成されている。制御部410は、第1実施形態における制御装置200Aの制御部210と、第1実施形態における制御装置200Bの制御部210との機能を実現する。
記憶部420は、サーバ400の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部420は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。記憶部420は、第1実施形態における制御装置200Aの記憶部220と、第1実施形態における制御装置200Bの記憶部220との機能を実現する。
通信部430は、サーバ400が、ペン100と通信を行うための機能部である。通信部430は、第1実施形態における制御装置200Aの通信部230と、第1実施形態における制御装置200Bの通信部230との機能を実現する。
[13.3 処理の流れ]
続いて、本実施形態における処理の流れについて、図を参照して説明する。
[13.3.1 コピー処理]
図27は、第13実施形態に係る表示システムの動作として、コピー処理を示すフローチャートである。ユーザは、教室RAでペン100を使用することによりコピー処理を行なう。
まず、ユーザは、複数のオブジェクトデータをタッチパネルディスプレイ装置300Aに描画(入力)する。次に、ユーザは、ペン100による第1の選択操作を行なう。ペン100による第1の選択操作は、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されている少なくとも1つのオブジェクトデータ(オブジェクトデータD10、D12、D20、D22)をペン100により曲線で囲む操作である(ステップS1100)。
このとき、サーバ400の制御部410は、ペン100による第1の選択操作に応じて、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されている少なくとも1つのオブジェクトデータ(オブジェクトデータD10、D12、D20、D22)を取得する(ステップS1102)。サーバ400の制御部410は、上記少なくとも1つのオブジェクトデータ(オブジェクトデータD10、D12、D20、D22)を複数のオブジェクトデータとして記憶部420に保存(記憶)する(ステップS1104)。
次に、ユーザは、ペン100によるコピー操作を行なう(ステップS1106)。コピー操作は、タッチパネルディスプレイ装置300Aに表示されたコピーボタン330(図8、9を参照)を操作することにより行なわれる。
このとき、サーバ400の制御部410は、ペン100によるコピー操作に応じて、記憶部420に記憶された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22をそれぞれ識別するための複数の識別情報を、通信部430を介して、ペン100に送信する(ステップS1108)。
ペン100の制御部110は、サーバ400からの複数の識別情報を、通信部130を介して、受信し(ステップS1110)、記憶部120に保存(記憶)する(ステップS1112)。
[13.3.2 ペースト処理]
図28は、第13実施形態に係る表示システムの動作として、ペースト処理を示すフローチャートである。ユーザは、教室RAから教室RBに移動した後に、教室RBでペン100を使用することによりペースト処理を行なう。
まず、ユーザは、ペン100によるペースト操作を行なう(ステップS1200)。ペースト操作は、タッチパネルディスプレイ装置300Bに表示されたペーストボタン332(図10を参照)を操作することにより行なわれる。
このとき、サーバ400の制御部410は、ペン100によるペースト操作に応じて、識別情報要求をペン100に送信する(ステップS1202)。
ペン100の制御部110は、サーバ400からの識別情報要求に応じて、記憶部120に記憶されている複数の識別情報を、通信部130を介して、サーバ400に送信する(ステップS1204)。
このとき、サーバ400の制御部410は、ペン100からの複数の識別情報にそれぞれ対応する複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22をタッチパネルディスプレイ装置300Bの第1の表示領域(表示領域W10)にサムネイル表示する(ステップS1206)。
そこで、ユーザは、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10にサムネイル表示されている複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22のうちの、所望のオブジェクトデータ(例えば、オブジェクトデータD12)をペン100により選択する(ステップS1208)。次に、ユーザは、ペン100による第2の選択操作を行なう。ペン100による第2の選択操作は、選択されたオブジェクトデータD12をタッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10から第2の表示領域(表示領域W20)に移動させて配置するドラッグ・アンド・ドロップ操作である(ステップS1210)。
このとき、サーバ400の制御部410は、ペン100による第2の選択操作に応じて、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10にサムネイル表示された複数のオブジェクトデータD10、D12、D20、D22のうちの、選択されたオブジェクトデータD12をタッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W20に表示する。すなわち、選択されたオブジェクトデータD12は、タッチパネルディスプレイ装置300Bの表示領域W10から表示領域W20に貼り付けられる(ステップS1212)。
[14.第14実施形態]
続いて、第14実施形態について説明する。第14実施形態は、第1実施形態の機能及び構成は同一であるが、ペンに保存されたオブジェクトデータを利用してテスト用紙を作成する実施形態である。
図29は、第1実施形態における図6を置き換えた図である。なお、同一の処理には同一の符号を付すことにより、説明を省略する。
本実施形態では、予め作成/記憶されていたコンテンツデータを読み出す(ステップS2002)。そして、当該コンテンツデータにより、保存されたオブジェクトデータを貼り付けることにより(ステップS200〜S214)、コンテンツデータを作成したり、編集したりすることが可能となる。
これらのオブジェクトデータは、ステップS200〜S212が繰り返し実行されることにより、複数のオブジェクトデータを貼り付けることも可能である。また、コンテンツデータは、通常の編集操作(例えば、ファイルからの図形貼り付け操作や、テキスト編集操作)が可能なことは勿論である。
総ての編集処理が終了すると、最後にコンテンツデータを保存することになる(ステップS2004)。
図30は、第14実施形態に係る表示システムの動作として、タッチパネルディスプレイ装置に表示される操作画面の一例である。領域R120にコンテンツデータが表示されており、オブジェクトデータが領域R110にサムネイル表示されている。
サムネイル表示は、利用者によりペン100によって領域R100に表示されている「ペースト」ボタンがタッチ(選択)されることにより読み出される。なお、予めオブジェクトデータがサムネイル表示されていても良い。
ここで、オブジェクトデータが選択され、コンテンツデータにペーストされた操作画面の一例が図31である。例えば、領域R110に表示されているオブジェクトデータR130をペン100で選択し、R132方向にドラッグして所望する表示領域に移動させる。例えば、コンテンツデータの中の領域R135に移動させることにより、当該箇所にオブジェクトが表示される。
ここで、オブジェクトデータの位置は、座標から特定されても良いし、行・列の位置(コンテンツデータの文字位置)から特定されてもよい。
このように、本実施形態によれば、表示されたコンテンツデータにオブジェクトデータを容易に貼り付けることが可能となる。すなわち、保存されたオブジェクトデータの中から、オブジェクトデータを選択し、選択されたオブジェクトデータを利用して容易にコンテンツデータの編集が可能となる。
[15.第15実施形態]
続いて、第15実施形態について説明する。第15実施形態は、例えばコンテンツデータにオブジェクトデータを貼り付けたりする際に、複数のペンを利用した場合についての連携操作について説明する。
例えば、図32は、ペン100を利用して、領域R210に表示されているオブジェクトデータを領域R220に表示されているコンテンツデータに貼り付けている状態を示す図である。この場合、例えば、領域R212に表示されたオブジェクトデータを、方向R214にドラッグすることにより、コンテンツデータに容易にオブジェクトデータを貼り付けることが可能となる。
このとき、他に保存されているオブジェクトデータを読み出して、同じコンテンツデータに貼り付けることが可能である。例えば、図33は、図32と異なるペンであるペン100aに対応して保存されているオブジェクトデータが領域R230に表示されている。例えば、領域R232に表示されているオブジェクトデータを、方向R234にドラッグし、領域R220に表示されているオブジェクトデータに貼り付けることが可能となる。すなわち、図32で表示されている同じコンテンツデータにオブジェクトが貼り付けられることとなる。
また、図34は、こんどは領域R220に表示されているコンテンツデータに含まれているオブジェクトデータを、更に異なるペン100bに対応づけて保存している。
すなわち、ペンにコピー操作で記憶させるオブジェクトデータは、対応するペンのオブジェクトデータだけでなく、異なるペンについても記憶させることが可能である。これにより、例えば、先生がそれぞれ保有するペンから表示装置(サーバ)に、オブジェクトデータを記憶させることが可能となり、また、記憶されたオブジェクトデータを呼び出すことが可能となる。
また、これらの呼び出されたオブジェクトデータを、更に別のペンにコピー操作で記憶させることが可能となり、複数のペンでの連携が可能となる。
ここで、各ペンについては、属性情報(例えば、ペンの識別情報)に基づき、貼り付け時のオブジェクトデータに表示制限を行ったり、ドラッグ・ドロップの操作の制限を行ったりすることも可能である。
これにより、例えば先生と生徒が利用する場面においてか、管理権限により、利用出来るオブジェクトデータに制限を付与することが可能となり、オブジェクトデータの損傷等を防止したり、秘匿性を付与したりすることが可能となる。
また、コンテンツデータと併せて属性情報を記憶させることにより、コンテンツデータに対しても改竄防止や、損傷等の防止を施すことが可能となる。
さらに、オブジェクトデータの属性情報に基づき、コピー制限等を付与することも可能である。これにより、例えば複数のペンがコピー出来るオブジェクトを制限するといったことが可能となり、著作権保護等を実現することができるようになる。
[16.変形例]
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明した以外にも、矛盾のない範囲において適宜組み合わせて実行しても良いことは勿論である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
また、上述した実施形態における各装置の一部又は全部を典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現してもよい。各装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能であることは勿論である。
100 … ペン
110 … 制御部
120 … 記憶部
130 … 通信部
140 … コピーボタン
142 … ペーストボタン
200 … 制御装置
200A … 制御装置(第1の制御装置)
200B … 制御装置(第2の制御装置)
210 … 制御部
220 … 記憶部
230 … 通信部
300 … タッチパネルディスプレイ装置(表示装置)
300A … タッチパネルディスプレイ装置(表示装置)
300B … タッチパネルディスプレイ装置(表示装置)
310 … 表示部
320 … 入力検知部
330 … コピーボタン
332 … ペーストボタン
400 … サーバ
410 … 制御部
420 … 記憶部
430 … 通信部
A10、A20 … 属性データ
Cc … コピーコマンド
Cp … ペーストコマンド
D10、D12、D20、D22 … オブジェクトデータ
D60 … オブジェクトデータ
RA、RB … 教室
W2 … 表示領域
W10 … 表示領域(第1の表示領域)
W20 … 表示領域(第2の表示領域)

Claims (19)

  1. 表示装置を制御する制御部と、前記制御部と通信可能な入力装置と、を有する表示システムであって、
    前記入力装置は、
    オブジェクトデータを記憶する記憶部と、
    前記制御部からのオブジェクトデータ要求に応じて、前記記憶部に記憶されている前記オブジェクトデータを前記制御部に送信する送信部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記入力装置によるペースト操作に応じて、前記オブジェクトデータ要求を前記入力装置に送信し、
    前記入力装置から前記オブジェクトデータを受信して前記表示装置の第1の表示領域にサムネイル表示し、
    前記入力装置による選択操作に応じて、前記第1の表示領域にサムネイル表示された前記オブジェクトデータのうちの、選択されたオブジェクトデータを前記表示装置の第2の表示領域に表示する、
    ことを特徴とする表示システム。
  2. 前記ペースト操作は、前記表示装置に表示されたペーストボタンの操作、特定のジェスチャー操作、前記入力装置に設けられたペーストボタンの操作の何れかの操作であることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記選択操作は、前記選択されたオブジェクトデータを前記表示装置の前記第1の表示領域から前記第2の表示領域に移動させて配置する操作であることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示システム。
  4. 前記制御部は、
    前記選択操作に応じて、前記表示装置に表示されている少なくとも1つのオブジェクトデータを取得し、
    前記入力装置によるコピー操作に応じて、前記少なくとも1つのオブジェクトデータを前記入力装置に送信し、
    前記入力装置は、前記表示装置から送信されたオブジェクトデータを前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  5. 前記第1、2の表示領域には、前記コピー操作を行なうためのコピーボタンと、前記ペースト操作を行なうためのペーストボタンとが表示され、
    前記コピー操作、前記ペースト操作は、それぞれ、前記コピーボタンの操作、前記ペーストボタンの操作であることを特徴とする請求項4に記載の表示システム。
  6. 前記コピー操作、前記ペースト操作は、各々異なる特定のジェスチャー操作であることを特徴とする請求項4に記載の表示システム。
  7. 前記入力装置は、
    前記コピー操作を行なうためのコピーボタンと、
    前記ペースト操作を行なうためのペーストボタンと
    を更に備え、
    前記コピー操作、前記ペースト操作は、それぞれ、前記コピーボタンの操作、前記ペーストボタンの操作であることを特徴とする請求項4に記載の表示システム。
  8. 前記制御部は、ユーザにより前記表示装置がタッチされているときに、前記選択操作が行なわれた場合、前記少なくとも1つのオブジェクトデータを取得することを特徴とする請求項4に記載の表示システム。
  9. 前記入力装置の前記記憶部は、属性を表す属性情報と共に、前記オブジェクトデータを記憶することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の表示システム。
  10. 前記制御部は、前記ペースト操作に応じて、前記オブジェクトデータと前記属性情報とを要求するために前記オブジェクトデータ要求を前記入力装置に送信し、前記入力装置からの前記オブジェクトデータを前記属性情報に対応付けて前記表示装置の前記第1の表示領域にサムネイル表示することを特徴とする請求項9に記載の表示システム。
  11. 前記制御部は、前記選択されたオブジェクトデータを前記表示装置の前記第2の表示領域に表示したとき、前記表示装置の前記第1の表示領域にサムネイル表示された前記オブジェクトデータの中から、前記選択されたオブジェクトデータを削除することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の表示システム。
  12. 前記制御部は、
    前記表示装置の第2の表示領域にコンテンツデータを表示し、
    前記選択されたオブジェクトデータを、前記第2の表示領域に表示されたコンテンツデータに移動させて配置することで、前記コンテンツデータに、前記選択されたオブジェクトデータをペーストすることができる請求項1から11の何れか一項に記載の表示システム。
  13. 前記制御部は、
    前記表示装置の第2の表示領域に、前記オブジェクトデータが含まれたコンテンツデータを表示し、
    選択操作に応じて、前記コンテンツデータに表示されている少なくとも1つのオブジェクトデータを取得し、
    前記入力装置によるコピー操作に応じて、前記少なくとも1つのオブジェクトデータを前記入力装置に送信し、
    前記入力装置は、前記表示装置から送信されたオブジェクトデータを前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1から11の何れか一項に記載の表示システム。
  14. 表示装置を制御するサーバと、前記サーバと通信可能な入力装置と、を備える表示システムであって、
    前記入力装置は、
    複数のオブジェクトデータをそれぞれ識別するための複数の識別情報を記憶する記憶部と、
    前記サーバからのオブジェクトデータ要求に応じて、前記入力装置の記憶部に記憶されている前記複数の識別情報を前記サーバに送信する送信部と、
    を備え、
    前記サーバは、
    前記複数のオブジェクトデータを記憶する記憶部と、
    前記入力装置によるペースト操作に応じて、識別情報要求を前記入力装置に送信し、前記入力装置からの前記複数の識別情報にそれぞれ対応する前記複数のオブジェクトデータを前記表示装置の第1の表示領域にサムネイル表示し、
    前記入力装置による選択操作に応じて、前記第1の表示領域にサムネイル表示された前記複数のオブジェクトデータのうちの、選択されたオブジェクトデータを前記表示装置の第2の表示領域に表示することを特徴とする表示システム。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の表示システムに使用されることを特徴とする入力装置。
  16. オブジェクトデータを記憶する記憶部を有する入力装置と通信可能な表示装置であって、
    前記入力装置によるペースト操作に応じて、オブジェクトデータ要求を、当該入力装置に送信する送信手段と、
    前記入力装置がオブジェクトデータ要求に応答して送信したオブジェクトデータを受信する受信手段と、
    前記受信されたオブジェクトデータを、第1の表示領域にサムネイル表示するサムネイル表示手段と、
    前記サムネイル表示されたオブジェクトデータの中から、前記入力装置による選択操作より選択されたオブジェクトデータを、第2の表示領域に表示するオブジェクトデータ表示手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  17. 前記表示装置は、複数の入力装置と通信可能であって、
    前記第2の表示領域に表示されたオブジェクトデータの中からオブジェクトデータを選択するオブジェクトデータ選択手段と、
    前記オブジェクトデータ選択手段により選択されたオブジェクトデータを、当該オブジェクトデータが記憶されている入力装置とは異なる入力装置に送信するオブジェクトデータ送信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項16に記載の表示装置。
  18. オブジェクトデータを記憶する記憶部を有する入力装置と通信可能な表示装置における表示方法であって、
    前記入力装置によるペースト操作に応じて、オブジェクトデータ要求を、当該入力装置に送信する送信ステップと、
    前記入力装置がオブジェクトデータ要求に応答して送信したオブジェクトデータを受信する受信ステップと、
    前記受信されたオブジェクトデータを、第1の表示領域にサムネイル表示するサムネイル表示ステップと、
    前記サムネイル表示されたオブジェクトデータの中から、前記入力装置による選択操作より選択されたオブジェクトデータを、第2の表示領域に表示するオブジェクトデータ表示ステップと、
    を含むことを特徴とする表示装置における表示方法。
  19. オブジェクトデータを記憶する記憶部を有する入力装置と通信可能なコンピュータにおいて実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記入力装置によるペースト操作に応じて、オブジェクトデータ要求を、当該入力装置に送信する送信機能と、
    前記入力装置がオブジェクトデータ要求に応答して送信したオブジェクトデータを受信する受信機能と、
    前記受信されたオブジェクトデータを、第1の表示領域にサムネイル表示するサムネイル表示機能と、
    前記サムネイル表示されたオブジェクトデータの中から、前記入力装置による選択操作より選択されたオブジェクトデータを、第2の表示領域に表示するオブジェクトデータ表示機能と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
JP2017076121A 2016-05-31 2017-04-06 表示システム、入力装置、表示装置、表示方法及びプログラム Active JP6843680B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201710377997.6A CN107450826B (zh) 2016-05-31 2017-05-25 显示系统、输入装置、显示装置、以及显示方法
US15/607,769 US10649957B2 (en) 2016-05-31 2017-05-30 Display system, input device, display device, and display method

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016108721 2016-05-31
JP2016108721 2016-05-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017215945A JP2017215945A (ja) 2017-12-07
JP6843680B2 true JP6843680B2 (ja) 2021-03-17

Family

ID=60575717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017076121A Active JP6843680B2 (ja) 2016-05-31 2017-04-06 表示システム、入力装置、表示装置、表示方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6843680B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019185635A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 富士通コンポーネント株式会社 端末装置および通信システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3205489B2 (ja) * 1995-07-24 2001-09-04 シャープ株式会社 ペン編集情報処理システム
KR20120107356A (ko) * 2011-03-21 2012-10-02 삼성전자주식회사 휴대단말에서 클립보드 기능 제공 방법 및 장치
US20140157169A1 (en) * 2012-12-05 2014-06-05 Microsoft Corporation Clip board system with visual affordance
KR20150054588A (ko) * 2013-11-12 2015-05-20 한국전자통신연구원 데이터 교환 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017215945A (ja) 2017-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5314887B2 (ja) 画像処理情報を含む出力イメージの設定方法および該設定制御プログラム
JP5627985B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体
JP5862103B2 (ja) 電子黒板装置、画面表示方法およびプログラム
US10169892B2 (en) Method for generating digital content by combining photographs and text messages
KR20160033547A (ko) 컨텐트를 스타일링하는 장치 및 방법
US20140344717A1 (en) Information processing device, information processing method, and computer-readable medium
JP2014149714A (ja) 情報処理装置及び表示システム
US20130127745A1 (en) Method for Multiple Touch Control Virtual Objects and System thereof
CN107450826B (zh) 显示系统、输入装置、显示装置、以及显示方法
JP6832822B2 (ja) 表示制御装置及びプログラム
JP2012008884A (ja) 編集装置、編集装置におけるレイアウト編集方法およびプログラム
JP6843680B2 (ja) 表示システム、入力装置、表示装置、表示方法及びプログラム
JP6070116B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
JP2019078807A (ja) 表示装置、表示方法及びプログラム
JP4785760B2 (ja) 普通教室提示システム及びホワイトボード上での操作によりコンピュータに対してコマンドを与える方法並びにプログラム
WO2014103357A1 (ja) 電子機器および入力方法
JP2009103942A (ja) 表示装置
US20220147693A1 (en) Systems and Methods for Generating Documents from Video Content
JP4683322B2 (ja) 画像表示制御装置及び画像表示制御プログラム
JP6872883B2 (ja) 表示制御装置、表示システム、表示方法及びプログラム
JP4671095B2 (ja) 画像表示制御装置及び画像表示制御プログラム
KR20220120472A (ko) 벡터선의 색상정보 추출방법
JPH11143605A (ja) 携帯端末
KR101700117B1 (ko) 인터렉티브 전자저작도구, 이를 제공하는 컴퓨터 장치 및 방법
JP6329013B2 (ja) 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6843680

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150