JP6838806B2 - アクチュエータの組立方法,波動歯車型減速機の自動組立方法 - Google Patents

アクチュエータの組立方法,波動歯車型減速機の自動組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、波動歯車型減速機を含むアクチュエータの組立方法に関する。
従来、特許文献1には、波動歯車型減速機として、筒状の可撓性外歯車の外周に二つの内歯要素を備えた波動歯車減速機が開示されている。
特開2016−23743公報
上記特許文献1の波動歯車型減速機を機械装置に組み付ける際、可撓性外歯車の回転軸方向において両方向から二つの内歯要素を組み付ける必要があり、機械装置内で組み付ける際の作業が煩雑になるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、波動歯車型減速機を機械装置に組み付ける際の煩雑さを回避可能なアクチュエータの組立方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のアクチュエータの組立方法では、モータの出力軸と結合される波動発生器と、波動発生器の外周に挿入される筒状の可撓性外歯車と、可撓性外歯車に噛み合う波動歯車固定軸部材と、可撓性外歯車に噛み合う波動歯車出力軸部材とから構成する波動歯車型減速機を組立するに際し、波動発生器と可撓性外歯車と波動歯車固定軸部材とをモータの出力軸に連結させて駆動機構部を構成する工程と、駆動機構部とは別に波動歯車出力軸部材を出力リンクに連結させて出力機構部を構成する工程と、駆動機構の可撓性外歯車と出力機構の波動歯車出力軸部材とを噛み合わせた後、駆動機構と出力機構とを結合する工程と、により組み立てることとした。
よって、可撓性外歯車に噛み合う二つの部材である波動歯車固定軸部材と波動歯車出力軸部材とを組み付ける際、可撓性外歯車と波動歯車固定軸部材を駆動機構部に組み付け、波動歯車出力軸部材を出力機構部に組み付け、駆動機構部と出力機構部とを組み合わせるときに、波動歯車出力軸部材を可撓性外歯車と噛み合わせて組み立てることで、一方の機構部内で二つの部材を可撓性外歯車に組み付ける必要がなく、組み立て作業の煩雑化を回避できる。
実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータを備えた内燃機関の概略図である。 実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータの分解斜視図である。 実施例1の内燃機関用リンク機構の断面図である。 実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータを組み立てる際の、組み立て工程を表す工程図である。 実施例1における工程Aの詳細を表す工程図である。 実施例1における工程Aで使用するロボットハンドを表す概略図である。 実施例1における工程Aで使用するロボットハンドの爪を表す断面概略図である。 実施例1における工程Bの詳細を表す工程図である。 実施例1における工程Bで使用するロボットを表す概略図である。 実施例1の波動歯車固定軸部材と可撓性外歯車との位置関係を表す概略図である。 実施例1における工程Cの詳細を表す工程図である。 実施例1における工程Dの詳細を表す工程図である。 実施例1における工程Dで使用するロボットを表す概略図である。 実施例1の工程Eの詳細を表す工程図である。 実施例1における工程Eで使用するロボットを表す概略図である。 実施例1における位相合わせを行う際のロボットハンドRHの作動軌跡である。 実施例1における工程Eの最終工程を表す概略図である。 実施例1の各工程で組み立てられたアッセンブリを組み立ててアクチュエータとする工程と、ロボットとの関係を表す概略図である。 実施例2における工程Bの詳細を表す工程図である。 実施例2における工程Bで使用するロボットを表す概略図である。
〔実施例1〕
図1は実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータを備えた内燃機関の概略図である。基本的な構成は、特開2011−169152号公報の図1に記載されているものと同じであるため、簡単に説明する。
内燃機関のシリンダブロックのシリンダ内を往復運動するピストン1には、ピストンピン2を介してアッパリンク3の上端が回転自在に連結されている。アッパリンク3の下端には、連結ピン6を介してロアリンク5が回転自在に連結されている。ロアリンク5には、クランクピン4aを介してクランクシャフト4が回転自在に連結されている。また、ロアリンク5には、連結ピン8を介して第一制御リンク7の上端部が回転自在に連結されている。第一制御リンク7の下端部は、複数のリンク部材を有する連結機構9と連結されている。連結機構9は、第1制御軸10と、第2制御軸11と、第1制御軸10及び第2制御軸11とを連結する第二制御リンク12と、を有する。
第1制御軸10は、内燃機関内部の気筒列方向に延在するクランクシャフト4と平行に延在する。第1制御軸10は、内燃機関本体に回転自在に支持される第一ジャーナル部10aと、第一制御リンク7の下端部が回転自在に連結される制御偏心軸部10bと、第二制御リンク12の一端部12aが回転自在に連結された偏心軸部10cと、を有する。
第一アーム部10dは、一端が第一ジャーナル部10aと連結され、他端が第一制御リンク7の下端部と連結される。制御偏心軸部10bは、第一ジャーナル部10aに対して所定量偏心した位置に設けられる。第二アーム部10eは、一端が第一ジャーナル部10aと連結され、他端が第二制御リンク12の一端部12aと連結される。
偏心軸部10cは、第一ジャーナル部10aに対して所定量偏心した位置に設けられる。第二制御リンク12の他端部12bは、アームリンク13の一端が回転自在に連結されている。アームリンク13の他端には、第2制御軸11が連結されている。アームリンク13と第2制御軸11は相対移動しない。第2制御軸11は、後述するハウジング20内に複数のジャーナル部を介して回転自在に支持されている。
第二制御リンク12は、レバー形状であり、偏心軸部10cに連結された一端部12aは、略直線的に形成されている。一方、アームリンク13が連結された他端部12bは、湾曲形成されている。一端部12aの先端部には、偏心軸部10cが回動自在に挿通される挿通孔12cが貫通形成されている。他端部12bは、図5のアクチュエータの断面図に示すように、二股状に形成された先端部12dを有する。先端部12dには、連結用孔12eが貫通形成されている。また、アームリンク13の突起部13bには、連結用孔12eと略同径の連結用孔13cが貫通形成されている。二股状に形成された各先端部12dの間には、アームリンク13の突起部13bが挿通され、この状態で、連結ピン14が連結用孔12e及び13cを貫通し、圧入固定される。
アームリンク13は、図2のアクチュエータの分解斜視図に示すように、第2制御軸11とは別体として形成されている。アームリンク13は、鉄系金属材料によって形成された肉厚部材であり、略中央に圧入用孔13aが貫通形成された円環状部と、外周に向けて突出した突起部13bと、を有する。圧入用孔13aは、第2制御軸11の各ジャーナル部の間に形成された固定部23bが圧入され、この圧入により第2制御軸11とアームリンク13とが固定される。突起部13bには、連結ピン14が回動自在に支持される連結用孔13cが形成されている。この連結用孔13cの軸心(連結ピン14の軸心)は、第2制御軸11の軸心から径方向に所定量偏心している。
第2制御軸11は、内燃機関用リンク機構のアクチュエータの一部である波動歯車型減速機21を介して駆動モータ22から伝達されたトルクによって回転位置が変更される。第2制御軸11の回転位置が変更されると、第二制御リンク12の姿勢が変化して第1制御軸10が回転し、第一制御リンク7の下端部の位置を変更する。これにより、ロアリンク5の姿勢が変化し、ピストン1のシリンダ内におけるストローク位置やストローク量を変化させ、これに伴って機関圧縮比を変更する。
[内燃機関用リンク機構のアクチュエータの構成]
図2は実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータの分解斜視図、図3は内燃機関用リンク機構の断面図である。内燃機関用リンク機構のアクチュエータは、図2〜図3に示すように、駆動モータ22と、駆動モータ22の先端側に取り付けられた波動歯車型減速機21と、波動歯車型減速機21を内部に収容するハウジング20と、ハウジング20に回転自在に支持された第2制御軸11と、を有する。
(駆動モータの構成)
駆動モータ22は、ブラシレスモータであり、有底円筒状のモータケーシング45と、モータケーシング45の内周面に固定された筒状のコイル46と、コイル46の内側に回転自在に設けられたロータ47と、一端部48aがロータ47の中心に固定されたモータ駆動軸48と、モータ駆動軸48の回転角度を検出するレゾルバ55と、を有する。
モータ駆動軸48は、モータケーシング45の底部に設けられたボールベアリング52により回転可能に支持されている。モータケーシング45は、前端外周に4つのボス部45aを有する。ボス部45aには、ボルト49が挿通するボルト挿通孔45bが貫通形成されている。
レゾルバ55は、モータ駆動軸48の外周に圧入固定されたレゾルバロータ55aと、レゾルバロータ55aの外周面に形成された複歯状のターゲットを検出するセンサ部55bと、を有し、モータケーシング45の開口から突出した位置に設けられる。センサ部55bは、2本のビスによってカバー28の内部に固定されると共に、図外のコントロールユニットに検出信号を出力する。モータケーシング45をカバー28に取り付ける際は、レゾルバ55の端面とカバー28との間にOリング51を介在させつつボス部45aにボルト49を挿通し、カバー28の駆動モータ22側に形成された雄ねじ部にボルト49を締め付ける。これにより、モータケーシング45をカバー28に固定する。モータケーシング45及びカバー28によって駆動モータ22を収容するモータ収容室は、潤滑油等を供給しない乾燥室として構成する。
(第2制御軸の構成)
第2制御軸11は、軸方向に延在された軸部本体23と、軸部本体23から拡径した固定用フランジ24とを有する。第2制御軸11は、鉄系金属材料により軸部本体23及び固定用フランジ24が一体形成されている。軸部本体23は、軸方向に段差形状が形成され、角度センサ32の内周に位置するセンサ軸部231と、センサ軸部231よりも大径であって、第2制御軸11の軸方向波動歯車型減速機側への移動を規制する規制部材であるリテーナ350が圧入固定されたリテーナ軸部232とを有する(図3参照)。センサ軸部231の外周には、角度センサ32の部品として機能するロータ32bを有する(図3参照)。また、第2制御軸11は、リテーナ軸部232よりも波動歯車型減速機側において、先端部側の小径な第1ジャーナル部23aと、アームリンク13の圧入用孔13aが第1ジャーナル部23a側から圧入される中径な固定部23bと、固定用フランジ24側の大径な第2ジャーナル部23cとを有する。また、固定部23bと第2ジャーナル部23cとの間には、第1段差部23dが形成されている。また、第1ジャーナル部23aと固定部23bとの間には、第2段差部23eが形成されている。また、第1ジャーナル部23aとリテーナ軸部232との間には、第3段差部23fが形成されている。この第3段差部23fは、リテーナ350をリテーナ軸部232に圧入する際のストッパとなるため、容易に圧入することができる。
第1段差部23dは、アームリンク13の圧入用孔13aを第1ジャーナル部23a側から固定部23bに圧入するとき、第2ジャーナル部23c側の一方側の圧入用孔13a端部が軸方向から当接する。これにより、アームリンク13の第2ジャーナル部23c側への移動を規制する。一方、第2段差部23eは、軸部本体23をハウジング20内に形成された支持孔30に圧入された内輪701内に挿通した際、支持孔30及び軸受301の段差孔縁部30cに当接することで、第2制御軸11の軸方向であって波動歯車型減速機21側とは反対側への移動を規制する。尚、軸部本体23は、軸受301の第1軸受孔301a内、及び軸受304の第2軸受孔304a内を回動自在であって、かつ、若干の軸方向移動を許容可能に支持されている。言い換えると、第1軸受孔301aの内周と軸部本体23との間及び第2軸受孔304aの内周と軸部本体23との間には若干の隙間を有する。固定用フランジ24は、外周部の円周方向に6つのボルト挿通孔24aが等間隔に形成されている。このボルト挿通孔24aに6本のボルト25を挿通し、スラストプレート26を介して波動歯車型減速機21の内歯である波動歯車出力軸部材27と結合する。
第2制御軸11の軸内には、図外のオイルポンプから圧送された潤滑油を導入する導入部を有する。導入部は、固定用フランジ24の中央に形成され、後述する軸方向油路64bから潤滑油が供給される円錐状の油室64aと、油室64aから第2制御軸の軸心方向に沿って形成された有底の軸方向油路64bとを有する。軸方向油路64bの油室64a側の端部には、軸心に沿って貫通する細孔401が形成された細孔部材400が圧入されている。細孔部材400は、軸心に沿って貫通形成された細孔401を有する。細孔401の軸直角方向断面積は、軸方向油路64bの軸直角方向断面積よりも小さいため、絞りとして機能する。これにより、油室64a側から大径の軸方向油路64bを穿設したとしても、油室64a側の潤滑油吐出口付近に設けられた細孔401により絞り効果を発揮でき、潤滑油を油室64a内に拡散することができる。油室64aに供給された潤滑油は、後述する波動歯車型減速機21に供給される。また、第2制御軸11の軸内には、軸方向油路64bに連通する複数の径方向油路65a,65bを有する。
軸受301の径方向には、後述する第2潤滑油供給油路202と連通し、第2制御軸11の径方向油路65aに臨む位置で開口する軸受部潤滑油供給油路302を有する。径方向油路65aの径方向外側は、第1ジャーナル部23aの外周面と第1軸受孔301aとの間のクリアランスに開口し、第1ジャーナル部23aに潤滑油を供給する。また、径方向油路65aが形成された軸方向位置の外周には径方向油路65aの直径と略同一幅の溝であるグルーブが形成され、第1ジャーナル部23aの外周に供給された潤滑油が全周からガイドされて径方向油路65aに流れ込み、軸方向油路64bへと供給される。径方向油路65bは、アームリンク13の内部に形成された油孔65cに連通しており、油孔65cを介して連結用孔13cの内周面と連結ピン14の外周面との間に潤滑油を供給する。
(ハウジングの構成)
ハウジング20は、アルミニウム合金材料によって略立方体形状に形成されている。ハウジング20の後端側には大径円環状の開口溝部20aが形成されている。この開口溝部20aは、Oリング51を介してカバー28により閉塞される。カバー28は、中央位置にモータ軸貫通孔28aが貫通するモータ軸貫通孔28aと、径方向外周側に向けて拡径された4つのボス部28bとを有する。カバー28とハウジング20とは、ボス部28bに貫通形成されたボルト挿通孔にボルト43を挿通することで締結固定される。
開口溝部20aの開口方向と直交する側面には、アームリンク13と連結された第2制御リンク12用の開口が形成されている。この開口が形成されたハウジング20内部には、アームリンク13及び第2制御リンク12の作動領域となる収容室29が形成されている。開口溝部20aと収容室29との間には、第2制御軸11の第2ジャーナル部23cが貫通する減速機側支持孔30bが形成されている。収容室29の軸方向側面には、第2制御軸11の第1ジャーナル部23aが貫通する支持孔30が形成されている。支持孔30と第1ジャーナル部23aとの間には軸受301が配置され、減速機側支持孔30bと第2ジャーナル部23cとの間には軸受304が配置される。
支持孔30の角度センサ32側端部には、支持孔30の開口よりも大径のリテーナ収容孔31が形成されている。支持孔30の角度センサ32側の開口とリテーナ収容孔31との間には、第2制御軸11に対して略直行方向に形成された段差面31aを有する。リテーナ350は、段差面31aと当接することで、第2制御軸11の軸方向波動歯車型減速機側への移動を規制する。ハウジング20内には、図外のオイルポンプから圧送された潤滑油を導入する第1潤滑油供給油路201と、第2潤滑油供給油路202とを有する。第1潤滑油供給油路201は、第2制御軸11と略直行方向に延在する。また、第2潤滑油供給油路202は、第1潤滑油供給油路201と支持孔30とを接続する。リテーナ収容孔31の下方には、リテーナ収容孔31と連通すると共に潤滑油を収容室29側に還流する潤滑油還流油路203を有する。
(角度センサの構成)
角度センサ32は、リテーナ収容孔31をハウジング20の外部から閉塞するように取り付けられたセンサホルダ32aを有する。センサホルダ32aは、内周部に検知コイル32a2が配置された貫通孔32a1と、ボルトによりハウジング20に固定するためのフランジ部32a2とを有する。センサホルダ32aとハウジング20との間にはシールリング33が設けられ、リテーナ収容孔31と外部との間の液密性を確保する。また、センサホルダ32aの外周側には、貫通孔32a1を閉塞するセンサカバー32cを有する。センサカバー32cとセンサホルダ32aとの間にはシールリング323が設けられ、リテーナ収容孔31や貫通孔32a1と外部との間の液密性を確保する。
貫通孔32a1内には、外周にロータ32bが取り付けられたセンサ軸部231が挿入されている。ロータ32bは、略楕円形上の部品である。角度センサ32は、貫通孔32a1の内周とロータ32bとの間に設定された距離がロータ32bの回転により変化したことを検知コイルのインダクタンス変化により検出する。これにより、ロータ32bの回動位置、すなわち第2制御軸11の回転角度を検出する。角度センサ32は、上述したように所謂レゾルバセンサであり、機関運転状態を検出する図外のコントロールユニットに回転角度情報を出力する。
(波動歯車型減速機の構成)
波動歯車型減速機21は、ハーモニックドライブ(登録商標)型であって、各構成部品がカバー28によって閉塞されたハウジング20の開口溝部20a内に収容されている。波動歯車型減速機21は、撓み変形可能であって外周面に第1外歯361aと該第1外歯361aより歯数が少ない第2外歯362aとが軸方向に並んで形成された筒状の可撓性外歯車36と、楕円形上に形成され外周面が可撓性外歯車36の内周面に沿って摺動する波動発生器37と、可撓性外歯車36の外径側に配置されると共に第2制御軸11の固定用フランジ24にボルト固定され、内周に第1外歯361aより歯数の少ない複数の内歯27aが形成された円環状の波動歯車出力軸部材27と、可撓性外歯車36の外径側に配置され、内周面に第2外歯362aより歯数の少ない複数の内歯38aが形成された波動歯車固定軸部材38と、を有する。波動歯車出力軸部材27の外周側には、円周方向等間隔位置に各ボルト25のナット部となる雄ねじ穴27bが形成されている。可撓性外歯車36は、金属材料によって形成され、撓み変形可能な薄肉円筒状部材である。
波動発生器37は、楕円形状の本体部371と、本体部371の外周と可撓性外歯車36の内周との間の相対回転を許容するボールベアリング372と、を有する。本体部371の中央には、貫通孔37aが形成されている。貫通孔37aの内周にはセレーションが形成され、モータ駆動軸48の他端部48b外周に形成されたセレーションとセレーション結合する。尚、キー溝による結合やスプライン結合であってもよく、特に限定しない。本体部371の駆動モータ側側面371aには、貫通孔37aの外周を取り囲むように駆動モータ側に延設された円筒状部371bを有する。この円筒状部371bの断面形状は真円形状であり、円筒状部371b外周の直径は、本体部371の短径よりも小径とされている。
波動歯車固定軸部材38の外周には、カバー28と締結するためのフランジ38bが形成されている。フランジ38bには、6つのボルト挿通孔38cが貫通形成されている。波動歯車固定軸部材38とカバー28との間に第2スラストプレート42を介装し、ボルト41をボルト挿通孔38cに挿入して波動歯車固定軸部材38及び第2スラストプレート42をカバー28に締結固定する。第2スラストプレート42は、可撓性外歯車36と同等もしくはそれ以上の耐摩耗性を有する鉄系金属材料から形成されている。これにより、可撓性外歯車36に生じるスラスト力からカバー28の摩耗を防ぐと共に、後述するボールベアリング700の軸方向位置を規制する。また、第2スラストプレート42は環状の円板部材であり、内周側縁部42aは、後述するボールベアリング700の外輪702の内周よりも軸心側となるように形成されている。
(回転体の支持構造について)
カバー28の波動歯車型減速機21側の端面281には、ボルト41が螺合する雌ねじ部28cと、第2スラストプレート42の厚みと略同じ深さであって第2スラストプレート42を収装するプレート収容部281aと、プレート収容部281aから駆動モータ22側に屈曲形成された有底円筒状の段差部であるベアリング収容部281bと、ベアリング収容部281bの底面281cの内径位置において軸方向波動発生器側に立設された円筒状のシール収容部281dと、を有する。上述のモータ軸貫通孔28aは、シール収容部281dよりも更に内径側に形成されている。ベアリング収容部281bは、換言すれば、カバー28の波動歯車型減速機21側の端面281から波動発生器37の回転軸方向一端側に凹む環状の凹部である。
ベアリング収容部281bには、開放型のボールベアリング700が収容されている。ボールベアリング700は、スラスト方向の荷重を受け得る四点接触型の転がり軸受である。ボールベアリング700は、後述する円筒状部371bを支持する内輪701と、転動体であるボール703と、ハウジング20に保持される外輪702とを有する。ボールベアリング700の軸方向の厚みは、ベアリング収容部281bの軸方向深さと略同一である。また、ボールベアリング700の外径は、ボールベアリング52の外径よりも大径とされ、ベアリング容量を十分に確保している。外輪702は、ベアリング収容部281bに収容されている。外輪702の波動歯車型減速機21側の端面は、第2スラストプレート42と当接もしくは若干の隙間を有し、外輪702の駆動モータ22側の端面は、底面281cと当接する。これにより、外輪702をボールベアリング700の軸方向であって、波動歯車型減速機21側及び駆動モータ22側の両方向に対する位置を規制する。また、ベアリング収容部281bが波動発生器37の駆動モータ22側に設けられている。
外輪702の外径は、第1及び波動歯車固定軸部材27,38の内径よりも大径とされている。また、外輪702の内径は、可撓性外歯車36の内径よりも小径とされている。ボールベアリング700の内輪の内周には、波動発生器37の本体部371から延設された円筒状部371bの外周側に固定(圧入)されている。ここでの固定とは、圧入に限定されるものではなく、例えば段差及びスナップリングで軸方向位置規制されるものも含まれる。これにより、モータ駆動軸48は、モータケーシング45との間に設けられたボールベアリング52により支持されると共に、本体部371及び円筒状部371bを介してボールベアリング700によっても支持される。第2制御軸11は、第1ジャーナル部23aと第2ジャーナル部23cにおいて、ハウジング20に対して回転可能に支持されている。
(シール部の構成)
円筒状部371bの内径側には、円筒状部371bの内周面よりも小径のシール収容部281dを有する。シール収容部281dの内周と、モータ駆動軸48の外周との間には、波動歯車型減速機21を収容する開口溝部20aと駆動モータ22との間を液密にシールするシール部材310が設けられている。シール収容部281dは、円筒状部371bの内径側において立設する。言い換えると、シール収容部281dは、円筒状部371b及びボールベアリング700と径方向から見て重なるように形成されている。
(潤滑油の供給について)
第1潤滑油供給油路201から供給された潤滑油は、第2潤滑油供給油路202、軸受部潤滑油供給油路302及び径方向油路65aを経由して軸方向油路64bへと流れる。軸方向油路64bへと流れた潤滑油は、細孔部材400の細孔401を通るため、絞り効果により効果的に油室64a内に拡散される。このとき、軸受部潤滑油供給油路302から径方向油路65aへ潤滑油が流れる際、第2制御軸11の第1ジャーナル部23aと軸受301内周との間の隙間にも潤滑油が供給される。この隙間に供給された潤滑油は、アームリンク13側へ流れると共に、角度センサ32側へも流れる。
(アクチュエータの組立工程について)
図4は、実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータを組み立てる際の、組み立て工程を表す工程図である。出力機組立工程では、出力機構側アッセンブリOAを組み立てる。減速機構組立工程では、減速機構側アッセンブリGAを組み立て、その後、出力機構側アッセンブリOAと減速機構側アッセンブリGAとを組み付け、アクチュエータとする。
出力機構組立工程では、
工程1:第2制御軸11に波動歯車出力軸部材27を取り付け
工程2:ハウジング20の減速機側支持孔30bに軸受304を圧入し、支持孔30に軸受301を圧入
工程3:ハウジング20に第2制御軸11を通しながらアームリンク13の圧入用孔13a内に圧入し、アームリンク13に第二制御リンク12を取り付け
を行い、出力機構側アッセンブリOAを組み立てる。
減速機構組立工程では、
工程A:波動発生器37に可撓性外歯車36を挿入
工程B:可撓性外歯車36の第2外歯362aに対し波動歯車固定軸部材38を、位相を合わせて嵌合
工程C:波動発生器37の円筒状部371bにボールベアリング700を圧入
工程D:モータ駆動軸48に波動発生器37を、位相を合わせて嵌合し、減速機構側アッセンブリGAを組み立て
工程E:減速機構側アッセンブリGA内に固定された可撓性外歯車36の第1外歯361aを、出力機構側アッセンブリOAに固定された波動歯車出力軸部材27の位相を合わせて嵌合し、嵌合後、減速機構側アッセンブリGAのボス部28bに貫通形成されたボルト挿通孔の位置と、ハウジング20側に形成されたねじ穴との位相を合わせ、ボルト43で締め付け固定する。
図5は、実施例1における工程Aの詳細を表す工程図、図6は、実施例1における工程Aで使用するロボットハンドを表す概略図、図7は、実施例1における工程Aで使用するロボットハンドの爪を表す断面概略図である。まず、波動発生器37の貫通孔37aを冶具J1に対して位置決めする。次に、可撓性外歯車36をロボットハンドRHの複数の爪RCにて内側から押し広げ、楕円形上に変形させて把持する。次に、可撓性外歯車36の中心軸が波動発生器37の中心軸状と一致するように位置決めする。そして、図18に示すロボットRにてロボットハンドRHを操作し、可撓性外歯車36を波動発生器37に対して一定押し付け力により定位置まで軽圧入する。
ここで、波動発生器37は、軸方向から見て円形ではなく楕円形状であるため、図7の断面図に示すように、爪RCの外形形状を波動発生器37の楕円形状と略一致する形状に形成する。これにより、爪RCにて可撓性外歯車36を内側から押し広げて楕円形状に変形する際、波動発生器37の形状と一致させておくことで、安定的に組み込むことができる。
図8は、実施例1における工程Bの詳細を表す工程図、図9は、実施例1における工程Bで使用するロボットを表す概略図である。まず、可撓性外歯車36を圧入した波動発生器37の貫通孔37aを冶具J2に位置決めする。次に、可撓性外歯車36が回転しないように第1外歯361a側を固定する。次に、波動歯車固定軸部材38を力センサ付きロボットハンドRHにより外周側から把持し、把持した状態を軸方向下方からCCDカメラC1で撮像し、掴みずれの確認を行う。
次に、波動歯車固定軸部材38の掴みずれを補正し、波動発生器37の中心軸上に位置決めする。言い換えると、ロボットハンドRHで波動歯車固定軸部材38を把持した状態で、CCDカメラC1の正面に位置させ、波動歯車固定軸部材38の中心が基準位置となるようにロボットハンドRHの位置を調整する。そして、ロボットハンドRHに所定動作をさせて、波動発生器37の中心軸上に移動させる。図10は、実施例1の波動歯車固定軸部材と可撓性外歯車との位置関係を表す概略図である。図10に示すように、波動歯車固定軸部材38と可撓性外歯車36との中心位置がずれると、誤った位置で位相があってしまい、適正な作動が得られない。そこで、CCDカメラC1を用いて中心位置を合わせることで、適切な噛み合い位置を規定できる。
次に、力センサ付きロボットハンドRHをロボットRで操作し、位相合わせを一定深さまで実行する。すなわち、ロボットRがロボットハンドRHを可撓性外歯車36に押し付けながら、位相合わせを行う。すなわち、ロボットRとロボットハンドRHとの間に取り付けられた力センサによって6軸方向の力を検出し、ねじれ力が働かない位置に微調整することで位相を合わせる。そして、波動歯車固定軸部材38を可撓性外歯車36の第2外歯362aの一定深さまで挿入し、ロボットハンドRHを開いて挿入を完了する。
図11は、実施例1における工程Cの詳細を表す工程図である。まず、波動発生器37の貫通孔37aを冶具に位置決めする。次に、第2スラストプレート42を後で挿入されるボルト41と干渉しない位相で配置する。そして、円筒状部371bにボールベアリング372を圧入する。
図12は、実施例1における工程Dの詳細を表す工程図、図13は、実施例1における工程Dで使用するロボットを表す概略図である。まず、モータ駆動軸48を上向きに設置し、位置決めをする。次に、波動発生器37の円筒状部371b内側をロボットハンドRHの爪RCで押し広げるように把持し、モータ駆動軸48の中心軸上に位置決めする。そして、力センサ付きロボットRにて、貫通孔37a内周のセレーションと、モータ駆動軸48の外周に形成されたセレーションとの位相合わせを行う。そして、位相合わせ後、波動発生器37をモータ駆動軸48に対して一定深さまで挿入し、セレーション結合する。次に、工程Bにおいて波動発生器37に組み付けられた波動歯車固定軸部材38の6つのボルト挿通孔38cと、雌ねじ部28cの位置合わせを行う。そして、押し広げられたロボットハンドRHの爪RCを閉じ、ロボットハンドRHをロボット待機位置に戻す。そして、ボルト41により駆動モータ22に取り付けられたカバー28と波動歯車固定軸部材38とを結合する。
図14は、実施例1の工程Eの詳細を表す工程図、図15は、実施例1における工程Eで使用するロボットを表す概略図、図16は、実施例1における位相合わせを行う際のロボットハンドRHの作動軌跡、図17は、実施例1における工程Eの最終工程を表す概略図、図18は、実施例1の各工程で組み立てられたアッセンブリを組み立ててアクチュエータとする工程と、ロボットとの関係を表す概略図である。
まず、出力機構組立工程にて組み立てた出力機構側アッセンブリOAを冶具J3に固定すると共に、工程3で取り付けた第二制御リンク12の一端部12aに形成された挿通孔12cにロックピンJPを挿通し、第2制御軸11の回動を規制する。次に、減速機組立工程にて組み立てた減速機構側アッセンブリGAを冶具J3に形成され減速機構側アッセンブリGAを設置する冶具J31に設置する。そして、ロボットRの先端に力センサSFを介して取り付けられ、3つの爪RCを有するロボットハンドRH1で冶具J31に設置された減速機構側アッセンブリGAを把持する。そして、CCDカメラC1によって波動歯車固定軸部材38及びカバー28に形成されボルト43が挿通する貫通孔を撮像する。そして、波動歯車固定軸部材38の中心と貫通孔の位置を演算し、減速機構側アッセンブリGAの組立誤差に伴う位置ずれや貫通孔の回転方向位置の位相ずれを修正する。
次に、出力機構側アッセンブリOAに取り付けられた波動歯車出力軸部材27の中心軸上に減速機構側アッセンブリGAを移動する。そして、減速機構側アッセンブリGAを波動歯車出力軸部材27に対して位相合わせを行う。具体的には、力センサ付きロボットRにより軸方向に負荷をかけつつ、図16に示す軌跡に沿って振動させることで位相を合わせ、一定深さに挿入されるまでこの処理を繰り返す。この処理により減速機構側アッセンブリGAが一定深さまで挿入されると、ロックピンJPを解除する。次に、減速機構側アッセンブリGAを旋回し、減速機構側アッセンブリGAの貫通孔と出力機構側アッセンブリOAの雌ねじ部との位置合わせを行い、図17に示すように、ボルト43により結合する。
すなわち、減速機構側アッセンブリGAの可撓性外歯車36を出力機構側アッセンブリOAの波動歯車出力軸部材27に挿入する際、各々の組立誤差を考慮する必要がある。特に減速機構側アッセンブリGAを把持する際、組立誤差が大きなモータケーシング45を把持するため、挿入が困難となる。また、可撓性外歯車36と波動歯車出力軸部材27とは、歯車を噛み合わせる必要があり、慎重な挿入動作が要求される。そこで、CCDカメラC1にて撮像し、演算により位置補正を行うことで、安定的に挿入できる。また、減速機構側アッセンブリGAに波動歯車出力軸部材27を組み付けず、出力機構側アッセンブリOAに波動歯車出力軸部材27を設けた。これにより、出力機構側アッセンブリOAにおいて事前に第2制御軸11を圧入できる。よって、減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを組み付ける際、圧入工程を排除することができ、組み付け時に波動歯車型減速機21やモータ駆動軸48に大きな力が作用することを回避できる。
以上説明したように、実施例1では、下記の作用効果が得られる。
(1)モータ駆動軸48(モータの出力軸)と結合される結合部及び軸心から異なる半径を有する外周面が形成された波動発生器37と、波動発生器37の外周に挿入され第1外歯361aと該第1外歯361aより歯数が少ない第2外歯362aが形成された筒状の可撓性外歯車36と、可撓性外歯車36の第1外歯361aに噛み合い第1外歯361aの歯数より歯数の多い内歯が形成された波動歯車固定軸部材38と、可撓性外歯車36の第2外歯362aに噛み合い第2外歯362aの歯数より歯数の多い内歯が形成された波動歯車出力軸部材27とから構成する波動歯車型減速機21を組立するに際し、波動発生器37と可撓性外歯車36と波動歯車固定軸部材38とをモータ駆動軸48に連結させて減速機構側アッセンブリGA(駆動機構部)を構成する工程と、減速機構側アッセンブリGAとは別に波動歯車出力軸部材27を、アームリンク13及び第二制御リンク12が連結された第2制御軸11(出力リンク)に連結させて出力機構側アッセンブリOA(出力機構部)を構成する工程と、減速機構側アッセンブリGAの可撓性外歯車36の第2外歯362aと出力機構側アッセンブリOAの波動歯車出力軸部材27とを噛み合わせた後、減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを結合する工程と、を含む組立方法とした。
この組立方法により、可撓性外歯車36に噛み合う二つの部材である波動歯車固定軸部材38と波動歯車出力軸部材27とを組み付ける際、可撓性外歯車36と波動歯車固定軸部材38を減速機構側アッセンブリGAに組み付け、波動歯車出力軸部材27を出力機構側アッセンブリOAに組み付け、減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを組み合わせるときに、波動歯車出力軸部材27を可撓性外歯車36と噛み合わせて組み立てることで、一方の機構部内で二つの部材を可撓性外歯車36に組み付ける必要がなく、組み立て作業の煩雑化を回避できる。また、出力機構側アッセンブリOAにおいて事前に第2制御軸11を圧入できるため、減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを組み付ける際、圧入工程を排除することができ、組み付け時に波動歯車型減速機21やモータ駆動軸48に大きな力が作用することを回避できる。
(2)出力機構側アッセンブリOAのアームリンク13及び第二制御リンク12が連結された第2制御軸11を固定した状態で、減速機構側アッセンブリGAの可撓性外歯車36と出力機構側アッセンブリOAの波動歯車出力軸部材27とを噛み合わせた後、前記第2制御軸11の固定を解除する。よって、可撓性外歯車36と波動歯車出力軸部材27の噛み合い位相が合わない場合であっても、相対回転させることで噛み合いの位相を修正することができる。
(3)減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを組み付けるときは、冶具J3により出力機構側アッセンブリOAを固定し、ロボットハンドRH1で減速機構側アッセンブリGAを把持して組み付ける。よって、組み立て作業の自動化を達成できる。
(4)出力機構側アッセンブリOAを冶具J3に固定するときは、第二制御リンク12の一端部12aに形成された挿通孔12cにロックピンJPを挿通し、第2制御軸11の回動を規制する。よって、可撓性外歯車36と波動歯車出力軸部材27との噛み合いの位相を容易に合わせることができる。
(5)減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを組み付けるときは、減速機構側アッセンブリGAの波動歯車固定軸部材38の中心と、出力機構側アッセンブリOAの可撓性外歯車36の中心とを合わせ、力センサ付きロボットRにより軸方向に負荷をかけつつ振動させ、可撓性外歯車36と波動歯車固定軸部材38とを噛み合わせて組み付ける。よって、噛み合い位置を調整しながら組み付ける際、無理な力が作用することを回避でき、安定した組み付け作業の自動化を達成できる。
(6)減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを組み付けるときに、減速機構側アッセンブリGAの波動歯車固定軸部材38の中心と、出力機構側アッセンブリOAの可撓性外歯車36の中心とを合わせるときは、CCDカメラC1にて撮影し、撮像結果に基づいて演算により位置補正を行う。よって、両者の軸位置を精度よく一致させることができ、安定的に挿入できる。
(7)減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを組み付けるときに、減速機構側アッセンブリGAをロボットハンドRH1で把持するときは、モータケーシング45を把持する。よって、減速機構側アッセンブリGAを安定して把持できるものの、モータケーシング45は組立誤差が大きい。そこで、減速機構側アッセンブリGAを把持した状態でCCDカメラC1により位置補正を行うことで、両者の軸位置を精度よく一致させることができる。
(8)減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを組み付けるときに、減速機構側アッセンブリGAの波動歯車固定軸部材38の中心と、出力機構側アッセンブリOAの可撓性外歯車36の中心とを合わせるときは、CCDカメラC1にて波動歯車固定軸部材38及びカバー28に形成されボルト43が挿通する貫通孔を撮影し、撮像結果に基づいて波動歯車固定軸部材38の中心と貫通孔の位置を演算し、減速機構側アッセンブリGAの組立誤差に伴う位置ずれや貫通孔の回転方向位置の位相ずれを修正する。よって、中心位置に加えて、回転方向の位相ずれも修正しつつ組み付けることができ、組み付け作業の効率化を図ることができる。
(9)モータ駆動軸48(モータの出力軸)と結合される結合部及び軸心から異なる半径を有する外周面が形成された波動発生器37と、波動発生器37の外周に挿入され第1外歯361aと該第1外歯361aより歯数が少ない第2外歯362aが形成された筒状の可撓性外歯車36と、可撓性外歯車36の第1外歯361aに噛み合い第1外歯361aの歯数より歯数の多い内歯が形成された波動歯車固定軸部材38と、可撓性外歯車36の第2外歯362aに噛み合い第2外歯362aの歯数より歯数の多い内歯が形成された波動歯車出力軸部材27とから構成する波動歯車型減速機21を自動組立するに際し、ロボットR(力制御ロボット)により可撓性外歯車36を波動発生器37の外周形状に類似変形させて把持し、位置決めされた波動発生器37に変形した状態の可撓性外歯車36を挿入する工程と、波動発生器37が位置決めされた状態で可撓性外歯車36の第1外歯361aとロボットRにより波動発生器37を持ち替え、噛み合わされた可撓性外歯車36の第2外歯362aと位置決めされた波動歯車出力軸部材27の内歯とを噛み合わせる工程と、を含む波動歯車型減速機21の自動組立方法。
この組立方法により、上記(1)に記載の作用効果に加え、変形させながら組み付ける作業が必要な波動歯車型減速機21を、ロボットRにより可撓性外歯車36を波動発生器37の外周形状に類似変形させて自動組立することができ、安定的な挿入、組み込みにより、波動歯車型減速機21の品質向上を実現できる。
(10)可撓性外歯車36の内周の対向箇所を把持して拡径することにより波動発生器37の外周形状に類似変形させる。これにより、可撓性外歯車36を安定的に変形させることができ、安定的な挿入、組み込みにより、波動歯車型減速機21の品質向上を実現できる。
(11)可撓性外歯車36の内周の対応箇所を把持して拡径することにより波動発生器37の外周形状に類似変形させるときは、複数個所を把持して拡径する。よって、筒状の可撓性外歯車36を楕円形状に容易に変形できる。
(12)爪RCの外形形状を、波動発生器37の楕円形状の外周と略一致する形状に形成する。これにより、爪RCにて可撓性外歯車36を内側から押し広げて楕円形状に変形する際、波動発生器37の形状と一致させておくことで、安定的に組み込むことができる。
(13)長軸方向に対向する二つの爪RCを有し、爪RCは長軸方向に拡径することで可撓性外歯車36を楕円形状に変形する。よって、可撓性外歯車36の内周側に均等に変形力を与えることができ、安定的に楕円形状に変形できる。
(14)モータ駆動軸48(モータの出力軸)と結合される結合部及び軸心から異なる半径を有する外周面が形成された波動発生器37と、波動発生器37の外周に挿入され第1外歯361aと該第1外歯361aより歯数が少ない第2外歯362aが形成された筒状の可撓性外歯車36と、可撓性外歯車36の第1外歯361aに噛み合い第1外歯361aの歯数より歯数の多い内歯が形成された波動歯車固定軸部材38と、可撓性外歯車36の第2外歯362aに噛み合い第2外歯362aの歯数より歯数の多い内歯が形成された波動歯車出力軸部材27(出力部)とで構成されるアクチュエータを自動組立するに際し、可撓性外歯車36を波動発生器37の外周形状に類似変形させて把持し、把持した状態で可撓性外歯車36に位置決めされた波動発生器37を挿入し、波動歯車固定軸部材38を可撓性外歯車36の第1外歯361aに挿入し、波動発生器37の結合部とモータ駆動軸48とを結合したのち波動歯車固定軸部材38を駆動モータ22(モータ)に結合して減速機構側アッセンブリGA(駆動機構部)を構成する工程と、波動歯車出力軸部材27をアームリンク13及び第二制御リンク12が連結された第2制御軸11(出力部材に接続されるリンク機構)に連結させて出力機構側アッセンブリOA(出力機構部)を構成する工程と、減速機構側アッセンブリGAの可撓性外歯車36の第2外歯362aと出力機構側アッセンブリOAの波動歯車出力軸部材27の内歯とを噛み合わせた後、減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを結合する工程と、を含むアクチュエータの自動組立方法。
この組立方法により、可撓性外歯車36に噛み合う二つの部材である波動歯車固定軸部材38と波動歯車出力軸部材27とを組み付ける際、可撓性外歯車36と波動歯車固定軸部材38を減速機構側アッセンブリGAに組み付け、波動歯車出力軸部材27を出力機構側アッセンブリOAに組み付け、減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを組み合わせるときに、波動歯車出力軸部材27を可撓性外歯車36と噛み合わせて組み立てることで、一方の機構部内で二つの部材を可撓性外歯車36に組み付ける必要がなく、組み立て作業の煩雑化を回避できる。また、出力機構側アッセンブリOAにおいて事前に第2制御軸11を圧入できるため、減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを組み付ける際、圧入工程を排除することができ、組み付け時に波動歯車型減速機21やモータ駆動軸48に大きな力が作用することを回避できる。尚、実施例1では、内燃機関用リンク機構のアクチュエータに適用した例を示したが、内燃機関用に限らず、他のアクチュエータを組み立てる際に適用してもよい。
(15)出力機構側アッセンブリOAのアームリンク13及び第二制御リンク12と連結された第2制御軸11を固定し、可撓性外歯車36の第2外歯362aと波動歯車出力軸部材27の内歯とを噛み合わせた後、第2制御軸11の固定を解除し、減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを相対回転させ、減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとの結合部の位相を合わせた後、ボルト43(結合手段)で結合することを特徴とするアクチュエータの自動組立方法。
この組立方法により、減速機構側アッセンブリGAと出力機構側アッセンブリOAとを組み合わせるときに、波動歯車出力軸部材27を可撓性外歯車36と噛み合わせるときの相対回転方向位置を規定することができ、組み立て作業の煩雑化を回避できる。
(実施例2)
次に、実施例2について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。図19は、実施例2における工程Bの詳細を表す工程図、図20は、実施例2における工程Bで使用するロボットを表す概略図である。まず、可撓性外歯車36を圧入した波動発生器37の貫通孔37aにロックピンJPを通し、冶具J4に位置決めする。次に、可撓性外歯車36が回転しないように、可撓性外歯車36の外周側から回転止めプレートPSRを差し込む。この回転止めプレートPSRは、図20に示すように、先端が先細り形状のプレートであり、ロックピンJPを中心とする径方向に移動可能に設置されている。波動発生器37がロックピンJPにより冶具J4に固定されると、回転止めプレートPSRが径方向外側から径方向内側へと移動し、可撓性外歯車36の回転を規制する。
次に、波動歯車固定軸部材38を円周方向に均等配置された三つの爪RCを有する力センサ付きロボットハンドRHにより外周側から把持する。そして、ロボットハンドRHに所定動作をさせて、波動歯車固定軸部材38を、波動発生器37の中心軸上に移動させる。次に、波動歯車固定軸部材38を波動発生器37の上に載せ、ロボットハンドRHの爪RCを開く。この状態で、ロボットハンドRHに取り付けられた回転ピンRPを、波動歯車固定軸部材38のフランジ38bに貫通形成されたボルト挿通孔38c内に挿入する。そして、ロボットハンドRHを旋回させ、回転ピンRPを介して波動歯車固定軸部材38を回転させる。この回転により可撓性外歯車36の第2外歯363aと波動歯車固定軸部材38の内歯38aとの相対位置が噛み合い位置となると、波動歯車固定軸部材38の自重により、波動歯車固定軸部材38を可撓性外歯車36の第2外歯362aに挿入する。このように、カメラを用いることなく、冶具J4を用いて波動歯車固定軸部材38を可撓性外歯車36に組み付けてもよい。尚、波動歯車固定軸部材38が自重により可撓性外歯車36側に軸方向移動する際、回転ピンRPは波動歯車固定軸部材38のボルト挿通穴38cから自動的に抜けるため、回転ピンRPを抜く作業を行う必要がなく、組み付け工数を削減できる。
1 ピストン
2 ピストンピン
3 アッパリンク
4 クランクシャフト
4a クランクピン
5 ロアリンク
6 連結ピン
7 第一制御リンク
8 連結ピン
9 連結機構
10 第1制御軸
11 第2制御軸
12 第二制御リンク
13 アームリンク
14 連結ピン
20 ハウジング
21 波動歯車型減速機
22 駆動モータ
23 軸部本体
24 固定用フランジ
24a ボルト挿通孔
25 ボルト
26 スラストプレート
27 波動歯車出力軸部材
27a 内歯
27b 雄ねじ穴
28 カバー
28a モータ軸貫通孔
29 収容室
30 支持孔
36 可撓性外歯車
37 波動発生器
37a 貫通孔
38 波動歯車固定軸部材
38a 内歯
38b フランジ
38c ボルト挿通孔
38c ボルト挿通穴
41 ボルト
42 スラストプレート
42a 内周側縁部
43 ボルト
45 モータケーシング
45a ボス部
45b ボルト挿通孔
48 モータ駆動軸
49 ボルト
361a 外歯
362a 外歯
363a 外歯
371 本体部
371a 駆動モータ側側面
371b 円筒状部
372 ボールベアリング
C1 CCDカメラ
GA 減速機構側アッセンブリ
J1 冶具
J2 冶具
J3 冶具
J31 冶具
J4 冶具
JP ロックピン
OA 出力機構側アッセンブリ
PSR 回転止めプレート
R ロボット
RC 爪
RH1 ロボットハンド
RP 回転ピン
SF 力センサ

Claims (5)

  1. モータの出力軸と結合される結合部及び軸心から異なる半径を有する外周面が形成された波動発生器と、前記波動発生器の外周に挿入され第1外歯と該第1外歯より歯数が少ない第2外歯が形成された筒状の可撓性外歯車と、前記可撓性外歯車の前記第1外歯に噛み合い前記第1外歯の歯数より歯数の多い内歯が形成された波動歯車固定軸部材と、前記可撓性外歯車の前記第2外歯に噛み合い前記第2外歯の歯数より歯数の多い内歯が形成された波動歯車出力軸部材とから構成する波動歯車型減速機を組立するに際し、
    前記波動発生器と前記可撓性外歯車と前記波動歯車固定軸部材とをモータの出力軸に連結させて駆動機構部を構成する工程と、
    前記駆動機構部とは別に前記波動歯車出力軸部材を出力リンクに連結させて出力機構部を構成する工程と、
    前記駆動機構の前記可撓性外歯車の前記第2外歯と前記出力機構の前記波動歯車出力軸部材とを噛み合わせた後、前記駆動機構と前記出力機構とを結合する工程と、
    を含むことを特徴とするアクチュエータの組立方法。
  2. モータの出力軸と結合される結合部及び軸心から異なる半径を有する外周面が形成された波動発生器と、前記波動発生器の外周に挿入され第1外歯と該第1外歯より歯数が少ない第2外歯が形成された筒状の可撓性外歯車と、前記可撓性外歯車の前記第1外歯に噛み合い前記第1外歯の歯数より歯数の多い内歯が形成された波動歯車固定軸部材と、前記可撓性外歯車の前記第2外歯に噛み合い前記第2外歯の歯数より歯数の多い内歯が形成された波動歯車出力軸部材とから構成する波動歯車型減速機を自動組立するに際し、
    力制御ロボットにより前記可撓性外歯車を前記波動発生器の外周形状に類似変形させて把持し、位置決めされた前記波動発生器に変形した状態の前記可撓性外歯車を挿入する工程と、
    前記波動発生器が位置決めされた状態で前記可撓性外歯車の前記第1外歯と前記力制御ロボットにより前記波動発生器を持ち替え、噛み合わされた前記可撓性外歯車の前記第2外歯と位置決めされた前記波動歯車出力軸部材の前記内歯とをかみ合わせる工程と、
    を含む波動歯車型減速機の自動組立方法。
  3. 請求項2に記載の波動歯車型減速機の自動組立方法において、
    前記可撓性外歯車の内周の対向箇所を把持して拡径することにより前記波動発生器の外周形状に類似変形させることを特徴とする波動歯車型減速機の自動組立方法。
  4. モータの出力軸と結合される結合部及び軸心から異なる半径を有する外周面が形成された波動発生器と、前記波動発生器の外周に挿入され第1外歯と該第1外歯より歯数が少ない第2外歯が形成された筒状の可撓性外歯車と、前記可撓性外歯車の前記第1外歯に噛み合い前記第1外歯の歯数より歯数の多い内歯が形成された波動歯車固定軸部材と、前記可撓性外歯車の前記第2外歯に噛み合い前記第2外歯の歯数より歯数の多い内歯が形成された波動歯車出力軸部材とから構成する駆動部を有し、前記駆動部と該駆動部からの回転が入力されリンク機構を介して外部に出力する出力部とで構成されるアクチュエータを自動組立するに際し、
    前記可撓性外歯車を前記波動発生器の外周形状に類似変形させて把持し、把持した状態で前記可撓性外歯車に位置決めされた前記波動発生器を挿入し、前記波動歯車固定軸部材を前記可撓性外歯車の前記第1外歯に挿入し、前記波動発生器の結合部と前記モータの出力軸とを結合したのち前記波動歯車固定軸部材を前記モータに結合して駆動機構部を構成する工程と、
    前記波動歯車出力軸部材を前記出力部に接続されるリンク機構に結合して出力機構部を構成する工程と、
    前記駆動機構部の前記可撓性外歯車の前記第2外歯と前記出力機構部の波動歯車出力軸
    部材の内歯とを噛み合わせた後、前記駆動機構部と前記出力機構部とを結合する工程と、
    を含むアクチュエータの自動組立方法。
  5. 請求項4に記載のアクチュエータの自動組立方法において、
    前記出力機構部の前記出力部を固定し、前記可撓性外歯車の前記第2外歯と前記波動歯車出力軸部材の前記内歯とを噛み合わせた後、前記出力部の固定を解除し、前記駆動機構部と前記出力機構部とを相対回転させ、前記駆動機構部と前記出力機構部との結合部の位相を合わせた後、結合手段で結合することを特徴とするアクチュエータの自動組立方法。
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