JP6834395B2 - 電気ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、電気ユニットに関し、特に、開閉可能なカバーを有する電気ユニットに関するものである。
風呂釜付き給湯装置などの電気機器においては、一般に、漏電ブレーカなどの漏電安全装置が装備される。従来、漏電安全装置は、入出力線が接続される端子台と、その端子台を開閉可能に覆うカバーとを有している。このような漏電安全装置のカバーは、たとえば実公平5−37393号公報(特許文献1)に開示されている。
実公平5−37393号公報においては、漏電ブレーカのリード線挿入孔を正面側から保護カバーが覆っている。保護カバーはケース本体の側面の係止爪に係合する係止孔を有している。
また電気機器の電気接続部を開閉可能なカバーで覆う技術は、たとえば特開2007−200604号公報(特許文献2)、特許第5459478号公報(特許文献3)などに開示されている。
特開2007−200604号公報においては、ジャックカバー(端子カバー)が、電子機器本体に対して接続部の軸を中心に回動自在に配置されている。
また特許第5459478号公報においては、開いた位置で蓋体を本体部に保持するために、凸部と、その凸部が進入する進入部とが設けられている。
実公平5−37393号公報 特開2007−200604号公報 特許第5459478号公報
しかしながら、実公平5−37393号公報および特開2007−200604号公報においては、カバーが開いた状態を維持するためのロック機構が設けられていない。このため、入出力線を端子台または端子接続部に接続する際にカバーが邪魔になる。
また特許第5459478号公報においては、開いた位置で蓋体を本体部に保持するために、凸部と、その凸部が進入する進入部とが必要である。このため構造が複雑である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で端子接続部を開いた状態に維持可能な電気ユニットを提供することである。
本発明の電気ユニットは、本体と、端子接続部と、カバーとを備えている。本体は、互いに対向する第1の側部および第2の側部と、その第1の側部から第2の側部に向かって延在する第1の壁部とを有している。端子接続部は、本体に取り付けられている。カバーは、端子接続部を開閉可能なように第1の側部と第2の側部とに回転可能に支持されている。カバーは、そのカバーの回転中心の一方側に位置する第1の部分と、回転中心の他方側に位置する第2の部分とを有している。第1の部分はカバーが閉じた状態において端子接続部上を覆っている。第2の部分は、カバーの回転の際に第1の壁部に接触してカバーを弾性変形させる突起部を有している。
本発明の電気ユニットによれば、カバーの第2の部分は、カバーの回転の際に第1の壁部に接触してカバーを弾性変形させる突起部を有している。このため、カバーが開いた状態から閉じた状態に移行する際に突起部が本体の第1の壁部に接触する。そして、カバーを弾性変形させるための外力がカバーに作用しなければ、カバーは開いた状態から閉じた状態に移行することはない。よってカバーは端子接続部を開いた状態に維持される。
また突起部は、カバーが閉じた状態において端子接続部上を覆う第1の部分とは反対側の第2の部分に設けられている。このため、カバーを回転させるだけで突起部を第1の壁部に接触させて、上記のとおりカバーを開いた状態に維持することができる。このように突起部を第1の壁部に接触させるという簡易な構成で端子接続部を開いた状態に維持することができる。
上記の電気ユニットにおいて、突起部は、第1の側部から第2の側部へ向かう方向に沿って互いに間隔をあけて配置された複数の突起を有している。
複数の突起を設けたことにより、カバーの開閉時における弾性変形を適切に制御することができる。
上記の電気ユニットにおいて、突起は、第1の側部から第2の側部へ向かう方向におけるカバーの中央位置よりも第1の側部または第2の側部のいずれかの近くに偏って配置されている。
これにより突起がカバーの中心位置に配置されている場合よりも、突起が中央位置から偏って配置された場合の方が、突起の大きさが同じであれば、開閉の際のカバーの弾性変形量が大きくなる。このため、突起が中央位置から偏って配置された場合の方が、カバーを開いた状態に維持する力が大きくなる。
上記の電気ユニットにおいて、カバーは、カバーの他方側の端部に開口した切欠部を有している。
この切欠部によりカバーが弾性変形しやすくなる。このため切欠部を適切に配置することにより、カバーの開閉の際にカバーの弾性変形に必要な外力の大きさを適切に調整することができる。
上記の電気ユニットにおいて、複数の突起は、最も第1の側部の近くに位置する第1の突起と、最も第2の側部の近くに位置する第2の突起とを含んでいる。切欠部は、第1の突起と第1の側部との間の領域および第2の突起と第2の側部との間の領域の少なくとも一つの領域に配置されている。
これにより上記と同様、カバーの開閉の際にカバーの弾性変形に必要な外力の大きさを適切に調整することができる。
上記の電気ユニットにおいて、突起部が第1の壁部に接触していない状態において、カバーの回転中心から突起の先端までの距離は、カバーの回転中心から第1の壁部までの距離よりも大きい。
これによりカバーを開閉のために回転させると、突起部が第1の壁部に接触する。
上記の電気ユニットにおいて、第1の側部から第2の側部へ向かう方向に直交する面でカバーを切断した縦断面形状において、カバーの他方側の端部は、突起部が形成されていない部分においては半円形状を有している。
突起部が形成されていないカバーの他方側の端部を半円形状とすることにより、カバーを開閉の際に第1の壁部に半円形状部が接触しないように設計することが容易となる。
上記の電気ユニットにおいて、カバーは、カバーが端子接続部を開いた状態において、第1の壁部と対向する第1の表面と、第1の表面に対して第1の壁部の反対側に位置する第2の表面とを有している。突起部は、第1の表面との間で第1の角部を構成する底面を有している。
この第1の角部を第1の壁部に接触させることができる。
上記の電気ユニットにおいて、本体は、第1の壁部に交差する第2の壁部を有している。突起部の底面は、第2の表面との間で第2の角部を構成している。第2の角部は、カバーの回転の際に第2の壁部に接触する。
これにより第1の角部と第2の角部との双方によりカバーが開いた状態を維持することができる。このため、カバーを開いた状態に維持する力が大きくなる。
以上より本発明によれば、簡単な構成で端子接続部を開いた状態に維持可能な電気ユニットを実現することができる。
本発明の一実施の形態における電気ユニットの例として漏電安全装置の構成を示す図であって、カバーが開いた状態を示す斜視図である。 図1に示す漏電安全装置においてカバーが閉じた状態を示す斜視図である。 図1に示す漏電安全装置においてカバーを取り外した状態を示す分解部分斜視図である。 図1に示す漏電安全装置に用いられるカバーの構成を示す斜視図である。 図4に示すカバーの突起部付近を拡大して示す部分拡大斜視図である。 カバーに設けられる突起部の形状を説明するための図である。 図1に示す漏電安全装置におけるカバーの開閉動作を示す模式図である。 図7の開閉動作時に突起部が壁部に接触した状態を示す拡大図である。 図7の開閉動作時に突起部が壁部に接触してカバーが弾性変形した状態を示す拡大図である。 図7の開閉動作時に突起部が壁部に接触してカバーが弾性変形した状態を示す図である。 比較例のカバーの構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
図1および図2に示されるように、本発明の一実施の形態における電気ユニットの例として漏電安全装置10が示されている。この漏電安全装置10は、カバー1と、本体2と、端子接続部3〜5とを主に有している。
本体2は、複数(たとえば4個)の端子接続用の凹部2aを有している。複数の凹部2aの各々は、本体2の端部に直線状に並んで配置されている。凹部2a同士の間には、押さえ部2aaまたは2abが位置している。押さえ部2aa、2abの各々は、凹部2aからみると凸状の頂面となっている。
端子接続部3〜5は、複数の凹部2aの各々の底部に配置されている。端子接続部3〜5は、たとえば座金3、ネジ端子4と、ネジ5とを有している。ネジ端子4は、本体2内の電気回路に電気的に接続されるように本体2に取り付けられている。座金3およびネジ端子4の各々には、図示しない貫通孔が形成されている。
ネジ5は、座金3およびネジ端子4の各々の貫通孔を挿通して本体2にねじ込まれている。これにより、座金3、ネジ端子4およびネジ5よりなる端子接続部3〜5は、本体2に取り付けられている。
この端子接続部3〜5は、入出力線(図示せず)を本体2内の電気回路に電気的に接続するための部分である。具体的には、入出力線の心線が座金3とネジ端子4との間に挟まれた状態でネジ5が本体2にねじ込まれる。これにより入出力線の心線は座金3とネジ端子4との間に固定され、かつネジ端子4を介在して本体2内の電気回路と電気的に接続される。
カバー1は、端子接続部3〜5の上方を開閉可能なように本体2に取り付けられている。カバー1は、本体2に対して回転可能である。具体的には、カバー1は、本体2に対して回転することにより、端子接続部3〜5が配置される凹部2aの上方開口部を開閉可能なように本体2に取り付けられている。
このため、カバー1が開いた状態においては、図1に示されるように端子接続部3〜5が配置された凹部2aの上方開口部が解放されている。
またカバー1が閉じた状態においては、図2に示されるように端子接続部3〜5が配置された凹部2aの上方開口部が閉塞されている。この閉じた状態においては、カバー1は凹部2a同士の間に位置する押さえ部2aa、2abの各々に当接している。
図3に示されるように、本体2は、両側の側部(第1の側部および第2の側部)2c、2cを有している。両側の側部2c、2cの各々には、軸挿入用の穴2bが設けられている。
カバー1は、長手方向の両端部の各々に軸部1dを有している。この1対の軸部1d、1dは、カバー1の長手方向に沿って延びている。1対の軸部1d、1dのそれぞれは、本体2の両側の側部2c、2cに挿入されている。これにより、カバー1は、両側の側部2c、2cに支持されている。カバー1は、1対の軸部1dを中心として本体2に対して回転可能である。
図4に示されるように、カバー1は、たとえば平板よりなっている。カバー1の材質は、たとえば樹脂または金属である。カバー1の材質として金属を用いる場合には、金属の表面を電気的に絶縁することが好ましい。このカバー1は、複数の突起1aよりなる突起部と、1対の軸部1dと、1対の切欠部1eと、1対の凹部1gと、爪係合部1hと、孔部1iとを有している。
1対の軸部1dの各々は、上記のとおりカバー1の長手方向の両端部の各々に設けられている。この1対の軸部1dは同軸上に配置されている。1対の軸部1dが配置される軸線がカバー1の回転中心(1点鎖線C)となる。
カバー1は、第1の部分1Fと、第2の部分1Sとを有している。第1の部分1Fは、カバー1の回転中心Cの一方側に位置する部分である。この第1の部分1Fは、図2に示されるように、カバー1が閉じた状態において端子接続部3〜5上(凹部2aの上方開口部上)を覆う部分である。
第2の部分1Sは、カバー1の回転中心Cの他方側に位置する部分である。第2の部分1Sは、カバー1が閉じた状態において端子接続部3〜5上(凹部2aの上方開口部上)を覆わない部分である。ただし第2の部分1Sは、端子接続部3〜5上を覆う部分であってもよい。
1対の切欠部1eの各々は、カバー1の他方側の端部1Saに開口している。1対の切欠部1eの各々は、カバー1の他方側の端部1Saから回転中心Cを超えて一方側の端部1Fa側に直線状に延びている。1対の切欠部1eの各々は、第2の部分1Sから第1の部分1Fにまで延びている。
1対の凹部1gの各々は、第1の部分1Fの長手方向の両端部の各々に設けられている。この1対の凹部1gの各々により、第1の部分1Fの長手方向の端部は、軸部1dの根元から窪んでいる。1対の凹部1gの各々は、カバー1が開閉する際にカバー1の軸部1d付近が本体2と干渉することを避けるために設けられている。
爪係合部1hは、カバー1の一方側の端部1Faに設けられている。爪係合部1hは、図2に示されるように本体2の爪部2fと係合する部分である。この爪係合部1hにより、カバー1の一方側の端部1Faは窪んでいる。
孔部1iは、カバー1の第1の部分1Fを貫通している。この孔部1iは、爪係合部1hに対して端部1Sa側に位置している。孔部1iは、爪係合部1hが爪部2fと係合する際に撓みやすくするために設けられている。
複数の突起1aを有する突起部は、カバー1の第2の部分1Sに設けられている。この突起部は、カバー1の回転の際に本体2の壁部2d(第1の壁部)に接触してカバー1を弾性変形させるものである。複数の突起1aは、本体2の両側部2c、2cの一方(第1の側部)から他方(第2の側部)へ向かう方向に沿って互いに間隔をあけて配置されている。
複数の突起1aは、たとえば3つの突起1aを有している。この3つの突起1aは、中央の突起1aと、2つの端部の突起1aとを有している。中央の突起1aは、カバー1の長手方向の中央位置(2点鎖線D)に配置されている。2つの端部の突起1aの各々は、カバー1の長手方向の中央位置Dよりも、本体2における両側の側部2c、2cのいずれかに偏って配置されている。
具体的には、2つの端部の突起1aの一方は、中央の突起1aよりも本体2における両側の側部2c、2cの一方の近くに配置されている。また2つの端部の突起1aの他方は、中央の突起1aよりも本体2における両側の側部2c、2cの他方の近くに配置されている。
図5に示されるように、カバー1の他方側の端部1Saは、突起1aが設けられた部分と、突起1aが設けられていない部分1bとを有している。突起が設けられていない部分1bは、回転中心Cに直交する面でカバー1を切断した縦断面形状において、たとえば半円形状を有している。
突起1aは、上記縦断面において矩形状を有している。この突起1aの矩形状は、たとえば突起1aが設けられていない部分1bの半円形状を内接円とする形状である。
図6に示されるように、カバー1は、第1の表面1jと、第2の表面1kとを有している。第1の表面1jは、カバー1が開いた状態において本体2の壁部2dと対向する面である。また第2の表面1kは、第1の表面1jに対して本体2の壁部2dの反対側に位置する面である。
突起1aは、第1の突起表面1jaと、第2の突起表面1kaと、第3の突起表面1m(底面)とを有している。第1の突起表面1jaは、第1の表面1jと連続した平面よりなっている。第2の突起表面1kaは、第2の表面1kと連続した平面よりなっている。第3の突起表面1mは、カバー1が開いた状態において本体2の壁部2eと対向する面である。第3の突起表面1mは、第1の突起表面1jaおよび第2の突起表面1kaの各々と交差している。
なお上記において本体2の壁部2e(第2の壁部)は、本体2の壁部2dとたとえば90°の角度で交差する壁部である。上記壁部2d、2eの各々は、本体2の両側部2c、2cの一方から他方に向かって延在している。
第1の突起表面1jaと第3の突起表面1mとは互いに交差することにより第1の角部1nを構成している。また第2の突起表面1kaと第3の突起表面1mとは互いに交差することにより第2の角部1oを構成している。
第1の角部1nおよび第2の角部1oの各々は、たとえば90°の角度を有している。第1の角部1nは、カバー1の開閉の際に本体2の壁部2dに接触する部分である。また第2の角部1oは、カバー1の開閉の際に本体2の壁部2eに接触する部分である。突起1aは、第1の角部1nを有する第1の角突起部1aaと、第2の角部1oを有する第2の角突起部1abとを有している。
突起1aが本体2の壁部2d、2eに接触していない状態において、カバー1の回転中心Cから突起1aの先端(第1の角部1n)までの距離R1は、カバー1の回転中心Cから壁部2dまでの距離L1よりも大きい。
また突起1aが本体2の壁部2d、2eに接触していない状態において、カバー1の回転中心Cから突起1aの他の先端(第2の角部1o)までの距離R2は、カバー1の回転中心Cから壁部2eまでの距離L2よりも大きい。
図4に示されるように、1対の切欠部1eの一方は、複数の突起1aのうち最も本体2の両側部2c、2cの一方に近い位置にある一方端突起1a(第1の突起)と一方の側部2cとの間に配置されている。また1対の切欠部1eの他方は、複数の突起1aのうち最も本体2の両側部2c、2cの他方に近い位置にある他方端突起1a(第2の突起)と他方の側部2cとの間に配置されている。
次に、本実施の形態におけるカバーの開閉動作について図7〜図10を用いて説明する。
図7に示されるように、カバー1は軸部1dを中心として本体2に対して回転することにより開閉動作を行なう。この際、図6で説明したように、カバー1の回転中心Cから突起1aの先端までの距離R1は、カバー1の回転中心Cから壁部2dまでの距離L1よりも大きい。また突起1aが本体2の壁部2d、2eに接触していない状態において、カバー1の回転中心Cから突起1aの他の先端までの距離R2は、カバー1の回転中心Cから壁部2eまでの距離L2よりも大きい。
このため、たとえば開いた状態から閉じた状態へカバー1が回転する際には、図8に示されるように、突起1aの角部1nは本体2の壁部2dに接触する。また突起1aの角部1oは本体2の壁部2eに接触する。
この状態からさらにカバー1が閉じた状態となるように回転すると、図9および図10に示されるように、カバー1は弾性変形する。具体的には図10に示されるように、最端部の突起1aと軸部1dとの間の端部R1にてカバー1が弾性変形する。カバー1の端部R1(最端部の突起1aと軸部1dとの間の領域)には切欠部1eが設けられている。この切欠部1eにより、カバー1の端部R1は弾性変形しやすくなっている。
上記の弾性変形により、図9および図10に示されるように、カバー1の中央部R2における回転中心C1は、軸部1dの回転中心Cから偏心する。この状態からさらに閉じた状態へカバー1が回転することにより、突起1aの角部1nと本体2の壁部2dとの接触状態は解除され、また突起1aの角部1oと本体2の壁部2eとの接触状態も解除される。これにより、弾性変形していたカバー1は元の形状に復帰する。具体的には、カバー1の中央部R2における回転中心C1は、軸部1dの回転中心Cに対して偏心した状態から、同心の状態に移行する。この後、カバー1はスムーズに回転して、閉じた状態となる。
次に、本実施の形態の効果について、図11に示す比較例の構成と対比して説明する。
図11に示されるように、比較例のカバー1は突起部を有していない。このため、比較例のカバー1の他方側の端部1Saは、その長手方向の全体において半円形状を有している。
なお、これ以外の比較例のカバー1の構成は、本実施の形態のカバー1の構成とほぼ同じであるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
この比較例のカバー1が図1〜図3に示される本体2に回転可能に取り付けられた場合、比較例のカバー1は開閉動作時に本体2の壁部2d、2eに接触しない。このため、比較例のカバー1を開いた状態で入出力線を端子接続部に接続する作業の際に、カバーが開いた状態から閉じた状態へ回転するおそれがあり邪魔になる。
具体的には、たとえば漏電安全装置10が給湯装置の内部に取り付けられた状態において、図1の端子接続部3〜5が給湯装置のフロントカバーに対向し、漏電安全装置10の下方側に位置する。そのため、比較例のようにカバー1が開いた状態を維持するためのロック機構が設けられていない場合には、入出力線を端子接続部3〜5に接続する際に、カバー1が下がってきて(閉じた状態へ移行しようとして)接続作業の邪魔になるおそれがあった。
これに対して本実施の形態のカバー1は、図8に示されるように開いた状態から閉じた状態に回転する際に、突起1a(第1の角部1n)が壁部2dに接触する。そして、カバー1を弾性変形させるための外力がカバー1に作用しなければ、カバー1は開いた状態から閉じた状態へ移行することはない。よってカバー1は端子接続部3〜5を開いた状態に維持される。よって、カバー1が開いた状態で入出力線を端子接続部に接続する作業の際に、カバー1が邪魔になることはない。
また突起1aは、カバー1が閉じた状態において端子接続部3〜5上を覆う第1の部分1Fとは反対側の第2の部分1Sに設けられている。このため、カバー1を回転させるだけで突起1a(第1の角部1n)を本体2の壁部2dに接触させて、カバー1を開いた状態に維持することができる。このように突起1aを壁部2dに接触させるという簡易な構成で端子接続部3〜5を開いた状態に維持することができる。
また図4に示されるように、1つのカバー1に複数の突起1aを設けたことにより、カバー1の開閉時における弾性変形を適切に制御することが可能となる。
また突起1aは、カバー1の中央位置Dよりもカバー1の長手方向の端部側に偏って配置されている。これにより突起1aがカバー1の中央位置Dに配置されている場合よりも、突起1aが中央位置Dから偏って配置された場合の方が、突起1aの大きさが同じであれば、図10に示されるように、開閉の際のカバー1の弾性変形量が大きくなる。このため、突起1aが中央位置Dから偏って配置された場合の方が、カバー1を開いた状態に維持する力が大きくなる。
またカバー1は、カバー1の他方側の端部1Saに開口した切欠部1eを有している。この切欠部1eによりカバー1が弾性変形しやすくなる。このため切欠部1eを適切に配置することにより、カバー1の開閉の際にカバー1の弾性変形に必要な外力の大きさを適切に調整することができる。
また図10に示されるように、切欠部1eは、カバー1の端部R1(最端部の突起1aと本体2の側部2cとの間の部分)に配置されている。これによりカバー1が弾性変形しやすくなる。このため、カバー1の開閉の際にカバー1の弾性変形に必要な外力の大きさを適切に調整することができる。
また図6に示されるように、突起1aが本体2の壁部2dに接触していない状態において、カバー1の回転中心Cから突起1aの先端(第1の角部1n)までの距離Rは、カバー1の回転中心Cから壁部2dまでの距離Lよりも大きい。これによりカバー1を開閉のために回転させると、突起1aが壁部2dに接触し、カバー1が弾性変形する。
また図6に示されるように、一方の側部2cから他方の側部2cへ向かう方向に直交する面でカバー1を切断した縦断面形状において、カバー1の他方側の端部は、突起1aが形成されていない部分においては半円形状を有している。これにより、図7に示されるようにカバー1を開閉の際に、壁部2dに半円形状部1bが接触しないように設計することが容易となる。
また図6に示されるように、カバー1の突起1aは、角部1nを有している。これにより図8、図9に示されるように、この角部1nを本体2の壁部2dに接触させることができる。
また図6に示されるように、カバー1の突起1aは、角部1oも有している。図8、図9に示されるように、この角部1oも本体2の壁部2eに接触させることができる。これにより図8に示すように、角部1nと角部1oとの双方によりカバー1が開いた状態を維持することができる。このため、カバー1を開いた状態に維持する力が大きくなる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 カバー、1F 第1の部分、1Fa,1Sa 端部、1S 第2の部分、1a 突起(突起部)、1b 突起が設けられていない部分(半円形状部)、1d 軸部、1e 切欠部、1g,2a 凹部、1h 爪係合部、1i 孔部、1j 第1の表面、1ja 第1の突起表面、1k 第2の表面、1ka 第2の突起表面、1m 第3の突起表面、1n,1o 角部、2 本体、2aa,2ab 押さえ部、2b 穴、2c 側部、2d,2e 壁部、2f 爪部、3 座金、4 ネジ端子、5 ネジ、10 漏電安全装置。

Claims (8)

  1. 互いに対向する第1の側部および第2の側部と、前記第1の側部から前記第2の側部に向かって延在する第1の壁部とを有する本体と、
    前記本体に取り付けられた端子接続部と、
    前記端子接続部を開閉可能なように前記第1の側部と前記第2の側部とに回転可能に支持されたカバーとを備え、
    前記カバーは、前記カバーの回転中心の一方側に位置する第1の部分と、前記回転中心の他方側に位置する第2の部分とを有し、
    前記第1の部分は前記カバーが閉じた状態において前記端子接続部上を覆い、
    前記第2の部分は、前記カバーの回転の際に前記第1の壁部に接触して前記カバーを弾性変形させる突起部を有し、
    前記第1の側部から前記第2の側部へ向かう方向に直交する面で前記カバーを切断した縦断面形状において、前記カバーの前記他方側の端部は、前記突起部が形成されていない部分においては半円形状を有する、電気ユニット。
  2. 前記突起部は、前記第1の側部から前記第2の側部へ向かう方向に沿って互いに間隔をあけて配置された複数の突起を有する、請求項1に記載の電気ユニット。
  3. 前記突起は、前記第1の側部から前記第2の側部へ向かう方向における前記カバーの中央位置よりも前記第1の側部または前記第2の側部のいずれかの近くに偏って配置されている、請求項2に記載の電気ユニット。
  4. 前記カバーは、前記カバーの前記他方側の端部に開口した切欠部を有する、請求項2または請求項3に記載の電気ユニット。
  5. 前記複数の突起は、最も前記第1の側部の近くに位置する第1の突起と、最も前記第2の側部の近くに位置する第2の突起とを含み、
    前記切欠部は、前記第1の突起と前記第1の側部との間の領域および前記第2の突起と前記第2の側部との間の領域の少なくとも一つの領域に配置されている、請求項4に記載の電気ユニット。
  6. 前記突起部が前記第1の壁部に接触していない状態において、前記カバーの前記回転中心から前記突起の先端までの距離は、前記カバーの前記回転中心から前記第1の壁部までの距離よりも大きい、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の電気ユニット。
  7. 前記カバーは、前記カバーが前記端子接続部を開いた状態において、前記第1の壁部と対向する第1の表面と、前記第1の表面に対して前記第1の壁部の反対側に位置する第2の表面とを有し、
    前記突起部は、前記第1の表面との間で第1の角部を構成する底面を有する、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の電気ユニット。
  8. 前記本体は、前記第1の壁部に交差する第2の壁部を有し、
    前記突起部の前記底面は、前記第2の表面との間で第2の角部を構成し、
    前記第2の角部は、前記カバーの回転の際に前記第2の壁部に接触する、請求項に記載の電気ユニット。
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