JP6834809B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置および撮像方法に関する。
イメージセンサは、複数の画素を備えており、各画素から得られた光量に応じた信号を光電変換して出力し、それを増幅して、例えばアナログ/デジタル変換処理(以下、「A/D変換」と称する場合がある)を行う。複写機等の使用に代表されるラインセンサは、数千〜数十万程度の画素を備えているため、光電変換出力を増幅するための回路(増幅段)を画素毎に設けると、回路数が増えて面積増及び消費電流増になってしまう。そのため、複数の画素で増幅段を共有して、選択する画素を切り替えながら動作させることで、増幅段の数を減らし、切り替えていく間、使用していない画素の電流を止める排他的な制御によって消費電流を抑えることが知られている。また、一般的に画素からの信号(電気信号)の読み出しには、該画素が受光した光量に応じた信号を、リセットレベルを基準としたシグナルレベルとして出力するCDS(Correlated Double Sampling)という手法が使用される。そのとき、画素の特性上、リセット信号を読み出してからシグナル信号を読み出すまでには、ある程度の時間を要するが、近年においては、読み出しをより高速に行うことが要請されている。
例えば特許文献1には、複数の画素を排他的に駆動する技術が開示されている。
しかしながら、従来においては、1つの増幅段に対応する複数の画素の各々の駆動は排他的であるため、選択された画素のリセット信号が読み出された後にシグナル信号の読み出しが完了してから初めて、次の画素の読み出しが可能となる。そうすると、駆動対象の画素のリセット信号が読み出されてからシグナル信号が読み出されるまでの間、後段の増幅段は、画素からの信号が来るのをただ待っている状態となり、無駄な時間が存在(電力も無駄に消費)することになる。つまり、従来技術では、信号の読み出し効率が低く、消費電力の低減に不利であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、画素からの信号の読み出しの効率を高めるとともに消費電力を抑制可能な撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、それぞれが、受光した光量に応じた電気信号を出力する光電変換素子を少なくとも含む複数の画素と、前記複数の画素の各々の出力を増幅する増幅段と、前記複数の画素の各々をオーバラップさせながら順次に駆動し、前記複数の画素に含まれる第1の画素から、画素をリセットするためのリセット電圧に応じた電気信号を示すリセット信号を前記増幅段へ出力させてから、前記第1の画素に含まれる前記光電変換素子で受光した光量に応じた電気信号を示すシグナル信号を前記増幅段へ出力させるまでの間に、前記第1の画素とは異なる第2の画素の前記リセット信号または前記シグナル信号を前記増幅段へ出力させる制御を行う制御部と、を備え、前記複数の画素の各々は、前記光電変換素子と、前記光電変換素子から出力された電気信号を転送するための転送素子と、前記転送素子から転送された電気信号を保持するための容量素子と、前記容量素子からゲートに入力される電気信号に応じた電気信号をソース端子から出力するソースフォロワ素子と、前記容量素子の電圧を前記リセット電圧に設定するためのリセット素子と、を含み、前記複数の画素と1対1に対応し、かつ、それぞれが対応する画素を含む複数の光電変換部の各々は、前記ソースフォロワ素子を駆動する電流を供給するソースフォロワ素子駆動回路と、前記ソースフォロワ素子のソース端子からの出力を前記増幅段へ供給するか否かを切り替えるための接続素子と、をさらに含み、前記制御部は、前記光電変換部に含まれる前記接続素子をオン状態に遷移させる前に、該光電変換部に含まれる前記ソースフォロワ素子駆動回路をオン状態に遷移させる、撮像装置である。
本発明によれば、画素からの信号の読み出しの効率を高めるとともに消費電力を抑制できる。
図1は、実施形態の撮像装置に搭載されたイメージセンサの一部の構成を示す図である。 図2は、実施形態の撮像装置に搭載されたイメージセンサのレイアウトの例を示す図である。 図3は、光電変換部の構成の一例を示す模式図である。 図4は、増幅段の構成の一例を示す模式図である。 図5は、制御部による制御のタイミングチャートの一例を示す図である。 図6は、増幅段を共有する光電変換部の数と出力線の負荷について説明するための図である。 図7は、増幅段を分けるブロックを説明するための図である。 図8は、制御部による制御のタイミングチャートの一例を示す図である。 図9は、変形例1の回路構成を説明するための図である。 図10は、変形例2の回路構成を説明するための図である。 図11は、変形例3の制御部による制御のタイミングチャートの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る撮像装置および撮像方法の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態の撮像装置に搭載されたイメージセンサの一部の構成を示す図である。光電変換部1は、光電変換素子が受けた光を光電変換し、光電変換で得られたアナログ信号(電気信号)SF2INを規定時間にわたって、出力線2へ出力する。出力線2は、後段の増幅段3に接続されている。増幅段3は、出力線2を介して光電変換部1から供給されたアナログ信号SF2INを増幅し、その増幅したアナログ信号SF2OUTを出力線4へ出力する。光電変換部1および増幅段3の動作は制御部5によって制御される。
一般的に、光電変換部1に含まれる素子(光電変換素子)のサイズは小さいため、増設段3を設けないと後段への応答性が悪くなってしまう。そのため、光電変換部1の出力をバッファする目的で増幅段3が設けられている。また、出力線2は、複数の光電変換部1に繋がっている。複数の光電変換部1で出力線2を共有することでチップサイズを抑える効果がある。1つの増幅段3を共有する光電変換部1の数は、設計条件等に応じて可変に変更可能である。
図2は、本実施形態の撮像装置に搭載されたイメージセンサのレイアウトの例を示す図である。図2の例では、センサ形状としてラインセンサが例示されている。図2に示す光電変換エリア100は、光電変換部1が2次元に並んだエリアである。ラインセンサは、光電変換エリア100に少なくともRGBの3色に対応する複数の光電変換部1を備えており、1色あたり数千〜数万個の画素が水平方向に並んでいる。後述するように、1つの光電変換部1は、1つの画素を含む回路構成である。また、図2に示す出力回路6は、増幅段3からの出力(SF2OUT)を増幅する回路やA/D変換する回路などを含んでいる。
図3は、光電変換部1の構成の一例を示す模式図である。図3では、1つの光電変換部1の構成のみが例示されているが、他の光電変換部1の構成も同様である。なお、図3に示す各回路要素の配置は、必ずしも実際の配置と一致する訳ではない。光電変換部1は、1つの画素18を含んでいる。そして、図3に示すように、画素18は、光電変換素子12と、転送素子11と、フローティングディフュージョン(以下「FD」と称する)16と、ソースフォロワ素子14と、リセット素子10と、を含む。
光電変換素子12は、例えばフォトダイオードで構成され、受光した光量に応じた電子信号を生成して出力する。光電変換素子12は、受光した光量に応じた信号電荷を生成し、生成した信号電荷を保持・蓄積することができる。
転送素子11は、光電変換素子12から出力された電気信号を転送するための素子である。より具体的には、転送素子11は、光電変換素子12とFD16との間に介在するスイッチ素子(例えばMOSFET)である。制御部5は、転送素子11のゲートに制御信号(電圧)TXを供給することで、転送素子11のオンオフを制御する。
FD16は、「容量素子」の一例であり、転送素子11から転送された電気信号を保持する。ここでは、FD16は浮遊容量である。
ソースフォロワ素子14は、FD16からゲートに入力される電気信号に応じた電気信号SF1OUTをソース端子から出力するトランジスタ(例えばMOSFET)である。ソースフォロワ素子14のゲートはFD16に接続され、ドレイン端子は電源電圧VDDが供給される電源線に接続されている。
リセット素子10は、FD16の電圧をリセット電圧(画素18を初期化するための電圧)に設定するための素子である。リセット素子10は、リセット電圧となる固定電圧AVDD_RTが供給される電源線と、FD16との間に介在するスイッチ素子である。制御部5は、リセット素子10のゲートに制御信号RSTを供給することで、リセット素子10のオンオフを制御する。リセット素子10は、オン時に、FD16を固定電圧AVDD_RT基準のレベルにリセットし、オフ状態にフローティングの状態にする。
図3に示すように、光電変換部1は、ソースフォロワ素子駆動回路13と、制御スイッチ17と、セレクトスイッチ15と、をさらに含む。
ソースフォロワ素子駆動回路13は、ソースフォロワ素子14を駆動する電流を供給(制御)する。この例では、ソースフォロワ素子駆動回路13は、ソースフォロワ素子14のソース端子と、接地電圧(GND)が供給される接地線との間に介在するスイッチ素子(例えばMOSFET)である。例えばNチャネル型のトランジスタであってもよい。電流量はゲート端子の電圧Bias1で制御される。
制御スイッチ17は、制御部5から供給される制御信号ACTV1によって制御され、ソースフォロワ素子駆動回路13の電流供給を制御する。
セレクトスイッチ15は、「接続素子」の一例であり、ソースフォロワ素子14のソース端子と、増幅段3との間に介在するスイッチ素子である。この例では、セレクトスイッチ15は、ソースフォロワ素子14のソース端子と、増幅段3に繋がる出力線2との間に介在し、両者を接続するか否かを切り替える。セレクトスイッチ15がオン状態に遷移すると、出力線2には、ソース端子から出力される電気信号SF2INが供給される。この例では、セレクトスイッチ15はトランジスタ(例えばMOSFET)で構成され、制御部5は、セレクトスイッチ15のゲートに制御信号SLを供給することで、セレクトスイッチ15のオンオフを制御する。以上が、本実施形態の光電変換部1の構成である。
図4は、複数(この例ではm個)の光電変換部1−1〜1−mで共有される1つの増幅段3の構成の一例を示す模式図である。図4に示すように、増幅段3は、増幅素子30と、増幅素子駆動回路31と、制御スイッチ32と、を含む。
増幅素子30は、光電変換部1に含まれる画素18の出力SF2INに応じて増幅させた電気信号SF2OUTを出力する。増幅素子30はトランジスタ(例えばMOSFET)であり、ゲートには出力線2が接続され、ソース端子には出力線4が接続され、ドレイン端子には電源電圧VDDが供給される電源線が接続される。増幅素子30は、出力線2に出力される電気信号SF2INに応じて増幅させた電気信号SF2OUTをソース端子から出力する。
増幅素子駆動回路31は、増幅素子30を駆動する電流を制御するとともに、増幅素子30の出力端子(この例ではソース端子)と、接地電圧(GND)が供給される接地線との間に介在するスイッチ素子(例えばMOSFET)である。電流量はゲート端子の電圧Bias2で制御される。
制御スイッチ32は、制御部5から供給される制御信号ACTV2によって制御され、増幅素子駆動回路31の電流供給を制御する。以上が増幅段30の構成である。
本実施形態では、制御部5は、複数の画素18の各々をオーバラップさせながら順次に駆動し、該複数の画素18に含まれる第1の画素から、画素18をリセットするためのリセット電圧に応じた電気信号を示すリセット信号を増幅段3へ出力させてから、第1の画素に含まれる光電変換素子12で受光した光量に応じた電気信号を示すシグナル信号を増幅段3へ出力させるまでの間に、第1の画素とは異なる第2の画素のリセット信号またはシグナル信号を増幅段3へ出力させる制御を行う。
より具体的には、制御部5は、各光電変換部1をオーバラップさせながら順次に駆動し、光電変換部1に含まれる画素18のリセット信号をソースフォロワ素子14のソース端子から増幅段3へ出力させる場合は、転送素子11をオフ状態、リセット素子10をオン状態、ソースフォロワ素子駆動回路13をオン状態、セレクトスイッチ15をオン状態に遷移させる。また、制御部5は、光電変換部1に含まれる画素18のリセット信号をソースフォロワ素子14のソース端子から増幅段3へ出力させた後、該光電変換部1に含まれる画素18のシグナル信号をソースフォロワ素子14のソース端子から増幅段3へ出力させる場合は、転送素子11をオン状態、リセット素子10をオフ状態、ソースフォロワ素子駆動回路13をオン状態、セレクトスイッチ15をオン状態に遷移させる。制御部5は、第1の画素に対応するソースフォロワ素子駆動回路13がオン状態に遷移する期間と、第2の画素に対応するソースフォロワ素子駆動回路13がオン状態に遷移する期間とを、オーバラップさせる。以下、詳細な内容を説明する。
図5は、制御部5による制御のタイミングチャートの一例を示す図である。以下の説明では、制御信号RST−x(x=1〜m)は、増幅段3を共有する複数(この例ではm個)の光電変換部1のうち第x番目に駆動する光電変換部1に含まれるリセット素子10のゲートに供給する制御信号を表す。なお、駆動順を区別しない場合は単に制御信号RSTと称する。他の制御信号の表記についても同様である。同様に、制御信号TX−x(x=1〜m)は、第x番目に駆動する光電変換部1に含まれる転送素子11のゲートに供給する制御信号を表す。同様に、制御信号SL−x(x=1〜m)は、第x番目に駆動する光電変換部1に含まれる転送素子11のゲートに供給する制御信号を表す。同様に、制御信号ACTV1は、第x番目に駆動する光電変換部1に含まれる制御スイッチ17のゲートに供給する制御信号を表す。また、以下では、複数(m個)の光電変換部1のうち、第x番目に駆動する光電変換部1を光電変換部1−x(x=1〜m)と表記する場合がある。
各画素18からの電気信号の読み出しには、リセット信号Vrstのレベル(電圧レベル)を基準にしたシグナル信号Vsigを出力する、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)という手法を用いる。よって、リセット信号Vrstのレベルが先に決まるため、リセット信号Vrstを先に出力し、制御信号TXにより制御される光電変換素子12からの電気信号の転送期間を経てからシグナル信号Vsigを出力する。以下の説明では、増幅段3を共有するm個の光電変換部1のうち第x(x=1〜m)番目に駆動する光電変換部1−xのリセット信号Vrstを「リセット信号Vrstx」、シグナル信号Vsigを「シグナル信号Vsigx」と表記する。駆動順を区別しない場合は単に「リセット信号Vrst」、「シグナル信号Vsig」と表記する。
ここでは、1つの増幅段3に繋がるm個の光電変換部1は、それぞれ異なるタイミングでリセット信号Vrstまたはシグナル信号Vsigを出力する。以下では、1つの増幅段3に繋がるm個の光電変換部1のうち、光電変換部1−1、1−2、1−3を順番に駆動する動作を例に挙げて説明する。
図5に示すように、まず制御部5は、制御信号RST−1および制御信号ACTV1−1を、ローレベルからハイレベルに遷移させる。そして、制御部5は、制御信号RST−1を所定期間だけハイレベルに維持した後、再びローレベルに遷移させる。その後、制御部5は、制御信号SL−1をローレベルからハイレベルに遷移させ、所定期間だけハイレベルに維持した後に、再びローレベルに遷移させる。制御信号SL−1がハイレベルに維持されている間に、固定電圧AVDD_RTに応じた電気信号を示すリセット信号Vrst1が出力線2に供給される。また、制御部5は、制御信号SL−1をローレベルに遷移させるタイミングに合わせて、制御信号TX−1をローレベルからハイレベルに遷移させる。これにより、光電変換部1−1のソースフォロワ素子14のゲートには、該光電変換部1−1に含まれる光電変換素子12で受光した光量に応じた電気信号が入力される。制御部5は、所定期間だけ制御信号TX−1をハイレベルに維持した後、再びローレベルに遷移させる。
制御部5は、リセット信号Vrst1が出力される時点で、ソースフォロワ素子駆動回路13が安定して動作可能な状態にするため、制御信号SL−1がハイレベルに遷移する前に、制御信号ACTV1−1をハイレベルに遷移させる。要するに、本実施形態の制御部5は、光電変換部1に含まれるセレクトスイッチ15(接続素子)をオン状態に遷移させる前に、該光電変換部1に含まれるソースフォロワ素子駆動回路13をオン状態に遷移させる。
ここで、制御部5は、制御信号ACTV1−1に対してオーバラップしたタイミングで、制御信号ACTV1−2をローレベルからハイレベルに遷移させる。このようにすることで、光電変換部1−2は、光電変換部1−1がリセット信号Vrst1を出力してからシグナル信号Vsig1を出力可能な状態になるまでの間も、リセット信号Vrst2を出力することができる。また、制御部5は、制御信号RST−1がローレベルに遷移する前に、制御信号RST−2をハイレベルに遷移させる。図5の例では、制御部5は、制御信号ACTV1−2をハイレベルに遷移させるタイミングに合わせて、制御信号RST−2をハイレベルに遷移させる。
そして、制御部5は、制御信号RST−2を所定期間だけハイレベルに維持した後、再びローレベルに遷移させる。その後、制御信号SL−2をローレベルからハイレベルに遷移させ、所定期間だけハイレベルに維持した後に、再びローレベルに遷移させる。制御信号SL−2がハイレベルに維持されている間に、固定電圧AVDD_RTに応じた電気信号を示すリセット信号Vrst2が出力線2に供給される。また、制御部5は、制御信号SL−2をローレベルに遷移させるタイミングに合わせて、制御信号TX−2をローレベルからハイレベルに遷移させる。これにより、光電変換部1−2のソースフォロワ素子14のゲートには、該光電変換部1−2に含まれる光電変換素子12で受光した光量に応じた電気信号が入力される。制御部5は、所定期間だけ制御信号TX−2をハイレベルに維持した後、再びローレベルに遷移させる。
上記と同様に、制御部5は、制御信号ACTV1−2に対してオーバラップしたタイミングで、制御信号ACTV1−3をローレベルからハイレベルに遷移させる。以下に述べる動作は上記と同様であるので、適宜に図示等を省略している。制御部5は、制御信号RST−2がローレベルに遷移する前に、制御信号ACTV1−3をハイレベルに遷移させるタイミングに合わせて、制御信号RST−3をハイレベルに遷移させる。そして、制御部5は、制御信号RST−3を所定期間だけハイレベルに維持した後、再びローレベルに遷移させる。その後、制御信号SL−3をローレベルからハイレベルに遷移させ、所定期間だけハイレベルに維持した後に、再びローレベルに遷移させる。制御信号SL−3がハイレベルに維持されている間に、固定電圧AVDD_RTに応じた電気信号を示すリセット信号Vrst3が出力線2に供給される。
次に、制御部5は、制御信号TX−1および制御信号SL−3がローレベルに遷移した後であって、制御信号TX−2がハイレベルに維持されているときに、制御信号SL−1をハイレベルに遷移させる。制御信号SL−1がハイレベルに維持されている間に、光電変換部1−1に含まれる光電変換素子12で受光した光量に応じた電気信号を示すシグナル信号Vsig1が出力線2に供給される。以降は、同様の動作を繰り返し、制御部5は、ある画素18のリセット信号Vrstと別の画素18のシグナル信号Vsigとを交互に出力線2に出力させる(重ならないように出力させる)制御を行う。このように動作させることで、ある画素18のリセット信号Vrstが出力されてからシグナル信号Vsigが出力されるまでの間も、別な画素18のリセット信号Vrstまたはシグナル信号Vsigが出力されるので、増幅段3の読み出し効率が高くなる。さらに、増幅段3が画素18からの信号が来るのを無駄に待つことを抑制できるので、消費電力も低減できる。
また、制御部5は、各光電変換部1のシグナル信号Vsigの出力が終わると、該光電変換部1のソースフォロワ素子駆動回路13のゲートに供給する制御信号ACTV1をハイレベルからローレベルに遷移させるので、消費電流を抑えることもできる。
1つの増幅段3に対応する複数の画素18の各々を排他的に駆動させる従来構成と本実施形態とを比べた場合、光電変換エリア100の単位時間当たりの消費電流は増えるが、画素18の電気信号を読み出す時間全体の合計の消費電流量は変わらない。また、後段までを含めて考えると、画素18の電気信号を読み出す時間全体を短くできるので、増幅段3に含まれる制御スイッチ32に供給される制御信号ACTV2がハイレベルに維持される期間を短縮できる。このように、後段を動作させる時間も減らすことができるので、全体では消費電力(消費電流)を減らすことができる。本実施形態では、制御部5は、増幅段3に対応する複数の画素18のうち最初に駆動する画素18からリセット信号Vrstが出力される前に(最初に駆動する画素18に対応するセレクトスイッチ15がオン状態に遷移する前に)、増幅段3に含まれる増幅素子駆動回路31をオン状態に遷移させる(制御信号ACTV2をローレベルからハイレベルに遷移させる)。これにより、増幅素子駆動回路31が安定して動作可能な状態となる。また、上述したように、制御信号ACTV2をハイレベルに維持する期間を極力短くすることで、消費電流を抑制することができる。
次に、図6を用いて、増幅段3を共有する光電変換部1の数と出力線4の負荷について説明する。増幅段3を共有する光電変換部1の数が多いほど、増幅段3の数は減らせるので、チップサイズの減少につなげることができる。しかし、複数の光電変換部1で1つの増幅段3を共有するということは、各光電変換部1から該増幅段3に繋がる出力線2の配線が長くなることになる。図6に示すように、出力線(配線)2には、寄生抵抗21と寄生容量22がつくため、出力線2が長くなるほど寄生抵抗21と寄生容量22は大きくなる。一般的に、ソースフォロワ素子14のサイズは小さいため、出力線2に付随する寄生抵抗21と寄生容量22が大きくなると、読み出しの要求スピードに対して応答出来なくなってしまう。そこで、本実施形態では、所定数の画素18の集合を示す画素群ごとに1つの増幅段3を設けるようにする。つまり、この例では、1つの増幅段3は、複数の画素18の集合を示す画素群ごとに設けられ、複数の画素群と1対1に対応する複数の増幅段3が設けられる。なお、増幅段3の数とそれより後段の出力回路6の数は必ずしも同数である必要はなく、設計条件等に応じて任意に変更可能である。以降、増幅段3を分ける単位を「ブロック」と称する。1つのブロックは、1つの増幅段3と、該1つの増幅段3を共有する複数の画素と1対1に対応する複数の光電変換部1と、を含む。
図7に例示されたブロックaは、1つの増幅段3−aと、該1つの増幅段3―aを共有するm個の光電変換部1−1〜1−mと、を含んでいる。ここでは、ブロックaにおける出力線2を「出力線2−a」と表記し、ブロックaにおける出力線4を「出力線4−a」と表記する。また、図7に例示されたブロックbは、1つの増幅段3−bと、該1つの増幅段3―bを共有するn個の光電変換部1−1〜1−nと、を含んでいる。nはmと同じ数であってもよいし、異なる数であってもよい。ここでは、ブロックbにおける出力線2を「出力線2−b」と表記し、ブロックbにおける出力線4を「出力線4−b」と表記する。出力線2は、ブロックごとに別ノードとなるので、ブロックごとの出力線2の負荷を小さくすることができる(寄生抵抗21と寄生容量22を抑えることができる)。
図8は、図7の構成において、ブロックaから電気信号を読み出した後にブロックbから信号(電気信号)を読み出す場合を説明するためのタイミングチャートの一例を示す図である。出力線2−aに供給される電気信号SF2IN−aとしては、ある画素18のリセット信号Vrstと別の画素のシグナル信号Vsigとが交互に出力されるよう、制御部5はブロックaの各光電変換部1の動作を制御する。この制御方法は、図5を用いて説明したとおりである。同様に、出力線2−bに供給される電気信号SF2IN−bとしては、ある画素のリセット信号Vrstと別の画素のシグナル信号Vsigとが交互に出力されるよう、制御部5はブロックbの各光電変換部1の動作を制御する。この制御方法は、図5を用いて説明したとおりである。
図8に示すように、まずブロックaの光電変換部1−1からのリセット信号Vrst1が出力線2−aに出力される。ここで、制御部5は、リセット信号Vrst1が出力線2−aに出力される前に(光電変換部1−1のセレクトスイッチ15をオン状態に遷移させる前に)、制御信号ACTV2−aをハイレベルに遷移させる。つまり、制御部5は、増幅段3に対応する複数の画素18のうち最初に駆動する画素18からリセット信号Vrstが出力される前に、該増幅段3に含まれる増幅素子駆動回路31をオン状態に遷移させる。これにより、リセット信号Vrst1の読み出し時点で、増幅段3の増幅素子駆動回路31を安定に動作可能な状態にしておくことができる。
続いて、光電変換部1−2以降のリセット信号Vrstも順次出力され、途中からブロックaのリセット信号Vrstとシグナル信号Vsigが交互に出力される。ここで、制御部5は、ブロックaの最終段の光電変換部1−mのリセット信号Vrstmの次のリセット信号Vrstが出力されるタイミングの前に、制御信号ACTV2−bをハイレベルに遷移させる。つまり、制御部5は、ブロックaの電気信号の読み出しが全て完了する前に、次段のブロックbの増幅素子駆動回路31をオン状態に遷移させる。これにより、ブロックaの最終段の光電変換部1−mのリセット信号Vrstmの次のリセット信号Vrstが出力されるタイミングで、次段のブロックbに含まれる複数の光電変換部1のうち最初に駆動する光電変換部1−(m+1)のリセット信号Vrst(m+1)を出力することができる。
このようにして、ブロック間で制御信号ACTV2をオーバラップさせて駆動することで、ブロックを跨いでも、リセット信号Vrstとシグナル信号Vsigを交互に出力することができ、効率よく読み出し動作を行うことができ、かつブロックごとに消費電流を抑えることができる。
要するに、本実施形態では、それぞれが複数の画素18の集合を示す複数の画素群(ブロック)と1対1に対応する複数の増幅段3が設けられ、制御部5は、複数のブロックごとに順番に、該ブロックに含まれる複数の画素の各々をオーバラップさせながら順次に駆動する。つまり、制御部5は、複数のブロックごとに順番に、ブロックに含まれる第1の画素のリセット信号Vrstを、該ブロックに対応する増幅段3へ出力させてからシグナル信号Vsigを該増幅段3へ出力させるまでの間に、該ブロックに含まれる第2の画素のリセット信号Vrstまたはシグナル信号Vsigを該増幅段3へ出力させる。さらに、制御部5は、各増幅段3に含まれる増幅素子駆動回路31をオン状態に遷移させる期間をオーバラップさせる。
以上に説明したように、本実施形態の制御部5は、1つの増幅段3を共有する複数の画素18の各々をオーバラップさせながら順次に駆動し、該複数の画素のうちの何れかを示す第1の画素のリセット信号Vrstを増幅段3へ出力させてからシグナル信号Vsigを増幅段3へ出力させるまでの間に、第1の画素とは異なる第2の画素のリセット信号Vrstまたはシグナル信号Vsigを増幅段3へ出力させる制御を行う。これにより、増幅段3の読み出し効率が高くなる。さらに、増幅段3が画素18からの信号が来るのを無駄に待つことを抑制できるので、消費電力も低減できる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
以下、変形例を記載する。各変形例は、上述の実施形態と任意に組み合わせることができるし、変形例同士を適宜に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
例えば図9に示す構成のように、同じタイミングでリセット信号Vrstまたはシグナル信号Vsigを出力する複数の画素18(光電変換部1)は、互いに異なる増幅段3に接続され、かつ、順番に隣接して配置されてもよい。図9の例では、光電変換部1−a、1−d、1−gは増幅段3−cに接続され、光電変換部1−b、1−eは増幅段3−dに接続され、光電変換部1−c、1−fは増幅段3−eに接続される。これにより、互いに隣接する光電変換部1−a〜1−c(「第1の画素群」と称する)の各々は同時に信号の読み出しを行うことができる。同様に、光電変換部1−d〜1−f(「第2の画素群」と称する)の各々も同時に信号の読み出しを行うことができる。つまり、並列処理が可能になるので、高速な読み出しが可能となる。この例では、同時に読み出し可能な画素は隣接して配置されるので、読み出し順と画素順を揃えることができる。これにより、読み出しタイミングが異なることによる隣接画素間の差を小さくすることができる。
(2)変形例2
上述したように、複数の画素18はマトリクス状に配列される構成の下、例えば制御部5は、同列の画素18(光電変換部1)は、全て同じタイミングでリセット信号Vrstまたはシグナル信号Vsigを出力させる制御を行うこともできる。例えば図10の例では、同列の光電変換部1−R−a、1−G−a、1−B−aは、それぞれ異なる増幅段3に接続され、共通の制御信号(SL−1等)によって動作する。他の列についても同様である。また、図10の例では、光電変換部1−R−a、1−R−d、1−R−gは共通の増幅段3−R−aに接続されるブロックを構成し、光電変換部1−R−b、1−R−eは共通の増幅段3−R−bに接続されるブロックを構成し、光電変換部1−R−c、1−R−fは共通の増幅段3−R−cに接続されるブロックを構成する。同様に、光電変換部1−G−a、1−G−d、1−G−gは共通の増幅段3−G−aに接続されるブロックを構成し、光電変換部1−G−b、1−G−eは共通の増幅段3−G−bに接続されるブロックを構成し、光電変換部1−G−c、1−G−fは共通の増幅段3−G−cに接続されるブロックを構成する。同様に、光電変換部1−B−a、1−B−d、1−B−gは共通の増幅段3−B−aに接続されるブロックを構成し、光電変換部1−B−b、1−B−eは共通の増幅段3−B−bに接続されるブロックを構成し、光電変換部1−B−c、1−B−fは共通の増幅段3−B−cに接続されるブロックを構成する。各ブロックの駆動方法については上述の実施形態と同様である。
ラインセンサでは、例えばRGBの3色の画素が列方向に並んでいる。同列の3色の画素のデータが1つのポイントのデータになる。よって、同列のRGBは同じ原稿の位置で読み出される方が良い。しかし、ローリングシャッター方式の場合、原稿の位置が変わってしまう。そこで、色ごとに増幅段3を設け、列方向には同じタイミングで読み出しが行われるように制御信号(SL等)を制御する。例えば同列に配置された光電変換部1−R−a、1−G−a、1−B−aは同じ制御信号(SL−1等)で制御され、また、それぞれ異なる増幅段3−R−a、3−G−a、3−G−bに繋がっているので、同じタイミングでの読み出しが可能になる。なお、色の数及び組み合わせは、RGBの3色に限定されない。
(3)変形例3
制御部5は、制御信号ACTV1をより細かく制御することができる。例えば制御部5は、光電変換部1に含まれる画素18のリセット信号Vrstをソースフォロワ素子14のソース端子から増幅段3へ出力させた後、該画素18のシグナル信号Vsigをソースフォロワ素子14のソース端子から増幅段3へ出力させるまでの間は、該光電変換部1に含まれるソースフォロワ素子駆動回路13をオフ状態に遷移させてもよい。図11は、本変形例のタイミングチャートの一例を示す図である。上述の実施形態では、制御部5は、ある画素18のリセット信号Vrstを出力させた後、該画素のシグナル信号Vsigを出力させるまでの期間、ソースフォロワ素子駆動回路13を制御する制御信号ACTV1はハイレベルに維持していたが(図5参照)、図11の例では、該期間における制御信号ACTV1のレベルをローレベルに制御する。これにより、さらに消費電流を抑えることが可能になる。
1 光電変換部
2 出力線
3 増幅段
4 出力線
5 制御部
6 出力回路
10 リセット素子
11 転送素子
12 光電変換素子
13 ソースフォロワ素子駆動回路
14 ソースフォロワ素子
15 セレクトスイッチ
16 FD
17 制御スイッチ
21 寄生抵抗
22 寄生容量
30 増幅素子駆動回路
31 制御スイッチ
100 光電変換エリア
特開2012−248953号公報

Claims (12)

  1. それぞれが、受光した光量に応じた電気信号を出力する光電変換素子を少なくとも含む複数の画素と、
    前記複数の画素の各々の出力を増幅する増幅段と、
    前記複数の画素の各々をオーバラップさせながら順次に駆動し、前記複数の画素に含まれる第1の画素から、画素をリセットするためのリセット電圧に応じた電気信号を示すリセット信号を前記増幅段へ出力させてから、前記第1の画素に含まれる前記光電変換素子で受光した光量に応じた電気信号を示すシグナル信号を前記増幅段へ出力させるまでの間に、前記第1の画素とは異なる第2の画素の前記リセット信号または前記シグナル信号を前記増幅段へ出力させる制御を行う制御部と、を備え、
    前記複数の画素の各々は、
    前記光電変換素子と、
    前記光電変換素子から出力された電気信号を転送するための転送素子と、
    前記転送素子から転送された電気信号を保持するための容量素子と、
    前記容量素子からゲートに入力される電気信号に応じた電気信号をソース端子から出力するソースフォロワ素子と、
    前記容量素子の電圧を前記リセット電圧に設定するためのリセット素子と、を含み、
    前記複数の画素と1対1に対応し、かつ、それぞれが対応する画素を含む複数の光電変換部の各々は、
    前記ソースフォロワ素子を駆動する電流を供給するソースフォロワ素子駆動回路と、
    前記ソースフォロワ素子のソース端子からの出力を前記増幅段へ供給するか否かを切り替えるための接続素子と、をさらに含み、
    前記制御部は、
    前記光電変換部に含まれる前記接続素子をオン状態に遷移させる前に、該光電変換部に含まれる前記ソースフォロワ素子駆動回路をオン状態に遷移させる、
    撮像装置。
  2. 前記転送素子は、前記光電変換素子と前記容量素子との間に介在するスイッチ素子であり、
    前記リセット素子は、前記リセット電圧となる固定電圧が供給される電源線と、前記容量素子との間に介在するスイッチ素子であり、
    前記ソースフォロワ素子駆動回路は、前記ソースフォロワ素子のソース端子と、接地電圧が供給される接地線との間に介在するスイッチ素子であり、
    前記接続素子は、前記ソースフォロワ素子のソース端子と前記増幅段との間に介在するスイッチ素子であり、
    前記制御部は、
    各前記光電変換部をオーバラップさせながら順次に駆動し、
    前記光電変換部に含まれる画素の前記リセット信号を前記ソースフォロワ素子のソース端子から前記増幅段へ出力させる場合は、前記転送素子をオフ状態、前記リセット素子をオン状態、前記ソースフォロワ素子駆動回路をオン状態、前記接続素子をオン状態に遷移させ、
    前記光電変換部に含まれる画素の前記リセット信号を前記ソースフォロワ素子のソース端子から前記増幅段へ出力させた後、該光電変換部に含まれる画素の前記シグナル信号を前記ソースフォロワ素子のソース端子から前記増幅段へ出力させる場合は、前記転送素子をオン状態、前記リセット素子をオフ状態、前記ソースフォロワ素子駆動回路をオン状態、前記接続素子をオン状態に遷移させる、
    請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1の画素に対応する前記ソースフォロワ素子駆動回路がオン状態に遷移する期間と、前記第2の画素に対応する前記ソースフォロワ素子駆動回路がオン状態に遷移する期間とを、オーバラップさせる、
    請求項に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、
    前記光電変換部に含まれる画素の前記リセット信号を前記ソースフォロワ素子のソース端子から前記増幅段へ出力させた後、該光電変換部に含まれる画素の前記シグナル信号を前記ソースフォロワ素子のソース端子から前記増幅段へ出力させるまでの間は、前記光電変換部に含まれる前記ソースフォロワ素子駆動回路をオフ状態に遷移させる、
    請求項乃至のうちの何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 同じタイミングで前記リセット信号または前記シグナル信号を出力する複数の画素は、互いに異なる前記増幅段に接続され、かつ、順番に隣接して配置される、
    請求項1乃至のうちの何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記複数の画素はマトリクス状に配列され、
    前記制御部は、
    同列の画素は、全て同じタイミングで前記リセット信号または前記シグナル信号を出力させる制御を行う、
    請求項1乃至のうちの何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記増幅段は、
    前記光電変換部に含まれる画素の出力に応じて増幅させた電気信号を出力する増幅素子と、
    前記増幅素子を駆動する電流を制御するとともに、前記増幅素子の出力端子と、接地電圧が供給される接地線との間に介在するスイッチ素子である増幅素子駆動回路と、を含む、
    請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記制御部は、
    前記増幅段に対応する複数の画素のうち最初に駆動する画素から前記リセット信号が出力される前に、前記増幅段に含まれる前記増幅素子駆動回路をオン状態に遷移させる、
    請求項に記載の撮像装置。
  9. それぞれが複数の画素の集合を示す複数の画素群と1対1に対応する複数の前記増幅段が設けられ、
    前記制御部は、
    前記複数の画素群ごとに順番に、前記画素群に含まれる前記第1の画素の前記リセット信号を、前記画素群に対応する前記増幅段へ出力させてから前記シグナル信号を該増幅段へ出力させるまでの間に、前記画素群に含まれる前記第2の画素の前記リセット信号または前記シグナル信号を該増幅段へ出力させ、
    各前記増幅段に含まれる前記増幅素子駆動回路をオン状態に遷移させる期間をオーバラップさせる、
    請求項またはに記載の撮像装置。
  10. それぞれが、受光した光量に応じた電気信号を出力する光電変換素子を少なくとも含む複数の画素と、
    前記複数の画素の各々の出力を増幅する増幅段と、
    前記複数の画素の各々をオーバラップさせながら順次に駆動し、前記複数の画素に含まれる第1の画素から、画素をリセットするためのリセット電圧に応じた電気信号を示すリセット信号を前記増幅段へ出力させてから、前記第1の画素に含まれる前記光電変換素子で受光した光量に応じた電気信号を示すシグナル信号を前記増幅段へ出力させるまでの間に、前記第1の画素とは異なる第2の画素の前記リセット信号または前記シグナル信号を前記増幅段へ出力させる制御を行う制御部と、を備え、
    前記複数の画素はマトリクス状に配列され、
    前記制御部は、
    同列の画素は、全て同じタイミングで前記リセット信号または前記シグナル信号を出力させる制御を行う、
    撮像装置。
  11. それぞれが、受光した光量に応じた電気信号を出力する光電変換素子を少なくとも含む複数の画素と、
    前記複数の画素の各々の出力を増幅する増幅段と、
    制御部と、を備え、
    前記複数の画素の各々は、
    前記光電変換素子と、
    前記光電変換素子から出力された電気信号を転送するための転送素子と、
    前記転送素子から転送された電気信号を保持するための容量素子と、
    前記容量素子からゲートに入力される電気信号に応じた電気信号をソース端子から出力するソースフォロワ素子と、
    前記容量素子の電圧をリセット電圧に設定するためのリセット素子と、を含み、
    前記複数の画素と1対1に対応し、かつ、それぞれが対応する画素を含む複数の光電変換部の各々は、
    前記ソースフォロワ素子を駆動する電流を供給するソースフォロワ素子駆動回路と、
    前記ソースフォロワ素子のソース端子からの出力を前記増幅段へ供給するか否かを切り替えるための接続素子と、をさらに含む、
    撮像装置による撮像方法であって、
    前記複数の画素の各々をオーバラップさせながら順次に駆動し、前記複数の画素に含まれる第1の画素から、画素をリセットするための前記リセット電圧に応じた電気信号を示すリセット信号が前記増幅段へ出力されてから、前記第1の画素に含まれる前記光電変換素子で受光した光量に応じた電気信号を示すシグナル信号が前記増幅段へ出力されるまでの間に、前記第1の画素とは異なる第2の画素の前記リセット信号または前記シグナル信号を前記増幅段へ出力させる制御を行う制御ステップを含み、
    前記制御ステップは、
    前記光電変換部に含まれる前記接続素子をオン状態に遷移させる前に、該光電変換部に含まれる前記ソースフォロワ素子駆動回路をオン状態に遷移させる、
    撮像方法。
  12. それぞれが、受光した光量に応じた電気信号を出力する光電変換素子を少なくとも含む複数の画素と、
    前記複数の画素の各々の出力を増幅する増幅段と、
    制御部と、を備え、
    前記複数の画素がマトリクス状に配列される撮像装置による撮像方法であって、
    前記複数の画素の各々をオーバラップさせながら順次に駆動し、前記複数の画素に含まれる第1の画素から、画素をリセットするためのリセット電圧に応じた電気信号を示すリセット信号が前記増幅段へ出力されてから、前記第1の画素に含まれる前記光電変換素子で受光した光量に応じた電気信号を示すシグナル信号が前記増幅段へ出力されるまでの間に、前記第1の画素とは異なる第2の画素の前記リセット信号または前記シグナル信号を前記増幅段へ出力させる制御を行う制御ステップを含み、
    前記制御ステップは、
    同列の画素は、全て同じタイミングで前記リセット信号または前記シグナル信号を出力させる制御を行う、
    撮像方法。
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