JP6836702B2 - 物品処理システム - Google Patents

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本発明は物品処理システムに関し、より詳しくは、クリーンルーム内に配置されている容器処理装置を局所的に無菌化することが可能な物品処理システムに関する。
従来、クリーンルーム内に容器処理装置を配置するとともに、該容器処理装置を密閉式のクリーンブースで覆って、クリーンブース内を無菌状態とするように構成した物品処理システムが知られている(例えば特許文献1)。
また、図5に簡略化して示すように、従来の物品処理システム1として、クリーンルーム2内に充填装置等の容器処理装置3を配置するとともに、該容器処理装置3を下端部5Aが開放された非密閉のクリーンブース5で上方から囲んだ構成も知られている。
特許第4573321号公報
ところで、図5に示したような非密閉のクリーンブース5を備えた従来の物品処理システム1においては、クリーンブース5内の容器処理装置3の環境は、クリーンルーム1と同じグレードの微生物管理レベルにしか維持することができない。すなわち、グレードBのクリーンルーム1内に配置されている容器処理装置3はグレードB以上の微生物管理レベルに維持することはできない。そのため、容器処理装置3をグレードAの微生物管理レベルにしたい場合には、容器処理装置3が配置されているクリーンルーム1内全体を除染してグレードAレベルに無菌化する必要がある。
しかしながら、このようにクリーンルーム1内を除染する際には、クリーンルーム用の空調設備を停止させる必要がある。なぜなら、一般的に空調設備は1つのクリーンルームに単独で設けられるものではなく、他のクリーンルームとも連通しているので、除染作業時の過酸化水素ガスが他のクリーンルームにも供給されることになる。連通する他のクリーンルームを停止させてしまうと、そのクリーンルームに配置されている設備も停止させなければならず、除染を頻繁に行う場合には生産効率が悪化するため実現不可能である。
一方、容器処理装置3をアイソレータ化する、すなわち、容器処理装置3によって容器を処理する空間をクリーンルームと遮断するように区画するために、シュラウドで容器処理装置3を囲むことも考えられるが、クリーンルームの天井高さや面積などがネックとなってシュラウドを設置できない場合があり、また、容器処理装置自体の強度がアイソレータ化に対応していない場合には、容器処理装置自体を改造する必要がある。そのため、既存の全ての容器処理装置についてアイソレータ化では対応できないという問題があった。
上述した事情に鑑み、本発明は、クリーンルーム内に配置されて、物品に所要の処理を行う物品処理装置と、上記物品処理装置を覆ってクリーンルーム内に配置された非密閉のクリーンブースとを備えた物品処理システムであって、
上記クリーンルーム内に設けられ、上記物品処理装置およびクリーンブースを密閉状態となるように囲繞する密閉壁と、この密閉壁の内方側に除染ガスを供給する除染ガス供給手段と、上記密閉壁の上方側に配置され、上方から下方に向けて上記密閉壁の内方側にエアを供給する給気手段と、上記密閉壁に設けられて所要時に開放可能な開閉扉とを備え、
上記物品処理装置およびクリーンブース内の除染時には、上記開閉扉を閉鎖した状態で上記除染ガス供給手段から上記密閉壁の内方側に除染ガスを供給し、
上記物品処理装置による生産時には、上記開閉扉を開放して上記密閉壁の内方側とそれよりも外方となるクリーンルーム内とを連通させるとともに、上記給気手段により上記密閉壁の内方側にエアが供給されることにより、開放状態の開閉扉を介して上記密閉壁の内方側から上記密閉壁の外方となるクリーンルーム内へエアが流通されることを特徴とするものである。
このような構成によれば、クリーンルーム用の空調設備を停止させることなく、クリーンルーム内のクリーンブースと物品処理装置を局所的に除染して無菌化することができる。
本発明の一実施例を示す構成図。 図1に示した実施例の除染時の状態を示す図。 図1に示した実施例のエアレーション時の状態を示す図。 図1に示した実施例の生産時の状態を示す図。 従来技術を示す概略の構成図。
以下、図示実施例について本発明を説明すると、図1において、物品処理システム1は、クリーンルーム2内に配置された物品処理装置としての充填装置3を備えており、この充填装置3によって物品としてのバイアル4に薬液を充填するようになっている。
充填装置3は、薬液を充填する充填バルブ3Aを備えており、この充填バルブ3Aの下方側となる充填位置に順次コンベヤ7によって空のバイアル4が供給されると、上記充填バルブ3Aによってバイアル4内に薬液が充填されるようになっている。
充填装置3は、下端部5Aが開放されたクリーンブース5によって囲繞されており、クリーンブース5の所定位置には作業グローブ6が設けられている。クリーンブース5の外方から作業者が作業グローブ6に手を差し込んで、クリーンブース5内で所要の作業を行うことができるようになっている。
クリーンブース5用の天井8は、クリーンルーム2自体の天井2Aよりも低い位置に配置されており、クリーンブース5の上端5Bはクリーンブース用の天井8に接続されている。これにより、充填装置3は、その外方側を覆ったクリーンブース5とその天井8によって上方側から覆われている。他方、クリーンブース5の下端部5Aは、クリーンルームの床2Bまで達しておらず、上記充填装置3のコンベヤ7よりも少し下方側に位置している。つまり、クリーンブース5は、充填装置3とコンベヤ7を覆っているが、下端部5Aが開放されているので、クリーンブース5の内部は非密閉状態となっている。
本実施例は、クリーンルーム2内に上記非密閉のクリーンブース5を備えた構成を前提として、密閉壁11によって充填装置3とクリーブース5を外方から密閉状態で囲繞することにより、密閉壁11の内方となる除染対象領域Z1内を局所的に除染できるようにしたことが特徴である。
すなわち、本実施例の物品処理システム1は、密閉可能な大きな筐体からなるクリーンルーム2と、クリーンルーム2内の中央部に配置された上記充填装置3と、充填装置3を覆って配置された上記非密閉のクリーンブース5と、充填装置3及びクリーンブース5を外方側から密閉状態となるように囲繞する密閉壁11と、密閉壁11の内部空間からなる除染対象領域Z1と、除染対象領域Z1に上方側からエアを供給する給気手段12と、除染時に除染対象領域Z1に除染ガスG(過酸化水素ガス)を供給する除染ガス供給手段13とを備えている。
上記クリーンブース用の天井8は水平方向の外方側へ所定量延長させてあり、その延長部分となる天井8´とクリーンルーム2の床2Bとにわたって密閉壁11が設けられており、この密閉壁11は上記クリーンブース5を囲繞してそこから所要量離隔する外方側に位置している。
密閉壁11により、その内部空間は密閉状態に維持できるようになっており、クリーンブース5の内部を含めた密閉壁11の内部空間が除染対象領域Z1となっている。密閉壁11には、作業者が除染対象領域Z1内に出入りするための図示しない開閉ドアが設けられており、所要時に上記開閉ドアを開閉することで作業者が除染対象領域Z1内に入って作業を行うことができるようになっている。つまり、除染対象領域Z1における、クリーンブース5と密閉壁11との間となる領域が、作業者が入る作業領域Z2となっている。
密閉壁11における下部には、第1開閉扉D1が設けられており、その対向位置となる密閉壁11の下部には、第2開閉扉D2が設けられている。
所要時に第1開閉扉D1、第2開閉扉D2を開放させると、密閉壁11の内部空間となる除染対象領域Z1と密閉壁11よりも外方側となるクリーンルーム2の内部領域Z3とを連通させることができる。他方、第1開閉扉D1、第2開閉扉D2が閉鎖されていると、密閉壁11の内部空間である除染対象領域Z1と上記内部領域Z3との連通が遮断されて、除染対象領域Z1が密閉されるようになっている。
第2開閉扉D2を設けた開口部の隣接内方側には触媒14が配置されている。第2開閉扉D2が開放された状態で、除染対象領域Z1内の気体が第2開閉扉D2を介して内部領域Z3へ流通する際に触媒14に接触するようになっている。
次に、クリーンルーム2における内部領域Z3に除染ガス供給手段13が配置されている。この除染ガス供給手段13は、除染ガスGを発生させる除染ガス発生装置16と、密閉壁11(除染対象領域Z1)と除染ガス発生装置16とを接続する供給管17と、密閉壁11(除染対象領域Z1)と除染ガス発生装置16とを接続する排出管18とを備えている。供給管17の途中に第1開閉弁V1が設けられており、排出管18の途中には第2開閉弁V2とブロアB1が設けられている。第1開閉弁V1、第2開閉弁V2及びブロアB1の作動は図示しない制御装置によって制御されるようになっている。
除染ガス発生装置16によって除染ガスG(過酸化水素ガス)を発生させている状態において、上記第1開閉弁V1、第2開閉弁V2が開放されるとともにブロアB1が作動されると、除染ガスGが供給管17を介して除染対象領域Z1に供給され、かつ除染対象領域Z1内の気体は排出管18とブロアB1を介して除染ガス発生装置16に回収されるようになっている。
除染対象領域Z1が密閉された状態において、除染ガス供給手段13によって除染ガスGを除染対象領域Z1に供給すると、作業領域Z2を介してクリーンブース5の下端部5Aからクリーンブース5内にも除染ガスGが流通する。そのため、クリーンブース5及び充填装置3も除染ガスGにより除染されるようになっている。
内部領域Z3に面したクリーンルーム2の側壁と天井2Aには、空調用フィルタ21を設けてあり、図示しない空調設備から天井2A側の空調用フィルタ21を介してエアを内部領域Z3に供給するとともに、側壁の空調用フィルタ21を介して内部領域Z3内のエアをクリーンルーム2の外部へ排出するようになっている。空調設備から内部領域Z3へ供給されるエアは、所定の圧力と所定の微生物管理レベルとなるように管理されている。
本実施例においては、密閉壁11の上端部11Aとクリーンルーム2の天井2Aとにわたって、上記除染対象領域Z1の上方側となる領域を密閉状態で囲繞する区画壁25を設けている。またこの区画壁25の所定位置には、第3開閉扉D3、第4開閉扉D4が設けられている。
区画壁25によって、その内部領域Z4とクリーンルーム2の上記内部領域Z3との連通が遮断されており、所要時に第3開閉扉D3、第4開閉扉D4が開放されると、内部領域Z4と内部領域Z3とが連通するようになっている。
また、第3開閉扉D3、第4開閉扉D4を設けた各開口部には、プレフィルタ26が設けられている。これにより、塵埃が内部領域Z4内に進入するのを防止している。
さらに、上記除染対象領域Z1内に所要時にエアを供給するために、上記内部領域Z4内に給気手段12が設けられている。
給気手段12は、クリーンブース5の天井8に設けた2つの給気用HEPAフィルタ22と、延長部分の天井8´に設けた2つの給気用HEPAフィルタ23と、各HEPAフィルタ22,23とブロアB2〜B5を接続する給気管24を備えている。各ブロアB2〜B5は、図示しない制御装置によって作動を制御されるとともに、図示しない吸気口は内部領域Z4内に臨ませて配置されている。
本実施例の物品処理システム1は以上のように構成されており、先ず除染対象領域Z1内を除染し、その後にエアレーションを行ってから充填装置3による充填作業(生産)が行われるようになっている。以下、これらの各作業工程時の作動の詳細を説明する。
先ず、除染時においては、図2に示すように、各開閉扉D1〜D4が閉鎖され、かつ給気手段12が作動されていない状態、つまり、除染対象領域Z1と給気手段12が配置された内部領域Z4が密閉された状態において、除染ガス供給手段13の第1開閉弁V1、第2開閉弁V2が開放されるとともに、ブロアB1が作動される。この時には既に除染ガス発生装置16によって除染ガスGが発生している。そのため、供給管17を介して除染ガスGが除染対象領域Z1内に供給されると同時に、除染対象領域Z1内の気体が排出管18を介して排出される。除染ガスGは、先ず作業領域Z2内に供給され、その後、クリーンブース5の下端部5Aからクリーンブース5の内部空間に供給される。このようにして除染対象領域Z1内の全域に除染ガスGに供給されるので、クリーンブース5内と充填装置3はグレードAの微生物管理レベルに除染される。つまり、クリーンブース5の内部及び作業領域Z2が共にグレードAの微生物管理レベルに除染される。
この除染時においては、除染対象領域Z1よりも外方のクリーンルーム2の内部領域Z3には、空調設備から所定の圧力と微生物管理レベルのエアが供給されている。そのエアの微生物管理レベルは、上記グレードAよりも低いグレードBとなっている。このように、本実施例においては、クリーンルーム2の内部領域Z3用の空調設備を稼働させた状態のまま停止させることなく、除染対象領域Z1のクリーンブース5及び充填装置3を微生物管理レベルの高いグレードAで局所的に除染することができる。
このようにして、所要時間、除染対象領域Z1内に除染ガスGが供給されて、充填装置3及びクリーンブース5内が除染されるようになっている。
次に、除染工程が終了すると、その後に除染対象領域Z1のエアレーションが行われる。つまり、図3に示すように、先ず給気手段12の各ブロアB2〜B5が同期して作動されるとともに、第1開閉扉D1は閉鎖のまま、第2開閉扉D2、第3開閉扉D3および第4開閉扉D4が開放される。他方、除染ガス供給手段13の第1開閉弁V1、第2開閉弁V2は閉鎖されるとともにブロアB1の作動も停止され、除染ガス発生装置16の作動も停止される。
この状態で給気手段12の各ブロアB2〜B5が作動されると、第3開閉扉D3および第4開閉扉D4が開放されているため、内部領域Z3の上方側のエアは内部領域Z4内に流入し、内部領域Z4のエアとともに、各HEPAフィルタ22、23によって不純物が取り除かれた状態でクリーンブース5内と作業領域Z2(除染対象領域Z1の全域)に供給される。
除染対象領域Z1においては、第2開閉扉D2が開放されているので、除染対象領域Z1内の気体(除染ガスG)は触媒14により無害化されて除染対象領域Z1の外方となるクリーンルーム2の内部領域Z3へ排出される。
このエアレーション時には、除染対象領域Z1におけるクリーンブース5内と作業領域Z2はともに同じ給気量でエアが供給されている。
なお、エアレーションは所定時間経過するまで行われ、除染工程、エアレーション工程を経て除染対象領域Z1は微生物管理レベルのグレードAとなっている。
次に、エアレーションが完了すると、充填装置3による充填作業(生産)が開始される。エアレーション後の生産時への移行の際は図4に示すように、エアレーション時に閉鎖されていた第1開閉扉D1を開放して、すべての開閉扉D1〜D4を開放される。また、除染ガス供給手段13は停止されている。
そして充填作業時においては、ブロアB2、B3によってクリーンブース5内へ供給するエアの給気量(X1)と、ブロアB4、B5によって作業領域Z2へ供給するエアの給気量(X2)は、クリーンブース5内へ供給するエアの給気量(X1)を作業領域Z2へ供給するエアの給気量(X2)よりも多く設定して、クリーンブース5内に供給されるエアが作業領域Z2へと排出されるようにするとともに、除染対象領域Z1内の気体が第1開閉扉D1および第2開閉扉D2を介してクリーンルーム2の内部領域Z3に向けて排出されるように設定されている。
この状態において、空のバイアル4がコンベヤ7によって充填バルブ3Aの下方となる充填位置に順次供給されるので、充填バルブ3Aによりバイアル4内に薬液が充填されるようになっている。この生産時においては、作業者は所要の場合に図示しないドアを開閉させて、作業領域Z2内に入って作業グローブ6を介して所要の作業を行うことができる。作業領域Z2の給気量は、クリーンブース5内への給気量よりも少ないので、作業者が作業領域Z2に入って作業をしてもクリーンブース5内に作業領域Z2の雰囲気が侵入することはなく、充填装置3が汚染されることはない。
以上のように本実施例は、クリーンルーム2内に既存の設備(クリーンブース5、充填装置3)が配置されていることを前提として、それらを局所的に除染して無菌化することができる。そして、除染時においては、クリーンルーム2用の空調設備を停止させる必要はない。
また、本実施例は、既存の設備を備えた物品処理システム1を前提として、密閉壁11及び除染ガス供給手段13を追加する構成となっており、クリーンブース5内を局所的に除染可能な小型の物品処理システム1を提供することができる。
さらに、充填装置3による生産時には、クリーンブース5内への給気量が、作業領域Z2の給気量よりも多くなるように設定されているので、作業領域Z2に作業者が入って作業してもクリーンブース5内と充填装置3が汚染されることはない。
なお、上記実施例は物品処理装置として容器(バイアル4)に薬液を充填する充填装置3を想定しているが、物品処理装置としては容器以外の物品、例えば箱や半導体等に対して所要の処理を行う装置であっても良い。
1‥物品処理システム 2‥クリーンルーム
3‥充填装置(物品処理装置) 4‥バイアル(物品)
5‥クリーンブース 11‥密閉壁
12‥給気手段 13‥除染ガス供給手段
G‥除染ガス Z1‥除染対象領域

Claims (2)

  1. クリーンルーム内に配置されて、物品に所要の処理を行う物品処理装置と、上記物品処理装置を覆ってクリーンルーム内に配置された非密閉のクリーンブースとを備えた物品処理システムであって、
    上記クリーンルーム内に設けられ、上記物品処理装置およびクリーンブースを密閉状態となるように囲繞する密閉壁と、この密閉壁の内方側に除染ガスを供給する除染ガス供給手段と、上記密閉壁の上方側に配置され、上方から下方に向けて上記密閉壁の内方側にエアを供給する給気手段と、上記密閉壁に設けられて所要時に開放可能な開閉扉とを備え、
    上記物品処理装置およびクリーンブース内の除染時には、上記開閉扉を閉鎖した状態で上記除染ガス供給手段から上記密閉壁の内方側に除染ガスを供給し、
    上記物品処理装置による生産時には、上記開閉扉を開放して上記密閉壁の内方側とそれよりも外方となるクリーンルーム内とを連通させるとともに、上記給気手段により上記密閉壁の内方側にエアが供給されることにより、開放状態の開閉扉を介して上記密閉壁の内方側から上記密閉壁の外方となるクリーンルーム内へエアが流通されることを特徴とする物品処理システム。
  2. 上記給気手段によって上記密閉壁の内方側に供給されるエアの給気量は、クリーンブース内への給気量が、クリーンブースと密閉壁との間の領域への給気量よりも多くなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の物品処理システム。
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