JP6835282B1 - 衛生薄葉紙の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】断紙や皺寄りが抑制された衛生薄葉紙の製造方法の提供。【解決手段】原紙シートが巻き取られた複数の原反ロールのそれぞれから原紙シートを繰り出し、当該複数の原紙シートをプライ手段により重ね合わせて積層シートを形成し、当該積層シートを巻き取って、巻取ロールを形成する工程を含み、原反ロールからプライ手段までの原紙シートの繰り出し長さが長い程、原反ロールから原紙シートを繰り出す繰出速度を遅くする、衛生薄葉紙の製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、衛生薄葉紙の製造方法に関し、特には、原紙シートが巻き取られた複数の原反ロールのそれぞれから原紙シートを繰り出し、当該複数の原紙シートをプライ手段により重ね合わせて積層シートを形成し、当該積層シートを巻き取って、巻取ロールを形成する工程を含む衛生薄葉紙の製造方法に関する。
ティシュペーパーやトイレットペーパー等の衛生薄葉紙の製造には、原紙シートが巻き取られた原反ロールが用いられる。原反ロールから繰り出された原紙シートは、プライ手段により重ね合わされて積層シートを形成する。そして、当該積層シートは、カレンダー処理、スリット加工等の、必要に応じた加工や処理が施されつつ、再びロール状に巻き取られる。これにより得られた巻取ロールは、次いで、当該積層シートに対して、カレンダー処理、スリット加工、エンボス加工、ミシン目加工、ログ形成加工、折り畳み加工、裁断等の、必要に応じた加工または処理を施す工程に供されて、衛生薄葉紙製品が得られる。
例えば特許文献1は、ティシュペーパーの製造に関し、原紙シートが巻き取られた2本の原反ロールをプライ機(積層機)に搭載し、2本の原反ロールのそれぞれから原紙シートを繰り出し、繰り出された計2枚の原紙シートを、当該2枚の原紙シートをプライ手段としてのローラ(以下、「重合ローラ」と記す)に巻き掛けることにより重ね合わせて積層シートを形成し、当該積層シートを巻き取って、2プライの巻取ロールを形成する工程を開示している。この巻取ロールから、必要に応じた後続の工程を経て、2プライのティシュペーパーの製品が製造される。
ところで、2本の原反ロールのそれぞれから原紙シートを繰り出し、当該複数の原紙シートを重合ローラに巻き掛けることにより重ね合わせて積層シートを形成し、当該積層シートを巻き取って巻取ロールを形成する際に、原紙シートや積層シートに過大な張力が生じたり、原紙シートや積層シートが弛んだりすると、紙切れや紙の皺寄りの原因となる。このような不都合が生じないように、一般に、原反ロールと巻取ロールとの間で原紙シートや積層シートの張力の調整(「ドロー調整」とも称される)が行われる。原反ロールと巻取ロールとの間での原紙シートや積層シートのドロー調整は、概して、原反ロールと巻取ロールとの間での原紙シートや積層シートの速度差を一定にする調整をもって行われている。
特開2019−193713号明細書
しかしながら、特許文献1に開示されるように、複数プライの衛生薄葉紙の製造においては、1つの巻取ロールを製造するために複数の原反ロールが用いられる。
複数の原反ロールが用いられる構成において、各原反ロールから重合ローラまでの原紙シートの通紙経路はそれぞれ異なり、各原反ロールから重合ローラまでの原紙シートの繰り出し長さは、原反ロール毎に異なったものとなる。そして、原反ロールから重合ローラまでの原紙シートの繰り出し長さが長い程、原紙シート自体の質量による荷重の影響が大きくなり、概して、原反ロールと重合ローラとの間における原紙シートの伸び量は大きくなる。
そのため、原紙シートや積層シートの速度差を一定に調整することによるドロー調整を、複数の原反ロールに関して一律の条件で行うと、原反ロールから重合ローラまでの繰り出し長さが長く原紙シートの伸び量が相対的に大きい原反ロールと重合ローラとの間において、原紙シートに弛みが生ずるという問題がある。
本発明は、原反ロールから重合ローラ等のプライ手段までの原紙シートの繰り出し長さの相違にかかわらず、原反ロールとプライ手段との間における原紙シートの弛みを防止できる衛生薄葉紙の製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために鋭意検討を行った結果、本発明者らは、原紙シートが巻き取られた複数の原反ロールのそれぞれから原紙シートを繰り出し、当該複数の原紙シートをプライ手段により重ね合わせて積層シートを形成し、当該積層シートを巻き取って、巻取ロールを形成する工程を含む衛生薄葉紙の製造方法において、原反ロールからプライ手段までの原紙シートの繰り出し長さが長い程、原反ロールから原紙シートを繰り出す繰出速度を遅くすることにより、上記課題を解決し得ることを見出した。
具体的には、本発明は、以下の構成を有する。
[1] 原紙シートが巻き取られた複数の原反ロールのそれぞれから原紙シートを繰り出し、当該複数の原紙シートをプライ手段により重ね合わせて積層シートを形成し、当該積層シートを巻き取って、巻取ロールを形成する工程を含み、
ライ手段までの原紙シートの繰り出し長さが相対的に長い原反ロールから原紙シートを繰り出す繰出速度を、プライ手段までの原紙シートの繰り出し長さが相対的に短い原反ロールから原紙シートを繰り出す繰出速度よりも遅くする、衛生薄葉紙の製造方法。
[2] 原反ロールからプライ手段までの原紙シートの繰り出し長さに応じて、繰出速度を調整することを特徴とする[1]に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
[3] プライ手段の下流かつ巻取ロールの上流において、積層シートに対してカレンダー処理を施すことを特徴とする[1]または[2]に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
[4] カレンダー処理の処理速度と積層シートの巻取速度との間の速度差を、原紙シートの繰出速度とカレンダー処理の処理速度との間の速度差よりも小さくすることを特徴とする[3]に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
本発明の衛生薄葉紙の製造方法は、原紙シートが巻き取られた複数の原反ロールのそれぞれから原紙シートを繰り出し、当該複数の原紙シートをプライ手段により重ね合わせて積層シートを形成し、当該積層シートを巻き取って、巻取ロールを形成する工程において、原反ロールからプライ手段までの原紙シートの繰り出し長さが長い程、原反ロールから原紙シートを繰り出す繰出速度を遅くするものである。
これによると、原反ロールからプライ手段までの原紙シートの繰り出し長さが長い程、原紙シートの原反ロールからの繰出速度が遅くなる。その結果、原反ロールからプライ手段までの原紙シートの繰り出し長さが相対的に長い原反ロールに関して、原反ロールとプライ手段との間における原紙シートの伸びに起因し得る原紙シートの張力の低下を防ぐことができる。
したがって、本発明によれば、原反ロールからプライ手段までの原紙シートの繰り出し長さの相違にかかわらず、原反ロールとプライ手段との間における原紙シートの弛みを防止することができる。
本発明を適用可能なプライ機の例を示す模式図である。
本発明は、2以上の複数の原紙シートが積層された複数プライの衛生薄葉紙の製造に適用可能である。以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下の実施形態および図面は例示の目的で記載したものであり、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
(衛生薄葉紙の製造方法)
本発明の第1の実施形態に係る衛生薄葉紙の製造方法は、原紙シートがロール状に巻かれた複数の原反ロールのそれぞれから原紙シートを繰り出し、複数の原紙シートをプライ手段により重ね合わせて積層シートを形成し、当該積層シートをロール状に巻き取って巻取ロールを形成する工程を含む。
形成された巻取ロールは、必要に応じた後続の工程、例えば、スリッター加工、エンボス加工、ミシン目加工、カレンダー処理、リワインド(ログ形成)、折り畳み、裁断等の工程に供され、重ね合わされた積層シートに対する加工や処理が行われて、衛生薄葉紙の製品が得られる。
(原反ロール)
本実施形態に適用可能な原反ロールは、当技術分野において知られている製紙技術により製造することができる。例えば、原反ロールは、抄紙機を用いて原紙シートを形成しつつ、形成された原紙シートを巻芯に巻き取る工程によって得ることができる。抄紙機には、ツインワイヤフォーマ方式、円網フォーマ方式、サクションプレストフォーマ方式、クレセントフォーマ方式等の知られている抄紙機が用いられてもよい。
(原紙シート)
原紙シートは、繊維原料であるパルプ成分を含むスラリーを抄紙することによって得られる。
(パルプ成分)
パルプ成分としては、木材パルプ、非木材パルプ、脱墨パルプを挙げることができる。木材パルプとしては例えば、広葉樹パルプ(広葉樹クラフトパルプ(LKP))、針葉樹パルプ(針葉樹クラフトパルプ(NKP))、サルファイトパルプ(SP)、溶解パルプ(DP)、ソーダパルプ(AP)、未晒しクラフトパルプ(UKP)、酸素漂白クラフトパルプ(OKP)等の化学パルプ等が挙げられる。また、セミケミカルパルプ(SCP)、ケミグラウンドウッドパルプ(CGP)等の半化学パルプ、砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP、BCTMP)等の機械パルプが挙げられるが、特に限定されない。非木材パルプとしてはコットンリンターやコットンリント等の綿系パルプ、麻、麦わら、バガス等の非木材系パルプ、ホヤや海草等から単離されるセルロース、キチン、キトサン等が挙げられるが、特に限定されない。脱墨パルプとしては古紙を原料とする脱墨パルプが挙げられるが、特に限定されない。パルプ成分は上記の1種を単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。これらパルプ成分は衛生用紙の品質に大きく影響するので、要求品質に合わせて所定の種類および配合割合で適宜配合される。
(任意成分)
原紙シートには、要求品質および操業の安定のために、任意成分として様々な薬品が添加されていてもよい。任意成分としては、例えば、乾燥紙力剤、湿潤紙力剤、柔軟剤、嵩高剤、染料、香料、分散剤、濾水向上剤、ピッチコントロール剤、歩留向上剤等を挙げることができる。乾燥紙力剤としては、例えば、カチオン化澱粉、ポリアクリルアミド(PAM)、カルボキシメチルセルロース(CMC)等を挙げることができる。湿潤紙力剤としては、ポリアミドエピクロロヒドリン、尿素、メラミン、熱架橋性ポリアクリルアミド等を挙げることができる。柔軟剤としては、例えば、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤等を挙げることができる。上記の任意成分は1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(坪量)
原紙シートの坪量は、要求品質に合わせて、例えば、7〜30g/m2とすることができる。例えば、原紙シートの坪量は、好ましくは9g/m2以上とすることができ、および好ましくは19g/m2以下とすることができる。坪量は、日本工業規格JIS P8124の規定に従って測定される。
(巻取ロール)
本実施形態において、巻取ロールは、複数の原反ロールのそれぞれに巻き取られている原紙シートを繰り出し、それぞれの原紙シートを重ね合わせて積層シートを形成し、当該積層シートをロール状に巻き取ることにより形成される。本実施形態において、複数の原反ロールの原紙シートの材質は、製造工程および/または最終製品の要求品質等に応じて同一であっても異なるものであってもよく、必ずしも全ての原反ロールの原紙シートの材質が同一である必要はない。巻取ロールは、例えば、プライ機または加工ワインダのような、当技術分野において知られている装置を用いて形成され得る。
[プライ機]
図1は、本実施形態を適用可能なプライ機の例を示す模式図である。図1を参照して、本実施形態に係る、原反ロールから巻取ロールを形成する工程を説明する。図1に示す例では、原紙シート2枚を積層した2プライの巻取ロールを形成する。しかしながら、積層される原紙シートの枚数はこれに限定されず、本実施形態は、2以上の複数の原紙シートを積層する巻取ロールの形成に適用可能である。
図1を参照して、プライ機1に搭載された2本の原反ロール36(36a、36b)のそれぞれから原紙シート31(31a、31b)が繰り出される。繰り出された原紙シート31(31a、31b)は、プライ手段51によって積層される。プライ手段51としては、原紙シート31(31a、31b)が巻き掛けられる単一の重合ローラやガイド部材、または原紙シート31(31a、31b)を挟持搬送する一対のローラ等が適用可能である。積層された原紙シート(以下、「積層シート」という)52は、必要に応じて、例えばカレンダーロール対(トップロール53およびボトムロール54)によって挟持されて押圧されることによるカレンダー処理が施され、また、スリッターパート55によって所定の幅に切断されつつ、リールドラム56によって案内されて、巻芯上にロール化される。これにより、積層シート52がロール状に巻き取られた巻取ロール58が得られる。
(ドロー調整)
巻取ロール58を形成する工程において、原紙シート31や積層シート52の断紙や皺寄りを防止するために、原反ロール36と巻取ロール58との間で原紙シート31や積層シート52のドロー調整が行われる。原反ロール36と巻取ロール58との間の原紙シート31や積層シート52のドロー調整は、主として、原反ロール36(36a、36b)から原紙シート31を繰り出すための原紙シート31の繰出速度Vu(Vua、Vub)と、積層シート52を巻取ロール58に巻き取るための積層シート52の巻取速度Vwと、の間の速度差の制御によって行われる。
原紙シート31や積層シート52のドロー調整のための速度差の制御は、積層シート52の巻取速度Vw÷原紙シート31の繰出速度Vu×100(%)が、100%以上110%以下となるようにすることが好ましく、101%以上108%以下となるようにすることがより好ましい。原紙シート31の繰出速度Vuと積層シート52の巻取速度Vwとの速度差を、上記関係を満たす範囲内とすることにより、巻取ロール58を形成する工程において、原紙シート31や積層シート52に適度な張力を掛けることができる。原紙シート31の繰出速度Vuと積層シート52の巻取速度Vwとの速度差が100%未満であると、原紙シート31や積層シート52に十分な張力を掛けることができず、原紙シート31や積層シート52の弛みや皺寄りに繋がる。原紙シート31の繰出速度Vuと積層シート52の巻取速度Vwとの速度差が110%を超えると、原紙シート31や積層シート52に過剰な張力が掛かり、断紙が生じやすくなる。
原紙シート31の繰出速度Vuおよび積層シート52の巻取速度Vwは、知られている任意の方法によって調整することができる。原紙シート31の繰出速度Vuは、例えば、原反ロール36の巻芯に通されたシャフトを回転駆動可能な駆動部(不図示)による回転数の制御によって調整することができる。あるいはまた、原反ロール36の外周に当接して原反ロール36を回転駆動する回転駆動ベルト(不図示)の回転駆動速度の制御によって原紙シート31の繰出速度Vuを調整することができる。また、積層シート52の巻取速度Vwは、例えば、巻取ロール58の巻芯に通されたシャフトを回転駆動可能な駆動部(不図示)による回転数の制御によって調整することができる。あるいはまた、例えば、巻取ロール58を外側から支持する複数の駆動ロールの駆動による、いわゆるサーフェイス方式の巻き取りを行う場合は、積層シート52の巻取速度Vwは、複数の駆動ロールの駆動速度の制御によって調整することができる(不図示)。
図1を参照して、本実施形態による、原反ロール36(36a、36b)と巻取ロール58との間の原紙シート31や積層シート52の速度差の調整による原紙シート31や積層シート52のドロー調整について詳述する。
2つの原反ロール36(36a、36b)に関して、繰り出された原紙シート31が巻き取られる巻取ロール58は共通であり、したがって、その巻取速度Vwも共通である。
一方、図1に示される例において、原反ロール36bから重合ローラ(プライ手段)51までの原紙シート31bの繰り出し長さは、原反ロール36aから重合ローラ51までの原紙シート31aの繰り出し長さよりも長い。そのため、原反ロール36から重合ローラ51までの原紙シート31の繰り出し長さ(以下、単に「原紙シートの繰り出し長さ」または「繰り出し長さ」ともいう)が相対的に長い原反ロール36bと重合ローラ51との間において、繰り出し長さが相対的に短い原反ロール36aと重合ローラ51との間よりも、繰り出された原紙シート31自体の質量による荷重の影響が大きく働くこととなる。
これにより、繰り出し長さが相対的に長い原反ロール36bから繰り出された原紙シート31bは、繰り出し長さが相対的に短い原反ロール36aから繰り出された原紙シート31aと比べて、概して、原紙シート31の長手方向(すなわちMD方向)における伸び量が大きくなる。そのため、原反ロール36aからの繰出速度Vuaと原反ロール36bからの繰出速度Vubとを同一条件とした場合に、繰り出し長さが相対的に長い原反ロール36bから繰り出された原紙シート31bは、繰り出し長さが相対的に短い原反ロール36aから繰り出された原紙シート31aと比べて、弛みや皺が生じやすくなる。
この課題に対し、本実施形態では、繰り出し長さの違いに起因し得る原紙シート31の伸び量の大きさの影響を低減させるために、複数の原反ロール36のそれぞれからの原紙シート31の繰出速度Vu、すなわち、原反ロール36aからの原紙シート31aの繰出速度Vuaと、原反ロール36bからの原紙シート31bの繰出速度Vubと、を異ならせるものである。具体的には、本実施形態では、原反ロール36から重合ローラ51までの原紙シート31の繰り出し長さが長い程、原反ロール36からの原紙シート31の繰出速度Vuが遅くなるように制御する。
例えば、原紙シート31の繰り出し長さとして、単純に、原反ロール36と重合ローラ51との間の距離を比較し、これが長い程、原紙シート31の繰出速度Vuが遅くなるように制御してもよい。例えば、原反ロール36と重合ローラ51との間の距離は、それぞれの回転軸間の距離であってもよい。
あるいはまた、例えば、原紙シート31の繰り出し長さとして、原反ロール36から繰り出された原紙シート31の重合ローラ51までの通紙経路の長さを比較し、これが長い程、原紙シート31の繰出速度Vuが遅くなるように制御してもよい。
上述のように、原紙シート31や積層シート52の紙切れや紙の皺寄りを防止するために、原紙シート31の原反ロール36からの繰出速度Vuおよび積層シート52の巻取速度Vwは、巻取速度Vw÷繰出速度Vu×100(%)が、100%以上110%以下となるようにすることが好ましく、101%以上108%以下となるようにすることがより好ましい。
(作用効果)
本実施形態によれば、原反ロール36から重合ローラ51までの原紙シート31の繰り出し長さが長い程、原紙シート31の原反ロール36からの繰出速度が遅くなる。その結果、原反ロール36から重合ローラ51までの原紙シート31の繰り出し長さが相対的に長い原反ロール36bに関して、原反ロール36bと重合ローラ51との間における原紙シート31bの伸びに起因し得る原紙シート31bの張力の低下を防ぐことができる。
したがって、本実施形態によれば、原反ロール36から重合ローラ51までの原紙シート31の繰り出し長さの相違にかかわらず、原反ロール36と重合ローラ51との間における原紙シート31の弛みを防止することができる。
本実施形態によれば、原紙シート31の断紙や皺寄りが抑制されたドロー調整を、簡便に行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。特段の記載のない限り、第1の実施形態に適用可能な構成は、本実施形態に適用可能である。
先述の第1の実施形態は、原反ロールから重合ローラ(プライ手段)までの原紙シートの繰り出し長さが長い程、原反ロールから原紙シートを繰り出す繰出速度を遅くするものであった。これに対して第2の実施形態は、第1の実施形態の構成において、さらに、原反ロールから重合ローラ(プライ手段)までの原紙シートの繰り出し長さに応じて、原紙シートの繰出速度を調整するものである。
例えば、原紙シート31の繰り出し長さとして、原反ロール36から繰り出された原紙シート31の重合ローラ51までの通紙経路の長さを用い、この長さに応じて、原紙シート31の繰出速度Vuを調整してもよい。このとき、原反ロール36の巻取径の変化の影響を勘案してもよい。
また、上述のように、原反ロール36から重合ローラ51までの原紙シート31の繰り出し長さが長い程、原紙シート自体の質量による荷重の影響が大きくなり、概して、原反ロール36と重合ローラ51との間における原紙シート31の伸び量は大きくなる。そのため、原紙シート31の繰り出し長さに応じた原紙シート31の繰出速度の調整を、原紙シート31の伸び量の大きさに基づいて行ってもよい。例えば、原反ロール36から繰り出された原紙シート31上の1点が重合ローラ51に達するまでの想定時間と実測時間とのずれから、原紙シート31の伸び量を把握することができる。
(作用効果)
本実施形態の製造方法によれば、上述した第1の実施形態の発明の効果と同様の発明の効果に加えて、さらに以下のような発明の効果を奏し得る。
すなわち、本実施形態では、各原反ロールから重合ローラ(プライ手段)までの原紙シートの繰り出し長さに応じて、原紙シートの繰出速度の調整を行うものである。これによれば、より実態に即した精度の高い速度制御が可能となり、原反ロールから重合ローラ(プライ手段)までの原紙シートの繰り出し長さが相対的に大きい原反ロールにおいて、原紙シートの原反ロールからの繰出速度が必要以上に遅くなるのを防止することができる。そのため、各原反ロールと重合ローラ(プライ手段)との間で、不要な大きさの張力が働きにくく、不用意な断紙が生じることがなくなる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。特段の記載のない限り、上述の実施形態に適用可能な構成は、本実施形態に適用可能である。
第3の実施形態は、原紙シートが巻き取られた複数の原反ロールのそれぞれから原紙シートを繰り出し、当該複数の原紙シートをプライ手段により重ね合わせて積層シートを形成し、当該積層シートを巻き取って、巻取ロールを形成する巻取ロール形成工程において、プライ手段の下流かつ巻取ロールの上流で、積層シートに対してカレンダー処理を施すものである。カレンダー処理は、要求品質に応じた紙厚の調整、表面の平滑化、手触り改善等の目的で行われる。
(カレンダー処理)
図1を参照して、本実施形態によるカレンダー処理を説明する。
図1に示されるプライ機1において、原反ロール36から原紙シート31を繰り出して巻取ロール58に巻き取るまでの間のうち、プライ手段としての重合ローラ51の下流かつ巻取ロール58の上流に位置するカレンダー処理部において、積層シート52、すなわち重ね合わされた状態の原紙シート31に対して、カレンダー処理が施される。
図1に示されるプライ機1において、カレンダー処理部は、トップロール53とボトムロール54とからなる1対のカレンダーロール対を含む1台のカレンダー装置を備える。カレンダー処理は、トップロール53とボトムロール54との間に通される積層シート52を、両ロール53、54で挟持しおよび押圧することによって行われる。このとき、トップロール53およびボトムロール54は、カレンダーロール対の間に通される積層シート52の速度に応じて、カレンダーロールを回転駆動可能な駆動部(不図示)によって、回転駆動させられる。本明細書において、以下、この速度を、「カレンダー処理速度」Vcとも称するものとする。そして、カレンダー処理速度は、カレンダーロールの回転速度を制御することによって調整可能である。
カレンダーの種別は、特に限定されない。トップロール53およびボトムロール54は、共に金属ロールであってもよく、また、2本のロールのうち1本を弾性ロールとし、ソフトカレンダー処理を行えるようにしてもよい。
カレンダーの線圧は、3.0〜10.5kg/cmとすることが好ましく、4.0〜10.0kg/cmとすることがより好ましい。線圧が上記範囲を超えると、カレンダー後の原紙シートの積層体52の嵩が小さくなり、柔らかさが劣ることがある。また、線厚が上記範囲未満であると、嵩が大きくなり、巻取ロール58の巻直径が大きくなる。
カレンダー処理後の巻取ロール58における積層シート52を構成する原紙シート31の紙厚を、好ましくは0.60〜1.40mm/10枚、より好ましくは0.60〜1.20mm/10枚とする。また、カレンダー処理後の巻取ロール58における積層シート52の比容積を、好ましくは3.0〜10.0cm3/g、より好ましくは3.4〜8.5cm3/gとする。さらに、カレンダー処理前後の積層シート52を構成する原紙シート31の紙厚の差(カレンダー処理前の紙厚からカレンダー処理後の紙厚を引いた値)を好ましくは0.10〜0.60mm/10枚、より好ましくは0.15〜0.55mm/10枚とする。カレンダー処理前後の積層シート52を構成する原紙シート31の紙厚の差が上記範囲を超えると、カレンダー処理後の積層シート52は、柔らかさが劣り、上記範囲未満であると、滑らかさが劣る場合がある。
(作用効果)
本実施形態の製造方法は、巻取ロールを形成する巻取ロール形成工程において、プライ手段の下流かつ巻取ロールの上流で、積層シートに対してカレンダー処理を施すものである。本実施形態の製造方法によれば、上述した実施形態の発明の効果と同様の発明の効果に加えて、さらに以下のような発明の効果を奏し得る。
すなわち、上述のように、巻取ロール形成工程において紙切れや紙の皺寄りが生じないように、原反ロールと巻取ロールとの間における原紙シートや積層シートのドロー調整は、概して、原紙シートの原反ロールからの繰出速度と積層シートの巻取速度との間の速度差の調整をもって行われる。
これに対して、本実施形態においては、原反ロールと巻取ロールとの間であってプライ手段より下流において、積層シートに対して、カレンダー処理を行う。そのため、ドロー調整を、原反ロールとカレンダー処理部との間におけるドロー調整と、カレンダー処理部と巻取ロールとの間におけるドロー調整と、に分けて行うことができる。つまり、ドロー調整のスパンが短くなり、ドロー調整が容易になる。
本実施形態によれば、複数プライの衛生薄葉紙を製造するのに際して、カレンダー処理部の前後のいずれにおいても、原紙シートや積層シートに適当な張力を付与して、原紙シートや積層シートの弛みおよび紙切れを防止することができる。
原紙シートや積層シートのドロー調整のための速度差の制御は、積層シートの巻取速度Vw÷原紙シートの繰出速度Vu×100(%)、積層シートの巻取速度Vw÷積層シートのカレンダー処理速度Vc×100(%)、および積層シートのカレンダー処理速度Vc÷原紙シートの操出速度Vu×100(%)のいずれもが、100%以上110%以下となるようにすることが好ましく、101%以上108%以下となるようにすることがより好ましい。原紙シートの繰出速度Vu、積層シートのカレンダー処理速度Vc、および積層シートの巻取速度Vwの速度差を、上記関係を満たす範囲内とすることにより、巻取ロールを形成する工程において、原紙シートや積層シートに適度な張力を掛けることができる。これらの速度差が100%未満であると、原紙シートや積層シートに十分な張力を掛けることができず、原紙シートや積層シートの弛みや皺寄りに繋がる。また、これらの速度差が110%を超えると、原紙シートや積層シートに過剰な張力による断紙が生じやすくなる。
なお、上記の例において、カレンダー処理部は1つであり、カレンダー装置は1台であり、カレンダーロール対は1対である。しかしながら、本発明の実施形態はこれに限定されず、カレンダー処理部、カレンダー装置、カレンダーロール対の数は、それぞれ、単数であっても複数であってもよい。したがって、本発明の実施形態は、多段カレンダー処理を行う態様にも適用可能である。多段カレンダー処理を行う場合においては、先段の線圧と比べて後段の線圧を高くすることが好ましい。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。特段の記載のない限り、上述の実施形態に適用可能な構成は、本実施形態に適用可能である。
第4の実施形態は、第3の実施形態において、さらに、カレンダー処理速度Vcと積層シートの巻取速度Vwとの間の速度差を、原反ロールから原紙シートを繰り出す繰出速度Vuとカレンダー処理速度Vcとの間の速度差よりも小さくするものである。
(作用効果)
本実施形態の製造方法によれば、上述した実施形態の発明の効果と同様の発明の効果に加えて、さらに以下のような発明の効果を奏し得る。
すなわち、本実施形態によれば、カレンダー処理部の上流において、カレンダー処理部の下流と比べて、ドロー調整のための速度差が相対的に大きくなる。そのため、カレンダー処理部の上流において、原紙シートや積層シートに適当な張力を付与して原紙シートや積層シートの弛みを防止し、また、カレンダー処理部の下流において、積層シートに過大な張力が付与されないようにして、積層シートの皺寄りおよび紙切れを防止することができる。
(発明の適用)
本発明は、マルチプライのトイレットペーパー、ペーパータオル、キッチンペーパー、ティシュペーパーのような複数の薄葉紙を重ね合わせた構成を有する衛生薄葉紙の製造に適用可能である。本発明は、トイレットロールおよびペーパータオルロールのようなロール状の衛生薄葉紙製品、および箱入りまたは袋入りのティシュペーパー、キッチンペーパーのような紙束状の衛生薄葉紙製品のいずれの製造にも適用可能である。
本発明は、複数の原反ロールのそれぞれから繰り出された複数の薄葉紙を重合ローラに巻き掛けつつ巻き取って巻取ロールを形成する工程を含むものであり、上述した実施形態は、図1に示されるプライ機を用いて説明した。しかしながら、本発明の実施形態は、これに限定されず、複数の原反ロールからシートを繰り出し、繰り出されたシートを重ね合わせつつ再度ロール状に巻き取る工程を伴う任意の装置およびシステムに対して適用可能である。
本発明を適用可能な装置の例として、本実施形態で挙げた、複数の原反ロールから、次工程のための二次原反ロールとなる複数プライの巻取ロールを形成するプライ機の他、複数の原反ロールから、ロール状の衛生薄葉紙製品を製造する用途に用いることのできる複数プライのログを形成するための加工ワインダが挙げられる。また、本発明の実施形態は、複数プライの巻取ロール(二次原反ロール)から積層シートを繰り出し、シートを1枚ずつ取り出せるように折り畳みながら積み重ねるインターフォルダとも称されるシート折り畳み装置を通して、束状の衛生薄葉紙製品を製造する製造システムにも適用可能である。
上述の第3および第4の実施形態において、1対のカレンダーロール対を用いたカレンダー処理を示したが、本実施形態はこれに限定されず、2以上のカレンダーロール対による2以上の多段カレンダー処理を行う態様にも適用可能である。
1 プライ機
31、31a、31b 原紙シート
36、36a、36b 原反ロール
51 重合ローラ(プライ手段)
52 積層シート
53 カレンダーロール(トップロール)
54 カレンダーロール(ボトムロール)
55 スリッターパート
56 リールドラム
58 巻取ロール
Vu、Vua、Vub 操出速度
Vw 巻取速度

Claims (4)

  1. 原紙シートが巻き取られた複数の原反ロールのそれぞれから前記原紙シートを繰り出し、当該複数の原紙シートをプライ手段により重ね合わせて積層シートを形成し、当該積層シートを巻き取って、巻取ロールを形成する工程を含み、
    記プライ手段までの前記原紙シートの繰り出し長さが相対的に長い前記原反ロールから前記原紙シートを繰り出す繰出速度を、前記プライ手段までの前記原紙シートの繰り出し長さが相対的に短い前記原反ロールから前記原紙シートを繰り出す繰出速度よりも遅くすることを特徴とする衛生薄葉紙の製造方法。
  2. 前記原反ロールから前記プライ手段までの前記原紙シートの繰り出し長さに応じて、前記繰出速度を調整することを特徴とする請求項1に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
  3. 前記プライ手段の下流かつ前記巻取ロールの上流において、前記積層シートにカレンダー処理を施すことを特徴とする請求項1または2に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
  4. 前記カレンダー処理の処理速度と前記積層シートの巻取速度との間の速度差を、前記繰出速度と前記処理速度との間の速度差よりも小さくすることを特徴とする請求項3に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
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