JP3205489B2 - ペン編集情報処理システム - Google Patents

ペン編集情報処理システム

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JP3205489B2
JP3205489B2 JP18757995A JP18757995A JP3205489B2 JP 3205489 B2 JP3205489 B2 JP 3205489B2 JP 18757995 A JP18757995 A JP 18757995A JP 18757995 A JP18757995 A JP 18757995A JP 3205489 B2 JP3205489 B2 JP 3205489B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一端末装置また
は複数端末装置間でデータの移動および複写を行うペン
編集情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機にGUIを用いたユーザイ
ンターフェースや、手書き文字認識を用いた文字入力が
利用され、従来より図形のデータが扱われることも増加
してきている。また、計算機の小型化が進展し、携帯可
能な小型端末装置が出現している。これらのトレンドか
ら、電子ペンなど小型で簡便な座標指示手段を用いて座
標位置を指示して情報入力する入力装置を搭載したシス
テムが考えられている。このようなペン編集情報処理シ
ステムにおいては、メモリカードなどの特別な記憶媒体
を介して、または、情報処理端末装置に搭載された通信
装置を介して、情報処理端末装置間でのデータの送受信
を行っている。その一例として、特開平6−52104
号公報では、通信網を介して複数の端末装置間で同時に
データの送受信を行っている。
【0003】また、特開平6−138998号公報で
は、上記のような座標位置を入力する入力装置を搭載し
た情報処理装置における個人情報を本体記憶部ではな
く、入力装置に搭載された記憶部に記憶させることによ
り、単一端末装置で他人数に対応したシステムを提供し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の端
末装置間での情報の送受信において、特開平6−521
04号公報のような通信網を介して送受信する場合、こ
の通信装置のために携帯端末装置の携帯性が失われ、特
別な通信システムの構築が必要であった。また、具体的
に例えばシャープ社製PI−5000における端末装置
間のIRやケーブルを用いた通信の場合、通信システム
は簡便であったが、通信を行う端末装置が同時に同じ場
所に存在しなくてはならなかった。また、このシャープ
社製PI−5000におけるメモリカードを介してのデ
ータの送受信の場合、データの送受信のためだけにメモ
リカードという記憶媒体を用意しなければならず、この
記憶媒体を端末装置に挿入し、メモリカードに端末装置
のデータを記憶させるか、または端末装置にメモリカー
ドのデータを記憶させることを端末装置上で操作しなけ
ればならず、端末装置の利用者は複雑かつ直観的ではな
い煩雑な操作をしなければならなかった。さらに、特開
平6−138998号公報では、端末装置の利用者が任
意のデータを端末−入力装置間で送受信することができ
なかった。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、通信のための特別なシステムおよび記憶媒体を必要
としない簡便な送受信が可能であり、複数の端末装置が
同時に同じ場所に存在しなくても電子ペンを介して端末
装置間で情報の送受信を行うことができ、より簡便で直
感的なユーザインターフェースを提供する位置情報が入
力可能なペン編集情報処理システムを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のペン編集情報処
理システムは、電子ペンに、単一または複数情報を記憶
するペン記憶部と、送信されてきた情報を該ペン記憶部
に入力すべく受信し、また、外部に情報を送信可能な
子ペン側の通信装置とが設けられ、端末装置に、該電子
ペンから送信されてきた情報を受信する端末装置側の通
信装置と、該端末装置側の通信装置で受信した受信情報
として該ペン記憶部における単一情報中の任意情報が画
面に表示される表示装置と、該画面のデータ表示部を該
電子ペンを用いて、セレクト開始位置/セレクト終了位
置で指示された矩形で囲まれたユーザ指定のセレクト範
囲の情報入力が行われる入力部とが設けられ、該セレク
トした内容が該端末装置上にペーストされる構成とした
ものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0007】前記入力部は、端末記憶部の任意情報が表
示される画面のデータ表示部を該電子ペンを用いて指示
することにより情報入力が行われ、前記端末装置側の通
信装置は、該入力部で情報入力された任意情報を該電子
ペンに送信し、また、該電子ペンからの情報を受信可能
とする
【0008】さらに、好ましくは、本発明のペン編集情
報処理システムにおいて、電子ペンにコピーキーおよび
ペーストキーを設け、該コピーキーを押下したときに該
電子ペンを用いて指示されたデータを、前記端末記憶部
から前記ペン記憶部に、または該ペン記憶部から該端末
記憶部にコピーし、または、該ペーストキーを押下した
ときに該電子ペンを用いて指示された位置にデータをペ
ーストする構成とする。
【0009】さらに、好ましくは、本発明のペン編集情
報処理システムにおいて、電子ペンの両端部にそれぞれ
ペン先を設け、該ペン先のうちいずれのペン先の先端部
が端末装置の入力部に接しているかどうかを判定する判
定手段を設け、該判定手段による判定結果を該端末装置
に送信し、該端末装置において該判定結果に応じた操作
処理を行う構成とした。
【0010】さらに、好ましくは、本発明のペン編集情
報処理システムにおいて、電子ペンの両端部にそれぞれ
ペン先を設け、該ペン先のうちいずれのペン先の先端部
が端末装置の入力部に接しているかどうかを判定する判
定手段を設け、該電子ペンにおいて該判定手段による判
定結果に応じた操作処理を行う構成とする。
【0011】上記構成により、以下、その作用を説明す
る。
【0012】本発明においては、コピーしたいデータを
電子ペンを用いて指示したとき、通信装置を用いて端末
装置からその電子ペンに指示したデータを送信し、その
電子ペンの記憶部にその送信されたデータを記憶する。
また、ペーストしたい位置を電子ペンで指示すると、通
信装置を用いて電子ペンの記憶部のデータを電子ペンか
ら端末装置に送信し、端末装置に送信されたデータを電
子ペンで指示した位置にペーストする。このように、通
信のための特別なシステムや記憶媒体を必要としない簡
便な送受信が可能であり、複数の端末装置が同時に同じ
場所に存在しなくても電子ペンの記憶部に入力された状
態で情報の送受信を行うことができ、簡単かつ直感的な
ユーザインターフェースを提供する位置情報を入力でき
る。
【0013】また、電子ペンに格納された複数のデータ
のうち、任意のデータを電子ペンから端末装置に送信す
ることができ、この送信された任意のデータを電子ペン
を用いて画面のデータ表示部上で指定することによりコ
ピー/ペーストなどの各種操作処理をすることが可能と
なる。例えば、ペーストしたい位置を電子ペンで指示す
ると、通信装置を用いて電子ペンの記憶部のデータを電
子ペンから端末装置に送信し、端末装置上に一時的に送
信データが表示され、そのデータの一部を電子ペンで指
示することができ、指示したデータが電子ペンで指示し
た位置にペーストする。
【0014】さらに、従来は、端末装置の利用者が任意
のデータを端末装置から送信するには、送信したい任意
のデータをセレクトした後に、例えば送信キーなどを押
すか、または、端末装置を送信モードに切り替えてから
送信データをセレクトするなど複雑で直観的でない煩雑
なユーザインターフェースであった。これに対して、電
子ペンのコピーキーを押下しているときに電子ぺンで指
示したデータはコピーされ、また、電子ペンのぺースト
キーを押下しているときに電子ペンで指示した位置にデ
ータをぺーストできる。このように、データの送受信に
おいて、1段階の操作処理だけでより簡略化され、かつ
より直感的なユーザインターフェースを持つ情報処理シ
ステムとなる。
【0015】さらに、電子ペンにはその両端部にペン先
Aとペン先Bがあり、ペン先Aが入力部と接触状態にあ
れば、その旨を通信装置を用いて電子ペンから端末装置
に通知する。この端末装置が電子ペンにて押下された場
合、上記通知から、現在押下しているペン先がペン先A
であるのかペン先Bであるのかを判断し、どちらのペン
先で操作したかによって端末装置がそれに応じた操作処
理を行う。
【0016】また、電子ペンにはその両端部にペン先
A’とペン先B’があり、そのペン先と入力部との接触
状態に応じて、ペン先A’が入力部と接触開始である
か、または、入力部と接触中であるか、入力部と接触解
除(解除した瞬間)であるか、また、ペン先B’が入力
部と接触開始であるか、または、入力部と接触中である
か、入力部と接触解除(解除した瞬間)であるかを判断
し、その旨を通信装置を用いて電子ペンから端末装置に
通知する。この端末装置のデータ表示部が電子ペンにて
押下された場合、上記した通知から、現在押下している
ペン先がペン先A’であるのかペン先B’であるのかを
判断し、どちらのペン先で操作したかによって電子ペン
がそれに応じた操作処理を行う。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0018】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態におけるペン編集情報処理システムの外観
図である。
【0019】図1において、ペン編集情報処理システム
は端末装置1および電子ペン2から構成されている。こ
の端末装置1には、電子ペン2で指示することにより情
報入力が可能な入力部を有するタブレット付表示装置
3、および電子ペン2との通信装置4が設けられてい
る。また、電子ペン2の一端部には、タブレット付表示
装置3の表示画面位置を指示するペン先5が設けられて
おり、他端部には、端末装置1の通信装置4と送受信可
能な通信装置6が設けられている。
【0020】図2は図1の端末装置1の構成を示すブロ
ック図である。
【0021】図2において、制御部としてのCPU1
1、情報を記憶可能な記憶部としてのRAM12、CP
U11の制御プログラムなどが格納されたROM13、
座標入力装置15が接続される座標入力制御部14、通
信装置4が接続される通信制御部16、VRAM19お
よび表示装置3が接続される表示制御部18は、内部バ
ス21を介してそれらを相互に接続している。
【0022】図3は図1の電子ペン2の構成を示すブロ
ック図である。
【0023】図3において、制御部としてのCPU3
1、情報を記憶可能な記憶部としてのRAM32、CP
U31の制御プログラムなどが格納されたROM33、
通信装置6が接続される通信制御部34は、内部バス3
6を介してそれらを相互に接続している。
【0024】図4はコピーの具体的な操作方法を説明す
るための図1の端末装置1の表示画面図である。
【0025】図4に示すように、コピーの具体的な操作
方法は、タブレット付表示装置3において、コピーした
いデータ41を電子ペン2のペン先5で指示し、その
後、編集メニュー42からペン先5でコピー43を指示
する。これと同様にペーストの場合には、ペーストした
い位置をペン先5で指示し、その後、編集メニュー42
からペン先5でペースト44を指示する。
【0026】このように、コピーしたい、端末装置1の
記憶部の任意情報であるデータの画面位置を電子ペン2
を用いて指示したとき、通信装置4を用いて端末装置1
からその電子ペン2の通信装置6に指示したデータを送
信し、その電子ペン2の記憶部にその送信されたデータ
を記憶させる。また、ペーストしたい位置を電子ペン2
で指示すると、通信装置6を用いて電子ペン2の記憶部
のデータを電子ペン2から端末装置1の通信装置4に送
信し、端末装置1に送信されたデータを電子ペン2で指
示した位置にペーストする。したがって、通信のための
特別なシステムや記憶媒体を必要としない簡便な送受信
が可能であり、端末装置1同士が同時に同じ場所に存在
しなくても電子ペン2の記憶部に入力された状態で情報
の送受信を行うことができ、簡単かつ直感的なユーザイ
ンターフェースを提供する位置情報を入力することがで
きる。
【0027】以下、本実施の形態におけるコピー/ペー
スト操作処理についてさらに詳しく説明する。
【0028】図5は、図1の端末装置1におけるコピー
/ペースト操作処理を示すフローチャートである。
【0029】図5において、まず、ステップS5−1で
電子ペン2でデータ表示部を押下開始したかどうかを判
定する。電子ペン2でデータ表示部を押下開始した場
合、ステップS5−2でペン先5で現在指示している座
標をデータのセレクト開始位置、セレクト終了位置とし
て端末装置1のRAM12に記憶しておく。また、電子
ペン2でデータ表示部を押下開始していない場合、ステ
ップS5−3で電子ペン2のペン先5でデータの表示部
を押下中かどうかを判定する。電子ペン2のペン先5で
データの表示部を押下中の場合、ステップS5−4で、
ペン先5で現在指示している座標をデータのセレクト終
了位置として端末装置1のRAM12に記憶しておく。
その後、ステップS5−12に移行して、セレクト開始
位置/セレクト終了位置で指示された矩形で囲まれたデ
ータをセレクトされている状態として破線で囲んで表示
する。
【0030】また、ステップS5−3において電子ペン
2のペン先5でデータの表示部を押下中ではない場合、
ステップS5−5で電子ペン2のペン先5でメニューか
らコピーを指示したかどうかを判定する。電子ペン2で
メニューからコピーを指示した場合には、ステップS5
−6でセレクト開始位置/セレクト終了位置で指示され
た矩形で囲まれたデータを通信装置を通して電子ペン2
に送信してステップS1に戻る。また、ステップS5−
5において電子ペン2でメニューからコピーを指示しな
い場合、ステップS5−7に移行して、電子ペン2でメ
ニューからぺーストを指示したかどうかを判定する。電
子ペン2でメニューからぺーストを指示した場合、ステ
ップ5−8で通信装置1を通して電子ペン2にデータの
送信を要求し、ステップS5−9で通信装置を通して電
子ペン2から送信されてきたデータを受信する。なお、
ステップS5−7において、電子ペン2でメニューから
ぺーストを指示していない場合にはステップS5−1に
戻る。
【0031】さらに、ステップS5−10で現在セレク
ト開始位置/セレクト終了位置の中心に、上記受信デー
タをペーストする。このとき、ステップS5−11でぺ
ーストしたデータの表示位置の左上の座標をセレクト開
始位置、右下の座標をセレクト終了位置として端末装置
1のRAM12に記憶しておき、ステップS5−12で
ペーストされたデータをセレクトされている状態として
破線で囲んで表示してステップS5−1に戻る。
【0032】図6は、図1の電子ペン2におけるコピー
/ペースト操作処理を示すフローチャートである。
【0033】図6に示すように、ステップS6−1で通
信装置6を通して電子ペン2にデータ送信の要求があっ
たかどうかを判定する。通信装置6を通して電子ペン2
にデータ送信の要求があった場合、ステップS6−2で
通信装置6を通して電子ペン2のRAM32に記憶され
ているデータを送信してステップS6−1に戻る。ま
た、ステップS6−1において通信装置6を通して電子
ペン2にデータ送信の要求が無かった場合に、ステップ
S6−3で通信装置6を通して電子ペン2にデータが送
信されてきたかどうかを判定する。通信装置6を通して
電子ペン2にデータが送信されてきた場合、ステップS
6−4で電子ペン2のRAM32に記憶されているデー
タをすべてクリアし、ステップS6−5で送信されてき
たデータをすべて受信し、ステップS6−6でこのデー
タを電子ペン2のRAM32に記憶してステップS6−
1に戻る。なお、ステップS6−3において通信装置6
を通して電子ペン2にデータが送信されてきていない場
合にはステップS6−1に戻る。
【0034】以上のように、本実施の形態のペン入力の
情報処理システムは、端末装置1の記憶部の任意情報が
表示される画面位置を電子ペン2を用いて指示する指示
手段と、この指示手段で指示された任意情報を電子ペン
2に送信し、この電子ペン2からの情報を受信する端末
送受信手段と、この端末送受信手段から送信された任意
情報を記憶部に入力すべく受信し、端末送受信手段に情
報を送信する電子ペン送受信手段とを有している。この
ように、電子ペン2を通信媒体として用いるため、ケー
ブルなどの通信のための特別なシステムやメモリカード
などの記憶媒体を必要としない簡便な送受信が可能であ
り、端末装置1同士が同時に同じ場所に存在せずとも電
子ペン2の記憶部に記憶させて情報の送受信を行うこと
ができ、簡単かつ直感的なコピー/ペースト操作を提供
することができる。
【0035】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、端末装置1上のデータのみをセレクトしたが、
本実施の形態では、電子ペン2のRAM32上のデータ
もユーザが指定したものを端末装置1に送信することが
できる。なお、本実施の形態のシステムの外観、ブロッ
ク構成の端末装置1および電子ペン2とも上記第1の実
施の形態と同じである。
【0036】コピーの具体的な操作方法は、上記第1の
実施の形態と同様に、図4のようにコピーしたいデータ
を電子ペン2で指示し、その後、編集メニュー42から
電子ペン2でコピー43を指示する。また、ぺーストも
上記第1の実施の形態と同様に、ぺーストしたい位置を
電子ペン2で指示し、その後、編集メニュー42から電
子ペン2でペースト44を指示するのであるが、このぺ
ースト44を指示した時には図7のように電子ペン2の
RAM32上のデータであるクリップボードの内容を表
示するウインドウ51が現われ、ペーストしたいデータ
をセレクト52し、OKボタン53をタップすると、こ
のセレクトした内容が上記第1の実施の形態と同様に端
末装置1上にぺーストされる。
【0037】図8は、本発明の第2の実施の形態におけ
る端末装置1のコピー/ペースト操作処理を示すフロー
チャートである。
【0038】図8に示すように、ステップS8−1にお
いて電子ペン2でデータ表示部を押下開始したかどうか
を判定する。データ表示部を電子ペン2で押下開始した
場合、ステップS8−2で電子ペン2で現在指示してい
る座標をデータのセレクト開始位置、セレクト終了位置
として端末装置1のRAM12に記憶しておく。また、
ステップS8−1でデータの表示部を電子ペン2で押下
開始していない場合には、ステップS8−3で電子ペン
2でデータの表示部を押下中であるかどうかを判定す
る。電子ペン2でデータ表示部を押下中の場合、ステッ
プS8−4で、電子ペン2で現在指示している座標をデ
ータのセレクト終了位置として端末装置1のRAM12
に記憶しておく。その後、ステップS8−10に移行し
て、セレクト開始位置/セレクト終了位置で指示された
矩形で囲まれたデータをセレクトされている状態として
破線で囲んで表示する。
【0039】また、ステップS8−3において電子ペン
2でデータの表示部を押下中ではない場合、ステップS
8−5で電子ペン2により編集メニュー42からコピー
43を指示したかどうかを判定する。電子ペン2により
編集メニュー42からコピー43を指示した場合には、
ステップS8−6でセレクト開始位置/セレクト終了位
置で指示された矩形で囲まれたデータを通信装置4,6
を通して電子ペン2に送信してステップS8−1に戻
る。また、電子ペン2により編集メニュー42からコピ
ー43を指示しなかった場合、ステップS8−7で電子
ペン2で編集メニュー42からペースト44を指示した
かどうかを判定する。電子ペン2で編集メニュー42か
らペースト44を指示した場合、ステップS8−8でペ
ースト処理を行う。このとき、ステップS8−9でぺー
ストしたデータの表示位置の左上の座標をセレクト開始
位置、右下の座標をセレクト終了位置として端末装置1
のRAM12に記憶しておき、ステップS8−10でぺ
ーストされたデータをセレクトされている状態として破
線で囲んで表示してステップS8−1に戻る。なお、ス
テップS8−7において電子ペン2で編集メニュー42
からペースト44を指示していない場合にはステップS
8−1に戻る。
【0040】図9は図8のぺースト処理(ステップS8
−8)を示すフローチャートである。
【0041】まず、図9に示すように、ステップS9−
1で通信装置4,6を通して電子ペン2にデータの送信
を要求し、ステップS9−2で通信装置6,4を通して
電子ペン2から送信されてきたデータを受信する。さら
に、ステップS9−3でクリップボードウインドウをオ
ープンし、上述した受信データをここに表示する。ステ
ップS9−4でこのクリップボード上のデータの左上の
座標をぺースト開始位置、右下の座標をペースト終了位
置として端末装置1のRAM12に記憶しておく。さら
に、S9−5でセレクトされたデータとしてぺースト開
始位置/ペースト終了位置の座標で指示される矩形を破
線で表示する。
【0042】次に、ステップS9−6で、電子ペン2で
クリップボード上のデータ表示部を押下開始したかどう
かを判定する。電子ペン2でクリップボード上のデータ
表示部を押下開始した場合、ステップS9−7で、電子
ペン2で現在指示している座標をデータのぺースト開始
位置、ペースト終了位置として端末装置1のRAM2に
記憶しておく。また、ステップS9−6で、電子ペン2
でクリップボード上のデータ表示部を押下開始していな
い場合、ステップS9−8で電子ペン2でクリップボー
ド上のデータ表示部を押下中かどうかを判定する。電子
ペン2でクリップボード上のデータ表示部を押下中の場
合、ステップS9−9で、電子ペン2で現在指示してい
る座標をデータのペースト終了位置として端末装置1の
RAM12に記憶しておく。その後、S9−5でペース
ト開始位置/ぺ一スト終了位置で指示された矩形で囲ま
れたデータをペーストするためにセレクトされている状
態として破線で囲んで表示する。
【0043】また、ステップS9−8において電子ペン
2でクリップボード上のデータ表示部を押下中ではない
場合、ステップS9−10で電子ペン2で図7のCan
celボタン54をタップしたかどうかを判定する。電
子ペン2でCancelボタン54をタップしていない
場合には、ステップS9−11で電子ペン2でOKボタ
ン53をタップしたかどうかを判定する。電子ペン2で
OKボタン53をタップした場合、ステップS9−12
で現在セレクト開始位置/セレクト終了位置の中心に、
ペースト開始位置/ペースト終了位置で指示された矩形
で囲まれたデータをペーストし、この後、ステップS9
−13でクリップボードウィンドウをクローズし、図8
のペースト処理(ステップS8−8)を終わる。また、
ステップS9−10において電子ペン2でCancel
ボタン54をタップした場合、ペーストを行わずクリッ
プボードウィンドウをクローズして図8のペースト処理
(ステップS8−8)を終わる。
【0044】なお、ステップS9−11において電子ペ
ン2でOKボタン53をタップしていない場合にはS9
−5に移行する。また、電子ペン2におけるコピー/ペ
ースト操作処理のフローチャートとしては、上述した第
1の実施の形態と同じものである。
【0045】以上のように、本実施の形態のペン入力情
報処理システムにおいては、コピーしたいデータを電子
ペン2を用いて指示したとき、通信装置1を用いて端末
装置1からその電子ペン2に指示したデータを送信し、
その電子ペン2の記憶部にその送信されたデータを記憶
する。また、ペーストしたい位置を電子ペン2で指示す
ると、通信装置1を用いて電子ペン2の記憶部のデータ
を電子ペン2から端末装置1に送信し、端末装置1上に
一時的に送信データが表示され、そのデータの一部を電
子ペン2で指示することができ、指示したデータが電子
ペン2で指示した位置にペーストする。したがって、電
子ペン2に格納された複数のデータのうち、任意のデー
タを電子ペン2から端末装置1に送信することができ、
この送信された任意のデータを電子ペン2を用いて指定
することによりコピー/ペーストすることができる。
【0046】(第3の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、端末装置1上でデータをセレクトした後、端末
装置1上でコピー/ペーストを指示するという2段階の
操作でコピー/ぺーストを行ったが、本実施の形態では
1段階の操作でコピー/ペーストをすることができる。
【0047】図10は本発明の第3の実施の形態におけ
るペン編集情報処理システムの外観図である。
【0048】図10において、このペン編集情報処理シ
ステムは、端末装置101および電子ペン102から構
成されている。図10において、端末装置101にはタ
ブレット付表示装置103および通信装置104が設け
られており、電子ペン102にはペン先105、通信装
置106、コピーキー107およびペーストキー108
が設けられている。
【0049】なお、端末装置1のブロック構成は上記し
た第1の実施の形態と同じであるので、ここではその説
明を省略する。
【0050】図11は図10の電子ペン102の構成を
示すブロック図である。
【0051】図11において、制御部としてのCPU1
11、情報を記憶可能な記憶部としてのRAM112、
CPU111の制御プログラムなどが格納されたROM
113、キー入力装置115が接続されるキー入力制御
部114、通信装置106が接続される通信制御部11
6は、内部バス118を介してそれらを相互に接続して
いる。
【0052】図12は図10の端末装置101における
コピー/ぺ一スト操作処理を示すフローチャート、図1
3は図12のコピー処理(ステップS51)のフローチ
ャートである。
【0053】まず、図12および図13に示すように、
ステップS13−1で原点の座標をセレクト開始位置/
セレクト終了位置として端末装置101のRAMに記憶
しておく。さらに、ステップS13−2でセレクトされ
たデータとしてセレクト開始位置/セレクト終了位置の
座標で指示される矩形を破線で表示する。
【0054】次に、ステップS13−3でタブレットの
データ表示部を電子ペン102で押下開始したかどうか
を判定し、ステップS13−4でタブレットのデータ表
示部を電子ペン102で押下開始しかつ電子ペン102
のコピーキー107を押下開始したかどうかを判定す
る。タブレットのデータ表示部を電子ペン102で押下
開始しかつ電子ペン102のコピーキー107を押下開
始しない場合、ステップS13−5で電子ペン102で
タブレットのデータ表示部を押下開始したかどうかを判
定し、ステップS13−6で電子ペン102でタブレッ
トのデータ表示部を押下開始しかつ電子ペン102のコ
ピーキー107を押下中であるかどうかを判定する。タ
ブレットのデータ表示部を電子ペン102で押下開始し
かつ電子ペン102のコピーキー107を押下開始した
場合、または、電子ペン102でタブレットのデータ表
示部を押下中でかつ電子ペン102のコピーキー107
を押下開始した場合に、ステップS13−7で電子ペン
102で現在指示している座標をデータのセレクト開始
位置、セレクト終了位置として端末装置101のRAM
に記憶しておく。なお、ステップS13−3の判定で否
定の場合にはステップS13−5の判定に移行し、ま
た、ステップS13−5の判定で否定の場合にはステッ
プS13−8の判定に移行する。
【0055】また、ステップS13−6において電子ペ
ン102のコピーキー107を押下開始または押下中で
は無い場合、ステップS13−8で電子ペン102でタ
ブレットのデータ表示部を押下中でかつ電子ペン102
のコピーキー107を押下中かどうかを判定する。電子
ペン102でタブレットのデータ表示部を押下中でかつ
電子ペン102のコピーキー107を押下中の場合、ス
テップS13−9で、電子ペン102で現在指示してい
る座標をデータのセレクト終了位置として端末装置10
1のRAMに記憶しておく。これらステップS13−
7,9の後、ステップS13−2に戻る。ステップS1
3−2でセレクト開始位置/セレクト終了位置で指示さ
れた矩形で囲まれたデータをコピーするためにセレクト
されている状態として破線で囲んで表示する。
【0056】さらに、ステップS13−8において電子
ペン102でタブレットのデータ表示部を押下中でかつ
電子ペン102のコピーキー107を押下中ではない場
合、ステップS13−10で電子ペン102でタブレッ
トのデータ表示部を押下解除したか、または電子ペン1
02のコピーキー107を解除したかどうかを判定す
る。電子ペン102でタブレットのデータ表示部を押下
解除または、電子ペン102のコピーキー107を解除
の場合、ステップS13−11で、セレクト開始位置/
セレクト終了位置で指示された矩形で囲まれたデータを
通信装置を通して電子ペン102に送信する。また、ス
テップS13−10において電子ペン102でタブレッ
トのデータ表示部を押下解除または、電子ペン102の
コピーキー107を解除ではない場合には、ステップS
13−11のセレクト範囲のデータ送信をジャンプして
処理する。
【0057】図14は図12のぺースト処理(ステップ
S12−2)を示すフローチャートである。
【0058】まず、ステップS14−1で電子ペン10
2でタブレットのデータ表示部を押下開始かまたは押下
中かどうかを判定する。電子ペン102でタブレットの
データ表示部を押下開始または押下中の場合、ステップ
S14−2で電子ペン102のペーストキー108を解
除したかどうかを判定する。電子ペン102のペースト
キー108を解除した場合、ステップS14−3で通信
装置を通して電子ペン102にデータの送信を要求し、
ステップS14−4で通信装置を通して電子ペン102
から送信されてきたデータを受信する。さらに、ステッ
プS14−5で現在、電子ペン102で押下されている
位置に、上記受信データをペーストする。なお、ステッ
プS14−1,2で判定が否定された場合には、図12
のステップS12−1のコピー処理に戻る。
【0059】図15は、図10の電子ペン102におけ
るコピー/ペースト操作処理を示すフローチャートであ
る。
【0060】まず、ステップS15−1で通信装置を通
して電子ペン102にデータの送信を要求があったかど
うかを判定する。通信装置を通して電子ペン102にデ
ータの送信を要求があった場合、ステップS15−2で
通信装置を通して電子ペン102のRAMに記憶されて
いるデータを送信してステップS15−1の送信要求判
定に戻る。また、通信装置を通して電子ペン102にデ
ータの送信を要求がなかった場合、ステップS15−3
で、通信装置を通して電子ペン102にデータが送信さ
れてきたかどうかを判定する。通信装置を通して電子ペ
ン102にデータが送信されてきた場合、ステップS1
5−4で電子ペン102のRAMに記憶されているデー
タをすべてクリアし、ステップS15−5で端末装置1
01から送信されてきたデータをすべて受信し、ステッ
プS15−6でこのデータを電子ペン102のRAMに
記憶する。さらに、ステップS15−7でキー状態を送
信する。つまり、コピーキー107が押下開始、押下
中、押下解除(押下をやめた瞬間のこと)、またはぺ一
ストキー108が押下開始、押下中、押下解除されれ
ば、その旨を通信装置を通して端末装置101に通知す
る。
【0061】このように、ペン入力の情報処理装置にお
いて、電子ペン102に格納された複数のデータのう
ち、任意のデータを電子ペン102から端末装置101
に送信する手段を提供することができる。
【0062】従来は、端末装置1の利用者が任意のデー
タを端末装置から送信するには、送信したい任意のデー
タをセレクトした後に、例えば送信キーなどを押すか、
端末装置を送信モードに切り替えてから送信データをセ
レクトするなど複雑で直観的でないユーザインターフェ
ースであった。これに対して、本実施の形態のペン入力
の情報処理システムにおいては、電子ペン102のコピ
ーキー107を押下しているときに電子ぺン102で指
示したデータをコピーし、また、電子ペン102のぺー
ストキー108を押下しているときに電子ペン102で
指示した位置にデータをぺーストできる。このように、
1段階の操作だけでコピー/ペーストをすることがで
き、データの送受信において、より簡略化されより直感
的なユーザインターフェースを持つ情報処理システムと
なる。
【0063】(第4の実施の形態)本実施形態では、電
子ペンの両端にあるペン先のうちどちらのペン先が使用
されているかを判定し、その判定結果に応じて端末装置
で操作処理を行うものである。
【0064】図16は、本発明の第4の実施の形態にお
けるペン編集情報処理システムの外観図である。
【0065】図16において、本実施形態のペン編集情
報処理システムは、端末装置201および電子ペン20
2から構成されている。この端末装置201にはタブレ
ット付表示装置203および通信装置204が設けられ
ており、また、電子ペン202には、ペン先205(以
下ペン先Aという)、ペン先206(以下ペン先Bとい
う)、および通信装置207が設けられている。
【0066】図17は図16のペン先Aの内部構造を示
す一部断面図である。
【0067】図17において、ペン先Aの中心軸部には
ペン芯211が突出して軸方向に移動可能に設けられて
いる。このペン芯211の奥部にはばね212が設けら
れており、ペン芯211が軸方向に外部に突出するよう
にばね212によって付勢されている。このばね212
のさらに奥部にはスイッチ213が設けられており、そ
のスイッチ213の一方接点は、ペン芯211の押圧時
にキー入力制御部214に接続されている他方接点を短
絡する構成となっている。なお、端末装置201のブロ
ック構成は上記第1実施形態と同じである。
【0068】上記構成において、ペン先Aのペン芯21
1でタブレットを押下中は、スイッチ213がオン状態
になり、また、そうでない場合はこれがオフ状態にな
り、現在押下中のペン先がペン先Aであるのかペン先B
であるのか端末装置201が判断できるようになってい
る。
【0069】図18は、図16の電子ペン202の構成
を示すブロック図である。
【0070】図18において、この電子ペン202は、
制御部としてのCPU221、情報を記憶可能な記憶部
としてのRAM222、CPU221の制御プログラム
などを格納したROM223、ぺン先スイッチ213に
接続されたキー入力制御部214、端末装置201と送
受信する通信装置207を制御する通信制御部226
は、内部バス228を介してそれらを相互に接続してい
る。
【0071】本実施形態では、具体的には、ペン入力の
情報処理システムにおいて、図19のようにペン先Aで
タブレットを指示した場合は入力、図20のようにペン
先Aとは反対側のペン先Bでタブレットを指示した場合
は指示したデータの消去が行われる。
【0072】図21は、図16の端末装置201におけ
る入力/消去操作処理を示すフローチャートである。
【0073】図21に示すように、まず、ステップS2
1−1で電子ペン202で表示部を押下開始または押下
中であるかどうかを判定する。電子ペン202で表示部
を押下開始または押下中でないならば、ステップS21
−1の判定を繰り返す。また、電子ペン202で表示部
を押下開始または押下中の場合には、ステップS21−
2でペン先Aのスイッチがオン状態かどうかを判定す
る。ペン先Aのスイッチがオン状態の場合、ステップS
21−3でペン先Aにてタブレットが押下されているも
のと判断し、電子ペン202の指示位置においてデータ
の入力が行われる。さらに、ペン先Aのスイッチがオフ
状態の場合、ステップS21−4でペン先Bにてタブレ
ットが押下されているものと判断し、電子ペン202の
指示位置においてデータの消去が行われる。
【0074】図22は、図16の電子ペン202におけ
る入力/消去操作処理を示すフローチャートである。
【0075】図22に示すように、まず、ステップS2
2−1でペン先Aのスイッチがオン状態かどうかを判定
する。ペン先Aのスイッチがオン状態の場合、ステップ
S22−2で通信装置204,207を通してその旨を
端末装置201に送信する。以上のように、電子ペン2
02にはその両端部にペン先Aとペン先Bがあり、ペン
先Aにはスイッチ213がある。このペン先Aのスイッ
チ213がオン状態であれば、その旨を通信装置20
7,204を用いて電子ペン202から端末装置201
に通知する。また、端末装置201のデータ表示部が電
子ペン202にて押下された場合、上記した通知から、
現在押下しているペン先がペン先Aであるのかペン先B
であるのかを判断し、どちらのペン先で操作したかによ
って端末装置201がそれに応じた操作処理を行う。
【0076】したがって、従来は、電子ペン入力の情報
と併せて特別な処理を行う場合、ジェスチャーや事前の
モード切り替えなどを行わなければならなかったが、こ
のような特別な操作を行うことなしに、電子ペン入力の
情報と併せて特別な処理を行う場合において、より簡便
でより直感的な操作性を提供することができる。
【0077】(第5の実施の形態)本実施形態では、電
子ペンの両端にあるペン先のうちどちらのペン先が使用
されているかを判定し、その判定結果に応じて電子ペン
で操作処理を行うものである。
【0078】図23は、本発明の第5の実施の形態にお
けるペン編集情報処理システムの外観図である。
【0079】図23において、本実施の形態のペン編集
情報処理システムは、端末装置301および電子ペン3
02から構成されている。端末装置301にはタブレッ
ト付表示装置303および通信装置304が設けられて
おり、また、電子ペン302にはペン先305(以下ペ
ン先A’という)、ペン先306(以下ペン先B’とい
う)、および通信装置307が設けられている。
【0080】これらペン先A’およびペン先B’の構造
は、図17の場合と同様である。図17において、ペン
先A’でタブレットを押下中はスイッチ213がオン状
態に、そうでない場合はこれがオフ状態になり、ペン先
B’でタブレットを押下中はスイッチ213’がオン状
態に、そうでない場合はこれがオフ状態になり、現在押
下中のペン先がペン先A’であるのかペン先B’である
のかが電子ペン302で判断できるようになっている。
なお、これら端末装置301および電子ペン302のブ
ロック構成は上記第4実施形態の場合と同じである。
【0081】本実施形態では、ペン入力の情報処理シス
テムにおいて、ペン先A’でタブレットを指示した場合
はペン先A’で指示したデータを電子ペン302上のR
AMにコピーし、ペン先B’でタブレットを指示した場
合はその位置に電子ペン302上のRAMに記憶された
データをペーストする。
【0082】図24は、図23の電子ペン302におけ
るコピー/ペースト操作処理を示すフローチャートであ
り、図25は、図24のコピー処理(ステップS24−
1)のフローチャートである。
【0083】図24および図25に示すように、ステッ
プS24−1のコピー処理において、まず、ステップS
25−1で電子ペン302のペン先A’が押下解除状態
であるかどうかを判定する。電子ペン302のペン先
A’が押下解除状態の場合、ステップS25−2で電子
ペン302のRAM上のデータをクリアし、ステップS
25−3で通信装置307,304を通して端末装置3
01にデータの送信要求をし、ステップS25−4で通
信装置304,307を通して端末装置301から送信
されてきたデータを受信し、ステップS25−5でその
データを電子ペン302のRAM上に記憶する。
【0084】図26は、図24のペースト処理(ステッ
プS24−2)のフローチャートである。
【0085】図26に示すように、まず、ステップS2
6−1で電子ペン302のペン先B’が押下解除状態で
あるかどうかを判定する。電子ペン302のペン先B’
が押下解除状態の場合、ステップS26−2で電子ペン
302のRAM上のデータを通信装置307,304を
通して端末装置301に送信する。
【0086】図27は、図23の端末装置301におけ
るコピー/ペースト操作処理を示すフローチャートであ
る。
【0087】図27に示すように、まず、ステップS2
7−1で原点の座標をセレクト開始位置/セレクト終了
位置として端末装置301のRAMに記憶しておく。さ
らに、ステップS27−2でセレクトされたデータとし
てセレクト開始位置/セレクト終了位置の座標で指示さ
れる矩形を破線で表示する。さらに、ステップS27−
3で電子ペン302でタブレットのデータ表示部を押下
開始したかどうかを判定する。電子ペン302でタブレ
ットのデータ表示部を押下開始した場合、ステップS2
7−4で電子ペン302により現在指示している座標を
データのセレクト開始位置/セレクト終了位置として端
末装置301のRAMに記憶しておく。その後、ステッ
プS27−2に戻る。つまり、ステップS27−2でセ
レクト開始位置/セレクト終了位置で指示された矩形で
囲まれたデータをコピーするためにセレクトされている
状態として破線で囲んで表示する。
【0088】また、ステップS27−3で電子ペン30
2でタブレットのデータ表示部を押下開始していない場
合、ステップS27−5で電子ペン302でタブレット
のデータ表示部を押下中かどうかを判定する。電子ペン
302でタブレットのデータ表示部を押下中の場合、ス
テップS27−6で電子ペン302で現在指示している
座標をデータのセレクト終了位置として端末装置301
のRAMに記憶しておく。その後、ステップS27−2
に戻る。つまり、ステップS27−2でセレクト開始位
置/セレクト終了位置で指示された矩形で囲まれたデー
タをコピーするためにセレクトされている状態として破
線で囲んで表示する。
【0089】さらに、ステップS27−5で電子ペン3
02でタブレットのデータ表示部を押下中ではない場
合、ステップS27−7で通信装置304,307を通
して電子ペン302からデータが送信されてきたかどう
かを判定する。通信装置304,307を通して電子ペ
ン302からデータが送信されてきた場合、ステップS
27−8でそのデータを受信し、現在、電子ペン302
で押下されている位置に上記受信データをペーストす
る。その後、ステップS27−2に戻る。つまり、ステ
ップS27−2でセレクト開始位置/セレクト終了位置
で指示された矩形で囲まれたデータをコピーするために
セレクトされている状態として破線で囲んで表示する。
【0090】さらに、ステップS27−7で通信装置3
04,307を通して電子ペン302からデータが送信
されてきていない場合、ステップS27−9で通信装置
304,307を通して電子ペン302からデータの送
信要求が送信されてきたかどうかを判定する。通信装置
304,307を通して電子ペン302からデータの送
信要求が送信されてきた場合、ステップS27−10で
セレクト開始位置/セレクト終了位置で指示された矩形
で囲まれたデータを通信装置304,307を通して電
子ペン302に送信する。
【0091】以上にように、電子ペン302にはその両
端部にペン先A’とペン先B’があり、どちらのペン先
にもスイッチがある。これらのペン先のスイッチの状態
に応じて、ペン先A’のスイッチがオン開始であるか、
オン中であるか、オン解除(解除した瞬間)であるか、
また、ペン先B’のスイッチがオン開始であるか、オン
中であるか、オン解除(解除した瞬間)であるかを判断
し、その旨を通信装置307,304を用いて電子ペン
302から端末装置301に通知する。この端末装置3
01が電子ペン302にて押下された場合、上記の通知
から、現在押下しているペン先がペン先A’であるのか
ペン先B’であるのかを判断し、どちらのペン先で操作
したかによって電子ペン302がそれに応じた操作処理
を行う。したがって、従来は、ペン入力情報と併せて特
別な処理を行う場合、ジェスチャーや事前のモード切り
替えなどを行わなければならなかったが、そのような特
別な操作を行うことなしに、ペン入力情報と併せて特別
な処理を行う場合において、より簡便でより直感的な操
作性を提供することができる。
【0092】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子ペン
でコピーしたいデータを指示し、また、電子ペンでペー
ストしたい位置を指示するだけで、コピー/ぺ一スト操
作処理などのデータ授受が容易に行われるため、端末装
置上でのデータ編集を容易に行うことができる。
【0093】また、電子ペン記憶部の任意のデータをぺ
ーストすることができるので、上記効果に加えて端末装
置上でのデータ編集をより自由に行うことができる。
【0094】さらに、電子ペンでコピーしたいデータを
指示するとともにコピーキーを押下し、また、ペースト
したい位置を指示するとともにペーストキーを押下する
だけで、コピ一/ペースト操作処理などのデータ授受が
容易に行われるため、端末装置上でのデータ編集をより
容易に行うことができる。
【0095】さらに、電子ペンの両端部にあるどちらの
ペン先で操作したかによって、端末装置がそれぞれ違う
操作処理を行うので、端末装置上でのデータ編集をより
容易に行うことができる。
【0096】さらに、電子ペンの両端部にあるどちらの
ペン先で操作したかによって、電子ペンがそれぞれ違う
操作処理を行うので、端末装置上でのデータ編集をより
容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるペン編集情
報処理システムの外観図である。
【図2】図1の端末装置1の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の電子ペン2の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】コピーの具体的な操作方法を説明するための図
1の端末装置1の表示画面図である。
【図5】図1の端末装置1におけるコピー/ペースト操
作処理を示すフローチャートである。
【図6】図1の電子ペン2におけるコピー/ペースト操
作処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態における端末装置1
の、クリップボードウインドウが表示されている表示画
面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における端末装置1
のコピー/ペースト操作処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】図8のぺースト処理(ステップS8−8)を示
すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態におけるペン編集
情報処理システムの外観図である。
【図11】図10の電子ペン102の構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】図10の端末装置101におけるコピー/ぺ
一スト操作処理を示すフローチャートである。
【図13】図12のコピー処理(ステップS12−1)
のフローチャートである。
【図14】図12のぺースト処理(ステップS12−
2)を示すフローチャートである。
【図15】図10の電子ペン102におけるコピー/ペ
ースト操作処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第4の実施の形態におけるペン編集
情報処理システムの外観図である。
【図17】図16のペン先Aの内部構造を示す一部断面
図である。
【図18】図16の電子ペン202の構成を示すブロッ
ク図である。
【図19】図16の電子ペン202のペン先Aでタブレ
ットを指示した場合の表示画面図である。
【図20】図16の電子ペン202のペン先Bでタブレ
ットを指示した場合の表示画面図である。
【図21】図16の端末装置201における入力/消去
操作の処理を示すフローチャートである。
【図22】図16の電子ペン202における入力/消去
操作処理を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第5の実施の形態におけるペン編集
情報処理システムの外観図である。
【図24】図23の電子ペン302におけるコピー/ペ
ースト操作処理を示すフローチャートである。
【図25】図24のコピー処理(ステップS24−1)
のフローチャートである。
【図26】図24のペースト処理(ステップS24−
2)のフローチャートである。
【図27】図23の端末装置301におけるコピー/ペ
ースト操作処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,101,201,301 端末装置 2,102,202,302 電子ペン 3,103,203,303 タブレット付表示装置 4,104,204,304 通信装置 5,105,205,206,305,306 ペン
先 6,106,207,307 通信装置 12,112,222 RAM 15 座標入力装置 107 コピーキー 108 ペーストキー 115 キー入力装置 211 ペン芯 212 ばね 213 スイッチ 214 キー入力制御部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ペンに、単一または複数情報を記憶
    するペン記憶部と、送信されてきた情報を該ペン記憶部
    に入力すべく受信し、また、外部に情報を送信可能な
    子ペン側の通信装置とが設けられ、 端末装置に、該電子ペンから送信されてきた情報を受信
    する端末装置側の通信装置と、該端末装置側の通信装置
    で受信した受信情報として該ペン記憶部における単一情
    報中の任意情報が画面に表示される表示装置と、該画面
    のデータ表示部を該電子ペンを用いて、セレクト開始位
    置/セレクト終了位置で指示された矩形で囲まれたユー
    ザ指定のセレクト範囲の情報入力が行われる入力部と
    設けられ該セレクトした内容が該端末装置上にペース
    トされる構成としたペン編集情報処理システム。
  2. 【請求項2】 前記入力部は、端末記憶部の任意情報が
    表示される画面のデータ表示部を該電子ペンを用いて指
    示することにより情報入力が行われ、前記端末装置側の
    通信装置は、該入力部で情報入力された任意情報を該電
    子ペンに送信し、また、該電子ペンからの情報を受信可
    とする請求項1記載のペン編集情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記電子ペンにコピーキーおよびペース
    トキーを設け、該コピーキーを押下したときに該電子ペ
    ンを用いて指示されたデータを、前記端末記憶部から前
    記ペン記憶部に、または該ペン記憶部から該端末記憶部
    にコピーし、または、該ペーストキーを押下したときに
    該電子ペンを用いて指示された位置にデータをペースト
    する構成とした請求項1または2記載のペン編集情報処
    理システム。
  4. 【請求項4】 前記電子ペンの両端部にそれぞれペン先
    を設け、該ペン先のうちいずれのペン先の先端部が前記
    端末装置の入力部に接しているかどうかを判定する判定
    手段を設け、該判定手段による判定結果を該端末装置に
    送信し、該端末装置において該判定結果に応じた操作処
    理を行う構成とした請求項1または2記載のペン編集情
    報処理システム。
  5. 【請求項5】 前記電子ペンの両端部にそれぞれペン先
    を設け、該ペン先のうちいずれのペン先の先端部が前記
    端末装置の入力部に接しているかどうかを判定する判定
    手段を設け、該電子ペンにおいて該判定手段による判定
    結果に応じた操作処理を行う構成とした請求項1または
    2記載のペン編集情報処理システム。
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