JP6836177B2 - 燃料ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、吸入弁を備える燃料ポンプに関する。
特許文献1には、加圧室の燃料を加圧するプランジャと、加圧室へ燃料を吸入させる吸入通路を形成する吸入通路部材と、吸入通路部材に形成された弁座に離着座して吸入通路を開閉する吸入弁と、を備える燃料ポンプが開示されている。吸入通路部材は、加圧室を形成する加圧部材に取り付けられ、吸入弁が離着座する弁座を有する。
また、吸入通路部材に軸力を付与させることで、吸入通路部材と加圧部材との互いに対向する面(対向面)の全体を密着させ、これらの対向面をシール面として機能させる構造となっている。これにより、吸入通路部材と加圧部材との境界面から高圧燃料が漏れ出ることを防止している。
特開2010−7521号公報
さて、近年では燃料の高圧化が進む傾向にあり、シール面に要求される面圧が高くなってきている。しかし、軸力を増大させて面圧を高くしようとすると、例えばネジ締結で軸力を増大させる場合にはネジ部分が破断する等の部材損傷を招くため、軸力増大には限界がある。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、シール面の面圧を高くしてシール性を向上させることを、軸力増大を抑制しつつ実現させた燃料ポンプを提供することにある。
ここに開示される発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示される発明の1つは、
加圧室(10p)の燃料を加圧するプランジャ(11)と、
加圧室、または加圧室と連通する連通路を形成する加圧通路部材(10、101、102、103)と、
加圧通路部材に取り付けられ、加圧室へ燃料を吸入させる吸入通路(30b)を形成する吸入通路部材(30)と、
吸入通路部材に形成された弁座(30s)に離着座して吸入通路を開閉する吸入弁(20)と、
吸入通路部材に軸力を付与し、軸力により吸入通路部材を加圧通路部材に押し付けて密着させる軸力付与部材(40)と、
を備える燃料ポンプであって、
吸入通路部材および加圧通路部材の一方に形成され、加圧室または吸入通路の周りを取り囲む環状のシール面(10f、30f、304f、305f)と、
吸入通路部材および加圧通路部材の他方に形成され、加圧室または吸入通路の周りを取り囲む環状かつシール面に向けて突出する形状であり、軸力によりシール面に押し付けられて密着するシール突起(14、31)と、
シール突起の径方向の外側に位置し、吸入通路部材に形成されて加圧通路部材に当接、或いは、加圧通路部材に形成されて吸入通路部材に当接する当接突起(15、32)と、
を備え、
吸入通路部材のうち軸力を受ける部分である軸力受部(30g)は、シール突起においてシール面に密着したシール端面(14a)よりも径方向の外側に位置し、且つ当接突起においてシール面に当接した当接端面(15a)よりも径方向の内側に位置するように、径方向においてシール突起と当接突起の間に位置する燃料ポンプである。
上記発明によれば、吸入通路部材および加圧通路部材の一方にはシール面が形成され、他方には、シール面に向けて突出する形状のシール突起が形成される。そのため、従来の如く突起が形成されていない、対向面の全体を密着させてシール面とした場合に比べて、シール面積が小さくなるので、軸力増大を抑制しつつも面圧を高くできる。
さて、上述のようにシール突起でシールする構造を採用した場合、本発明に反して当接突起が備えられていないと、以下の問題が生じるとの知見を本発明者は得ている。すなわち、吸入通路部材のうち軸力が付与される部分(軸力付与部)の径方向位置が、シール突起の径方向位置からずれていると、吸入通路部材に曲げ変形が生じ、その結果、シール性の低下や吸入通路部材の損傷が懸念されるようになる。つまり、軸力付与部とシール突起の径方向位置を一致させるといった制約が生じる。
この知見に鑑みた上記発明では、シール突起の径方向外側に位置する当接突起を形成し、径方向においてシール突起と当接突起の間に軸力付与部を位置させる。そのため、軸力付与部の径方向位置をシール突起の径方向位置に一致させることを不要にしつつ、吸入通路部材に生じる曲げ変形を抑制でき、シール性低下や吸入通路部材損傷の懸念を軽減できる。
本発明の第1実施形態に係る燃料ポンプを示す断面図。 図1に示す燃料ポンプから電磁アクチュエータを取外した状態の断面図。 図2に示す吸入通路部材の取り付け状態を模式的に示す断面図。 図3に示す加圧通路部材を吸入通路部材の側から見た上面図。 第1実施形態の比較例を示す断面図。 本発明の第2実施形態に係る燃料ポンプを模式的に示す断面図。 本発明の第3実施形態において、加圧通路部材の単体状態を示す断面図。 本発明の第4実施形態において、加圧通路部材の単体状態を示す断面図。 本発明の第5実施形態において、吸入通路部材の単体状態を示す断面図。 本発明の第6実施形態において、吸入通路部材の単体状態を示す断面図。 本発明の第7実施形態において、吸入通路部材および加圧通路部材の単体状態を示す断面図。 本発明の第8実施形態において、吸入通路部材および加圧通路部材の単体状態を示す断面図。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
(第1実施形態)
図1に示す燃料ポンプ1は、車両に搭載されたものであり、図示しないフィードポンプにより燃料タンクから供給される低圧の燃料を加圧して、コモンレールへ圧送する。コモンレールへ圧送された高圧燃料は、内燃機関の各気筒に設けられた燃料噴射弁へ分配され、燃料噴射弁から燃焼室へ噴射されて燃焼する。
燃料ポンプ1は、内燃機関のクランクシャフトに連結された駆動軸2の回転トルクを駆動源として作動する。燃料ポンプ1は、加圧通路部材10と、プランジャ11と、吸入弁20と、吸入通路部材30と、軸力付与部材40と、電磁アクチュエータ50と、を備える。
加圧通路部材10の一部は、プランジャ11が摺動する摺動面10aを有するシリンダとして機能し、シリンダ内には加圧室10pが形成されている。プランジャ11は、駆動軸2に取り付けられたカム3によりシリンダ内を往復作動して、加圧室10p内の燃料を加圧する。加圧通路部材10には、低圧通路10bおよび高圧通路10cが形成されている。フィードポンプから供給される低圧燃料は、低圧通路10bを通じて加圧室10pへ吸入される。加圧室10pで加圧された高圧燃料は、高圧通路10cを通じてコモンレールへ圧送される。
高圧通路10cには逆止弁12が取り付けられている。逆止弁12は、コモンレール側から加圧室10pへ高圧燃料が逆流することを防止する。逆止弁12は、加圧室10pの燃料圧力が所定の設定圧以上になると開弁する。したがって、加圧室10p内の燃料は設定圧になるまでプランジャ11により加圧される。なお、低圧通路10bおよび高圧通路10cは、プランジャ11の往復作動方向、つまりシリンダの軸線C(図2参照)の方向に対して垂直に延びる形状である。
図1および図2に示すように、加圧通路部材10には、吸入通路部材30が収容配置される収容穴10d、および軸力付与部材40がネジ締結されるネジ穴10eが形成されている。加圧通路部材10および軸力付与部材40は、軸線C方向に延びる円柱形状であり、収容穴10dおよびネジ穴10eは軸線Cと同軸上に位置する。
吸入通路部材30の下端面であるシール面30fは加圧通路部材10に当接し、吸入通路部材30の上端面(軸力受部30g)は軸力付与部材40に当接する。つまり、吸入通路部材30は、軸線C方向において加圧通路部材10と軸力付与部材40との間に挟み付けられている。吸入通路部材30には、貫通穴30aおよび吸入通路30bが形成されている。
貫通穴30aは、軸線C方向に貫通する形状であり、軸線Cと同軸上に位置する。貫通穴30aには、吸入弁20が軸線C方向に往復動可能な状態で配置されている。吸入通路30bは、低圧通路10bと加圧室10pとを連通させる形状であり、かつ、貫通穴30aとも連通する。
吸入弁20は、吸入通路部材30の端面に形成された弁座30sに離着座するシート面20sを有する。吸入弁20が加圧室10pの側へ移動すると、シート面20sが弁座30sから離座して吸入通路30bが開弁され、吸入通路30bと加圧室10pとが連通する。吸入弁20が反加圧室側へ移動すると、シート面20sが弁座30sに着座して吸入通路30bが閉弁され、吸入通路30bと加圧室10pとの連通が遮断される。
吸入弁20にはストッパ21が取り付けられている。ストッパ21は、吸入通路部材30に当接することで吸入弁20の開弁側への移動を規制する。詳細には、ストッパ21は、吸入弁20が挿入される貫通穴を有した円筒形状である。ストッパ21のうち加圧室10pの反対側(反加圧室側)の端面は、吸入弁20に形成された係合部20bに係合し、加圧室側の端面は吸入通路部材30に当接する。したがって、ストッパ21が吸入通路部材30に当接した状態では、係合部20bへのストッパ21の係合により、吸入弁20の加圧室側(開弁側)への移動が規制される。また、ストッパ21は、弾性部材22から付与される弾性力により係合部20bへ押し付けられている。
軸力付与部材40は、軸線C方向に延びる円柱形状であり、円柱の中心にはロッド54が挿入される挿入穴40aが形成されている。軸力付与部材40の外周面にはネジ部40nが形成されており、ネジ部40nは、軸力付与部材40の内周面に形成されたネジ穴10eに締結される。さらに軸力付与部材40は、軸線C方向に延びる第1円筒部42および第2円筒部43を有する。第1円筒部42の径方向内側にはストッパ21が位置し、第2円筒部43の径方向内側には吸入通路部材30が位置する。
第1円筒部42の加圧室側の端面には、軸線C方向において加圧室側へ突出する突出部41と、突出部41の径方向外側に位置する第2円筒部43とが形成されている。突出部41は、吸入弁20およびストッパ21の周りに環状に延びる形状であり、図2に示す断面視において、軸線C方向のうち加圧室側へ近づくほど断面積が小さくなるテーパ形状である。ネジ部40nをネジ穴10eに締結することで、突出部41の加圧室側の端面である押当面41aが、吸入通路部材30へ軸線C方向に押し当てられる。これにより、ネジ締結による軸力F(図3参照)が吸入通路部材30へ付与され、この軸力Fにより、吸入通路部材30は加圧通路部材10に押し付けられて密着する。この密着構造については後に詳述する。
図1に示す電磁アクチュエータ50は、電磁コイル51、固定コア52、可動コア53、ロッド54、および弾性部材55を有する。電磁コイル51は、軸線C周りに環状に巻き回されている。固定コア52は、電磁コイル51の径方向内側に配置されている。可動コア53は、軸線C方向において固定コア52の加圧室側に配置されている。
ロッド54は、軸線C方向に延びる形状であり、可動コア53に組み付けられている。可動コア53およびロッド54は一体となって軸線C方向に往復動する。ロッド54の加圧室側の端面54aは、吸入弁20の反加圧室側の端面20aに当接する。
電磁コイル51への通電が停止された状態では、可動コア53と固定コア52との間にはギャップが形成されている。可動コア53およびロッド54は弾性部材55の弾性力により加圧室側へ移動する。これにより、吸入弁20はロッド54に押され、弾性部材22の弾性力に抗して加圧室側へ移動(開弁作動)する。その結果、吸入弁20のシート面20sは弁座30sから離座し、加圧室10pと低圧通路10bとは吸入通路30bを介して連通した状態となる。
電磁コイル51への通電を開始すると、可動コア53および固定コア52にはギャップを介して磁束が通じることにより、可動コア53には磁気吸引力が作用する。この磁気吸引力により、可動コア53は軸線C方向において反加圧室側へ移動する。これにより、吸入弁20はロッド54から解放され、弾性部材22の弾性力により反加圧室側へ移動(閉弁作動)する。その結果、吸入弁20のシート面20sは弁座30sに着座し、加圧室10pと低圧通路10bとは連通遮断された状態となる。
次に、先述した軸力Fにより吸入通路部材30が加圧通路部材10に押し付けられて密着する構造について、図3および図4を用いて詳細に説明する。
吸入通路部材30の加圧室側の端面は、軸線C方向に対して垂直に拡がる平坦形状であり、加圧通路部材10に軸力Fで密着するシール面30fとして機能する。加圧通路部材10の反加圧室側の端面には、シール面30fに向けて突出するシール突起14が形成されている。シール突起14の端面であるシール端面14aは、軸線C方向に対して垂直に拡がる平坦形状であり、吸入通路部材30のシール面30fに軸力Fで密着する。シール面30fおよびシール端面14aは、加圧室10pの周りを取り囲む環状である(図4参照)。
さらに、加圧通路部材10の反加圧室側の端面のうち、シール突起14の径方向の外側部分には、吸入通路部材30の加圧室側の端面に向けて突出し、吸入通路部材30に当接する当接突起15が形成されている。当接突起15の端面である当接端面15aは、軸線C方向に対して垂直に拡がる平坦形状であり、吸入通路部材30のシール面30fに軸力Fで密着する。当接端面15aは、シール端面14aの周りを取り囲む環状である(図4参照)。
ネジ部40nをネジ穴10eに所定トルクで締結した状態では、シール突起14および当接突起15は、軸力Fにより圧縮され、軸線C方向へ所定量だけ弾性変形した状態になっている。図3では、軸力F付与開始時点の状態であって、弾性変形していない状態を示す。図1および図2では、所定の軸力Fが付与されて状態であって、弾性変形している状態を示す。
シール突起14の弾性変形により、シール面30fとシール端面14aとの面圧が所定以上となりシール性が発揮される。よって、加圧室10pの燃料が吸入通路部材30と加圧通路部材10との接触面から漏出することを防止できる。さらに本実施形態では、当接突起15の弾性変形によっても、シール面30fと当接端面15aとの面圧でシール性が発揮される。
軸線C方向におけるシール突起14の弾性変形量(圧縮量)と、当接突起15の弾性変形量(圧縮量)とは同一である。また、シール端面14aの径方向長さと当接端面15aの径方向長さは同一であり、シール端面14aの直径は当接端面15aの直径より小さいので、シール端面14aの面積(シール面積)は当接端面15aの面積(当接面積)より小さい。したがって、シール端面14aでの単位面積当りの軸力(面圧)は当接端面15aでの面圧より大きい。
そして、吸入通路部材30のうち軸力Fを受ける部分である軸力受部30gは、シール突起14の径方向において、シール突起14と当接突起15の間に位置する。この位置関係について、以下、より詳細に説明する。シール端面14aのうち径方向の中心をシール中心線C1と呼び、当接端面15aのうち径方向の中心を当接中心線C2と呼び、軸力受部30gのうち径方向の中心を軸力中心線C3と呼ぶ。軸力中心線C3は、径方向においてシール中心線C1と当接中心線C2の間に位置する。図4に示す軸線C方向視において、軸力受部30gは、シール端面14aおよび当接端面15aと重複しないように設けられている。つまり、軸力受部30gの内周縁はシール端面14aの外周縁よりも径方向外側に位置し、軸力受部30gの外周縁は当接端面15aの内周縁よりも径方向内側に位置する。
以上により、本実施形態によれば、吸入通路部材30にはシール面30fが形成され、加圧通路部材10にはシール突起14が形成される。そのため、本実施形態に反してシール突起14を形成せず、加圧通路部材10の端面全体をシール面30fに密着させてシールする場合に比べて、シール面積が小さくなる。よって、軸力F増大を抑制しつつもシール突起14の面圧を高くでき、シール性を向上できる。
さて、上述のようにシール突起14でシールする構造を採用した場合、本実施形態に反して当接突起15が備えられていないと、以下の問題が生じるとの知見を本発明者は得ている。すなわち、図5に示す比較例のように加圧通路部材10xに当接突起15が備えられていない場合、軸力受部30gとシール端面14aとの間で、吸入通路部材30に曲げ応力が作用して曲げ変形する。その結果、シール端面14aでの面圧が不均一になり、シール端面14aの外周側エッジに応力集中が生じる等、吸入通路部材30の損傷が懸念される。この懸念の対策として、軸力中心線C3の径方向位置をシール中心線C1の径方向位置に一致させれば、上記曲げ変形を解消できるが、軸力中心線C3とシール中心線C1の径方向位置を一致させるといったレイアウト上の制約が生じる。
特に本実施形態では、軸力受部30gの環状内側にストッパ21が位置するので、軸力中心線C3を径方向内側に位置させるには限界がある。また、燃料の高圧化が進むにつれシート面20sの受圧面積を小さくすることが要求されるので、シート面20sの径寸法を小さくすることが要求される。そのため、シール中心線C1を径方向内側に位置させることが要求され、シール中心線C1を径方向外側に位置させるには限界がある。これらの事情により、本実施形態に係る燃料ポンプ1では、軸力中心線C3をシール中心線C1の径方向外側に位置せざるを得ない。
この事情に鑑みた本実施形態では、シール突起14の径方向外側に位置する当接突起15を形成し、径方向においてシール突起14と当接突起15の間に軸力付与部材40を位置させる。これによれば、シール突起14を支点、軸力受部30gを力点として吸入通路部材30が曲げ変形しようとしても、吸入通路部材30が当接突起15に当接して支持されることで、上記曲げ変形が規制される。そのため、軸力付与部材40とシール突起14との径方向位置を一致させることを不要にしつつ、吸入通路部材30の曲げ変形を抑制できる。よって、吸入通路部材30のシール性低下や損傷の懸念を軽減できる。
さらに本実施形態では、当接突起15は、シール突起14の周りを取り囲むように環状に延びる形状である。そのため、当接突起15が吸入通路部材30に当接して支持する機能を向上でき、吸入通路部材30の曲げ変形抑制を促進できる。
さらに本実施形態では、軸力受部30gは、吸入弁20の軸線C周りに延びる環状である。そのため、軸力付与部材40から吸入通路部材30へ付与される軸力Fは、非環状の場合に比べて軸線C周りに均等に付与されるので、シール端面14aでの面圧を周方向に均等にすることを促進でき、シール性を向上できる。
さらに本実施形態では、吸入弁20に取り付けられ、吸入通路部材30に当接することで吸入弁20の開弁側への移動を規制するストッパ21を備え、軸力受部30gの環状内側にストッパ21が位置する。この構成では、軸力受部30gの径方向位置を径方向内側に位置させることが困難になるため、シール中心線C1と軸力中心線C3との径方向位置を同一にすることが困難になる。よって、当接突起15を備えさせることによる曲げ変形抑制の効果が好適に発揮される。
ここで、シール端面14aではシール性の機能が要求されるため面圧を高くすることが望ましい。その一方で、当接端面15aでは吸入通路部材30の変形抑制の機能が要求されるため、シール端面14aに比べて面圧を高くする要求が小さい。したがって、シール端面14aでの面圧を当接端面15aでの面圧よりも高くすれば、軸力F増大を抑制しつつシール性を向上できる。よって、この点を鑑みた本実施形態では、シール端面14aでの面圧を当接端面15aでの面圧より大きくすることを促進させているので、軸力F増大を抑制しつつシール性を向上できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、シール突起14および当接突起15が加圧通路部材10に形成されている。これに対し本実施形態では、図6に示すように、シール突起31および当接突起32が吸入通路部材301に形成されている。以下、先述した軸力Fにより吸入通路部材301が加圧通路部材101に押し付けられて密着する構造について詳細に説明する。
加圧通路部材101の反加圧室側の端面は、軸線C方向に対して垂直に拡がる平坦形状であり、吸入通路部材301に軸力Fで密着するシール面10fとして機能する。吸入通路部材301の加圧室側の端面には、シール面10fに向けて突出するシール突起31が形成されている。シール突起31の端面であるシール端面31aは、軸線C方向に対して垂直に拡がる平坦形状であり、加圧通路部材101のシール面10fに軸力Fで密着する。シール面10fおよびシール端面31aは、加圧室10pの周りを取り囲む環状である。
さらに、吸入通路部材301の加圧室側の端面のうち、シール突起31の径方向の外側部分には、加圧通路部材101の反加圧室側の端面に向けて突出し、加圧通路部材101に当接する当接突起32が形成されている。当接突起32の端面である当接端面32aは、軸線C方向に対して垂直に拡がる平坦形状であり、加圧通路部材101のシール面10fに軸力Fで密着する。当接端面32aは、シール端面31aの周りを取り囲む環状である。
ネジ部40nをネジ穴10eに所定トルクで締結した状態では、シール突起31および当接突起32は、軸力Fにより圧縮され、軸線C方向へ所定量だけ弾性変形した状態になっている。シール突起31の弾性変形により、シール面10fとシール端面31aとの面圧が所定以上となりシール性が発揮される。よって、加圧室10pの燃料が加圧通路部材101と吸入通路部材301との接触面から漏出することを防止できる。さらに本実施形態では、当接突起32の弾性変形によっても、シール面10fと当接端面32aとの面圧でシール性が発揮される。
軸線C方向におけるシール突起31の弾性変形量(圧縮量)と、当接突起32の弾性変形量(圧縮量)とは同一であり、シール端面31aの径方向長さと当接端面32aの径方向長さは同一である。
そして、吸入通路部材301のうち軸力Fを受ける部分である軸力受部30gは、シール突起14の径方向において、シール突起31と当接突起32の間に位置する。より詳細に説明すると、シール端面31aのうち径方向の中心をシール中心線C1aと呼び、当接端面32aのうち径方向の中心を当接中心線C2aと呼び、軸力受部30gのうち径方向の中心を軸力中心線C3と呼ぶ。軸力中心線C3は、径方向においてシール中心線C1aと当接中心線C2aの間に位置する。軸線C方向視において、軸力受部30gは、シール端面31aおよび当接端面32aと重複しないように設けられている。つまり、軸力受部30gの内周縁はシール端面31aの外周縁よりも径方向外側に位置し、軸力受部30gの外周縁は当接端面32aの内周縁よりも径方向内側に位置する。
以上により、本実施形態によれば、加圧通路部材101にはシール面10fが形成され、吸入通路部材301にはシール突起31が形成される。そのため、本実施形態に反してシール突起31を形成せず、吸入通路部材301の端面全体をシール面10fに密着させてシールする場合に比べて、シール面積が小さくなる。よって、軸力F増大を抑制しつつもシール突起31の面圧を高くでき、シール性を向上できる。
さらに本実施形態では、シール突起31の径方向外側に位置する当接突起32を形成し、径方向においてシール突起31と当接突起32の間に軸力付与部材40を位置させる。これによれば、シール突起31を支点、軸力受部30gを力点として吸入通路部材301が曲げ変形しようとしても、吸入通路部材301が当接突起32に当接して支持されることで、上記曲げ変形が規制される。そのため、軸力付与部材40とシール突起31との径方向位置を一致させることを不要にしつつ、吸入通路部材301に生じる曲げ変形力を抑制できる。よって、吸入通路部材301の曲げ変形によるシール性低下や、吸入通路部材301の損傷の懸念を軽減できる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態に係る加圧通路部材10では、シール突起14および当接突起15は、軸力Fで弾性変形(圧縮変形)させる前の自然状態では、軸線C方向におけるシール突起14の突起高さおよび当接突起15の突起高さは同じに設定されている。そのため、軸力Fによるシール突起14の圧縮変形量と当接突起15の圧縮変形量とが同じである。これに対し、本実施形態に係る加圧通路部材102では、図7に示すように、シール突起14および当接突起15は、軸力Fで弾性変形させる前の自然状態では、シール突起14の突起高さL1が、当接突起15の突起高さL2よりも高く設定されている。そのため、軸力Fによるシール突起14の圧縮変形量が、軸力Fによる当接突起15の圧縮変形量より大きい。よって、シール端面14aでの面圧を当接端面15aでの面圧よりも大きくすることが促進される。
以上により、本実施形態によれば、軸力Fによるシール突起14の圧縮変形量が、軸力Fによる当接突起15の圧縮変形量より大きく設定されている。そのため、シール端面14aの面圧を当接端面15aの面圧より増大させることの促進を、簡素な形状(平坦形状)のシール面30fで実現できる。
(第4実施形態)
上記第1実施形態に係る加圧通路部材10では、シール端面14aの径方向長さと当接端面15aの径方向長さが同一に設定されている。これに対し、本実施形態に係る加圧通路部材103では、図8に示すように、シール端面14aの径方向長さL1aが当接端面15aの径方向長さL2aよりも短く設定されている。そのため、シール端面14aでの面圧を当接端面15aでの面圧よりも大きくすることが促進されている。よって、シール端面14aの面圧を当接端面15aの面圧より増大させることの促進を、簡素な形状(平坦形状)のシール面30fで実現できる。
なお、本実施形態では、自然状態でのシール突起14の突起高さL1を当接突起15の突起高さL2と同じにしているが、上記第3実施形態と同様にして、シール突起14の突起高さL1を当接突起15の突起高さL2より高くしてもよい。
(第5実施形態)
上記第2実施形態に係る吸入通路部材301では、シール突起31および当接突起32は、軸力Fで弾性変形(圧縮変形)させる前の自然状態では、軸線C方向におけるシール突起31の突起高さおよび当接突起32の突起高さは同じに設定されている。そのため、軸力Fによるシール突起31の圧縮変形量と当接突起32の圧縮変形量とが同じである。これに対し、本実施形態に係る吸入通路部材302では、図9に示すように、シール突起31および当接突起32は、軸力Fで弾性変形させる前の自然状態では、シール突起31の突起高さL1bが、当接突起32の突起高さL2bよりも高く設定されている。そのため、軸力Fによるシール突起31の圧縮変形量が、軸力Fによる当接突起32の圧縮変形量より大きい。よって、シール端面31aでの面圧を当接端面32aでの面圧よりも大きくすることが促進される。
以上により、本実施形態によれば、軸力Fによるシール突起31の圧縮変形量が、軸力Fによる当接突起32の圧縮変形量より大きく設定されている。そのため、シール端面31aの面圧を当接端面32aの面圧より増大させることの促進を、簡素な形状(平坦形状)のシール面10fで実現できる。
(第6実施形態)
上記第2実施形態に係る吸入通路部材301では、シール端面31aの径方向長さと当接端面32aの径方向長さが同一に設定されている。これに対し、本実施形態に係る吸入通路部材303では、図10に示すように、シール端面31aの径方向長さL1cが当接端面32aの径方向長さL2cよりも短く設定されている。そのため、シール端面31aでの面圧を当接端面32aでの面圧よりも大きくすることが促進されている。よって、シール端面31aの面圧を当接端面32aの面圧より増大させることの促進を、簡素な形状(平坦形状)のシール面10fで実現できる。
なお、本実施形態では、自然状態でのシール突起31の突起高さL1bを当接突起32の突起高さL2bと同じにしているが、上記第5実施形態と同様にして、シール突起31の突起高さL1bを当接突起32の突起高さL2bより高くしてもよい。
(第7実施形態)
上記第1実施形態に係る吸入通路部材30では、シール面30fを、軸線C方向に対して垂直に拡がる平坦形状に形成している。これに対し、本実施形態に係る吸入通路部材304では、図11に示すように、シール面304fをテーパ形状に形成している。具体的には、シール面304fは、径方向の外側であるほど加圧通路部材10から軸線C方向に遠ざかる向きに傾斜した形状である。
そのため、図11中の矢印に示すように、吸入通路部材304を加圧通路部材10に軸線C方向へ押し付けていくと、シール端面14aの方が当接端面15aよりも先にシール面304fに当接する。よって、シール突起14の圧縮変形量が当接突起15の圧縮変形量よりも大きくなるので、シール端面14aの面圧を当接端面15aの面圧より増大させることを促進できる。
(第8実施形態)
上記第7実施形態に係る吸入通路部材304では、シール面304fが直線状に傾斜するテーパ形状である。これに対し、本実施形態に係る吸入通路部材305では、図12に示すように、シール面305fが曲線状に傾斜する湾曲形状である。具体的には、シール面305fは、加圧通路部材10の側に凸となる向きに湾曲した形状である。
そのため、図12中の矢印に示すように、吸入通路部材305を加圧通路部材10に軸線C方向へ押し付けていくと、シール端面14aの方が当接端面15aよりも先にシール面304fに当接する。よって、上記第7実施形態と同様にしてシール突起14の圧縮変形量が当接突起15の圧縮変形量よりも大きくなるので、シール端面14aの面圧を当接端面15aの面圧より増大させることを促進できる。
(他の実施形態)
以上、発明の好ましい実施形態について説明したが、発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、以下に例示するように種々変形して実施することが可能である。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
上記各実施形態では、シール突起14、31および当接突起15、32を同じ硬度にしている。これに対し、シール突起14、31を当接突起15、32よりも高い硬度にして、シール端面14a、31aでの面圧向上を図ってもよい。
図1に示す実施形態では、吸入弁20のシート面20sが加圧室10pに配置された構造の燃料ポンプ1に本発明を適用させている。これに対し、加圧室10pと連通する連通路(図示せず)が加圧通路部材10に形成され、吸入通路30bが連通路を介して加圧室10pと連通した構造の燃料ポンプ1に本発明を適用させてもよい。この場合、上述した連通路を形成する部材が「加圧通路部材」に相当し、その加圧通路部材に、当接突起およびシール突起の少なくとも一方が形成されていてもよい。
図1に示す実施形態では、加圧通路部材10と吸入通路部材30とを直接当接させているが、加圧通路部材10と吸入通路部材30との間にガスケットやワッシャー等のシール部材を介在させてもよい。この場合、シール突起と密着するシール面は上記シール部材の表面により提供され、そのシール部材が「吸入通路部材および加圧通路部材の一方」に相当する。
上記各実施形態では、図4に示す軸線C方向視において、軸力受部30gは、シール端面14aおよび当接端面15aと重複しないように設けられている。これに対し、軸線C方向視において、軸力受部30gの一部がシール端面14aと重複していてもよいし、軸力受部30gの一部が当接端面15aと重複していてもよい。
上記各実施形態では、シール突起31の弾性変形によるシール機能に加え、当接突起32の弾性変形によるシール機能も発揮させている。これに対し、当接突起32ではシール機能を発揮させていなくてもよい。また、当接突起32は弾性変形していなくてもよい。
上記各実施形態では、シール端面14aの面積を当接端面15aの面積より小さく設定している。これに対し、シール端面14aの面積を当接端面15aの面積と同じに設定してもよいし、シール端面14aの面積を当接端面15aの面積より大きく設定してもよい。
1…燃料ポンプ、10、101、102、103…加圧通路部材、10f、30f、304f、305f…シール面、10p…加圧室、11…プランジャ、14、31…シール突起、15、32…当接突起、20…吸入弁、30…吸入通路部材、30b…吸入通路、30s…弁座、40…軸力付与部材。

Claims (8)

  1. 加圧室(10p)の燃料を加圧するプランジャ(11)と、
    前記加圧室、または前記加圧室と連通する連通路を形成する加圧通路部材(10、101、102、103)と、
    前記加圧通路部材に取り付けられ、前記加圧室へ燃料を吸入させる吸入通路(30b)を形成する吸入通路部材(30)と、
    前記吸入通路部材に形成された弁座(30s)に離着座して前記吸入通路を開閉する吸入弁(20)と、
    前記吸入通路部材に軸力を付与し、前記軸力により前記吸入通路部材を前記加圧通路部材に押し付けて密着させる軸力付与部材(40)と、
    を備える燃料ポンプであって、
    前記吸入通路部材および前記加圧通路部材の一方に形成され、前記加圧室または前記吸入通路の周りを取り囲む環状のシール面(10f、30f、304f、305f)と、
    前記吸入通路部材および前記加圧通路部材の他方に形成され、前記加圧室または前記吸入通路の周りを取り囲む環状かつ前記シール面に向けて突出する形状であり、前記軸力により前記シール面に押し付けられて密着するシール突起(14、31)と、
    前記シール突起の径方向の外側に位置し、前記吸入通路部材に形成されて前記加圧通路部材に当接、或いは、前記加圧通路部材に形成されて前記吸入通路部材に当接する当接突起(15、32)と、
    を備え、
    前記吸入通路部材のうち前記軸力を受ける部分である軸力受部(30g)は、前記シール突起において前記シール面に密着したシール端面(14a)よりも前記径方向の外側に位置し、且つ前記当接突起において前記シール面に当接した当接端面(15a)よりも前記径方向の内側に位置するように、前記径方向において前記シール突起と前記当接突起の間に位置する燃料ポンプ。
  2. 前記軸力により前記シール突起と前記シール面との間で生じる面圧が、前記軸力により前記当接突起と前記吸入通路部材との間で生じる面圧より大きい請求項1に記載の燃料ポンプ。
  3. 前記軸力による前記シール突起の圧縮変形量が、前記軸力による前記当接突起の圧縮変形量より大きい請求項2に記載の燃料ポンプ。
  4. 前記シール突起のシール面積が、前記当接突起の当接面積より小さい請求項2または3に記載の燃料ポンプ。
  5. 前記シール突起の硬度が前記当接突起の硬度より高い請求項1〜4のいずれか1つに記載の燃料ポンプ。
  6. 前記当接突起は、前記シール突起の周りを取り囲むように環状に延びる形状である請求項1〜5のいずれか1つに記載の燃料ポンプ。
  7. 前記軸力受部は、前記吸入弁の中心軸線周りに延びる環状である請求項1〜6のいずれか1つに記載の燃料ポンプ。
  8. 前記吸入弁に取り付けられ、前記吸入通路部材に当接することで前記吸入弁の開弁側への移動を規制するストッパ(21)を備え、
    前記軸力受部の環状内側に前記ストッパが位置する請求項7に記載の燃料ポンプ。
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