JP2015106908A - カラム読出し回路および固体撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カラム型ADコンバータの高速化をすることなく、チップサイズ抑制を可能とする。【解決手段】画像信号が入力されて、該画像信号に基づいて画像処理用のデータを出力するカラム読出し回路4において、1カラムの画像信号につき、リセットレベル信号、シグナルレベル信号を、デジタルCDS演算前にそれぞれ格納するリセットレベル一時バッファ11、シグナルレベル一時バッファ12と、リセットレベル一時バッファ11およびシグナルレベル一時バッファ12からの出力に基づいたデジタルCDS演算結果を格納するCDSバッファ14と、CDSバッファ14から出力される1ラインの信号を格納するラインバッファ15と、を有したカラム読出し手段により読出し処理がなされるとともに、複数カラムの画像信号についての読出し処理を1のカラム読出し手段で行う。【選択図】図4
Description
本発明は、カラム読出し回路および該カラム読出し回路を備えた固体撮像装置に関する。
ファクシミリ、複写機、スキャナ、ビデオカメラ、デジタルカメラなどに用いられる固体撮像素子として、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが知られている。
このようなイメージセンサは、撮像素子(画素)を一列に配置し、対象物を移動させながらライン単位で撮影するリニアセンサ(ラインセンサ)と、撮像素子を二次元に配列し、静止画や動画などの映像の撮影に用いられるエリアセンサと、に分類される。
エリアセンサ、リニアセンサの集積回路(IC)では、撮像素子で受けた光を光電変換し、アナログ信号からデジタル信号に変換(A/D変換)している。ここで高速化が要求されないものであれば、各画素のアナログ信号をシリアルにAD変換するようにすればよいが、高速化が要求される場合は、上記構成では高速化を実現することができず、カラム(列または列並列)毎にADコンバータ(ADC:Analog-Digital Converter)を設けたカラム型ADコンバータ(以下、カラムADC)を用いる必要がある。
カラム毎にADコンバータを実装した場合、カラムADCから後段の画像処理ICなどで信号処理するまでの間のカラム読出し回路(カラムロジック)は、アナログ回路への影響(干渉、均一性、等)等を考慮すると、カラムのレイアウトをアレイ状に組んでいくことが望ましい。なお、カラム読出し回路は、一時バッファ、デジタルCDS(DCDS:Digital Correlated Double Sampling、相関二重サンプリング)、ラインメモリまたはフレームメモリ等を備えて構成される。
カラムのレイアウトをアレイ状とする技術として、例えば、特許文献1には、A/D変換後のデジタル画素信号に対してCDSによるノイズキャンセルをするとともに、A/D変換処理と並行して既にA/D変換済みのデジタル画素信号の水平転送をする固体撮像装置が開示されている。
カラムのレイアウトをアレイ状とする回路設計においては、カラムADCやカラム読出し回路のレイアウト幅を画素サイズ内に収める必要があるため、レイアウト上での制約となる。また、画素サイズが小さくなるほどレイアウト効率が悪くなり、チップサイズに影響を及ぼすことになる。
例えば、リニアセンサの場合、画素はR,G,B各1列に並んでいるため、チップは細長い形状になり、ウェハ上の取り数は短手方向が大きく影響する。したがって、画素サイズが小さくなればなるほど、カラムADCやカラム読出し回路のレイアウト幅を小さくしなければならず、レイアウト効率が悪くなるとともに、チップ短手方向のサイズ増大につながってしまいウェハ上の取り数が少なくなるという問題があった。
一方で、複数カラムをシリアルにAD変換する回路構成を採用する場合は、ADコンバータを高速化する必要が生じてしまう。
上記特許文献1に記載の固体撮像装置では、A/D変換と並行して既にA/D変換済みのデジタル画素信号の水平転送を行っており、水平転送前にリセットレベルの信号とシグナルレベルの信号を保持する一時バッファが、1カラムに対してリセットレベルの信号は2つ、シグナルレベルの信号は1つとなる構成であるが、カラム読出し回路のレイアウト効率が良い構成とは言えず検討の余地が残されていた。
そこで本発明は、カラム型ADコンバータの高速化をすることなく、かつ、チップサイズを抑制することによりレイアウト効率を向上させることができるカラム読出し回路を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係るカラム読出し回路は、撮像素子で受光した光が光電変換されたアナログ信号がデジタル信号に変換された画像信号が入力されて、該画像信号に基づいて画像処理用のデータを出力するカラム読出し回路において、1カラムの前記画像信号につき、前記画像信号のリセットレベル信号を、デジタルCDS演算前に格納するリセットレベル一時バッファと、前記画像信号のシグナルレベル信号を、デジタルCDS演算前に格納するシグナルレベル一時バッファと、前記リセットレベル一時バッファおよび前記シグナルレベル一時バッファからの出力に基づいたデジタルCDS演算結果を格納するCDSバッファと、前記CDSバッファから出力される1ラインまたは1フレーム分の信号を格納する共通バッファと、を有したカラム読出し手段により読出し処理がなされるとともに、複数カラムの前記画像信号についての読出し処理を1の前記カラム読出し手段で行うものである。
本発明によれば、カラム型ADコンバータの高速化をすることなく、かつ、チップサイズを抑制することによりレイアウト効率を向上させることができる。
以下、本発明に係る構成を図1から図8に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
[基本構成]
先ず、本発明に係るカラム読出し回路の前提となる基本構成について図1〜図3を参照して説明する。このカラム読出し回路は、カラム型ADコンバータを用いてデジタル出力をするエリアセンサまたはリニアセンサのICにおける回路である。なお、以下の説明では、リニアセンサのICを例に説明するが、このカラム読出し回路は、エリアセンサのICに適用可能であり、エリアセンサの場合、ラインバッファに替えてフレームバッファが用いられる。
先ず、本発明に係るカラム読出し回路の前提となる基本構成について図1〜図3を参照して説明する。このカラム読出し回路は、カラム型ADコンバータを用いてデジタル出力をするエリアセンサまたはリニアセンサのICにおける回路である。なお、以下の説明では、リニアセンサのICを例に説明するが、このカラム読出し回路は、エリアセンサのICに適用可能であり、エリアセンサの場合、ラインバッファに替えてフレームバッファが用いられる。
図1は、撮像素子で受光してから、デジタルデータとして画像信号を読み出すまでの処理に係る回路の回路構成図を示している。図1は、デジタル出力のリニアセンサのICの例を示している。
このリニアセンサのICは、撮像素子(画素)1で受光した光を光電変換し、アナログ信号からデジタル信号に変換する。
光電変換時において、画素信号をリセットしたリセットレベル(ある電位にチャージした電位)の信号と、光電変換による電荷に応じたシグナルレベルの信号(画素信号)をアナログ信号として取り出される。
そして、取り出したアナログ信号は、必要に応じてプログラマブルゲインアンプ(PGA:Programmable Gain Amplifier)2に入力される。プログラマブルゲインアンプ2では、後段のカラムADC3のダイナミックレンジを有効に使うために、入力する光に応じたゲインがかけられる。
プログラマブルゲインアンプ2でゲインをかけた後、カラムADC3でアナログ信号からデジタル信号に変換される。次いで、カラムロジック4内でデータを一時的に保持した後に、リセットレベルの信号とシグナルレベルの信号との差分をとる相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)という動作を行い、画像情報を取り出す。
取り出された画像情報のデータ1ライン分はラインバッファ5にて保持される。この処理までのタイミングは、クロック信号CLK_Vが入力される垂直駆動回路6で生成し、制御される。
次いで、ラインバッファ5に保持されたデータは、クロック信号CLK_Hが入力される水平駆動回路7により制御された順に読み出され、後段の信号処理部(図示せず)に各色のデータが出力される。出力されたデータは、画像処理ICなどに送られる。
この基本構成では、R,G,Bの各1画素を1カラムとして定義している。図2は、R,G,Bを1カラムとして、カラム単位で処理を行う場合のカラムADC3の出力からカラムロジック4による画像信号の読み出しまでを示す回路構成図である。また、図3は、図2に示すカラムロジック4の各動作のタイミングチャートを示している。なお、図2、図3において、nはカラム数(n=1,2,・・・,n)を示している。
カラムADC3から出力されるデジタル信号ADCOUT(n)は、図3に示すように、Rのリセットレベルの信号(Rres(n))、Rのシグナルレベルの信号(Rsig(n))、Gのリセットレベルの信号(Gres(n))、Gのシグナルレベルの信号(Gsin(n))、Bのリセットレベルの信号(Bres(n))、Bのシグナルレベルの信号(Bsig(n))がシリアルに出力される。このデジタル信号ADCOUT(n)は、カラムロジック(n)4に入力される。
次いで、垂直駆動回路6により生成されたリセットレベルのタイミング信号LAT_RES、シグナルレベルのタイミング信号LAT_SIGに基づいて、リセットレベルの信号とシグナルレベルの信号のAD変換後のデータは、それぞれリセットレベル一時バッファ11とシグナルレベル一時バッファ12に格納される。
次いで、デジタルCDS(Digital Correlated Double Sampling)13にてリセットレベルの信号RES_BUF(n)とシグナルレベルの信号SIG_BUF(n)との差分をとり、その結果を、垂直駆動回路6にて生成されたR,G,Bそれぞれのタイミング信号LAT_CDS_R,LAT_CDS_G,LAT_CDS_BのタイミングでR,G,BそれぞれをCDSバッファ14に格納する。
次いで、垂直駆動回路6にて生成されたタイミング信号LAT_LINEのタイミングでCDSバッファ14からの出力であるR,G,B(CDS_BUF_R(n),CDS_BUF_G(n),CDS_BUF_B(n))それぞれをラインバッファ15に格納する。なお、図1に示したラインバッファ5の一部をラインバッファ15として図示している。
その後、ラインバッファ15からの出力であるR,G,B(LINE_BUF_R(n),LINE_BUF_G(n),LINE_BUF_B(n))について、水平駆動回路7にてトライステートバッファ16を順番に制御し、R,G,Bの画像データを読み出す。
図3におけるLINE_SYNCは1ラインの同期信号を示している。この間に1〜nカラムまでのR,G,Bのリセットレベルの信号とシグナルレベルの信号のデータをn個のカラムADC3でデジタル変換をし、カラムロジック4でその差分をとり、1ライン分のデータを保持して、RDOUT_R,RDOUT_G,RDOUT_Bとして後段の信号処理回路に画像データを出力する。
以上説明した図2に示すカラムロジック4は、それぞれR,G,Bの1カラムを処理するカラム読出し手段として機能している。ここで、カラムロジック4は、レイアウトの幅は画素サイズによって決まることになる。すなわち、画素サイズが小さくなればなるほど、縦長の細いレイアウトとしなければならない。
また、複数画素幅でカラム読出し回路をレイアウトしようとする場合、複数カラムの画像データを1つのADCで処理することが考えられる。しかしながら、例えば、図1の例において、1ライン内でA/D変換6回(リセットレベルの信号とシグナルレベルの信号をR,G,Bで各2回)であるのに対して、2画素幅分にする場合、R,G,BのEven(偶数),Odd(奇数)画素(計6画素)を1ラインで処理する必要があるため、1ライン内でA/D変換12回(リセットレベルの信号とシグナルレベルの信号をR,G,Bの各Even,Oddで各2回)必要となってしまう。この場合、ADCの変換速度を2倍にする必要が生じる。また、4画素分ならADCの変換スピードは4倍、8画素分ならADCの変換速度は8倍にする必要が生じる。このように、複数カラムの画像データを1つのADCで処理することは、それに合せてADCの変換速度を向上させる必要があり、ADC設計の技術的困難性を伴ってしまう。
[第1の実施形態]
そこで、本実施形態に係るカラム読出し回路は、撮像素子(撮像素子1)で受光した光が光電変換されたアナログ信号がデジタル信号に変換された画像信号(ADCOUT(n))が入力されて、該画像信号に基づいて画像処理用のデータを出力するカラム読出し回路(カラムロジック4)において、1カラムの画像信号につき、画像信号のリセットレベル信号を、デジタルCDS演算前に格納するリセットレベル一時バッファ(リセットレベル一時バッファ11)と、画像信号のシグナルレベル信号を、デジタルCDS演算前に格納するシグナルレベル一時バッファ(シグナルレベル一時バッファ12)と、リセットレベル一時バッファおよびシグナルレベル一時バッファからの出力に基づいたデジタルCDS演算結果を格納するCDSバッファ(CDSバッファ14)と、CDSバッファから出力される1ラインまたは1フレーム分の信号を格納する共通バッファ(ラインバッファ15、フレームバッファ)と、を有したカラム読出し手段(図2に示すカラムロジック(n))により読出し処理がなされるとともに、複数カラムの画像信号についての読出し処理を1のカラム読出し手段で行うものである(図4に示すカラムロジック(m))。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
そこで、本実施形態に係るカラム読出し回路は、撮像素子(撮像素子1)で受光した光が光電変換されたアナログ信号がデジタル信号に変換された画像信号(ADCOUT(n))が入力されて、該画像信号に基づいて画像処理用のデータを出力するカラム読出し回路(カラムロジック4)において、1カラムの画像信号につき、画像信号のリセットレベル信号を、デジタルCDS演算前に格納するリセットレベル一時バッファ(リセットレベル一時バッファ11)と、画像信号のシグナルレベル信号を、デジタルCDS演算前に格納するシグナルレベル一時バッファ(シグナルレベル一時バッファ12)と、リセットレベル一時バッファおよびシグナルレベル一時バッファからの出力に基づいたデジタルCDS演算結果を格納するCDSバッファ(CDSバッファ14)と、CDSバッファから出力される1ラインまたは1フレーム分の信号を格納する共通バッファ(ラインバッファ15、フレームバッファ)と、を有したカラム読出し手段(図2に示すカラムロジック(n))により読出し処理がなされるとともに、複数カラムの画像信号についての読出し処理を1のカラム読出し手段で行うものである(図4に示すカラムロジック(m))。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
すなわち、カラムADC3の変換速度をそのままとして、それ以降のカラムロジック4を複数カラム単位で処理を行うようにすることで、画素サイズに依存するレイアウト制約を緩和し、レイアウト効率を向上させることが可能となる。
図4は、図2における4カラムを1カラム(すなわち、R,G,Bの各4画素)として、複数カラム単位で処理を行う場合のカラムADC3の出力からカラムロジック4による画像信号の読み出しまでを示す回路構成図である。また、図5は、図4に示すカラムロジック4の各動作のタイミングチャートを示している。
なお、特に説明のない点については、図2に示した基本構成と同様の構成とすればよい。また、図4、図5において、mはカラム数(m=1,2,・・・,m)を示している。また、図4の例では、複数カラムとして、図2における4カラムを1カラムとしているが、複数カラムとして処理するカラム数は特に限られるものではない。
カラムADC3は図2に示したものと同様である。本実施形態では、(m)カラム目のADC出力信号であるADCOUT[1](m),ADCOUT[2](m),ADCOUT[3](m),ADCOUT[4](m)がカラムロジック(m)4に入力される。なお、[1]〜[4]は、カラムmにおける4つのカラム[1]〜[4]を示しており、n=4(m−1)+[([1]〜[4]のいずれか)]で示される。
このカラムロジック4では、リセットレベルの信号(Rres[1〜4](m),Gres[1〜4](m),Bres[1〜4](m))については、図2の例と同様に、垂直駆動回路6によって制御されたタイミング信号LAT_RESで、リセットレベル一時バッファ11にデータを保持する。
また、シグナルレベルの信号(Rsig[1〜4](m),Gsig[1〜4](m),Bsig[1〜4](m))については、垂直駆動回路6によって制御された信号OE_SIG[1〜4]にてトライステートバッファ17をシリアルにイネーブルとさせ、かつ、そのタイミングで、垂直駆動回路6によって制御されたタイミング信号LAT_SIGで制御することにより、シグナルレベル一時バッファ12にデータを保持するようにしている。
このような回路構成とすることにより、図4に示す例ではシグナルレベルの信号についてのラッチ回路(シグナルレベル一時バッファ12)を1/4にすることができる。したがって、カラムADC3のbit数をkとすると、回路全体としては、3/4×n×k[個]のラッチ回路を削減することが可能となる。
具体的には、例えば、R,G,Bそれぞれ7496画素並列し、カラムADC3が12bitのリニアセンサの場合では、3/4×7496×12=67464[個]のラッチ回路を削減することが可能となる。
なお、図4に示す例では、シグナルレベル一時バッファ12を4つのカラムで共通にした例を示しているが、シグナルレベルの信号(Rsig[1〜4](m),Gsig[1〜4](m),Bsig[1〜4](m))については、図2の例と同様に、垂直駆動回路6によって制御された信号LAT_SIGで、シグナルレベル一時バッファ12にデータを保持し、リセットレベルの信号(Rres[1〜4](m),Gres[1〜4](m),Bres[1〜4](m))を垂直駆動回路6によって制御された信号OE_RES[1〜4]にて、トライステートバッファをシリアルにイネーブルとさせ、かつ、そのタイミングで、垂直駆動回路6によって制御された信号LAT_RESで制御することにより、リセットレベル一時バッファ11にデータを保持するようにしてもよい。
このような回路構成とすることにより、リセットレベルのラッチ回路(リセットレベル一時バッファ11)を1/4にすることができる。この場合も同様に、回路全体としては、3/4×n×k[個]のラッチ回路を削減することが可能となる。
次いで、デジタルCDS13にてリセットレベルの信号RES_BUF[1〜4](m)とシグナルレベルの信号SIG_BUF(m)との差分をとり、画像情報を取り出す。ここで、トライステートバッファ18をトライステートバッファ17出力のように共通バスにするとともに、垂直駆動回路6からOE_CDS[1〜4]で制御し、さらに、CDS演算後は、垂直駆動回路6にて生成されたR,G,Bそれぞれのタイミング信号LAT_CDS_R,LAT_CDS_G,LAT_CDS_Bで制御することにより、リセットレベルの信号とシグナルレベルの信号の差分をCDSバッファ14に格納することができる。
このような回路構成とすることにより、デジタルCDS13の加算器を、図2の例に比べて1/4にすることができる。したがって、全体として3/4×n×k[個]の加算器を削減することが可能となる。
なお、デジタルCDS13の後段のCDSバッファ14、ラインバッファ15、トライステートバッファ16については、図4においても図2と同様に構成されるものであるため、図4では、まとめたブロックとして図示している。
以上説明した第1の実施形態に係るカラム読出し回路によれば、カラムADCの変換速度を向上させることなく、複数カラムを共通して読出すことが可能なカラム読出し回路とすることができる。また、カラム読出し回路における回路要素を削減することができるため、回路規模を小さくでき、レイアウト効率の向上を図ることが可能となる。
すなわち、A/D変換後のリセットレベルの信号とシグナルレベルの信号について、デジタルCDS演算を行う前に格納する一時バッファ(リセットレベル一時バッファ11またはシグナルレベル一時バッファ12)やデジタルCDS13の加算器などの回路要素を削減することが可能となる。
[第2の実施形態]
以下、本発明に係るカラム読出し回路の他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は適宜省略する。
以下、本発明に係るカラム読出し回路の他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は適宜省略する。
図6は、図2と同様に、R,G,Bを1カラムとして、カラム単位で処理を行う場合のカラムADC3の出力からカラムロジック4による画像信号の読み出しまでを示す回路構成図であって、カラムADC3をパイプライン型ADCまたは巡回型ADCとした場合の例(第2の基本構成例)を示している。
パイプライン型ADCまたは巡回型ADCは、1.5bitの冗長性を持たせたものが一般的であり、比較器やオペアンプのオフセット電圧の影響を受けて直線性を著しく劣化することなく変換することができる。
図6に示すカラムロジック4は、図2のカラムロジック4に加えて、ADCデータ一時バッファ19と冗長−非冗長変換回路20が設けられている。図6に示すように、ADCOUT<0>(n),ADCOUT<1>(n)信号がカラムADC3の出力となり、その1.5bitの冗長ビットを非冗長ビットに変換する構成となっている。
図7は、図6における4カラムを1カラム(すなわち、R,G,Bの各4画素)として、複数カラム単位で処理を行う場合のカラムADC3(パイプライン型ADCまたは巡回型ADC)の出力からカラムロジック4による画像信号の読み出しまでを示す回路構成図である。また、図8は、図7に示すカラムロジック4の各動作のタイミングチャートを示している。
図7に示す例では、カラムADC3がADCOUT<1:0>[1〜4](m)としてカラムロジック4に出力し、リセットレベルのデータ(Rres[1〜4](m),Gres[1〜4](m),Bres[1〜4](m)が、垂直駆動回路6によって制御されたタイミング信号LAT_ADCのタイミングでADCデータ一時バッファ19に保持される。
次いで、垂直駆動回路6によりOE_ADC[1],OE_ADC[2],OE_ADC[3],OE_ADC[4]の順にトライステートバッファ21を制御し、冗長−非冗長変換回路20にデータを送り、それと合わせて垂直駆動回路6によって制御されたタイミング信号LAT_RESを制御することによって、このタイミングでリセットレベル一時バッファ11へ順に格納されていく。
また、シグナルレベルの信号については、OE_ADC[1],OE_ADC[2],OE_ADC[3],OE_ADC[4]の順にトライステートバッファ21を制御し、冗長−非冗長変換回路20にデータを送り、それと合わせて垂直駆動回路6によって制御されたタイミング信号LAT_SIGを制御することによって、このタイミングでシグナルレベル一時バッファ12にシリアルに格納されていく。
このような回路構成とすることにより、冗長−非冗長変換回路20の加算器を、図6の例に比べて1/4にすることができる。したがって、全体として3/4×n×k[個]の加算器を削減することが可能となる。
また、シグナルレベルの信号については、シグナルレベル一時バッファ12にシリアルに格納されてから、垂直駆動回路6によりOE_CDS[1],OE_CDS[2],OE_CDS[3],OE_CDS[4]の順にトライステートバッファ18を制御し、デジタルCDS演算後の画像データを垂直駆動回路6にて生成されたタイミング信号LAT_CDS_R,LAT_CDS_G,LAT_CDS_BのタイミングでCDSバッファ14に格納する。
以降は、第1の実施形態と同様に、ラインバッファ15に格納された後、水平駆動回路7の制御によってRDOUT_R,RDOUT_G,RDOUT_Bとして後段の信号処理回路に画像データを出力する。
以上説明した第2の実施形態に係るカラム読出し回路によれば、カラムADCとしてパイプライン型ADCまたは巡回型ADCを用いる構成において、カラムADCの変換速度を向上させることなく、複数カラムを共通して読出すことが可能なカラム読出し回路とすることができる。また、カラム読出し回路における回路要素を削減することができるため、回路規模を小さくでき、レイアウト効率の向上を図ることが可能となる。
すなわち、アナログ信号をデジタル信号に変換した画像信号について、それが冗長ビットを含むデジタル信号の場合、冗長−非冗長変換回路を複数カラム共通にすることで、カラム読出し回路における回路要素を削減することができる。
以上説明した第1、第2の実施形態に係るカラム読出し回路を、図1に示すカラムロジック4に適用することで、カラム型ADコンバータの高速化をすることなく、かつ、チップサイズを抑制することができるようにすることによりレイアウト効率を向上させることができる固体撮像装置を構成することができる。なお、固体撮像装置は、少なくとも、カラム読出し回路4、撮像素子1、およびカラムADC3を備えていれば良い。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 撮像素子
2 プログラマブルゲインアンプ
3 カラムADC
4 カラムロジック(カラム読出し回路)
5 ラインバッファ
6 垂直駆動回路
7 水平駆動回路
11 リセットレベル一時バッファ
12 シグナルレベル一時バッファ
13 デジタルCDS
14 CDSバッファ
15 ラインバッファ
16 トライステートバッファ
17 トライステートバッファ
18 トライステートバッファ
19 ADCデータ一時バッファ
20 冗長−非冗長変換回路
21 トライステートバッファ
2 プログラマブルゲインアンプ
3 カラムADC
4 カラムロジック(カラム読出し回路)
5 ラインバッファ
6 垂直駆動回路
7 水平駆動回路
11 リセットレベル一時バッファ
12 シグナルレベル一時バッファ
13 デジタルCDS
14 CDSバッファ
15 ラインバッファ
16 トライステートバッファ
17 トライステートバッファ
18 トライステートバッファ
19 ADCデータ一時バッファ
20 冗長−非冗長変換回路
21 トライステートバッファ
Claims (7)
- 撮像素子で受光した光が光電変換されたアナログ信号がデジタル信号に変換された画像信号が入力されて、該画像信号に基づいて画像処理用のデータを出力するカラム読出し回路において、
1カラムの前記画像信号につき、
前記画像信号のリセットレベル信号を、デジタルCDS演算前に格納するリセットレベル一時バッファと、
前記画像信号のシグナルレベル信号を、デジタルCDS演算前に格納するシグナルレベル一時バッファと、
前記リセットレベル一時バッファおよび前記シグナルレベル一時バッファからの出力に基づいたデジタルCDS演算結果を格納するCDSバッファと、
前記CDSバッファから出力される1ラインまたは1フレーム分の信号を格納する共通バッファと、を有したカラム読出し手段により読出し処理がなされるとともに、
複数カラムの前記画像信号についての読出し処理を1の前記カラム読出し手段で行うことを特徴とするカラム読み出し回路。 - 前記1カラムは、R,G,Bの各1画素からなることを特徴とする請求項1に記載のカラム読出し回路。
- 前記リセットレベル一時バッファは、前記複数カラムの各カラムにそれぞれ対応して設けられるとともに、
前記シグナルレベル一時バッファは、前記複数カラムにつき1つ設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のカラム読み出し回路。 - 前記シグナルレベル一時バッファは、前記複数カラムの各カラムにそれぞれ対応して設けられるとともに、
前記リセットレベル一時バッファは、前記複数カラムにつき1つ設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のカラム読み出し回路。 - 前記カラム読出し手段は、前記シグナルレベル一時バッファおよび前記リセットレベル一時バッファの出力に基づいてデジタルCDS演算を行う加算器を備え、
前記加算器は、前記複数カラムにつき1つ設けられていることを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載のカラム読み出し回路。 - 入力される前記画像信号が冗長ビットを含むデジタル信号であるとともに、
前記カラム読出し手段は、前記冗長ビットを非冗長ビットに変換する冗長−非冗長変換回路を備え、
前記冗長−非冗長変換回路は、前記複数カラムにつき1つ設けられていることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載のカラム読み出し回路。 - 請求項1から6までのいずれかに記載のカラム読み出し回路を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
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JP2013249869A Pending JP2015106908A (ja) | 2013-12-03 | 2013-12-03 | カラム読出し回路および固体撮像装置 |
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JP (1) | JP2015106908A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9924120B2 (en) | 2016-02-23 | 2018-03-20 | Ricoh Company, Ltd. | Pixel unit and image sensor |
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US10630968B2 (en) | 2016-03-18 | 2020-04-21 | Ricoh Company, Ltd. | Solid-state image sensor and imaging apparatus |
US10728480B2 (en) | 2017-08-24 | 2020-07-28 | Ricoh Company, Ltd. | Solid-state image sensor and image capturing device with setting of gate voltages of transfer and reset transistors |
-
2013
- 2013-12-03 JP JP2013249869A patent/JP2015106908A/ja active Pending
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