JP6842937B2 - フィラーチューブの製造方法 - Google Patents
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Description
燃料ライン1の構成について図1を参照して説明する。燃料ライン1とは、自動車において、給油口から内燃機関(図示せず)までのラインである。ただし、本実施形態においては、給油口20から燃料タンク10までを説明する。
フィラーチューブ30の構成について、図1を参照して説明する。フィラーチューブ30は、異種の熱可塑性樹脂による複数層構造である。フィラーチューブ30は、図1に示すように、長手方向において、燃料タンク10に溶着される溶着端部31、給油口20に装着される給油口端部32、および、溶着端部31と給油口端部32とを接続する中央部33とを備える。
フィラーチューブ30の溶着端部31の構成について、図2を参照して説明する。なお、図2には、フィラーチューブ30全体を示し、蛇腹部33bおよび第二筒部33cが直線状である状態を示す。また、給油口端部32は、給油口20の挿入部21への圧入前の形状、すなわち拡径変形する前の状態を示す。
フィラーチューブ30の内部構造について、図3を参照して説明する。図3は、フィラーチューブ30の溶着端部31について示すが、フィラーチューブ30は、全長に亘って、同様の構造を有する。つまり、フィラーチューブ30は、全長に亘って、複数層の構造を有する。フィラーチューブ30は、最内層51、内側接着層52、中間層53、外側接着層54、および、最外層55を備える。
(5−1.製造方法の概要)
フィラーチューブ30の製造方法の概要について、図4−図6を参照して説明する。フィラーチューブ30は、図4に示すように、押出吸引成形により、一次成形体60(図5に示す)を成形する一次工程(S1)と、一次成形体60に対してプレス加工を行うことによりフランジ31cを成形する二次工程(S2)とにより製造される。
次に、一次工程(S1)に用いる製造装置100について、図7−図9を参照して説明する。製造装置100は、押出機110、一次金型成形機120、および、切断機130を備える。押出機110は、筒状素材(図示せず)を一定速度で押し出す。筒状素材は、図6に示す複数層の構造からなり、同一の内径および同一の外径を有する円筒状に形成されている。つまり、筒状素材は、一定の径方向厚みに形成されている。
第一,第二分割金型123,124の詳細について、図10A−図10C、図11および図12A−図12Cを参照して説明する。第一,第二分割金型123,124には、図10A−図10Cに示すような基本型140および切断位置用型170、図11または図12A−図12Cに示すような端部用型150,160が存在する。第一例の端部用型150と第二例の端部用型160は、いずれか一方を用いる。
一次成形体60は、上記のような複数の分割金型123,124により成形されている。ここで、基本型140には、軸方向の全範囲において、複数の吸引溝142が形成されているため、筒状素材は、基本型140の内周面(賦形面141および吸引溝142)に吸着する。さらに、切断位置用型170も同様に、軸方向全範囲において、複数の吸引溝172が形成されているため、筒状素材は、切断位置用型170の内周面(賦形面171および吸引溝172)に吸着する。
次に、二次工程(S2)に用いる製造装置200について、図13および図14を参照して説明する。二次工程では、一次成形体60に対してプレス加工を行うことによりフランジ31cを成形する。
まず、図13に示すように、一次成形体60を外周型210に配置する。一次成形体60の係止テーパ部31aが、外周型210の第一テーパ面212に接触し、一次成形体60は、外周型210に対して軸方向下方へ移動することを規制される。このとき、一次成形体60の円筒部61bは、外周型210の円筒内周面211に接触する。つまり、外周型210は、外周型210の第一テーパ面212を一次成形体60の係止テーパ部31aに軸方向に係止させると共に、一次成形体60の係止テーパ部31aおよび円筒部61bの外周面を支持する。
フィラーチューブ30の外周面の詳細形状について、図3、図15を参照して説明する。図5および図6に示すように、一次成形体60の外周面において、吸引溝142,152,162bが形成されている領域には、環状突起Bが形成されている。すなわち、一次成形体60において、図5および図6の符号Pbの領域に、複数の環状突起Bが等間隔で形成されている。
上述したように、一次金型である複数の分割金型123,124は、一次成形体60の長手方向の中央部33に対応する領域において、筒状素材を分割金型123,124の内周面に吸着させるための吸引溝142(第一吸引溝)を備える。一方、複数の分割金型123,124は、一次成形体60の長手方向の端部である被フレア成形部61に対応する領域において、吸引溝を備えない、または、吸引溝142による吸引力よりも弱い吸引力を有する吸引溝162a(第二吸引溝)を備える。
Claims (6)
- 燃料タンクに溶着される熱可塑性樹脂製のフィラーチューブの製造方法であって、
押出機から押し出された筒状素材を吸引により一次金型の内周面に吸着させることによって、前記一次金型の前記内周面に倣った形状に賦形し、賦形後に所定長さに切断することにより一次成形体を成形する一次工程と、
二次金型を用いて、前記一次成形体の長手方向の端部を径方向外方に広げるフレア成形により、前記燃料タンクの外面に溶着するフランジを成形する二次工程と、
を備え、
前記一次金型は、前記一次成形体の前記長手方向の中央部に対応する領域において、前記筒状素材を前記一次金型の前記内周面に吸着させるための第一吸引溝を備え、
前記一次金型は、前記一次成形体の前記長手方向の前記端部に対応する領域において、吸引溝を備えない、または、前記第一吸引溝による吸引力よりも弱い吸引力を有する第二吸引溝を備える、フィラーチューブの製造方法。 - 前記フランジは、
前記一次成形体の前記長手方向の前記端部における中心軸線に直交する平面に沿った板状であって円環状に形成される円環板部と、
前記円環板部からテーパ状に縮径されるテーパ部と、
を備え、
前記一次金型は、前記円環板部に対応する領域において、前記吸引溝を備えない、または、前記第二吸引溝を備える、請求項1に記載のフィラーチューブの製造方法。 - 前記一次金型は、前記円環板部および前記テーパ部に対応する領域において、前記吸引溝を備えない、または、前記第二吸引溝を備える、請求項2に記載のフィラーチューブの製造方法。
- 前記一次金型は、前記円環板部の全部に対応する領域および前記テーパ部の前記円環板部側の一部のみに対応する領域において、前記吸引溝を備えない、または、前記第二吸引溝を備える、請求項3に記載のフィラーチューブの製造方法。
- 前記一次金型は、前記一次成形体の前記長手方向の前記端部に対応する領域において、前記吸引溝を備えず、且つ、凹所およびスリットを有しない滑らかな内周面を備える、請求項1−4の何れか一項に記載のフィラーチューブの製造方法。
- 前記一次金型は、前記一次成形体の前記長手方向の前記端部に隣接する切断部位に対応する領域において、前記筒状素材を前記一次金型の前記内周面に吸着させるための吸引溝を備える、請求項1−5の何れか一項に記載のフィラーチューブの製造方法。
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